2009年5月24日 (日)

オペラ座の怪人千秋楽2

「続きはまた明日」と書いてから瞬く間に1週間が経ってしまいました。いささPhotoか古びた話題で恐縮ですが、先週の続きです。

←大阪四季劇場「オペラ座の怪人」千秋楽の記念品です。ベロアの袋がちょっと豪華な感じをかもし出しています。マスカレードシーンのクリスティーヌのクレセントの髪飾り・赤い仮面・金のロゴメダルの3つをかたどったチャームが入っていました。大阪公演で千秋楽に当選したのは初めてなのですが、京都劇場での「美女と野獣」「アイーダ」などの千秋楽記念Photo_3 品よりずっと記念品らしくて嬉しかったです。右の写真はその記念品の袋を裏返したところ。ついでに、売店で買った千秋楽記念チケット型キーホルダーも写しました。

終演の興奮もさめやらぬ間に始まった特別カーテンコール。まず、緞帳にファントムの 仮面が映し出されて、次に今公演での記録(上演期間24カ月半、総公演回数698回、来客数65万人など)。そして幕が上がりラウル役鈴木涼太さんとクリスティーヌ役苫田亜沙子さんが「ALL I ASK OF YOU」を対角線から歌い上げつつ寄り添い、中央奥から怪人役高井治さんが登場して「MUSIC of THE NIGHT」を熱唱。・・・。そして「MASQUERADE」とともに総登場。挨拶は鈴木涼太さんでした。普通のカーテンコールのときのラウルは着崩れた白シャツ姿なのですが、このときの鈴木さんはちゃんとタキシード姿です。普通の他の皆さんはカーテンコールのときとたぶん同じでした。その後のカーテンコールは何度続いたでしょうか?後ろの方の席だったので客席もよく見えましたが、みんな全くためらいなく、すぐにスタンディングでした。もちろん私と娘も!

Ofopera_3 →記念に買った和手ぬぐいです。→20周年記念のときのは売り切れで買い逃したので買えて良かった・・・。和手ぬぐいは最近のヒットアイテムだと思いますが、もしや 関西地域だけでしょうか?京都劇場でも「美女と野獣」和手ぬぐいが売っていました。トランプが売り切れだったのが残念でした。これも定番商品にしてほしいなぁ

 「55Steps」の次の大阪四季劇場の公演は何なんでしょうね??「ウィキッド」かな?と思っていたけど、四季のHPには「新作ミュージカル製作発表会」が25日にあるって書いてあるし・・・(実はブログ記者招待に応募したけど落選でした・・・残念です。)。 「ウィキッド」ではもう新作とはいえない気がしますが??明日HPで発表されるのかな?楽しみです。

 さて、1月に観劇した「解ってたまるか」「エリザベート」から5月の「オペラ座の怪人」まで、ブログ更新をすっかり怠っていたのですが、観劇自体は怠ってはおりませんでした。2~4月に観劇したのは「夢から醒めた夢」「愛と青春の宝塚」「マルグリット」「ザ・ヒットパレード」「美女と野獣」など。宝塚はうまく希望日にチケットが取れなくてしばらく観劇できていません。読んだ本・観た映画・DVDなどは枚挙に暇がなくってとても書ききれませんが、せめて観劇の感想は遅ればせながらも書き込みたいとは思っています。とりあえず、記憶力が薄れる一方の自分の覚書としてだけでも十分なのですが、古ーい話題でももし読んで下さる方がいれば望外の幸せですけれども・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月22日 (月)

こんにゃく座「ピノッキオ」

オペラ「ピノッキオ」 オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ「ピノッキオ」を観て来ました。小さな子どもがいっぱいでしたが、みんなとてもよく笑っていました。

 舞台にはピアノ1台と一抱えもありそうな大きなドンゴロスの袋(ドラム缶半分ぐらいの容積・・・という感じで立っています)。アコーディオンやリコーダーらしきものもあります。後でわかるのですが、このドンゴロスの袋、ただものではありません。いやいや、個性的な舞台装置もこんにゃく座ならではです。

 ピアノは伊藤多恵(以下敬称略)。途中片手にパーカッション、片手でピアノ伴奏という部分もあって、すごいとしか言いようのない演奏でした。

 ピノッキオ役は井村タカオ。最近は若手男性主役は井村さんのことが多いですね。ピンクのピノキオ衣装があまりにもお似合いで、半ズボンから出る細い脚にびっくり。人形っぽい動きが良かったです。

 大工・人形劇小屋の呼び込み・キツネ・おもちゃの国行きの馭者・太鼓つくりの5役にアコーディオンの演奏・伴奏も勤めるのが岡原真弓。芸達者で歌が本当に上手いし、関西人的コメディのセンス抜群です。終演後のロビーでの送り出しでも一番の人気者ですね。ステキです。

 ジェペット爺さん・人形劇場の親方・ネコ、は佐藤敏之。お顔の演技がものすごい。とにかく笑えて笑えて仕方がない。特に岡原さんの関西弁のキツネと、佐藤さんの名古屋弁のネコという小悪党コンビは秀逸。面白すぎました。

 材木のときのピノッキオの声・人形劇場の少女・農夫・女の人(妖精?、木)は田中さとみ。リコーダーの演奏もあります。可愛らしい若手です。ダンスも軽やか。

 台本:山本清多、作曲:萩京子。昨年作られたばかりのオペラで、東京公演後、日本全国での公演に先駆けて東南アジアでのツアー公演を行ったとのこと。プログラムに書いてある台本作者の言葉によれば、東南アジアツアーを見越してピノッキオの原作の結末と、少し変えた部分があるそうです。その変えた部分のセリフは、井村タカオさんの好演もあり、とても胸に響きました。

 全般的に楽しかったのですが、鯨のおなか(これも工夫がいっぱいという感じ)から出てくる野にかかる時間がちょっとだれ気味かなとは思いました今回は歌よりも、喜劇役者ぶりの印象が強すぎて、オペラ?という気はしないではありませんでしたが、良かったです。

 こんにゃく座にはもっと頻繁に関西方面での一般公演をやって欲しいものです。

オペラ「ピノッキオ」 Music オペラ「ピノッキオ」

アーティスト:オペラシアターこんにゃく座
販売元:ALM RECORDS
発売日:2009/01/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一般販売に先駆けてCDも手に入れました。プログラムとCD両方にサインもいただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月18日 (土)

「読む、見る、遊ぶ源氏物語の世界」展

 マンガミュージアム・TAWAWAの次は京都文化博物館へ。

 本館に行く前に、別館ホールで「源氏物語と『宝塚歌劇』の世界展」という展示を見ました。

昭和7年の「源氏物語」から2007年の「あさきゆめみしⅡ 」まで源氏物語を主題にした4公演の資料が展示してありました。昭和初期の公演や1981年代の「新源氏物語」などはポスターと少しの写真しかありませんでしたが、「あさきゆめみし」と「あさきゆめみしⅡ」はポロモーションビデオの上映からパネル・衣装の展示まで、宝塚大劇場のプチ・ミュージアムみたいな楽しさがありました。衣装は刻の霊のもので、春野寿美礼さんが着たものと真飛聖さんの着たものとを見比ることができました。次の月組の「夢の浮橋」のポスターも貼ってあり、瀬奈じゅんさんと霧矢大夢さんの気高いまでの美しさに、絶対観にいきたくなりました。

Photo

←チラシの写真です

読む、見る、遊ぶ源氏物語の世界~浮世絵から源氏意匠まで~」の会場に入る前に、「投扇興」を実際に楽しむことが出来るコーナーがあって、ちょうど人がいなかったこともあって、娘と何度も楽しみました。こんな珍しいことを体験できただけでもこの日の収穫は大きかった気がします。

 展示の方は、江戸時代における源氏物語の受容というか、源氏がいかに愛されて応用されていたかという展示でした。良家の子女だけでなく、花魁の持ち物として源氏箪笥があったり、袖珍本ならぬ、袖珍巻物の源氏物語があったり。さきほどの投扇興をはじめ、カルタや香道などの楽しみにも源氏がアレンジされていますし、多くの絵や意匠にも使われています。浮世絵や読本などに描かれる「源氏物語」は、むしろ「偽紫田舎源氏」が使われているように思える展示でした。髪型や衣装も近世風で。本家本元の「源氏物語」とはちょっと違っていましたが、江戸時代の人が源氏物語を楽しんだということが伝わってきました。

 常設展会場では「雅の継承-源氏物語絵巻に挑む-田中親美・川面義雄」展。田中親美氏が源氏物語絵巻を精緻な模写で復元したものと、川面義雄氏が、木版画で同じ徳川本を復元したものの展示です。田中親美氏の復元模写による平家納経や本願寺三十六人歌集などもありました。製作過程の説明を読むにつけても、気の遠くなるほど細かな作業の連続で、このような難事業を成し遂げた方々には感心するばかりです。「木版画源氏物語 試摺プロジェクト」の展示では、「東屋」(一)の段で、絵に20枚、詞書に10枚の版木で摺ったものが展示されており、ほんの少しずつ色味が加えられていく様子に驚嘆しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「サミット・オブ・マンガ展」

 連休の一日、またもやマンガミュージアム+京都文化博物館+新風館のTAWAWAでランチの取り合わせを楽しんで来ました。

 京都国際マンガミュージアムの特別展は「世界のマンガ事情 サミット・オブ・マンガ展」。会場エントランスにはアクリルケースに少年各誌が並べ上げられています。なかなか壮観です。

 日本のマンガからは少年誌最長連載マンガとして『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、登場キャラクター数ナンバー1(なんと、2000キャラクター、見ても分からないものばかりでした)「アンパンマン」シリーズ、発行部数累計が3億冊(海賊版除く)の『DRAGON BALL』 、キャラクターモチーフのパチスロ出荷台数が60万台以上という『北斗の拳』(パチスロの機械や大きなケンシロウのフィギュアも)が紹介されていました。

アンパンマン大図鑑 アンパンマン大図鑑

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 ↑アンパンマンのキャラクターの説明はこの本の記事に従ってなされていました。私は30年以上前にサンリオの雑誌で初出かそれに近いアンパンマンを読んでいると思うのですが(今のアンパンマンより顔が小さくて、哀愁が漂っていた)、別室でそんなアンパンマンも見ることができました。

 世界のマンガとして展示されているのはアジアとアメリカの量が多く、特に日本の少女漫画の影響下にあるらしい東アジアのマンガには親しみがわきました。韓国の少女マンガ事情は、昨年の秋新聞の記事に『絶叫シンデレラ(1) 』を出版したばかりのユヌンミさんが取り上げられていたのを読んで、興味を持っていたので、ハングルが読めないながらも楽しく展示を見ました。王子様と普通の女子高生との恋を描いた「らぶきょん」は日本語に翻訳されたものが出版されているのですね。ぱらぱら立ち読みしたらはまりそうな面白さでした。ちょっと今から買い揃えるには巻数が多すぎて二の足を踏みますが。

らぶきょん(1)

 台湾の少女漫画では王宜文という人の描いた『烽火情縁』という本が気になりました。中国語が読めないので内容がわかりかねますが一見したところヨーロッパの宮殿で男装の麗人が活躍する物語に見えます。金髪のカールした髪・・・オスカルを思わせる雰囲気です。日本語で読んでみたい!!

 アメリカのマンガは日本でもおなじみ、ディズニーやアメコミです。2間分はゆうにありそうな壁一面に「スーパーマン」の漫画が面展示されているのは見ごたえがありました。

 そのほか香港・中国・タイ・マレーシア・イラン・オーストラリアなどのマンガがありました。

 別の会場では「日本マンガキャラクタービジネス大図解」展として、マンガ・アニメなどが文具・玩具。・子ども雑貨等に使われている実物(アンパンマンの食器とか)が展示されていました。スーパー等で日常的に見ているようなものでも、こうして説明つきで展示されるとまた面白いものです。「そうそう、こんなの売ってた(売ってる)」と思いながら。

 また「フランス語圏のマンガ―バンド・デシネの歴史と展開」という展示もありました。日本の感覚で言えば美しい絵本・・・美しいカラー印刷、薄くて丈夫な装丁。日本で一番良く知られているバンド・デシネはエルジェの『タンタンの冒険旅行』シリーズだと思いますが、むろん、日本ではタンタンシリーズはマンガというより、絵本という扱いですよね。

The Black Island (Adventures of Tintin) Book The Black Island (Adventures of Tintin)

著者:Herge
販売元:Little Brown & Co (Juv Pap)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

黒い島のひみつ 黒い島のひみつ

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

     「バンド・デシネ」という概念ははじめて知りましたが、本当に美しい本たちでした。日本を舞台に外国の人が描いたバンド・デシネもありましたし、日本人のバンド・デシネ作家もいてちょっとびっくりです。会場ではゆっくり読むことが出来ませんでしたが、展示された絵を楽しみました。タンタンのような子ども向けの作品より、大人向けの芸術的な作品のほうが多く 、じっくりゆっくり鑑賞したいような感じです。

Soleil Book Soleil

著者:Jean-Francois Di Giorgio
販売元:Marvel Comics
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑美しいバンド・デシネ作家の作品。日本のサムライを描いたもの。アマゾンでは1冊しか私は見つけられませんでした。

 観ていると、マルジャン・サトラピの『ペルセポリス』や『刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚 』もバンド・デシネに分類されていましたが、これらの作品は1色刷りでしたね。とすると、美しい彩色はバンド・デシネの条件ではないのか・・・。

ペルセポリス(1) ペルセポリス(1)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

    

  マンガミュージアムで楽しんだ後は、新風館へ。TAWAWAでランチをして、 お買い物もして京都文化博物館へ。次のページで紹介です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

「KAZARI」

 前項からの続きです。

8月14日の午後は京都文化博物館へ「KAZARI 日本美の情熱という特別展です。あわせて常設展示場でも源氏物語千年紀関連の特別な展示がありました。

Photo_2 ←「KAZARI」展のチラシ(表)とチケット、3階で行われていた「永樂即全『源氏物語五十四帖』と十七代永樂善五郎」展のリーフレットの表紙写真です

 「KAZARI」って錺職人が作るものかな??と、どんなものが展示されているのか全く分からないままに見に行ったのですが、面白い切り口で古代から近世(近世発祥で製作は現代のものも)まで、中世近世が中心ですが、いろいろなモノたちのデザインを見ることができてかなり満足しました。あまり人がいなくてじっくり見ることができたのも幸いしました。

 まず、チケットをもぎる入場口のところにあったのが、「平田一式飾り」によるヤマタノオロチと、酒甕の像。なんだこれは??目を瞠ってしまいます。かなり驚くべき展示物です。「平田一式飾り」というのは島根県の平田天満宮に奉納されるいわゆる「見立て細工」で、日用の生活用品を、上手く組み立てて神話伝説・歴史上の人物やワンシーン、動物などのオブジェを作るものらしく江戸時代から現在に至るまで続いているそうです。陶器=皿や鉢や碗、それらの蓋などを組み合わせて針金のようなもので括って固定して作ってあるのですが、遠くから見るとそれとは分からない。美しいオブジェに見えます。すごい!こんな細工物があったなんて、初めて知りました。機会があれば現地に訪れてこれまでの作品を鑑賞したいものです。

 会場内に入ると、まずは縄文式土器。日本の飾りのDNAはここから始まったということのようです。祭祀に使われたものや芸能に使われたものもあります。室内を飾ったり、身にまとうものの意匠は見ていて美しいし楽しい。中でも印象的なのはウサギの耳の兜でしょうか。屏風絵・焼き物・陣羽織・小袖・・・どれも展示ケースに張り付いて眺めてしまいました。展示を見たところ中世から近世前半のものが多かったように思います。

 石見神楽の衣装があったり、その隣にはまた「平田一式飾り」。地域では島根県が大きく取り上げられているようにも思えました。ここの平田一式飾りは、青い大きな海老!すべて自転車の部品で作られています。すごすぎる!

 百聞は一見に如かずです。この展覧会は9月15日まで京都文化博物館で行われています。ぜひどうぞ。

Kazari ←「KAZARI」展のチラシ(表)とチケット、3階で行われていた「永樂即全『源氏物語五十四帖』と十七代永樂善五郎」展のリーフレットの表紙写真です

 3階では、京焼の名家の16代目永樂即全という人が、昭和33年に発表した「源氏物語五十四帖」((すべての帖にそれぞれちなんだ茶陶54点)を、書家吉澤義則 がこれも「源氏物語五十四帖」のその題名の元となった和歌を散らし書きした懐紙の額とともに展示してありました。たとえば「桐壺」は朱色の地に金で桐の葉を描いた「金襴手手桶水指」、「若紫」は「北山春景の絵茶碗」、「葵」は、冠をかたどり葵の花や葉を描いた「冠香炉」、「須磨」は「雷神の置物」といったものが展示されています。また、永樂家当代の善五郎の茶陶もあり、見ごたえあり。華やかで、いつもはす~っと見るだけの常設展会場ですが、今回はじっくり鑑賞してしまいました。

永樂家京焼の精華 永樂家京焼の精華

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「少女マンガパワー」

 8月14日、久々に展覧会等へでかけました。お盆だからか一応平日だからか、とにかく空いていて見学しやすくびっくりです。以下、作家名等は敬称略です。

 午前中は京都国際ミュージアムへ。特別展「少女マンガパワー!~つよく・やさしく・うつくしく」が目当てです。「世界に誇る少女マンガ家3人の展覧会」ということで、新旧のマンガ家さんたちの作品(原画・原画ダッシュ・複製)が、作家の愛用品(Gペンとか)、昔の少女マンガ雑誌の付録(「りぼん」の付録の陸奥A子イラストのトランプは昔私も持っていました。懐かしい!)などのグッズとともに展示されていました。

Photo ←チラシの表と裏とチケットの写真です。水野英子の、目が顔の大半を占めるいかにも当時の少女マンガらしい絵(しかもすてきな黄色のドレス)とバックのピンクが、明るい雰囲気をかもし出していて、ぜひ見に行かなくっちゃという気にさせられました。

 展示内容は「少女マンガジャンルの成立と確立(1950~1960年代)」ということで、手塚治虫(「リボンの騎士」中心)・わたなべまさこ(「「ガラスの城」中心・「金瓶梅」も大きなパネルが展示されてたけど、これって少女マンガじゃないよね?描かれたのも90年代以降では)・石ノ森章太郎(「龍神沼」など・・いとこの家で古いマンガを読んだっけ)・松本零士(当時の筆名は松本あきら・・・私は読んだ覚えがあまりないです)・水野英子(チラシに使われている絵のほか、「星のたてごと」「銀の花びら」など)らが第1のコーナーに。第2のコーナーに行くあたりに牧美也子のイラストをもとにファンが作ったという白いドレスが飾られていました。私は牧美也子のこの頃の少女マンガを全く覚えていません。高橋真琴の絵を思わせる大きな目の美しいドレスを着た少女の絵柄が、最近の絵と全く違って驚きました。

 次は「少女マンガの革新(1970年代)」です。牧美也子は1のコーナーと2のコーナーの間あたりに位置する気がします。里中満智子(「あすなろ坂」「天上の虹」など)、一条ゆかり(「有閑クラブ」など。1972年ごろ「りぼん」で6ヶ月連続だったと思うけど、一条ゆかりの長編読みきり別冊付録がついたことがあるのですが~「摩耶の葬列 」など~それが全部ガラスケースの中に展示してあって、めっちゃ懐かしかったです)、池田理代子(「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」など。やはり大判のカラーで見るオスカルさまは格別です)、美内すずえ(「ガラスの仮面」「アマテラス」・・・両作品とも早く続きを出版して完結して欲しい!)、岩館真理子(「白き夜に青く輝く」等・・・掲載誌を愛読していないのでお名前しか記憶にない・・・読んでたとは思うんですけどね)、陸奥A子(「願い事という宝石」等・・・“乙女チック”という言葉が一世を風靡大げさ?した気がします)、くらもちふさこ(「いつもポケットにショパン」「天然コケコッコー」など)の諸作品、そしていわゆる24年組が3人まとまって紹介。さすがにゆかりの竹宮惠子関係の展示点数が多い気がします。竹宮惠子(「風と木の詩」・・・こんな有名なのに未読、天馬の一族」等)、萩尾望都(「トーマの心臓」、・・・こんな有名なのに未読、「ポーの一族」等。半神 」の実物大複製原稿?もクリアファイルに入っていて、読めるようになっていました。家に文庫版があるけど、読んでしまった)、山岸凉子(「アラベスク」「日出処の天子」など)です。あれ?、そういえば池田理代子も24年組じゃなかったっけ?

 そして「少女マンガのさらなる発展(1980年代以降)」佐藤史生(「ワン・ゼロ」「夢見る惑星」など)、吉田秋生(「BANANA FISH」「桜の園」等)、岡野玲子(「陰陽師」・・・カラーがきれい!陰陽道の五時・五行や十干十二支、四神などを描いた円の上に「陰陽師」単行本全巻を円状に立てて並べた展示もありました)、CLAMP(「カードキャプターさくら」など。この人たちの作品は全く読んだことがありません。ちょうど「魔法騎士レイアース」アニメ放映時に幼児だった娘は単行本を持っていますが・・・・)、今市子(「百鬼夜行抄」)、よしながふみ(「西洋骨董洋菓子店」など・・・「大奥」しか読んだことがない)  以上の23人の展覧会です。

 コミック版を持っている作品も多かったのですが、コミック版の多くは初出のカラー原画も白黒で印刷されていますし、扉絵などは抜かれているものも多いので、こういう機会にカラーの原画(ダッシュや複製も含めて)を見るとその美しさに驚きます。カラーといえば、多色のカラー原稿が赤黒2色の印刷になるときの色の出方などが分かる展示も興味深かったです。結構見ごたえのある展示でしたし、もう残りの開催期間も短いですが、少女マンガが好きという方はぜひ一度鑑賞する価値が大いにあると思います。

 わたなべまさこの「ガラスの城」、姉が時々買ったり借りたりしてくる週刊マーガレットで時々読んでいました。でも姉イザドラが伯爵令嬢を騙ってマリサをいじめているところまでしか読んでいないので本当は伯爵令嬢なのに、貶められているかわいそうな優しいマリサがどうなったのか、ずっと気になっていました。単行本を全巻読んでいる時間はなかったのですが、途中と最後を読んで、結末は分かりました。分かったけど、やっぱりもっと読みたくなってしまいました・・・また、行こうっと。

 紙芝居もみました。今回は紙芝居作りのワークショップで小学生たちが作った紙芝居を楽しい解説つきで紹介してくれました。面白かった。

 午後は例によって、新風館のTAWAWAでランチをして文化博物館へ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

「源氏物語千年紀展」「暁斎漫画展」「ベトナム反戦ポスター展」

今日(あぁ・・もう昨日でした。5月5日のことです)は、半日かけて3つの展覧会をはしごしてきました。

Dscf0290←多田ヒロシさんの作品が配されているチラシです。このコウノトリのインパクトで今回の特別展に出かけていこうという気になりました。まずは立命館大学国際平和ミュージアムの「ベトナム反戦ポスター展」へ。阪急西院駅を降りたらすぐにバスが来ると思っていたところ、休日のためか205番の本数が少ない!家を出るときにもバスを乗り逃がしたし、ちょっと出鼻をくじかれました。衣笠校前で降りて衣笠キャンパスに入るも、ミュージアムらしき建物はなし。構内案内図を見てもわかりません。体育館周辺までウロウロしていたところ、守衛さんがいらっしゃったので伺うと、ミュージアムはキャンパスの外にあるとのこと。地の利があると思って下調べをしてこなかった私の大失敗です。国際平和ミュージアムは小松原郵便局から少し北、馬代通りに面したところにありました。なんや~、あんなに歩かんでもよかったんやん。・・・それはともあれ、初めて行った国際平和ミュージアム。エントランスから地下展示場への階段のところには、昔は図書館にあったなつかしいわだつみの像がありました。常設展は後回しにして、まずはお目当ての「ベトナム反戦ポスター展」へ。ベトナム戦争は、ベトナムの独立と南北統一をめぐって1960年から1975年まで続いた、アメリカとベトナム人民との戦争です。第2次世界大戦の2倍を超える爆弾や化学兵器が使われ(枯葉剤:ダイオキシンの被害はべトちゃん・ドクちゃんの例を挙げるまでもなく有名ですね)、6万人近い米軍兵士 と100万人以上のベトナム人の命が失われたそうです。ちょうど私の幼少期、日本でもベトナム戦争のことが報道されたり、子どもの読み物の中にもそれを反映した作品が登場したりして、子ども心に戦争の恐ろしさを刻み付けられていました。今回の展覧会は、1967年、日本のアーティストたちがベトナム反戦を野外ポスター展という形で発したものを集めたものだそうです。ポスターの中には作者不詳のものもたくさんありましたが、チラシに使われている多田ヒロシさんの作品をはじめ、いわさきちひろ・井上洋介・今江祥智・杉浦繁茂・田島征三・長新太・西村繁男・和田誠(以上敬称略)など、子どもにも絵本等でおなじみの方々の作品が多数ありました。中でも私とこどもの目を引いたのは、やはり手塚治虫氏の作品でした。画面の右上の方にウルトラマン・ウルトラセブン・大魔神・ビッグX・マグマ大使などが黒い線と臙脂色の彩色のみで描かれ、下のほうにベトナムの子どもが二人掘っ立て小屋の前で困り顔をしている絵に「なぜ、日本のおとなは正義の味方をあんなに作ってるのに ベトナムにはちっともおくってぅれないのだろう?」という詞書が添えられたものです。常設展の方は想像以上にぎっしり豊かな内容で時間のあるときにもう一度ゆっくり見なくてはと思わされました。

Dscf0286 ←チラシと入場券です。 次に昼食をとった後、京都国際マンガミュージアムへ。今日は連休中とあって満員です。こいのぼりを描くイベントなどもやっていてみんな楽しそう。数え切れないぐらいのマンガを読むためだけに一度はゆっくり来たいと思いつつも、今日もそんなにゆっくりする時間はありません。特別展「暁斎漫画展」も大して期待をせずに行ったのですが・・・河鍋暁斎という人のことを全く知らなかった自分の不明を恥じました。天保年間に生まれて明治の半ばまで生きていた人らしいのですが、もともとは歌川国芳の弟子だったそうです。江戸時代の浮世絵風の戯画から明治時代の風刺画まで、とても可笑しい絵の数々・・・。骸骨が歌い踊る絵や、妖怪・つくも神などの絵にも見入ってしまいます。骸骨の絵はたくさんあるのですが、骨格を正確に捉えているのだそうです。新たな鳥獣戯画というべきかえるや狸や狐や猫たちの絵もあります。象の写生もあります。福沢諭吉を揶揄した絵もあります。細かい絵をじっくり見ていくと、小さな展示スペースの割には結構時間がかかりました。私が一番気に入ったのは明治の妖怪画。河童が学校で「しりこだま」「きうり」などのローマ字を習っているのには、思わず吹き出しました。京都国立博物館でも今河鍋暁斎の特別展実施中らしいです。

河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手 (別冊太陽) Book 河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手 (別冊太陽)

販売元:平凡社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Dscf0284 ←図録とチラシです最後は京都文化博物館へ「源氏物語千年紀展」です。色々な時代の写本と絵巻物、画帖・絵詞、屏風など見応えもたっぷり、量もたくさん。近現代のものや海外の翻訳書、大和和紀の『あさきゆめみし』の美しい原画もありました。紫式部日記はもちろん、小右記や栄華物語、長恨歌などの写本、藤原道長自筆の御堂関白記などもあり、軽々しくはしごしてみるべき展覧会ではなかったなぁ・・・。もっとゆっくりと一人で(または源氏について語り合える友達と)見たかったとちょっと後悔。子どもは「あさきゆめみし」を舞台でも観てマンガでも読んだはずなのに、ちっとも覚えていないというし・・・。絵巻物にかかる金泥の雲、いわゆる「源氏雲」について説明できたのが収穫というところでしょうか・・・。分厚い図録を見て家で一人で楽しむことにします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 5日 (月)

「安野光雅繪本三國志」展

 4月27日、宝塚に行く前に大丸梅田店によりました。いつもあまり展覧会についてくるのを喜ばない娘ですが、横山光輝著の『三国志』全60巻を読んで以来の三国志ファンなので、二つ返事で出かけることになりました。 「安野光雅繪本三國志」展最終日です。

Photo ←チラシと図録です。

 安野さんらしい細密な絵、美しい色。墨彩画風の山もいい。中国の墨や筆、絹本、蔡倫紙、中国の鉱物を使った絵の具(ラピスラズリの青の美しいこと!)など、画材にもこだわり、中国で作った落款を捺し・・・気迫のこもった絵の数々でした。三国志の物語絵が多いのですが、現在の中国の自然を描いたもの、その上に三国志の時代風景を重ねて描いたもの、漢詩(唐詩)の添えてあるものなど、見ごたえたっぷりでした。登場人物を一人一人細かく描き分けてある絵などは展覧会の人ごみの中ではゆっくり見ていられなくて惜しい気がしました。

 旗指物にある文字を見ては、これは誰の旗だったっけ?どんな人だったっけ?どういうエピソードだったっけ??とすっかり三国志の内容がうろ覚えになっている自分にがっくり・・・。今度は北方謙三版か宮城谷昌光版でよんでみたいな、と思いました。

 ショップには中国の絵本版の三国志、も安野光雅さんの他の絵本や「繪本シェークスピア劇場」「繪本平家物語」などもあって、どれもこれもほしくなります。なかでも

繪本 三國志 Book 繪本 三國志

著者:安野 光雅
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

は是非買ってかえりたかったけど、予算が足りずに、図録だけで我慢しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 2日 (日)

ウェストサイド物語 2回目観劇 その2

 昨日の続きです。2週間しかたっていないので、キャストはほとんど同じです。チノとエニイ・ボディズ、それに警官コンビが変わりましたが、そのことによる特記すべき変化は感じませんでした。というか、エニイ・ボディズは役者さんが変わったことも気づかないぐらいでした。すみません。

 今回もやっぱり注目株はアニタ役の団こと葉さん。キリリ とした目元での演技に見とれます。流行りことばの「目力」を感じます。ほんとに綺麗なダンスで、歌もアルトの声が美しく響いています。男性優位主義者のベルナルドとのやり取りも、おきゃんでチャーミングです。

 そのアニタのダンスと歌がとってもイケてる「America」で、故郷を偲ぶ歌を歌っているロザリア役の鈴木由佳乃さんもいい感じだと思いました。体育館のダンスでは壁の花で、「America」ではみんなのからかいのタネという役ですが、かわいい。歌もうまいし、個性的なロベリアの性格を(私が思うにマジメだけどみそっかすな感じ)観ている人に想像豊かに考えさせてくれる演技だと思いました。

 グラジェラ役の恒川愛さん、長身で見栄えがします。ブルーのドレスと金髪がとてもよくお似合いです。さてグラジェラはドクの店で軍事会議の前に「女子どもは・・・」と言われて、他の少女もいるのに「私とヴェルマは子どもじゃない」と反駁します。その時の恒川さんの表情がいいです。グラジェラやヴェルマはどんな主張をしたかったのでしょう?ジェット団の女の子たちは、シャーク団の娘たちのような持ち歌(?)はないのですが、彼女たちの境遇も歌で聞いてみたい気がしますね。

 アクションの西尾健治さん。「夢から醒めた夢」の暴走族といい、ちょっと世をすねた強面コワモテな役が多いんでしょうか?怒れる若者を表現力たっぷりに演じておられましたが、「クラブキ巡査殿」のナンバーではコミカルな面も観ることができました。彼もかなり踊れると思うのですが、リフやベルナルドに抜擢ということはないんでしょうか?

ディーゼルの朱濤さんは、台詞は少ないんだけど、以前コンタクトのイベントでお見かけしたときよりずっと日本語がお上手になられていました。体格が良いのでつい注目してしまいます。

 松島勇気さんと阿久津陽一郎さんは今回もやっぱりカッコよかったのですが、阿久津ラダメスや、保科少尉の大ファンだった娘は・・・2回阿久津トニーを見て、彼はトニーにしては、もうおじさんすぎる、と確信したようです。阿久津さんが大好きなことにかわりはないけど、若い鈴木涼太さんか石井雅登さんの登板を待ちたいとか・・・。私は福井晶一さんのトニーも観てみたいんだけどな。

  ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション)前回の観劇のあと、映画版のDVDを見直してみて、映画だから舞台とは場所の設定など全く違うことを再認識するとともに、曲の並びも違うことに改めて気がついて、その興味もあって結構意気込んで観にいったんですが、自分自身の疲れのためか、いまいち乗り切れない観劇でした。 なんと、「Tonight」の五重唱のところでイネムリ(ToT)

 のりきれない理由のひとつは、ストーリーについて考え込んでしまったこと。映画だと、まさに「人種問題」というテーマが視覚的にも訴えてくるので、人種的な憎しみのもたらす悲劇というものが今日的な問題もはらんで(世界各地の民族問題とか、いまだにアメリカ大統領選挙の黒人候補にクー・クラックス・クランによる暗殺の危機があるとか・・・)説得力があります。でも日本人(東アジア人)キャストで観ると、マリアの思慮のなさが・・・トニーが決闘に武器を使わせず、素手での一騎打ちという形にまとめてきたというのに、わざわざまた割って入らせてナイフを持ち出させる結果になってしまった・・・悲劇の元なのではないかということ。また、いくらうれしくても、「I Feel Pretty すてきな気持ち」と歌って仲間にばらすのはいかがなものか??などなど、マリアの短慮に居心地が悪くなって、この悲劇の本来意図すべきところに気持ちが入っていかないんですよ・・・。時代性、民族性とはいえ、女性の扱いが従属的なのも感情移入しにくい。時代物だと分かってみているのに、映画では感じない古さを舞台に感じてしまうのです。

 それに、やはりキャストに難あり、を感じました。まぁ、この前の大沢たかおさんの「ファントム」に比べたら、歌もダンスもカンパニーとしてのまとまりもぜんぜん「難」じゃないんですけどね。このところの看板俳優退団騒動等で若干嫌気がさしているせいもあるかもしれません。ずっと前から大好きな「劇団四季」なんだもん。やはり判断基準は高くなります。もっと「凄いものを観た!」という感動やワクワク感を求めるのも当然でしょう。劇団四季を観るからには感動のハードルは高く持っていたいのです。ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) 」のキャストの当時の年齢を計算してみると(主要キャストしか見ていませんが)、みな20代後半から30代後半。クラブキ巡査役の光枝明彦さんが40歳。う~む。映画のダンスと見比べても加藤敬二さんのダンスのキレ、足のあがり具合など決して見劣りしませんが、やはりどうしても容貌が若者に見えないのはキツイ。

 またCDの久野綾希子さんのマリアを聞いていると、花田えりかさんの台詞のまずさ(むきつけな言い方でごめんなさいね。母語でないのによくがんばってらっしゃることは承知しています)がますます際立って気になります。久野さんと比べることはフェアではないと思いますが花田さんの日本語が下手(2週間前と比べてもイントネーションはお上手になっているので、努力はすばらしくなさっているんだと思います)とかいう以前の問題なのではないかと思うのです。花田さんの歌は良いのですが台詞や演技は全般的に平板で(きっと母語での演技ならすばらしいものができるのでしょうが)、トニーとのべたべたに甘いやりとりにも、恋する気持ちが伝わってきません。おかげで、阿久津さんのトニーの優しい声と台詞が不自然な甘さに聞こえてしまうという悪影響。そんなマリアだから余計に思慮の浅さが引っかかるのかもしれません。プロモーションビデオでは笠松はるさんのマリアばかりのように思えるのですが・・・東京での評判はどうだったのでしょうか?

Photo_21Photo_23 ←この写真は京都劇場ロビーに掲示されていた、東京公演での写真を引用させていただきました。左側は「ユタ」の小夜ちゃんがとっても 可憐だった笠松さんのマリアと、貴公子・ラウルの印象が強い鈴木涼太さんのコンビ。右側の写真は容姿も声質も可愛くベルやマコを演じていた(とはいえポリーや愛玲はワタシ的にはいまいちだったけど)木村花代さんマリア(プログラム等の舞台写真もかわい~い!)ワイルドな感じの阿久津さんトニー。どちらのマリアもぜひ観てみたいです。プログラムのプロフィール欄の写真では高木美果さんがビジュアル的には一番雰囲気ありそうな感じです。日本語が余りお得意ではないと聞いていますが(マグダラのマリアではことばの問題は全く感じませんでしたが・・・そもそも歌ばかりで台詞がありませんから判断しにくい)どうなんでしょうか?

