2009年5月24日 (日)

オペラ座の怪人千秋楽2

「続きはまた明日」と書いてから瞬く間に1週間が経ってしまいました。いささPhotoか古びた話題で恐縮ですが、先週の続きです。

←大阪四季劇場「オペラ座の怪人」千秋楽の記念品です。ベロアの袋がちょっと豪華な感じをかもし出しています。マスカレードシーンのクリスティーヌのクレセントの髪飾り・赤い仮面・金のロゴメダルの3つをかたどったチャームが入っていました。大阪公演で千秋楽に当選したのは初めてなのですが、京都劇場での「美女と野獣」「アイーダ」などの千秋楽記念Photo_3 品よりずっと記念品らしくて嬉しかったです。右の写真はその記念品の袋を裏返したところ。ついでに、売店で買った千秋楽記念チケット型キーホルダーも写しました。

終演の興奮もさめやらぬ間に始まった特別カーテンコール。まず、緞帳にファントムの 仮面が映し出されて、次に今公演での記録(上演期間24カ月半、総公演回数698回、来客数65万人など)。そして幕が上がりラウル役鈴木涼太さんとクリスティーヌ役苫田亜沙子さんが「ALL I ASK OF YOU」を対角線から歌い上げつつ寄り添い、中央奥から怪人役高井治さんが登場して「MUSIC of THE NIGHT」を熱唱。・・・。そして「MASQUERADE」とともに総登場。挨拶は鈴木涼太さんでした。普通のカーテンコールのときのラウルは着崩れた白シャツ姿なのですが、このときの鈴木さんはちゃんとタキシード姿です。普通の他の皆さんはカーテンコールのときとたぶん同じでした。その後のカーテンコールは何度続いたでしょうか?後ろの方の席だったので客席もよく見えましたが、みんな全くためらいなく、すぐにスタンディングでした。もちろん私と娘も!

Ofopera_3 →記念に買った和手ぬぐいです。→20周年記念のときのは売り切れで買い逃したので買えて良かった・・・。和手ぬぐいは最近のヒットアイテムだと思いますが、もしや 関西地域だけでしょうか?京都劇場でも「美女と野獣」和手ぬぐいが売っていました。トランプが売り切れだったのが残念でした。これも定番商品にしてほしいなぁ

 「55Steps」の次の大阪四季劇場の公演は何なんでしょうね??「ウィキッド」かな?と思っていたけど、四季のHPには「新作ミュージカル製作発表会」が25日にあるって書いてあるし・・・(実はブログ記者招待に応募したけど落選でした・・・残念です。)。 「ウィキッド」ではもう新作とはいえない気がしますが??明日HPで発表されるのかな?楽しみです。

 さて、1月に観劇した「解ってたまるか」「エリザベート」から5月の「オペラ座の怪人」まで、ブログ更新をすっかり怠っていたのですが、観劇自体は怠ってはおりませんでした。2~4月に観劇したのは「夢から醒めた夢」「愛と青春の宝塚」「マルグリット」「ザ・ヒットパレード」「美女と野獣」など。宝塚はうまく希望日にチケットが取れなくてしばらく観劇できていません。読んだ本・観た映画・DVDなどは枚挙に暇がなくってとても書ききれませんが、せめて観劇の感想は遅ればせながらも書き込みたいとは思っています。とりあえず、記憶力が薄れる一方の自分の覚書としてだけでも十分なのですが、古ーい話題でももし読んで下さる方がいれば望外の幸せですけれども・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月22日 (月)

こんにゃく座「ピノッキオ」

オペラ「ピノッキオ」 オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ「ピノッキオ」を観て来ました。小さな子どもがいっぱいでしたが、みんなとてもよく笑っていました。

 舞台にはピアノ1台と一抱えもありそうな大きなドンゴロスの袋(ドラム缶半分ぐらいの容積・・・という感じで立っています)。アコーディオンやリコーダーらしきものもあります。後でわかるのですが、このドンゴロスの袋、ただものではありません。いやいや、個性的な舞台装置もこんにゃく座ならではです。

 ピアノは伊藤多恵(以下敬称略)。途中片手にパーカッション、片手でピアノ伴奏という部分もあって、すごいとしか言いようのない演奏でした。

 ピノッキオ役は井村タカオ。最近は若手男性主役は井村さんのことが多いですね。ピンクのピノキオ衣装があまりにもお似合いで、半ズボンから出る細い脚にびっくり。人形っぽい動きが良かったです。

 大工・人形劇小屋の呼び込み・キツネ・おもちゃの国行きの馭者・太鼓つくりの5役にアコーディオンの演奏・伴奏も勤めるのが岡原真弓。芸達者で歌が本当に上手いし、関西人的コメディのセンス抜群です。終演後のロビーでの送り出しでも一番の人気者ですね。ステキです。

 ジェペット爺さん・人形劇場の親方・ネコ、は佐藤敏之。お顔の演技がものすごい。とにかく笑えて笑えて仕方がない。特に岡原さんの関西弁のキツネと、佐藤さんの名古屋弁のネコという小悪党コンビは秀逸。面白すぎました。

 材木のときのピノッキオの声・人形劇場の少女・農夫・女の人(妖精?、木)は田中さとみ。リコーダーの演奏もあります。可愛らしい若手です。ダンスも軽やか。

 台本:山本清多、作曲:萩京子。昨年作られたばかりのオペラで、東京公演後、日本全国での公演に先駆けて東南アジアでのツアー公演を行ったとのこと。プログラムに書いてある台本作者の言葉によれば、東南アジアツアーを見越してピノッキオの原作の結末と、少し変えた部分があるそうです。その変えた部分のセリフは、井村タカオさんの好演もあり、とても胸に響きました。

 全般的に楽しかったのですが、鯨のおなか(これも工夫がいっぱいという感じ)から出てくる野にかかる時間がちょっとだれ気味かなとは思いました今回は歌よりも、喜劇役者ぶりの印象が強すぎて、オペラ?という気はしないではありませんでしたが、良かったです。

 こんにゃく座にはもっと頻繁に関西方面での一般公演をやって欲しいものです。

オペラ「ピノッキオ」 Music オペラ「ピノッキオ」

アーティスト:オペラシアターこんにゃく座
販売元:ALM RECORDS
発売日:2009/01/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一般販売に先駆けてCDも手に入れました。プログラムとCD両方にサインもいただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月18日 (土)

「読む、見る、遊ぶ源氏物語の世界」展

 マンガミュージアム・TAWAWAの次は京都文化博物館へ。

 本館に行く前に、別館ホールで「源氏物語と『宝塚歌劇』の世界展」という展示を見ました。

昭和7年の「源氏物語」から2007年の「あさきゆめみしⅡ 」まで源氏物語を主題にした4公演の資料が展示してありました。昭和初期の公演や1981年代の「新源氏物語」などはポスターと少しの写真しかありませんでしたが、「あさきゆめみし」と「あさきゆめみしⅡ」はポロモーションビデオの上映からパネル・衣装の展示まで、宝塚大劇場のプチ・ミュージアムみたいな楽しさがありました。衣装は刻の霊のもので、春野寿美礼さんが着たものと真飛聖さんの着たものとを見比ることができました。次の月組の「夢の浮橋」のポスターも貼ってあり、瀬奈じゅんさんと霧矢大夢さんの気高いまでの美しさに、絶対観にいきたくなりました。

Photo

←チラシの写真です

読む、見る、遊ぶ源氏物語の世界~浮世絵から源氏意匠まで~」の会場に入る前に、「投扇興」を実際に楽しむことが出来るコーナーがあって、ちょうど人がいなかったこともあって、娘と何度も楽しみました。こんな珍しいことを体験できただけでもこの日の収穫は大きかった気がします。

 展示の方は、江戸時代における源氏物語の受容というか、源氏がいかに愛されて応用されていたかという展示でした。良家の子女だけでなく、花魁の持ち物として源氏箪笥があったり、袖珍本ならぬ、袖珍巻物の源氏物語があったり。さきほどの投扇興をはじめ、カルタや香道などの楽しみにも源氏がアレンジされていますし、多くの絵や意匠にも使われています。浮世絵や読本などに描かれる「源氏物語」は、むしろ「偽紫田舎源氏」が使われているように思える展示でした。髪型や衣装も近世風で。本家本元の「源氏物語」とはちょっと違っていましたが、江戸時代の人が源氏物語を楽しんだということが伝わってきました。

 常設展会場では「雅の継承-源氏物語絵巻に挑む-田中親美・川面義雄」展。田中親美氏が源氏物語絵巻を精緻な模写で復元したものと、川面義雄氏が、木版画で同じ徳川本を復元したものの展示です。田中親美氏の復元模写による平家納経や本願寺三十六人歌集などもありました。製作過程の説明を読むにつけても、気の遠くなるほど細かな作業の連続で、このような難事業を成し遂げた方々には感心するばかりです。「木版画源氏物語 試摺プロジェクト」の展示では、「東屋」(一)の段で、絵に20枚、詞書に10枚の版木で摺ったものが展示されており、ほんの少しずつ色味が加えられていく様子に驚嘆しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「サミット・オブ・マンガ展」

 連休の一日、またもやマンガミュージアム+京都文化博物館+新風館のTAWAWAでランチの取り合わせを楽しんで来ました。

 京都国際マンガミュージアムの特別展は「世界のマンガ事情 サミット・オブ・マンガ展」。会場エントランスにはアクリルケースに少年各誌が並べ上げられています。なかなか壮観です。

 日本のマンガからは少年誌最長連載マンガとして『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、登場キャラクター数ナンバー1(なんと、2000キャラクター、見ても分からないものばかりでした)「アンパンマン」シリーズ、発行部数累計が3億冊(海賊版除く)の『DRAGON BALL』 、キャラクターモチーフのパチスロ出荷台数が60万台以上という『北斗の拳』(パチスロの機械や大きなケンシロウのフィギュアも)が紹介されていました。

アンパンマン大図鑑 アンパンマン大図鑑

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 ↑アンパンマンのキャラクターの説明はこの本の記事に従ってなされていました。私は30年以上前にサンリオの雑誌で初出かそれに近いアンパンマンを読んでいると思うのですが(今のアンパンマンより顔が小さくて、哀愁が漂っていた)、別室でそんなアンパンマンも見ることができました。

 世界のマンガとして展示されているのはアジアとアメリカの量が多く、特に日本の少女漫画の影響下にあるらしい東アジアのマンガには親しみがわきました。韓国の少女マンガ事情は、昨年の秋新聞の記事に『絶叫シンデレラ(1) 』を出版したばかりのユヌンミさんが取り上げられていたのを読んで、興味を持っていたので、ハングルが読めないながらも楽しく展示を見ました。王子様と普通の女子高生との恋を描いた「らぶきょん」は日本語に翻訳されたものが出版されているのですね。ぱらぱら立ち読みしたらはまりそうな面白さでした。ちょっと今から買い揃えるには巻数が多すぎて二の足を踏みますが。

らぶきょん(1)

 台湾の少女漫画では王宜文という人の描いた『烽火情縁』という本が気になりました。中国語が読めないので内容がわかりかねますが一見したところヨーロッパの宮殿で男装の麗人が活躍する物語に見えます。金髪のカールした髪・・・オスカルを思わせる雰囲気です。日本語で読んでみたい!!

 アメリカのマンガは日本でもおなじみ、ディズニーやアメコミです。2間分はゆうにありそうな壁一面に「スーパーマン」の漫画が面展示されているのは見ごたえがありました。

 そのほか香港・中国・タイ・マレーシア・イラン・オーストラリアなどのマンガがありました。

 別の会場では「日本マンガキャラクタービジネス大図解」展として、マンガ・アニメなどが文具・玩具。・子ども雑貨等に使われている実物(アンパンマンの食器とか)が展示されていました。スーパー等で日常的に見ているようなものでも、こうして説明つきで展示されるとまた面白いものです。「そうそう、こんなの売ってた(売ってる)」と思いながら。

 また「フランス語圏のマンガ―バンド・デシネの歴史と展開」という展示もありました。日本の感覚で言えば美しい絵本・・・美しいカラー印刷、薄くて丈夫な装丁。日本で一番良く知られているバンド・デシネはエルジェの『タンタンの冒険旅行』シリーズだと思いますが、むろん、日本ではタンタンシリーズはマンガというより、絵本という扱いですよね。

The Black Island (Adventures of Tintin) Book The Black Island (Adventures of Tintin)

著者:Herge
販売元:Little Brown & Co (Juv Pap)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

黒い島のひみつ 黒い島のひみつ

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

     「バンド・デシネ」という概念ははじめて知りましたが、本当に美しい本たちでした。日本を舞台に外国の人が描いたバンド・デシネもありましたし、日本人のバンド・デシネ作家もいてちょっとびっくりです。会場ではゆっくり読むことが出来ませんでしたが、展示された絵を楽しみました。タンタンのような子ども向けの作品より、大人向けの芸術的な作品のほうが多く 、じっくりゆっくり鑑賞したいような感じです。

Soleil Book Soleil

著者:Jean-Francois Di Giorgio
販売元:Marvel Comics
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑美しいバンド・デシネ作家の作品。日本のサムライを描いたもの。アマゾンでは1冊しか私は見つけられませんでした。

 観ていると、マルジャン・サトラピの『ペルセポリス』や『刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚 』もバンド・デシネに分類されていましたが、これらの作品は1色刷りでしたね。とすると、美しい彩色はバンド・デシネの条件ではないのか・・・。

ペルセポリス(1) ペルセポリス(1)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

    

  マンガミュージアムで楽しんだ後は、新風館へ。TAWAWAでランチをして、 お買い物もして京都文化博物館へ。次のページで紹介です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

「KAZARI」

 前項からの続きです。

8月14日の午後は京都文化博物館へ「KAZARI 日本美の情熱という特別展です。あわせて常設展示場でも源氏物語千年紀関連の特別な展示がありました。

Photo_2 ←「KAZARI」展のチラシ(表)とチケット、3階で行われていた「永樂即全『源氏物語五十四帖』と十七代永樂善五郎」展のリーフレットの表紙写真です

 「KAZARI」って錺職人が作るものかな??と、どんなものが展示されているのか全く分からないままに見に行ったのですが、面白い切り口で古代から近世(近世発祥で製作は現代のものも)まで、中世近世が中心ですが、いろいろなモノたちのデザインを見ることができてかなり満足しました。あまり人がいなくてじっくり見ることができたのも幸いしました。

 まず、チケットをもぎる入場口のところにあったのが、「平田一式飾り」によるヤマタノオロチと、酒甕の像。なんだこれは??目を瞠ってしまいます。かなり驚くべき展示物です。「平田一式飾り」というのは島根県の平田天満宮に奉納されるいわゆる「見立て細工」で、日用の生活用品を、上手く組み立てて神話伝説・歴史上の人物やワンシーン、動物などのオブジェを作るものらしく江戸時代から現在に至るまで続いているそうです。陶器=皿や鉢や碗、それらの蓋などを組み合わせて針金のようなもので括って固定して作ってあるのですが、遠くから見るとそれとは分からない。美しいオブジェに見えます。すごい!こんな細工物があったなんて、初めて知りました。機会があれば現地に訪れてこれまでの作品を鑑賞したいものです。

 会場内に入ると、まずは縄文式土器。日本の飾りのDNAはここから始まったということのようです。祭祀に使われたものや芸能に使われたものもあります。室内を飾ったり、身にまとうものの意匠は見ていて美しいし楽しい。中でも印象的なのはウサギの耳の兜でしょうか。屏風絵・焼き物・陣羽織・小袖・・・どれも展示ケースに張り付いて眺めてしまいました。展示を見たところ中世から近世前半のものが多かったように思います。

 石見神楽の衣装があったり、その隣にはまた「平田一式飾り」。地域では島根県が大きく取り上げられているようにも思えました。ここの平田一式飾りは、青い大きな海老!すべて自転車の部品で作られています。すごすぎる!

