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2013年2月17日 (日)

「ホビット 思いがけない冒険」

映画「ホビット 思いがけない冒険」は制作決定発表があって以来待ちに待った作品です。原作(岩波少年文庫版『ホビットの冒険』)は子どもの頃読んで大好きだったし、映画の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズも小説の『指輪物語』も大好きだったので絶対見ようと思っていました。『指輪物語』よりかなり短い原作なのに、なんで3部作?と思ったら、原作にないエピソードが追加されていたり、原作では少し語られるだけの出来事が映像を駆使して描かれたりしていました。雄大な自然を舞台にした中つ国やはなれ山の映像も壮観で満足です。残念ながら私の周りでは「ロード・オブ・ザ・リング」の時ほどブームになっていない(一説によるとフロド・アラゴルン・レゴラスのようなはっきりしたイケメンがいないからだとか・・・)のですが、興行成績はどんな感じなんでしょうか?「ホビット」は3作目までの公開は決定しているようなので、「ライラの冒険」「エラゴン」など1作目だけで終わったファンタジー映画のような心配はないんでしょうが、公開回数や期間が少なくなっちゃわないかと・・・

 物語は『指輪物語』で老境にあったビルボ・バギンズの若かりし頃。「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚になりますから、同じ役で出るみなさんは、前回より10年も経っているのに60歳(!)若返った姿で出ないといけません。大変だなぁ、と思ったけれど、さすがに俳優さんたちはすばらしい。10年の歳月を感じさせない姿で出てこられました。「ロード・オブ・ザ・リング」と同役で出てきた俳優さんは、(灰色の)ガンダルフのイアン・マッケラン、少ししか出ないけど、フロドのイライジャ・ウッド(ちゃんと旅立つ前の少し幼さの残ったフロドに見える!)、ガラドリエルのケイト・ブランシェット(妖精の気高い美しさは変わらない)、エルロンドのヒューゴ・ウィービング、白のサルマンのクリストファー・リー(このころは善人のはずですが、のちの姿を知ってるだけに悪巧みがあるんじゃないかと勘繰ってしまう…そんなキャラを演じることが多いし)、ゴラム役にはアンディー・サーキス(ですけど、まぁ、クリーチャーなので・・・。ゴラム的には若く、比較的つるんときれいな見かけです)などの皆さんです。あ、老いたビルボとしてイアン・ホルムも。
 ドワーフの国から物語がはじまるので、ドワーフがたくさん出てきます。ビルボとともに旅をするドワーフだけでも13人。本を読んだ若いころならともかく、いまでは名前も顔も覚えきれません。ドワーフの王子トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)、比較的若くてよくトラブルを起こすフィーリ(ディーン・オゴーマン)・キーリ(エイダン・ターナー)ぐらいかな、見分けがつくのは。主人公のビルボ・バギンズを演じるのはマーティン・フリーマン。おお、あなたはワトソン君(TVドラマ「SHERLOCK」の)ではないですか!ここに文字として書くまで気づいてなかったです。なにせTVでは吹き替えで観てましたから声でも気づかないし・・・そういえば映画雑誌にシャーロック・ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチがドラゴンのスマウグと死人占い師(Necromancer) の声の出演をするって書いてあったけど、そういう縁なのかしらん?じゃぁ、いずれサウロンとしてちらっと登場することもあるのかなぁ?でもTVでは日本語で見たからベネディクトの声がわからんわ~、残念!パンフレットにも載ってないし気づいていない人の方が多いかも・・・。気が弱そうだけど機知と勇気に富む役って、マーティン・フリーマンの持ち味なんでしょうか・・・。映画を観た私にはこの方のビルボは良かったけど、ビルボは若者、という印象があったので、ベテラン俳優さんが演じるのはどうかな?という気持ちもありました。映画を観るかどうかの決め手としてはもう少し若いビルボの方が良かったかな?という気もします。ところでパンフレットにはすべての登場人物の紹介がないので残念ですが、エルフの一軍の中に銀髪のロングヘアの男性がいますね。レゴラスのお父さんとか、でしょうか?

 ストーリー紹介をするつもりが、うだうだと余計なことばかり書いてしまいました。とにかく目を見張るようなスペクタクル、ゴブリンや魔狼に追われるスリリングなシーンなどファンタジー好きの人や冒険ものの好きな人にはぜひ見てほしい映画です。そして続きも待ち遠しい。原作を再再読して楽しみに待とうって思ってます。

原作は岩波少年文庫版のほかに、詳しい註釈や著者自筆の挿絵および各国語版の挿絵が載っている原書房版が最近文庫で出ています。本文が読みやすいのは定評のある岩波少年文庫版だと思いますが、原書房版の詳細な註はファンとしては手元に置いておきたいものです。

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