 京都劇場のロビーで、東京公演の大判写真ポスターを見つつ(引用させていただきつつ)違うキャストが出ていらっしゃるようなら次回観劇を考えようと思う私です。

ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 1日 (土)

ウェストサイド物語 2回目観劇 その1

 京都劇場、劇団四季の「ウェストサイド物語」、珍しく、日をおかずに2回目観劇です。今日は団体客が多かったようで(私も今Photo日はそ のクチ)、ロビーや売店がとてもすいていて(@_@。ビックリ。スタンプラリーの行列も2週間前の列は何だったの?と思うぐらい空いていて、ちょっとラッキーです。右の写真は、スタンプラリーでもらったタンブラー(会員用)とコースター(同伴者用)です。でもカーテンコールが気の毒なぐらいあっさりで(週末なのになぁ)、ちょっとさびしかったです。

 今日は後のほうのセンター近くからの観劇だったので舞台全体が結構よく見えました。感想を書きたいのですが、もう眠くて目をかけていられません(実は観劇中にも一度ならず目を閉じていた瞬間があったぐらいの疲労度)しかたがないので感想を書くのは日延べです。

2008年3月1日のキャスト 2週間前のキャスト
【ジェット団】
リフ 松島勇気 松島勇気
トニー 阿久津陽一郎 阿久津陽一郎
アクション 西尾健治 西尾健治
A-ラブ 大塚道人 大塚道人
ベイビー・ジョーン 大空卓鵬 大空卓鵬
スノーボーイ      澤村明仁 澤村明仁
ビッグ・ディール    萩原隆匡 萩原隆匡
ディーゼル       朱 涛 朱 涛
ジーター        青羽 剛 青羽 剛
グラジェラ 恒川 愛 恒川 愛
ヴェルマ        上延 綾 上延 綾
クラリス         駅田郁美 駅田郁美
ポーリン        ソン インミ ソン インミ
ミニー          桜 小雪 桜 小雪
エニイ・ボディズ 木村仁美 石倉康子
【シャーク団】
マリア 花田えりか 花田えりか
アニタ 団 こと葉 団 こと葉
ロザリア 鈴木由佳乃 鈴木由佳乃
コンスェーロ      村上絵里子 村上絵里子
テレシタ        高橋亜衣 高橋亜衣
フランシスカ      室井 優 室井 優
エステラ        榊原央絵 榊原央絵
マルガリータ      撫佐仁美 撫佐仁美
ベルナルド 加藤敬二 加藤敬二
チノ 横山清崇 玉城 任
ぺぺ          水原 俊 水原 俊
インディオ       神谷 凌 神谷 凌
アンクシャス      イ ギドン イ ギドン
ファノ          佐藤雅昭 佐藤雅昭
ニブルス        斎藤洋一郎 斎藤洋一郎
おとなたち
ドック 立岡 晃 立岡 晃
シュランク 志村 要 山口嘉三
クラプキ 荒木 勝 牧野公昭
グラッド・ハンド 青羽 剛 青羽剛

私の前回の「ウェストサイド物語」観劇記はこちら→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/217_e1da.html

と、コチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/217_07b3.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月24日 (日)

「「川端康成と東山魁夷 」展、「憧れのヨーロッパ陶磁」展

 映画や芝居を見に行ったついでに、今月は2回も美術展等に行く機会に恵まれました。

「川端康成と東山魁夷 ~響きあう美の世界~」展

Photo_17    ←展覧会のチラシです。10日に映画 「歓喜の歌」を見に行ったついでに京都文化博物館まで足を伸ばしました。

 川端康成氏と東山魁夷氏は親しい交友があったそうで、二人の往復書簡、川端氏の墨蹟、川端康成記念会所蔵の美術品、と東山魁夷氏の作品、という、異色の、盛りだくさんな展覧会でした。とはいえ、私はさほど川端氏(ノーベル賞作家とはいえ、作風が余り好きになれない)には興味がないので、書簡や墨蹟などはおざなりにみることになってしまい、ごく短時間の鑑賞でした。東山魁夷氏の日本画は、ありがちな感想ですがその青や碧の色使いがとても好きなのでじっくり鑑賞しました。「緑のハイデルベルク」「北山初雪」「月篁」・・・ため息が出るばかりの透き通ったような美しさでした。

 17日に京都劇場に行く前に、足を伸ばしたのが国立京都博物館「憧れのヨーロッパ陶磁~マイセン・セーヴル・ミントンとの出会い~です。普段自分の使う食器にはたいして凝ったこともない私ですが、(どちらかといえば磁器の方が好き、ぐらいのこだわりしかないので、自分でも無趣味だなぁと思いながらコレールや安手の瀬戸物を愛用してます。記いただけるのなら清水焼に代表される京焼でしょうか・・・)もちろん人並みにロイヤル・ドルトン、ウェッジウッドなどの高級洋陶への憧れはありますので、見に行ってみました。

Photo_18←チラシと入場券です。常識的なことかもしれませんが、陶磁器の作風や文様が東洋から西洋へ、そしてまた東洋(日本)へと互いに影響しあっている(学びあっている)ことを実物を通して目の当たりに出来たことが、やはり興味深かったと思います。

 私は華やかなものが好きなので、近世以前のものよりも、近代以降の美しい陶磁器に見入ってしまいました。特に気に入ったのは、食器や容器ではなく飾り物ですが、マイセンの「猿のオーケストラ」です。かわいくて可笑しみもあります。ほかに全く知らなかったハンガリー、ジョルナイのエオシン釉の焼き物の金属的な色合いにも惹かれました。その深見のある赤や青の美しさ。マイセン磁器のテーブルコーディネートが3箇所であり、見ごたえがありました。特にスワンをかたどった白磁の美しいこと!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月23日 (土)

京都劇場「ウェストサイド物語」2/17 その2

 ずいぶん日が開いてしまいましたが、先日の続き、京都劇場での劇団四季「ウェストサイド物語」観劇記の続き です。

Photo_5 ←京都駅ビルコンコースの掲示物からの引用です。有名なシーン。足のあがり具合はさすがですね。

 先日は、加藤敬二さんが不良*少年*には見えない、と、失礼とは思うものの正直な見た目の感想を書かしていただきましたが、そのあと劇団四季のHPで、広島の「美女と野獣」開幕の記事&キャストを見たら・・・ここもかなりの高齢化でした。舞台俳優としての実力を養うのに必要な年月を考えれば、役柄と俳優本人とがリアルにぴったりの年齢でなくっても良いのは当然ですけど、それにも程度問題があるのではないかな?と思わずにはおれません。まぁ、少年には見えなくても、すくなくとも青年には見える程度でないとね。知り合いで、映画公開時が少女時代、と言う方の感想を聞くと、「映画が良すぎたので、今回の舞台は・・・・」とのことでした。しつこいようですが、加藤さんのキレのあるダンスは良かったんですよ。群舞シーンのほかの役者さんたちも含めとてもカッコイイと思いましたし、かっこいいダンス、ダンサーズの中でも群を抜くカッコよさだと思いましたから。

 閑話休題。他の感想を。

 他の役者さんたちは・・・・

 リフ:松島勇気さん・・・この方、有名なバレリーノだったそうですね。「コンタクト」にもウェイター長で出てらして、なんでこんなにすべるように軽やかなダンスなの??ってびっくりしたんだけど、今回歌もお上手だとわかったし、激しいダンスもキマッているしで、あらためてプログラムの経歴を見直してしまいました。ぜひ、ベルナルドでも見てみたいです。でも去年の5月より少しお顔に丸みがあるように見えたのは気のせいでしょうか?気のせいですよね・・・。すみません。

 トニー:阿久津陽一郎さん・・・ラダメスの初演の頃に比べると、歌が上手になってらっしゃいました。半音が混じる曲も音取りが怪しいところは全くなかったし、高音もファルセットがかりながらも、ちゃんとその音が出ていたので、その長足の進歩に拍手!長身で男前の阿久津さんは、Hero役にぴったり。でも、いまだにラダメスの印象が強いので、トニーのように甘くも青臭いせりふをマリアにささやいている声は、なんだか私の中ではイメージ違い。だからと言って、同世代の中では早く大人になった理知的で優しい男(しかも、もとはジェット団のボス格だけあって、優男ではなくけんかは強いんですよね)であるトニーに似合うのは誰か?と言われたら困るけど。取り合えず歌のうまい鈴木涼太さんのトニーも観てみたいです。それこそ若い頃の石丸幹二さんはぴったりだったんでしょうね。あの甘い声とマスクで。

 マリア:花田えりかさん・・・京都劇場の「夢から醒めた夢」のまこを演じてらした2年前は歌の日本語も覚束ない感じで、どうしてこんなキャスティングを?と疑問に思ったものでした。でも、今回は歌の部分は訛りを感じず、これもずいぶん練習されたんだろうなと、ねぎらいの拍手。それに高音の伸びが美しい。といっても、「オペラ座の怪人」のクリスティーヌのようなHighCの上を出さねばならないナンバーがあるわけでなしメゾ・ソプラノで歌える範囲ではありますが・・・。歌は聞きほれてしまいました。でもセリフと演技はヒロインに抜擢はいかがなものかと思わずにはおれないんですよね。一般的に見てどうなんでしょうか?私の目と耳が曇ってる?差別意識はないつもりなんですけど、この少女はプエルト・リコから出てきたばっかりで英語があんまり巧くないのねと、自分に言い聞かせながら見てました。それとあんまり言いたくないし、申し訳ないような気もするけど、体育館で一目ぼれというのがあまり説得力のないお顔立ちというかメイクなんですよね・・・。京都公演をPRする報道では高木美果さんが出ていらしたし、JCSのマリアでも美しくも切ない歌声を聴いたので、開幕は高木さんかと思っていたのですが。キャスティングされてないけど、私は苫田亜沙子さんとか佐渡寧子さんとかのマリアも聞いて(観て)見たいと思っています。

 アニタ:団こと葉さん・・・お姉さまステキ!と言う感じですイエ、実際には私のほうが年上ですが・・・。団さんが踊ったら目が離せません。すごいです。カッコイイです。ハンサム・ウーマンって感じです。ベルナルドとマリアの両方の気持ちを尊重したいがゆえのためらいやとまどいの表情ときっぱりした決断と、姉御なところと可愛らしさの入り混じった表情や演技もいいです。目力がありますねぇ。歌も迫力があるし。惜しむらくはあの衣装の色と、ドーランのせいか老けて見えるメイクです。申し訳ないけど加藤さんと並ぶと、マリアの両親と言っても通じそうで。藤色のドレスとあのドーランの色は合っていないと思うんだけどなぁ。

 バーンスタインのナンバーは、もちろんおなじみのものですが、オーバーチュアから舞台への期待に胸がわくわくします。悲劇だとわかっているのに、それこそ「何かが起こりそう Something's Coming」という気がします。作詞はスティーブン・ソンドハイム、「スウィーニー・トッド」と同じ人ですねぇ・・。まぁ、四季の場合は日本語に訳されているわけですけど。CDだけでしか知らなかったときも、上手に訳してあるなぁ・・・と思っていて、今日初めてプログラムで訳詞者を確かめたら、これも岩谷時子さんでした。本当に上手ですよね、この方。英語の歌詞だけでなく、シャンソンの歌詞も訳しておられるし、自ら作詞もしておられるし。

 数々の名曲の中でも私の好きなのは、「アメリカ」です。映画でもそうでしたし、舞台を観ても。曲と歌詞が楽しくて好きなのと、女の子たちの故郷への感傷を振り捨てて、自由の国・アメリカでの生活を(貧しくても、差別されていても)謳歌しようというたくましさに惹かれます。アメリカ移民のプエルト・リコの人々が、貧しく、白人から差別されているのは男性も同じなのですが、女性はさらに同じプエルト・リコの男性からも縛り付けられている、特に島の生活では。従順さをおしつけるベルナルドにアニタが反論するシーンがありますが、そのあとに歌われる「アメリカ」では、コミカルな歌詞の中に平等に生きる権利のようなものを希望を持って歌い上げている気がします。

↓映画と見比べたくなってしまいますね。初めて映画を見たとき(もちろんTVの名画劇場で、です)ジョージ・チャキリスのベルナルドのクールさに目が釘付けになりました。映画のマリア(ナタリー・ウッド)は可憐でいて芯は強くて・・・といった感じでよかったのですが、トニー(リチャード・ベイマー)は、そんなマリアが一目惚れして万難を排してついていこうとするほどの男とは見えませんでした。

ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション) DVD ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション)

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/10/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↓こちらは、2004年から2005年に上演された、桜井翔くんのトニー、和音美桜さんのマリア、ジャニーズのメンバーがジェット団・シャーク団を演じた「ウェスト・サイド・ストーリー」の脚本です。

ウェスト・サイド・ストーリー ウェスト・サイド・ストーリー

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月17日 (日)

京都劇場「ウェストサイド物語」2/17 その1

 今回はぜひ初日をと思っていたのに取れなくて、とっても悔しかったのですが、取り合えず初日の次の週末に観ることができました。誰もが知ってるミュージカルの名作です。ダンスも歌もすばらしいのは知っています。社会性を持った悲恋物語としても感動的です。それが劇団四季でどう演じられるのか?!

 劇団四季「ウェストサイド物語」、@京都劇場。 映画(ビデオやDVDですが)は何度も見た「ウェストサイド物語」だけど、舞台では初めてなので、舞台と映画との違いも気になります。もちろん日本人が演じるのを見るのも初めてなので、人種をどう演じ分けるのかも気になるところ。

Photo_6  客席が暗くなり、挿入歌の数々がメドレーのように演奏される長めのオーバーチュアがおわって幕が開くと、非行少年たちのダンス。白人といっても貧しい移民の息子たち(彼らもプア・ホワイトとして中流以上の白人からは差別されているはずだ)で構成されるジェット団と、有色人種として差別されるプエルトリカンの若者たち、シャーク団。彼らの小競合いや縄張り争いを激しいステップと指鳴らし、口笛などで表現するシーン。幕が上がって数分しかたっていないのにすでに圧巻の思いです。口笛と言えば、ドクの店で警官にののしられてベルナルドやチノたちが、せめてもの抵抗にアメリカ国歌を口笛で吹きながら出て行くシーン。うまい表現だなぁと思いました。アメリカ民主主義の崇高な理想はどこにあるのだ?と突きつけているようで。

 

 ダンスで目を、歌と音楽で耳を十分に楽しませてもらいました。そしてラストは圧倒的な感動が・・・。でも正直言って、メイクで肌の色を変え、髪の色はジェット団は金髪や茶髪に、シャー ク団は黒髪に・・・したところで目の色や顔の彫りまでは変わらないので、表現し分けるのは台詞に頼らざるを得ないようですね。赤毛ものの舞台でも、いつもは日本人(東アジア人)が西 洋人を演じることについて当然のようになんとも思わないのですが、や はり人種問題が物語のテーマと深く絡んでいると、ちょっと気にかかってしまいます。それは言ってもしかたがないことですが・・・。とはいえ「ウェストサイド物語」という(さらに翻案もとのシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」という)名作の持つ力は、多少の難は乗りこえて観客の心に響くものをたくさん持っています。ダンス然り、音楽然り。そしてストーリー然り。ただ、うちの娘はなかなか物語の背景にあるものを理解しがたかったようです。お手洗いなどで周りから聞こえてくる感想もストーリーに入り込むより、役者さんのあれこれが気にかかる方が多いようです。

 今日のキャストは以下のとおりでした。ついでに私の持っているCDバージョンのキャストも付しておきます。

2008年2月17日のキャスト 1977年東京キャスト(CD)
【ジェット団】  
リフ 松島勇気 飯野おさみ
トニー 阿久津陽一郎 鹿賀丈史
アクション 西尾健治 菱谷紘二
A-ラブ 大塚道人 深見正博
ベイビー・ジョーン 大空卓鵬 宮崎厚巳
スノーボーイ      澤村明仁 沢木 順
ビッグ・ディール    萩原隆匡 小林親一
ディーゼル       朱 涛 川原洋一郎
ジーター        青羽 剛 渡辺 豊
マウスピース   鈴木 登
グラジェラ 恒川 愛 沢 アイ子
ヴェルマ        上延 綾 山崎富子
クラリス         駅田郁美 森 幸子
ポーリン        ソン インミ 菊池ひで子
ミニー          桜 小雪 多川理映
エニイ・ボディズ 石倉康子 浅見陽子
【シャーク団】  
マリア 花田えりか 久野綾希子
アニタ 団 こと葉 立川真理
ロザリア 鈴木由佳乃 田中方子
コンスェーロ      村上絵里子 服部良子
テレシタ        高橋亜衣 坂田治美
フランシスカ      室井 優 望月めぐみ
エステラ        榊原央絵 草薙夕子
マルガリータ      撫佐仁美  
ベルナルド 加藤敬二 市村正親
チノ 玉城 任 西久保治好
ぺぺ          水原 俊 本田 薫
インディオ       神谷 凌 古沢 裕
アンクシャス      イ ギドン 高桑 満
ファノ          佐藤雅昭 田代久雄
トーロ   園岡新太郎
ニブルス        斎藤洋一郎 高原 高
おとなたち  
ドック 立岡 晃 宮部昭雄
シュランク 山口嘉三 瀬下和久
クラプキ 牧野公昭 光枝明彦
グラッド・ハンド 青羽剛 渡辺 豊
Somwhere・歌ソプラノ・ソロ ?表示なし
伊藤志保?
伊集加代子

私の持っている劇団四季版「ウェストサイド物語」CDは下記のものです。

ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 キャストについては、・・・。ミュージカル界でダンス・歌共に評価できる方々となるとどうしても訓練をつんだ方、必然的に年齢の高い方になってしまうのでしょうか?不良少年どころか不良青年と言うのも怪しい方が、不良役をいつまでもやっているのはいかがなものかと思わずにはいられません。CD版のキャストの当時の年齢を考えても、特に今回のベルナルドはいただけません。加藤敬二さんはすばらしいダンサーですばらしい役者さんだとは思いますが、この役をされるには昨年「クレイジー・フォーユー」のボビーよりPhoto_7さらに無理があります。メイクのせいか老けて見えて、あきらかに口角が下がって法令線がくっきり過ぎるぐらいくっきりしていて、不良少年というよりマフィア。せめて30代以下のキャストで固めてほしいと思いました。だめでしょうか?そんな考えは。

 ところでポスターのイラストのモデルは絶対加藤さんですよね。写真のCG加工なのか、手書きのイラストなのかは分かりませんが・・・こうしてみるとカッコイイんですけどね。文句ばっかり書いているけれど45歳であの身体能力・あのスタイルというのは驚異的だと感心はしているんですよ。すごい努力の賜物なんでしょうね。

なお写真はいつものとおり、京都駅コンコースで撮ったものからの引用です。 

(その2に続く)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月15日 (金)

「ベガーズ・オペラ」大阪公演その2

 登場人物はプログラムでの紹介順に下記のとおりです(敬称略)。ほとんどの時間は劇中劇が占めていて、それを演じるベガー(乞食)としての演技はあまりない人が多いんだけど、それぞれちゃんと名前があって、プログラムにはそれぞれの境遇も書いてありました。2重構造の演劇ですから俳優さんたちも色々と演じ分けないといけませんね。

登場人物  
  劇中劇の役柄 その役を演じる乞食の名前
内野聖陽 マクヒース おいはぎ
女好きでモテ男
カリスマ
マッコリ
髙嶋政宏 ピーチャム 盗品売買
泥棒を密告して賞金稼ぎ
ジョン・ウェットン 27歳
島田歌穂 ルーシー・ロキット ロキットの娘
マクヒースの子を宿す
エリザベス
21歳 
森公美子 ミセス・ピーチャム ピーチャムの正式に結婚していない妻 モリー・コシファン
46歳 トムの母
ダイアナ・トレイプス 娼館の老おかみ
橋本さとし フィルチ 追いはぎなど トム
笹本玲奈 ポリー・ピーチャム ピーチャムの娘
マクヒースと秘密裏に結婚している
ロマンス小説が大好き
マーガレット
16歳
村井国夫 ロキット ニューゲート牢獄の看守
賄賂を取る
ジェイムス
ノエルとエマの祖父
近藤洋介 老役者    
入絵加奈子 ジェニー・ダイヴァー(娼婦) ジェイン
高谷あゆみ ミセス・スラムキン(娼婦)
すりぬけサム
ブラックモール
ローズマリー
三谷六九 造幣局のマット マクヒースの仲間・親友 ウォルター・マッキントッシュ
山崎直子 スーキー・トードリー(娼婦) ケイティ
水野栄治 くすね屋ネッド(追い剥ぎ)
ミセス・コークサー(娼婦)
エドワード
山崎ちか ドーリー・トラル(娼婦) ドリー
小西のりゆき ペチコート・チャーリー(追い剥ぎ) チャールズ・トーマス
Kuma ボブ・ブーティ(追い剥ぎ)
ベティ・ドクシー(娼婦)
ブルーノ
高野 絹也 ジェミー・トゥイッチャー 追い剥ぎ、マクヒースを妬んでいる ポール
幸村吉也 鉤指ジャック(追い剥ぎ) ジャック・フォレスト 24歳
照井裕隆 ベン・バッジ(追い剥ぎ) ベンジャミン・ホール 23歳
村上勧次朗 ハリー・パディントン(追い剥ぎ) ケネス・ホール
泉 里沙 ミセス・ヴィクセン(娼婦) エリザベス・スミス
宮菜穂子 モリ―・ブレイズン(娼婦)
トム・ティップル(飲んだくれ)
モリー
原田優一 「もってこい」(トムの使い走り) ノエル 15歳
小此木麻里 「やってこい」(トムの使い走り) エマ 12歳

老役者:近藤洋介さん、名優だと思います。

トム=フィルチ:橋本さとしさん:トークショーでは、とても楽しい人とお見受けしました。枚方出身だそうです。枚方と言えば「くらわんか」だと言って、他の方々にきょとんとされてしまい、高谷あゆみさんからは「枚方と言えばひらかたパークしかない」と言われてはりました。役の上でもコメディアン的な役とまじめな役とをとても巧みに演じ分けられていたと思います。

ピーチャム:高嶋政宏さん:両親共にミュージカルで活躍されていた方だけに歌も演技も巧者です。「マリー・アントワネット」に引き続きあくどい男の役で拝見しましたが、2枚目なのに悪役が板についていて、次はピカレスクの主役で拝見してみたいと思いました。

ミセス・ピーチャム:森公美子さん:ベガーが何人いても、ついつい森公美子さんに目が行ってしまいます。歌は聞きほれるばかり。ダイアナ・トレイプスの時はすごくコワイおばあさんでした。もっとソロが聞きたかったですが、仕方ないですね。

ポリー・ピーチャム:笹本玲奈さん:とってもキュート。お茶目で可憐な女の子を演じておられました。「マリー・アントワネット」のマルグリットで初めてこの方を知ったのですが、若いのに上手でびっくりでした。

マクヒース:内野聖陽:いいかげんだけどカッコイイ男を楽しそうに演じられていたようにお見受けしました。トークショーでもサービス精神旺盛でした。「ベガー」としての本名、マッコリは、お酒が好きだからだ(?)といっておられましたよ。

ルーシー:島田歌穂さん:けなげな女の子を熱演。私は生の島田さんを観るのは初めて。チャーミングで、歌もお上手でステキでした。

モリー・ブレイズン:トム・ティップル:宮菜穂子さん:カーテンコールの際、凄く綺麗な連続側転を披露してくれました。すごかったです。

ミセス・スラムキン:すりぬけサム:高谷あゆみさん:トーク・ショーのときの進行役で、もう・・・面白いと言ったら・・・、さすが関西人です。たくさん笑わせていただきました。高谷さんが10数年前、「レ・ミゼラブル」でミセス・テナルディエを演じたとき、原田優一さん(ノエル役)と小此木麻里さん(エマ役)は、それぞれガブローシュ役、リトル・コゼット役だったそうです。若いとはいえベテランの、だけど初々しくてPrettyなお二人は東宝HPの「ベガーズ・ブログ」の担当なんだそうですよ。

 ↓古い映画が復刻されるようです。観てみたいですね。

三文オペラ 三文オペラ
販売元:Forest Plus by KINOKUNIYA
Forest Plus by KINOKUNIYAで詳細を確認する

 3/21追記:「シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌] 」で「ベガーズ・オペラ」の特集がありました。ページ数がそれほど多くはありませんが、内野聖陽とジョン・ケアード、島田歌穂と森公美子と笹本玲奈、高嶋雅宏と橋本さとし、の3組の対談、原田優一のインタビュー(以上敬称略)が収録されており、読むと楽しいです。

シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌] Book シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌]

販売元:モーニングデスク
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月11日 (月)

「ベガーズ・オペラ」大阪公演その1

 一昨日、「オペラ座の怪人」マチネを観たあと、同じく梅田で「ベガーズ・オペラ」のソワレを観ました。場所は梅田芸術劇場です。

Photo_24 ←公演チラシと「ベガーズ・オペラ新聞」 です。 「ベガーズ・オペラ新聞」 は無料配布の販促グッズなのに読み応えがあるし、編集センスも光っています。

あらすじをざっと書くと・・・。舞台は18世紀はじめのロンドン。「スウィーニー・トッド」より更に一世紀前です。最初舞台には老役者が現れ、こじきたちに一夜だけ劇場を貸したものの、一向に現れないと嘆きます。そこへ客席からどやどやとこじき一座の登場。一座の作家はこじきのトム。そして演じられる物語は・・・。あくどい商売をしているピーチャム夫婦は、娘のポリーが追いはぎのマクヒースと結婚したと聞き激怒。マクヒースを密告し刑務所に追いやろうとする。マクヒースは逃げるが隠れ家では娼婦を何人も連れ込んでいるドン・ファンぶり、そこへピーチャム自らマクヒースを捕らえにやってくる。刑務所ではマクヒースの子を身ごもった看守の娘・ルーシー、彼の不実を詰る。そのルーシーをかき口説いてマクヒースは脱獄。上流の人たちと賭け事をしたり、復讐をたくらんだりしつつもついには処刑・・・しかしそこにどんでん返しが!

 ストーリーは劇中劇の内容が複雑に思えて最初のうち混乱しました。マクヒースは「キャプテン」と呼ばれていますから、最初は船長なのかと勘違いしたぐらいです。ピーチャムのことも官憲の末端にいるのに盗品売買に手を染めているのか、と思ってしまっていたし。取り合えず劇中劇の登場人物設定だけでも先にプログラムを読んでおいた方がいいと思います。猥雑な集団(なにしろ乞食と言う設定ですからね)が演じる猥雑な劇(登場人物はみんな犯罪者なんです。看守も悪人だし)の奈辺に感動なり見るべきものがあるのか、なぜ劇中劇と言う設定なのかを考えながら、必死で物語を追いかけました。そのうちにこれはどこかで知っている話だよ~~~???、と、思いつきました。どこで観たのか、聞いたのか、読んだのか??? 家でプログラムを読んで判明しました。「ベガーズ・オペラ」はブレヒトの「三文オペラ 」の原作だったのですね(もっとも「三文オペラ」は芝居を観たわけではなく、20年も前に本を斜め読みしたときのあいまいな記憶しかないんですけど)じっくり観ていると風刺が効いていてかなり面白いことがわかってきます。それこそ舞台になった17世紀の同時代に作られた最古のミュージカルと言われていますが、古さを感じさせません。長く引用させていただきますが、「人はみな 生きるために もがいて 罪を背負う 裁かれるものと裁く者 分かつものは何だ 人を騙して生きるやつ 戦争起こして稼ぐやつ 本当の正義があるのなら 吊るされるのは誰だ」とマクヒースと仲間たちが歌うナンバーなど、20世紀のプロテストソングだといわれてもうなずけます。実は「ベルばら」や「レ・ミゼ」が好きな私、時代背景も国境も忘れて、このナンバーのあと市民革命の火の手が上がるのかと期待してしまいました。

 不思議な演出で舞台上の両端にも客席がありました。あの席は近くてよいけど、観やすいのかなぁ?最初近藤洋介さんの演じる老役者が、その舞台上の席の観客たちに荷物を運ばせたり舞台上の掃除をさせたり、というお楽しみも。乞食たちは客席後方入り口からの登場で、私は真近で森公美子さん、高嶋正弘さんを見ることが出来てそれだけでもかなり満足。 幕間には乞食たちが客席をウロウロ。何度か観劇して事情通らしいお客さんは色々なお菓子を上げていました(終演後のトークショーで橋本たかしさんが大阪の女性はみんなが飴ちゃんの袋を持っているとネタにしてはりました)。バレンタイン前だからチョコレートの包みを持ってきている人たちも。楽しいファンサービスですねぇ。

 登場人物も豪華で満足です。ミュージカルらしく歌える方々ばかりですし。もちろんそれが当たり前なんですけど、1ヶ月前の「ファントム」は、それでがっくり来ていますからね。あのあと密かに心配の種を育てていたのです。高嶋政宏さん・森公美子さん・島田歌穂さん・笹本玲奈さんがすばらしい歌声なのはもちろんよく知っていましたし、期待通りでした。すばらしい!大河ドラマ「風林火山」で一気に注目の的(私&娘のなかで)になった内野聖陽さんですが、もともとが新劇俳優さんだけに、主役が歌えないような人だったらどうしよう・・・とドキドキ。でもまったくの杞憂でした。声量・音程共に十二分。迫力ありました。よく考えたら以前にもトート役を演じていらしたんですよね。失礼しました。

「ベガーズ・オペラ」のプログラムでは、登場人物の紹介はみなさんそれぞれ本人が書いているそうです。個性的でなかなか芸術的でもあります。内野さん、橋本さん、島田さん、笹本さんらはご自分をイラストでも表現されているのですが、これもまたお上手なのです。

 役者の皆さんは初演のときに17世紀のイギリスについての研究発表もなさったそうで、詳しい時代背景がプログラムで解説されています。ずいぶん読み応えがありますし、勉強にもなります。いつもはプログラムを買わない方も今回ばかりは買ったほうが良いと思いますよ。

 終演後はトークショーがあり、主演の内野聖陽さんのほか、地元出身の高野あゆみさん・橋本たかしさんが、公演について大阪についてにぎやかで楽しいトークを繰り広げてくださり、30分余りのトークショーだったのですが、あっという間に過ぎてしまいました。

(その2に続く→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_cfd2.html

↓ベガーズ・オペラの原作です。

乞食オペラ Book 乞食オペラ

著者:ジョン・ゲイ,海保 真夫
販売元:法政大学出版局
Amazon.co.jpで詳細を確認する

乞食オペラ新装版 乞食オペラ新装版

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月10日 (日)

「オペラ座の怪人」@大阪四季劇場

 昨日約9ヵ月ぶりに大阪四季劇場で「オペラ座の怪人」を観てきまPhoto_2した。同僚が(彼女とは「美女と野獣」を3回一緒に観にいき、そのうちの1回が京都劇場千秋楽佐野ビーストでした)大絶賛していた佐野正幸さんのファントムと、MYベストアムネリスの佐渡寧子さんのクリスティーヌだったので、開演前から期待はいやがうえにも高まるばかりです。そして、その期待は決して裏切られませんでした。今回は下手側の席だったので競売の時のラウル、ラストシーンの椅子に かけられたマントをはずし、仮面を持つメグがよく見えて、これも満足です。写真は、ハービスエントの地下2階出入り口のところのポスターです。

2月9日マチネキャスト(敬称略)
オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 岸 佳宏
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグ・ジリー 宮内麻衣
マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 寺田真実
ムッシュー・フィルマン 小泉正紀
ウバルド・ピアンジ 石井健三
ムッシュー・レイエ 林 和男
ムッシュー・ルフェイブル 勅使瓦武志
ジョセフ・ブケー                岡 智
   
男性アンサンブル 女性アンサンブル
金本和起 小野さや香
増田守人 阿賀佐一恵
佐藤圭一 森崎みずき
枡本和久 樋谷直美
見付祐一 ナ ユミ
柏田雄史 伊藤志保
畠山典之 梅崎友里絵
  中元美里
  鈴木友望
  是澤麻伊子
  白澤友理
  小澤真琴

 警察隊長(だと思う。ラウルと打ち合わせをする警官)の役も勅使瓦さんですね、多分。ムッシュ・ルフェーブルの登場は最初のシーンだけですから、いつも警察隊長と兼ねているのでしょうか。今回初めて気がつきました。

 佐野正幸さんのファントムには、歌も演技も圧倒的な熱情を感じました。低音域の迫力、高音域の哀切、何しろ歌が巧い。パイプオルガンにぶつける悲憤、怒りのほとばしり、恋敵への挑発、クリスティーヌを手に入れたいとの切なる望み・・・。ファントムの想いが胸に迫ってきます。クライマックスで、いったんラウルと去ったクリスティーヌが戻ってきたときの一瞬の希望と絶望の演技、それから「わが愛は終わりぬ・・・」とありったけの思いを込めての歌・・・すばらしかったです。

 佐渡寧子さんのクリスティーヌ。ビジュアルも歌声も大好きです。顔が小さくて美人だしスタイル抜群です。小姓の扮装もとっても可愛い。細かい演技もステキ。特に「ドンファンの勝利」の「The Point of No Return」で頭巾の男に頬ずりをしていて、ピアンジではないとハッと気づくときの表情が良かったと思います。歌はさすがに3オクターブ出るとおっしゃるだけあって、High Eの音も全然無理なく出ている感じです。可愛い可愛い苫田亜沙子さんもよかったけど、憂いを含んだ表情の美しさ、懊悩の様子は佐渡さんが何歩も長じていると思います。

 岸さんのラウルは正直言って微妙というのが私と娘の評価です。私見ですのでファンの方はお気を悪くなさらないで。歌はまぁ悪くないと思うのですが、新しくキャスティングされたばかりとのことで、まだ生硬さが否めないことと、ちょっと失礼な言い分ですが、ラウルは、久しぶりで会ったクリスティーヌがそれだけでときめくような貴公子らしさであってほしかった、というか・・・。実際の容貌のことではなくて、そういった雰囲気がまだまだ醸し出せていないんだと思います。ラウルは一度も舞台を拝見したことがない二枚目俳優の北澤さんで見たかったんだけどな・・・。しょーもない理由ですみません。あぁ、石丸幹二さんのラウル、一度でいいから観たかったなぁ。

 メグ・ジリー。宮内さんは優しそうな美人さんでした。ちょっと宝塚の娘役みたいな容貌だなぁとおもいました。

 カルロッタは種子島さん以外で観た記憶がありません。このカルロッタの歌と演技で何が不満なんや、ファントムは!とツッコミを入れたくなります。前にも書いたかもしれませんが、私は「プリマ・ドンナ」の歌が一番好きなんです。

 Photo_2ピアンジは初めて半場さん以外の方で観ました。彼もまたステキなテナーでした。

  ALW3作品の記念オルゴールもやっとGETしました。曲は「スーパースター」でした。今朝、早くから3回ぐらい鳴らしたので、上の娘が夢に見たと言ってました。

オペラ座の怪人 ロングランキャスト Music オペラ座の怪人 ロングランキャスト

アーティスト:劇団四季ロングラン・キャスト,劇団四季ミュージカル・オーケストラ,山口祐一郎,鈴木京子,石丸幹ニ
販売元:ポリドール
発売日:1992/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

劇団四季ロングラン・キャスト「オペラ座の怪人」 劇団四季ロングラン・キャスト「オペラ座の怪人」

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

↑これは私が愛聴している石丸幹二さんラウルのCDです。ファントムは山口祐一郎さん。

オペラ座の怪人(日本語キャスト) Music オペラ座の怪人(日本語キャスト)

アーティスト:劇団四季ロングラン10周年記念キャスト
販売元:ポリドール
発売日:1999/04/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オペラ座の怪人/オリジナルサントラ オペラ座の怪人/オリジナルサントラ

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 ↑こちらは今井清隆さんファントム、柳瀬大輔さんラウル、井料瑠美さんクリスティーヌです。劇場で売っているのはこちらですね。

私の9ヶ月前(大阪公演初日)の感想はこちらに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c96b.html

20_3  *2/15追記*ところで左に写真引用させていただいた「オペラ座の怪人 20周年 メモリアルカード(ホログラムの絵はがき)」、なかなか楽しいですね。3種類(仮面・マスカレード・ボート)に絵が変わるホロ・カードは始めて見ました。そういえば、劇場にもホロ・ポスターがあって、通る方向によって絵や色がちがって見えるのに感心したことでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月21日 (月)

前進座「三人吉三巴白浪」

 ひさしぶりに京都四条の南座へ。まさに四半世紀ぶりぐらいに前進座を観ました。前回、前進座を見たのは、中村梅之助の「尻啖え孫市 」だったか、先代河原崎国太郎の「切られお富」だったか・・・。

 今日、観たのは、歌舞伎の外題のなかでも超有名な「三人吉三巴白浪」 (さんにんきちさともえのしらなみ)です。でも私、このチケットをを買ったときにチラシをもらえなかったものだから、今日の今日まで「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」だと思っていました。どちらも同じお話、河竹黙阿弥作のこの歌舞伎狂言のことなのですが、いやはやうかつなとです。「白浪」とついているとおり泥棒もの。京都の週刊新聞のインタビュー記事(http://www.kyoto-minpo.net/archives/2007/11/27/post_4002.php)によると、長いお芝居なので、100年の歴史を持つ南座でも、通しで行われるのは今回初めて・・・なのだとか。なるほど、花道を2本使ったり、大きな建物がせりあがり、下がりするなど凝った演出でした。

 子どもは、前に歌舞伎鑑賞教室に連れて行った時の印象が良くなかった(言葉がわからない、内容が難しい・・・児来也だったんだけどね)ので、いわゆる旧来からの歌舞伎に連れて行くのはちょっと無理。でも、前進座ならわかりやすいので、と思って連れて行きました。少し前に流行った『声に出して読みたい日本語 2 』にも載っている、お嬢吉三の名せりふ「月も朧おぼろに白魚しろうおの 篝かがりも霞む春の空 つめてぇ風もほろ酔いに 心持ちよくうかうかと  浮かれ烏がらすのただ一羽 ねぐらへ帰る川端で  棹の雫か濡れ手で粟 思いがけなく手に入る百両  ほんに今夜は節分か  西の海より川のなか 落ちた夜鷹は厄落とし  豆沢山で一文の 銭と違って金包み  こいつぁ春から縁起がいいわぇ」も、もう一度読みながら、楽しみにしておりました。 Photo