 百聞は一見に如かずです。この展覧会は9月15日まで京都文化博物館で行われています。ぜひどうぞ。

Kazari ←「KAZARI」展のチラシ(表)とチケット、3階で行われていた「永樂即全『源氏物語五十四帖』と十七代永樂善五郎」展のリーフレットの表紙写真です

 3階では、京焼の名家の16代目永樂即全という人が、昭和33年に発表した「源氏物語五十四帖」((すべての帖にそれぞれちなんだ茶陶54点)を、書家吉澤義則 がこれも「源氏物語五十四帖」のその題名の元となった和歌を散らし書きした懐紙の額とともに展示してありました。たとえば「桐壺」は朱色の地に金で桐の葉を描いた「金襴手手桶水指」、「若紫」は「北山春景の絵茶碗」、「葵」は、冠をかたどり葵の花や葉を描いた「冠香炉」、「須磨」は「雷神の置物」といったものが展示されています。また、永樂家当代の善五郎の茶陶もあり、見ごたえあり。華やかで、いつもはす~っと見るだけの常設展会場ですが、今回はじっくり鑑賞してしまいました。

永樂家京焼の精華 永樂家京焼の精華

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「少女マンガパワー」

 8月14日、久々に展覧会等へでかけました。お盆だからか一応平日だからか、とにかく空いていて見学しやすくびっくりです。以下、作家名等は敬称略です。

 午前中は京都国際ミュージアムへ。特別展「少女マンガパワー!~つよく・やさしく・うつくしく」が目当てです。「世界に誇る少女マンガ家3人の展覧会」ということで、新旧のマンガ家さんたちの作品(原画・原画ダッシュ・複製)が、作家の愛用品(Gペンとか)、昔の少女マンガ雑誌の付録(「りぼん」の付録の陸奥A子イラストのトランプは昔私も持っていました。懐かしい!)などのグッズとともに展示されていました。

Photo ←チラシの表と裏とチケットの写真です。水野英子の、目が顔の大半を占めるいかにも当時の少女マンガらしい絵(しかもすてきな黄色のドレス)とバックのピンクが、明るい雰囲気をかもし出していて、ぜひ見に行かなくっちゃという気にさせられました。

 展示内容は「少女マンガジャンルの成立と確立(1950~1960年代)」ということで、手塚治虫(「リボンの騎士」中心)・わたなべまさこ(「「ガラスの城」中心・「金瓶梅」も大きなパネルが展示されてたけど、これって少女マンガじゃないよね?描かれたのも90年代以降では)・石ノ森章太郎(「龍神沼」など・・いとこの家で古いマンガを読んだっけ)・松本零士(当時の筆名は松本あきら・・・私は読んだ覚えがあまりないです)・水野英子(チラシに使われている絵のほか、「星のたてごと」「銀の花びら」など)らが第1のコーナーに。第2のコーナーに行くあたりに牧美也子のイラストをもとにファンが作ったという白いドレスが飾られていました。私は牧美也子のこの頃の少女マンガを全く覚えていません。高橋真琴の絵を思わせる大きな目の美しいドレスを着た少女の絵柄が、最近の絵と全く違って驚きました。

 次は「少女マンガの革新(1970年代)」です。牧美也子は1のコーナーと2のコーナーの間あたりに位置する気がします。里中満智子(「あすなろ坂」「天上の虹」など)、一条ゆかり(「有閑クラブ」など。1972年ごろ「りぼん」で6ヶ月連続だったと思うけど、一条ゆかりの長編読みきり別冊付録がついたことがあるのですが~「摩耶の葬列 」など~それが全部ガラスケースの中に展示してあって、めっちゃ懐かしかったです)、池田理代子(「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」など。やはり大判のカラーで見るオスカルさまは格別です)、美内すずえ(「ガラスの仮面」「アマテラス」・・・両作品とも早く続きを出版して完結して欲しい!)、岩館真理子(「白き夜に青く輝く」等・・・掲載誌を愛読していないのでお名前しか記憶にない・・・読んでたとは思うんですけどね)、陸奥A子(「願い事という宝石」等・・・“乙女チック”という言葉が一世を風靡大げさ?した気がします)、くらもちふさこ(「いつもポケットにショパン」「天然コケコッコー」など)の諸作品、そしていわゆる24年組が3人まとまって紹介。さすがにゆかりの竹宮惠子関係の展示点数が多い気がします。竹宮惠子(「風と木の詩」・・・こんな有名なのに未読、天馬の一族」等)、萩尾望都(「トーマの心臓」、・・・こんな有名なのに未読、「ポーの一族」等。半神 」の実物大複製原稿?もクリアファイルに入っていて、読めるようになっていました。家に文庫版があるけど、読んでしまった)、山岸凉子(「アラベスク」「日出処の天子」など)です。あれ?、そういえば池田理代子も24年組じゃなかったっけ?

 そして「少女マンガのさらなる発展(1980年代以降)」佐藤史生(「ワン・ゼロ」「夢見る惑星」など)、吉田秋生(「BANANA FISH」「桜の園」等)、岡野玲子(「陰陽師」・・・カラーがきれい!陰陽道の五時・五行や十干十二支、四神などを描いた円の上に「陰陽師」単行本全巻を円状に立てて並べた展示もありました)、CLAMP(「カードキャプターさくら」など。この人たちの作品は全く読んだことがありません。ちょうど「魔法騎士レイアース」アニメ放映時に幼児だった娘は単行本を持っていますが・・・・)、今市子(「百鬼夜行抄」)、よしながふみ(「西洋骨董洋菓子店」など・・・「大奥」しか読んだことがない)  以上の23人の展覧会です。

 コミック版を持っている作品も多かったのですが、コミック版の多くは初出のカラー原画も白黒で印刷されていますし、扉絵などは抜かれているものも多いので、こういう機会にカラーの原画(ダッシュや複製も含めて)を見るとその美しさに驚きます。カラーといえば、多色のカラー原稿が赤黒2色の印刷になるときの色の出方などが分かる展示も興味深かったです。結構見ごたえのある展示でしたし、もう残りの開催期間も短いですが、少女マンガが好きという方はぜひ一度鑑賞する価値が大いにあると思います。

 わたなべまさこの「ガラスの城」、姉が時々買ったり借りたりしてくる週刊マーガレットで時々読んでいました。でも姉イザドラが伯爵令嬢を騙ってマリサをいじめているところまでしか読んでいないので本当は伯爵令嬢なのに、貶められているかわいそうな優しいマリサがどうなったのか、ずっと気になっていました。単行本を全巻読んでいる時間はなかったのですが、途中と最後を読んで、結末は分かりました。分かったけど、やっぱりもっと読みたくなってしまいました・・・また、行こうっと。

 紙芝居もみました。今回は紙芝居作りのワークショップで小学生たちが作った紙芝居を楽しい解説つきで紹介してくれました。面白かった。

 午後は例によって、新風館のTAWAWAでランチをして文化博物館へ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

「源氏物語千年紀展」「暁斎漫画展」「ベトナム反戦ポスター展」

今日(あぁ・・もう昨日でした。5月5日のことです)は、半日かけて3つの展覧会をはしごしてきました。

Dscf0290←多田ヒロシさんの作品が配されているチラシです。このコウノトリのインパクトで今回の特別展に出かけていこうという気になりました。まずは立命館大学国際平和ミュージアムの「ベトナム反戦ポスター展」へ。阪急西院駅を降りたらすぐにバスが来ると思っていたところ、休日のためか205番の本数が少ない!家を出るときにもバスを乗り逃がしたし、ちょっと出鼻をくじかれました。衣笠校前で降りて衣笠キャンパスに入るも、ミュージアムらしき建物はなし。構内案内図を見てもわかりません。体育館周辺までウロウロしていたところ、守衛さんがいらっしゃったので伺うと、ミュージアムはキャンパスの外にあるとのこと。地の利があると思って下調べをしてこなかった私の大失敗です。国際平和ミュージアムは小松原郵便局から少し北、馬代通りに面したところにありました。なんや~、あんなに歩かんでもよかったんやん。・・・それはともあれ、初めて行った国際平和ミュージアム。エントランスから地下展示場への階段のところには、昔は図書館にあったなつかしいわだつみの像がありました。常設展は後回しにして、まずはお目当ての「ベトナム反戦ポスター展」へ。ベトナム戦争は、ベトナムの独立と南北統一をめぐって1960年から1975年まで続いた、アメリカとベトナム人民との戦争です。第2次世界大戦の2倍を超える爆弾や化学兵器が使われ(枯葉剤:ダイオキシンの被害はべトちゃん・ドクちゃんの例を挙げるまでもなく有名ですね)、6万人近い米軍兵士 と100万人以上のベトナム人の命が失われたそうです。ちょうど私の幼少期、日本でもベトナム戦争のことが報道されたり、子どもの読み物の中にもそれを反映した作品が登場したりして、子ども心に戦争の恐ろしさを刻み付けられていました。今回の展覧会は、1967年、日本のアーティストたちがベトナム反戦を野外ポスター展という形で発したものを集めたものだそうです。ポスターの中には作者不詳のものもたくさんありましたが、チラシに使われている多田ヒロシさんの作品をはじめ、いわさきちひろ・井上洋介・今江祥智・杉浦繁茂・田島征三・長新太・西村繁男・和田誠(以上敬称略)など、子どもにも絵本等でおなじみの方々の作品が多数ありました。中でも私とこどもの目を引いたのは、やはり手塚治虫氏の作品でした。画面の右上の方にウルトラマン・ウルトラセブン・大魔神・ビッグX・マグマ大使などが黒い線と臙脂色の彩色のみで描かれ、下のほうにベトナムの子どもが二人掘っ立て小屋の前で困り顔をしている絵に「なぜ、日本のおとなは正義の味方をあんなに作ってるのに ベトナムにはちっともおくってぅれないのだろう?」という詞書が添えられたものです。常設展の方は想像以上にぎっしり豊かな内容で時間のあるときにもう一度ゆっくり見なくてはと思わされました。

Dscf0286 ←チラシと入場券です。 次に昼食をとった後、京都国際マンガミュージアムへ。今日は連休中とあって満員です。こいのぼりを描くイベントなどもやっていてみんな楽しそう。数え切れないぐらいのマンガを読むためだけに一度はゆっくり来たいと思いつつも、今日もそんなにゆっくりする時間はありません。特別展「暁斎漫画展」も大して期待をせずに行ったのですが・・・河鍋暁斎という人のことを全く知らなかった自分の不明を恥じました。天保年間に生まれて明治の半ばまで生きていた人らしいのですが、もともとは歌川国芳の弟子だったそうです。江戸時代の浮世絵風の戯画から明治時代の風刺画まで、とても可笑しい絵の数々・・・。骸骨が歌い踊る絵や、妖怪・つくも神などの絵にも見入ってしまいます。骸骨の絵はたくさんあるのですが、骨格を正確に捉えているのだそうです。新たな鳥獣戯画というべきかえるや狸や狐や猫たちの絵もあります。象の写生もあります。福沢諭吉を揶揄した絵もあります。細かい絵をじっくり見ていくと、小さな展示スペースの割には結構時間がかかりました。私が一番気に入ったのは明治の妖怪画。河童が学校で「しりこだま」「きうり」などのローマ字を習っているのには、思わず吹き出しました。京都国立博物館でも今河鍋暁斎の特別展実施中らしいです。

河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手 (別冊太陽) Book 河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手 (別冊太陽)

販売元:平凡社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Dscf0284 ←図録とチラシです最後は京都文化博物館へ「源氏物語千年紀展」です。色々な時代の写本と絵巻物、画帖・絵詞、屏風など見応えもたっぷり、量もたくさん。近現代のものや海外の翻訳書、大和和紀の『あさきゆめみし』の美しい原画もありました。紫式部日記はもちろん、小右記や栄華物語、長恨歌などの写本、藤原道長自筆の御堂関白記などもあり、軽々しくはしごしてみるべき展覧会ではなかったなぁ・・・。もっとゆっくりと一人で(または源氏について語り合える友達と)見たかったとちょっと後悔。子どもは「あさきゆめみし」を舞台でも観てマンガでも読んだはずなのに、ちっとも覚えていないというし・・・。絵巻物にかかる金泥の雲、いわゆる「源氏雲」について説明できたのが収穫というところでしょうか・・・。分厚い図録を見て家で一人で楽しむことにします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 5日 (月)

「安野光雅繪本三國志」展

 4月27日、宝塚に行く前に大丸梅田店によりました。いつもあまり展覧会についてくるのを喜ばない娘ですが、横山光輝著の『三国志』全60巻を読んで以来の三国志ファンなので、二つ返事で出かけることになりました。 「安野光雅繪本三國志」展最終日です。

Photo ←チラシと図録です。

 安野さんらしい細密な絵、美しい色。墨彩画風の山もいい。中国の墨や筆、絹本、蔡倫紙、中国の鉱物を使った絵の具(ラピスラズリの青の美しいこと!)など、画材にもこだわり、中国で作った落款を捺し・・・気迫のこもった絵の数々でした。三国志の物語絵が多いのですが、現在の中国の自然を描いたもの、その上に三国志の時代風景を重ねて描いたもの、漢詩(唐詩)の添えてあるものなど、見ごたえたっぷりでした。登場人物を一人一人細かく描き分けてある絵などは展覧会の人ごみの中ではゆっくり見ていられなくて惜しい気がしました。

 旗指物にある文字を見ては、これは誰の旗だったっけ?どんな人だったっけ?どういうエピソードだったっけ??とすっかり三国志の内容がうろ覚えになっている自分にがっくり・・・。今度は北方謙三版か宮城谷昌光版でよんでみたいな、と思いました。

 ショップには中国の絵本版の三国志、も安野光雅さんの他の絵本や「繪本シェークスピア劇場」「繪本平家物語」などもあって、どれもこれもほしくなります。なかでも

繪本 三國志 Book 繪本 三國志

著者:安野 光雅
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

は是非買ってかえりたかったけど、予算が足りずに、図録だけで我慢しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 2日 (日)

ウェストサイド物語 2回目観劇 その2

 昨日の続きです。2週間しかたっていないので、キャストはほとんど同じです。チノとエニイ・ボディズ、それに警官コンビが変わりましたが、そのことによる特記すべき変化は感じませんでした。というか、エニイ・ボディズは役者さんが変わったことも気づかないぐらいでした。すみません。

 今回もやっぱり注目株はアニタ役の団こと葉さん。キリリ とした目元での演技に見とれます。流行りことばの「目力」を感じます。ほんとに綺麗なダンスで、歌もアルトの声が美しく響いています。男性優位主義者のベルナルドとのやり取りも、おきゃんでチャーミングです。

 そのアニタのダンスと歌がとってもイケてる「America」で、故郷を偲ぶ歌を歌っているロザリア役の鈴木由佳乃さんもいい感じだと思いました。体育館のダンスでは壁の花で、「America」ではみんなのからかいのタネという役ですが、かわいい。歌もうまいし、個性的なロベリアの性格を(私が思うにマジメだけどみそっかすな感じ)観ている人に想像豊かに考えさせてくれる演技だと思いました。

 グラジェラ役の恒川愛さん、長身で見栄えがします。ブルーのドレスと金髪がとてもよくお似合いです。さてグラジェラはドクの店で軍事会議の前に「女子どもは・・・」と言われて、他の少女もいるのに「私とヴェルマは子どもじゃない」と反駁します。その時の恒川さんの表情がいいです。グラジェラやヴェルマはどんな主張をしたかったのでしょう?ジェット団の女の子たちは、シャーク団の娘たちのような持ち歌(?)はないのですが、彼女たちの境遇も歌で聞いてみたい気がしますね。

 アクションの西尾健治さん。「夢から醒めた夢」の暴走族といい、ちょっと世をすねた強面コワモテな役が多いんでしょうか?怒れる若者を表現力たっぷりに演じておられましたが、「クラブキ巡査殿」のナンバーではコミカルな面も観ることができました。彼もかなり踊れると思うのですが、リフやベルナルドに抜擢ということはないんでしょうか?

