映画「ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー 」
(まだ1月に観た映画です)
「ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー」を観てきました。大好きなミュージカルなので、1週間という短い上演期間中に観に行く機会を得られてよかったです。劇団四季版は何度か観に行ったし、1973年の映画(TV放映されたもの)や1999年の舞台版のDVD、劇団四季版のCDなども持っていますが、新演出でアリーナでの公演の映像ということで、期待満々で観に行きました。色んな評価があるようですし、出演者に対する好みもあるとは思いますが、私はおおむね満足です。ブルーレイが5月に発売されるそうなので、絶対買おうと思っています。
舞台は階段状になっており、ところどころに広い段があります。上方に大スクリーン(液晶?)があり、様々な情景やソロを歌っている人のアップなどが映し出されます。まずオーバーチュアではそのスクリーンに世界各国(中東?かも?)の紛争シーン、抗議デモなどが映し出されます。やがて紺色のパーカーを着た若者たちが舞台に登場(デモ隊ってことかな?)、続いて機動隊が現れます。そして紺色のロングコートのジーザスたちが登場・・・。
ユダ:ティム・ミンチン
マリア:メラニー・C
ヘロデ王:クリス・モイレス
ジーザス:ベン・フォースター
パンフレットも売ってなかったので、公式ページにあった上記の4人しかキャストは分かりませんが、それ以外のキャストも含め、みんな歌がうまくてかっこいい人たちばかり。演出も現代風で面白く、すごく楽しめました。マリアの人はとても美人、ハスキーな歌声です。私の好みとしてはマリアの歌は透明感のある方が良いようにも思えますが、マグダラのマリアの経歴から考えるとハスキーな方があっているのかな?
群衆のいでたちはTシャツ・ジーンズ・タンク・ホットパンツなどストリート風ファッション。マリアは白いワンピース・黒い革ジャン・黒いアンクルブーツ、ドレッドヘアです。ジーザスは白シャツに黒っぽいズボン。ユダもストリート風で、タトゥーも入れてロッカーという感じです。カヤパら執政官たちは背広に黒いロングコートというビジネスマン風。ヘロデ王は赤い背広のショー司会者。ヘロデ王の歌はジーザスがゲストとなったインタビューショー(実際には司会のヘロデだけが話しているんだけど)という趣向です。
最初のホサナでは群衆はプラカードを持ち、旗を振りジーザスはハンドマイクで歌ったり(それをピラトたちが上段から渋い顔で見ています)、肩車をされて歌ったり、そして赤い布を持っています。あとからチェ・ゲバラのポスター風のジーザスのポスター画像も出てきますので、ジーザスは革命家という設定なのかもしれません。
大画面の迫力ある映像と音楽で鑑賞できる機会が、全国的に少なかったのが残念ですが、ブルーレイやDVDでも楽しめると思うので、この作品がお好きな方はぜひどうぞ。字幕は四季版の歌詞とは違うところがずいぶんあるのでそれも楽しめますよ。
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