←本公演のパンフレットです。錦絵を使ったおしゃれな表紙ですね。

 ストーリーはちょっと複雑です。古典ですのでネットでいくらでも解説してありますのであえてふれません。とにかく、第1場(侍と山伏の掛け合い中に暗躍する巾着きりに注目するのを忘れずに)に出た人たちは、その後のストーリー展開はさほど関係ないことはちょっとびっくりしました。その後の登場人物たちの背景はあとから新事実が語られていくので・・・、いかにも因果応報というか、歌舞伎らしいストーリーなのですが、子どもにはわかりにくかったようです。様式美の「見得」や「間」や「ため」も、日ごろテンポの良いミュージカルを見ていると、少し退屈なのかもしれません。3人の夜鷹が流行の小ネタ ・・・けんか中に「どんだけ~」とか、大年増であることを皮肉られて「そんなの関係ねぇ」とか・・・をいくつか振りつきで披露してくれたのが一番印象的だったようでした。まぁ、中学生とはそんなものでしょう。

 4幕・本郷火の見櫓の場、は、やはりクライマックスの見せ場です。舞台は派手に動くし、捕り手の若い役者さんたちは次々にトンボを切るし、見得は多いし・・・。紙ふぶきはどんどんと散るし、それに音曲(長唄・三味線・囃子)も舞台上手に出て来ての演奏ですしね。私は大いに楽しみました。

 前進座は現代劇も良いんだけど、やはりせっかくなら歌舞伎調のものを観たい気がします。毎年1月の南座新春公演は前進座ですから・・・毎年1月の私の行事にしようかな・・・と思った今日の観劇でした。

 パンフレットによると配役は以下の表のとおりです

 

和尚吉三 藤川矢之輔
お嬢吉三 河原崎國太郎
お坊吉三 瀬川菊之丞
土佐衛門傳吉 小佐川源次郎
手代十三郎 亀井栄克
おとせ 山崎杏佳
八百屋久兵衛 中村靖之介
釜屋武兵衛 山崎辰三郎
堂守源次坊
釜屋武兵衛
修験者無動院
中嶋宏幸
金貸太郎右衛門
夜鷹 うで蛸のおいぼ
捕り手頭長沼
益城宏
研師与九兵衛
夜鷹婆ァおはぜ
柳生啓介
甘縄丹平
けんのみ権次
松涛喜八郎
百姓豊作
黒四天
又野佐紋
かごや・黒四天 安永稔(助演)
かごや・黒四天  菊池亮(助演)
夜鷹 虎鰒のおてふ
黒四天
渡会元之
黒四天  松永啓
黒四天  鈴木大
黒四天  上滝啓太郎
黒四天  藤井偉策
黒四天  新村宗次郎
黒四天  竹下雅臣

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月15日 (火)

「少女マンガの世界 原画’(ダッシュ)京都展」

おととい、梅田芸術劇場での「ファントム」 (私の「ファントム」観劇記はこちらに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_c6a8.html   http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_ab53.html  http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_dbb8.html )の開演が3時だったので、午前の時間を利用して京都国際マンガミュージアムに行ってきました。京都と大阪と距離は離れているけど、交通至便だし阪急に乗るついでというものです。それに、持っていた特別展の招待券が14日までだったし。私は2度目だけど娘は初めて。たくさんの「マンガの壁」に目を丸くしていました。とりあえず、館内を一巡り。特別展は「少女マンガの世界 原画’(ダッシュ)京都展」。あすなひろし・今村洋子・上田としこ・上原きみ子・北島洋子・佐藤史生・高橋真琴・竹宮惠子・巴里夫・水野英子・わたなべまさこ(敬称略)のみなさんの、複製原画の展示でした。私にとっては懐かしいマンガ・漫画家さんたちですが、娘にとっては知らない人ばかり。でも絵やタッチの比較などしながら楽しく鑑賞しました。高橋真琴さんの作品は絵物語や塗り絵、紙製の着せ替え人形で親しんできましたが、マンガも描いていらしたんですねぇ。美しいお姫様や令嬢の絵にあこがれたものです。巴里夫さんのマンガは「りぼん」で愛読していて、学童疎開を描いた作品に涙したこと、わたなべまさこさんの作品で、アウシュビッツやシャム双生児をあつかったマンガがあったことなどを思い出しました。そういえば「ガラスの城」の姉妹はどうなったんだっけ?水野英子さんの作品はわりと近年に文庫で再版されているのに、すでにほとんど絶版状態・・・。今回あらためて読みたくなった作品がいっぱいあるのに・・・。古本屋めぐりするほかないのかなぁ。娘は、原画を見ていくつかの作品に興味を持ったようで、わが家にある本は読んでみようと決意した模様です。
 あとは昼まで、ふたり別々に好みのマンガを手に取り、至福の時(オオゲサ?!)を過ごしました。楽しい施設ですねぇ。若干、本の並べ方の規則性が判りにくいのですが、コンピュータで蔵書検索もできるようになっていて便利です。惜しむらくは・・・特別展に異動してあった水野英子さんたちの作品が読めなかったこと。1日中でもマンガを読んでいられそうですが(その日のうちなら、何度でも出入り可なので、途中でランチやお茶に行くのもOK)、この日のように半日、と区切って行くほうが私の小児はあっている幹事です。だって一日中マンガに読みふけると、怠け者になったような罪悪感がわいてきそうで・・・。。

 ランチは新風館のTAWAWAで。ここのランチは本当にお得です。メインディッシュとデザートを抜いてサラダバーとパンだけでも、この値段で大満足です。娘は初めて連れて行ったのですが、とってもおいしいサラダバーをたっぷり食べた上にデザートまでついてくるのに感激することしきりでした。いつも家では和風ドレッシング一辺倒なのですが、一昨日はイチゴドレッシング・九条ねぎドレッシング・聖護院大根ドレッシングなどいろいろ試してみました。どれもとびきり美味しくて・・・。また、サラダバーにあるお惣菜(京のおばんざい)風の野菜サイドディッシュも絶品でした。白菜の炊いたん、大根の煮物、かぶのきんぴら・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月24日 (月)

劇団四季「ユタと不思議な仲間たち」

1 昨日、京都劇場へ劇団四季の「ユタと不思議な仲間たち」を観にいってきました。TV(とその録画DVD)では何度も観て、大好きになった作品ですが、生の舞台で見るのは初めて。今日の出演者は誰かな~などとわくわくしながら観にいきました。

 感想を一口で言えば、TVよりやっぱり生。生の舞台は迫力が違うって、言い古されたようなことばだけど、俳優さんたちの息吹が伝わってくる、客席から喜びが伝播する、すばらしい!

2007/12/23のキャスト
ペドロ 田代隆秀
ダンジャ 池末絵己子
ゴンゾ 深見正博
モンゼ 田村 圭
ヒノデロ 道口瑞之
ユタ 藤原大輔
小夜子 笠松はる
寅吉 吉谷昭雄 
ユタの母 斉藤昭子
クルミ先生 丹 靖子
大作 菊池 正
一郎 遊佐真一
新太 小原哲夫
たま子 上原のり
ハラ子 市村涼子
桃子 松葉梨香
 ユタは希望通り藤原大輔さんでまず満足。背もお顔立ちも可愛らしいので、子どものお話だということがわかりやすいのです。ダンスも若々しくてよかった。しかしユタの服装は何とかならないものでしょうか・・・。「東京もん」の格好ならもうちょっと現代風なおしゃれなものに変えたらどうでしょうか。いやそれをいうなら大作たちの服装も変えないといけないし、第一今は都会も田舎も服装では変わらないのかもしれないけど・・・。靴が男の子たちがみんな革靴というのも(女の子たちはスニーカーなのに)ちょっといかがなものかと・・・。演技には関係ありませんがリアリティという点では少々アレかな?なんて。

 ペドロの田代さん。「南十字星」の島村中将も男気のある渋い役柄でしたが、ペドロもなかなかのものでした。声も渋いし発語もたしか。小夜ちゃんを大好きな気持ちも伝わってきます。

 ダンジャの池末さん。「クレイジー・フォー・ユー」の時には、ピンク色の似合うセクシーなダンサー役でしたが、ダンジャな池末さんは予想以上にカッコよくて、びっくりしました。冷静で理知的なダンジャでした。役柄の上でも愛嬌たっぷりですが、送り出しの時の愛想もとっても良くってステキでした。

 ゴンゾは深見さん。ベテランの味が滲み出していました。歌もステキ。

 モンゼの田村さん。立ち姿がとってもお美しい。スタイルいい。ダンスいい。

 ヒノデロは道口さん。女形姿が美しくキマッテいます。ペドロがサヨちゃんを好きなように、ヒノデロは大作に憧れているのでしょうか。しぐさも可愛く見えるように研究されていますね。ルミエールといい、道口さんは下村さん路線でいく役者さんなのでしょうか・・・だったらいつかヘロデ王でも会えるのかな? 

 寅吉じっちゃんは吉谷昭雄さん。シングルキャストです。ずっとこの方ばかりが演じて来られていると聞いたのですが、本当なのでしょうか?吉谷さんは方言指導スタッフとしてもかかわっておられるようなので、吉谷さん抜きには子の舞台は成り立たないといっても過言ではないのかもしれませんね。私の中ではコッグスワースがイコール吉谷さんだったのですが、じっちゃんもイコール吉谷さんになってしまいました。

 ユタのお母さんは斉藤昭子さん。最近ではCFYのボビーのお母さんでお目にかかり、その演技力に感銘しましたが・・・。品のよいステキな演技ですが、ビジュアル的に小学生であるユタのお母さんにはちょっと見えにくいですね。服装にも工夫が要るんじゃないでしょうか・・・。

 小夜子ちゃんは笠松さん。先日のTV放映のときにも笠松さんだったのですが、TVで観たときよりも舞台で見たほうが容姿も綺麗で歌もすごく上手く感じました。「夢をつづけて」なんてもっと長い曲だったらいいのにと思ったぐらい。彼女のソロがたくさんある舞台を観てみたいです。当面京都劇場の「ウェストサイド物語」で笠松マリアが登場するのに出会えますように

 クルミ先生の丹さん。クルミ先生という人物をとてもコミカルに演じておられて、さすがにベテランです。送り出しのときにもとても温かな声をかけていただいて。優しい人柄を感じました。

 大作たちいじめっ子軍団はダンス巧者ばかりだと感心。大作の菊池さん。とても男前だし、いい声だし、かっこいい踊り手でもあるのだけど、学生服の子ども役にはもうツライ!団体鑑賞するこどもなんてもっとシビアに痛いところをついてきますよ。年齢相応の役をやらせてあげてほしいです。先日のTV放送時にはペドロ役でしたが、これはとてもよかったんだけどな。子どもの役はせめて30代ぐらいまでの童顔の人にしてほしい。若手はこういうところにもっと使ってあげたらよいのではないかと思ってしまいました。

Photo_29Photo_30 画像は例によって京都駅ビルコンコースで撮影したものを引用させていただいています。

 プログラムを見る と「教育再生会議」のお歴々の文章が載っていてちょっと胡散臭い 感じがしますが、舞台で得られる感動は本物だと思います。歌われるナンバーも名曲ぞろいです。「生きているってすばらしい」や「ともだちはいいもんだ」はたしかNHKの「歌はともだち」とかでも歌われていたのではないでしょうか。この2曲は岩谷時子さんの作詞ですが名作(名曲)ですよね。『三銃士』の誓いみたいな歌詞ですが、 「みんなはひとりのために ひとりはみんなのために みんなはひとりのために ひとりのために」 と、「みんなのため」、ではなく、「ひとりのため」が強調されているところが、本当に一人一人の人間を大切にしたいという気持ちが表れていて、また好いのです。

ユタと不思議な仲間たち Music ユタと不思議な仲間たち

アーティスト:劇団四季
販売元:ポニーキャニオン
発売日:1990/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 小夜ちゃんのソロの「夢をつづけて」は歌謡曲のようなナンバーだなと思ったら、森進一がカバーしているんですってね。豆知識をネットで拾いました(^^♪

 ユタの観劇予定はもうないのですが、プログラムを見るとヒノデロには下村さんもキャスティングされています。下村さんのヒノデロが観られるってあらかじめわかっているのならもう一度ユタを観にいきたいです・・・。

 ついでに原作もお薦めですよ。小学校高学年ぐらいから読めます。

ユタとふしぎな仲間たち (講談社青い鳥文庫) Book ユタとふしぎな仲間たち (講談社青い鳥文庫)

著者:碧川 みなみ,三浦 哲郎
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book ユタとふしぎな仲間たち

著者:三浦 哲郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ユタと不思議な仲間たち / 劇団四季  ユタと不思議な仲間たち / 劇団四季

販売元:イーベストCD・DVD館
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月23日 (日)

「セロ弾きのゴーシュ」こんにゃく座

 先日、12月18日火曜日の夜、長岡京記念文化会館にオペラシアターこんにゃく座の公演、オペラ「セロ弾きのゴーシュ」を観にいってきました。

Photo_2  Photo_4 Photo_3

 公演とは直接関係ないですが・・・。長岡京駅前広場のクリスマスイルミネーションがきれいでした・・・。

 原作はもちろんあの宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』(何年か前、スタジオジブリによってアニメ映画化もされましたね。あのアニメも名作ですね)。その原作にまったく忠実な台本(ことば=せりふ、歌)になっていますが、台本と作曲はこんにゃく座主催者の林光氏。もちろん芸術監督も林光氏。演出は加藤直氏。

オペラ「セロ弾きのゴーシュ」 Music オペラ「セロ弾きのゴーシュ」

アーティスト:オペラシアターこんにゃく座
販売元:ALM RECORDS
発売日:2003/10/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 子どもたちが小さいころ(10年ぐらい前)にも一度見たのですが、新演出だというので楽しみに観にいってきました(前回の演出も加藤直氏でしたが)。上記のCDは新演出のCDです。私は前回バージョンを持っていますが、それはいまは絶版のようです

 期待にたがわず美しい歌声とハーモニー、楽しいお芝居で大満足でした。「セロ弾きのゴーシュ」ってこんなにコメディだったっけ・・・と不思議に思えてくるほど会場のあちこちでおおきな笑い声が。もちろん私もくすくすとよく笑いました。最後はハッピーエンドだし、気持ちの良い舞台でしたよ。

 それぞれ演じる歌役者も前回とは違っています。

 前回ゴーシュを演じた大石哲史さんは、野ねずみのおっかさん役で大いに笑わせてくれました。

 大石さんにかわってゴーシュを演じたのは井村タカオさん。まじめで、セロにかけてはエキセントリックなゴーシュを力いっぱい演じてくれました。坊ちゃん刈のおかしな髪型が妙にゴーシュらしい気がします。

 岡原真弓さんの楽長はさすがの貫禄です。でも・・・この作品では無理ですが、岡原さんの美しい歌声をもっと聴くことの出来る演目で彼女を観たいです。

 青木美佐子さんのかっこうのとぼけた味、田中さとみさんのたぬきの子のかわいらしさ・・・、そして今回なんといっても、私たちが目を見張ったのは佐藤久司さんの三毛猫でした。猫好き親子の観劇なので猫に心が惹かれるのは当然なのですが、非常に猫らしい身体表現で大いに楽しませて貰いました。しっぽをあやつるテグスが激しい動きのためか途中で切れたようですが、あれは予定通りなのでしょうか?アクシデントなのでしょうか?

 ピアノは榊原紀保子さん。若手演奏家とお見受けしましたが・・・。にこやかだけど硬質な演奏でした。

Photo_24  こんにゃく座はいつも終演後お見送りをしてくれますが、今回は冊子「おぺら小屋83 セロ弾きのゴーシュ」にサインもしてくれました。岡原さんにはお話したい方々がひきもきら ずにいて、サインをお願いすることは出来ませんでしたが、ほかの5人の歌役者さんにはサインがもらえました。うれしかったです。写真はサイン入りの「セロ弾きのゴーシュ」パンフレットです。

 もちろんこのオペラも良かったのですが、宮澤賢治の原作もとっても魅力的です。原作をまだご存じない方は、短いお話ですのでぜひ読んでみてくださいな。オーディオブックもあるようですし、青空文庫でも読めます(http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card470.html

セロ弾きのゴーシュ
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

セロ弾きのゴーシュ
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

セロ弾きのゴーシュ (画本宮沢賢治) Book セロ弾きのゴーシュ (画本宮沢賢治)

著者:宮沢 賢治,小林 敏也
販売元:パロル舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

セロ弾きのゴーシュ (角川文庫) Book セロ弾きのゴーシュ (角川文庫)

著者:宮沢 賢治
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジブリのアニメも名作ですよ

セロ弾きのゴーシュ セロ弾きのゴーシュ

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2006/07/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 8日 (土)

ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムver. 2回目観劇 ほか

 京都劇場の「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン 」、今日が千Photo_27 秋楽ですねぇ・・・。ジャポネスクバージョンと共に先行予約したときには、こんなに何度も観たくなるとは思っていなかったので、とりあえず初日しかとっていなかったのですが・・・。あの時千秋楽もとっておけばよかったぁ(ノo`)と後悔中。よし、もう一度!って思い立ったときには平日ソワレの後ろのほうしか残っていませんでした。ってなわけで、12月初旬のある日早めに仕事を終えて出かけてまいりました。(写真は京都駅コンコースのものです)

 千秋楽のチケットが取れなかったのは残念でしたが、さすが最終週。なんだか客席がとても熱い。アンコールなども初日よりよほど盛り上がっていた気がします。アンコールの最後にみんながひけて行くとき柳瀬さんが下手の端に一人残って、ポーズをとられました。いやぁん、カッコイイ!大盛り上がり。そして静かにみんな帰途へ。

今回12月上旬ソワレのキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       金森勝
(キムスンラ)
マグダラのマリア        西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          本城裕二
ペテロ(使徒)          賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英
ヘロデ王             大塚 俊
   
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】
岩城雄太 光川 愛
上出匡高 新子夏代
佐藤晃仁 金 寿恵
染矢 裕 倖田未稀
武智正光 金平真弥
松元 朋 松尾千歳
中村 伝 稲垣麻衣子
二見隆介 上條奈々
松尾 篤 小島由夏
鈴木 聡 大海しずか
森田利夫 伊月リナ
赤間清人 新井裕美
北村 毅  
斎藤准一郎  
竹内一樹  
西村侑剛  

 おりしもクリスマス間近。キリストの生涯を描く劇にぴったりの時期ですね。京都駅大階段の巨大ツリーもとても美しく、京都劇場への通路を照らすようです。Photo_3

  キャストは前回とほぼ同じですが、女性アンサンブルが2名入れ替わっていました。懐具合はなかなか許してくれないわけだけれど、同じ演目を複数回観ると、毎回新たな発見があっていいものです。単に私が迂闊なので、見逃す部分が多いだけかもしれませんが・・・。もう、私の迂闊なことといったら、たとえばCDでは鞭打ちの回数を英語で数えているのに、今回の舞台では日本語で数えているのに、今週の観劇で初めて気づいたぐらいです。なんてことでしょう(+。+)

 柳瀬さんのジーザスは本当に美丈夫です。ビーストやラウルの時の柳瀬さんとは面差しが変わったように感じるぐらいです。優しく群衆に対するときも、追い払ってしまうときも、御輿に担がれているときも、最後の晩餐も、ゲッセマネも、磔も・・・どの柳瀬さんもステキすぎます。でも、この劇の構成上、本当の主役はタイトルロールよりユダですよね(ちょうど「美女と野獣」を観てても、本当の主役はルミエールだと思えるようなもんかな?・・・ちょっとちがう?…)金森(キムスンラ)さんが出てくると、目はそこに吸い寄せられてしまいます。耳も・・・。あぁ、近くで観たい~っ!視力が悪いのが悲しい・・。もっと良いオペラグラスがほしいなぁ。

  ウェスト・サイド物語のあとぐらいにもう一度京都劇場で上演してほしいです。ってゆうか、土曜日千秋楽なら、日曜に追加公演をしてほしかった・・・。

  トコロデ「ペテロの否認」のマリアの歌「ペテロ、あの人は死ぬわ~、あなたのせいよ~」って何気にひどいとおもいませんか・・・?ペテロのせいってわけではないでしょうに・・・。ペテロはたしか「クオ・ヴァディス・ドミネ?(正しくはDomine, quo vadis?だそうですが)・・・主よ、どこに行かれるのですか?」の人ですよね・・・。20代半ばのころ、退職間近な職場の先輩に、「クオ・ヴァディス 」の映画と原作小説がいかにすばらしいか、傑作かを熱く語られ、速攻でレンタルビデオ店にいき、感動して、原作を図書館の文学全集で読んだことを思い出します。あの年配のペテロが、このペテロなんだと思ったら、20年ぶりに「クオ・ヴァディス」を観たり読んだりしたくなってしまいました。

 映画版もとっても好きなんですが、VTRの発売がなくなってから長いし、ここらでDVDとして発売してほしいなぁ・・。できれば舞台版も再発売を。。。。

↓これは映画版のサウンドトラックです。

ジーザス・クライスト・スーパースター ― オリジナル・サウンドトラック ジーザス・クライスト・スーパースター ― オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2002/05/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 話は変わって、昨日スポーツ紙に保坂知寿さんと石丸幹二さんの劇団四季退団が報じられたそうですね。退団理由、退団騒動の真相はホンマはどうなんでしょうか??二人とも劇団四季の中では屈指の才能と人気を誇る方がただっただけに、退団されることがとてもさびしいです。今月号の「ラ アルプ LA HARPE」にも、HP「四季の話題3」と同内容がそのまま載っていたわけですけれども、活字にして読んでみてもあまりにもひどい・・・。お二人とも体調はいかがなのでしょうか・・・。これからの活躍とご健康をかげながら応援するわけですが・・・。早く舞台に復帰してほしいですし、できれば映画やTVでもお姿を観ることができれば、とっても幸せ❤なのですが・・・。どんなもんなのでしょうね(×_×;)。

クオ・ヴァディス〈上〉 (福音館古典童話シリーズ) Book クオ・ヴァディス〈上〉 (福音館古典童話シリーズ)

著者:津田 櫓冬,ヘンリク シェンキェヴィッチ
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

クオ・ヴァディス〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (37)) Book クオ・ヴァディス〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (37))

著者:ヘンリク シェンキェヴィッチ
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

岩波文庫版にしようかな・・・。

クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫) クオ・ワディス〈中〉 (岩波文庫) クオ・ワディス〈下〉 (岩波文庫)

DVD 世界名作映画全集94 クオ・ヴァディス

販売元:株式会社GPミュージアムソフト
発売日:2006/03/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

DVD クオ・ヴァディス

販売元:PSG
発売日:2007/08/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年11月18日 (日)

京都劇場「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」初日

 京都劇場に「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」を観にいってまいりました。初日です。今日は「当日券はありません」の張り紙が出ていました。ジャポネスクバージョンより人気があるってことなのかな?ほかの日もチケットもほとんど余ってないようですし。

Photo_26 エルサレムバージョンの舞台は岩がごろごろ、草木の一本とてない荒れ野を表した、かなり角度のある傾斜舞台。激しい動きのある場では、おそらく演出なのか転ぶ人もいるのですが、誰もが本気で転んでもおかしくないほど傾いています。今回はも~のすごく後ろのほうの席しか取れなかったので、この傾き具合を前のほうで確かめたかったと、残念に思いました。。

 狂乱のユダが死にゆくとき、ジャポネスクバージョンでは、大八車の舞台から転げ落ちていくという感じでしたが、エルサレムバージョンでは泥濘か流砂に吸い込まれ、引き込まれて行く感じです。

11/18のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       金森勝
(キムスンラ)
マグダラのマリア        西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          本城裕二
ペテロ(使徒)          賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英
ヘロデ王             大塚 俊
   
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】
岩城雄太 光川 愛
上出匡高 新子夏代
佐藤晃仁 金 寿恵
染矢 裕 倖田未稀
武智正光 金平真弥
松元 朋 松尾千歳
中村 伝 稲垣麻衣子
二見隆介 上條奈々
松尾 篤 小島由夏
鈴木 聡 美吉ヘレナ
森田利夫 木村智秋
赤間清人 新井裕美
北村 毅  
斎藤准一郎  
竹内一樹  
西村侑剛  
 キャストはジャポネスクバージョンのときと大きく違っていません。私が観た時(ジャポネスクバージョンの1日目 http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html で報告させてもらっています ・2日目http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_8557.html で報告させてもらっています)との大きな違いは、チェ、じゃなくてユダが芝清道さんだったのが金森勝(キムスンラ)さんに、ヘロデ王が下村尊則さんだったのが大塚俊さんに代わっているぐらいでしょうか・・・。もっともこのお二人もジャポネスクバージョンの途中からは交替してらっしゃったようなのですが。(ジャポネスクバージョンのプログラムにはヘロデ王のキャストは下村さんしか書いていなかったので、てっきり楽日まで下村さんのシングルかと思っていたのですが・・・。エルサレムバージョンのほうには下村さんのお名前すらありません。もしやうわさどおり下村さんも退団なのでしょうか?(T_T))

 今回もアンナスが明戸信吾さんではなかったので、ジャポネスクバージョンの初日に明戸信吾さんと気づかず注目していなかったことが悔やまれます。

 金森さん(というより私はやっぱりキムスンラさんのほうが呼びやすいんだけど)のユダは、芝さんほどのパワフルさは感じられないものの、声が若々しくて甘くて魅力的です。ユダでは、エネルギッシュな歌や動きは当然なのですが、場面によっては、パッションを内に秘めながらも抑制した表現もあり、狂おしいまでのジーザスへの愛を全身で力いっぱい表現する場面などとの使い分け、すばらしい演技と歌でホントにステキでした。もう5年も前の大阪キャッツでは、私はキムスンラさん(当時)演じるところのアスパラガス=グロールタイガー&バストファージョーンズが一番好きでした。

 ヘロデ王は大塚俊さんの歌声に聞きほれてしまいました。大塚さんを前に拝見したのは、京都劇場「アイーダ」のゾーザー。あの時も歌が上手~って感心したっけ・・・。大塚俊さんに何の不足もないけれど、ただ、舞台上の下村尊則さんにお会いしたかった私にとっては、下村さんではなかったというただその一点で残念に思えました。下村さんのドゥミキャラクテール的な、そして中性的な演技がヘロデ王にぴったりだと思こともありますし、若衆姿のジャポネスク・ヘロデがあまりにも下村さんにぴったりだったので・・・ね。

 アンサンブルの皆さんはとてもお若い方が多く、「ジーザス・クライスト=スーパースター」で初舞台・・・と紹介されている2007年入団・研究所入所の方たちも数名。ジャポネスクバージョンで見たときと入れ替わっている方々もいらっしゃいます。

2  さて、「ジーザス・クライスト=スーパースター」は両方のバージョンを見比べることが出来たわけですが、私はどっちもそれなりの魅力があると思いました。歌舞伎チックバージョンの海外の高い評価(という劇団四季の宣伝)も、ただもの珍しさゆえではないことが自分の目で確かめられましたし、比べてみるとあまりに普通・シンプルに見えるエルサレムバージョンも、普通さゆえに伝わる感動がありました。終わり方はエルサレムバージョンの方が明るい気分に転換できるので好きです。曲を流すだけでなく、全員でスーパースターを歌ってほしかったけど・・・。2バージョン連続上演はうれしかったけど、プログラムはちょっと、イエ、かなりの手抜きであきれるやら腹立たしいやら。文章部分が2バージョンともまったく同じなんです。写真がちがうだけ。会員は「ジャポネスク・エルサレム2バージョンご観劇キャンペーン」で、無料でもらうことが出来るからまだしも、お金を出して買ってこれだったら「詐欺だ~」ってぶち切れそう。少なくとも、カブキバージョンに対する海外の劇評は、エルサレムバージョンのプログラムには不要で、差し替えるべきだったんではないでしょうか?

 今日は初日のせいか社員章や名札をつけている人を何人も見かけました。招待客でしょうね?そういう人たちは概していつもアンコールの切り上げが早いように思います。初日のご招待は知事や市長、取締役クラスの大物だけのわずかな人数にしていただいて、スポンサー枠とかはプレビューや2日め以降に分散してご招待してほしいな。運良くとちり席より前に座れたときは、周りが熱心なファンのひとばかりと思われるので、だいじょうぶなのですが、わりと後ろのほうに座って、自分やり前の人や周りの人たちがたくさんアンコールの途中でバタバタ去っていくとなんだか気が散るし、さびしくなってしまいます。

 上の写真は2枚とも例によって京都駅コンコースで写したものです。柳瀬さんジーザス、本当に端正ですねぇ。

ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD) ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月13日 (火)

トプカプ宮殿の至宝展

 運良く招待券が手に入ったので、10日土曜日、京都文化博物館へ「トプカプ宮殿の至宝展」を観にいってまいりました。Dscf0010

Dscf0009  チラシの表と裏、そしてチケット半券です。

オスマン(トルコ)帝国のスルタンやハレムの女子どもたちの衣装・宝飾物・武具など贅を尽くした、まさに金銀・宝石・輝石などなどで彩られた展覧会でした。黄金の馬の鎧や、ダイヤと七宝のコーヒーカップ受け、玉をくりぬいた器・・・。王冠の代わりとなったターバン飾りの立派なこと!真珠貝のスプーンはともかくべっ甲のスプーンなんてびっくりです。いろいろなものに「トルコ石」が多用されているのも感心。

 美しく彩色された儀式用?の特大コーランの華麗さに感心していると、子どもが「『コーラン』って何が書いてあるの?」と、イスラムの経典であることは知った上でご質問・・・。う~む困った!いつも「お母さんはなんでもよく 知っている(クイズなどの雑学は得意なので)と感心されている手前、言いづらかったけど、何が書いてあるかは知らないと、正直に白状しました。

 チラシにも取り上げられている特別展示品の「金のゆりかご」は意外に小さくて、本当に新生児のときでも小さすぎて、あかちゃんがずり落ちそうで怖く感じました。乳母が何人もついて見張ることのできる後宮ならではの大きさです。

 ハレムで使われていたものが多数展示してありますので『アンジェリク』なども思い出したりしていましたが、なんといっても宝石・金・美術品といえばエロイカとジェイムズ君を思い出さずに入られません。

 青池保子さんの「エロイカより愛をこめて (29) 」 「エロイカより愛をこめて (30) 」でトルコの宝剣が事件のカギになっていますが、まさにジェイムズ君がよだれをたらしそうな宝剣もありました。

 中国から輸入した陶磁器ばかり置いてある部屋に、それとは知らず入って、トルコの焼き物って中国のものとそっくり!と思わず口に出してから景徳鎮窯と書いてDscf0011あるのを発見して、子どもに笑われました。

 ミュージアムショップにて、娘二人へのお土産は邪視を避けるトルコのお守りナザール・ボンジュウです。前に国立民族学博物館でも買いましたが。 値段が手ごろで買いやすいですね。

会場にほのかに香る、トルコのばらの香りも心地よかったです。

エロイカより愛をこめて (29)エロイカより愛をこめて (30)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月12日 (月)

『蝶々夫人』名場面集

 地元紙に案内が載っていたので、ちょうど近くまで行くついでがあったので観に(聴きに)行ってみました。場所は府民ホールアルティ。

 左成洋子さんという方のピアノ演奏で、オペラ蝶々夫人あらすじを字幕でたどりながら、ソプラノのアリア部分だけ福田美佳さんというソプラノ(リリコ)歌手による蝶々夫人のアリアを聴くという形のコンサートでした。こういったハイライト上演って、オペラ歌手の世界ではよくあるのでしょうか?私はまったく予備知識なしに行ったので面食らってしまいました。オペラを聴きにいったと思わず、小規模なリサイタルに行ったと思えばいいのでしょうが。

  歌もピアノもすばらしく美しく聞き惚れました。ただとっても美しい旋律過ぎてアルファ波に脳が支配されたのと、字幕を追っていくのがつらかったので(何しろピンカートンや領事のせりふは字幕のみですからね)ついつい 意識が遠のき加減になることも時々ありました(>_<)

  前回、オペラ歌手(こんにゃく座以外)の歌を生で聴いたのは、ほんとに10数年イヤ20年以上前のこと。グランドオペラなどなかなか観にいけない私なのでアリアだけでも聴くことが出来てちょっと満足しました。ピアニスト兼音楽監督の左成洋子さんは、びわ湖ホールのオペラピアニストでいらっしゃるとのこと。そういえば、びわ湖ホールは結構お手軽価格でオペラが観れるんですよね。行ってみたくなりました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月15日 (月)

京都劇場 劇団四季「JCS・ジャポネスクver.」観劇記、その3

 二日続きで京都劇場で観た、ブログに書いた 劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」。でも、まだまだ興奮は冷め遣りません。CDを引っ張り出して聞きなおし(CDについてはコチラにも書いています→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_6429.html )たり、楽譜を見ながら一本指でピアノを弾いて、英語の歌詞で歌おうとしてみたり・・・。英語の歌詞と日本語の訳詞と見比べると、やっぱり上手に訳してあるなぁ・・・と感心して、プログラムを見直したら~~これも岩谷時子さんの訳詞なんですねぇ。天才的な翻訳じゃないでしょうか・・・。英語歌詞を見ると、四季版日本語歌詞の揺れの理由もよくわかります。

Jesus Christ Superstar Vocal Selections Book Jesus Christ Superstar Vocal Selections

著者:Warner Bros.
販売元:Hal Leonard Corp
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ↑この本なんですが、全曲は載っていなくて(歌詞だけ記載の曲もある)残念です。

 今日四季のHPに「『ジーザス・クライスト=スーパースター』ジャポネスク・バージョン開幕!」という記事が出ていましたね。その中に「さらに、今回京都での上演に伴い、『歌舞伎誕生の地』であるということに注目。当時の阿国歌舞伎を参考に、『安土桃山風俗』を盛り込んだ衣装に変更。」という文章がありました・・・。昨日、一昨日書いたヘロデ王と花魁の扮装の変化のことですね・・・。時代設定が変わったのは私の指摘のとおりでちょっと嬉しかったし、こういう意図での変更だということがわかって、なお興味深く感じました。ヘロデ王が乗ってくる人力車は、タカラヅカのベルばらを思わす透明アクリル製(だと思う)。ステキですがこれは変更ないんでしょうか?

 私の特にお気に入りのシーンは、すでに何度も書いているように、下村さん(今回シングルキャストのようですね)ヘロデ王のシーンですが、次は、というと最後の晩餐シーンかなぁ。使徒たちの合唱が(内容やシチュエーションは別として)耳に心地よいメロディですし・・・。ところで、使徒たちのうちで舞台上で名前をがついているのはシモンとペテロだけだけど、最後の晩餐が終わったあとのシーンで、使徒たちが寝たあとの暗闇でジーザスが呼ぶのは「ペテロ・ヨハネ・ヤコブ・・・・」なんでかな?私は関西人だからシモンは呼ばないの?とかマタイやバルトロマイはどこにいったの?とか突っ込みたくなります。

Jcss_4  私も娘も、パワー溢れる芝さんが大好きです。何度でも芝さんのユダを観たいです。でもプログラムで田中彰孝さんもユダのアンダースタディに入っておられるのを知ると、若者の熱いユダも、円熟してなお成長し続けるベテランのユダもどちらも観たくなってしまいます。もうジャポネスクバージョンのチケットは取っていないのですが・・・。あぁ、お金と時間がたっぷりの有閑マダムに憧れます。

写真は例によって京都駅コンコースの掲示物です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月14日 (日)

「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」2回目観劇!