ディーゼルの朱濤さんは、台詞は少ないんだけど、以前コンタクトのイベントでお見かけしたときよりずっと日本語がお上手になられていました。体格が良いのでつい注目してしまいます。

 松島勇気さんと阿久津陽一郎さんは今回もやっぱりカッコよかったのですが、阿久津ラダメスや、保科少尉の大ファンだった娘は・・・2回阿久津トニーを見て、彼はトニーにしては、もうおじさんすぎる、と確信したようです。阿久津さんが大好きなことにかわりはないけど、若い鈴木涼太さんか石井雅登さんの登板を待ちたいとか・・・。私は福井晶一さんのトニーも観てみたいんだけどな。

  ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション)前回の観劇のあと、映画版のDVDを見直してみて、映画だから舞台とは場所の設定など全く違うことを再認識するとともに、曲の並びも違うことに改めて気がついて、その興味もあって結構意気込んで観にいったんですが、自分自身の疲れのためか、いまいち乗り切れない観劇でした。 なんと、「Tonight」の五重唱のところでイネムリ(ToT)

 のりきれない理由のひとつは、ストーリーについて考え込んでしまったこと。映画だと、まさに「人種問題」というテーマが視覚的にも訴えてくるので、人種的な憎しみのもたらす悲劇というものが今日的な問題もはらんで(世界各地の民族問題とか、いまだにアメリカ大統領選挙の黒人候補にクー・クラックス・クランによる暗殺の危機があるとか・・・)説得力があります。でも日本人(東アジア人)キャストで観ると、マリアの思慮のなさが・・・トニーが決闘に武器を使わせず、素手での一騎打ちという形にまとめてきたというのに、わざわざまた割って入らせてナイフを持ち出させる結果になってしまった・・・悲劇の元なのではないかということ。また、いくらうれしくても、「I Feel Pretty すてきな気持ち」と歌って仲間にばらすのはいかがなものか??などなど、マリアの短慮に居心地が悪くなって、この悲劇の本来意図すべきところに気持ちが入っていかないんですよ・・・。時代性、民族性とはいえ、女性の扱いが従属的なのも感情移入しにくい。時代物だと分かってみているのに、映画では感じない古さを舞台に感じてしまうのです。

 それに、やはりキャストに難あり、を感じました。まぁ、この前の大沢たかおさんの「ファントム」に比べたら、歌もダンスもカンパニーとしてのまとまりもぜんぜん「難」じゃないんですけどね。このところの看板俳優退団騒動等で若干嫌気がさしているせいもあるかもしれません。ずっと前から大好きな「劇団四季」なんだもん。やはり判断基準は高くなります。もっと「凄いものを観た!」という感動やワクワク感を求めるのも当然でしょう。劇団四季を観るからには感動のハードルは高く持っていたいのです。ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) 」のキャストの当時の年齢を計算してみると(主要キャストしか見ていませんが)、みな20代後半から30代後半。クラブキ巡査役の光枝明彦さんが40歳。う~む。映画のダンスと見比べても加藤敬二さんのダンスのキレ、足のあがり具合など決して見劣りしませんが、やはりどうしても容貌が若者に見えないのはキツイ。

 またCDの久野綾希子さんのマリアを聞いていると、花田えりかさんの台詞のまずさ(むきつけな言い方でごめんなさいね。母語でないのによくがんばってらっしゃることは承知しています)がますます際立って気になります。久野さんと比べることはフェアではないと思いますが花田さんの日本語が下手(2週間前と比べてもイントネーションはお上手になっているので、努力はすばらしくなさっているんだと思います)とかいう以前の問題なのではないかと思うのです。花田さんの歌は良いのですが台詞や演技は全般的に平板で(きっと母語での演技ならすばらしいものができるのでしょうが)、トニーとのべたべたに甘いやりとりにも、恋する気持ちが伝わってきません。おかげで、阿久津さんのトニーの優しい声と台詞が不自然な甘さに聞こえてしまうという悪影響。そんなマリアだから余計に思慮の浅さが引っかかるのかもしれません。プロモーションビデオでは笠松はるさんのマリアばかりのように思えるのですが・・・東京での評判はどうだったのでしょうか?

Photo_21Photo_23 ←この写真は京都劇場ロビーに掲示されていた、東京公演での写真を引用させていただきました。左側は「ユタ」の小夜ちゃんがとっても 可憐だった笠松さんのマリアと、貴公子・ラウルの印象が強い鈴木涼太さんのコンビ。右側の写真は容姿も声質も可愛くベルやマコを演じていた(とはいえポリーや愛玲はワタシ的にはいまいちだったけど)木村花代さんマリア(プログラム等の舞台写真もかわい~い!)ワイルドな感じの阿久津さんトニー。どちらのマリアもぜひ観てみたいです。プログラムのプロフィール欄の写真では高木美果さんがビジュアル的には一番雰囲気ありそうな感じです。日本語が余りお得意ではないと聞いていますが(マグダラのマリアではことばの問題は全く感じませんでしたが・・・そもそも歌ばかりで台詞がありませんから判断しにくい)どうなんでしょうか?

 京都劇場のロビーで、東京公演の大判写真ポスターを見つつ(引用させていただきつつ)違うキャストが出ていらっしゃるようなら次回観劇を考えようと思う私です。

ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 1日 (土)

ウェストサイド物語 2回目観劇 その1

 京都劇場、劇団四季の「ウェストサイド物語」、珍しく、日をおかずに2回目観劇です。今日は団体客が多かったようで(私も今Photo日はそ のクチ)、ロビーや売店がとてもすいていて(@_@。ビックリ。スタンプラリーの行列も2週間前の列は何だったの?と思うぐらい空いていて、ちょっとラッキーです。右の写真は、スタンプラリーでもらったタンブラー(会員用)とコースター(同伴者用)です。でもカーテンコールが気の毒なぐらいあっさりで(週末なのになぁ)、ちょっとさびしかったです。

 今日は後のほうのセンター近くからの観劇だったので舞台全体が結構よく見えました。感想を書きたいのですが、もう眠くて目をかけていられません(実は観劇中にも一度ならず目を閉じていた瞬間があったぐらいの疲労度)しかたがないので感想を書くのは日延べです。

2008年3月1日のキャスト 2週間前のキャスト
【ジェット団】
リフ 松島勇気 松島勇気
トニー 阿久津陽一郎 阿久津陽一郎
アクション 西尾健治 西尾健治
A-ラブ 大塚道人 大塚道人
ベイビー・ジョーン 大空卓鵬 大空卓鵬
スノーボーイ      澤村明仁 澤村明仁
ビッグ・ディール    萩原隆匡 萩原隆匡
ディーゼル       朱 涛 朱 涛
ジーター        青羽 剛 青羽 剛
グラジェラ 恒川 愛 恒川 愛
ヴェルマ        上延 綾 上延 綾
クラリス         駅田郁美 駅田郁美
ポーリン        ソン インミ ソン インミ
ミニー          桜 小雪 桜 小雪
エニイ・ボディズ 木村仁美 石倉康子
【シャーク団】
マリア 花田えりか 花田えりか
アニタ 団 こと葉 団 こと葉
ロザリア 鈴木由佳乃 鈴木由佳乃
コンスェーロ      村上絵里子 村上絵里子
テレシタ        高橋亜衣 高橋亜衣
フランシスカ      室井 優 室井 優
エステラ        榊原央絵 榊原央絵
マルガリータ      撫佐仁美 撫佐仁美
ベルナルド 加藤敬二 加藤敬二
チノ 横山清崇 玉城 任
ぺぺ          水原 俊 水原 俊
インディオ       神谷 凌 神谷 凌
アンクシャス      イ ギドン イ ギドン
ファノ          佐藤雅昭 佐藤雅昭
ニブルス        斎藤洋一郎 斎藤洋一郎
おとなたち
ドック 立岡 晃 立岡 晃
シュランク 志村 要 山口嘉三
クラプキ 荒木 勝 牧野公昭
グラッド・ハンド 青羽 剛 青羽剛

私の前回の「ウェストサイド物語」観劇記はこちら→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/217_e1da.html

と、コチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/217_07b3.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月24日 (日)

「「川端康成と東山魁夷 」展、「憧れのヨーロッパ陶磁」展

 映画や芝居を見に行ったついでに、今月は2回も美術展等に行く機会に恵まれました。

「川端康成と東山魁夷 ~響きあう美の世界~」展

Photo_17    ←展覧会のチラシです。10日に映画 「歓喜の歌」を見に行ったついでに京都文化博物館まで足を伸ばしました。

 川端康成氏と東山魁夷氏は親しい交友があったそうで、二人の往復書簡、川端氏の墨蹟、川端康成記念会所蔵の美術品、と東山魁夷氏の作品、という、異色の、盛りだくさんな展覧会でした。とはいえ、私はさほど川端氏(ノーベル賞作家とはいえ、作風が余り好きになれない)には興味がないので、書簡や墨蹟などはおざなりにみることになってしまい、ごく短時間の鑑賞でした。東山魁夷氏の日本画は、ありがちな感想ですがその青や碧の色使いがとても好きなのでじっくり鑑賞しました。「緑のハイデルベルク」「北山初雪」「月篁」・・・ため息が出るばかりの透き通ったような美しさでした。

 17日に京都劇場に行く前に、足を伸ばしたのが国立京都博物館「憧れのヨーロッパ陶磁~マイセン・セーヴル・ミントンとの出会い~です。普段自分の使う食器にはたいして凝ったこともない私ですが、(どちらかといえば磁器の方が好き、ぐらいのこだわりしかないので、自分でも無趣味だなぁと思いながらコレールや安手の瀬戸物を愛用してます。記いただけるのなら清水焼に代表される京焼でしょうか・・・)もちろん人並みにロイヤル・ドルトン、ウェッジウッドなどの高級洋陶への憧れはありますので、見に行ってみました。

Photo_18←チラシと入場券です。常識的なことかもしれませんが、陶磁器の作風や文様が東洋から西洋へ、そしてまた東洋(日本)へと互いに影響しあっている(学びあっている)ことを実物を通して目の当たりに出来たことが、やはり興味深かったと思います。

 私は華やかなものが好きなので、近世以前のものよりも、近代以降の美しい陶磁器に見入ってしまいました。特に気に入ったのは、食器や容器ではなく飾り物ですが、マイセンの「猿のオーケストラ」です。かわいくて可笑しみもあります。ほかに全く知らなかったハンガリー、ジョルナイのエオシン釉の焼き物の金属的な色合いにも惹かれました。その深見のある赤や青の美しさ。マイセン磁器のテーブルコーディネートが3箇所であり、見ごたえがありました。特にスワンをかたどった白磁の美しいこと!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月23日 (土)

京都劇場「ウェストサイド物語」2/17 その2

 ずいぶん日が開いてしまいましたが、先日の続き、京都劇場での劇団四季「ウェストサイド物語」観劇記の続き です。

Photo_5 ←京都駅ビルコンコースの掲示物からの引用です。有名なシーン。足のあがり具合はさすがですね。

 先日は、加藤敬二さんが不良*少年*には見えない、と、失礼とは思うものの正直な見た目の感想を書かしていただきましたが、そのあと劇団四季のHPで、広島の「美女と野獣」開幕の記事&キャストを見たら・・・ここもかなりの高齢化でした。舞台俳優としての実力を養うのに必要な年月を考えれば、役柄と俳優本人とがリアルにぴったりの年齢でなくっても良いのは当然ですけど、それにも程度問題があるのではないかな?と思わずにはおれません。まぁ、少年には見えなくても、すくなくとも青年には見える程度でないとね。知り合いで、映画公開時が少女時代、と言う方の感想を聞くと、「映画が良すぎたので、今回の舞台は・・・・」とのことでした。しつこいようですが、加藤さんのキレのあるダンスは良かったんですよ。群舞シーンのほかの役者さんたちも含めとてもカッコイイと思いましたし、かっこいいダンス、ダンサーズの中でも群を抜くカッコよさだと思いましたから。

 閑話休題。他の感想を。

 他の役者さんたちは・・・・

 リフ:松島勇気さん・・・この方、有名なバレリーノだったそうですね。「コンタクト」にもウェイター長で出てらして、なんでこんなにすべるように軽やかなダンスなの??ってびっくりしたんだけど、今回歌もお上手だとわかったし、激しいダンスもキマッているしで、あらためてプログラムの経歴を見直してしまいました。ぜひ、ベルナルドでも見てみたいです。でも去年の5月より少しお顔に丸みがあるように見えたのは気のせいでしょうか?気のせいですよね・・・。すみません。

 トニー:阿久津陽一郎さん・・・ラダメスの初演の頃に比べると、歌が上手になってらっしゃいました。半音が混じる曲も音取りが怪しいところは全くなかったし、高音もファルセットがかりながらも、ちゃんとその音が出ていたので、その長足の進歩に拍手!長身で男前の阿久津さんは、Hero役にぴったり。でも、いまだにラダメスの印象が強いので、トニーのように甘くも青臭いせりふをマリアにささやいている声は、なんだか私の中ではイメージ違い。だからと言って、同世代の中では早く大人になった理知的で優しい男(しかも、もとはジェット団のボス格だけあって、優男ではなくけんかは強いんですよね)であるトニーに似合うのは誰か?と言われたら困るけど。取り合えず歌のうまい鈴木涼太さんのトニーも観てみたいです。それこそ若い頃の石丸幹二さんはぴったりだったんでしょうね。あの甘い声とマスクで。

 マリア:花田えりかさん・・・京都劇場の「夢から醒めた夢」のまこを演じてらした2年前は歌の日本語も覚束ない感じで、どうしてこんなキャスティングを?と疑問に思ったものでした。でも、今回は歌の部分は訛りを感じず、これもずいぶん練習されたんだろうなと、ねぎらいの拍手。それに高音の伸びが美しい。といっても、「オペラ座の怪人」のクリスティーヌのようなHighCの上を出さねばならないナンバーがあるわけでなしメゾ・ソプラノで歌える範囲ではありますが・・・。歌は聞きほれてしまいました。でもセリフと演技はヒロインに抜擢はいかがなものかと思わずにはおれないんですよね。一般的に見てどうなんでしょうか?私の目と耳が曇ってる?差別意識はないつもりなんですけど、この少女はプエルト・リコから出てきたばっかりで英語があんまり巧くないのねと、自分に言い聞かせながら見てました。それとあんまり言いたくないし、申し訳ないような気もするけど、体育館で一目ぼれというのがあまり説得力のないお顔立ちというかメイクなんですよね・・・。京都公演をPRする報道では高木美果さんが出ていらしたし、JCSのマリアでも美しくも切ない歌声を聴いたので、開幕は高木さんかと思っていたのですが。キャスティングされてないけど、私は苫田亜沙子さんとか佐渡寧子さんとかのマリアも聞いて(観て)見たいと思っています。

 アニタ:団こと葉さん・・・お姉さまステキ!と言う感じですイエ、実際には私のほうが年上ですが・・・。団さんが踊ったら目が離せません。すごいです。カッコイイです。ハンサム・ウーマンって感じです。ベルナルドとマリアの両方の気持ちを尊重したいがゆえのためらいやとまどいの表情ときっぱりした決断と、姉御なところと可愛らしさの入り混じった表情や演技もいいです。目力がありますねぇ。歌も迫力があるし。惜しむらくはあの衣装の色と、ドーランのせいか老けて見えるメイクです。申し訳ないけど加藤さんと並ぶと、マリアの両親と言っても通じそうで。藤色のドレスとあのドーランの色は合っていないと思うんだけどなぁ。

 バーンスタインのナンバーは、もちろんおなじみのものですが、オーバーチュアから舞台への期待に胸がわくわくします。悲劇だとわかっているのに、それこそ「何かが起こりそう Something's Coming」という気がします。作詞はスティーブン・ソンドハイム、「スウィーニー・トッド」と同じ人ですねぇ・・。まぁ、四季の場合は日本語に訳されているわけですけど。CDだけでしか知らなかったときも、上手に訳してあるなぁ・・・と思っていて、今日初めてプログラムで訳詞者を確かめたら、これも岩谷時子さんでした。本当に上手ですよね、この方。英語の歌詞だけでなく、シャンソンの歌詞も訳しておられるし、自ら作詞もしておられるし。

 数々の名曲の中でも私の好きなのは、「アメリカ」です。映画でもそうでしたし、舞台を観ても。曲と歌詞が楽しくて好きなのと、女の子たちの故郷への感傷を振り捨てて、自由の国・アメリカでの生活を(貧しくても、差別されていても)謳歌しようというたくましさに惹かれます。アメリカ移民のプエルト・リコの人々が、貧しく、白人から差別されているのは男性も同じなのですが、女性はさらに同じプエルト・リコの男性からも縛り付けられている、特に島の生活では。従順さをおしつけるベルナルドにアニタが反論するシーンがありますが、そのあとに歌われる「アメリカ」では、コミカルな歌詞の中に平等に生きる権利のようなものを希望を持って歌い上げている気がします。

↓映画と見比べたくなってしまいますね。初めて映画を見たとき(もちろんTVの名画劇場で、です)ジョージ・チャキリスのベルナルドのクールさに目が釘付けになりました。映画のマリア(ナタリー・ウッド)は可憐でいて芯は強くて・・・といった感じでよかったのですが、トニー(リチャード・ベイマー)は、そんなマリアが一目惚れして万難を排してついていこうとするほどの男とは見えませんでした。

ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション) DVD ウエスト・サイド物語 (ベストヒット・セレクション)

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/10/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↓こちらは、2004年から2005年に上演された、桜井翔くんのトニー、和音美桜さんのマリア、ジャニーズのメンバーがジェット団・シャーク団を演じた「ウェスト・サイド・ストーリー」の脚本です。

ウェスト・サイド・ストーリー ウェスト・サイド・ストーリー

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月17日 (日)

京都劇場「ウェストサイド物語」2/17 その1

 今回はぜひ初日をと思っていたのに取れなくて、とっても悔しかったのですが、取り合えず初日の次の週末に観ることができました。誰もが知ってるミュージカルの名作です。ダンスも歌もすばらしいのは知っています。社会性を持った悲恋物語としても感動的です。それが劇団四季でどう演じられるのか?!

