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2013年5月 6日 (月)

「屋根の上のヴァイオリン弾き」その2

 観劇をしてから1カ月近く経ってしまいました。けがをして毎日医者通いで、とてもじゃないけどブログを書く時間的余裕が生まれてきませんでした。待合室で過ごす時間が長くて本はたくさん読めましたが。

 それはともあれ、せっかくなので古い記憶を引っ張り出しつつ前回の続きです。敬称略で。

・長女 ツァイデル役 水夏希
 父母には金持ちの肉屋・ラザール(鶴田忍)の後添いにと強引に縁談を決められるが、実は貧しい仕立て屋のモーテル(照井裕隆)と恋仲。父に頼み込んでやっとのことでモーテルと結婚し、子どもにも恵まれる。・・・女優さんになった水さんを観るのは初めてだったのですが、きれいでした。で、「恋する乙女」な演技も可愛らしかったので、なんだかうれしかった。モーテル役の照井さんは、植本潤さんがケガで休演のための代役だったようです。

 モーテルとツァイデルが結婚にこぎつけるまでは、テヴィエが妻ゴールデを説得するために悪夢をでっちあげるという見せ場があるし、村中が集い祝う結婚式では名曲「サンライズ・サンセット」が歌われます。第1幕のクライマックスですが、最後にロシア人警官がユダヤ人地区を襲撃し(目的は強制立ち退き)、結婚式は残念な終わり、村人たちは自室の態で第一幕が下ります。

・次女ホーデル役 大塚千弘
 真面目で知的な感じの次女。妹たちの家庭教師となった革命派の学生・パーチック(入野自由)と恋におち、またもやこの時代に合わない恋愛結婚(婚約)を父に許してもらう。後にシベリア送りとなったパーチックを訪ねて一人シベリアに旅立つ。大塚さんのことは「レベッカ」でしか知らないのですが、どちらも可愛いけどしっかりとした芯を持った女性に成長する役ですね。

・三女・チャヴァ役 吉川友
 チャヴァはロシア人のフョートカ(上口耕平)と恋におちるのですが、民族も宗教も違うこの恋ばかりはさすがのテヴィエも許しません。チャヴァは家を出ることになりますが・・・。ミュージカルの中では描かれませんが、ロシア人社会でチャヴァは受け入れてもらえたのかどうか、気にかかります。ロシア正教に改宗するのでしょうか?フョートカ自身はユダヤ人に偏見もなく、とても自由な考えを持っているようですが彼の家族はどうなんでしょう?? 

 このあと、ロシア人から強制立ち退きを言い渡され、村人たちはてんでに行き先を探すことになります。テヴィエとゴールデ、小さい妹たちは遠くアメリカへ移住することに・・・。哀しい話なんだけど、アメリカへの移住はこのミュージカル的には「希望」の光なのかな??

 映画バージョンも観てみようと思います。

30年余り前の映画だからブルーレイもDVDも安くなっていますね。

 原作が読んでみたくて、『牛乳屋テヴィエ (岩波文庫) 』を買いました。未読ですが訳者が西成彦さんというのも購入を決めた要素の一つ。うちの子が小さかった頃詩人の伊藤比呂美さん(西成彦さんの元妻)の『良いおっぱい悪いおっぱい』『おなかほっぺおしり』や共著の『パパはごきげんななめ』などの子育てエッセイを愛読していたので。

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