 今日も京都劇場へ劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってきました。少し時間が早かったので、例によって京都駅コンコースの劇団四季掲示板・VTRコーナーを観ていると・・・

Jcss_5 ←こんなのを見ていた時に 、劇団or劇場職員と思しき人が寄ってきて、「当日券ありS席2枚」と書いた紙を掲示板に貼っていったのです。その席はMの19・20だったのですが、私の席よりいい席ではありませんか!会員先行予約初日に、なかなか電話もネットもつながらなくて、その時点で一番よさそうな席が、1階席のかなり後ろ、しかもセンターではないブロックしか取れなかったのに、なんでM列のセンターブロックが空いてんの~?!ジャポネスクバージョンはすごく舞台がせり出していて、E列が一番前だからM列といえばいわゆる「とちり席」・・・だれかご招待客がキャンセルでもしたのかしら?なんかちょっと不愉快・・・。

 気を取り直して劇場に入ると、ロビーは昨日よりかなりにぎやかな感じ・・・。やっぱり昨日はご招待客が多そうだったもんねぇ。スタンプの所にもプログラムのところにも、昨日はなかった長~い列ができていました・・・。

 さて、昨日の今日ですが、マリアとアンナス、二人もキャストが入れ替わっていました(@_@)そんなこともあるんですねぇ・・・。また明戸さんの声が聞けるものだとばかり思っていたのでちょっとびっくりです。アンナスは声の質が阿川さんより明戸さんのほうが私のイメージにはあっている気がします。阿川さんのほうが若々しい感じの声なので、カヤパの義父という感じがしません。マリアは高木さんも西さんも甲乙つけがたいと思いました。私の同僚は「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ役での西珠美さんを絶賛していましたが、たしかに少しビブラートのかかった美しい声に聞き惚れてしまいました。 

10/13のキャスト 10/14のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       芝 清道 芝 清道
マグダラのマリア        高木美果 西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    明戸信吾 阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          神崎翔馬   神崎翔馬  
ペテロ(使徒)          賀山祐介 賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英 村 俊英
ヘロデ王             下村尊則 下村尊則
     
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】 アンサンブル・
大八車
(白子)は
13日のキャストと同じ
石 路 新子夏代
二見隆介 金平真弥
岩城雄太 金 寿恵
上出匡高 中井奈々子
佐藤晃仁 小島由夏
染矢 裕 福田麻理恵
武智正光 上田亜希子
松元 朋 倖田未稀
柿澤勇人 松尾千歳
中村 伝 西村麗子
鈴木 聡 稲垣麻衣子
森田利夫 上條奈々
松尾 篤  
赤間清人  
 
【大八車・人力車】
北村 毅
白瀬英典
大竹康平
斎藤准一郎
斎藤洋一郎
酒井良太
嶋野達也
竹内一樹
玉井晴章
西村侑剛
高橋 徹

 劇団四季による紹介文やプログラム、「ラ・アルプ」などにあるとおり、このジャポネスク・バージョンの演出は日本の伝統芸能の系譜、文物を取り入れながら、中東で誕生し、ヨーロッパの精神の源泉となったイエス・キリストの生涯(というか最期の七日間)を描くという東西融合の斬新なものだと思いました。しかも1973年の初演から、マイナーチェンジしながらの上演なので、古さを感じさせない普遍的な魅力にあふれていると思います。和楽器の音の中でも特に笛(篠笛?)と小鼓が効果的に感じたし、5台の大八車を使った舞台装置、傾斜をつけたり、八橋か回廊のように並べたり・・・、はたまた青竹の棒、ジーザスを担ぐ御輿になったり、兵士の武器(杖?槍?)になったり、竹矢来になったり・・・・、とても非凡だと思いました。ジーザスの処刑のシーンでの竹矢来につかまる群集の表情がまた凄い、いや凄まじいというべきか・・・。

 今日も、私の中では若衆姿のヘロデ王・下村尊則さんに大受け。もっと見ていたい。すばらしい。楽しい。美しい?!帰りの電車の中でもうっかり♪そう、君はクライスッ~~♪なんて歌ってしまっていました(~_~;) 歌舞伎の所作を取り入れた動きには、今日同行した娘(昨日は「おかぁさんズルイと言われつつも私一人)も思わず観劇中に「面白いなぁ・・・」とつぶやいていました。プログラムを見ているとこのシーン、昨日も書いたヘロデ王の扮装以外に、ヘロデ王に付き従う花魁たちの扮装も変わっていますね。前のバージョン(プログラムの写真)では、笄をいっぱい挿した立て兵庫か島田風の髪型に、振袖風の打掛姿(江戸時代中・後期の雰囲気)ですが、今回のバージョンでは、少し時代をさかのぼった兵庫髷。室町~江戸前期の雰囲気で打掛も着ていないように見えました。背景は和風文様ですが、こんなところも変わっているのでしょうか?それとも同じ? プログラムの写真ではわかりません。

ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD) ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 変わったといえば、歌詞も初演のときからは変わっているのですね・・・。まっ、それは最近の「アイーダ」や「マンマ・ミーア」でもありましたけど HMVや大手CD店などで売っている1976年東京キャスト盤のCDでは、たとえば最初のナンバーでユダが歌う「私は今わかるのだ 明日のことがすべて 神の子と誰も彼を呼ばなくなればどうなる♪」の歌詞が「神の子」ではなく「神様」になっていたし、最後の晩餐シーンでジーザスが歌う「ワインとパンとで私のことを思い出すだろう 思い出すだと 私がみんなに求めているとは」は「思い出せだと 私は気が狂っているのか」になっていました。「見捨てる」⇔「裏切る」など、きっとほかにもあることでしょうね。新しいバージョンのCDを作ってほしいです。

35ステップス 劇団四季(CD) 35ステップス 劇団四季(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス 35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

↑のCD(2枚組み)には、山口祐一郎さんの「ゲッセマネ」と沢木順さんの「スーパースター」が収録されています。こちらの歌詞は現バージョンと同じかと思われます。

私の初日観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月13日 (土)

京都劇場 劇団四季「JCSS・ジャポネスクver.」初日

 京都劇場へ「ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってまいりました。子どものときに観た映画がとても面白かったので、楽しみにしていったのですが、残念なことに今日も初日だというのに空席が・・・。ちょっとさびしい・・・。

Jcss_6 歌舞伎調の隈取に白塗り、大八車でできた舞台装置・・・等々どんなものか?違和感はないのか???と、心配していましたが、観だしたらそんな杞憂はすぐに吹き飛びました。鼓や太棹を効果的に使った音楽も私は十分に楽しめました。むしろ、洋楽のみのナンバーがいくつかあるのがもったいなかった。ちょっと中途半端な気がして・・・。詳しいことは、明日も観にいくつもりなのでまとめて書こうと思います。

 劇団四季HPの「昨日のキャスト」 (いつのまにかアンサンブルの皆さんの分も発表されるように変わっていますね・・・よかった、よかった)としての正式発表の前に、主要なキャストだけ少しご紹介を・・・。さすがに難しいナンバーを歌いこなせる、歌唱力に定評のある方々ばかりですね。(敬称略です)

ジーザス:柳瀬大輔(端正なお姿でした。お顔も体型も。ファルセットもステキ)

ユダ:芝清道(この上ないほどパワフルな歌声。期待通り。力強い所作も、能役者のようなすり足歩きのシーンもどちら良かったです。)

マリア:高木美果(本当に澄んだきれいな声で、高音も聞き取りやすかった)

カヤパ:飯田洋輔

アンナス:明戸信吾(明戸さんだと思わず、ずっと別の人だと思っていました。明日は良く見ようっと。)

司祭:佐藤圭一・田辺容・川原信弘

シモン:神崎翔馬

ペテロ:賀山祐介

ピラト:村俊英(この方の低音の魅力は格別ですね)

ヘロデ:下村尊則(すご~くステキ。もっとたくさん登場してほしい。)

ヘロデ王の髪型・衣装はこれまでの上演写真とはうって変った扮装です。アフロで傾いた(かぶいた)格好ではなく、若衆風。長い黒髪を総髪に結って、粋な旗本の若殿といってもいいかも。多分京都劇場で初お目見えのパターンなんじゃないでしょうか・・。これまでに何度も見た方でも、下村さんの若衆姿を見るだけでも、今回の観劇の価値ありだと思います。

 でも、クライマックスシーンが盛り上がりにくいので・・・キリストの復活で「スーパースター」の大合唱で終わる方がカタルシスになると思うんだけど・・・。

では続きは明日のJcss_7観劇後。(14日の観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html

写真はいずれも京都駅コンコースの展示物を写したものです。白塗りメイクの柳瀬さん、眉目秀麗さが際立ちますね。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 7日 (日)

雪組「エリザベート」DVDほか・・・

 3連休が4週間の間に3回もあるとうれしいですね・・・。仕事ははかどらなくて困るけど、やはり休む期間が長いと癒されます。もう週休2日では疲れが取れない気がします。

 今日は、2週間前大劇場に行った折買ってきた、雪組「エリザベート」のDVDを観て関連の本(ムック)を読みました。エリザベート・デーです。でも家でDVDを観てると来客があったり電話がかかったりセールスが来たり・・・落ち着きません。やっぱり生の舞台や映画館で観る映画が一番だけど、「エリザベート」はチケットが取れなかったので仕方がない。見逃した舞台でも少し待てばDVDで再現されたのを観ることができるんだからそれを喜ぼうと思います。初演のころ、たいそう評判になってたくさんの関連図書が出ましたね。そのころは子どもたちが小さくて毎日あたふたしていて舞台に足を運ぶなんてできなかったんだけど、阪急の駅などで見るチラシやポスター・広告等に憧れて、原作やコミックでエリザベートの生涯をたどりました。特に森川久美さんのコミックは、このミュージカルを原作としていたので、私はこれを読んで「トート」という存在を知ったのでした。

 (1996~97年ごろ読んだエリザベート関連本・・・版は改まっていますが)

ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫) Book ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫)

著者:マリールイーゼ フォン・インゲンハイム
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

マンガ皇妃エリザベート

Book マンガ皇妃エリザベート

著者:名香 智子,ジャン・デ・カール,塚本 哲也
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 名香 智子さんの描く大きなお目目の 『エリザベート』は正統派の伝記マンガです。トートの出てくるファンタジーとは違う事実に即したエリザベートを簡単に知りたい方にお勧めです。

エリザベート エリザベート
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する
 森川久美さんの「エリザベート」は今は版元品切れのようです。寂しいなぁ。その原作も角川文庫から出てたんだけど・・・これも品切れのようです。

 あのころから10年以上過ぎて、やっと観ることができた「エリザベート」 。それだけでも感激ですが、かっこいい黄泉の帝王・水夏希さんのトート、気品があり美貌もその名声に恥じないし、歌もとってもお上手な白羽ゆりさんのエリザベート、DVDを観てその役の重要性がはじめてわかった狂言回し役のルキーニ、音月桂さん・・・みなさん見惚れるばかりです。彩吹真央さんのフランツ皇帝は威厳たっぷり、鳳稀かなめさんのルドルフは哀愁たっぷりに魅せてくれますし、ゾフィーやマックスなど年長者を演じるベテランの皆さんもステキです。やっぱり大劇場で観たかったなぁ(>_<)。

エリザベート 2007 雪組(DVD) エリザベート 2007 雪組(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 「エリザベート」のような歴史上の実在人物を悲劇的に描いた作品では、どうしてもこの女性がもう少し後世から現代に生まれていたら・・・と考えずにはおれません。いや、『風と共に去りぬ』のスカーレットに対しても考えたから、歴史もの時代ものの場合といった方がよいでしょうか。旧弊なしがらみに、その才を絡めとられて苦しめられた女性たちは、身分の上下を問わずたくさんいたことでしょう・・・。

 ではまた関連書のご紹介を

エリザペートII (タカラヅカMOOK) Book エリザペートII (タカラヅカMOOK)

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この「エリザベート特集本 Ⅱ」は、買って大正解。保存版です!今回の雪組公演の写真を中心に、2005年の月組公演との比較や歴代トート、歴代エリザベートの衣装の推移など眺めるだけでも楽しいけど、出演者さんたちへのインタビュー記事や、ファンの投稿・質問コーナーなど読み物記事も充実。特に私が楽しめたのは、水夏希さん、春野寿美礼さん、瀬奈じゅんさんの3人の対談。それから「舞台裏ルポ~地下新聞」です。

 「レプリーク」のエリザベート特集の方は、冬に来日していたウィーン版の紹介が中心。でも雪組公演を前にした抱負を主な出演者の皆さんが語っていたり、ウィーン版・東宝版・タカラヅカ版の比較があったりして初心者にの私は感心することしきり・・・・。東宝版も観てみたいです。ぜひ・・・。次は2009年に大阪公演があるんですよね?朝海ひかるさんが涼風真世さんとWキャストでエリザベートを演じるとhttp://www.tohostage.com/elizabeth08_09/ に書いてありました。

レプリークBis 一冊まるごとエリザベート Book レプリークBis 一冊まるごとエリザベート

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この夏にはちゃんと発売していたのに、今はもう版元品切れとなっているのが、名香智子さん著の『マンガ皇妃エリザベート 』と同じ原作者で、水野英子さんが漫画化した『エリザベート』。皇妃エリザベートの孫の・・つまりマイヤーリンクで自殺した「うたかたの恋」のルドルフ皇太子の娘の、エリザベート・マリー・ペツネックが主人公です。あのルドルフに娘がいて、皇女として育ちながらも、身分違いの結婚によって皇位継承権から除外されたこと、ハプスブルグ家の崩壊からナチスの支配、第2次世界大戦の終結を個性的な行動とものの考え方で生き抜いたことなど初めて知りました。原作の方は今も刊行しているので、またいつか機会があれば読んでみたいです。

エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

水野英子他/エリザベート 水野英子他/エリザベート
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年10月 1日 (月)

花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」ほか

 宝塚花組公演「ミュージカル・ピカレスク アデュー・マルセイユ」「グランド・レビュー ラブ・シンフォニー」、先週、9月23日に花組の公演を宝塚大劇場へ観にいって、1週間たちましたが、春野寿美礼さんの際立った伊達男ぶりが目に焼きついて離れません。ロングコートにソフト帽の立ち姿(スーツにソフト帽も)といえば、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガードの「ボギー・スタイル」、ダンディズムの極致です。春野さんがそのいでたちで登場されると、ダンディさと美しさに目を奪われ釘付けになってしまいます。このなんともいえないカッコの良さ!もう今作品で見納めなんてさびしすぎます(ToT)/~~~

アデュー・マルセイユ アデュー・マルセイユ
販売元: iTunes Store(Japan)
iTunes Store(Japan)で詳細を確認する
 「アデュー・マルセイユ」

 舞台は1930年代初頭の港町マルセイユ。美しい町並みに観光客も多いが、フレンチ・マフィアに支配された暗い面もあり、スコルピオ派とオリオン派がしのぎを削っていた・・・。

 幕が上がると、揃いのユニフォームに身を包んだマリアンヌ(桜乃彩音)たちアルテミス観光の女性ガイドたちが観光客を案内しているシーン。彼女たちは実は女性参政権を勝ち取る運動をしているアルテミス同盟のメンバーでもあり、威勢のいいダンスと歌を披露してくれます。そこへ女性参政権運動を快く思わない海の男たちが割って入りちょっとした騒ぎに・・・。舞台後方が明るくなると、そこはマルセイユ駅頭に見立てた大階段(この演出ステキ)。仔細ありげな男が歌いながら降りてきます。彼こそ主人公ジェラール・クレマン(春野寿美礼)、またの名をルイ・マレー、あるいはジョジョ。ゆえあってアメリカから故郷マルセイユに帰ってきたのだ・・・。

 今回ストーリーがかなりハイレベルに面白かったので(申し訳ないけど宝塚オリジナルのミュージカルのなかには宝塚のスターたちが演じるのでなければまったく面白くなかろうとか、ノベライズしても読まれへんなと思われる脚本があることは否定できません、そんなときは居眠りしかけたことも度々)、ぜひ詳しく紹介したいのですが、国際刑事警察機構(インターポール)ならぬ国際刑事機構も登場するミステリなので、遠慮して主な登場人物紹介だけにおきます。サスペンス風の物語としても良くできているし、適度な笑い・ギャグも、気楽な観劇にしんどすぎない程度の緊張感もあってとてもよかったです。

 ジェラールの幼馴染で、夜の帝王と呼ばれるオリオン派のボス・シモンに真飛聖さん、男気あふれた役ですが、お茶目なところも見せてくれます。シモンの彼女で鉄火肌の歌手・ジャンヌに愛音羽麗さん、娘役で登場です!ゴージャスなスター歌手の美しさと。マリアンヌの援助をするマルセイユの市会議員・モーリスに壮一帆さん(ネタバレですけど悪役です。いい人ぶった登場ですが下心やギマンありありに見えるように演じておられます。)・・・・。もちろん他の登場人物も魅力的な方ばかり、歌もダンスも最高です。

 最後はまた大階段を使ったマルセイユ駅頭のシーン。マリアンヌとジェラールは惹かれあいながらも別れていきますが、その時の台詞・歌がまたいいんです。この作品を以って宝塚を卒業される春野さんにぴったりで。

アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー 主題歌(CD) アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー 主題歌(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 ベルばらを演じたタカラヅカで、フランスの女性参政権獲得にかかわるエピソードを演じるのは、なんだか感慨が湧いてきますね・・・。マリアンヌたちアルテミス同盟の行動はとても魅力的です。まじめでひたむきな劇中の役柄も、その歌もダンスも。実際にもこんな運動がたくさんあったことでしょうねフランス革命では女性たちが大活躍したのに(途中ナポレオン法典等で女性の権利の後退著しいこともあり)、意外にも「自由・平等・友愛」の国フランスでの女性参政権獲得は日本と同じ1945年なんですね。もっとも、日本ではもしシロタ・ベアテ・ゴードンさんがいなかったらもっともっと遅れていたことでしょうけど・・・。

 レビュー「ラブ・シンフォニー」の主題歌も「胸に蘇る 想い出と共に 新しい旅立ちに 愛を歌う・・・」と春野寿美礼さんのさよなら公演を意識した歌詞です。全身ラメの燕尾服など、華麗できらびやかなショーでした。

プチ・ミュージアムでは、ベルサイユのばら特集と、前回花組公演の「明智小五郎の事件簿ー黒蜥蜴」「タキシード・ジャズ」の衣装の展示でPhoto_3す。

会場にほぼ等身大の楽器を持つ春野さんの写真が展示してあり、とても魅力的でした。 →右の写真は、両作品の脚本。左は衣装です。 残念なことに、この公演は自分の日程と合わずに観にいけなかったんですよね・・・。最初希望日にチPhoto_4ケットが取れず、そのあとカード会社の優待日の連絡が来たんです が、すでに他の公演のチケットを取っていた日で・・・。あ~悔やまれます(涙

Photo_35Photo_36Photo_39 ←ベルばら関係の展示の写真です。美しいマリー・アントワネットとフェルゼンの衣装(ゴージャスなベルばらの世界を感じられます)・すてきなオスカルの部屋(細部のこだわりを感じさせられます)・最後のシーンの馬車Photo_37Photo_38(アンドレの純愛を彷彿とさせられます)・小公子と小公女のシャンシャン・かわいらしいステファン人形(少女のアントワネットと処刑前のアントワネットを見つめた人形はきっと何かを語りたかったに違いない・・・と思ってこころははるか18世紀のフランスへ)です。ステキですね。いつも衣装は触れないんだけど、説明書に布地見本のようなものが貼り付けられているのもあり、布の質感 は分かります。プチミュージアムの展示はいつも良い展示ですよ~。観たことのある作品の展示は格別ですが、観たことのないものでも俄然興味がわいてきて、DVDやオンデマンドなどを使って映像ででも見てみたい!!と強く感じます。

娘は羽を背おわせてもらったり、馬車に乗せてもらったりして記念撮影もしました。観劇もミュージアム鑑賞も大満足の一日でした。

 もちろんプログラムのほかに、雑誌や楽譜、グッズも買って帰りました。

Le Cing (ル・サンク) 2007年 09月号 [雑誌] Book Le Cing (ル・サンク) 2007年 09月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 夏に観てよかったので・・・。「マジシャンの憂鬱」の脚本を読んでいるとその時の楽しさが蘇ってきました。いつもはレビューの脚本なんて載ってなくてもさほど気にならないのですが、「MAHOROBA」は、全文載せてほしかったです。とってもよかったんだもん。

宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌] Book 宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 GRAPHの方でも「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」の記事(写真)を見て、満足。「梅田芸術劇場公演ルポ」として「あさきゆめみしⅡ」が載っていたので春野さんの美しい光源氏を見てさらに満足。「その先の・・・」は壮一帆さんで、壮さんは娘が大ファンのためこれも満足・・・でした。

私の「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」観劇感想はコチラ→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/mahoroba_3697.html と コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/httpchualacream.html

「あさきゆめみしⅡ」の観劇感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6199.html

アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD) アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

アデュー・マルセイユーマルセイユへ愛を込めてー/ ラブシンフォニー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月26日 (水)

ナスカ展

 「ふたりのロッテ」を観たあと、地下鉄に乗って烏丸御池へ。京都文化博物館「世界遺産 ナスカ展 地上絵の創造者たち」を見てきました。ナスカの地上絵といえば、昔、宇宙人が描いたとかオカルトがらみの・・・かなり「トンデモ」な説を子どものころに、読んだ記憶があるだけ。アメリカ大陸のどの辺りにあるかもまったく知らず、南アメリカの文化といえばマヤ・インカという学校時代の知識の残滓があるだけの私。アンデス文化にナスカ文化というカテゴリがあるのにまずびっくり。でも音楽ではフォルクローレがちょっと好きだったので(といっても民族楽器はケーナとチャランゴぐらいしか知らないのですが)、なんとなく親しみを持って見ることができました。ミイラや骨に外科手術、頭部の人工的な変形の跡が残っているのにもビックリ。

Photo_6 ←チラシの表と裏です。

「バーチャルで飛ぶ!ナスカの地上絵」と銘打たれたスクリーン映像は、実際に遊覧飛行をしているような映像だったのですが、いかんせん、自分で車を運転していてもたとえば老ノ坂や周山街道(ローカルなたとえで恐縮)のようなところでは毎回酔ってしまう私、この映像には最初の数分でgive up。娘はたいそう興味深かったそうです。わたしは、別のところで映されていた映像で、実際に航空から見たら、古代の地上絵よりも車の轍のほうがくっきりと見えることの方に衝撃を受けました。

 これは民族学や南米に少しでも興味のある方には一見の価値ありの展示でした。ミュージアムPhotoショップはさながらペルー物産展という感じ。地上絵のデザインはサル・シャチ・鳥など、どことなくかわいらしいし、 リャマのぬいぐるみやアルパカの帽子なども買いたかったけど財布と相談してあきらめて、「ナスカ金太郎飴」なるものを買ってきました。これは京都限定なのでしょうか?

TBSのHPに「ナスカ展」の公式サイトがあります。詳しくはそちらをどうぞ。瀬木貴将さん作曲のテーマ曲も良かったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月25日 (火)

「ふたりのロッテ」京都劇場初日

この週末~連休はパソコンのハードディスクとルーターを取り替えたり、そのせいでソフトをまた一からインストールしなおしたりで、メールもネットもほとんど使わない4日間でした。それで、ブログもニュースな日記というより、旧聞の覚書になってしまっていますが・・・。読書記録も書くのが読むのに全然追いついていないし・・・、ためるとめんどくさくなって来ますよね。もっと一つ一つの記事をあっさりと終わらせたら良いのでしょうが・・・。

 「エビータ」2回目観劇http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post.html で紹介)から40日余り、今度は客層がガラッと違うだろうなと予想をしながら、9月22日、「ふたりのロッテ」京都劇場初日に行ってまいりました。

Photo_42 ←京都駅中央口を出て左側のコンコース上部のおなじみの広告です。予想通り小さな子どもさんが多かったのですが、騒ぎ出すようなこともなく小っちゃい子どもたちもかなり楽しく見ることができたんじゃないかなと思います。最初のシーン、ウィーンの子どもたちの元気なダンスで、子どもたちも舞台に食いついてきたんじゃないでしょうか?わたしも最近寝不足で、冗長な映画はもちろん、うっかりしていると楽しみにしていた観劇でもすぐ居眠りしてしまうor居眠りしそうになるのです。でもこの「二人のロッテ」では、昨日までの激務と寝不足にもかかわらず一瞬たりともそんな隙なし!

 私は原作も原作者のケストナーも大好きな上、この「ふたりのロッテ」と「雪んこ」がわたしの劇団四季・原体験。ついでに言えば作曲家のいずみたくさんの(たくさんの歌謡曲以外にも子どものための歌やミュージカルの曲、みんなで歌うのに適した歌をたくさん作っていらして、そのほうがどちらかというと好みです)曲想も好き。詳細はもう忘れてしまっているけど、私に「劇団四季」の存在を強く印象付けてくれたこの作品を再び目の当たりにできるこの日が、とっても待ち遠しくワクワクものでした。そしてっ!ン十年ぶりに観た「ふたりのロッテ」は期待にたがわず、楽しく・面白く・心の奥にしみゆく感動。すばらしかったです。まずは、原作がとってもとっても×10良いので、おかしな改変や翻案がない限り、内容が良いのはあたりまえ。原作のイメージを損なわず、舞台で観てわかりやすく楽しいものに作り上げられたこの作品の製作者(新旧の劇団関係者以外にも、作曲家等外部スタッフ、故人も含め)のみなさんに敬意を表さずにはおれません。ロッテのけなげさ、ルイーゼのいじらしさもそのままに、明るく健やかな子役を演じてくれた役者の皆さんも、もちろん個性的な大人を演じてくれたみなさんもすばらしかったです。

ふたりのロッテ (岩波少年文庫) Book ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

著者:エーリヒ ケストナー
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑原作、読んでくださいね。

9月22日11時30分公演のキャストです。

ふたりのロッテ・京都劇場
9/22 11時公演キャスト
ロッテ 吉沢梨絵
ルイーゼ 五十嵐可絵
パルフィー氏 勅使瓦武志
ケルナー夫人 武 木綿子
ムテジウス校長 奥田久美子
ウルリーケ先生 秋山知子
ペーター先生/
ベルナウ編集長
井上隆司
アイペルダウワー/シュトローブル博士 川地啓友
イレーネ 荒木美保
レージ 大橋伸予
マーサ 山下由衣子
オルガ 服部ゆう
メグ 是澤麻伊子
ヒルデ 梅崎友里絵
ローザ 灰田明日佳
ブリギッテ 河内聡美
シュテッフィ 小澤真琴
クリスチーネ 白澤友理
トルーデ/アンニー 木内志奈
モニカ 濱村圭子

 実際にはちっとも似ていない吉沢さんと五十嵐さんですが、ちゃんと双子に見えますし、二人ともかわいい。すっごく適役です。吉沢さんは「夢から醒めた夢」のピコに続いて子ども役で拝見したわけですが・・・、あの可愛らしさ伸びやかさは天性のものでしょうか?ステキです。五十嵐さんも溌剌とした演技がとってもステキで、ワタシ的には、「マンマ・ミーア」でのソフィーの友人役よりこっちの方がよかったです。お二人とも四季の若手期待株なんでしょうね。ほかの子ども役の皆さんも、無理なく子どもに見えます。それぞれ細かい演技も楽しく見せていただきました。井上さんと川地さんも二役をされていて大変ですが、校長先生役の奥田さん、ウルリーケ先生役の秋山さんもパーティの客等に扮されていますし、ロッテ・ルイーゼ以外の子ども役の皆さんも、迎えに来た母親やパーティの客など大人の役にも早替わりされていてすごいのなんの。着替えが遅い人には役者は務まりませんね。井上さんはペーター先生に扮しておられるときは、短いズボンのせいか、先生というより少年かバイト学生のようです。

 「♪もしもママといっしょに暮らせたら♪~」・・・この歌は覚えてました。というか、聴いたとき「あぁ、知ってる!」と感激したそれにこの半音使いのメロディの流れはまさにいずみたくさんの特徴だぁとまた感激。4

 唯一残念だったのは、初日なのに当日券が結構残ってそうだったこと。 右の写真は京都駅コンコースに貼られたポスターですが・・・「当日券あり」の赤い白抜き字が悲しい・・・劇団四季ファンの皆さん!「ふたりのロッテ」はファミリーミュージカルとはいえとってもよくできた楽しいミュージカルです。原作が発表されたのは60年も前なのに、パパとママの離婚と子どもたちというとっても現代的なテーマの作品です。もちろん現代の現実の家族はこんな大団円を迎えられることはまずありません。だけどだけどやっぱり大人にも観てほしいです。四季ファンの人にはとにかく吉沢梨絵さんと五十嵐可絵さんのW主役での演技という話題性だけでも観にいかれたら、絶対収穫ありと思われますよ。今回、お二人それぞれシングルキャストのようですし、キャストボックスで確認できなくっても心配無用だと思われます。

 それにしてもキャストボックスの廃止、さびしいですよね。たとえ観にいくことができなくても、あぁ、あの役者さんはこんどはこんな役に挑戦しはるんやな~なんて感慨もファンの楽しみの一つだったのに・・・。

Photo_43 ←今回子どもにはこのようなファイルがプレゼントされます。「劇場入口にて「特製3Dクリアファイル」をプレゼントいたします。□対象 子ども料金チケットをお持ちの方全員」とwebページのイベント情報にあったので、子どもチケットを確認してのプレゼントかと思ったら、どうやら四季の職員さんが目視で子どもかどうかを判断して配布しておられるようでした。そのおかげで童顔の中学生であるうちの娘も、一般チケットにもかかわらず、ファイルをいただくことができました。ラッキーです。でも会場では関西おばちゃんたちの「大人にもくれたらええのにな」というような文句、結構あちこちで漂っていました。そうですよね。子どもチケットより大人チケットの方が高価なわけだし、せめて会員にはサービスがあるとか考えてみてほしかったと思います。

 あと、ロビーでのお楽しみは、ドイツ・オーストラリアの大きなイラストマップ(地図と解説)。ちゃんと、校長先生やウルリーケ先生、ペーター先生が案内してくれています。子どもが喜ぶように、記念撮影場所も設けられていました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月18日 (火)

「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」「華麗なるハリウッド映画衣装展」

 連休、「星影の人」を観に梅田まで出たついでに、大丸ミュージアムの大阪と京都をハシゴしてきました。

大阪は「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」です。モディリアーニ、というより学校ではモジリアニと習った気がしますが、細長い輪郭の顔、黒目部分や瞳の描かれていない・・・あるいは描かれていてもごく薄い印象の目・・・・というぐらいの知識しかなかったのですが、チラシにあるジャンヌのいかにも20世紀初頭の雰囲気を持った写真に惹かれていってみました。行ってみて初めて知りました。モディリアーニ夫妻の短くもドラマチックな恋と生と死。そしてモディリアーニが描く若い妻ジャンヌ。ジャンヌもやはり絵を描いていて・・・。

Photo_2 Photo ←チラシとチケット。裏と表です。

 アメディオ・モディリアーニはイタリア系とユダヤ系の血を引く32歳。18歳の画学生ジャンヌ・エビュテルヌとモンパルナスで出会い恋に落ち、やがて二人は共に暮らし始める。二人で絵を描き、子どもも生まれる。画家同士だからエキセントリックなところもあったと思うけれど、幸せな日々だったに違いない。しかし、ジャンヌが二人目の赤ちゃんを宿している時に、モディリアーニは子どもの頃に抱え込んだ病魔に冒され35歳でこの世を去る。その二日後、ジャンヌはアパートから投身自殺を図る・・・。

 この展覧会は彼等のドラマティックな半生を、遺された絵からたどる趣向で、歳の離れた恋人(夫)に教えを請いながら独自の世界で描き続け、そしてモディリアーニなしでは生きていけなかったジャンヌの生涯が興味深いと思いました。二人の人生は映画にもなっているんですね。

モディリアーニ 真実の愛 DVD モディリアーニ 真実の愛

販売元:アルバトロス
発売日:2006/01/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ちょっと観てみたくなりました。

 ジャンヌの伝記なんて出版されていないのかな、と調べたら、二人の間に残された娘のジャンヌ・モディリアニが書いた、アメデオ・モディリアニの伝記を見つけました。ちょっと高いので図書館で探してみようかなと思います。モディリアニの絵にも俄然興味が湧いてきたので、画集も観てみようっと。

Book モディリアニ 新装版―人と神話

著者:ジャンヌ・モディリアニ
販売元:みすず書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 大丸ミュージアム京都は「華麗なるハリウッド映画衣装展」です。映画で使われた華麗な衣装は、散逸してしまったものが多いそうですが、今回の展示ではレプリカも含めて実際に撮影に使われたもの、同デザインのものなど40点を展示、同時にファッション画等も展示されています。

Photo_3 Photo_4 ←チケットとチラシの表と裏です。このチラシのデザインにもなっている「マイ・フェア・レディ」のアスコット競馬場のシーンの衣装は残念ながらレプリカだそうです。

このほかには、古いところでは「裏窓 」のグレース・ケリー、「恋をしましょう 」のマリリン・モンロー、「ジャイアンツ」のエリザベス・テーラーとジェームズ・ディーン、「スター」のジュリー・アンドリュースなどの美しい衣装が飾ってありました。でも、みんな他の作品ではステキですばらしい俳優さんだってことを知っているのに、肝心の展示されている衣装の作品は観たことがないものばかりでちょっと残念でした。ジュリー・アンドリュースは特に大好きなので、「スター!」は絶対に観てみたいと思いました。

スター! 特別編 スタジオ・クラシック・シリーズ DVD スター! 特別編 スタジオ・クラシック・シリーズ

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/03/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「大いなる遺産 」はグウィネス・パルトロウのドレス。ステキな薄いグリーン(に見えたけど・・・)の靴のサイズが結構大きくて、でも幅は狭くて・・・・同じような足型の私、グウィネス・パルトロウの美しさと比べる気は毛頭ありませんが、親しみを感じてしまいました。今webで彼女の足のサイズを調べたら27.5㎝でした。私より2.5センチも大きいのかぁ(*^。^*)これはいくら欧米人でもかなり大きい方ですよね。

ムーラン・ルージュ 」のニコール・キッドマンの紺のベルベットのドレス。後に長く裾をひくデザインで、襟と裾の縁に茶色のミンクをあしらったシンプルに見えるけど豪華なドレス。マネキンがひときわ細く見えます。パンプスは・・・やっぱり大きめですね。隣にはユアン・マクレガーが着た衣装もあったはずなのに印象に残っていません^^;

「オーシャンズ11」からはジュリア・ロバーツの金ラメの豪奢なミニドレスと、ジョージ・クルーニーのダンディなタキシード。ドレスは間近で見ても本当にキラキラでした。

タイタニック 」は、あの有名な船の舳先のシーンの時のケイト・ウィンスレットのいかにも令嬢の旅行服らしい衣装と、レオナルド・デカプリオの庶民らしい服装。映画を観た時は気付かなかったけど、ステキな編み上げの靴を履いているのですね。この靴も結構大きい。

「Mr.&Mrs.スミス」はアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの黒のスーツですが・・・普通の服なので、ご本人じゃなくマネキンが着ていると、特に目を引く感じはありません。

マトリックス 」の黒ずくめの衣装もありました。これもふつうにstreetでも見られそうな服装ですが、キアヌ・リーブスの黒のロングコートがかなりカッコよく見えます。

風と共に去りぬ 」では幸せだった娘時代のパーティーにスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)が着ていた緑の小枝柄のドレス(残念ながらこれもレプリカだそうです)、レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)のいかにも旧家の伊達男的なアスコットタイのスーツです。このドレスも印象的だけど、やはりスカーレットと言えば、カーテンドレスが見てみたかったように思います。

ラスト サムライ 」からはトム・クルーズの軍服と小雪の木綿のキモノ。

等々・・・スチール写真やDVD映像、もちろん映画の説明もあわせて展示されていました。とっても楽しんで見ることが出来ました。できればもっと広い会場でもっとたくさんの衣装や小物も見てみたいです・・・。デザイン画だけのものも、それはそれで見ごたえがありましたが、やはり実物がみてみたかった・・・。映画の衣装とか小物・小道具などは出演者の記念になったり、チャリティーに使われることもあると思いますが、今回の展示を観ていると行方不明になってしまったもの(盗難も含め)も結構あるのではないかと思われます。これらを映画会社ごとにでも、各国ごとにでも良いですから、散逸させないように管理して展示する博物館システムが出来ると良いと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月17日 (月)

「星影の人」「Joyfull!!Ⅱ」「宝塚GRAPH9月号」

 雪組中日劇場「星影の人」宝塚歌劇、雪組の全国ツアー公演、ミュージカルロマン「星影の人~沖田総司・幻の青春」ダンシング・レビュー「Joyfull!!Ⅱ」を観にいってきました。梅田芸術劇場です。

残念ながら「エリザベート」のチケットが取れずに観にいけていないので、水夏希さんトップの晴 れ舞台は、私は今回がお初です。 「星影の人」 は新撰組の沖田総司の後半生(ッて言ったって25年しか生きてないんだけど)を祇園の芸妓玉勇との恋を軸に描いた物語・・・。水夏希さんはあくまでもカッコよく、夭折の美剣士を演じておられました。ただ、いかんせん、新撰組隊内(有名隊員中)一番年下の、坊や扱いのはずの沖田総司が、山南敬助(彩那音)や永倉新八(奏乃はると)などの幹部隊員、下手すると副長の土方歳三(音月桂)より貫禄あふれて見えてしまうこと。これはしかしタカラヅカで演じる以上仕方ないことかも知れませんねぇ。芸妓玉勇役の白羽ゆりさんは、姿は美しく、歌は気品あふれたお声ですばらしい。私の中では満点です。舞台は音月桂さん(土方歳三)の歌で始まって、終わりも音月さんの歌。音月さんのすばらしい歌声をレビュー部分も含めたくさん味あわせていただきました。尾上菊之丞さん・花柳萩さん・尾上青楓さんの振付された舞もすばらしく優雅で、日舞の舞台も堪能できたような気がしました。

