2007年9月 7日 (金)

ちょっとだけ、グルメと展覧会の日々・・・?その②

 もう半月以上前になる、夏休み(お盆休み)話の続きです。経済的にも時間的にも旅行にいけなかったので近場で楽しんだという話です。

  Photo_2 Photo花火の話は前にも書いたけど、今年はなんと25年ぶりぐらいに大文字も見に行きました!すご~い。私にしては快挙です。

 快挙がもうひとつ!はじめて貴船の川床に行きました。鞍馬・貴舟のハイキングは若い頃に何度もいったことがありますが、川床だなんて贅沢、私には無縁かと思っておりました。でも、すきやきならば比較的安価で(なんとか4桁の金額で)食べられると言うので、真夏に戸外ですきやき??なんぼ山の中でもなぁ・・・??と危ぶみながらも予約してもらって、同僚たちと出かけて行った猛暑の日。連日の最高気温が37℃とか38℃とかが続いていたその日、京福電車(叡電)の貴船口の駅を降りると、期待していたほど涼しくない(涙)。駅のそばから見る貴船川の滝Taki_2 はいかにも涼しそうですが・・・・。驚いたのは、たくさんの人が貴船口で降りて、その人たちを次々とお料理屋さんのお迎えの車が来て乗せていくこと。料亭の名前を書いた大きなうちわを持って誘導するおじさんも。すご~い。こんなにたくさんの人が涼を求めて集うんだぁ、貴船の川床へ!この人たちは遠くからの観光客が多いのか、私たちのような近辺からの客が多いのかどっちなんだろ?そうこうするうちに私たちのお迎えも到着して、狭い、離合の難しそうな道を川をさかのぼるようにしてのぼって行くと心なしか料亭の門前では涼しくなったような気がします。冷房のきいた店内を通って川床へ降りたらば、あ~らフシギ。水のおかげかフィトンチッドのおかげか涼しいではありませんか!吹き抜ける風のさわやかなことと言ったら。あ~、出町柳駅辺りでは暑さにくじけそうになったけど、やっぱり来て良かった

Photo つきだしも、別途お願いしてもらった鮎の塩焼きもとっても美味しかったけど、真夏の戸外でのすき焼きがこんなにも気分よく食べられるとは、予想外のうれしいオドロキでした。全然暑くないんですよ、ここでは。川に足を浸したりして(冷たくて気持ちイイ!) 童心に返って楽しみましたし。毎年の恒例行事にしたいです。

 あんまり会食に行かない私ですが(飲まないし、お金もないし、仕事の日の昼食はたいていお弁当だし・・・)、この8月半ばには、川床のほかに2回も会食をしました。2回目は新風館のたわわ で仕事仲間とランチ。ここには、前に宴会でも来たことがあって、値段の割りにおいしくて(さすがにサラダやおつけものは抜群!)もう一度来たいとずっと思っていたのですが、やっと果たせました。ランチセットがすご~くお得な感じでビックリ!わたしは竹炭入りの衣のポークカツ、赤じそソース添えがメインディッシュのランチだったのですが、ランチについてくるサラダバーだけでも十分この価格で満足できるぐらいでした。サラダは、さすがに八百屋さんだけのことある美味しい野菜たち(トマトがサイコー)もさることながら、豆腐がとっても美味しいんです。自家製の豆腐のようですが、豆腐のテイクアウトをしたいぐらいです。ドレッシングも美味しいです。これにコーヒー、デザートも付いてくるんですからすばらしい!竹炭入りの衣も赤紫蘇ソースも珍しくて美味しかったのです。

 3回目はイタリアン。 「リストランテ バッサーノ デル グラッパ」という店でディナーです。Photo_2 白い大きな器に上品に盛られたお料理たち。美味しかった~。私は飲めないから試せなくて残念だったんだけど、たぶんこの店の名前についている「グラッパ」ってお酒の名前ですよね。ものすごく強いブランデーの一種だったと思うんですが・・・。私がむかし愛読していたミステリ、女性私立探偵・V.I.ウォーショースキーのシリーズで、主人公ヴィクの隣人ミスタ・コントレーラスが愛飲していたお酒がこれですよね。お店のテーブルにグラッパの瓶がたくさんディスプレイされているのが目を引きました。

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↑これが一作目のヴィクです。タフさが魅力。

 どのお店のどのお料理も美味しくて、胃袋が広がるほど詰め込んでしまいました。この夏わたしは確実に太った(moreって意味です)気がします。

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2007年9月 6日 (木)