 劇団四季「ウェストサイド物語」、@京都劇場。 映画(ビデオやDVDですが)は何度も見た「ウェストサイド物語」だけど、舞台では初めてなので、舞台と映画との違いも気になります。もちろん日本人が演じるのを見るのも初めてなので、人種をどう演じ分けるのかも気になるところ。

Photo_6  客席が暗くなり、挿入歌の数々がメドレーのように演奏される長めのオーバーチュアがおわって幕が開くと、非行少年たちのダンス。白人といっても貧しい移民の息子たち(彼らもプア・ホワイトとして中流以上の白人からは差別されているはずだ)で構成されるジェット団と、有色人種として差別されるプエルトリカンの若者たち、シャーク団。彼らの小競合いや縄張り争いを激しいステップと指鳴らし、口笛などで表現するシーン。幕が上がって数分しかたっていないのにすでに圧巻の思いです。口笛と言えば、ドクの店で警官にののしられてベルナルドやチノたちが、せめてもの抵抗にアメリカ国歌を口笛で吹きながら出て行くシーン。うまい表現だなぁと思いました。アメリカ民主主義の崇高な理想はどこにあるのだ?と突きつけているようで。

 

 ダンスで目を、歌と音楽で耳を十分に楽しませてもらいました。そしてラストは圧倒的な感動が・・・。でも正直言って、メイクで肌の色を変え、髪の色はジェット団は金髪や茶髪に、シャー ク団は黒髪に・・・したところで目の色や顔の彫りまでは変わらないので、表現し分けるのは台詞に頼らざるを得ないようですね。赤毛ものの舞台でも、いつもは日本人(東アジア人)が西 洋人を演じることについて当然のようになんとも思わないのですが、や はり人種問題が物語のテーマと深く絡んでいると、ちょっと気にかかってしまいます。それは言ってもしかたがないことですが・・・。とはいえ「ウェストサイド物語」という(さらに翻案もとのシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」という)名作の持つ力は、多少の難は乗りこえて観客の心に響くものをたくさん持っています。ダンス然り、音楽然り。そしてストーリー然り。ただ、うちの娘はなかなか物語の背景にあるものを理解しがたかったようです。お手洗いなどで周りから聞こえてくる感想もストーリーに入り込むより、役者さんのあれこれが気にかかる方が多いようです。

 今日のキャストは以下のとおりでした。ついでに私の持っているCDバージョンのキャストも付しておきます。

2008年2月17日のキャスト 1977年東京キャスト(CD)
【ジェット団】  
リフ 松島勇気 飯野おさみ
トニー 阿久津陽一郎 鹿賀丈史
アクション 西尾健治 菱谷紘二
A-ラブ 大塚道人 深見正博
ベイビー・ジョーン 大空卓鵬 宮崎厚巳
スノーボーイ      澤村明仁 沢木 順
ビッグ・ディール    萩原隆匡 小林親一
ディーゼル       朱 涛 川原洋一郎
ジーター        青羽 剛 渡辺 豊
マウスピース   鈴木 登
グラジェラ 恒川 愛 沢 アイ子
ヴェルマ        上延 綾 山崎富子
クラリス         駅田郁美 森 幸子
ポーリン        ソン インミ 菊池ひで子
ミニー          桜 小雪 多川理映
エニイ・ボディズ 石倉康子 浅見陽子
【シャーク団】  
マリア 花田えりか 久野綾希子
アニタ 団 こと葉 立川真理
ロザリア 鈴木由佳乃 田中方子
コンスェーロ      村上絵里子 服部良子
テレシタ        高橋亜衣 坂田治美
フランシスカ      室井 優 望月めぐみ
エステラ        榊原央絵 草薙夕子
マルガリータ      撫佐仁美  
ベルナルド 加藤敬二 市村正親
チノ 玉城 任 西久保治好
ぺぺ          水原 俊 本田 薫
インディオ       神谷 凌 古沢 裕
アンクシャス      イ ギドン 高桑 満
ファノ          佐藤雅昭 田代久雄
トーロ   園岡新太郎
ニブルス        斎藤洋一郎 高原 高
おとなたち  
ドック 立岡 晃 宮部昭雄
シュランク 山口嘉三 瀬下和久
クラプキ 牧野公昭 光枝明彦
グラッド・ハンド 青羽剛 渡辺 豊
Somwhere・歌ソプラノ・ソロ ?表示なし
伊藤志保?
伊集加代子

私の持っている劇団四季版「ウェストサイド物語」CDは下記のものです。

ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD) ウエスト・サイド物語 劇団四季 オリジナル 1977年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 キャストについては、・・・。ミュージカル界でダンス・歌共に評価できる方々となるとどうしても訓練をつんだ方、必然的に年齢の高い方になってしまうのでしょうか?不良少年どころか不良青年と言うのも怪しい方が、不良役をいつまでもやっているのはいかがなものかと思わずにはいられません。CD版のキャストの当時の年齢を考えても、特に今回のベルナルドはいただけません。加藤敬二さんはすばらしいダンサーですばらしい役者さんだとは思いますが、この役をされるには昨年「クレイジー・フォーユー」のボビーよりPhoto_7さらに無理があります。メイクのせいか老けて見えて、あきらかに口角が下がって法令線がくっきり過ぎるぐらいくっきりしていて、不良少年というよりマフィア。せめて30代以下のキャストで固めてほしいと思いました。だめでしょうか?そんな考えは。

 ところでポスターのイラストのモデルは絶対加藤さんですよね。写真のCG加工なのか、手書きのイラストなのかは分かりませんが・・・こうしてみるとカッコイイんですけどね。文句ばっかり書いているけれど45歳であの身体能力・あのスタイルというのは驚異的だと感心はしているんですよ。すごい努力の賜物なんでしょうね。

なお写真はいつものとおり、京都駅コンコースで撮ったものからの引用です。 

(その2に続く)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月15日 (金)

「ベガーズ・オペラ」大阪公演その2

 登場人物はプログラムでの紹介順に下記のとおりです(敬称略)。ほとんどの時間は劇中劇が占めていて、それを演じるベガー(乞食)としての演技はあまりない人が多いんだけど、それぞれちゃんと名前があって、プログラムにはそれぞれの境遇も書いてありました。2重構造の演劇ですから俳優さんたちも色々と演じ分けないといけませんね。

登場人物  
  劇中劇の役柄 その役を演じる乞食の名前
内野聖陽 マクヒース おいはぎ
女好きでモテ男
カリスマ
マッコリ
髙嶋政宏 ピーチャム 盗品売買
泥棒を密告して賞金稼ぎ
ジョン・ウェットン 27歳
島田歌穂 ルーシー・ロキット ロキットの娘
マクヒースの子を宿す
エリザベス
21歳 
森公美子 ミセス・ピーチャム ピーチャムの正式に結婚していない妻 モリー・コシファン
46歳 トムの母
ダイアナ・トレイプス 娼館の老おかみ
橋本さとし フィルチ 追いはぎなど トム
笹本玲奈 ポリー・ピーチャム ピーチャムの娘
マクヒースと秘密裏に結婚している
ロマンス小説が大好き
マーガレット
16歳
村井国夫 ロキット ニューゲート牢獄の看守
賄賂を取る
ジェイムス
ノエルとエマの祖父
近藤洋介 老役者    
入絵加奈子 ジェニー・ダイヴァー(娼婦) ジェイン
高谷あゆみ ミセス・スラムキン(娼婦)
すりぬけサム
ブラックモール
ローズマリー
三谷六九 造幣局のマット マクヒースの仲間・親友 ウォルター・マッキントッシュ
山崎直子 スーキー・トードリー(娼婦) ケイティ
水野栄治 くすね屋ネッド(追い剥ぎ)
ミセス・コークサー(娼婦)
エドワード
山崎ちか ドーリー・トラル(娼婦) ドリー
小西のりゆき ペチコート・チャーリー(追い剥ぎ) チャールズ・トーマス
Kuma ボブ・ブーティ(追い剥ぎ)
ベティ・ドクシー(娼婦)
ブルーノ
高野 絹也 ジェミー・トゥイッチャー 追い剥ぎ、マクヒースを妬んでいる ポール
幸村吉也 鉤指ジャック(追い剥ぎ) ジャック・フォレスト 24歳
照井裕隆 ベン・バッジ(追い剥ぎ) ベンジャミン・ホール 23歳
村上勧次朗 ハリー・パディントン(追い剥ぎ) ケネス・ホール
泉 里沙 ミセス・ヴィクセン(娼婦) エリザベス・スミス
宮菜穂子 モリ―・ブレイズン(娼婦)
トム・ティップル(飲んだくれ)
モリー
原田優一 「もってこい」(トムの使い走り) ノエル 15歳
小此木麻里 「やってこい」(トムの使い走り) エマ 12歳

老役者:近藤洋介さん、名優だと思います。

トム=フィルチ:橋本さとしさん:トークショーでは、とても楽しい人とお見受けしました。枚方出身だそうです。枚方と言えば「くらわんか」だと言って、他の方々にきょとんとされてしまい、高谷あゆみさんからは「枚方と言えばひらかたパークしかない」と言われてはりました。役の上でもコメディアン的な役とまじめな役とをとても巧みに演じ分けられていたと思います。

ピーチャム:高嶋政宏さん:両親共にミュージカルで活躍されていた方だけに歌も演技も巧者です。「マリー・アントワネット」に引き続きあくどい男の役で拝見しましたが、2枚目なのに悪役が板についていて、次はピカレスクの主役で拝見してみたいと思いました。

ミセス・ピーチャム:森公美子さん:ベガーが何人いても、ついつい森公美子さんに目が行ってしまいます。歌は聞きほれるばかり。ダイアナ・トレイプスの時はすごくコワイおばあさんでした。もっとソロが聞きたかったですが、仕方ないですね。

ポリー・ピーチャム:笹本玲奈さん:とってもキュート。お茶目で可憐な女の子を演じておられました。「マリー・アントワネット」のマルグリットで初めてこの方を知ったのですが、若いのに上手でびっくりでした。

マクヒース:内野聖陽:いいかげんだけどカッコイイ男を楽しそうに演じられていたようにお見受けしました。トークショーでもサービス精神旺盛でした。「ベガー」としての本名、マッコリは、お酒が好きだからだ(?)といっておられましたよ。

ルーシー:島田歌穂さん:けなげな女の子を熱演。私は生の島田さんを観るのは初めて。チャーミングで、歌もお上手でステキでした。

モリー・ブレイズン:トム・ティップル:宮菜穂子さん:カーテンコールの際、凄く綺麗な連続側転を披露してくれました。すごかったです。

ミセス・スラムキン:すりぬけサム:高谷あゆみさん:トーク・ショーのときの進行役で、もう・・・面白いと言ったら・・・、さすが関西人です。たくさん笑わせていただきました。高谷さんが10数年前、「レ・ミゼラブル」でミセス・テナルディエを演じたとき、原田優一さん(ノエル役)と小此木麻里さん(エマ役)は、それぞれガブローシュ役、リトル・コゼット役だったそうです。若いとはいえベテランの、だけど初々しくてPrettyなお二人は東宝HPの「ベガーズ・ブログ」の担当なんだそうですよ。

 ↓古い映画が復刻されるようです。観てみたいですね。

三文オペラ 三文オペラ
販売元:Forest Plus by KINOKUNIYA
Forest Plus by KINOKUNIYAで詳細を確認する

 3/21追記:「シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌] 」で「ベガーズ・オペラ」の特集がありました。ページ数がそれほど多くはありませんが、内野聖陽とジョン・ケアード、島田歌穂と森公美子と笹本玲奈、高嶋雅宏と橋本さとし、の3組の対談、原田優一のインタビュー(以上敬称略)が収録されており、読むと楽しいです。

シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌] Book シアターガイド 2008年 04月号 [雑誌]

販売元:モーニングデスク
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月11日 (月)

「ベガーズ・オペラ」大阪公演その1

 一昨日、「オペラ座の怪人」マチネを観たあと、同じく梅田で「ベガーズ・オペラ」のソワレを観ました。場所は梅田芸術劇場です。

Photo_24 ←公演チラシと「ベガーズ・オペラ新聞」 です。 「ベガーズ・オペラ新聞」 は無料配布の販促グッズなのに読み応えがあるし、編集センスも光っています。

あらすじをざっと書くと・・・。舞台は18世紀はじめのロンドン。「スウィーニー・トッド」より更に一世紀前です。最初舞台には老役者が現れ、こじきたちに一夜だけ劇場を貸したものの、一向に現れないと嘆きます。そこへ客席からどやどやとこじき一座の登場。一座の作家はこじきのトム。そして演じられる物語は・・・。あくどい商売をしているピーチャム夫婦は、娘のポリーが追いはぎのマクヒースと結婚したと聞き激怒。マクヒースを密告し刑務所に追いやろうとする。マクヒースは逃げるが隠れ家では娼婦を何人も連れ込んでいるドン・ファンぶり、そこへピーチャム自らマクヒースを捕らえにやってくる。刑務所ではマクヒースの子を身ごもった看守の娘・ルーシー、彼の不実を詰る。そのルーシーをかき口説いてマクヒースは脱獄。上流の人たちと賭け事をしたり、復讐をたくらんだりしつつもついには処刑・・・しかしそこにどんでん返しが!

 ストーリーは劇中劇の内容が複雑に思えて最初のうち混乱しました。マクヒースは「キャプテン」と呼ばれていますから、最初は船長なのかと勘違いしたぐらいです。ピーチャムのことも官憲の末端にいるのに盗品売買に手を染めているのか、と思ってしまっていたし。取り合えず劇中劇の登場人物設定だけでも先にプログラムを読んでおいた方がいいと思います。猥雑な集団(なにしろ乞食と言う設定ですからね)が演じる猥雑な劇(登場人物はみんな犯罪者なんです。看守も悪人だし)の奈辺に感動なり見るべきものがあるのか、なぜ劇中劇と言う設定なのかを考えながら、必死で物語を追いかけました。そのうちにこれはどこかで知っている話だよ~~~???、と、思いつきました。どこで観たのか、聞いたのか、読んだのか??? 家でプログラムを読んで判明しました。「ベガーズ・オペラ」はブレヒトの「三文オペラ 」の原作だったのですね(もっとも「三文オペラ」は芝居を観たわけではなく、20年も前に本を斜め読みしたときのあいまいな記憶しかないんですけど)じっくり観ていると風刺が効いていてかなり面白いことがわかってきます。それこそ舞台になった17世紀の同時代に作られた最古のミュージカルと言われていますが、古さを感じさせません。長く引用させていただきますが、「人はみな 生きるために もがいて 罪を背負う 裁かれるものと裁く者 分かつものは何だ 人を騙して生きるやつ 戦争起こして稼ぐやつ 本当の正義があるのなら 吊るされるのは誰だ」とマクヒースと仲間たちが歌うナンバーなど、20世紀のプロテストソングだといわれてもうなずけます。実は「ベルばら」や「レ・ミゼ」が好きな私、時代背景も国境も忘れて、このナンバーのあと市民革命の火の手が上がるのかと期待してしまいました。

 不思議な演出で舞台上の両端にも客席がありました。あの席は近くてよいけど、観やすいのかなぁ?最初近藤洋介さんの演じる老役者が、その舞台上の席の観客たちに荷物を運ばせたり舞台上の掃除をさせたり、というお楽しみも。乞食たちは客席後方入り口からの登場で、私は真近で森公美子さん、高嶋正弘さんを見ることが出来てそれだけでもかなり満足。 幕間には乞食たちが客席をウロウロ。何度か観劇して事情通らしいお客さんは色々なお菓子を上げていました(終演後のトークショーで橋本たかしさんが大阪の女性はみんなが飴ちゃんの袋を持っているとネタにしてはりました)。バレンタイン前だからチョコレートの包みを持ってきている人たちも。楽しいファンサービスですねぇ。

 登場人物も豪華で満足です。ミュージカルらしく歌える方々ばかりですし。もちろんそれが当たり前なんですけど、1ヶ月前の「ファントム」は、それでがっくり来ていますからね。あのあと密かに心配の種を育てていたのです。高嶋政宏さん・森公美子さん・島田歌穂さん・笹本玲奈さんがすばらしい歌声なのはもちろんよく知っていましたし、期待通りでした。すばらしい!大河ドラマ「風林火山」で一気に注目の的(私&娘のなかで)になった内野聖陽さんですが、もともとが新劇俳優さんだけに、主役が歌えないような人だったらどうしよう・・・とドキドキ。でもまったくの杞憂でした。声量・音程共に十二分。迫力ありました。よく考えたら以前にもトート役を演じていらしたんですよね。失礼しました。