 観ていて、あれれ???このお話は記憶にあるぞぉ??と思ってプログラムを読んだら、なんと初演は1976年汀夏子さんの主演ではありませんか!おぉっ!30年余り前。私は高校生でした(年齢を告白)。当時は「ベルサイユのばら」初演から程ない頃。タカラヅカ人気も汀夏子さん人気もかつてないほど高まっていた頃ではなかったでしょうか・・・。そしてまた、新撰組も数々の少女マンガに描かれ(木原敏江さんの天まであがれ! とか、里中満智子さんの浅葱色の風―沖田総司とか、和田慎二さんの『あさぎ色の伝説』とか・・・。みんなこの前後の時期だったんじゃないでしょうか?)、少女たちの間でもちょっとした新撰組ブーム。沖田総司派と、土方歳三派どっちがいいか(もちろん実像ではなく少女マンガの中のキャラでしかないんですが)言い争って楽しんでいた記憶もあります。(そして私は生真面目な父親に「新撰組なんて時代の見えない人斬り集団、テロ組織であってカッコよくもなんともない」と注意されましたε=(・o・*)いや、ご尤も。その通りなんだけどさ・・・。あくまで好きなのは虚構の中の新撰組の若者たちで、歴史上の人物としてはちゃんと竜馬も好きだったから)だけど、うちは貧乏だったので大劇場に連れて行ってもらったことはありません。きっと関西テレビでやっていた「ザ・タカラヅカ」でチラッと観たのか、劇評を読んだか、運良く劇場中継にめぐり合ったかしたんでしょう。

 それはともあれ。私自身はそうしてマンガや、歴史・時代小説や、時代劇などで十分幕末維新の歴史・新撰組の物語を熟知していますから、この「星影の人」も沖田総司伝説のひとつ(彼の恋物語も少女マンガの時代物の定番ですから)として楽しむことができました。でも同行の娘にはさっぱりストーリー展開がわからなかったそうです。たしかに、沖田総司の生涯・後半生についてある程度の予備知識がないとわかりにくいストーリーであることは確かだと思います。場面転換も多いし、登場人物も多い。宝塚ファンの皆さんがいっぱいお見えでしたが、タカラヅカ以外で演じられたのでは、これでは戯曲として成功しないんじゃないかと思いました。もちろん、タカラヅカにはタカラヅカなりの物語の作り方があるのでしょう。それはわかっていますが、やはり、ファンの裾野を広げるためにはスターや団員の魅力・魅せ方とともに、きちんと戯曲としてストーリーの理解が成り立つものでないといけないのではないでしょうか?柴田侑宏氏のような大家の作品に対して素人がナマイキですが、率直な感想です。池田屋騒動が音声と赤い照明だけで表現されるのがいかがなものかとも思いました。もうすこし話の流れを整理してほし いです。これから観にいかれる方は、新撰組に関する本を読んで予備知識を仕入れていかれることをオススメします。

Shou_2  ←公演チラシとパンフレットです。色々書きましたが、私自身は楽しみました。切れ長の眼差しがカッコイイ水さんは宙組にいらっしゃる時から大好きでしたけど、今回は特に白羽さんのお美しさに感動しました。途中新撰組若手団員の一人が舞台中央でドテッとこけたんですけどあれは演技か素なのか?ちょっと客席は楽しくざわつきました。

 祇園の言葉も上手にしゃべらはるわ~と思っていたら、ちゃんと「京ことば指導 祇園甲部紗代子」とプログラムに書いてありました。やっぱり本当の祇園の本職の指導を受けてはるんやな(*^。^*)

 「JoyfullⅡ」はダンス中心のレビュー。最初は娘役の皆さんも珍しく燕尾服姿での登場です。水さんが指揮棒を振りアカペラで合唱。まぁすてき。やがてオーケストラ(録音)の音楽も加わってダンスや歌が続きます。途中「カルメン」をアレンジした曲とダンスがあって、水さんと音月さん、どっちをホセに見立てどっちをエスカミリオに見立ててあるのか、それともその時々(曲)によって変えているのか、全く関係ないのか・・・かなり気になりました。わからなかった・・・。歌うシーンは音月さんが多く、水さんの歌は少なかったです。そのかわりダンスは熱演。

 私の隣の席の人が、その隣の席の人に、結構大きな声ですっごくコアな解説をしたはって、そんなに宝塚事情に明るくない私には面白かったです。曰く「小林さんの(歌劇団理事長の?)奥さんに気に入られたはる人にはいい役が付く・・・(その後いろいろなスター・団員・OGについての批評が続く・・・)」、曰く「柴田(侑宏)先生の作品は、TOPの一人だけにスポットライトを当てるようなんものではなく、たくさんの登場人物が生かされたストーリーですばらしい」等々・・・。勉強になりました。

 全国ツアー公演恒例のご当地出身者ご紹介では、専科の汝鳥伶さんがご当地もご当地、梅田のそばのご出身だと紹介されました。水さんのご挨拶では、水さんが最初ちょっとセリフをかまはったところがご愛嬌で、余計に満足しました。

 ショップでは色々売っていましたが、来週も宝塚に行くことだし、と思ってプログラム以外はがまんして帰りました。帰りがけ、大きな書店に寄ったら、地元の小さな書店ではすでに売り切れていた「宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 09月号 [雑誌] 」があったので、これは来週では間に合わないのでかって帰りました。春野寿美礼さん関連の記事が結構多くて満足です。連載の「『おとめ』に歴史あり」は瀬奈じゅんさん。「波瀾爆笑?!わが人生」は遼河はるひさんです。

宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 09月号 [雑誌] Book 宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 09月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

新撰組の予備知識を得るためには・・・下記のマンガも良いですよ。

天まであがれ! (1) (秋田文庫) Book 天まであがれ! (1) (秋田文庫)

著者:木原 敏江
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

天まであがれ! (2) (秋田文庫) Book 天まであがれ! (2) (秋田文庫)

著者:木原 敏江
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

浅葱色の風―沖田総司 Book 浅葱色の風―沖田総司

著者:里中 満智子
販売元:中央公論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

星影の人/Joyful!! II(DVD) 星影の人/Joyful!! II(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

星影の人ー沖田総司・まぼろしの青春ー/Joyful!! 2 星影の人ー沖田総司・まぼろしの青春ー/Joyful!! 2

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 6日 (木)

ちょっとだけ、グルメと展覧会の日々・・・?その①

 長男(大学生)が帰省して、パソコン前を独占していたり、二女の夏休みの宿題(レポートを3教科分!(泣)を手伝うのにかかりっきりになったり、長女の文化祭準備のためのあれやこれやに翻弄されたりで、半月ほどパソコンにゆっくりと向かう時間や気力がありませんでした。

 その間のことをちょびっとずつ書き足そうと思います。本も結構読めたし。

 お盆休み(夏休み)。お金がなかったり時間がなかったりで、旅行も遠出も出来ませんでしたが、ほんのちょっぴりグルメをしたり展覧会を観にいったりして楽しみました・・・って、普通の週末とあんまり変わりませんけれども~~~。

 その①は展覧会について。展覧会は4つ行ってきました。

ひとつは大丸梅田店の「アインシュタインLOVE」です。タイムスリップなどのSF小説が好きなので・・・特殊相対性理論等にも興味はあるのですが・・・子ども向けの入門書やマンガ(たとえば『』『』)なども読んだのですが、根っからの文型頭でちっとも理解できないのです(@_@;)・・・、で、この展示をみたらすこしは理解が深まるかしら・・・と期待していたのですが、やはり博士の物理学的な研究内容については全くダメ(T_T)。来日した時の様子とか、人文的な伝記要素の展示内容については、興味深く観ることが出来ました。とくに、心ならずも原爆開発に関与してしまう結果になってしまったことへの後悔とパグウォッシュ会議・ラッセル=アインシュタイン宣言等について、改めて原資料つきで知ることが出来たことは収穫でした。

 二つ目は大丸京都店の「長新太展」 。『キャベツくん 』シリーズや『ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば) 』のようなナンセンスな絵本がわが子たちは大好きでした。もちろん寺村輝夫作の物語に絵を付けた『おしゃべりなたまごやき 』や『ぞうのたまごのたまごやき (日本傑作絵本シリーズ) 』なども大好き。私自身はあまりナンセンスすぎる物語は苦手ですが、とぼけた味の絵は結構好きでした。

 もともとは漫画家さんなのだということをはじめて知りました。やはり独特の味のあるマンガで、額に納められた原画に向かって、ニヤニヤしながら読んでいる人多数。細かい文字までつい一生懸命読んでしまって、京都店の大丸ミュージアムは狭いのに、観て回るのに結構な時間がかかりました。灰谷健次郎が文を書いた絵本『ろくべえまってろよ 』や、今江祥智の長編の童話(『ぼんぼん 』シリーズとか)の挿絵なども長さんの絵だったんだ~と心のなかで「へぇ~」っとさけんだり。小学校の図書館で愛読した(「どんだけ昔やねん!」と一人ツッコミ) 『いたずらラッコのロッコ (日本の創作児童文学選) 』シリーズも長さんの挿絵と知って感慨にふけったり。

 3つめは京都市美術館で「フィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術」。これはかなり良い(私の好みに合致した・・・という意味です)作品の集まった展覧会でした。

Photo_2  ←この絵(ルノワールの「ルグラン嬢の肖像(部分)」がポスターになっている展覧会です。愛好家の多いコロー・クールバ・マネなどの写実主義の画家から始まって、多くの人が好きにならずにはおれない印象派の画家たちの作品の数々、つい顔もほころんでしまいます。マネの海戦の絵はとても迫力があったし、ロダンの有名なブロンズもこの場で観るとまた新たな感慨がありました。ドガの踊り子のブロンズには鋳造所オリジナルのスカートがはかせてあったので、できるものなら手で触れてみたかったです。ドガの「室内」という絵には、室内の明かりがくつろいだ雰囲気を出しているというような説明が付いていましたが、むしろ男女二人の暗い関係乃至冷たい関係・・・が表情から読み取れるので首を傾げてしまいました。なかなか理解しがたいものがある現代美術も、ピカソの「三人の音楽師」、クレーの「魚の魔術」、カンディンスキーの「円の中の円」、デ・キリコの「占い師の報酬」、ジョアン・ミロの「馬、パイプ、赤い花」などなど、本当に私にも理解できそうなずっと見つめていたいような作品が多かったように思えます。

Cha1030 「アメリカの美術」と題された作品群は、美術の教科書ではお目にかかれないような作家ばかりでしたので、とても新鮮な思いで観ることが出来ました。なかでも私が気に入ったのは右の絵、フローリン・ステットハイマーの「ベンデルの春のセール」です。プレタポルテですから現代のスーパーよりはお上品でしょうが、バーゲン会場でワゴンの服を引っ張り合ったり何着も試着する女性たちは100年近くたっても変わりませんね。苦虫を噛み潰したようなおじさんの顔におもわずふきだしそうになります。左下にちょこんとお行儀よしこさんしているワンちゃんがご愛嬌。赤を基調とした画面が明るくて楽しくて・・・この画家の絵を他にも見たいのですが、どうも寡作な人のようですね。

 残念なことにまたもやギモンな展示解説を発見。オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ・リリー」。この解説に「所々緑がかった白いユリの花びらには・・・」とあるけれど、「Calla lily」を日本語に訳せば「カラー」か「かいう(オランダかいう)」。「lily」とついていても百合の仲間ではなく、サトイモ科。水芭蕉の仲間です。まぁ、美術の専門家は語学や植物は専門外かもしれませんが、かいう(カラー)はふつうに花屋さんやブーケなどで見かける花だし、ちょっと調べてみてほしかったなぁ・・・。「lily of the valley」(鈴蘭)をバルザックの小説の題名と混同して谷間に咲く百合の花だと思う人も多いようですが、その間違いよりもひどい気がします。

印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から Book 印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から

著者:吉岡 正人
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

4つ目は特別展ではありませんが、開館以来気になっていた京都国際マンガミュージアムに初めて行きました。小学校の跡地だけあってなんだかとてもステキな空間でした。新風館にいくついでに短時間立ち寄っただけなのであまりゆっくりみれませんでしたが、自由に閲覧できるマンガがいっぱいあって、時間さえあれば通いつめて読みふけりたい気分でした。時間がなかったので2冊しか読めなかったのが残念。その2冊とは・・・少女時代から大好きな河あきらさんの『さびたナイフ』と『ゆがんだ太陽』。どちらもマーガレット・コミックス。大昔、「別冊マーガレット」に掲載されていたものですが、今はもう手に入らない作品集です。四半世紀ぶりぐらいに読んだんじゃないでしょうか・・・。当時は大泣きの感動作でしたが、今でもちょっと泣けました。もういちど復刊して欲しいなぁ。あと、「地球へ・・・」のコーナーもあって、アニメ台本や竹宮惠子さんの仕事場の再現展示などもありました。竹宮さんのマンガも昔から好きだったので見入ってしまいました。そういえば、竹宮さんはここの運営母体である京都精華大学の教授ですよね。

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

著者:竹宮 惠子
販売元:スクウェア・エニックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)

著者:竹宮 惠子
販売元:スクウェア・エニックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

著者:竹宮 惠子
販売元:スクウェア・エニックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 紙芝居コーナーや子ども向けワークショップなどもあって楽しい施設でした。大人にも子どもにもオススメです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年8月12日 (日)

「エビータ」2回目観劇

 昨日、劇団四季の「エビータ」を京都劇場に観にいってきました。2回目です。先行予約ではなくチケットを取ったので、2階席でしたが・・・後ろのほうは結構詰まっているのに2S席はガラガラで、土曜日なのに・・・とちょっとビックリです。知名度のある演目だと思っていたのですが。2階席からだと遠いとは言え、舞台が鳥瞰できるのが魅力ですね。冒頭に出てくる棺の中にいるのは当然人形だと言うことが、2階からオペラグラスを使うと確認できました。

8/11のキャスト
エビータ 井上智恵
チェ 芝 清道
ペロン 渋谷智也
マガルディ 内田 圭
ミストレス 勝又彩子
男性アンサンブル 江上健二
関与志雄
池田英治
石野喜一
岡崎克哉
畠山典之
浜名正義
村中弘和
吉賀陶馬ワイス
赤瀬賢二
朝隈濯朗
香川大輔
廣野圭亮
高林幸兵
藤山大祐
村澤智弘
女性アンサンブル 佐和由梨
大石眞由
佐藤朋子
鳥原如未
平田曜子
大橋りさ
小川飛鳥
花田菜美子
細見佳代
山本志織
梶田祐紀惠
星 希青
本橋陵江
吉村晶子 
森下紗奈
 7月にこの日を予約した時には、正直言ってまた違う登場人物も良いのではないかしらという期待も無きにしも非ずだったのですが・・・キャストは、初日に観にいった時と男性、女性一人ずつアンサンブルキャストが代わっただけです。百々さんが抜けて江上さんが入り、奥山さんが抜けて本橋さんが入られました。 (web上で使える文字が限られているので、異体字を使っておられる岡崎さんの崎の字、吉村さんの吉の字、本字で表記しています。すみません)

 今回はしっかりオペラグラスを持っていったので、アンサンブルの方々の中で佐和由梨さんはどこにおられるのか?、エビータのアンダースタディ・鳥原さんの役は何なのかを確かめました。近眼と老眼に苦しんでいるので正確かどうかわかりませんが、佐和由梨さんはエビータの母親(姉にも見えますが・・・母ですよね、やはり)と、貴族の女性のなかで重鎮風に見えるピンクのドレスの人ですね。鳥原さんは、たぶんエビータの姉妹(井上さんと比べたら妹だと思うけど、酒場に来てるんだから姉かな?)と、貴族の女性の中でいつもセンターに来て歌う人だと思います。そのほかのアンザンブルの方々は、吉賀陶馬ワイスさんがカメラマン役・・・ということぐらいしかわからなかったですねぇ。アンサンブルの方がたは他の演目で名前の付いた役を観たことのあるかたしか見分けが付かない(>_<)

 内田圭さんのマガルディ、朗々とした歌声(若い娘がぽぉっとなりそうな甘い声)がステキだったのは前回と同じなのですが、昨日帰宅後、まじまじとプログラムのお写真と見比べて、つくづく巧くメイクしてあるものだなぁと感心しました。ご自分でなさるのか、メイク担当の方がいらっしゃるのか存じ上げませんが、ちゃんとラテン系のお顔に見えるようにメイクしてあるんですねぇ・・・。

 チェの芝さんは、今日もエネルギッシュでした。ユダも芝さんで観たいものです。CDも芝さんがチェを歌うバージョンのを最近毎日のように聴いています。下記のCD、エビータは野村玲子さん、ペロンは今村清隆さん、マガルディは下村尊則さんです。下村さんのマガルディもスウィートな良いお声です。

Music エビータ

アーティスト:劇団四季
販売元:ポニーキャニオン
発売日:1997/06/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 井上さんのエビータも、歌は巧いし綺麗だし、昨日ももバッチリはまり役と感じたのですが・・・、エビータが一幕の終わりのほうでしている額髪をギュ~っと上にあげた髪型、なんとかならないのでしょうか・・・。たぶん実際のエビータの髪型に似せているのでしょうが、井上さんには似合わない気がします。せっかくの美人なのに、頭ばっかり大きく見えてしまいます。井上さんの美貌を損ねるので私には不満です。

 ミストレスの歌う歌って結構難しいですよね。音の幅が大きくて。勝又さんは上手に歌っておられますが、最初下記のバージョン(久野綾希子:エビータ、市村正親:チェ)のCDを聴いて、ミストレスの歌が余りに調子が外れるので驚いた覚えがあります。誰が歌っているのか確かめたら保坂知寿さんだったので2度ビックリ。

ミュージカル“エビータ”劇団四季(日生劇場ライブ/完全収録盤) Music ミュージカル“エビータ”劇団四季(日生劇場ライブ/完全収録盤)

アーティスト:劇団四季
販売元:アブソードミュージックジャパン
発売日:2004/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ところで上記のCD、マガルディが沢木順さんなんです。私は沢木さんが現役四季団員だったころには拝見していないと思うのですが、京都劇場での「アイーダ」公演でゾーザーを演じておられるのを観ました。私は4人のゾーザーを観ましたが、正直沢木さんのゾーザーが一番よかったです、歌も姿も演じ方のニュアンスも。若い頃演じられたこのマガルディの声は下村さんに輪をかけたスウィートさです。

 ふと気付いたのですが、「ニューアルゼンチーナ」の群衆が歌う歌詞中「ニューアルゼンチーナ今ぞ日は近し」「人民たちよ あかつきは来ぬ」の青色文字部分、「インターナショナル」の日本語歌詞を取り入れているんですね。原語でも「インターナショナル」をもじってあるのでしょうか?ペロンと共産主義は相容れないものだと思いますが、あえてここに「インターナショナル」の歌詞を持ってきたのは、チェ・ゲバラと思しきチェの登場する意味と同じようなものなのでしょうか???。

Photo_2 京都駅改札口から京都劇場への通路にある宣伝版の画像です。

私の、京都劇場「エビータ」初日の感想はこちらです → http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_00ac.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

映画「魔笛」

 モーツアルトのオペラ「魔笛」を大胆な時代設定で映画化したとして話題の、ケネス・ブラナー(映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋 」のロックハート先生ですネ❤)監督作品映画「魔笛」を京都シネマで観てまいりました。

魔笛 DVD 魔笛

販売元:ショウゲート
発売日:2008/01/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 オーヴァーチュアの間ストーリーの始まりは、いかにもヨーロッパ風の高原。お花がいっぱいの美しい草原が写され草原に道のような茶色い線が見えます。だんだんクローズアップされたところへ地下から手が伸びて青い花を摘みます。茶色い線は道ではなく塹壕でした・・・。塹壕の中にタミーノ(ジョセフ・カイザー)はいます。王子ではなく兵士として。舞台は第1次世界大戦時のヨーロッパ。青い軍服の兵士と赤い軍服の兵士が戦っています。特にどこの国と仮託してあるわけではなさそうですが、少し後の映像で、クリスマスツリー(の様なもの)と白旗を持って赤い軍服たちが歩み寄り、青い軍服たちがそれに応じて、クリスマス休戦・・・というシーンが描かれていますから、いうまでもなく西部戦線のエピソードを意識しているのだと思います。サッカーもしていたし。

 話は戻って。タミーノは青い軍服側。砲撃に吹き飛ばされ気付いた所は泥沼のような場所。周りはしたいだらけ。そしてCGで描かれた大蛇ならぬ毒ガスに追われています。声を限りにHELP!と叫ぶタミーノのもとに3人の侍女ならぬ従軍看護婦(テゥタ・コッコ、ルイーズ・カリナン、キム=マリー・ウッドハウス)が現れて・・・。この従軍看護婦がかなり面白い演出になっています。誰が女王のところに報告に行くのか言い争いながら、次々と白衣を脱ぎ捨てていくシーンなんか笑ってしまいました。

 パパゲーノ(ベン・デイビス)は塹壕の中で鳥を飼っているようです。この意味がわからなかったのですが、後でパンフレットを見ると、「毒ガスの危険を知らせるカナリアを飼育」とありました。炭鉱などでも酸欠の危険を感知するために小鳥を飼っていた・・・と言うような話は聞いたことがあるのですが、軍隊で実際にカナリア飼育の役職があったんでしょうか?ちょっとしらべてみたくなりました。それにしてもこのパパゲーノは、二枚目です。パミーナが、まだ見ぬタミーノよりも、実際にモノスタトスから助けてくれたパパゲーノのほうを隙にならないのが絶対フシギなくらいです。

 夜の女王(リューボフ・ペトロヴァ)は・・・すごいアリアでした。演出は女王というより狂気の女将軍。最初、タミーノにパミーナを助けだしてと哀願するところからすでに恐いです。戦車に乗って登場します。

 ザラストロ(ルネ・パーペ)は宗教的な精神的指導者と言うより、もっと実際的な指導者と言う感じでした。演じているルネ・パーペ自身のカリスマが前面に出ている気がしました。医学の知識もある昔ながらの(軍事も国政も一手に握っていた頃の)王様という雰囲気をかもし出していました。

 タミーノ役のエイミー・カーソンも、パパゲーナ役のシルヴィア・モイも若くてきれいで、当たり前だけど歌がうまい!すごい!

 ソロのある役の人たちしか、パンフレットに紹介がありませんが、それぞれ人気も実力も容姿も一流のオペラ歌手を集めたらしく、歌声はもちろんのことビジュアル的にも納得がいく配役でした。あえて難を言うとすればモノスタトス(トム・ランドル)が見栄えが良すぎることでしょうか。無理に迫らなくても美しい恋人がぜったいできそうなんですもの。また、どこにも紹介がなくてちょっぴり残念なのですが、三童子を演じた少年たちのキュートでラブリーなこと。澄んだボーイソプラノの美しさ、3人が3人ともクリっとした小鹿のような目で愛嬌たっぷり。イギリスにもテルツやウィーンのような高名な少年合唱団があるのでしょうか・・・?

映画「魔笛」オリジナル・サウンドトラック Music 映画「魔笛」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ,ジョセフ・カイザー,エイミー・カーソン,ベン・ディヴィス,シルヴィア・モイ,ルネ・パーペ,リューボフ・ペドロヴァ
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2007/06/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 歌詞は全編英語です。オペラはやはり原語(この場合はドイツ語かな?)でなくては・・・と思われる向きも多いかと思いますが、わたしはたとえば日本の歌劇団が演じる時には日本語訳の歌詞でやってくれないものかなぁ・・といつも思っているので、英語だからと言って違和感はありません。というか、英語だからと違和感を感じるようなオペラ通じゃありませんし、ドイツ語やイタリア語よりは英語の方がまだ多少は聞き取れるので、どんどん英語で演じてみて欲しいです。

 オペラファンでなくても楽しめる映画・・・という宣伝をしていますが、たしかに映像が華やかだったりファンタジックだったりスペクタクルだったりで、舞台のオペラよりは馴染みやすいとは思いますが、やはり普通の映画よりは、アリアが長い分だけ冗長に思えます。ミュージカル映画とくらべても、歌曲を楽しむという気持ちがないと退屈する人も多いのではないでしょうか。じっさい今日もまわりからたくさんの寝息が聞こえて閉口しました。

 おりしも今日は水曜日。お安く観れるはずの日なのに、私は前売り券を持っていたものだから、200円高く支払った計算になります。観客が多い分だけ窮屈で、寝息はたくさん聞こえてくるし、その点ではちょっぴり損した気分です。

 そうは言っても、わたしとしては、映画の出来には結構満足してます。衣装(特に3人の侍女=従軍看護婦とパパゲーノの妄想のなかの女性たち)もよかったし。タミーノとパミーナが赤ちゃんを抱いている最後のシーンも平和で明るい暮らしをあらわすハッピーエンドでとっても好感が持てました。

  が、しかし、・・・。もともと最初と最後では味方と敵、善と悪が入れ替わるお話ですが、映画での設定は少し疑問もあります。というのは最初にタミーノが襲われる毒ガスは状況としては赤の軍服の戦闘機からの爆撃によるものと思われます。オペラの大蛇・・・は夜の女王にもザラストロにも関係のないものと考えられますよね。ところが最後はザラストロ率いる赤い軍服の隊が、戦争を早く終結させるため、愛と平和のために画策しているということになっていますよね。そんな軍隊が毒ガスなどという武器を使うのはいかがなものでしょうか?それとも私の観かたが間違ってるのか??

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 6日 (月)

「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」その2

 月組公演観劇記の続きです。

MAHOROBA/マジシャンの憂鬱(DVD)  「マジシャンの憂鬱」は20世紀半ばと書いてありますから、時代区分で言えば近代と言うより、現代かな?ヨーロッパの架空の小国が舞台です。主人公のシャンドール(瀬奈じゅんさん)は社交界で人気のクローズアップ・マジシャン。ある日、愛犬が行方不明で意気消沈している女性を慰めようと、トランプマジックをしながら、このトランプのようにあなたの愛犬も親切な人に可愛がられているかもしれない・・・・とほのめかします。ほどなく愛犬は見つかりその女性からシャンドールが感謝される。それを見たシャンドールの仲間(居候?スタッフ?)達・・・占い師・ギゼラ:出雲綾さん、発明家ジグモンド:大空祐飛さん、探偵・ラースロ:嘉月絵里さん、俳優・ヤーノシュ:遼河はるひさん、詩人・レオー:龍真咲さん・・・は、これをビジネスにして==自分たちが調査をして、それをシャンドールが透視をしたと偽装することで儲けようとたくらみ、最初は嫌がっていたシャンドールだったが、次々舞込む依頼にどんどん高名になってゆく。 ある日宮廷に仕えているというヴェロニカ(彩乃かなみさん)ら3人(シャーロット:憧花ゆりのさん、エヴァ:夢咲ねねさん)に拉致まがいに同行を求められたシャンドール。不承不承付いていくとそこにいたのは皇太子・ボルディジャール:霧矢大夢さん。皇太子は3年前皇太子妃マレーク(後で登場:城咲あいさん)が交通事故(スピードの出しすぎでカーブを曲がりきれずに・・・ってダイアナ元王妃の事故が念頭にあるのは間違いなさそうですね)死したのだが、その死の真相が知りたいのだと言う・・・・。

瀬奈じゅん『マジシャンの憂鬱』  前回の大劇場作品「パリの空よりも高く」に引き続くピカレスク・コメディです。またまた詐欺師まがいの役で、瀬奈さん以外にもキャラがかぶっている人多数・・・と言う気がします。霧矢さんはやっぱりまじめに悩む役だし、遼河さんはやっぱりちょっと気取りや的な役・・・。という具合に。でも彩乃さんは今回、守られるというような伝統的な女性の役じゃなくって、自ら行動する・・・というより強くて不器用な、そしてシャンドールのボディガードも引き受けようとする、体育会系っぽい女性の役です。

 マレークの事故の真相を探っていったり、教会のカタコンベに閉じ込められたり、とミステリやゴシックロマン的な要素も取り入れられていましたが、とにかく客席中に何度も笑い声が響くセリフや歌にユーモアたっぷりの(関西系お笑いの要素)の喜劇でした。月組さんはみんなコメディエンヌの素質十分です。瀬奈さんなんてあんなに一つ一つの動作がキマッテいて、めちゃくちゃカッコいいのにちゃんと笑わせてくれるので2倍うれしくなります。

MAHOROBA/マジシャンの憂鬱 主題歌(CD) MAHOROBA/マジシャンの憂鬱 主題歌(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

とにかく楽しいミュージカルなのですが、どうしても我慢が出来なかったセリフが「けど」。逆説の接続詞「けど」は、おそらく「けれども」「だけれども」「だけど」などの省略形として若い人によく使われます。かなりくだけた言葉だと思うのですが、マレークの事故を説明するくだりで、皇太子が「けど」を連発するのです。ここはいくら口語でも大人の皇太子である以上「だが」ないし「ですが」「しかし」などを使って欲しいところ。霧矢さんのセリフが随分軽薄なイメージになってしまうので、ちょっと脚本家に文句をつけたいです。

それから時代背景がやはりムリムリな感じ。自動車事故というモチーフ、王族として自ら王権の縮小ないし共和制への移行を考える皇太子・・・という現代的な課題を描いているので、20世紀半ば・・・と設定したのでしょうが、第2次世界大戦が終わったのが1945年。ヨーロッパの国であれば第2次世界大戦に巻き込まれなかった国はごくわずか・・・。女性のスカートは(儀礼的な場面ではいざ知らず)あんなに長くはありません。特に新聞記者や、大の男を拉致しようなどと考えるヴェロニカたちはもっと活動的な服装をしているはずです。う~~ん。タカラヅカは夢の国だから突っ込みどころ満載な設定でも服装でもまったく構わないとは思いますが・・・。せめて20世紀初頭にすると、数は多くないものの自動車もあるし、服装もちょうどあんなかんじでぴったりなんですけど・・・。

 楽しくミュージカルを観終わって、席を立つ頃前から見覚えのある人が歩いてきます。あれは、漫才コンビ・かつみさゆりのさゆりちゃん。「ぼよよ~ん」の特徴のある髪飾りこそつけていなかったものの、長い髪をトップで括って垂らしてかなりステキな髪型に、きれいなピンクのお洋服、みんながふりむき声をかけます。にっこり微笑んでときに握手を返すさゆりちゃん。間近で見てもすご~く美人。きれいでした。

「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」その1はコチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/mahoroba_3697.html

 

 観劇後はプチ・ミュージアムへ。今回の展示は「パリの空よりも高く/ファンシーダンス」が特集です。Photo_40

→ホテルのジオラマです。一階ではエッフェル塔基金パーティー、2階ではアルマンドとジョルジュの明るい悪巧み・・・というシーンでしょうか。2階部分に瀬奈さんと大空さんの人形がいるのです がうまく写ってないですね(>_<)

Photo_41 ←エッフェル塔の模型と大空さん:ジョルジュの衣装です

私の、「パリの空よりも高く/ファンシーダンス」の感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f93f.html

MAHOROBA -遙か彼方YAMATO-/マジシャンの憂鬱 MAHOROBA -遙か彼方YAMATO-/マジシャンの憂鬱

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」その1

 2週間ぶりの更新です(>_<) 出張×3・検診・研修出張・通院・子どもの合宿etc.・・・と、なんだかとっても慌しくて、家のパソコンに落ち着いて向かう時間がちっともありませんでした。めずらしく電車に長時間乗って泊付きで出張したり、通院時間(待合時間)が長かったので、たくさんの本は読めたのですけどね。読書記録はまた後日おいおいアップするとして、とりあえず今日は久しぶりの休日。宝塚で心の洗濯です。

Mahoroba  今日8月5日、宝塚大劇場では月組公演「スピリチュアル・シンフォニー MAHOROBA  ミュージカル マジシャンの憂鬱」の3日目。 左の写真はプチ・ミュージアムに展示されていたこの2作品の、キャストサイン入りシナリオです。

「MAHOROBA」には「遥か彼方YAMATO」という副題が付いています。作・演出・振付は謝珠栄さん。イザナギ・イザナミの国生み神話とヤマトタケル伝説に材を取ったファンタジックなショー。私はショーやレビューはどちらかというと苦手なのですが(ダンスシーンばかりだと飽きてしまうことがあるのです^^;)、今回はず~っとストーリーが繋がっていたので楽しく観ることができました。記紀神話は学生時代結構専門的に学ばされましたし。瀬奈じゅんさんのイザナギと彩乃かなみさんのイザナミが天の浮橋で 天 沼矛(あめのぬぼこ)と勾玉を持って淡路島(淤能碁呂島(おのごろじま))を作り出すところからお話が始まります。国土の後はたくさんの神様たちを生んで、80人を超える月組の皆さんたちが名前の付いたおなじみの神様たち以外にも天女や風・木・海・川・水・火・草等々の神子や神の使いたちとして舞台いっぱいに勢ぞろい。壮観でした 。神たちが現れるたびに霧矢大夢さん演じるサルメと大空祐飛さん演じるサダルが紹介してゆきます。

国生み・神生みの後は時代が飛び、お話も飛び、いきなり瀬奈じゅんさん演じるオウス (小碓命=後のヤマトタケル)と叔母のヤマトヒメ(花瀬みずかさん)、巫女オトタチバナヒメ(彩乃かなみさん)があらわれます。

MAHOROBA(CD) MAHOROBA(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 オウスことヤマトタケルは父・スメラミコトの命によりクマソを討ちに旅立ちます。サダルとサルメを道案内に。クマソ兄弟は遼河はるひさんと桐生園加さんが演じています。クマソの国は火の国(火山・阿蘇のイメージかな?)女装して強い酒を飲ませてクマソを討ち、捉われの女性たちを助けます。ニライカナイの姫とプログラムにはありますが・・・沖縄風の踊りになります。古事記にはそんな話はなかったとおもいます。オウスはやっとのことでヤマトに帰るものの休むまもなく東国遠征へ。オトタチバナヒメも付いて来ますが、嵐の海に人柱として身を投げます。このあとストーリーがかなり縮小・改変されて、オウスの死が描かれます。美しい白鷺になって大和に帰るオウス。オトタチバナヒメもサダルとサルメも白鷺に姿を変えて・・・・。ベテランの出雲綾さん・未沙のえるさん・萬あきらさんたちがそれぞれアマテラス・ツクヨミ・スサノオの三神を神々しく演じられていて、特に出雲さんのアリアがステキでした。しかし、周りからは「難しい!!」の声が・・・。確かにストーリーはあるものの、象徴的な描かれ方になってしまっているため、もとの物語を知らない人にはわかりにくい構成だったかもしれません。でも私にはとっても楽しくまた感動的に感じられました。音楽も洋楽オーケストラで演奏される音楽・・・中には日本・沖縄の伝統的な旋律も・・・と、三味線でかなでられる音楽とがこんなにもすばらしく融合するとは思っていなかったので、すごく収穫があった気分です。

蒼風 Music 蒼風

アーティスト:上妻宏光
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2007/08/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 劇中の色々なところで三味線の音色が聞こえますが、その三味線を担当しているのががこの上妻宏光さんだそうです。特に「MAHOROBA」第8場吹雪・・・ヤマトタケルが鬼たちと争うシーンでは作曲も担当されています。自ら三味線を30本以上も重ねて録音、さらにこの曲のために「ベース三味線」なるものまで作らはったとか・・・。このアルバムには「MAHOROBA」より「天翔る鳥」、さらにNHK大河ドラマ「風林火山」の紀行テーマ曲の「『風林火山』~月冴ゆ夜~」も収録されているそうです。

・・・もうかなり遅くなってしまったので「マジシャンの憂鬱」については明日にします。

MAHOROBA/マジシャンの憂鬱(DVD) MAHOROBA/マジシャンの憂鬱(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月17日 (火)

宝塚ミュージカル・ロマン「あさきゆめみしⅡ」

 7月16日、まことに麗しい春野寿美礼様の光源氏を観てまいりました。今回梅田芸術劇場のみの上演と言う「源氏物語あさきゆめみしⅡ」・・・大和和紀原作とはいうものの、大和和紀の名著(中学高校の国語・古文のみならず、大学でも教材や参考図書に使われているとか・・・)『あさきゆめみし』の原作は源氏物語。結構原作に忠実に漫画化してあるので、その『あさきゆめみし』を原作と言うのはどういうことかなぁ~~~と思いながら観にいきました。そうですね、この宝塚版「あさきゆめみし」と原作の『あさきゆめみし』に共通していて、おおもとの『源氏物語』とは違うところといえば・・・頭の中将や朧月夜の尚侍が茶色がかったウェービーな髪をしている点でしょうか^^;

源氏物語 あさきゆめみし II(DVD) 源氏物語 あさきゆめみし II(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 そんなツッコミはともあれ、春野寿美礼さんは美しさも少し影を含んだ眼差しも、女三宮に裏切られて怒りを爆発させるときや紫の上の死を嘆くときの人間的な感情の発露もすべてが光源氏そのものに思えました。光源氏の演者の頂点と言う気がしました。こうまで容姿端麗・眉目秀麗な光源氏を観ていると現実の男なんて!・・・という気になってしまいますね。

 宝塚版のオリジナル・キャラクター、刻の霊を演じる真飛聖さんも、この世ならぬものを妖しい美しさで、頭の中将役の壮一帆さんは、役柄どおりの華やかな美しさで演じておられ、春野寿美礼さん退団後(哀しい・・寂しい・・)も花組は安泰という印象を深めていたと思います(でも春野さんファンには、春野さんが不在になるという事実そのものが辛すぎるんですけどね)

Photo_44 ←梅田芸術劇場前のポスターの写真です。

 藤壺と紫の上の二役を演じる桜乃彩音さんは上品な美しさで、そのほかの若い方々もベテランの方々もそれぞれお美しくて、あでやかで麗しい平安絵巻を十分に楽しませていただきました。フィナーレも、これまでに私が観た梅田芸術劇場の公演より「階段」が進化していて、いっそうきらびやかで夢のような世界でした。

 でも、源氏物語という長い長い物語を2時間あまりにまとめるのは、至難の業。正直言ってこのストーリーの薄っぺらさはいかがなものか?という気がしてしまいました。短い時間に源氏のほぼ一生をたどったため、源氏物語の梗概に歌をつけただけになってしまった気がします。それに葵と若紫の段はやはりきちんと描いてもらわなくては・・・。思い切って休憩込み3時間半はの演目にしてみたらどうでしょうか?一緒に観にいった娘はどういう物語だったのか、さっぱりわからなかったそうです。とりあえず、もとの源氏物語(瀬戸内源氏・田辺源氏等も含めて)とまではいかなくても、夏休みだしまんがの『あさきゆめみし』を読むことを勧めておきました。

あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット Book あさきゆめみし 美麗ケース入り 全7巻文庫セット

著者:大和 和紀
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 源氏物語(現代語訳も可)を読むと、ざっと読んだだけでは光源氏に腹が立つばかりなんですよね。次々と女性を哀しませる女性遍歴など、ワガママとしか思えない。紫の上のことなんて、現代の倫理からしたら犯罪的ですよ。誘拐から始まる恋なんですからねぇ・・・。なのにこの光源氏の物語が1000年にもわたって愛されてきたのは何故なのか。それを論じだすと長くなって眠れないので、またいつか機会があったら書いてみたいと思いますが、とりあえず、簡単に言えば、多彩な登場人物たちの魅力、特に女性たちへの感情移入のしやすさなのではないかと思います。

源氏物語 あさきゆめみし2 源氏物語 あさきゆめみし2

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年7月15日 (日)

京都劇場「エビータ」初日

 本当に文字通り「嵐荒ぶ日も」「共にいて」ってことになるのかしらと心配した今日、台風4号はとりあえずこの辺りでは大きな影響を残さずに過ぎ去ってくれて無事観劇できました(こんな書き方をして被災した方や交通関係等で苦労なさった方々のお気に障ったら申し訳ありません)。劇団四季ミュージカル「エビータ」 。

Photo_45←京都駅コンコース内のポスターです。

 映画が大好きだったので、そして四季版のCDも良かったので楽しみにしていたのですが、チケットを先行予約するときになかなか繋がらなくて・・・かなり後ろの端近の席しかとれませんでした・・・。でも、この「エビータ」は円形舞台の新演出のためでしょうか、前5列がなくてF列が最前列だったので、後のほうからでも舞台が近く見えました。よかった

「コンタクト」「壁抜け男」と少人数の舞台が続いたので、久しぶりにたくさんのアンサンブルが登場する大掛かりな舞台が観れたということも満足です。私はA.ロイド・ウェッバーのセリフがほとんどなくて歌で構成されるタイプのミュージカルは大好きなので、そういう意味でも楽しい観劇でした。

 先週配役を予想していたのですが、ペロン役の予想は大はずれ・・・。

7/15のキャスト
エビータ 井上智恵
チェ 芝 清道
ペロン 渋谷智也
マガルディ 内田 圭
ミストレス 勝又彩子
男性アンサンブル 関与志雄
百々義則
池田英治
石野喜一
岡崎克哉
畠山典之
浜名正義
村中弘和
吉賀陶馬ワイス
赤瀬賢二
朝隈濯朗
香川大輔
廣野圭亮
高林幸兵
藤山大祐
村澤智弘
女性アンサンブル 佐和由梨
大石眞由
佐藤朋子
鳥原如未
平田曜子
大橋りさ
小川飛鳥
奥山あゆみ
花田菜美子
細見佳代
山本志織
梶田祐紀惠
星 希青
吉村晶子 
森下紗奈
(岡崎さんの崎の字、吉村さんの吉の字は共に異体字ですが、ここではその漢字が出ませんのでご寛恕ください)

 井上智恵さんのエビータ、本当にステキでした。もう、大好き!姿も声もきれい、歌ももちろん最高にお上手です。何度でも観たいエビータです。今回プログラムで確認すると、タイトルロールのエビータは今日アンサンブルに入っておられた鳥原如未さん(宝塚歌劇団出身)とのダブルキャストのようです。

 芝清道さんのチェ、流石でした。歌もしぐさもバイタリティにあふれて・・・。こんなにすばらしいとは想像していませんでした。チェはチェ・ゲバラを模していると思っているので、エビータより若い人でないと・・・という先入観があったのですが、お兄さんのようなチェもいいものなんだなぁと思いました。カーテンコールのときもサービス満点でした。JCSの時も芝さんのユダで観たい!