ちょっとだけ、グルメと展覧会の日々・・・?その①

 長男(大学生)が帰省して、パソコン前を独占していたり、二女の夏休みの宿題(レポートを3教科分!(泣)を手伝うのにかかりっきりになったり、長女の文化祭準備のためのあれやこれやに翻弄されたりで、半月ほどパソコンにゆっくりと向かう時間や気力がありませんでした。

 その間のことをちょびっとずつ書き足そうと思います。本も結構読めたし。

 お盆休み(夏休み)。お金がなかったり時間がなかったりで、旅行も遠出も出来ませんでしたが、ほんのちょっぴりグルメをしたり展覧会を観にいったりして楽しみました・・・って、普通の週末とあんまり変わりませんけれども~~~。

 その①は展覧会について。展覧会は4つ行ってきました。

ひとつは大丸梅田店の「アインシュタインLOVE」です。タイムスリップなどのSF小説が好きなので・・・特殊相対性理論等にも興味はあるのですが・・・子ども向けの入門書やマンガ(たとえば『』『』)なども読んだのですが、根っからの文型頭でちっとも理解できないのです(@_@;)・・・、で、この展示をみたらすこしは理解が深まるかしら・・・と期待していたのですが、やはり博士の物理学的な研究内容については全くダメ(T_T)。来日した時の様子とか、人文的な伝記要素の展示内容については、興味深く観ることが出来ました。とくに、心ならずも原爆開発に関与してしまう結果になってしまったことへの後悔とパグウォッシュ会議・ラッセル=アインシュタイン宣言等について、改めて原資料つきで知ることが出来たことは収穫でした。

 二つ目は大丸京都店の「長新太展」 。『キャベツくん 』シリーズや『ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば) 』のようなナンセンスな絵本がわが子たちは大好きでした。もちろん寺村輝夫作の物語に絵を付けた『おしゃべりなたまごやき 』や『ぞうのたまごのたまごやき (日本傑作絵本シリーズ) 』なども大好き。私自身はあまりナンセンスすぎる物語は苦手ですが、とぼけた味の絵は結構好きでした。

 もともとは漫画家さんなのだということをはじめて知りました。やはり独特の味のあるマンガで、額に納められた原画に向かって、ニヤニヤしながら読んでいる人多数。細かい文字までつい一生懸命読んでしまって、京都店の大丸ミュージアムは狭いのに、観て回るのに結構な時間がかかりました。灰谷健次郎が文を書いた絵本『ろくべえまってろよ 』や、今江祥智の長編の童話(『ぼんぼん 』シリーズとか)の挿絵なども長さんの絵だったんだ~と心のなかで「へぇ~」っとさけんだり。小学校の図書館で愛読した(「どんだけ昔やねん!」と一人ツッコミ) 『いたずらラッコのロッコ (日本の創作児童文学選) 』シリーズも長さんの挿絵と知って感慨にふけったり。

 3つめは京都市美術館で「フィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術」。これはかなり良い(私の好みに合致した・・・という意味です)作品の集まった展覧会でした。

Photo_2  ←この絵(ルノワールの「ルグラン嬢の肖像(部分)」がポスターになっている展覧会です。愛好家の多いコロー・クールバ・マネなどの写実主義の画家から始まって、多くの人が好きにならずにはおれない印象派の画家たちの作品の数々、つい顔もほころんでしまいます。マネの海戦の絵はとても迫力があったし、ロダンの有名なブロンズもこの場で観るとまた新たな感慨がありました。ドガの踊り子のブロンズには鋳造所オリジナルのスカートがはかせてあったので、できるものなら手で触れてみたかったです。ドガの「室内」という絵には、室内の明かりがくつろいだ雰囲気を出しているというような説明が付いていましたが、むしろ男女二人の暗い関係乃至冷たい関係・・・が表情から読み取れるので首を傾げてしまいました。なかなか理解しがたいものがある現代美術も、ピカソの「三人の音楽師」、クレーの「魚の魔術」、カンディンスキーの「円の中の円」、デ・キリコの「占い師の報酬」、ジョアン・ミロの「馬、パイプ、赤い花」などなど、本当に私にも理解できそうなずっと見つめていたいような作品が多かったように思えます。