「ベガーズ・オペラ」のプログラムでは、登場人物の紹介はみなさんそれぞれ本人が書いているそうです。個性的でなかなか芸術的でもあります。内野さん、橋本さん、島田さん、笹本さんらはご自分をイラストでも表現されているのですが、これもまたお上手なのです。

 役者の皆さんは初演のときに17世紀のイギリスについての研究発表もなさったそうで、詳しい時代背景がプログラムで解説されています。ずいぶん読み応えがありますし、勉強にもなります。いつもはプログラムを買わない方も今回ばかりは買ったほうが良いと思いますよ。

 終演後はトークショーがあり、主演の内野聖陽さんのほか、地元出身の高野あゆみさん・橋本たかしさんが、公演について大阪についてにぎやかで楽しいトークを繰り広げてくださり、30分余りのトークショーだったのですが、あっという間に過ぎてしまいました。

(その2に続く→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_cfd2.html

↓ベガーズ・オペラの原作です。

乞食オペラ Book 乞食オペラ

著者:ジョン・ゲイ,海保 真夫
販売元:法政大学出版局
Amazon.co.jpで詳細を確認する

乞食オペラ新装版 乞食オペラ新装版

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月10日 (日)

「オペラ座の怪人」@大阪四季劇場

 昨日約9ヵ月ぶりに大阪四季劇場で「オペラ座の怪人」を観てきまPhoto_2した。同僚が(彼女とは「美女と野獣」を3回一緒に観にいき、そのうちの1回が京都劇場千秋楽佐野ビーストでした)大絶賛していた佐野正幸さんのファントムと、MYベストアムネリスの佐渡寧子さんのクリスティーヌだったので、開演前から期待はいやがうえにも高まるばかりです。そして、その期待は決して裏切られませんでした。今回は下手側の席だったので競売の時のラウル、ラストシーンの椅子に かけられたマントをはずし、仮面を持つメグがよく見えて、これも満足です。写真は、ハービスエントの地下2階出入り口のところのポスターです。

2月9日マチネキャスト(敬称略)
オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ・ダーエ 佐渡寧子
ラウル・シャニュイ子爵 岸 佳宏
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグ・ジリー 宮内麻衣
マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 寺田真実
ムッシュー・フィルマン 小泉正紀
ウバルド・ピアンジ 石井健三
ムッシュー・レイエ 林 和男
ムッシュー・ルフェイブル 勅使瓦武志
ジョセフ・ブケー                岡 智
   
男性アンサンブル 女性アンサンブル
金本和起 小野さや香
増田守人 阿賀佐一恵
佐藤圭一 森崎みずき
枡本和久 樋谷直美
見付祐一 ナ ユミ
柏田雄史 伊藤志保
畠山典之 梅崎友里絵
  中元美里
  鈴木友望
  是澤麻伊子
  白澤友理
  小澤真琴

 警察隊長(だと思う。ラウルと打ち合わせをする警官)の役も勅使瓦さんですね、多分。ムッシュ・ルフェーブルの登場は最初のシーンだけですから、いつも警察隊長と兼ねているのでしょうか。今回初めて気がつきました。

 佐野正幸さんのファントムには、歌も演技も圧倒的な熱情を感じました。低音域の迫力、高音域の哀切、何しろ歌が巧い。パイプオルガンにぶつける悲憤、怒りのほとばしり、恋敵への挑発、クリスティーヌを手に入れたいとの切なる望み・・・。ファントムの想いが胸に迫ってきます。クライマックスで、いったんラウルと去ったクリスティーヌが戻ってきたときの一瞬の希望と絶望の演技、それから「わが愛は終わりぬ・・・」とありったけの思いを込めての歌・・・すばらしかったです。

 佐渡寧子さんのクリスティーヌ。ビジュアルも歌声も大好きです。顔が小さくて美人だしスタイル抜群です。小姓の扮装もとっても可愛い。細かい演技もステキ。特に「ドンファンの勝利」の「The Point of No Return」で頭巾の男に頬ずりをしていて、ピアンジではないとハッと気づくときの表情が良かったと思います。歌はさすがに3オクターブ出るとおっしゃるだけあって、High Eの音も全然無理なく出ている感じです。可愛い可愛い苫田亜沙子さんもよかったけど、憂いを含んだ表情の美しさ、懊悩の様子は佐渡さんが何歩も長じていると思います。

 岸さんのラウルは正直言って微妙というのが私と娘の評価です。私見ですのでファンの方はお気を悪くなさらないで。歌はまぁ悪くないと思うのですが、新しくキャスティングされたばかりとのことで、まだ生硬さが否めないことと、ちょっと失礼な言い分ですが、ラウルは、久しぶりで会ったクリスティーヌがそれだけでときめくような貴公子らしさであってほしかった、というか・・・。実際の容貌のことではなくて、そういった雰囲気がまだまだ醸し出せていないんだと思います。ラウルは一度も舞台を拝見したことがない二枚目俳優の北澤さんで見たかったんだけどな・・・。しょーもない理由ですみません。あぁ、石丸幹二さんのラウル、一度でいいから観たかったなぁ。

 メグ・ジリー。宮内さんは優しそうな美人さんでした。ちょっと宝塚の娘役みたいな容貌だなぁとおもいました。

 カルロッタは種子島さん以外で観た記憶がありません。このカルロッタの歌と演技で何が不満なんや、ファントムは!とツッコミを入れたくなります。前にも書いたかもしれませんが、私は「プリマ・ドンナ」の歌が一番好きなんです。

 Photo_2ピアンジは初めて半場さん以外の方で観ました。彼もまたステキなテナーでした。

  ALW3作品の記念オルゴールもやっとGETしました。曲は「スーパースター」でした。今朝、早くから3回ぐらい鳴らしたので、上の娘が夢に見たと言ってました。

オペラ座の怪人 ロングランキャスト Music オペラ座の怪人 ロングランキャスト

アーティスト:劇団四季ロングラン・キャスト,劇団四季ミュージカル・オーケストラ,山口祐一郎,鈴木京子,石丸幹ニ
販売元:ポリドール
発売日:1992/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

劇団四季ロングラン・キャスト「オペラ座の怪人」 劇団四季ロングラン・キャスト「オペラ座の怪人」

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

↑これは私が愛聴している石丸幹二さんラウルのCDです。ファントムは山口祐一郎さん。

オペラ座の怪人(日本語キャスト) Music オペラ座の怪人(日本語キャスト)

アーティスト:劇団四季ロングラン10周年記念キャスト
販売元:ポリドール
発売日:1999/04/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オペラ座の怪人/オリジナルサントラ オペラ座の怪人/オリジナルサントラ

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

 ↑こちらは今井清隆さんファントム、柳瀬大輔さんラウル、井料瑠美さんクリスティーヌです。劇場で売っているのはこちらですね。

私の9ヶ月前(大阪公演初日)の感想はこちらに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c96b.html

20_3  *2/15追記*ところで左に写真引用させていただいた「オペラ座の怪人 20周年 メモリアルカード(ホログラムの絵はがき)」、なかなか楽しいですね。3種類(仮面・マスカレード・ボート)に絵が変わるホロ・カードは始めて見ました。そういえば、劇場にもホロ・ポスターがあって、通る方向によって絵や色がちがって見えるのに感心したことでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月21日 (月)

前進座「三人吉三巴白浪」

 ひさしぶりに京都四条の南座へ。まさに四半世紀ぶりぐらいに前進座を観ました。前回、前進座を見たのは、中村梅之助の「尻啖え孫市 」だったか、先代河原崎国太郎の「切られお富」だったか・・・。

 今日、観たのは、歌舞伎の外題のなかでも超有名な「三人吉三巴白浪」 (さんにんきちさともえのしらなみ)です。でも私、このチケットをを買ったときにチラシをもらえなかったものだから、今日の今日まで「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」だと思っていました。どちらも同じお話、河竹黙阿弥作のこの歌舞伎狂言のことなのですが、いやはやうかつなとです。「白浪」とついているとおり泥棒もの。京都の週刊新聞のインタビュー記事(http://www.kyoto-minpo.net/archives/2007/11/27/post_4002.php)によると、長いお芝居なので、100年の歴史を持つ南座でも、通しで行われるのは今回初めて・・・なのだとか。なるほど、花道を2本使ったり、大きな建物がせりあがり、下がりするなど凝った演出でした。

 子どもは、前に歌舞伎鑑賞教室に連れて行った時の印象が良くなかった(言葉がわからない、内容が難しい・・・児来也だったんだけどね)ので、いわゆる旧来からの歌舞伎に連れて行くのはちょっと無理。でも、前進座ならわかりやすいので、と思って連れて行きました。少し前に流行った『声に出して読みたい日本語 2 』にも載っている、お嬢吉三の名せりふ「月も朧おぼろに白魚しろうおの 篝かがりも霞む春の空 つめてぇ風もほろ酔いに 心持ちよくうかうかと  浮かれ烏がらすのただ一羽 ねぐらへ帰る川端で  棹の雫か濡れ手で粟 思いがけなく手に入る百両  ほんに今夜は節分か  西の海より川のなか 落ちた夜鷹は厄落とし  豆沢山で一文の 銭と違って金包み  こいつぁ春から縁起がいいわぇ」も、もう一度読みながら、楽しみにしておりました。 Photo

←本公演のパンフレットです。錦絵を使ったおしゃれな表紙ですね。

 ストーリーはちょっと複雑です。古典ですのでネットでいくらでも解説してありますのであえてふれません。とにかく、第1場(侍と山伏の掛け合い中に暗躍する巾着きりに注目するのを忘れずに)に出た人たちは、その後のストーリー展開はさほど関係ないことはちょっとびっくりしました。その後の登場人物たちの背景はあとから新事実が語られていくので・・・、いかにも因果応報というか、歌舞伎らしいストーリーなのですが、子どもにはわかりにくかったようです。様式美の「見得」や「間」や「ため」も、日ごろテンポの良いミュージカルを見ていると、少し退屈なのかもしれません。3人の夜鷹が流行の小ネタ ・・・けんか中に「どんだけ~」とか、大年増であることを皮肉られて「そんなの関係ねぇ」とか・・・をいくつか振りつきで披露してくれたのが一番印象的だったようでした。まぁ、中学生とはそんなものでしょう。

 4幕・本郷火の見櫓の場、は、やはりクライマックスの見せ場です。舞台は派手に動くし、捕り手の若い役者さんたちは次々にトンボを切るし、見得は多いし・・・。紙ふぶきはどんどんと散るし、それに音曲(長唄・三味線・囃子)も舞台上手に出て来ての演奏ですしね。私は大いに楽しみました。

 前進座は現代劇も良いんだけど、やはりせっかくなら歌舞伎調のものを観たい気がします。毎年1月の南座新春公演は前進座ですから・・・毎年1月の私の行事にしようかな・・・と思った今日の観劇でした。

 パンフレットによると配役は以下の表のとおりです

 

和尚吉三 藤川矢之輔
お嬢吉三 河原崎國太郎
お坊吉三 瀬川菊之丞
土佐衛門傳吉 小佐川源次郎
手代十三郎 亀井栄克
おとせ 山崎杏佳
八百屋久兵衛 中村靖之介
釜屋武兵衛 山崎辰三郎
堂守源次坊
釜屋武兵衛
修験者無動院
中嶋宏幸
金貸太郎右衛門
夜鷹 うで蛸のおいぼ
捕り手頭長沼
益城宏
研師与九兵衛
夜鷹婆ァおはぜ
柳生啓介
甘縄丹平
けんのみ権次
松涛喜八郎
百姓豊作
黒四天
又野佐紋
かごや・黒四天 安永稔(助演)
かごや・黒四天  菊池亮(助演)
夜鷹 虎鰒のおてふ
黒四天
渡会元之
黒四天  松永啓
黒四天  鈴木大
黒四天  上滝啓太郎
黒四天  藤井偉策
黒四天  新村宗次郎
黒四天  竹下雅臣

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月15日 (火)

「少女マンガの世界 原画’(ダッシュ)京都展」

おととい、梅田芸術劇場での「ファントム」 (私の「ファントム」観劇記はこちらに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_c6a8.html   http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_ab53.html  http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_dbb8.html )の開演が3時だったので、午前の時間を利用して京都国際マンガミュージアムに行ってきました。京都と大阪と距離は離れているけど、交通至便だし阪急に乗るついでというものです。それに、持っていた特別展の招待券が14日までだったし。私は2度目だけど娘は初めて。たくさんの「マンガの壁」に目を丸くしていました。とりあえず、館内を一巡り。特別展は「少女マンガの世界 原画’(ダッシュ)京都展」。あすなひろし・今村洋子・上田としこ・上原きみ子・北島洋子・佐藤史生・高橋真琴・竹宮惠子・巴里夫・水野英子・わたなべまさこ(敬称略)のみなさんの、複製原画の展示でした。私にとっては懐かしいマンガ・漫画家さんたちですが、娘にとっては知らない人ばかり。でも絵やタッチの比較などしながら楽しく鑑賞しました。高橋真琴さんの作品は絵物語や塗り絵、紙製の着せ替え人形で親しんできましたが、マンガも描いていらしたんですねぇ。美しいお姫様や令嬢の絵にあこがれたものです。巴里夫さんのマンガは「りぼん」で愛読していて、学童疎開を描いた作品に涙したこと、わたなべまさこさんの作品で、アウシュビッツやシャム双生児をあつかったマンガがあったことなどを思い出しました。そういえば「ガラスの城」の姉妹はどうなったんだっけ?水野英子さんの作品はわりと近年に文庫で再版されているのに、すでにほとんど絶版状態・・・。今回あらためて読みたくなった作品がいっぱいあるのに・・・。古本屋めぐりするほかないのかなぁ。娘は、原画を見ていくつかの作品に興味を持ったようで、わが家にある本は読んでみようと決意した模様です。
 あとは昼まで、ふたり別々に好みのマンガを手に取り、至福の時(オオゲサ?!)を過ごしました。楽しい施設ですねぇ。若干、本の並べ方の規則性が判りにくいのですが、コンピュータで蔵書検索もできるようになっていて便利です。惜しむらくは・・・特別展に異動してあった水野英子さんたちの作品が読めなかったこと。1日中でもマンガを読んでいられそうですが(その日のうちなら、何度でも出入り可なので、途中でランチやお茶に行くのもOK)、この日のように半日、と区切って行くほうが私の小児はあっている幹事です。だって一日中マンガに読みふけると、怠け者になったような罪悪感がわいてきそうで・・・。。

 ランチは新風館のTAWAWAで。ここのランチは本当にお得です。メインディッシュとデザートを抜いてサラダバーとパンだけでも、この値段で大満足です。娘は初めて連れて行ったのですが、とってもおいしいサラダバーをたっぷり食べた上にデザートまでついてくるのに感激することしきりでした。いつも家では和風ドレッシング一辺倒なのですが、一昨日はイチゴドレッシング・九条ねぎドレッシング・聖護院大根ドレッシングなどいろいろ試してみました。どれもとびきり美味しくて・・・。また、サラダバーにあるお惣菜(京のおばんざい)風の野菜サイドディッシュも絶品でした。白菜の炊いたん、大根の煮物、かぶのきんぴら・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月24日 (月)

劇団四季「ユタと不思議な仲間たち」

1 昨日、京都劇場へ劇団四季の「ユタと不思議な仲間たち」を観にいってきました。TV(とその録画DVD)では何度も観て、大好きになった作品ですが、生の舞台で見るのは初めて。今日の出演者は誰かな~などとわくわくしながら観にいきました。

 感想を一口で言えば、TVよりやっぱり生。生の舞台は迫力が違うって、言い古されたようなことばだけど、俳優さんたちの息吹が伝わってくる、客席から喜びが伝播する、すばらしい!