 渋谷智也さんのペロンは貫禄もあるしステキでしたが・・・。なんとなくお声に伸びがなくてしんどそうに聞こえました・・・。なんで?正直もう一度観にいく機会があれば佐野さんがいいなぁ・・・。

 内田圭さんのマガルディ・・・、声に張りと伸びがあって、歌手役にピッタリ。

 勝又彩子さんのミストレス、かわいい。いや、ほんと、ちゃんと16歳に見えます。私はこのミストレスが歌う「スーツケースを抱いて」って、以前から、好きだなぁ・・・と思っていたのです。そしたらプログラムの解説に「'70年代のポピュラーソングを彷彿とさせる」と書いてあって、しかもこの曲だけ訳詩が岩谷時子さん。あぁもう、好きなはずだわ~と納得。 

 ところで、・・・この若いミストレスの存在から推してなんとなくペロンは青年将校のような気がしていたのですが・・・あれれ?あらためて調べてみるとエビータとペロンが知り合った頃はエビータはまだ20代半ばだけどペロンはもう40代後半で副大統領のはず。ちょっとペロンの年齢にはあのミストレスは若すぎないかという疑問がわくのですが・・・。「学校へお帰り」と言われるようなお人形を抱いた娘さんをたぶらかした時点で、政治家としてはアウトなのでは?映画のときはこの愛人問題もスルーしてたんだけど、そこのところ追求したくなってきた。

CDは2セット持っていて、両方久野綾希子さんエビータ、市村正親さんチェで、ライブ版とスタジオ録音版。かわるがわる聴いています。

ミュージカル“エビータ”劇団四季(日生劇場ライブ/完全収録盤) ミュージカル“エビータ”劇団四季(日生劇場ライブ/完全収録盤)

アーティスト:劇団四季
販売元:アブソードミュージックジャパン
発売日:2004/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ミュージカル“エビータ”劇団四季オリジナル・キャスト盤(スタジオ録音) ミュージカル“エビータ”劇団四季オリジナル・キャスト盤(スタジオ録音)

アーティスト:劇団四季
販売元:アブソードミュージックジャパン
発売日:2004/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

でもちょっと古いので、野村玲子さんエビータのも注文しました。このジャケット写真を見ると、エビータのドレスは現在のものと同じデザインのようですね。

劇団四季/エビータ 劇団四季/エビータ
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

Music エビータ

アーティスト:劇団四季
販売元:ポニーキャニオン
発売日:1997/06/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 2回目(2007年8月11日)に観にいった時の感想がコチラにあります→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月23日 (土)

「壁抜け男」2回目観劇とラジオ

 もう一度石丸幹二さんデュティユルに会いたくて、ひっそり一人で京都劇場へ行って きました^^;。 「壁抜け男」 、予定外に2回目を見てしまいました。 娘にはKabenuke011「お母さんだけずるい」といわれつつ・・・。→ポスターです。石丸さんを前面に押し出しているデザインですね。  「石丸さんは素敵!、石丸さんは最高!」って感じです

 今回の席は一階席の割とうしろで、17日に観たときのようには舞台を間近で観る=俳優さんたち一人一人を間近で見つめるというわけにはいきませんでしたが、センター近くではあったので舞台全体と楽士の方々も見渡せました。出演のみなさまがたは楽士の方も俳優の方も、それぞれの配役も前回の観劇時と全く同じでした。プログラムを見ても、今回の公演ではもともと八百屋役の丹靖子さんだけがはにべあゆみさんとのダブルキャストになっているだけで、他のみなさんは(期間も短いからかな)ずっとお一人の人が演じる予定のようですね・・・。もう1回観にいきたいけど、もう資金的にムリかな(T_T)。今後も京都劇場は1~2ヶ月の短いスパンでの公演が続きそうですからその分の資金も必要ですし。

 舞台から離れた席から観ると、楽士さんたちの様子がよくわかって、特にパーカッションの方なんてお一人で腕2本で演奏しているなんて思えないぐらいあちこちの楽器を演奏しておられるのがよく見えました。八面六臂とはこのことですね。舞台下手(ピアノ・リード)の演奏者ピットにはメトロノームらしきものが置いてあるのを前回覗き込んで見えたのですが、上手のピットにもあるのでしょうか?演奏者ピットが上手と下手にわかれて設置されていて、指揮者もいなくて、どうしてあんなに(楽器同士も音楽と俳優も)ピッタリとあった演奏ができるのでしょうか?この謎は近くで見ても遠くから見ても解けません。教えていただきたいものです。ピアノの方(野口彰子さん)が舞台に向かって指揮をなさっているナンバーもありますが・・・。

 舞台のほうは今回もすばらしいです。前回は石丸さんばかり凝視してしまいましたが、舞台全体を見渡していると、前回気づかなかったところや、もう一度観たいところなども含めて、2回目で、別の位置からの観劇ということで、より楽しめたと思います。カーテンコールではもう楽譜を見ずに歌えましたし(*^。^*)。今回もカーテンコールでの高井治さんがお茶目でカワイらしくて良かったです☆☆☆☆ だけど、舞台が跳ねて帰途につく雑踏の中では、「わからなかった」「むずかしかった」という他人の感想も耳に入ってきます。原作が不条理な小説なので、たしかにわかりやすくはないかもしれませんが、「わからない」って感想はないんじゃない?と思わずにはいられませんでした。ふりむいてせつめいしてあげるわけにもいきませんし・・・。ストレートプレイの不条理劇は難解と感じられる向きも多いと思いますが、『壁抜け男』はミュージカル仕立てだし、コミカルな演じ方をしておられるので、難しいというよりは楽しい気持ちの方が先にたつように思うんだけどなぁ・・・。 (そういえば同僚が「オペラ座の怪人」を観にいったときも「わからなかった」「難しい」といってた人がいたらしいです。舞台を見慣れない方たちなのでしょうか?) 

 ところで、一昨日は地元京都のFM局(αステーション)の番組に石丸幹二さんがゲスト出演されました。3週連続の企画として、木曜日の18時過ぎに、先々週は渋谷智也さん、先週は坂本里咲さんがゲストで出演されたようですが、先週も先々週も仕事が長引いて聴くことができませんでした。石丸幹二さんご出演の今週こそは、できれば早引けして京都駅ビル内のカフェ チェントチェント (その番組の公開生放送が行われている場所)へいそげ!と思っていたのですが・・・やはり間に合わず、それでも退勤の車内で聴くことができました石丸さんは素のお声も甘くてとてもステキです❤❤会場とその周りは大変な混みようだったようですが、石丸さんのお姿を目の当たりに出来た方々がホントにうらやましいです。渋谷さんも会場内にいらしていたらしいですし。

 2日たってかなり内容を忘れていますが、ラジオでのインタビューの内容をちょっぴりご紹介しますね。DJさんは聴取者の方々の質問をモトにインタビューされています。録音したわけではなく私の記憶で書いていますので、表現などは異なっているかも・・・

DJ「最近何か美味しいものは食べられましたか?」 石丸さん「(ちょっと考え込まれて) お漬物。京都には東京には無いものがあるので、水ナスとか・・・」 水ナスをどういう風に食べますか?という質問に石丸さんは「そのまま」と答えられたので、DJは生姜醤油が美味しいですよ・・・と。この週末は石丸さんに水ナスのお漬物を差し入れする方がいるんじゃないでしょうか?!

DJ「オフのときは何してすごされていますか?」 石丸さん「今回は昼公演が多いので、夕方鴨川を散歩したりそのまま床に上がったり・・・。お休みの日はもっと遠くへ出かけます」 鴨川で夕方ウロチョロしたり、川床のあるお店を覗いたりしたい人も増えるのでは?

DJ「ご自分を色にたとえると?」石丸さん「だいぶにごっていますからねぇ・・・・」DJ「会場の皆さんは石丸さんを色にたとえると・・・?  水色と言う声が多いですねぇ。大人の色という気がしますね、薄紫色とか・・・」石丸さん「夕暮れの色とか・・・、水色じゃないですけど」

DJ「石丸さんとデュティユルの似ている点は?」石丸さん「オジサンだってところぐらいでしょうか・・・」DJ「全っ然オジサンじゃないですよぉ・・・」

DJ「今回の作品は子どもには難しそうですが、小学生にも楽しめる作品はありますか?」石丸さん「子どもにも楽しめるミュージカルはたくさんあります。『壁抜け男』もこの前は一番前の席に小さなお嬢さんがいらっしゃって、うなづきながら観てくださっていました。」・・・これ、先週の日曜日6月17日のことじゃないかしら~。私が見入ったその日、1列目のセンターに4~6歳ぐらいの女の子がおかぁさんらしき人と一緒にいて、「いいなぁ、あんなに小さいときからあんなに良い席でみせて貰えるなんて」って羨ましく思いましたもの。2幕のはじめに、舞台前に出てきた有賀光一さんも明らかにその子の方を見つめて歌っていたもの。DJ「客席はよく見えるのですか?」石丸さん「お客様は舞台からよく見えます」

石丸さん「年配の方の反応が面白くて・・・・。私の人生、間違いではなかったという感想をいってくださる方がいました。人生、よかったと思っていただきたいです」「最後の終わり方がフランスのエスプリです、とフランス側のスタッフが言っていました」「自分の人生を楽しむことが一番です」

DJ「楽屋の様子は?」石丸さん「楽屋内は和気藹々としています。このカンパニーは人数が少ないので家族みたいに過ごしています。ご飯を一緒に食べたり・・・」

DJ「映画もよく観られるとか?」石丸さん「よく観ます。最近見たのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、『スパイダー・マン』とか・・・」DJ「アクション系がお好きなのですか?」石丸さん「ジョニー・デップが面白いと思って、どこかいただこうと思ったのですけれど、この作品には使えません・・・」

 前回の壁抜け男観劇の感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_fd03.html

と、コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_ff68.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月20日 (水)

「壁抜け男」観劇記 その2

 いい舞台を観た後は結構いつまでも思い出に浸ってしまいます。映画や本でもそうですが・・・舞台が一番その傾向が強いように思います。というわけでまた「壁抜け男」について書いてしまおう❤ でも灰色文字のところはちょっぴり苦言が入っています。失礼で不愉快なことも書いてしまっています。四季ミュージカルを愛するがゆえに気になってしまうのです。さきにあやまっちゃいます、ごめんなさい。すみません。不愉快になりそうだと思われる場合は読まないでね。

 石丸幹二さんのデュテイユルは、くたびれた公務員にしては容姿がずいぶんきらきら輝いて見えてしまいますが、まじめ一筋(といっても融通の利かない頑固さではなく優しく気弱な感じ)で図らずも独身のまま年を重ねてしまった人間の可愛らしさが感じられて、とってもキュート♡ あて書きか、と思うぐらいのはまり役です。石丸さんが・・・というより、デュテイユルという役がですが、ちょっと昨年流行った「電車男」的な魅力があるなぁ・・・とも思いました。暴力におびえる女性を助ける役でもありますし・・・。永遠の王子役・石丸幹二さんも、昨年観た「異国の丘」ではちょっと大学生役はもはやツライ感じがしてました。「オンディーヌ」のハンス役も「きれいな人」というオンディーヌのセリフが向けられるのに石丸さんほどふさわしい方はなかなか見当たらないと思いますが・・・、ラウルをはじめこういう若手が演じてきた役は行進に譲っていただいて、やはりこれからは大人の魅力の発揮できる役ばかりを演じて欲しいなと思います。

 高井治さんは、出演者一覧に役名として挙がっている部長・刑務所長・検事のほかに、壁抜け男釈放を要求するデモにメガホンを持って参加する市民の役でも出ておられますが、この時はヒゲがありません。たのしそうにデモをしておられます。これまではファントムでしか高井さんを拝見していなかったので、素顔は初めてです。ほかの男優の皆さんもですが、役の早替わりがたくさんあって大変そうです。歌は聞きほれるばかりです。特に部長のときは小柄な体で、軍人ごついあがりのゴツイ人間であろう役を大きな声と大きな身振りで力強く演じておられ、目を見張りました。カーテンコールの時にはついつい石丸さんばかりを観てしまっていましたが、ふと高井さんを見るとなんだかとてもチャーミングな表情をしておられました。不満があるわけでは決してないのですが、光枝明彦さんの部長・検事(ビデオでしか観たことがありませんが)と比べると、悪役ぶりが足りない気もします。素のお人柄がにじみ出るのか、すごく優しそうな夫に見えてしまいます。実際のDV男は表面は優男である場合も多いらしいですが、ここはカリカチュアだと思うので、まさに絵に描いたような暴力夫の風貌が(からだの大きな人のほうが)良いようにも思われます。刑務所長・ジュリオンはとてもしっくり来る感じです。

 坂本里咲さんは、ジリアンを演じておられて時にも思いましたが、とっても可愛らしくて、お綺麗で、ステキでした。年齢不詳の方ですねぇ。声もかわいいし。黄色いお花を髪に飾った姿なんかは、遠目では20代前半でも通りそうな可愛らしさです。でもっ、申し訳ないけど、他人とは口をきいてもいけないとまで夫に強制されるがまま・・・というほど可憐なイメージは漂ってきません。本来この役はもっと若い俳優の方が良いのでは?という疑念をぬぐいきれません。お顔立ちは十分にチャーミングなのですが、背中の辺りやはり年齢を感じさせられてしまうのです。話は飛びますが、70歳を超えた杉村春子がブランチを演じる「欲望という名の電車」を観て、がっくりきたことがあるんです。たとえ大女優といえど、その役を手放すべきときに手放しておいて欲しかった・・・。坂本さんが今期の後もイザベルやジリアンを演じていかれるのは、ちょっと観客に「イタイ」と感じさせてしまうのではないかと危惧してしまいます。そうなるまえにこれらの役を卒業させてあげて欲しいというのが劇団への私の注文です。ヒロイン役が若い女性ばかりなのはいかがなものか・・・とは思います。男性は壮年を過ぎてもエトワールやプリンシパル級の役が出来る舞台がたくさんあるのに、年齢を重ねた女性が主役や準主役をつとめることのできる舞台は少ないのではないでしょうか??ドナ・シェリダンのような大人女性のヒロイン~男性に助けられるお姫様役ではなく、自らの運命を自分で切り開いてきた、現代女性が憧れるようなヒロイン~がでてくるミュージカルをたくさん作って欲しいです。

フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 丹靖子さんのパワフルさ、すっごくステキでした。気持ちに体がついていかない感じもよかったです。

 デュブール医師の歌詞はCDのときと変わっていますね。アイーダも大阪プレビュー公演と、1ヵ月後に観にいったときの公演とではメレブの歌う歌詞が変わっていたし、「マンマ・ミーア」もグリコのサイト公開されていた製作発表の頃の画像の歌詞と、関西公演で観にいったときの歌詞とでは変わっていたし・・・。訳詩は途中でも手を入れて改善していかれるのかな・・・?

 渋谷智也さんが「モンマルトルの丘に~」と朗々と歌う歌、一番好きです。何時見ても若々しい感じの渋谷さんですが、ちょっとビデオの頃より貫禄のある体型になられて・・・貧しいけど夢は大きい街の絵描きというより、効なり名とげた画家に思えてしまいます。背も高くてよい体格をしておられるので体型的には高井さんと逆のほうがしっくりみえるかもしれませんね。体格のことを言うのは失礼だとは重々承知の上です。もうしわけありません。

 有賀光一さんは、半ズボンの新聞配達少年を可愛らしく演じておられてステキにチャーミングでした。・・・エンジェルのときもメレブのときもとにかくかわいい容姿が、かわいいキャラクターにしっくりとあう方ですね。でもこの役も若くないとキツイ役ですよね。数年後はどうなる?

 佐和由梨さんのC嬢の衣装。胸あきが広くてビックリ。デュテイユルにせまる歌のときにものすごくかわいい声色を使わはるのが楽しいです。

 久居史子さん、郵便局員のひッつめ髪にメガネのときと、コミュニストで登場のときとの落差にビックリ。メガネをはずし、髪をほどくと、同じ人とはおもえないほど美人さんで、良くマンガで優等生のメガネの女の子が、素顔になると実は美人で・・・・なんてパターンがあるけど、そんな感じでした。

 寺田真実さん、荒木勝さん、井上隆司さんたちはたくさんの役を早替りで演じ分けておられて、「すごい、すごい!」という他ないです。特に寺田さんの役は度の役も少し情けない役で、身をよじりながら演じておられるのがとっても楽しかったです。ボードビリアンみたい。

 愛国党員役ですが・・・これは観客にはわかりにくいですね。荒木さんがどうこうという意味ではなくて、役の造形が観客・特に若者には伝わりにくいのではないでしょうか?出演者一覧の役名「ファシスト」・・・では、どうしても日本人の常識としてファシスト=ナチスという連想が働いてしまって、検事の仲間?かと錯覚し、愛国党員のことだとは気づかないように思うのです。白服の右翼、というイメージもわれわれは持っていないですし、うちの娘も白い服を着て歌っている人はマルシャン通の商人の一人でパン屋さんかシェフだろうと思っていたようです。私は白服の汚れようから肉屋さんかな?肉屋さんが右翼と言うような何か意味があるのかな?とか色々考えていたのですがわかりません。とにかく愛国党と共産党という右翼と左翼がともに壁抜け男を弁護すると言うアイロニー的な面白さは伝わりにくかったと思います。元のフランス語の直訳を知りたいものです。あと、そのファシストが何故白い服なのかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月)

「壁抜け男」観ました!

Photo_46

昨日6月17日、やっと観ることができました、劇団四季のフレンチ・ミュージカル「壁抜け男」今回初日が平日だったので、なんでもない休日に席を取ったのですが、「ウィキッド」の初日と偶然同じ日だったからマニアの方々が不在だったのでしょうか、これまでにめぐり合ったことがないほど良いお席で、憧れの石丸幹二さんに間近でお会いできて(いえ、私が一方的に見つめているだけだということは重々承知の上でございます)、幸せなひと時でした

 ビデオだけで観ていたときは、何となく地味な感じがしましたが、やはり舞台はホンモノを観ないと魅力が伝わってこないことがよくわかりました。また、京都劇場では初めて生演奏で舞台を観ました。演奏家は3人だけですが(ピアノ野口彰子さん・リード竹村直哉さん・パーカッション小松玲子さん)舞台のすぐ前の下手側(ピアノ・リード)、上手側(パーカッション)オケピならぬPhoto_48小編成ピットがしつらえられているのにまず感激(^^)。開演前にその中を覗いてみると・・・、さまざまな木管や金管、あるいはマリンバ3種に小ドラムにさまざまな鈴・鉦の類・・・。開演後はとても3人で奏でているとは思えない音楽にさらに感動でした。

  2007/6/17のキャスト CD・VTRのキャスト
デュティユル 石丸幹二 石丸幹二
イザベル 坂本里咲 井料瑠美
C氏(公務員)/景観/刑務所長   青山明
部長/刑務所長/検事 高井 治  
部長/囚人/検事   光枝明彦
八百屋・娼婦 丹 靖子 丹 靖子
医師/警官2/囚人/弁護士 寺田真実  
医師/警官2/弁護士   喜納兼徳
B氏(公務員)/警官1/看守1/ファシスト 荒木 勝  
B氏(公務員)/看守1/ファシスト   川原洋一郎
画家 渋谷智也 渋谷智也
M嬢(公務員) 佐和由梨 佐和由梨
A夫人(公務員)/共産主義者 久居史子 横山幸恵
C氏(公務員)/乞食/看守2/裁判長 井上隆司  
乞食/看守2/裁判長   千野昌保
新聞売り 有賀光一 有賀光一
 ビデオでは、部長&検事役の光枝さんが、囚人役もやっていたのですが、昨日の高井さんは囚人役ではなく刑務所長役をやっていたので、あれっと思って一覧表にしてみました。男優の皆さんは配役の組み合わせがビデオとは少しずつ違っています・・・。なんでかな???キャストによって変えているのかしら?と思いつつよく見ると・・・ムムッ一人足りない!2000年の演出では出演者は12人なのに、今回は11人。2000年~2006年の間の何時変化したのでしょうか?リストラ策?まさかね。

 このミュージカルは、ダンスよりもミシェル・ルグランの音楽、歌を楽しむミュージカルですよね。第2幕の最初の曲なんか、往年のシャンソンの雰囲気たっぷりだし、訳詩も巧い!石丸さんや高井さんなど声楽畑の方々の本領発揮と言うところでしょうか。しばらくこのCDが通勤の友になりそうです。

Music 壁抜け男〜恋するモンマルトル

アーティスト:劇団四季
販売元:東芝EMI
発売日:2000/04/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「壁抜け男」CDと原作小説の感想はコチラに → http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_4fb1.html 

 特筆すべきはカーテンコール。楽しいです。幕の下から手を振ってくれたり、パフォーマンスも楽しいのですが(高井さんの表情もなんか可笑しい・・・)、楽譜が配られて一緒に歌うことが出来るのね。石丸さんの歌唱指導で。石丸さんは客席全体を見回しながら指揮してくれるので、私は石丸さんの視線を追いながら一生懸命歌いました(楽譜ばかり見ないですむように、あらかじめ歌詞と音を覚えておいた方が良いです)。2回も歌って(歌わせて)くださいました。もちろん石丸さんは客席全体に微笑を投げかけておられたのでしょうが、私としては、私のほうを見て微笑みかけてうなずいてくれたと思いたい(妄想・・苦笑)

 写真は京都駅コンコースの掲示物から引用させていただいております。

フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月26日 (土)

星の王子さま展

 土曜日なのに仕事だった今日(-_-;)、仕事帰りに大丸京都店のサン=テグジュペリの星の王子さま展」に行ってきました。

 「星の王子さま」、子どもの時(初めて読んだとき)にはなんだかよくわからない・・・なのに何か惹かれてしまう物語だと思いました。どちらかというと、「星の王子さま」なんてロマンティックな題名から(しかも作者はフランス人で~その頃の私のフランスのイメージは少女マンガで培われたもので、服飾デザイン・ファッショナブル・お城・王子様とお姫様って感じでした~飛行機のり)自分が連想していたような物語とは全く違いました。当時は内藤濯氏の訳のものしかありませんでしたが、大人になるまで、あるいはなってからも何度となく読み返し、そのたび違った印象で読みました。「かんじんなことは目に見えない」・・・・含蓄のあることばも、その時々で受け取る印象は違います。

星の王子さま―オリジナル版 Book 星の王子さま―オリジナル版

著者:サン=テグジュペリ
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 著者死亡後五十年以上たった今は色々な人(有名どころでは倉橋由美子、池澤夏樹、三田誠広の各氏等々)の翻訳した本やら、翻案した本、絵本、原題どおり『ちいさな王子 』と訳してあるもの、フランス語学習も出来るものなどなどいっぱい出版されていますね・・・。

 さて、展覧会ですが・・・、まずは著者愛用の自家用機(の複製?)に目を奪われました。赤くてちっちゃい、おもちゃのような飛行機です。著者の名にはアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリと「ド」がついていますから、貴族かなとは思っていましたが、生家の写真はやはりシャトーでした。 『星の王子さま』の物語をたどり、原画や落書きのような線画を観、著者の生涯をたどり、物語の謎にふれ、アイテムを分析し・・・、星を見上げて手を振ると鈴が鳴る(上記の本なら124~125ページ辺り参照)というちょっと子ども向けの展示もありましたが、夕方で比較的空いていたこともあってなかなか楽しく見ることが出来ました。ちょっと涙がにじむことも・・・

Photo_3 「星の王子さま展」のチラシとチケット、そして自分へのお土産に買った正装の王子のピンバッジです。

 

宮崎あおい主演の舞台「ミュージカル星の王子さま」やアニメのDVDも上映されていました。売っていたので買おうかな?と迷って、懐具合で買わずにやめておきましたが、家に帰って考えるとやっぱりほしい・・。どうしよう。今も迷っています。

ミュージカル 星の王子さま DVD ミュージカル 星の王子さま

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2006/03/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月22日 (火)

劇団四季「コンタクト」 ダンスセミナー

 先日ムスメが京都劇場「コンタクト CONTACT の学生限定企画とかでダンス・セミナーに参加させていただきました。学生限定・・・ウラヤマシイ( ̄。 ̄;)   ざっと150人ぐらいを3チームに分けて、京都劇場の舞台に順番に上がらせていただいて、劇団四季の俳優さんたちにPart3のスイング・ダンスを「Runaround Sue  (元気の出る曲ですよね)というナンバーに乗せて振り写ししてもらったのだそうです。講師・進行役は萩原隆匡さん。ほかにクリスティン・ゼンダーさん、金井紗智子さん、村井まり子さん、満寧さん、朱濤さんが受講生の間に入って教えてくれたそうです。「シュガー・フット」とかステップの名前も教えてもらったそうですが、すぐ忘れたといっていました。あかんやん(゚▽゚;)。でも帰ってから踊ってくれて、二人組で踊るダンスなので、見栄えはモヒトツでしたが、なかなか上手でした。

Contact: Music from the Broadway Show Music Contact: Music from the Broadway Show

販売元:RCA
発売日:2001/03/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あの京都劇場の舞台に劇団四季の俳優さんたちと一緒に立てただけでも感激なのに、なぁんとセミナーの最後には、3グループそれぞれ、本番さながらに幕を引いてムード満点の赤っぽい照明もつけていただいて発表会をさせてもらったんですって。「楽しかったー」って、もぉニコニコで帰ってきました。舞台で裏方さんたちの姿や声が聞けたのも嬉しかったそうです。セミナーの後は質問コーナーとかもあって、満寧さんが前方倒立回転跳び(?)を披露してくれたりしてすごくカッコよかったそうです。

 そんなわけで、ぜひ舞台人になりたいと思ったのか、お稽古事の練習に精を出しています。中間試験はほったらかしでダンスをしたり、ピアノの前に座っているとか・・・。んで、ピアノの練習をやけに熱心にしているように思えば、課題曲はほったらかしで、先ごろ手に入れたミュージカル「マリー・アントワネット」の楽譜を見てポツポツ弾いていました。「勉強は?!」「練習は?!」とムカムカくるワタシ。でもそんな本を買ってきたのも私・・ε=(´。`;;;)ハァ~

ピアノ弾き語り 東宝ミュージカル マリーアントワネット Book ピアノ弾き語り 東宝ミュージカル マリーアントワネット

販売元:シンコーミュージック
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 1回しか観にいけなかったので、もうほとんどのナンバーを忘れてしまったから、CDが欲しいそうです。私も同感。東宝ミュージカルや宝塚のCDももう少し簡単に手に入るようにして欲しいな・・・。Amazonとか楽天とか普段から登録している通販サイトから買えればいいのに・・・。。

 私の「コンタクト」観劇感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_9db8.html

  とコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_35ce.html

「ミュージカル マリー・アントワネット」観劇感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_4602.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 8日 (火)

『マンガ名作オペラ8 トスカ』里中満智子著

『マンガ名作オペラ』シリーズの最終巻です。この巻も興味深く読みました。プッチーニの「トスカ」「マノン・レスコー」、ワーグナーの「ローエングリン」が入っています。「マノン・レスコー」は20年以上前に原作を読んだけど、原作の流刑先はカナダじゃなかったっけ?あぁ、フランスだからねぇ・・・・と思ったような気がします。「マノン」といえばファム・ファタールの代名詞なのに、何で3巻に組み入れられなかったんだろ?

 このシリーズに収められた作品は「ニーベルングの指環」を1作品と数えると、22作品。うち5作品をプッチーニが占めています。ヴェルディも同じく5作品、ワーグナーが先ほどと同じ数え方で3作品(ニーベルングの指環」は1作品で2冊分の長さなので、ページ数はワーグナーが一番多い)、モーツアルトが3作品・・・。他のオペラ解説書と比べても上手に選択してありますよね。できることなら10巻ぐらいまで出して欲しかったなぁ・・・。ベートーヴェンの「フィデリオ」とあとワーグナーの「タンホイザー」や「さまよえるオランダ人」なんか漫画化して欲しかった気がします。

トスカ―マノンレスコー/ローエングリン Book トスカ―マノンレスコー/ローエングリン

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「トスカ」といえば、佐々木倫子著のコミック『動物のお医者さん (11) 』(花とゆめコミックス・・文庫版もありますで主人公ハムテルの母(世界的?オペラ歌手)が地元札幌で「トスカ」を演じる・・というお話を思い出す人が多いのではないでしょうか?それでストーリーを知ったという人も結構いますよね。このとき、人件費を浮かすためか、兵隊役に息子ハムテルとその学友(獣医学生なので「トスカ」など知らない)を出演させたため、満足な説明を受けていない学生たちはカヴァラドッシを銃殺にすべきところでトスカを撃ってしまったり、トスカが飛び降り自殺をするサン・タンジェロ城の城壁から、兵隊(学生)たちまで一緒に次々と飛び降りてしまう・・・という爆笑エピソードですが、これ、実際にニューヨークのメトロポリタン劇場であったハプニングなんですってね。『動物のお医者さん』には参考文献として『オペラとっておきの話』音楽の友社刊があがっていますが、確認できていません。オペラ歌手(バリトン)の殺人事件をソプラノが探偵役となって解決する傑作ミステリ『きままなプリマドンナ』バーバラ・ポール著 扶桑社刊(絶版)にも、主人公ジェラルディン・ファーラー(20世紀前半にMETや銀幕でも活躍した実在の歌姫)がトスカを演じた時のエピソードとして出てきます。もちろん、珍妙なシーンを演じるのは北大の学生ではなくコロンビア大の学生。いつものエキストラを呼ぶ手配が出来ておらず、急遽近くの大学から駆り集めたという設定です。案外これが事実なのかな?このミステリ、実在のオペラ歌手や指揮者がたくさん出てきて内幕話のような展開はあるし、もちろんミステリとしても面白いので、未読の方、もし古書店で見つけたらぜひお読みください。ホントは復刊して欲しいし未邦訳のカルーソーを主人公とした小説も呼んでみたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 3日 (木)

「オペラ座の怪人」大阪四季劇場初日

Noborismall_1   劇団四季の「オペラ座の怪人」、大阪四季劇場の初日に娘その2と行ってまいりました。私はプレビュー公演から4日しか経っていないので、感激は薄いかも・・・とひっそり心配しながら行きましたが、なんのなんの******お金とチャンスさえあれば毎日でも観たいミュージカルかもしれないと、感動を新たにしています。

 初日の劇場は大賑わい。京都劇場より最大座席数は150ほど多いだけだと思うけど、広いロビーにたくさん人がいるような気がします。京都劇場「CONTACT」の初日なんて、初日なのに当日券があったり、「今日、初日やったんやぁ」なんて大声を出しているオマヌケカップルがいたり、で、初日らしかったのは四季関係者が京都府知事夫妻に最敬礼している光景を見たぐらい・・・、比較的小ぶりな演目の苦戦ぶりをうかがわせましたが、今日の「オペラ座の怪人」は流石でした。VIP風の人も多かったし、四季の俳優さんらしき人も見ました。浅利慶太氏も四季幹部の人たちと共にロビーにて色々な人と挨拶を交わしてはりました。こういうのって、自分に実益は全く無くてもなんだか得した気分になりませんか?

Takahasismall そしてロビーにはフィギュアスケートの高橋大輔さんからのお花が・・・。高橋さんご本人が花束を作ったわけでも、名札を書いたわけでもないでしょうに、たくさんの人が写真に収めていました。もちろんわたしもミーハーゴコロ満開で。ご本人もどこかにいらっしゃらないかと期待したのですが、ちょっとわかりませんでした。フィギュアの大会をTV観戦して高橋大輔さんがカッコよさに憧れている娘はかなり本気できょろきょろしていましたが・・・残念!(>_<)

 さて、前置きが長くなりましたが今日の観劇の感想です。

 今日は「オペラ座の怪人」通算4回目の観劇にして初めて前の方の座席を取ることが出来ました。とはいえ端っこの方で(しかも上手側・・・、後や2階席からでは気にならないけど、前から見るなら断然下手側がいいと私は思いました。もちろんセンターが一番良いのでしょうが)少し悲しかったのですが・・・。するとうしろや2階席では気づかなかったことがいろいろわかりました。たとえば競売のシーンでオルゴールに25フランの値をつける女性はマダム・ジリー役の人の兼任だとか、仮面舞踏会の誰がどんな仮装かもわかりやすかったし、同じ場面でマダム・ジリー他数名がラウルをクリスティーヌと踊らせないように動いているのがほの見えました。また、ハンニバルのリハのシーンで群舞の女の子たち(コーラスガール)は結構囁きや目配せを交わしたり、厳しいバレエ教師のマダム・ジリーの指導を恐れているなどの細かい演技をしていることなどです。同じくクリスティーヌがマダム・ジリーに「もっと集中して」と叱られるシーンの前には、本当に上の空の表情をしてダンスも間違え、その都度メグが声をかけたり心配しているなど、歌やセリフに現れない部分も気持ちが入っているのに、(当たり前のことかもしれないけれど)感心しました。

さて、配役ですが4月29日のプレビューとほとんど変わりありません。ムッシュー・ルフェーブルただ一人だけ違う方です。何で一人だけ・・?