Cha1030 「アメリカの美術」と題された作品群は、美術の教科書ではお目にかかれないような作家ばかりでしたので、とても新鮮な思いで観ることが出来ました。なかでも私が気に入ったのは右の絵、フローリン・ステットハイマーの「ベンデルの春のセール」です。プレタポルテですから現代のスーパーよりはお上品でしょうが、バーゲン会場でワゴンの服を引っ張り合ったり何着も試着する女性たちは100年近くたっても変わりませんね。苦虫を噛み潰したようなおじさんの顔におもわずふきだしそうになります。左下にちょこんとお行儀よしこさんしているワンちゃんがご愛嬌。赤を基調とした画面が明るくて楽しくて・・・この画家の絵を他にも見たいのですが、どうも寡作な人のようですね。

 残念なことにまたもやギモンな展示解説を発見。オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ・リリー」。この解説に「所々緑がかった白いユリの花びらには・・・」とあるけれど、「Calla lily」を日本語に訳せば「カラー」か「かいう(オランダかいう)」。「lily」とついていても百合の仲間ではなく、サトイモ科。水芭蕉の仲間です。まぁ、美術の専門家は語学や植物は専門外かもしれませんが、かいう(カラー)はふつうに花屋さんやブーケなどで見かける花だし、ちょっと調べてみてほしかったなぁ・・・。「lily of the valley」(鈴蘭)をバルザックの小説の題名と混同して谷間に咲く百合の花だと思う人も多いようですが、その間違いよりもひどい気がします。

印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から Book 印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から

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4つ目は特別展ではありませんが、開館以来気になっていた京都国際マンガミュージアムに初めて行きました。小学校の跡地だけあってなんだかとてもステキな空間でした。新風館にいくついでに短時間立ち寄っただけなのであまりゆっくりみれませんでしたが、自由に閲覧できるマンガがいっぱいあって、時間さえあれば通いつめて読みふけりたい気分でした。時間がなかったので2冊しか読めなかったのが残念。その2冊とは・・・少女時代から大好きな河あきらさんの『さびたナイフ』と『ゆがんだ太陽』。どちらもマーガレット・コミックス。大昔、「別冊マーガレット」に掲載されていたものですが、今はもう手に入らない作品集です。四半世紀ぶりぐらいに読んだんじゃないでしょうか・・・。当時は大泣きの感動作でしたが、今でもちょっと泣けました。もういちど復刊して欲しいなぁ。あと、「地球へ・・・」のコーナーもあって、アニメ台本や竹宮惠子さんの仕事場の再現展示などもありました。竹宮さんのマンガも昔から好きだったので見入ってしまいました。そういえば、竹宮さんはここの運営母体である京都精華大学の教授ですよね。

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地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 2 (Gファンタジーコミックススーパー)

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地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

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 紙芝居コーナーや子ども向けワークショップなどもあって楽しい施設でした。大人にも子どもにもオススメです。

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2007年1月31日 (水)

『百鬼夜行抄 15』

『百鬼夜行抄』15 今市子著

 怪奇小説作家で霊能力者だった祖父の影響で、オカルト的な不思議の絶えない飯島家。大学生の律は祖父の能力を色濃く受け継ぎ、日々不思議体験と闘っている?というか不思議体験に耐えているというか・・・・。そんなオムニバスシリーズです。平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞と、15巻の帯に書いてありました。

恐がりなのでオカルトは全然好きじゃないワタシですが、民俗的なお話が好きだったりするので、おもいきり和風の、このお話は結構好きです。シリーズの初めの頃と比べると、従姉や伯父に助けられることが多くなってきたせいか、年齢を重ねて成長しているからか、律がとまどいの表情を見せることがあまりなくなってきたような気がします。今回も守護神たるべき青嵐は(依り代?の鏡が割れて頼りなくなったとはいえ)ほとんど登場しません。

 この15巻の中では3話目の「野に放たれて」が一番好みだったかな?日野原家の先祖と舞をする男(そんな昔に日舞の先生、なんて職業があったのか?)の間に何があったのか?は気になるところですが。

 あと、一話目の幽霊画がある「藤岡図書館」の女性幽霊と、2作目の近藤君の元カノでとtも間の悪い女の子は同じ藤岡という姓だけど、何か関係があるのでしょうか?気になる・・・。

百鬼夜行抄(15) Book 百鬼夜行抄(15)

著者:今 市子
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今週末からドラマ化されるそうですね。日本テレビ系ということで、関西での放映はないようですが・・・。

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