2007/12/23のキャスト
ペドロ 田代隆秀
ダンジャ 池末絵己子
ゴンゾ 深見正博
モンゼ 田村 圭
ヒノデロ 道口瑞之
ユタ 藤原大輔
小夜子 笠松はる
寅吉 吉谷昭雄 
ユタの母 斉藤昭子
クルミ先生 丹 靖子
大作 菊池 正
一郎 遊佐真一
新太 小原哲夫
たま子 上原のり
ハラ子 市村涼子
桃子 松葉梨香
 ユタは希望通り藤原大輔さんでまず満足。背もお顔立ちも可愛らしいので、子どものお話だということがわかりやすいのです。ダンスも若々しくてよかった。しかしユタの服装は何とかならないものでしょうか・・・。「東京もん」の格好ならもうちょっと現代風なおしゃれなものに変えたらどうでしょうか。いやそれをいうなら大作たちの服装も変えないといけないし、第一今は都会も田舎も服装では変わらないのかもしれないけど・・・。靴が男の子たちがみんな革靴というのも(女の子たちはスニーカーなのに)ちょっといかがなものかと・・・。演技には関係ありませんがリアリティという点では少々アレかな?なんて。

 ペドロの田代さん。「南十字星」の島村中将も男気のある渋い役柄でしたが、ペドロもなかなかのものでした。声も渋いし発語もたしか。小夜ちゃんを大好きな気持ちも伝わってきます。

 ダンジャの池末さん。「クレイジー・フォー・ユー」の時には、ピンク色の似合うセクシーなダンサー役でしたが、ダンジャな池末さんは予想以上にカッコよくて、びっくりしました。冷静で理知的なダンジャでした。役柄の上でも愛嬌たっぷりですが、送り出しの時の愛想もとっても良くってステキでした。

 ゴンゾは深見さん。ベテランの味が滲み出していました。歌もステキ。

 モンゼの田村さん。立ち姿がとってもお美しい。スタイルいい。ダンスいい。

 ヒノデロは道口さん。女形姿が美しくキマッテいます。ペドロがサヨちゃんを好きなように、ヒノデロは大作に憧れているのでしょうか。しぐさも可愛く見えるように研究されていますね。ルミエールといい、道口さんは下村さん路線でいく役者さんなのでしょうか・・・だったらいつかヘロデ王でも会えるのかな? 

 寅吉じっちゃんは吉谷昭雄さん。シングルキャストです。ずっとこの方ばかりが演じて来られていると聞いたのですが、本当なのでしょうか?吉谷さんは方言指導スタッフとしてもかかわっておられるようなので、吉谷さん抜きには子の舞台は成り立たないといっても過言ではないのかもしれませんね。私の中ではコッグスワースがイコール吉谷さんだったのですが、じっちゃんもイコール吉谷さんになってしまいました。

 ユタのお母さんは斉藤昭子さん。最近ではCFYのボビーのお母さんでお目にかかり、その演技力に感銘しましたが・・・。品のよいステキな演技ですが、ビジュアル的に小学生であるユタのお母さんにはちょっと見えにくいですね。服装にも工夫が要るんじゃないでしょうか・・・。

 小夜子ちゃんは笠松さん。先日のTV放映のときにも笠松さんだったのですが、TVで観たときよりも舞台で見たほうが容姿も綺麗で歌もすごく上手く感じました。「夢をつづけて」なんてもっと長い曲だったらいいのにと思ったぐらい。彼女のソロがたくさんある舞台を観てみたいです。当面京都劇場の「ウェストサイド物語」で笠松マリアが登場するのに出会えますように

 クルミ先生の丹さん。クルミ先生という人物をとてもコミカルに演じておられて、さすがにベテランです。送り出しのときにもとても温かな声をかけていただいて。優しい人柄を感じました。

 大作たちいじめっ子軍団はダンス巧者ばかりだと感心。大作の菊池さん。とても男前だし、いい声だし、かっこいい踊り手でもあるのだけど、学生服の子ども役にはもうツライ!団体鑑賞するこどもなんてもっとシビアに痛いところをついてきますよ。年齢相応の役をやらせてあげてほしいです。先日のTV放送時にはペドロ役でしたが、これはとてもよかったんだけどな。子どもの役はせめて30代ぐらいまでの童顔の人にしてほしい。若手はこういうところにもっと使ってあげたらよいのではないかと思ってしまいました。

Photo_29Photo_30 画像は例によって京都駅ビルコンコースで撮影したものを引用させていただいています。

 プログラムを見る と「教育再生会議」のお歴々の文章が載っていてちょっと胡散臭い 感じがしますが、舞台で得られる感動は本物だと思います。歌われるナンバーも名曲ぞろいです。「生きているってすばらしい」や「ともだちはいいもんだ」はたしかNHKの「歌はともだち」とかでも歌われていたのではないでしょうか。この2曲は岩谷時子さんの作詞ですが名作(名曲)ですよね。『三銃士』の誓いみたいな歌詞ですが、 「みんなはひとりのために ひとりはみんなのために みんなはひとりのために ひとりのために」 と、「みんなのため」、ではなく、「ひとりのため」が強調されているところが、本当に一人一人の人間を大切にしたいという気持ちが表れていて、また好いのです。

ユタと不思議な仲間たち Music ユタと不思議な仲間たち

アーティスト:劇団四季
販売元:ポニーキャニオン
発売日:1990/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 小夜ちゃんのソロの「夢をつづけて」は歌謡曲のようなナンバーだなと思ったら、森進一がカバーしているんですってね。豆知識をネットで拾いました(^^♪

 ユタの観劇予定はもうないのですが、プログラムを見るとヒノデロには下村さんもキャスティングされています。下村さんのヒノデロが観られるってあらかじめわかっているのならもう一度ユタを観にいきたいです・・・。

 ついでに原作もお薦めですよ。小学校高学年ぐらいから読めます。

ユタとふしぎな仲間たち (講談社青い鳥文庫) Book ユタとふしぎな仲間たち (講談社青い鳥文庫)

著者:碧川 みなみ,三浦 哲郎
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book ユタとふしぎな仲間たち

著者:三浦 哲郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ユタと不思議な仲間たち / 劇団四季  ユタと不思議な仲間たち / 劇団四季

販売元:イーベストCD・DVD館
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月23日 (日)

「セロ弾きのゴーシュ」こんにゃく座

 先日、12月18日火曜日の夜、長岡京記念文化会館にオペラシアターこんにゃく座の公演、オペラ「セロ弾きのゴーシュ」を観にいってきました。

Photo_2  Photo_4 Photo_3

 公演とは直接関係ないですが・・・。長岡京駅前広場のクリスマスイルミネーションがきれいでした・・・。

 原作はもちろんあの宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』(何年か前、スタジオジブリによってアニメ映画化もされましたね。あのアニメも名作ですね)。その原作にまったく忠実な台本(ことば=せりふ、歌)になっていますが、台本と作曲はこんにゃく座主催者の林光氏。もちろん芸術監督も林光氏。演出は加藤直氏。

オペラ「セロ弾きのゴーシュ」 Music オペラ「セロ弾きのゴーシュ」

アーティスト:オペラシアターこんにゃく座
販売元:ALM RECORDS
発売日:2003/10/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 子どもたちが小さいころ(10年ぐらい前)にも一度見たのですが、新演出だというので楽しみに観にいってきました(前回の演出も加藤直氏でしたが)。上記のCDは新演出のCDです。私は前回バージョンを持っていますが、それはいまは絶版のようです

 期待にたがわず美しい歌声とハーモニー、楽しいお芝居で大満足でした。「セロ弾きのゴーシュ」ってこんなにコメディだったっけ・・・と不思議に思えてくるほど会場のあちこちでおおきな笑い声が。もちろん私もくすくすとよく笑いました。最後はハッピーエンドだし、気持ちの良い舞台でしたよ。

 それぞれ演じる歌役者も前回とは違っています。

 前回ゴーシュを演じた大石哲史さんは、野ねずみのおっかさん役で大いに笑わせてくれました。

 大石さんにかわってゴーシュを演じたのは井村タカオさん。まじめで、セロにかけてはエキセントリックなゴーシュを力いっぱい演じてくれました。坊ちゃん刈のおかしな髪型が妙にゴーシュらしい気がします。

 岡原真弓さんの楽長はさすがの貫禄です。でも・・・この作品では無理ですが、岡原さんの美しい歌声をもっと聴くことの出来る演目で彼女を観たいです。

 青木美佐子さんのかっこうのとぼけた味、田中さとみさんのたぬきの子のかわいらしさ・・・、そして今回なんといっても、私たちが目を見張ったのは佐藤久司さんの三毛猫でした。猫好き親子の観劇なので猫に心が惹かれるのは当然なのですが、非常に猫らしい身体表現で大いに楽しませて貰いました。しっぽをあやつるテグスが激しい動きのためか途中で切れたようですが、あれは予定通りなのでしょうか?アクシデントなのでしょうか?

 ピアノは榊原紀保子さん。若手演奏家とお見受けしましたが・・・。にこやかだけど硬質な演奏でした。

Photo_24  こんにゃく座はいつも終演後お見送りをしてくれますが、今回は冊子「おぺら小屋83 セロ弾きのゴーシュ」にサインもしてくれました。岡原さんにはお話したい方々がひきもきら ずにいて、サインをお願いすることは出来ませんでしたが、ほかの5人の歌役者さんにはサインがもらえました。うれしかったです。写真はサイン入りの「セロ弾きのゴーシュ」パンフレットです。

 もちろんこのオペラも良かったのですが、宮澤賢治の原作もとっても魅力的です。原作をまだご存じない方は、短いお話ですのでぜひ読んでみてくださいな。オーディオブックもあるようですし、青空文庫でも読めます(http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card470.html

セロ弾きのゴーシュ
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

セロ弾きのゴーシュ
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

セロ弾きのゴーシュ (画本宮沢賢治) Book セロ弾きのゴーシュ (画本宮沢賢治)

著者:宮沢 賢治,小林 敏也
販売元:パロル舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

セロ弾きのゴーシュ (角川文庫) Book セロ弾きのゴーシュ (角川文庫)

著者:宮沢 賢治
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジブリのアニメも名作ですよ

セロ弾きのゴーシュ セロ弾きのゴーシュ

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2006/07/07
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月 8日 (土)

ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムver. 2回目観劇 ほか

 京都劇場の「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン 」、今日が千Photo_27 秋楽ですねぇ・・・。ジャポネスクバージョンと共に先行予約したときには、こんなに何度も観たくなるとは思っていなかったので、とりあえず初日しかとっていなかったのですが・・・。あの時千秋楽もとっておけばよかったぁ(ノo`)と後悔中。よし、もう一度!って思い立ったときには平日ソワレの後ろのほうしか残っていませんでした。ってなわけで、12月初旬のある日早めに仕事を終えて出かけてまいりました。(写真は京都駅コンコースのものです)

 千秋楽のチケットが取れなかったのは残念でしたが、さすが最終週。なんだか客席がとても熱い。アンコールなども初日よりよほど盛り上がっていた気がします。アンコールの最後にみんながひけて行くとき柳瀬さんが下手の端に一人残って、ポーズをとられました。いやぁん、カッコイイ!大盛り上がり。そして静かにみんな帰途へ。

今回12月上旬ソワレのキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       金森勝
(キムスンラ)
マグダラのマリア        西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          本城裕二
ペテロ(使徒)          賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英
ヘロデ王             大塚 俊
   
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】
岩城雄太 光川 愛
上出匡高 新子夏代
佐藤晃仁 金 寿恵
染矢 裕 倖田未稀
武智正光 金平真弥
松元 朋 松尾千歳
中村 伝 稲垣麻衣子
二見隆介 上條奈々
松尾 篤 小島由夏
鈴木 聡 大海しずか
森田利夫 伊月リナ
赤間清人 新井裕美
北村 毅  
斎藤准一郎  
竹内一樹  
西村侑剛  

 おりしもクリスマス間近。キリストの生涯を描く劇にぴったりの時期ですね。京都駅大階段の巨大ツリーもとても美しく、京都劇場への通路を照らすようです。Photo_3

  キャストは前回とほぼ同じですが、女性アンサンブルが2名入れ替わっていました。懐具合はなかなか許してくれないわけだけれど、同じ演目を複数回観ると、毎回新たな発見があっていいものです。単に私が迂闊なので、見逃す部分が多いだけかもしれませんが・・・。もう、私の迂闊なことといったら、たとえばCDでは鞭打ちの回数を英語で数えているのに、今回の舞台では日本語で数えているのに、今週の観劇で初めて気づいたぐらいです。なんてことでしょう(+。+)

 柳瀬さんのジーザスは本当に美丈夫です。ビーストやラウルの時の柳瀬さんとは面差しが変わったように感じるぐらいです。優しく群衆に対するときも、追い払ってしまうときも、御輿に担がれているときも、最後の晩餐も、ゲッセマネも、磔も・・・どの柳瀬さんもステキすぎます。でも、この劇の構成上、本当の主役はタイトルロールよりユダですよね(ちょうど「美女と野獣」を観てても、本当の主役はルミエールだと思えるようなもんかな?・・・ちょっとちがう?…)金森(キムスンラ)さんが出てくると、目はそこに吸い寄せられてしまいます。耳も・・・。あぁ、近くで観たい~っ!視力が悪いのが悲しい・・。もっと良いオペラグラスがほしいなぁ。

  ウェスト・サイド物語のあとぐらいにもう一度京都劇場で上演してほしいです。ってゆうか、土曜日千秋楽なら、日曜に追加公演をしてほしかった・・・。

  トコロデ「ペテロの否認」のマリアの歌「ペテロ、あの人は死ぬわ~、あなたのせいよ~」って何気にひどいとおもいませんか・・・?ペテロのせいってわけではないでしょうに・・・。ペテロはたしか「クオ・ヴァディス・ドミネ?(正しくはDomine, quo vadis?だそうですが)・・・主よ、どこに行かれるのですか?」の人ですよね・・・。20代半ばのころ、退職間近な職場の先輩に、「クオ・ヴァディス 」の映画と原作小説がいかにすばらしいか、傑作かを熱く語られ、速攻でレンタルビデオ店にいき、感動して、原作を図書館の文学全集で読んだことを思い出します。あの年配のペテロが、このペテロなんだと思ったら、20年ぶりに「クオ・ヴァディス」を観たり読んだりしたくなってしまいました。

 映画版もとっても好きなんですが、VTRの発売がなくなってから長いし、ここらでDVDとして発売してほしいなぁ・・。できれば舞台版も再発売を。。。。

↓これは映画版のサウンドトラックです。

ジーザス・クライスト・スーパースター ― オリジナル・サウンドトラック ジーザス・クライスト・スーパースター ― オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2002/05/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 話は変わって、昨日スポーツ紙に保坂知寿さんと石丸幹二さんの劇団四季退団が報じられたそうですね。退団理由、退団騒動の真相はホンマはどうなんでしょうか??二人とも劇団四季の中では屈指の才能と人気を誇る方がただっただけに、退団されることがとてもさびしいです。今月号の「ラ アルプ LA HARPE」にも、HP「四季の話題3」と同内容がそのまま載っていたわけですけれども、活字にして読んでみてもあまりにもひどい・・・。お二人とも体調はいかがなのでしょうか・・・。これからの活躍とご健康をかげながら応援するわけですが・・・。早く舞台に復帰してほしいですし、できれば映画やTVでもお姿を観ることができれば、とっても幸せ❤なのですが・・・。どんなもんなのでしょうね(×_×;)。

クオ・ヴァディス〈上〉 (福音館古典童話シリーズ) Book クオ・ヴァディス〈上〉 (福音館古典童話シリーズ)

著者:津田 櫓冬,ヘンリク シェンキェヴィッチ
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

クオ・ヴァディス〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (37)) Book クオ・ヴァディス〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (37))

著者:ヘンリク シェンキェヴィッチ
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

岩波文庫版にしようかな・・・。

クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫) クオ・ワディス〈中〉 (岩波文庫) クオ・ワディス〈下〉 (岩波文庫)

DVD 世界名作映画全集94 クオ・ヴァディス

販売元:株式会社GPミュージアムソフト
発売日:2006/03/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

DVD クオ・ヴァディス

販売元:PSG
発売日:2007/08/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年11月18日 (日)

京都劇場「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」初日

 京都劇場に「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」を観にいってまいりました。初日です。今日は「当日券はありません」の張り紙が出ていました。ジャポネスクバージョンより人気があるってことなのかな?ほかの日もチケットもほとんど余ってないようですし。

Photo_26 エルサレムバージョンの舞台は岩がごろごろ、草木の一本とてない荒れ野を表した、かなり角度のある傾斜舞台。激しい動きのある場では、おそらく演出なのか転ぶ人もいるのですが、誰もが本気で転んでもおかしくないほど傾いています。今回はも~のすごく後ろのほうの席しか取れなかったので、この傾き具合を前のほうで確かめたかったと、残念に思いました。。

 狂乱のユダが死にゆくとき、ジャポネスクバージョンでは、大八車の舞台から転げ落ちていくという感じでしたが、エルサレムバージョンでは泥濘か流砂に吸い込まれ、引き込まれて行く感じです。