「オペラ座の怪人」初日キャスト
ファントム 高井治
ラウル 苫田亜沙子
クリスティーヌ 鈴木涼太
カルロッタ 種子島美樹
メグ・ジリー 荒井香織
マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 寺田真実
ムッシュー・フィルマン 青木朗
ピアンジ 半場俊一郎
ムッシュー・ルフェーブル 深見正博
ムッシュー・レイエ 立岡晃
ジョセフ・ブケー 佐藤圭一
男性アンサンブル 増田守人
小島正紀
見付祐一
小倉佑樹
佐藤季敦
町田兼一
柏田雄史
女性アンサンブル 戸田真美
華山ソナ
蔵斗絢子
畠山馨
平田曜子
劉微
園田真名美
世登愛子
中野聖子
吉田郁恵
チャ ミヨン
チェ ウンヨン

 クリスティーヌ苫田さんは、プレビューのときよりずっと伸びやかな歌声でステキでした。私が密かに心配していた(老婆心?)HighEの音も今日はちゃんと歌えていました。それに間近で拝見すると本当に可愛らしいんです。無邪気なクリスティーヌ\(^o^)/ブラーヴァ!

 ラウル鈴木さんはますますのイケメンぶり。口髭も全然オッサンくさくなく、貴族の上品さも出ていて当り役だと思いました。猫のスキンブルシャンクスは別として、同じ若者役ではエンジェルよりスカイよりやっぱりラウルのイメージで定着しそうです。鈴木さんの持ち役の中ではラウルが一番ソロが多いのではないでしょうか。音大出の実力発揮でブラヴォー!( ^ー^)o/☆|||||*

 前の方で観て初めて気づいたことのひとつにファントムの素顔のメイクがあります。あんなメイクの下からでも切ない哀しい表情が読み取れて感心しました。歌も演技も高井さんファントムすばらしいですブラヴィッシモ!\(^o^)/

 他の皆様がたもGood、Good。

 ムスメその2は、京都劇場で「オペラ座の怪人」を観たときはまだ小学3年生。幼すぎてストーリーがよく理解できず、ホラーだと思っていたそうです。最後に仮面を残して怪人が掻き消えるフシギさだけが印象に残っていたようです。でもティーンエイジャーになってから観た今回、終盤涙が止まらずとても感動したようです。「ラウルとクリスティーヌは無神経すぎる」と憤慨していました。

 カーテンコールもサスガに初日、何度もありました。1階席はオールスタンディング、2階席は9割がたスタンディングに見えました。鈴木さんが硬い表情のままなのがちょっと残念でした。もう少しにっこりしてくれてもいいのにな。高井さんは仮面の部分の表情は変わらないので、なんだか不思議な感じに見えました。カテコの表情や客席への目配りはフィルマン役の青木朗さんのが一番いい感じに見えました。

プレビュー公演の感想はコチラ→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_3.html

 高校時代に文化祭のクラス演劇でムッシュー・アンドレを演じた長男も、ぜひ観劇したがっているのですがいかんせん地方の大学に行っていておいそれと帰省できません。何ヶ月も前から予約しておくのも無理なので、当日券に余裕が出るぐらい超ロングランをしてもらいたいものです。

 Miyagesmall_1 帰りは、売店でコロンの棒(わたしとしては、アイーダのときのようなジャンボポッキーのほうが好みです) とシャンデリアのストラップを買いました。コロンの棒は「マンマ・ミーア」の時も買ってなかなか食べきれないボリュームのお菓子だとわかっているのについ買ってしまう~~後から「あのパッケージだけで200円増しやで」という関西オバチャンらしき声が聞こえましたが~~わたしはホンマは関西人やないのかも・・・。売店は長蛇の列で、がら空きのプレビューのときに買っておくべきだったと悔やみました。

 今日はVIPやスポンサーのみなさんはパーティーがあるようで、そこここに四季スタッフの案内人が立ってはりました。羨ましいなぁ、VIP。VIPやなくても初日観劇の友の会員から抽選で毎回10名ご招待とかして欲しいな。

 ハービスエント内には少しずつストーリーを解説しながら上階へと進むポスターも7small 設置されていました。10small

ところで、「オペラ座の怪人」CDですが劇場内売店では1992年発行の

オペラ座の怪人 ロングランキャスト Music オペラ座の怪人 ロングランキャスト

アーティスト:劇団四季ロングラン・キャスト,山口祐一郎,鈴木京子,石丸幹ニ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:1992/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

しか売っていませんが(怪人・山口祐一郎、クリスティーヌ・鈴木京子、ラウル・石丸幹二)、

1999年発行バージョンの怪人・今井清隆、クリスティーヌ・井料瑠美、ラウル・柳瀬大輔のものも良いですよ。

オペラ座の怪人(日本語キャスト) Music オペラ座の怪人(日本語キャスト)

アーティスト:劇団四季ロングラン10周年記念キャスト
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:1999/04/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  原作は複数出版社から出ていますが、訳のよしあしは別として活字(文字)だけで比べるなら角川書店のものが読みやすいです。

オペラ座の怪人 Book オペラ座の怪人

著者:ガストン ルルー
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 あの、サスペンス作家フレデリック・フォーサイスが、ブロードウェーでミュージカルを見て感動して、原作ではなくアンドリュー・ロイド・ウェバー版の「オペラ座の怪人」の続編として書いた『マンハッタンの怪人』(傑作です!ラウルがちょっとかわいそうな気がするけど、ファントムファンにはもってこい)も角川書店刊。

マンハッタンの怪人 Book マンハッタンの怪人

著者:フレデリック フォーサイス
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

手っ取り早く原作のストーリーを知りたいならマンガもあります。わりに忠実に漫画化されていると思います。

オペラ座の怪人 Book オペラ座の怪人

著者:真崎 春望,ガストン=ルルー
販売元:幻冬舎コミックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

スピンオフって言ったらいいのかな、ファントム(エリック)の物語として語りなおされた小説もありますね。これも胸にジーンと来ます。ロマンチックな物語の好きな方向けだと思います。

ファントム〈上〉 Book ファントム〈上〉

著者:スーザン ケイ
販売元:扶桑社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ファントム〈下〉 Book ファントム〈下〉

著者:スーザン ケイ
販売元:扶桑社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オペラ座の怪人パーフェクトガイド Book オペラ座の怪人パーフェクトガイド

著者:日経エンタテインメント!
販売元:日経BP社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 上記は映画版の解説書として編まれたものですが(予告編・メイキングDVD付き)、四季団員(高井治さん・佐渡寧子さん・石丸幹二さん)の鼎談や舞台写真も掲載されていて、ファンなら手元においておきたいムックです。 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年4月29日 (日)

「オペラ座の怪人」プレビュー公演

 縁あって大阪四季劇場「オペラ座の怪人」プレビュー公演に行くことが出来ました。超ラッキーです♡

Photo_1 入り口の写真です。「5月3日開幕」って書いてあるのにワタシは今日見ることが出来るのです。なんてウレシーと思いながら入りましたとも。

 席はSとはいえあんまりいい席ではなかったのですが、大阪四季劇場はどの席でも結構見やすく設計してあるからあんまり気になりません。京都劇場なんて全ての席が正面を向いているので(普通のホールは客席が舞台に向かってちょっと弧を描いているもんだと思うんだけど、京都劇場は正面を向いたらスピーカーしか見えないような場所でも舞台に対して水平に席があるのですよ)前の方で端近な席になってしまうと悲惨です。

 劇場内に入ると、エンジェルの飾りもあり、布で覆われたシャンデリアらしき包みあり・・・とすっかりオペラ座。いい雰囲気です。

 今日のキャストは

オペラ座の怪人キャスト
ファントム 高井治
ラウル 苫田亜沙子
クリスティーヌ 鈴木涼太
カルロッタ 種子島美樹
メグ・ジリー 荒井香織
マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 寺田真実
ムッシュー・フィルマン 青木朗
ピアンジ 半場俊一郎
ムッシュー・ルフェーブル 林和男
ムッシュー・レイエ 立岡晃
ジョセフ・ブケー 佐藤圭一
男性アンサンブル 増田守人
小島正紀
見付祐一
小倉佑樹
佐藤季敦
町田兼一
柏田雄史
女性アンサンブル 戸田真美
華山ソナ
蔵斗絢子
畠山馨
平田曜子
劉微
園田真名美
世登愛子
中野聖子
吉田郁恵
チャ ミヨン
チェ ウンヨン

 ラウル・鈴木さん、クリスティーヌ苫田さん、マイエストロ立岡さんが、京都劇場「夢から醒めた夢」千秋楽でもそれぞれエンジェル・マコ・おじいちゃんとして出ておられたので、なんか懐かしい気がしました。

 ラウルの鈴木涼太さんは、京都劇場でラウル初役の頃に観たときより、流石に何度も演じ続けて来られているだけあって数段良かったです。今回のラウルならちゃんとクリスティーヌを守りぬいてくれそう❤❤❤

 苫田さんは「夢醒め」のマコ役で歌がとってもお上手なのはわかっていましたし、地元出身ということで初日キャストかなぁとは予想していましたが・・・。今日調子が悪かったのかな?「Phantom of the Opera」♪でファントムに「歌え」と言われて「Ah~~♪」と歌うところでHighC(「キャッツ」で「上のCまで出せるのか、Ah~♪」と歌われるC)があやしく、最後のEは出てないと言った方がいいぐらいでした。ただのソプラノじゃ出せない音だとは思いますが・・・。次回に期待します。

 高井さんは申し分ナシです。

 そのほかの役も含め、特に大きな不満は無かったのですが、正直なところ、まだ観たことのない佐野さんPhantom、北澤さん(全く拝見したことがないのです)ラウル、佐渡さんクリスティーヌで観てみたいです。 次回は初日の予定でその後は全く予定をしていないのですが・・・この取り合わせのキャストが実現したらその時にチケットを取ろうかな、と思っています。

 今公演のプログラムは表紙が京都公演のよりお洒落な気がします。Panhu_1

 私がプログラムを買って席に戻るとき、横から女性二人のこんな会話が聞こえてきました。「良かったわ~、私プログラム買うわ」「やめときもったいない」「でも・・・・(中略)」「今度、東京に行くときに貰って来たるから・・・」 あぁ、もらえるからわざわざ買うのがもったいないってことなのね。・・・そんな世界かぁ、プレビュー公演って。売店もプログラム売り場も行列ナシ。ビックリするぐらいすいていました。アンコールもあっさりだったし、なんか調子狂う・・・。

 それでもやっぱり観に来させてもらえてよかったです。「オペラ座の怪人」は特にゴージャスな気分に浸れますし。

Photo_2 帰り道も、オペラ座通り・・という感じ。

 そういえば、ハービス・エント内のJUJIAのCDショップ内に劇団四季のCDが劇場内売店で売ってない分も売っていました。昔々の四季版「ウェスト・サイド・ストーリー」も「ジーザス・クライスト・スーパースター」も。ここの十字屋に寄ったことは何回かあるけど初めて気づきました。

 5月3日初日の感想はこちら→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c96b.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月28日 (土)

京都劇場「コンタクト」観劇記 その2

 京都劇場に「コンタクト」初日を観にいってからもう1週間経ってしまいました。もう忙しくて・・・・。家にも仕事を持ち帰ったり、夜に地域のさまざまな団体の会合があったり、そのための準備があったり・・・ 楽しみでPCを見る余裕が全くありませんでした。今朝は思い切って美容院に行ったのですが、あまりに小刻みに何度も居眠りするので美容師さんだけでなく相客にも笑われてしまいました(^^ゞ

 そんなこんなで、先週、「・・・それでは続きは後日。」と書きながら、えらい間の抜けたころに続きを書いてます。

「CONTACT」2007年4月21日キャスト
SWINGING
ブランコに乗る女 クリスティン・ゼンダー
貴族 萩原隆匡
召使 満寧
DID YOU MOVE?
坂田加奈子
明戸信吾
ウエイター長 松島勇気
ウエイター・客等 萩原隆匡
  望月龍平
  張春紅
  大塚俊
  西尾健治
  満寧
  金井紗智子
  河西伸子
  村井まり子
  榊原央絵
CONTACT
マイケル・ワイリー 荒川務
バーテンダー
(エージェントの声・ほか)
明戸信吾
黄色いドレスの女 酒井はな
クラブで踊る男女 金井紗智子
  河西伸子
  ソンインミ
  村井まり子
  クリスティン・ゼンダー
  榊原央絵
  望月龍平
  大塚俊
  西尾健治
  萩原隆匡
  張春紅
上のうち、特に黄色いドレスの女に執着している2人 朱濤
満寧

 ブランコのエピソードは、言葉が悪いですが、「エロい」ときいていたので、中学生だけどおぼこいムスメに見せるのはちょっと気がかりでした。でも全然下卑たものでなく、大人は大人なりの想像をたくましくしたたのしみかたを、子どもは子どもなりのブランコ・アクションのアクロバティックなうごきに目を見張る楽しみ方を出来るんではないかと思いました。私としては、昔ながらの、主人の知らぬ間に奥方が使用人と浮気するとか、性的な関係の暗喩よりむしろ、階級闘争的な暗喩があるのではないかというところに目が留まりました。最後に召使が財布と思しきものを主人に渡していますね。ブルジョアの台頭から市民革命にいたる道筋、脆弱な貴族階級からたくましい市民階級へ社会の主人公がとってかわる・・・というお話なのでは?と考えるのはうがちすぎ?

 ブルードレスの虐げられた女を演じた坂田加奈子さん、情感があふれていてステキでした。昨年ACLでキャシーを演じる坂田さんを観たときは、余りにも歌声が弱弱しくて正直がっかりしたのです。声に迫力が無いばかりでなく、音程があやしいとさえ思いました。ダンスは見事でしたが、ミュージカルはまずは歌だと思っていたので。私の観た日がたまたま調子悪かったのかもしれませんが・・・。

 でも、今回は坂田さんを見直しました。歌がなくてダンスOnlyだったからともいえますが。寂しい妻の心の中で日々繰り広げられる白昼夢の哀しみと喜びが伝わってきました。

 他の人と同じ役をしても決めポーズが微妙に長く、ご自分をカッコよく見せる術に長けていらっしゃる荒川さんのワイリー。しょぼくれた役のはずなのにカッコよさがにじみ出て、いて、めったにおじさん役には賞賛を贈らないムスメも「かっこいいなぁ」・・・と首を傾げていました。立っているだけでカリスマが発散されている美しい酒井さんと共に、第3部は瞬きするのも惜しいぐらい見つめてしまいました。でも酒井さんのセリフはもう少し磨いて欲しい。あんなにダンスも姿かたちもすばらしいんだもん、ワイリーを見つめる(誘う)えも言われぬ目つきから推しても、当然セリフなど演技力も水準をはるかに超すものを要求してしまいます。

 明戸さんのバーテン姿、声の出演の多彩さ、楽しすぎました。このバーテンいいひとだなぁ。

Photo_12Photo_11Contact 画像は大阪四季劇場2階の展示から引用させていただきました。 左からブランコに乗る女、青いドレスの女、黄色いドレスの女の印象的なシーンが紹介されていました。ミュージカル映画ばやりの風潮の中、「コンタクト」の映画化計画なんてないのでしょうか・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月22日 (日)

京都劇場「コンタクト」初日

 昨日、4月21日(土)、京都劇場に劇団四季のミュージカル「Contact (コンタクト)」を観にいってきました。初日です。「中学生には難しいかも・・・・」と大阪MBS劇場で観た人たちのご意見をものともせずに、娘その2といっしょにいきました。セリフのほとんど無い、そして歌で物語を綴ることの全く無いミュージカルは初めて観ました。果たして娘は舞台を楽しんでいるのか??と心配でしたが、もともとダンスを習いに行っているので、ダンスを見るだけでも楽しい娘ですから、心配したほどではありませんでした。彼女は彼女なりに、チラシ(A3二つ折りの詳しいもの)や「ラ・アルプ」での紹介記事を熟読して予習していたので、坂田加奈子さん演じるところのブルードレスを纏ったマフィアの妻が踊っている間は、(舞台上でも)現実世界ではない、とか、黄色いドレスの女とあう酒場のシーンとワイリーの部屋のシーンが交錯している理由などの設定はわかって観ていたようです。予習がないと子どもには難しいかもしれませんね。

Contact: Music from the Broadway Show Music Contact: Music from the Broadway Show

販売元:RCA
発売日:2001/03/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ダンスだけで表現された3つの物語だというのは聞いていたので、レビュー風のものかな?歌が無いと退屈するかな?・・・とか心配しながら観にいった割には自分でも驚くほど舞台に見入ることが出来ました。でもやっぱり私は歌があるほうが好きかな???

 ちょっと昨日今日は多忙で疲れ気味なのでキャスト等 1話ごとの詳しい感想は明日以降にします。

 あ、そうそう、開演時に明戸さんの声で、注意を促す影マイクが入りました。携帯電話や嘘発見器(ほかにもバカバカしいものを羅列しはりましたが・笑っている間に忘れてしまいました)のような音の出るものは電源を切ること と 飴を食べる場合は(ガサガサ言う音が入る)このような音が出ないように、取り出しておくこと という注意だったのですが・・・京都劇場は上演中でなくても場内飲食禁止のはず。飴はいいのか?とツッコミを入れたくなりました。・・・それでは続きは後日。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月15日 (日)

「宝塚舞踊詩 さくら」・・・

 星組公演「宝塚舞踊詩 さくら 妖しいまでに美しいおまえミュージカル「シークレット・ハンター」を観にいってきました。実は、最初全然観に行く気は無かったのです。和モノのショーは観たことが無かったので、なじめるかしら・・・と心配でしたし、ポスターの白塗りのお顔が恐くて・・・ファンの方ごめんなさいm(__)m・・・。ホントは先月の花組の方が(春野さん観たさに)いきたかったのですが、年度末にかかっていてどうにも日程が取れなくてトホホン(>_T)・・それはともあれ・・・ でも、知り合いの(まだハタチにもなっていないクセに流石に2代にわたる大ファンだけあって、宝塚の生き字引)女の子が、安蘭けいさんを何年も前から応援している・・・と熱く語ってくれたものだから、心動かされてチケットを取りました。

宝塚歌劇団星組『さくら絢爛〜 妖しいまでに美しいおまえ』

 「さくら」は想像していたよりず~っと楽しいショーで、緞帳が下りたとき「短すぎる!もっと見せて~~」と思いました。ポスターではコワイ印象(何せ、「妖しいまでに美しい・・・」んだから)だった“桜花の若衆・桜花の美女”も、舞台で観るとコワイどころかまさにまばゆいばかりの美しさでした。衣装が一竹辻が花のものだとは、後で知りました。これ、後日プチ・ミュージアムで見ることが出来るのでしょうか? 席がかなり後ろだったので衣装の観察は出来なくて残念でした。ほかに、ワガママなお内裏様と雛人形・五月人形たちのコミカルなエピソード、平家の落人と白拍子の悲恋、狂言「花折」に材をとったオペレッタなどありました。節句人形とオペレッタ狂言はコミカルで場内のあちこちから笑いが声が聞こえましたが、私も思い切りストレスが発散していくのを感じました。特にオペレッタ狂言が良かったですね。こんな風に狂言が演じられるとは思いもよりませんでした。

さくら (CD) さくら (CD)
販売元:宝塚アン
宝塚アンで詳細を確認する

 シークレット・ハンター~この世で俺に盗めぬものはない~は、休憩後唐突に始まりますので要注意。客席がまだ明るいからと油断していたら最初のシーンを見逃す恐れありです。カリブ海が舞台の、「ローマの休日」を大いに意識したピカレスク・ロマン。単純な物語のように思えたのに、お話が二転三転しながら進み、ストーリーを先読みしていると何回か裏切られます(もちろん、この場合は裏切られた方が喜ばしいのです)。宝塚らしいけど紋切り型ではない、明るく楽しいミュージカルです。途中カーニバルの踊り手が客席に登場。1-1と1-8の扉からの入場だと思います。たくさんの人数で壮観でした。

 初舞台生(93期生)の挨拶・・・というのも初めて見せていただきました。黒紋付に緑のはかまの正装で50人が舞台に並ぶと、これもまた壮観でした。フィナーレでのロケットダンスは、オレンジ色の熱帯魚を模した衣装。ブラックライトに映えて幻想的なシーンもありました。本編(シークレットハンター)にも楽隊で登場です。プログラムに全員の名前と顔写真が出ていましたがみんな可愛い!それに名前が凝ってる!でも響きの良い姓名を考えるのって難しいでしょうね。先輩方同じ名前の人もいるけど、できれば独創的な名前を考えたいでしょうし・・・。

 遠野さんかわいく(特に赤い水玉のドレス)、他の男役の方々(柚希礼音さんとか立樹遥さんとか)もカッコよく満足でした。。

 JCBの貸切公演ということで最後は安蘭けいさんの舞台挨拶でしめくくり。普通に舞台を見ることが出来ただけでもうれしいのに、こういうことがあるとうれしさ倍増ですね。観にいくことを勧めてくれた知り合いに感謝です。

 「シークレットハンター」で王女のボディーガード・マックス役の.涼紫央さんが一回セリフを噛みはりました。そのことについて娘のコメント「得したなぁ・・・」。そう、普段は見ることの出来ない失敗シーンを見るとなんだか得した気がしてうれしくなります。フシギですね。

 プチミュージアムは、前回の星組公演「愛するには短すぎる」等の衣装、それからフィナーレの写真や小道具などです。面白かったのは、ウェイターが持つお盆の仕掛け。グラスは磁石でお盆についていて落ちないようになっているし、お盆の底部に持ち手もついていました。小道具係さんのアイデアってたくさんあるんでしょうね。

Photo←舞台のジオラマのようなペーパークラフト(?)もありました。これはベルサイユのばらのもののひとつです。バスティーユに攻め入るシーンですね。「ラ・マルセイエーズ」をアレンジしたこのシーンの曲が思い浮かんできました。

Photo_2    Photo_4

ベルばらやファントム、エリザベート等の作品のフィナーレで使われたシャンシャンも展示されていました。いつも前の方の席は取れないので、シャンシャンの形などはよく見えないのです。プチ・ミュージアムでは衣装や小物に至るまで目の当たりにすることが出来るのでかなり満足できます。

さくら-妖しいまでに美しいおまえ-/星組 さくら-妖しいまでに美しいおまえ-/星組
販売元:IKEYA Yahoo!店
IKEYA Yahoo!店で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 9日 (月)

『マンガ名作オペラ 7 サロメ』

 里中満智子著の『マンガ名作オペラ』シリーズ(中公文庫版)も、いよいよ全8巻のうちの7巻目です。今回はサロメ以外は題名しか知らないお話ばかりでした。サロメにしたって、「旧約聖書物語」などの本の中でしか知らないのですが・・。「サロメ」は7つのヴェールの踊りが有名なわけですが、本当にオペラの舞台でこんなダンスをするのでしょうか?オスカー・ワイルドの原作を読みたくなってきました。

サロメ―ナクソス島のアリアドネ/こうもり/ナブッコ Book サロメ―ナクソス島のアリアドネ/こうもり/ナブッコ

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 物語としては「ナブッコ」が一番ドラマティックだと思いました。これってヴェルディの出世作なんですね。ヴェルディは、この『マンガ名作オペラ』のシリーズにたくさん収録されている気がしますね。それに「アイーダ」とか史劇風のものが多いように思います。このシリーズに収載されてはいないけど「オテロ」「マクベス」のようなシェイクスピアに題材をとったものも史劇だし。

「こうもり」のような他愛無いどうでもいいような話も、なんだか楽しい。

観てみたい演目ばかりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 1日 (日)

DVDブック『フィガロの結婚』ほか

 実はワタクシ、一度もグランドオペラを生で観たことがありません(>_<) 生粋の庶民ですから。父母も音楽(主にクラシック)愛好家ですがレコード、しかもソノシートが大半で、あとはTVやラジオで聴いていました。劇場やホールに行く余裕が時間的にも金銭的にも無かったんだと思います。私はオペラやバレエの物語を子ども向きにリライトしたものを読んだり、家にあるレコードのライナーノーツを読んだり、アリアのさわりを聴いたりしながら、そういったものへの憧れをはぐくんだので、実に底の浅い興味です。今は自分で働いているから、生の舞台もチョットずつ観にいけるようになりましたが、グランドオペラというとなかなか足が遠いものです。でも観たい。TVでも時々見ていますが(今もNHK教育で「ラ・ボエーム」をちょっと観てましたが・・・正直なところ日本の劇団なら日本語で演じて欲しい気もしました。正統派なオペラファンには叱られそうですが)、昨年暮れにこんにゃく座が演じるのを観た「フィガロの結婚」、普通のオペラではどう演じられるのかぜひ観てみたいと思っていました。

 で、ネット上でDVDを探していて見つけたのがこれです。

DVD BOOK 魅惑のオペラ フィガロの結婚 モーツァルト Book DVD BOOK 魅惑のオペラ フィガロの結婚 モーツァルト

販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 出版社によるシリーズの解説に「日本初、全幕完全収録のDVDと対訳つき解説BOOK。オペラの楽しさのすべてが、これでわかる。」とありましたが、まさにその通り。DVD一枚買ってもそこそこの値段がするのに、作品やその時代背景についての丁寧なレクチャーと対訳の歌詞のついた60ページあまりの解説書もついて3990円(1巻のみ5月まで3570円)とお買い得感にあふれています。実際解説書は面白かったです。この『DVDBook魅惑のオペラ』シリーズ、ラインナップも上々で、オペラ愛好家にも入門者にもお勧めだと思います。

なにしろシロートですから、ベルナルト・ハイティング指揮、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団演奏、フィガロ=ジェラルド・フィンリー、スザンナ=アリソン・ハグリー・・・という演奏家たちの評価がどうなのかは。わかりません。でも私にとっては歌も演奏も、配役の雰囲気や容姿も含めて十分満足できるものでした。~~本屋さんにそう言ったら全巻予約を進められましたが。2巻の「椿姫」のような悲劇(若者ことばで言うところの“死に落ち”)はちょっと辛いのでパス。3巻以降を順次鑑賞していくつもりです。

 そういえば書き忘れていましたが、継続購入しているマンガ名作オペラシリーズの 『フィガロの結婚』里中満智子著も先月読みました。

フィガロの結婚―魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師 Book フィガロの結婚―魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 スザンナが可愛くて、フィガロがハンサムで、伯爵夫人が儚げだったり凛々しかったり、マルチェリーナが絵に描いたような(描いてあるんだけどさ)お局なんだけど豹変したり、どたばたどたばた・・・少女マンガの絵柄やストーリーの運びにぴったりの物語でした。モーツアルトつながりの「魔笛」「ドン・ジョバンニ」とともに、「フィガロの結婚」の前日譚といえる「セビリアの理髪師」も収められています。でも「セビリアの理髪師」は付録扱い。ホンのあらすじ程度です。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月18日 (日)

「ウィキッド」が観たいなぁ・・・・

 劇団四季ミュージカル「ウィキッド」の特設ページができていますね。ホンマに面白そうです。でも遠征してまでは観れないなぁ・・・。新幹線代でもう1本か2本違うものが観れちゃうし・・・。じっと待ち続けるしかないなぁ・・・。

 娘とグリンダやエルファバ等々、HPで名前のわかる登場人物の配役予想をして楽しんでいます。今、キャストボックスの名前のあがっていない樋口麻美さんはきっと「ウィキッド」に出るんじゃないかしら、濱田さんも今はキャストボックスには挙がってないけど、「アイーダ」があるから違うんじゃないかなぁ・・・などと言いながら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 6日 (火)

「クレイジー・フォー・ユー」 2回目観劇感想の続き

 今日、一緒に観にいった(向こうは初めて)同僚の感想も聞きました。「よく笑いました~。」私と同じで、ボビーのアイリーンとの婚約のいきさつが気になるそうですが、それとともに、最後の方で、ポリーがボビーに会いにニューヨークに旅立つとき、幕が開かないのでステージに向かって物を投げたりして騒いでいるという劇中の観客を放っておいたまま、外でストーリーが進んでいくところにツッコミを入れたいそうでした。そうですね、あとで白い服のカップルとなって舞台に立つシーンがあるわけですが、それまで観客がどうしていたのか・・・ストーリーを越えて気になるところです。同僚と娘とが通路を挟んで隣同士だったのですが、「よく笑い声が聞こえたよ~」と言われました。ホンマに娘はコロコロとよく笑っていました。

 ところで、舞台を続けるかどうかのミーティングの盛り上がりで椅子を使ってバリケードを組み立てるシーンがありますよね。で、テスの機嫌をとるために演出・プロデュースを引き受けて青年たちをおだてあげたベラ・ザングラーが片づけを指示します。「例のフランス革命のミュージカルをするわけじゃないんだから・・・」だったかな?それっぽいことを言いますよね。そのフランス革命のミュージカルって、1回目に観たときは「ベルサイユのばら」のことだと思ったんですよ。娘も私も。でも、よく考えたらこのミュージカルを作ったアメリカの作者は、ベルばらは観てない可能性が高いですよね。するとやはり、「レ・ミゼラブル」のことでしょうか?赤い旗も振っていたし。

 さっき、関西テレビの「ココロの旅」に木村花代さんが出ているのを観ました。中学までは陸上部所属ということでスポーツ万能だったのでしょうね・・・。「人間になりたがった猫」を観て演劇に興味を持ったということで、若い頃幼い頃の経験の貴重さを感じました。

 昨日は読売テレビの「極上の月夜」で宝塚男役の特集だったんですね。残業もあって夕食は9時ごろ、家事にも忙しくて・・気づいたのが遅く、安蘭けいさんと大和悠河さんへのインタビューを見ることが出来ただけでした。残念です。

クレイジーフォーユー、2回目観劇の感想・・・はコチラです http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 4日 (日)

『タカラジェンヌの太平洋戦争』玉岡かおる著

 2004年7月発行と奥付にあるので、おそらく宝塚歌劇団の創立90周年に合わせた企画として出版されたのでしょう。でも、私が買ったのはついこの前、発行から2年半経っているにもかかわらず、初版第1刷でした。ファンならこんな資料も読みましょうよ。『タカラジェンヌの太平洋戦争』玉岡かおる著 新潮新書。母子2代のタカラヅカファンだという著者が、戦前の「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」等の資料や、当時の団員・生徒・ファンなどへの丹念な取材を基に、「タカラヅカと太平洋戦争、夢の世界と暗い現実」(本書プロローグより)をルポルタージュし、文化史として考察した本です。新書、という地味なレーベルでの出版ですが、とても読みやすく興味深く、一気に読みました。

 

タカラジェンヌの太平洋戦争 Book タカラジェンヌの太平洋戦争

著者:玉岡 かおる
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この本のプロローグ、2004年の新春公演(花組)での、お母様もたいへんなファンだったという春日野八千代の登場から、90年の歴史に思いを馳せた著者の感慨に私も引き寄せられてしまいました。宝塚歌劇の歴史は、軍による大劇場の接収や戦地への慰問公演での苦労(広島の原爆の犠牲になった人も)などは、文字でも映像(ドラマとか)でも垣間見ますが、戦前戦中の宝塚の様子をこんなに詳しくまとめたものを読むのは初めてです。

 第1章は「小林一三の夢」と題され、宝塚少女歌劇発足当時の事情・様子がまとめられています。ちょっとトリビア的知識もあります。第2章からがこの本の本編。タカラヅカと太平洋戦争のかかわりを、時局に否応なく巻き込まれていくタカラヅカとタカラジェンヌのありようをインタビューと資料で綴っています。

 タカラヅカで多くの国策劇が上演されていたり、団員が「国防婦人会」の会員になっていたことは初めて知りました。戦意高揚のための大政翼賛にタカラヅカまで関わらされていたのかと驚きつつ、やはり恐ろしい時代だったのだと思わずにはおれませんでした。この本では、あえてそういった国策劇が戦争犯罪に当らないのだろうかという考察がなされています。ファン的な解釈ではあるものの、こういった見方は新鮮でした。

 戦前はものがなくて、バレエシューズやブラジャーなども手作りだったそうですが、物資の不足はもちろん戦後の再開後にも続きます。ラインダンスのときにタイツも無く素足だったとか、付けまつげも手作りしたとか・・・。ところでこの本の155Pにラインダンスのときに下着が見えないように「ダンスキャル」 (オーバーパンツかな?)というものを穿くことを紹介するくだりに、その素材について「ベンベルグという名称の化繊」と書かれています。「ベンベルグ」は旭化成の登録商標ですから、生地の一般名称「キュプラ」と書かないといけません。また、ベンベルグ(キュプラ)は、レーヨン・テンセルなどと同じく天然原料由来の繊維であって、石油系化学合成物質由来の化学繊維ではありませんから、記述自体が間違っています。せっかく労作なのにこんな素人でもわかる勘違いが混ざってしまったらもったいないと思いました。

 物の不足以外にも食料・医薬品の不足による団員の病気というかなしみもありましたが、第7章に描かれる戦後の復活は感動的です。 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年3月 3日 (土)

「クレイジー・フォー・ユー」、2回目観劇

 今日、京都劇場へ劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」を観にいきました。2回目です。今回京都劇場では久々の2階席ということで、近眼の私には辛いのですが(昨年急に近眼になって初めて知りました。メガネをかけていてはオペラグラスを使えない。メガネナシではオペラグラスを覗いてもぼんやりとしか見えない。悲しい)、日本での公演が通算1500回を超えた記念で特別カーテンコールがあるし、配役も、ボビー、ポリー、ベラ・ザングラーの3人が前回とは違うメンバーなので、とても楽しみにしていってまいりました。

  初日の配役 今日の配役
ボビー・
 チャイルド
加藤敬二 田邊真也
ポリー・
 ベーカー
樋口麻美 木村花代
ランク・
ホーキンス
牧野公昭 牧野公昭
アイリーン・  
 ロス
末次美沙緒 森以鶴美
ベラ・
 ザングラー
広瀬明雄 渋谷智也
エベレット・
 ベーカー
松下武史 松下武史
ボビーの母 斉藤昭子 斉藤昭子
テス 有永美奈子 有永美奈子
ユージーン・フォーダー 三宅克典 武見龍麿
パトリシア・フォーダー 加藤聖恵 加藤聖恵
ムース[ベース] 石 路 石 路
サム[ギター] 岩城雄太 岩城雄太
ミンゴ[パーカッション] 畠山典之 畠山典之
ビリー 石野喜一 石野喜一
パーキンス/カスタス 熊谷 崇 熊谷 崇
ジュニア 平田郁夫 川東優希
ピート 中山大豪 中山大豪
ジミー 菊池 正 菊池 正
ワイアット 関与志雄 関与志雄
ハリー 村中弘和 村中弘和
パッツィー 池末絵己子 池末絵己子
シーラ 小川飛鳥 村上智
ミッツィー 柴田桃子 柴田桃子
スージー、 伊東 恵 伊東 恵
ルイーズ 恒川 愛 恒川 愛
ベッツィー 市川友貴 市川友貴
マギー 東 裕美 小川飛鳥
ベラ 荒木美保 中嶋美音
エレイン 須田綾乃 須田綾乃

 ボビーが大幅に若返った感じですね。若々しくて溌剌としたボビーでした。30男の役とはいえ初々しさや、男の可愛らしさを感じさせられました。もちろん、加藤さんは加藤さんでとってもステキなダンスで魅了してくれるのですが、いかんせん、ハーバードを出てから10年ならぬウン十年、いったい何年モラトリアムをやってるんだ~~、いまだに親掛かりかいっ~って感じに見えてしまうお歳であることは否めません。田邊さんだと余計なツッコミをせずに見ることができました。それと、今回初めて気づいたのですが、遠目で見ると加藤さんと田邊さんは背格好や顔の形が結構似ておられますね。なんか、加藤さんが若返って登場って感じにも見えました。

 1幕冒頭ではちょっとしたハプニング。田邊さんの右こめかみ辺りにつけたマイクが、顔から外れて、テープはマイクについたままなので、大きくマイクが目立った状態に・・・。ベラ・ザングラーの扮装になるときまでマイクが顔から浮いたままで気の毒でした。でもまぁ、そんなハプニングも含めて観客にとっては生の舞台は楽しいんですよね。そういえば先月、ミュージカル「マリー・アントワネット」を観にいったときも、舞台を観ながら子どもに「オルレアン公役の人(高嶋政宏さん)のお母さんは宝塚の男役トップスターやねんで」と説明していたら、タイミングよく(悪く?)高嶋さんがセリフをかんでしまいはった、なんてこともありました。