11/18のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       金森勝
(キムスンラ)
マグダラのマリア        西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          本城裕二
ペテロ(使徒)          賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英
ヘロデ王             大塚 俊
   
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】
岩城雄太 光川 愛
上出匡高 新子夏代
佐藤晃仁 金 寿恵
染矢 裕 倖田未稀
武智正光 金平真弥
松元 朋 松尾千歳
中村 伝 稲垣麻衣子
二見隆介 上條奈々
松尾 篤 小島由夏
鈴木 聡 美吉ヘレナ
森田利夫 木村智秋
赤間清人 新井裕美
北村 毅  
斎藤准一郎  
竹内一樹  
西村侑剛  
 キャストはジャポネスクバージョンのときと大きく違っていません。私が観た時(ジャポネスクバージョンの1日目 http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html で報告させてもらっています ・2日目http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_8557.html で報告させてもらっています)との大きな違いは、チェ、じゃなくてユダが芝清道さんだったのが金森勝(キムスンラ)さんに、ヘロデ王が下村尊則さんだったのが大塚俊さんに代わっているぐらいでしょうか・・・。もっともこのお二人もジャポネスクバージョンの途中からは交替してらっしゃったようなのですが。(ジャポネスクバージョンのプログラムにはヘロデ王のキャストは下村さんしか書いていなかったので、てっきり楽日まで下村さんのシングルかと思っていたのですが・・・。エルサレムバージョンのほうには下村さんのお名前すらありません。もしやうわさどおり下村さんも退団なのでしょうか?(T_T))

 今回もアンナスが明戸信吾さんではなかったので、ジャポネスクバージョンの初日に明戸信吾さんと気づかず注目していなかったことが悔やまれます。

 金森さん(というより私はやっぱりキムスンラさんのほうが呼びやすいんだけど)のユダは、芝さんほどのパワフルさは感じられないものの、声が若々しくて甘くて魅力的です。ユダでは、エネルギッシュな歌や動きは当然なのですが、場面によっては、パッションを内に秘めながらも抑制した表現もあり、狂おしいまでのジーザスへの愛を全身で力いっぱい表現する場面などとの使い分け、すばらしい演技と歌でホントにステキでした。もう5年も前の大阪キャッツでは、私はキムスンラさん(当時)演じるところのアスパラガス=グロールタイガー&バストファージョーンズが一番好きでした。

 ヘロデ王は大塚俊さんの歌声に聞きほれてしまいました。大塚さんを前に拝見したのは、京都劇場「アイーダ」のゾーザー。あの時も歌が上手~って感心したっけ・・・。大塚俊さんに何の不足もないけれど、ただ、舞台上の下村尊則さんにお会いしたかった私にとっては、下村さんではなかったというただその一点で残念に思えました。下村さんのドゥミキャラクテール的な、そして中性的な演技がヘロデ王にぴったりだと思こともありますし、若衆姿のジャポネスク・ヘロデがあまりにも下村さんにぴったりだったので・・・ね。

 アンサンブルの皆さんはとてもお若い方が多く、「ジーザス・クライスト=スーパースター」で初舞台・・・と紹介されている2007年入団・研究所入所の方たちも数名。ジャポネスクバージョンで見たときと入れ替わっている方々もいらっしゃいます。

2  さて、「ジーザス・クライスト=スーパースター」は両方のバージョンを見比べることが出来たわけですが、私はどっちもそれなりの魅力があると思いました。歌舞伎チックバージョンの海外の高い評価(という劇団四季の宣伝)も、ただもの珍しさゆえではないことが自分の目で確かめられましたし、比べてみるとあまりに普通・シンプルに見えるエルサレムバージョンも、普通さゆえに伝わる感動がありました。終わり方はエルサレムバージョンの方が明るい気分に転換できるので好きです。曲を流すだけでなく、全員でスーパースターを歌ってほしかったけど・・・。2バージョン連続上演はうれしかったけど、プログラムはちょっと、イエ、かなりの手抜きであきれるやら腹立たしいやら。文章部分が2バージョンともまったく同じなんです。写真がちがうだけ。会員は「ジャポネスク・エルサレム2バージョンご観劇キャンペーン」で、無料でもらうことが出来るからまだしも、お金を出して買ってこれだったら「詐欺だ~」ってぶち切れそう。少なくとも、カブキバージョンに対する海外の劇評は、エルサレムバージョンのプログラムには不要で、差し替えるべきだったんではないでしょうか?

 今日は初日のせいか社員章や名札をつけている人を何人も見かけました。招待客でしょうね?そういう人たちは概していつもアンコールの切り上げが早いように思います。初日のご招待は知事や市長、取締役クラスの大物だけのわずかな人数にしていただいて、スポンサー枠とかはプレビューや2日め以降に分散してご招待してほしいな。運良くとちり席より前に座れたときは、周りが熱心なファンのひとばかりと思われるので、だいじょうぶなのですが、わりと後ろのほうに座って、自分やり前の人や周りの人たちがたくさんアンコールの途中でバタバタ去っていくとなんだか気が散るし、さびしくなってしまいます。

 上の写真は2枚とも例によって京都駅コンコースで写したものです。柳瀬さんジーザス、本当に端正ですねぇ。

ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD) ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月13日 (火)

トプカプ宮殿の至宝展

 運良く招待券が手に入ったので、10日土曜日、京都文化博物館へ「トプカプ宮殿の至宝展」を観にいってまいりました。Dscf0010

Dscf0009  チラシの表と裏、そしてチケット半券です。

オスマン(トルコ)帝国のスルタンやハレムの女子どもたちの衣装・宝飾物・武具など贅を尽くした、まさに金銀・宝石・輝石などなどで彩られた展覧会でした。黄金の馬の鎧や、ダイヤと七宝のコーヒーカップ受け、玉をくりぬいた器・・・。王冠の代わりとなったターバン飾りの立派なこと!真珠貝のスプーンはともかくべっ甲のスプーンなんてびっくりです。いろいろなものに「トルコ石」が多用されているのも感心。

 美しく彩色された儀式用?の特大コーランの華麗さに感心していると、子どもが「『コーラン』って何が書いてあるの?」と、イスラムの経典であることは知った上でご質問・・・。う~む困った!いつも「お母さんはなんでもよく 知っている(クイズなどの雑学は得意なので)と感心されている手前、言いづらかったけど、何が書いてあるかは知らないと、正直に白状しました。

 チラシにも取り上げられている特別展示品の「金のゆりかご」は意外に小さくて、本当に新生児のときでも小さすぎて、あかちゃんがずり落ちそうで怖く感じました。乳母が何人もついて見張ることのできる後宮ならではの大きさです。

 ハレムで使われていたものが多数展示してありますので『アンジェリク』なども思い出したりしていましたが、なんといっても宝石・金・美術品といえばエロイカとジェイムズ君を思い出さずに入られません。

 青池保子さんの「エロイカより愛をこめて (29) 」 「エロイカより愛をこめて (30) 」でトルコの宝剣が事件のカギになっていますが、まさにジェイムズ君がよだれをたらしそうな宝剣もありました。

 中国から輸入した陶磁器ばかり置いてある部屋に、それとは知らず入って、トルコの焼き物って中国のものとそっくり!と思わず口に出してから景徳鎮窯と書いてDscf0011あるのを発見して、子どもに笑われました。

 ミュージアムショップにて、娘二人へのお土産は邪視を避けるトルコのお守りナザール・ボンジュウです。前に国立民族学博物館でも買いましたが。 値段が手ごろで買いやすいですね。

会場にほのかに香る、トルコのばらの香りも心地よかったです。

エロイカより愛をこめて (29)エロイカより愛をこめて (30)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月12日 (月)

『蝶々夫人』名場面集

 地元紙に案内が載っていたので、ちょうど近くまで行くついでがあったので観に(聴きに)行ってみました。場所は府民ホールアルティ。

 左成洋子さんという方のピアノ演奏で、オペラ蝶々夫人あらすじを字幕でたどりながら、ソプラノのアリア部分だけ福田美佳さんというソプラノ(リリコ)歌手による蝶々夫人のアリアを聴くという形のコンサートでした。こういったハイライト上演って、オペラ歌手の世界ではよくあるのでしょうか?私はまったく予備知識なしに行ったので面食らってしまいました。オペラを聴きにいったと思わず、小規模なリサイタルに行ったと思えばいいのでしょうが。

  歌もピアノもすばらしく美しく聞き惚れました。ただとっても美しい旋律過ぎてアルファ波に脳が支配されたのと、字幕を追っていくのがつらかったので(何しろピンカートンや領事のせりふは字幕のみですからね)ついつい 意識が遠のき加減になることも時々ありました(>_<)

  前回、オペラ歌手(こんにゃく座以外)の歌を生で聴いたのは、ほんとに10数年イヤ20年以上前のこと。グランドオペラなどなかなか観にいけない私なのでアリアだけでも聴くことが出来てちょっと満足しました。ピアニスト兼音楽監督の左成洋子さんは、びわ湖ホールのオペラピアニストでいらっしゃるとのこと。そういえば、びわ湖ホールは結構お手軽価格でオペラが観れるんですよね。行ってみたくなりました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月15日 (月)

京都劇場 劇団四季「JCS・ジャポネスクver.」観劇記、その3

 二日続きで京都劇場で観た、ブログに書いた 劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」。でも、まだまだ興奮は冷め遣りません。CDを引っ張り出して聞きなおし(CDについてはコチラにも書いています→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_6429.html )たり、楽譜を見ながら一本指でピアノを弾いて、英語の歌詞で歌おうとしてみたり・・・。英語の歌詞と日本語の訳詞と見比べると、やっぱり上手に訳してあるなぁ・・・と感心して、プログラムを見直したら~~これも岩谷時子さんの訳詞なんですねぇ。天才的な翻訳じゃないでしょうか・・・。英語歌詞を見ると、四季版日本語歌詞の揺れの理由もよくわかります。

Jesus Christ Superstar Vocal Selections Book Jesus Christ Superstar Vocal Selections

著者:Warner Bros.
販売元:Hal Leonard Corp
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ↑この本なんですが、全曲は載っていなくて(歌詞だけ記載の曲もある)残念です。

 今日四季のHPに「『ジーザス・クライスト=スーパースター』ジャポネスク・バージョン開幕!」という記事が出ていましたね。その中に「さらに、今回京都での上演に伴い、『歌舞伎誕生の地』であるということに注目。当時の阿国歌舞伎を参考に、『安土桃山風俗』を盛り込んだ衣装に変更。」という文章がありました・・・。昨日、一昨日書いたヘロデ王と花魁の扮装の変化のことですね・・・。時代設定が変わったのは私の指摘のとおりでちょっと嬉しかったし、こういう意図での変更だということがわかって、なお興味深く感じました。ヘロデ王が乗ってくる人力車は、タカラヅカのベルばらを思わす透明アクリル製(だと思う)。ステキですがこれは変更ないんでしょうか?

 私の特にお気に入りのシーンは、すでに何度も書いているように、下村さん(今回シングルキャストのようですね)ヘロデ王のシーンですが、次は、というと最後の晩餐シーンかなぁ。使徒たちの合唱が(内容やシチュエーションは別として)耳に心地よいメロディですし・・・。ところで、使徒たちのうちで舞台上で名前をがついているのはシモンとペテロだけだけど、最後の晩餐が終わったあとのシーンで、使徒たちが寝たあとの暗闇でジーザスが呼ぶのは「ペテロ・ヨハネ・ヤコブ・・・・」なんでかな?私は関西人だからシモンは呼ばないの?とかマタイやバルトロマイはどこにいったの?とか突っ込みたくなります。

Jcss_4  私も娘も、パワー溢れる芝さんが大好きです。何度でも芝さんのユダを観たいです。でもプログラムで田中彰孝さんもユダのアンダースタディに入っておられるのを知ると、若者の熱いユダも、円熟してなお成長し続けるベテランのユダもどちらも観たくなってしまいます。もうジャポネスクバージョンのチケットは取っていないのですが・・・。あぁ、お金と時間がたっぷりの有閑マダムに憧れます。

写真は例によって京都駅コンコースの掲示物です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月14日 (日)

「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」2回目観劇!

 今日も京都劇場へ劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってきました。少し時間が早かったので、例によって京都駅コンコースの劇団四季掲示板・VTRコーナーを観ていると・・・

Jcss_5 ←こんなのを見ていた時に 、劇団or劇場職員と思しき人が寄ってきて、「当日券ありS席2枚」と書いた紙を掲示板に貼っていったのです。その席はMの19・20だったのですが、私の席よりいい席ではありませんか!会員先行予約初日に、なかなか電話もネットもつながらなくて、その時点で一番よさそうな席が、1階席のかなり後ろ、しかもセンターではないブロックしか取れなかったのに、なんでM列のセンターブロックが空いてんの~?!ジャポネスクバージョンはすごく舞台がせり出していて、E列が一番前だからM列といえばいわゆる「とちり席」・・・だれかご招待客がキャンセルでもしたのかしら?なんかちょっと不愉快・・・。

 気を取り直して劇場に入ると、ロビーは昨日よりかなりにぎやかな感じ・・・。やっぱり昨日はご招待客が多そうだったもんねぇ。スタンプの所にもプログラムのところにも、昨日はなかった長~い列ができていました・・・。

 さて、昨日の今日ですが、マリアとアンナス、二人もキャストが入れ替わっていました(@_@)そんなこともあるんですねぇ・・・。また明戸さんの声が聞けるものだとばかり思っていたのでちょっとびっくりです。アンナスは声の質が阿川さんより明戸さんのほうが私のイメージにはあっている気がします。阿川さんのほうが若々しい感じの声なので、カヤパの義父という感じがしません。マリアは高木さんも西さんも甲乙つけがたいと思いました。私の同僚は「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ役での西珠美さんを絶賛していましたが、たしかに少しビブラートのかかった美しい声に聞き惚れてしまいました。 

10/13のキャスト 10/14のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       芝 清道 芝 清道
マグダラのマリア        高木美果 西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    明戸信吾 阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          神崎翔馬   神崎翔馬  
ペテロ(使徒)          賀山祐介 賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英 村 俊英
ヘロデ王             下村尊則 下村尊則
     
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】 アンサンブル・
大八車
(白子)は
13日のキャストと同じ
石 路 新子夏代
二見隆介 金平真弥
岩城雄太 金 寿恵
上出匡高 中井奈々子
佐藤晃仁 小島由夏
染矢 裕 福田麻理恵
武智正光 上田亜希子
松元 朋 倖田未稀
柿澤勇人 松尾千歳
中村 伝 西村麗子
鈴木 聡 稲垣麻衣子
森田利夫 上條奈々
松尾 篤  
赤間清人  
 
【大八車・人力車】
北村 毅
白瀬英典
大竹康平
斎藤准一郎
斎藤洋一郎
酒井良太
嶋野達也
竹内一樹
玉井晴章
西村侑剛
高橋 徹

 劇団四季による紹介文やプログラム、「ラ・アルプ」などにあるとおり、このジャポネスク・バージョンの演出は日本の伝統芸能の系譜、文物を取り入れながら、中東で誕生し、ヨーロッパの精神の源泉となったイエス・キリストの生涯(というか最期の七日間)を描くという東西融合の斬新なものだと思いました。しかも1973年の初演から、マイナーチェンジしながらの上演なので、古さを感じさせない普遍的な魅力にあふれていると思います。和楽器の音の中でも特に笛(篠笛?)と小鼓が効果的に感じたし、5台の大八車を使った舞台装置、傾斜をつけたり、八橋か回廊のように並べたり・・・、はたまた青竹の棒、ジーザスを担ぐ御輿になったり、兵士の武器(杖?槍?)になったり、竹矢来になったり・・・・、とても非凡だと思いました。ジーザスの処刑のシーンでの竹矢来につかまる群集の表情がまた凄い、いや凄まじいというべきか・・・。

 今日も、私の中では若衆姿のヘロデ王・下村尊則さんに大受け。もっと見ていたい。すばらしい。楽しい。美しい?!帰りの電車の中でもうっかり♪そう、君はクライスッ~~♪なんて歌ってしまっていました(~_~;) 歌舞伎の所作を取り入れた動きには、今日同行した娘(昨日は「おかぁさんズルイと言われつつも私一人)も思わず観劇中に「面白いなぁ・・・」とつぶやいていました。プログラムを見ているとこのシーン、昨日も書いたヘロデ王の扮装以外に、ヘロデ王に付き従う花魁たちの扮装も変わっていますね。前のバージョン(プログラムの写真)では、笄をいっぱい挿した立て兵庫か島田風の髪型に、振袖風の打掛姿(江戸時代中・後期の雰囲気)ですが、今回のバージョンでは、少し時代をさかのぼった兵庫髷。室町~江戸前期の雰囲気で打掛も着ていないように見えました。背景は和風文様ですが、こんなところも変わっているのでしょうか?それとも同じ? プログラムの写真ではわかりません。

ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD) ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 変わったといえば、歌詞も初演のときからは変わっているのですね・・・。まっ、それは最近の「アイーダ」や「マンマ・ミーア」でもありましたけど HMVや大手CD店などで売っている1976年東京キャスト盤のCDでは、たとえば最初のナンバーでユダが歌う「私は今わかるのだ 明日のことがすべて 神の子と誰も彼を呼ばなくなればどうなる♪」の歌詞が「神の子」ではなく「神様」になっていたし、最後の晩餐シーンでジーザスが歌う「ワインとパンとで私のことを思い出すだろう 思い出すだと 私がみんなに求めているとは」は「思い出せだと 私は気が狂っているのか」になっていました。「見捨てる」⇔「裏切る」など、きっとほかにもあることでしょうね。新しいバージョンのCDを作ってほしいです。

35ステップス 劇団四季(CD) 35ステップス 劇団四季(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス 35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

↑のCD(2枚組み)には、山口祐一郎さんの「ゲッセマネ」と沢木順さんの「スーパースター」が収録されています。こちらの歌詞は現バージョンと同じかと思われます。

私の初日観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月13日 (土)

京都劇場 劇団四季「JCSS・ジャポネスクver.」初日

 京都劇場へ「ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってまいりました。子どものときに観た映画がとても面白かったので、楽しみにしていったのですが、残念なことに今日も初日だというのに空席が・・・。ちょっとさびしい・・・。

Jcss_6 歌舞伎調の隈取に白塗り、大八車でできた舞台装置・・・等々どんなものか?違和感はないのか???と、心配していましたが、観だしたらそんな杞憂はすぐに吹き飛びました。鼓や太棹を効果的に使った音楽も私は十分に楽しめました。むしろ、洋楽のみのナンバーがいくつかあるのがもったいなかった。ちょっと中途半端な気がして・・・。詳しいことは、明日も観にいくつもりなのでまとめて書こうと思います。

 劇団四季HPの「昨日のキャスト」 (いつのまにかアンサンブルの皆さんの分も発表されるように変わっていますね・・・よかった、よかった)としての正式発表の前に、主要なキャストだけ少しご紹介を・・・。さすがに難しいナンバーを歌いこなせる、歌唱力に定評のある方々ばかりですね。(敬称略です)

ジーザス:柳瀬大輔(端正なお姿でした。お顔も体型も。ファルセットもステキ)

ユダ:芝清道(この上ないほどパワフルな歌声。期待通り。力強い所作も、能役者のようなすり足歩きのシーンもどちら良かったです。)

マリア:高木美果(本当に澄んだきれいな声で、高音も聞き取りやすかった)

カヤパ:飯田洋輔

アンナス:明戸信吾(明戸さんだと思わず、ずっと別の人だと思っていました。明日は良く見ようっと。)

司祭:佐藤圭一・田辺容・川原信弘

シモン:神崎翔馬

ペテロ:賀山祐介

ピラト:村俊英(この方の低音の魅力は格別ですね)

ヘロデ:下村尊則(すご~くステキ。もっとたくさん登場してほしい。)

ヘロデ王の髪型・衣装はこれまでの上演写真とはうって変った扮装です。アフロで傾いた(かぶいた)格好ではなく、若衆風。長い黒髪を総髪に結って、粋な旗本の若殿といってもいいかも。多分京都劇場で初お目見えのパターンなんじゃないでしょうか・・。これまでに何度も見た方でも、下村さんの若衆姿を見るだけでも、今回の観劇の価値ありだと思います。

 でも、クライマックスシーンが盛り上がりにくいので・・・キリストの復活で「スーパースター」の大合唱で終わる方がカタルシスになると思うんだけど・・・。

では続きは明日のJcss_7観劇後。(14日の観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html

写真はいずれも京都駅コンコースの展示物を写したものです。白塗りメイクの柳瀬さん、眉目秀麗さが際立ちますね。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 7日 (日)

雪組「エリザベート」DVDほか・・・

 3連休が4週間の間に3回もあるとうれしいですね・・・。仕事ははかどらなくて困るけど、やはり休む期間が長いと癒されます。もう週休2日では疲れが取れない気がします。

 今日は、2週間前大劇場に行った折買ってきた、雪組「エリザベート」のDVDを観て関連の本(ムック)を読みました。エリザベート・デーです。でも家でDVDを観てると来客があったり電話がかかったりセールスが来たり・・・落ち着きません。やっぱり生の舞台や映画館で観る映画が一番だけど、「エリザベート」はチケットが取れなかったので仕方がない。見逃した舞台でも少し待てばDVDで再現されたのを観ることができるんだからそれを喜ぼうと思います。初演のころ、たいそう評判になってたくさんの関連図書が出ましたね。そのころは子どもたちが小さくて毎日あたふたしていて舞台に足を運ぶなんてできなかったんだけど、阪急の駅などで見るチラシやポスター・広告等に憧れて、原作やコミックでエリザベートの生涯をたどりました。特に森川久美さんのコミックは、このミュージカルを原作としていたので、私はこれを読んで「トート」という存在を知ったのでした。

 (1996~97年ごろ読んだエリザベート関連本・・・版は改まっていますが)

ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫) Book ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫)

著者:マリールイーゼ フォン・インゲンハイム
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

マンガ皇妃エリザベート

Book マンガ皇妃エリザベート

著者:名香 智子,ジャン・デ・カール,塚本 哲也
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 名香 智子さんの描く大きなお目目の 『エリザベート』は正統派の伝記マンガです。トートの出てくるファンタジーとは違う事実に即したエリザベートを簡単に知りたい方にお勧めです。

エリザベート エリザベート
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する
 森川久美さんの「エリザベート」は今は版元品切れのようです。寂しいなぁ。その原作も角川文庫から出てたんだけど・・・これも品切れのようです。

 あのころから10年以上過ぎて、やっと観ることができた「エリザベート」 。それだけでも感激ですが、かっこいい黄泉の帝王・水夏希さんのトート、気品があり美貌もその名声に恥じないし、歌もとってもお上手な白羽ゆりさんのエリザベート、DVDを観てその役の重要性がはじめてわかった狂言回し役のルキーニ、音月桂さん・・・みなさん見惚れるばかりです。彩吹真央さんのフランツ皇帝は威厳たっぷり、鳳稀かなめさんのルドルフは哀愁たっぷりに魅せてくれますし、ゾフィーやマックスなど年長者を演じるベテランの皆さんもステキです。やっぱり大劇場で観たかったなぁ(>_<)。

エリザベート 2007 雪組(DVD) エリザベート 2007 雪組(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 「エリザベート」のような歴史上の実在人物を悲劇的に描いた作品では、どうしてもこの女性がもう少し後世から現代に生まれていたら・・・と考えずにはおれません。いや、『風と共に去りぬ』のスカーレットに対しても考えたから、歴史もの時代ものの場合といった方がよいでしょうか。旧弊なしがらみに、その才を絡めとられて苦しめられた女性たちは、身分の上下を問わずたくさんいたことでしょう・・・。

 ではまた関連書のご紹介を

エリザペートII (タカラヅカMOOK) Book エリザペートII (タカラヅカMOOK)

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この「エリザベート特集本 Ⅱ」は、買って大正解。保存版です!今回の雪組公演の写真を中心に、2005年の月組公演との比較や歴代トート、歴代エリザベートの衣装の推移など眺めるだけでも楽しいけど、出演者さんたちへのインタビュー記事や、ファンの投稿・質問コーナーなど読み物記事も充実。特に私が楽しめたのは、水夏希さん、春野寿美礼さん、瀬奈じゅんさんの3人の対談。それから「舞台裏ルポ~地下新聞」です。

 「レプリーク」のエリザベート特集の方は、冬に来日していたウィーン版の紹介が中心。でも雪組公演を前にした抱負を主な出演者の皆さんが語っていたり、ウィーン版・東宝版・タカラヅカ版の比較があったりして初心者にの私は感心することしきり・・・・。東宝版も観てみたいです。ぜひ・・・。次は2009年に大阪公演があるんですよね?朝海ひかるさんが涼風真世さんとWキャストでエリザベートを演じるとhttp://www.tohostage.com/elizabeth08_09/ に書いてありました。

レプリークBis 一冊まるごとエリザベート Book レプリークBis 一冊まるごとエリザベート

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この夏にはちゃんと発売していたのに、今はもう版元品切れとなっているのが、名香智子さん著の『マンガ皇妃エリザベート 』と同じ原作者で、水野英子さんが漫画化した『エリザベート』。皇妃エリザベートの孫の・・つまりマイヤーリンクで自殺した「うたかたの恋」のルドルフ皇太子の娘の、エリザベート・マリー・ペツネックが主人公です。あのルドルフに娘がいて、皇女として育ちながらも、身分違いの結婚によって皇位継承権から除外されたこと、ハプスブルグ家の崩壊からナチスの支配、第2次世界大戦の終結を個性的な行動とものの考え方で生き抜いたことなど初めて知りました。原作の方は今も刊行しているので、またいつか機会があれば読んでみたいです。

エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

水野英子他/エリザベート 水野英子他/エリザベート
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年10月 1日 (月)

花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」ほか

 宝塚花組公演「ミュージカル・ピカレスク アデュー・マルセイユ」「グランド・レビュー ラブ・シンフォニー」、先週、9月23日に花組の公演を宝塚大劇場へ観にいって、1週間たちましたが、春野寿美礼さんの際立った伊達男ぶりが目に焼きついて離れません。ロングコートにソフト帽の立ち姿(スーツにソフト帽も)といえば、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガードの「ボギー・スタイル」、ダンディズムの極致です。春野さんがそのいでたちで登場されると、ダンディさと美しさに目を奪われ釘付けになってしまいます。このなんともいえないカッコの良さ!もう今作品で見納めなんてさびしすぎます(ToT)/~~~

アデュー・マルセイユ アデュー・マルセイユ
販売元: iTunes Store(Japan)
iTunes Store(Japan)で詳細を確認する
 「アデュー・マルセイユ」

 舞台は1930年代初頭の港町マルセイユ。美しい町並みに観光客も多いが、フレンチ・マフィアに支配された暗い面もあり、スコルピオ派とオリオン派がしのぎを削っていた・・・。

 幕が上がると、揃いのユニフォームに身を包んだマリアンヌ(桜乃彩音)たちアルテミス観光の女性ガイドたちが観光客を案内しているシーン。彼女たちは実は女性参政権を勝ち取る運動をしているアルテミス同盟のメンバーでもあり、威勢のいいダンスと歌を披露してくれます。そこへ女性参政権運動を快く思わない海の男たちが割って入りちょっとした騒ぎに・・・。舞台後方が明るくなると、そこはマルセイユ駅頭に見立てた大階段(この演出ステキ)。仔細ありげな男が歌いながら降りてきます。彼こそ主人公ジェラール・クレマン(春野寿美礼)、またの名をルイ・マレー、あるいはジョジョ。ゆえあってアメリカから故郷マルセイユに帰ってきたのだ・・・。

 今回ストーリーがかなりハイレベルに面白かったので(申し訳ないけど宝塚オリジナルのミュージカルのなかには宝塚のスターたちが演じるのでなければまったく面白くなかろうとか、ノベライズしても読まれへんなと思われる脚本があることは否定できません、そんなときは居眠りしかけたことも度々)、ぜひ詳しく紹介したいのですが、国際刑事警察機構(インターポール)ならぬ国際刑事機構も登場するミステリなので、遠慮して主な登場人物紹介だけにおきます。サスペンス風の物語としても良くできているし、適度な笑い・ギャグも、気楽な観劇にしんどすぎない程度の緊張感もあってとてもよかったです。

 ジェラールの幼馴染で、夜の帝王と呼ばれるオリオン派のボス・シモンに真飛聖さん、男気あふれた役ですが、お茶目なところも見せてくれます。シモンの彼女で鉄火肌の歌手・ジャンヌに愛音羽麗さん、娘役で登場です!ゴージャスなスター歌手の美しさと。マリアンヌの援助をするマルセイユの市会議員・モーリスに壮一帆さん(ネタバレですけど悪役です。いい人ぶった登場ですが下心やギマンありありに見えるように演じておられます。)・・・・。もちろん他の登場人物も魅力的な方ばかり、歌もダンスも最高です。

 最後はまた大階段を使ったマルセイユ駅頭のシーン。マリアンヌとジェラールは惹かれあいながらも別れていきますが、その時の台詞・歌がまたいいんです。この作品を以って宝塚を卒業される春野さんにぴったりで。

アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー 主題歌(CD) アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー 主題歌(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 ベルばらを演じたタカラヅカで、フランスの女性参政権獲得にかかわるエピソードを演じるのは、なんだか感慨が湧いてきますね・・・。マリアンヌたちアルテミス同盟の行動はとても魅力的です。まじめでひたむきな劇中の役柄も、その歌もダンスも。実際にもこんな運動がたくさんあったことでしょうねフランス革命では女性たちが大活躍したのに(途中ナポレオン法典等で女性の権利の後退著しいこともあり)、意外にも「自由・平等・友愛」の国フランスでの女性参政権獲得は日本と同じ1945年なんですね。もっとも、日本ではもしシロタ・ベアテ・ゴードンさんがいなかったらもっともっと遅れていたことでしょうけど・・・。

 レビュー「ラブ・シンフォニー」の主題歌も「胸に蘇る 想い出と共に 新しい旅立ちに 愛を歌う・・・」と春野寿美礼さんのさよなら公演を意識した歌詞です。全身ラメの燕尾服など、華麗できらびやかなショーでした。

プチ・ミュージアムでは、ベルサイユのばら特集と、前回花組公演の「明智小五郎の事件簿ー黒蜥蜴」「タキシード・ジャズ」の衣装の展示でPhoto_3す。

会場にほぼ等身大の楽器を持つ春野さんの写真が展示してあり、とても魅力的でした。 →右の写真は、両作品の脚本。左は衣装です。 残念なことに、この公演は自分の日程と合わずに観にいけなかったんですよね・・・。最初希望日にチPhoto_4ケットが取れず、そのあとカード会社の優待日の連絡が来たんです が、すでに他の公演のチケットを取っていた日で・・・。あ~悔やまれます(涙

Photo_35Photo_36Photo_39 ←ベルばら関係の展示の写真です。美しいマリー・アントワネットとフェルゼンの衣装(ゴージャスなベルばらの世界を感じられます)・すてきなオスカルの部屋(細部のこだわりを感じさせられます)・最後のシーンの馬車Photo_37Photo_38(アンドレの純愛を彷彿とさせられます)・小公子と小公女のシャンシャン・かわいらしいステファン人形(少女のアントワネットと処刑前のアントワネットを見つめた人形はきっと何かを語りたかったに違いない・・・と思ってこころははるか18世紀のフランスへ)です。ステキですね。いつも衣装は触れないんだけど、説明書に布地見本のようなものが貼り付けられているのもあり、布の質感 は分かります。プチミュージアムの展示はいつも良い展示ですよ~。観たことのある作品の展示は格別ですが、観たことのないものでも俄然興味がわいてきて、DVDやオンデマンドなどを使って映像ででも見てみたい!!と強く感じます。

娘は羽を背おわせてもらったり、馬車に乗せてもらったりして記念撮影もしました。観劇もミュージアム鑑賞も大満足の一日でした。

 もちろんプログラムのほかに、雑誌や楽譜、グッズも買って帰りました。

Le Cing (ル・サンク) 2007年 09月号 [雑誌] Book Le Cing (ル・サンク) 2007年 09月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 夏に観てよかったので・・・。「マジシャンの憂鬱」の脚本を読んでいるとその時の楽しさが蘇ってきました。いつもはレビューの脚本なんて載ってなくてもさほど気にならないのですが、「MAHOROBA」は、全文載せてほしかったです。とってもよかったんだもん。

宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌] Book 宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌]

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 GRAPHの方でも「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」の記事(写真)を見て、満足。「梅田芸術劇場公演ルポ」として「あさきゆめみしⅡ」が載っていたので春野さんの美しい光源氏を見てさらに満足。「その先の・・・」は壮一帆さんで、壮さんは娘が大ファンのためこれも満足・・・でした。

私の「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」観劇感想はコチラ→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/mahoroba_3697.html と コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/httpchualacream.html

「あさきゆめみしⅡ」の観劇感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6199.html

アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD) アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

アデュー・マルセイユーマルセイユへ愛を込めてー/ ラブシンフォニー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月26日 (水)

ナスカ