クレイジー・フォー・ユー Music クレイジー・フォー・ユー

アーティスト:劇団四季
販売元:ポニーキャニオン
発売日:1997/07/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ポリー役は前回が樋口さんで、今回が木村さん。最初に「夢から醒めた夢」を観た時のピコ・マコ、コンビというのも私たちにとってはちょっとした感慨です。物語はもちろん今日も楽しくて、笑い声もあちこちで聞こえました。うちの娘も笑い転げていました。天然キャラのパッツィーちゃんもいい味だしてます。でも素朴な疑問。ボビーは何故アイリーンと婚約したのか?、婚約解消したいのならなぜちゃんと話し合っておかないのか・・・・?この部分どうしても(この物語が)好きになれないのです。最後はみ~んなラブラブのカップルになってハッピーエンドとはいえ、アイリーンとの婚約問題がモヤモヤしたままでは、ポリーの幸せも長続きしないのではないか?と危惧してしまうではありませんか。もちどん考えすぎなのはわかっていますけど。娘はアイリーンと「フィガロの結婚」のスザンナのイメージがかぶるそうですが、ボビーには、借金しなければならない過去があったとも思えませんし。アイリーン役も森さんに代わって、初日キャストより若返りですね。森さんアイリーンは、ちょっとカワイコぶってるとこもふくめボビーが大人女性の色香に迷った若気の至り・・・という雰囲気がよくわかりました。末次さんもとってもステキだとは思いますが・・・。

Crazy for You: Complete Vocal Selections Book Crazy for You: Complete Vocal Selections

著者:George Gershwin,Ira Gershwin
販売元:Warner Bros Pubns
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 1500回記念特別カーテンコールの様子は、劇団四季のHPでも紹介されていますが、ベラ・ザングラーの幕後ろでのセリフから始まります。そして幕の中央の切れ目からハイヒールの脚が一本。続いてアイリーンがセクシーに現れ、つるはしを持った青年たちとひと時ダンス。そして「おどきっ!」。青年たちが退けると、アイリーンは却って困ったように「いやぁん」・・・。そしてみんなが登場。歌とダンス、1500回の看板、ザングラーの挨拶、歌とダンス、またまたアンコール。何度も何度もアンコール。1階席は(2階席からは前の方しか見えませんが)オールスタンディングのようですが、2階席はスタンディングする人はちらほらでした。私たちはもちろんスタンディングしましたよ。

 ところで、2階席から観ると、ぼんやりしか見えないという辛さはあるけど、たくさん場見テープ(バミリテープ)が貼ってあることがわかったり、1階の前の方の席からは見えなかったのですが、最後の方の劇場前での白いスーツのボビーと白いドレスのポリーのダンスシーンでは、床上に照明で薔薇の花柄が描かれるのも見ることが出来て、結果的には案外2階席も悪くありませんでした。

**初日の感想はコチラhttp://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_113b.html **

**「クレイジー・フォー・ユー」の楽譜の紹介はコチラ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_684e.html **

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月28日 (水)

「宝塚GRAPH」2007年3月号

 STAGE記事に『パリの空よりも高く』『ファンシーダンス』が取り上げられていたので、舞台の感動と笑いを反芻しながら読みました。ジリジリ鳴り出す金庫にビックリしているところの写真が無かったのが残念ですが(一番コミカルで印象が強かったんです)名シーンばかりで綴られた記事でした。最後にパリを降りかえるシーンも欲しかったかな・・・。

 花組の全国ツアー(うたかたの恋)公演ルポも楽しかったです。春野寿美礼さんの、visaのポスターの前で同じポーズの写真とか、ニンテンドウDSで遊ぶ春野さんと桜乃さんとか・・・。旅公演は体力的には大変なのかもしれませんが、なんとなくウキウキした気分が伝わってくるレポートでした。こういった記事には興味津々なので、写真とともに文章ももっと長いともっとうれしい気がします。

宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 03月号 [雑誌] Book 宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 03月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

*「パリの空よりも高く」の感想はコチラ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f93f.html *

*「うたかたの恋」の感想はコチラ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_fa7a.html  コメント欄に「うたかた」の意味を載せています*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月19日 (月)

ミュージカル「マリーアントワネット」

 昨日梅田芸術劇場で観てきました。ミヒャエル・クンツェ&シルベスター・リーヴァイの日本発新作ミュージカルという「マリー・アントワネット」を。

 ストーリーはマリー・アントワネット24歳の1779年、フェルセン(フェルゼン)とともに舞踏会に明け暮れ、そろそろ民衆の不平不満が大きくなってきた頃から、35歳で断頭台の露と消えるまでの生涯を、有名なエピソード(「パンが無ければ・・・」とか濫費とか首飾り事件とか・・・)をつないで綴られています。梅田芸術劇場公演のチラシをよく見ると、上のほうに錬金術師カリオストロ(火花をいっぱい散らせてました)に扮する山口祐一郎さんの顔の上半分と手があって、その手がキャストたちを囲む輪(水晶球の輪郭が光っている)に触れている・・・趣向になっており、そこに「全ては、我が掌中の珠の出来事・・・・」と書かれています。つまりすべての黒幕として(でもその目的は不明)カリオストロがいるわけです。その意を受けて(意を受けたように見せかけて?)働く男が「フィガロの結婚」「セビリアの理髪師」の作者ボーマルシェで、彼が狂言回しとなってストーリーが運びます。オケピの指揮者と会話をしたり、観客に話しかけたり遊び心イッパイの役です。カリオストロに操られて、ルイ16世夫妻を陥れる陰謀の影で糸を引いているのがオルレアン公。オルレアン公の動き方は史実と照らしても興味深いですね。高嶋政宏さんはオルレアン公の化粧を奥さんから「キモイ」と言われた・・・とどこかのインタビューで読みましたが、ホンマに怪演でした。そして、もう一人の主人公、というより、soloの数では誰よりも勝っていて、むしろこっちが主人公に思える役が、マリーと同じイニシャルで、全く違った出自を持ち、そのマリーに対する憎しみの発露が革命の原動力となるマルグリット・アルノー。孤児マルグリットは民衆の惨めさ苦しさを体現した存在として最初のシーンから登場し、アントワネットの側近から「パンがなければケーキを食べればいいのに」と謗られ、その怒りと憎しみから王室を攻撃するようになります。その憎しみをカリオストロやオルレアン公は利用するわけですが・・・・。革命勢力のスパイとして、マリー・アントワネットの獄中での小間使いになり、マリーと接する中で彼女の中にも迷いが生じてきます・・・。おもにこの5人が物語を動かします。

 涼風真世さんのマリー・アントワネットはとっても可愛らしくてはまり役ですねぇ。どうしていつまでもあんなに可愛らしいんでしょう?!でも、主役の割にはsoloで歌うシーンがほとんど無くて残念でした。このマリーは、ソフィア・コッポラの映画のマリーよりもベルサイユのばらのイメージに近いように思います。このミュージカルの原作となった、遠藤周作著『王妃マリー・アントワネット (上巻) 』『王妃マリー・アントワネット (下巻) 』は20年以上も前に読んだのですっかり忘れてしまいましたが、ベルばらと同じく、シュテファン・ツヴァイクの『マリー・アントワネット』を参考文献としていて、それでマリー像が似ているのかもしれませんね。

 井上芳雄さんのフェルセンが役柄も(マリーのパーティから侮辱の末追い出されたマルグリットを追いかけて「王妃に悪気は無い」と釈明し施しをしたり、時にはマリーをたしなめるなど、考えの浅いマリーのフォローもしている、) 演じている本人も貴公子中の貴公子という感じでした。

 山口さんは・・・カリオストロというわけのわからない人物をいかにもスターらしく演じておられて・・・、他の役者が舞台の中心にいてもどうしても山口さんの方へ目がひきつけられて困りました。

 ルイ16世は、定説どおりあくまで凡庸で人の好い国王として描かれていました。無理な人事を王妃に押し切られたり・・・。ギヨタンの発明した断頭台に目を輝かせたり、獄中で子どもにおもちゃの馬車を作ってやり、鍛冶屋に生まれたかったと嘆いたり・・・。

 ベルばらのストーリーと単純に比べるのもどうかと思うけれど、ベルばらとこのミュージカルとでは革命観、特にロベスピエールへの評価が全く違いますね。

 遠藤周作著の原作を読み返したくなってきました。実家に帰ったとき捜さねば。あ~、読みたい本だけでもたくさんたくさんありすぎるのに、読み返したい本もどんどん増えてきて、困ってしまいます。

 ミュージカルの最後で、獄中のマリー・アントワネットが、マルグリット・アルノーのお父さんが遺した(と言う設定だったと思うんだけど)という子守唄(「流れ星のかなた」・・・主題歌ともいえるナンバーです)を唄って、父がよく唄ってくれた、と語るのですが・・・じゃぁマリーの父フランツ1世はどこでこの歌を知ったのかしらん?

 マリー・アントワネットについての有名なエピソードの中では、暴徒に立ち向かう優雅なお辞儀のシーンが入っていなかったのがちょっとだけ不満。王妃としての覚悟の程を示す良いエピソードと思うのに。

**映画「マリー・アントワネット」の感想はこちら http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_2e37.html **

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月10日 (土)

わらび座ミュージカル「義経」

 京都会館第2ホールで わらび座ミュージカル「義経」を観ました。全国公演の初日だそうです。牛若丸が生まれ育った縁で京都を初日にしたのでしょうか・・。主演の戎本みろさんは、この義経の役を演じるに当って、初演のときも鞍馬寺に行き、今公演でも一昨日貴船口から鞍馬山に登ったとカーテンコールのとき言っておられました。

 実に四半世紀(!トシヲカンジル)ぶりにわらび座の舞台を観ました。随分昔の記憶なのでPhoto_8 曖昧だけど、以前に何度か観たときは、わらび座は民族歌舞集団だったように思います。でも今日見たら、普通の劇団と印象が変わらないのでビックリしました。左の画像は、今公演のチラシです。

京都会館も5年ぶりぐらいです。第2ホールにいたっては20年ぶりぐらい?懐かしいような気もするし、トイレなどは(尾篭な話ですみません)なんだか古い感じがしました。座席も硬くて最後の方はちょっと腰痛。一幕もので2時間もありましたからね。

 お話は、金売り吉次に連れられて義経が平泉に着いたところから(弁慶と伊勢三郎とともに。中世の傾き者のような風体の主従)、衣川で弁慶らが果てるまで。長い義経の半生を、歌と語りで飛ばしながら綴っていきます。平泉では藤原秀衡に父のように迎えられ(そして諭され)、その子、泰衡とは最初反発しあうものの実の兄弟のように親しみます。平家への復讐心で人間らしい心を失っていた義経も、秀衡や佐藤継信・忠信兄弟の妹小虎の温かい心に打たれて立派な若者に成長します。義仲の台頭、黄瀬川の対面、義経の上洛、平家を鬼神のように追討し、そして腰越状・・・。京の屋敷で静といるときに襲ってくる兄頼朝からの刺客、吉野の別れ、そして再び奥州へ・・・。駆け足で語られますので、義経記や平家物語の知識が少々(大河ドラマを見た、とか、子ども向けの本やマンガで読んだという程度で十分)あった方が楽しめるように思えます。

 劇中の歌で、戦の天才・義経の荒ぶる魂が「狼」(「蒼き狼」とも)表現されていますが・・・もしや生き延びてジンギスカン(チンギス・ハーン)になったという暗喩なのでしょうか?

 奥州発信のミュージカルだからか、あくまで奥州藤原氏は良い人たちでしたね~。クライマックスが感動的でした。CDと上演台本を買うと、CDに主演の戎本みろさんと、小虎・静二役のヒロイン碓井涼子さんがサインをしてくれました。Lucky!!役者のみなさんによる送り出しのなか、よい気分で帰りました。

Cimg12071Cimg1202←サイン入りCDです。光ってよく見えませんが  ^^;

ここしばらく、ロンドン版「ミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」 」のCD(スンバラシイ!日本語ライナーノーツ付き)を通勤の友にしていましたが、来週からはこのサイン入りCDにしよ~っと!

 この後、「ミュージカル義経」は各地を回るようですので、お近くの方々オススメです。主演の戎本さんは、39歳だそうですがチラシで観るよりず~っと若々しくてステキな義経でした。歌も力強かったし。ヒロイン碓井さんは、サインしてもらうときに間近でジロジロ見てしまいました。あまりにキレイだったので。歌もステキでした。ミュージカルと言ってもダンスシーンはほとんどありませんが、歌は流石です。

それにしても、民族歌舞・・・は?もうわらび座ではその手の作品は公演してないのかしら?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 3日 (土)

『トゥーランドット マンガ名作オペラ5』『花鎮めの祀り』

 ホントにいい歳をしてお恥ずかしいぐらいにマンガばっかり読んでますねぇ・・・。自分が活字中毒でマンガ大好きなくせに、マンガばかり読んでる娘その1には「マンガばっかり読まずに、活字の本を読みなさい」・・・・、読書好きの娘その2には「本ばっかり読まずに勉強とかしないといけないことを優先しなさい」・・・なんて、自分も親に言われてイヤだったお説教を繰り返してしまいます。

里中満智子著『マンガ名作オペラ』シリーズの5巻目は『トゥーランドット 蝶々夫人 ラ・ボエーム』のプッチーニ作曲3本立てです。「蝶々夫人」「トゥーランドット」はヨーロッパ人から見た東洋趣味というか、異国情緒のあふれた作品ということで、難癖もつけやすいのですが、多くのオペラ解説書に書いてある通り、枝葉末節にはこだわらずフィクションとしてのストーリーを楽しめばよいと思っています。 本の中のディスコグラフィに、ミラノ・スカラ座の「蝶々夫人」が紹介されていました。浅利慶太演出ということで、ぜひ観てみたいと思いましたが、VHS・LDのみの販売で絶版。ミラノ・スカラ座では現在も浅利演出の「蝶々夫人」を上演しているようですから、ぜひもう一度DVDで販売して欲しいものです。

 トリノ・オリンピックでにわかに注目を集めた「トゥーランドット」は、オペラでは(映像でも)観たことがありません。2002年の宝塚宙組公演「鳳凰伝 カラフとトゥーランドット」を観たのでストーリーは知っているのですが・・・。(「鳳凰伝」は娘たちの宝塚初体験作品。我が家的記念作です。) 「ラ・ボエーム」にいたっては、「わが名はミミ」の曲と題名を知っていただけ・・・ 「ラ・ボエーム」が「ボヘミアン」だということも知りませんでした。

トゥーランドット―蝶々夫人/ラ・ボエーム トゥーランドット―蝶々夫人/ラ・ボエーム

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ストーリーが面白いし、読んでおけば教養がああるふりもできる、と改めてマンガによる名作解説本のありがたみを知る私でした。

『花鎮めの祀り』 長岡良子著

日本史&日本の古典が大好きなので、長岡良子さんのコミックは「古代幻想ロマンシリーズ」の初期の頃からファンです。特に「眉月の誓 (上)」「 眉月の誓 (下) 」は日本史の教師をやってる知り合いからも、強く推薦されたものです。

 歴史上の人物を新解釈で描いた「古代幻想ロマンシリーズ」とは違い、「華麗なる愛の歴史絵巻シリーズ」は、ファンタジックな時代モノで、少々は古典(や歴史)に材をとっているのだとは思いますが、ほとんど全くの創作といっていいんじゃないでしょうか。『花鎮めの祀り』は4編の短編連作と1編の短編からなっています。連作の方は安土桃山時代の末期を舞台に女性の絵師を主人公にした物語。短編は昭和のはじめの雰囲気です。

華麗なる愛の歴史絵巻花鎮めの祀り Book 華麗なる愛の歴史絵巻花鎮めの祀り

著者:長岡 良子
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月29日 (月)

「パリの空よりも高く」

昨日1/28、宝塚大劇場へ月組公演「宝塚ロマンチック・コメディ パリの空よりも高く」「レビュー・ロマネスク ファンシー・ダンス」を観にいってきました。

パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス(DVD) NTTdocomo関西の貸切公演だったのですが、貸切公演って初めて経験しましたけれどいいものですねぇ。抽選会があったり(当らなかったけど (>_<) )、組長さんの開演挨拶や、瀬奈じゅんさんの終演挨拶があったりして、普段の公演以上に充実感があります。今後もこんな機会があったらいいのですけど・・。いえ、贅沢は申しません。いつでもどこでも見ることが出来ればうれしいものです。

 さて、「パリの空よりも高く」は、とっても楽しいお話でした。エッフェル塔建設秘話、とでも言えばよいのでしょうか?気持ちの弾む、心地よいドラマです。瀬奈さんが口のよく回るペテン師の役を明るく親しみやすい雰囲気で演じておられて、ステキでした。大空祐飛さんの調子がいいくせにちょっとドジなペテン師もかわいらしくてGood。霧矢大夢さんのギスターブ・エッフェル、人柄の良さがにじみ出てくるような役柄でした。彩乃さんの花売り娘ミミ・・・かわいらしいけど、ちょっと活躍の場が少なくてもったいない気がしました。組長の出雲綾さん、ホテルの女主人として若者達を支え応援する役柄ですが、実際もそうなのでしょうね。ほとんど善人ばかりのドラマ、みなさん新春らしく、舞台を愉しさで彩ってくださった気がします。まさに宝塚は夢の国、幸せの場所・・・。

パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス[2枚組] パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス[2枚組]

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 舞台が始まる前、プチ・ミュージアムに行きました。ただいまは、「暁のローマ」の衣装などが展示されています。デザイン画が同時に展示されていることで、衣装政策のコンセプトも伝わってきて見ごたえありです。

2007128  これはアーネスト・イン・ラブの衣装

2007128_2暁のローマージュリアス・シーザーよりー/レ・ビジュー・ブリア 」の、ジュリアスシーザーの衣装

2007128_4 ブルータス の衣装

 

ポスター展もあって、新旧の配役を見比べたりもして、楽しかったですよ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月21日 (日)

ミュージカル「WE WILL ROCK YOU」

 今日、じゃなくて、もう昨日ですね、要するに1月20日(土)、梅田芸術劇場へ「WE WILL ROCK YOU」を観にいってきました。会場はコアなファンっぽい人でいっぱいで、人並みに若い頃ラジオで聴いたクイーンの曲は結構好Photo_9き・・・程度の私と、ダンス教室でそれと知らずにクイーンの曲を聴いたことがあるといった程度のムスメその2とは、入り口付近からなんだか回りに圧倒された感じです。

←音楽配信の宣伝物として入り口ロビーに飾ってあったフレディのフィギュアです。市販もされているのでしょうか??

 ストーリーは、いたって単純。普通の映画や芝居でこのストーリーだったら、とても耐えられないB級SFです。でもQueenの楽曲でのカタログミュージカルであることが主眼なのですから、むしろストーリーは単純な方がよいのでしょう。すごく楽しめたし、ムスメもワタシも、サイリュームを他の人たちに負けじと振り回して大興奮の2幕でした。

 単一の文化・単一の趣味・単一の考え方に支配された未来、もちろん音楽も1箇所(GAGA)から配信されるもののみ聴くことができる世界で、それには溶け込めず、頭に浮かぶ不思議な言葉やメロディーの謎を解こうとする青年「ガリレオ・フィガロ」(^。^)、ある日やはり周囲から浮いた女性スカラムーシュと出会う。二人は反逆者として捕まるが逃げ出し、伝説の音楽・楽器を探すレジスタンスのボヘミアンたちに出会う・・・。

 単一の文化の支配者は、「killer Queen」。その命を受けてレジスタンスを弾圧するのが警察署長のカショーギ。ボヘミアンたちの呼称もQueenをはじめとするロッカーたちに由来するもの・・・聞くたびに会場はウケます。

 伝説の楽器を追い求めるあたり、聖杯探索譚が踏まえられているのも楽しいし、主人公じゃないけど、禁じられた伝説を読んで知っているキーマンが司書っていうのもイギリス的で興味深かったです。ボヘミアンたちが、過去の遺物の聖典(雑誌)から拾い読みした知識で、ロック史上の人物たちのことを語り、「No-One But You (Only The Good Die Young)」が歌われるのですが、私自身、ロックをず~ッと聴いているタイプの人間ではないので知らない人(というより知らない死・・・)もありました。その点よくわかっている人とは、楽しみ方に差が出来ただろうな、と思うと悔しい気もしますが、プレスリーすら知らないムスメも十分楽しんだようですので、マッ、イイカというところです。

Photo_10←帰りに配布されたステッカーです。この色柄の半袖Tシャツが欲しかったのに、長袖しかなかったのであきらめました・・・。どうせ色柄が違うのなら・・・と使い勝手の良さそうなマフラータオルを買いました。ムスメはリストバンド。ダンスのときに使うそうです・・。

 実は字幕つきの舞台というのは初めて観ました。舞台に字幕ってどのようにしてつけるんだろう・・・ってずっと疑問だったのですが、氷解しました。舞台脇に大きな電光掲示板を設置するんですね。この公演はオーストラリアのカンパニーでしたが、英語の発音がとてもわかりやすくて、学生時代以来英語はすっかり忘れた私でも、字幕の英語は結構端折っているんだな・・・とわかる程度には聞き取れました。でもオペラグラスを使うと、字幕が読めない!!改めてメガネを造ってよかったと思う私でした。

ミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」 Music ミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」

アーティスト:フレディ・マーキュリー&WWRY アンサンブル,ガ・ガ・キッズ,ガリレオ&スカラムーシュ,スカラムーシュ&ティーン・クイーンズ,キラー・クイーン&ヤッピーズ
販売元:東芝EMI
発売日:2005/03/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

劇場で販売しているのと同じCDです。ロンドンキャストです。Amazonで買う方が5%安いです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年1月13日 (土)

初眼鏡で狂言

眼鏡

 この歳になって近眼が進んでしまい、道路標識の見え方が危ういので、初めてめがねを誂えました。(http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_3630.html)ずっと視力は良い方だったのにここ1~2年でにわかに悪くなりました。眼鏡を買ってきて子どもに見せると「老眼鏡?」と訊かれました!たしかに老眼も進んでるし、本当は遠近両用のほうが良かったのかもしれないぐらいですが・・・、日常生活にはあんまり不自由はないし、運転のとき専用にしようかと思ったので近眼(+乱視)用のものにしました。度数のゆるいものですが、かけると気持ち悪い感じがして、とても長時間は掛けていられません。まるで、めまいの来る直前のような気持ち悪さです。慣れるまで時間がかかりそうです。

 今日、外出のついでに本屋さんに寄って眼鏡をかけたら、遠くの書名もくっきり見えるので、ビックリしました。もうひとつビックリしたのは本がみんな小さく見えることです。眼鏡を掛けて見えるとB6や新書版の本が文庫本ぐらいの大きさに、A5(「本の雑誌」や「ハリー・ポッター」ぐらいの大きさ)程度の本がB6か四六版ぐらいの本に見えるのです。これはホントーに慣れるまでが大変です。

狂言

 その、今日の外出は狂言鑑賞です。金剛能楽堂でおこなわれた「おやこ狂言会」にこどもその3と行ってきました。こどもはう~んと小さい時に2~3回狂言を見せたことがあるはずなのに全くかけらも覚えておらず、初めて状態。でもそこは「おやこ狂言会」。松の描かれているところが正面なんだと親が教えたりしなくても、ちゃ~んとパンフレットにわかりやすく説明されていました。私もこの前狂言を観たのはまだ金剛能楽堂が室町にあったときなので、久しぶりの狂言鑑賞です。

 いつもたのしい狂言鑑賞ですが、今日の演目は「貰婿」「寝音曲」「膏薬練」の3つ。どれも初めて観た演目ばかりでしたので、なおいっそう面白く、子どもも隣でコロコロと良く笑っていてとても楽しい夜でした。「寝音曲」は千之丞さん・丸山さんというベテラン二人の狂言で、私は今夜はこれが一番でした。また茂山茂さん・茂山童司さんという若手の狂言も初めて観ることが出来て満足しました。

 さて、能楽堂は一般の劇場のように広くはないので、オペラグラスなどは通常不要だったのですが、なにしろ近眼になってしまったワタクシ。眼鏡がこんなにうれしいものだとは知りませんでした。肉眼ではボ~ッとしか見えないのに、眼鏡を掛けるとくっきりはっきり。眼鏡を作って本当に良かったと思える晩でもありました。

 おすすめの狂言本です。

狂言―茂山宗彦・茂山逸平 私達がご案内します Book 狂言―茂山宗彦・茂山逸平 私達がご案内します

著者:茂山 宗彦,茂山 逸平
販売元:アリス館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう Book 茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう

著者:茂山 宗彦,茂山 逸平
販売元:旬報社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 7日 (日)

『カルメン マンガ名作オペラ』

マンガ名作オペラ 4 カルメン』 里中満智子著

 シリーズの4巻目は「男を惑わす運命の女ファム・ファタル」(帯より)たちの物語。ビゼーの「カルメン」、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」、サン・サーンスの「サムソンとデリラ」の物語です。いずれもオペラオリジナルの物語ではなく、原作のある物語ですね、「カルメン」はメリメの原作(カルメン )とオペラとはちょっと違う物語になっていますが。私にとっては他の2作は元のハナシも断片的にしか知らないし、オペラの楽曲さえも多分全く知らないので、へ~ッと思いながら新鮮な気分で楽しんで読みました。曲も聴いてみたい。

 「カルメン」は大地真央主演ミュージカルで、2001年に梅田コマ劇場で観ました。音楽はビゼーのもので構成されていましたので、オペラを観た気分になっています。そんなこというとオペラファンに叱られるかもしれませんが(^^ゞ 。ドン・ホセが錦織一清、エスカミーリオが石井一孝。大地真央さんの美しさのオーラは流石でした。大地カルメンは、スカーレットよりはよほど当り役だと思ったんだけど、再々演はされないのでしょうか?・・・その時持ち合わせがなくて、CDが買えなかったのが返す返すも残念です。石井一孝さんはこの作品で初めて拝見したのですが、花形闘牛士の伊達っぷりがすっかりはまりきっていて、また歌声もすばらしくて、軽~くファンになりました。ドン・ホセは・・・多分誰が演じても私はダメ。ダメな男に用はない!とこのマンガを読んでいても思ってしまいました。私が選ぶことができるなら最初から最後までエスカミーリオタイプでしょう・・・。

 「トリスタンとイゾルデ」は中世騎士物語から。昔別のマンガで読んだ気がします・・・。ロミオとジュリエットの原型とも言われていますが、定説なのでしょうか?イゾルデはカルメンやデリラのような、男を手玉に取る悪女タイプではないですね・・・。気力で死ぬって・・・びっくりでした。ついこの前映画化されて公開されましたね・・・。未見ですが、評判はどうだったのでしょうか?オペラ的要素はなかったようですが。

 「サムソンとデリラ」は、昔『旧約聖書物語』かなんか子ども向けの本で読みました。子ども向けの本だからこんなにデリラは悪女風じゃなかったですね・・。オペラで描かれているのは最後の方だけだそうですが・・・。

カルメン/トリスタンとイゾルデ/サムソンとデリラ Book カルメン/トリスタンとイゾルデ/サムソンとデリラ

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月18日 (月)

フィガロの結婚 byこんにゃく座 その2

フィガロの結婚 byこんにゃく座 について昨日の続きです。今回、わが子と、職場の同僚ご夫妻と観にいったのですが、自由席にもかかわらず前列の方のほぼセンターが取れて、4人とも満足。今朝も「おはようございます」の次のセリフが異口同音に「昨日は楽しかったですねぇ・・・」。「最初から最後まで笑いっぱなしやったねぇ」「ストレスが吹き飛んだねぇ」とにこにこでした。

 1000人規模の中劇場とはいえ、こんにゃく座の皆さんは顔の周辺にマイクをつけずに朗々と会場中に歌声を響かせているというだけでも十分に魅力的ですが(ホントにみなさん、当たり前だけど歌がお上手なんです。こればかりは他の役者やタレントの方々とは訳が違う、鍛え方が違うという感じですね)、ほかにもこんにゃく座ならではの魅力があります。世帯があまり大きくないので、毎年見ていると、またあの役者さんに会える!と親近感が湧いてきます。これと矛盾するようですが今回のフィガロでは、初めて舞台でお目にかかるようなお若い団員の方々もいらっしゃって、これからの活躍が期待されて楽しみです。そして舞台が跳ねたら、役者さんたちがロビーで送り出しをしてくれるんですよ。林光さんが来てらっしゃるときには御大(なんて、偉そぶってはりませんが)みずからも、送り出してくださいます。みなさん握手や撮影にも応じてくれますが、殆どの観客は後ろの列を気にして遠慮がち・・・観客の方がたの欲の無さも良いですね~。中にはお友だちかご親戚か・・・という感じの人が役者さんと語り合っておられるのもまたほほえましい感じです。

 来年はどんな演目を持ってきてくれるのでしょうか?東京では次は「まっぷたつの子爵」のようです。チラシを観るととても楽しそうで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月17日 (日)

フィガロの結婚 byこんにゃく座

 2006年はモーツアルトの生誕250周年ということで、さまざまなところでモーツアルト関連のイベントが開かれていましたが、我が家的にはCDとDVDと本で鑑賞するばかりでした。

 CDは

どこかで聴いたクラシック モーツァルト・ベスト101 Music どこかで聴いたクラシック モーツァルト・ベスト101

アーティスト:オムニバス(クラシック),ライプツィヒ放送合唱団
販売元:ユニバーサルクラシック
発売日:2005/12/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 すごくいい選曲の6枚組みで満足。

DVDはいわずと知れた (下記のDVDは私のとは違うものですが・・・、こんな安価版がでるのなら購入を待てばよかった(>_<) )「アマデウス」 。モーツアルトのあほ面がたまりません。

アマデウス DVD アマデウス

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

のほか、以前にこんにゃく座の公演で「魔法の笛」を見て以来、グランドオペラでの公演を観たい観たいと思いながら果たせていない「魔笛」のDVDを買いました。私が買った魔笛はメトの公演のものでしたが、タミーノ王子に難ありでオススメできません。

本は・・・純粋に言えばモーツアルトの本ではありませんが『魔笛』の絵本です。

魔笛 Book 魔笛

著者:ミヒャエル ゾーヴァ,那須田 淳
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ミヒャエル・ゾーヴァの不思議な絵が魅力的です。

そして、今日、やっとモーツアルト・イヤーの掉尾を飾って、モーツアルト作品の実演を鑑賞することが出来ました。オペラシアターこんにゃく座の「フィガロの結婚」です。

 グランドオペラとは違って、普通の会館の舞台で行わるオペラ、日本語で歌われるオペラを演じているオペラシアター・こんにゃく座。もともと私が学生時代合唱をしていて、作曲家林光氏の作品が好きであったことと、子どものための親子劇場でも時々演目に挙がっていたことなどが、観にいくようになったきっかけですが、すっかりはまってしまって、比較的近くで公演があるたびに出かけていってます。

 今日のこんにゃく座の「フィガロの結婚」は「モーツァルト・エキゾチカ」と副題にあり、衣装や所作がインドネシア・バリを思わせる東洋風に作られています。フィガロやスザンナはジャワ更紗の衣装を身に纏い、伯爵夫妻は打掛を羽織っています。でも曲は全てモーツアルト。歌詞・演出は加藤直。楽しくてわかりやすい訳詩(全て日本語の歌詞)です。ドイツ語がわからないので、言語ではどうか知らないですが、さすがモーツアルトという下ネタな歌詞だらけなのが日本語ではよくわかりました。

 とにかく楽しいオペラで始めから最後まで笑いっぱなし。ストレスも吹き飛んだ思いです。舞台装置も思いも寄らぬデザインで(こんにゃく座の舞台ではいつもですが)、いろいろなものに見立てることが出来るように作られており、感心してしまいます。

 楽士もオーボエ・ファゴット・クラリネット・ヴァイオリン・ピアノの室内5重奏に、時々役者が叩くティンパニが加わるというシンプルなものですが、またその演奏もすばらしい。こんにゃく座のCDは市販されていないので、公演のときに買うしかないのですが、「フィガロ・・・」や「魔法の笛」はCD製作自体まだなされていないので、残念です。

 こんにゃく座の名前を知らない方も、「森は生きている」の曲なら一度や二度は聴いたことがあるのではないですか?興味があったら下記をどうぞ。林光さんの音楽は本当にすばらしいです。

Book 森は生きている―オペラ台本

著者:林 光
販売元:一ツ橋書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book オペラ 森は生きている

著者:林 光
販売元:一ツ橋書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Music オペラ「森は生きている」オーケストラ版

アーティスト:林光
販売元:フォンテック
発売日:2002/07/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年11月19日 (日)

NHK芸術劇場

 先週(11/12)のNHK芸術劇場、録画しておいたものを、今日、やっと見ました。

最初は、海外音楽情報、次は東京文化会館の自主公演「日本オペラ絵巻」の紹介。もう少し長く聞きたかった・・・というか、むしろ劇場中継して欲しいぐらい興味深い内容ですね。日本発のオペラと言えば、なんといっても團伊玖磨作曲の「夕鶴」だとおもいますが、私自身、小学校の授業でレコードを聞かせてもらったという記憶(古い!)、TVで観た山本安英・・・という記憶しかなく、なぜか舞台で鑑賞する機会に恵まれないでいます。ぜひ今をときめく鮫島有美子さんのつうで生で観てみたい。・・・ネット情報などを見るとやはり文化に触れるには、関東・・・東京に住んでいないと~~~って気がしますよね(T_T)。田舎に住んでいるとね、どーもね・・・(;。_。) とりあえずTVでもいい!大体私は木下順二さんの作品が好きで夕鶴・彦市ばなし 他二篇―木下順二戯曲選〈2〉 をはじめ、けっこう読んでいるんですよ~。 あ~CD オペラ『夕鶴』〜上演600回記念ライヴ  や、楽譜(下記↓)   を買いたくなっちゃったなぁ~♪ デモオカネガナイ!

團伊玖磨 オペラ「夕鶴」ピアノ・ヴォーカルスコア Book 團伊玖磨 オペラ「夕鶴」ピアノ・ヴォーカルスコア

販売元:全音楽譜出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この番組で、日本の作曲家のオペラがあまり上演されていない現状を嘆くコメントがあったのですが、そのわりには「日本オペラ絵巻」で取り上げられた9人の作曲家のうちの一人林光氏が芸術監督を務める“オペラシアターこんにゃく座”についての言及が全く無かったのが腑に落ちない。こんにゃく座が、たとえば二期会などとは全く違う活動形態であるし、ゲストの鮫島有美子さんが出演されることの無いとはいえ、[新しい日本のオペラの創造と普及]を目的に掲げ(こんにゃく座HPより)ている劇団を、このテーマで紹介しないのはいかがなものかと思いました。グランドオペラでないものは関係ないという考えなのかな?何年も日本オリジナルのオペラ(原作戯曲は海外のもの「森は生きている」「三人姉妹」なども含め)をコンスタントに演じ続けているのに。

 この「日本オペラ絵巻」の特集(20分ほど)の後は、「蝶々夫人」をハイライトで。オール日本人キャストでしたが、ナカナカステキでした。タイトルロールの蝶々さんを演じた木下美穂子さんの熱演がとてもすばらしかったです。ブラーヴァ!と叫びたかったですね。ハイライトでの放送でしたが、かえって時間を気にせず視聴できて良かったですよ。木下美穂子

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 7日 (火)

大好き!「マンマ・ミーア」

 大阪四季劇場へ「マンマ・ミーア」を観にいってきました。5回目です。5回目にして始めて平日夜公演でした。席がかなり空いていて、売店も空いてるし、タヴェルナの写真を撮るような人もいないしちょっとびっくりです。アンコールも客席照明が付いてからも熱心に拍手~って人がいなくて、ちょっとさびしい。前回も平日公演だったけど、昼で夏休み中だったから土・日の公演との差は特に感じなかったのだけれど(アンコールがあっさり目だったかもしれないけど、夏の特別アンコール期間中だったしさほど気にならなかった)。

 他にも初めてのことがいくつか ◎初めてサムが渡辺さんじゃなかったこと。今日のサムは荒川さんでした。荒川さんの歌声はSWEETですてきでした。もっとダンスシーン観たかったです。夏の特別アンコールのような男性バージョン「ダンシング・クイーン」をして欲しかったなぁ。あれは荒川さんのほうが似合ったと思う。 パパ候補の中では明戸さんのハリーだけ、他の人で観たことありません。もちろん、明戸さんのハリーは歌がとってもお上手で、役柄にぴったりですけど、ちょっとだけ他の人のハリーも観てみたいなぁって思わないでもないです。 ◎初めてエディが丹下博喜さんじゃなかったこと。他のお友だちやアンサンブルは度々違う方がたが演じておられてもあまり気にならなかったのですが、エディはず~っと丹下さんだったので、きょうはエディがいないようなすこし寂しい気がしてしまいました。

 若いカップルソフィとスカイは宮崎しょうこさんと玉城任さん。8月に観たときとと同じ2人でしたが、私の中の印象はずいぶん変わりました。前はなにかぎこちなく思えたのですが、今回はばっちり。素人の批評なので却って失礼かもしれませんが、「らしく」なられたと思います。

四季版のCD出して欲しいですぅ~。何で出ないのかな?版権の問題でしょうが・・・。もし出るのなら完全ライブ版で出して欲しいです。(でもでも、そのときのキャストは・・・私の思うベストバージョンでお願いしたいし・・・。)

↓英語版ももちろんいいんですけどね。やっぱり慣れ親しんでいるものの方が・・・。

マンマ・ミーア!