« 劇団四季「ライオンキング」@大阪 | トップページ | 『ベルサイユのばら』宝塚歌劇展 »

2013年1月20日 (日)

月組「ベルサイユのばら」

Photo


先日、宝塚大劇場へ月組公演「ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編」を観に行ってまいりました。私、原作のまんが(劇画?)『ベルサイユのばら』は「週刊マーガレット」連載時からの愛読者(というと年齢ばれそうですが、当時の愛読者の中では若い方というよりはっきり子どもでした)なのですが、大劇場で生の「ベルサイユのばら」の舞台を見るのは初めてなのです。全ツに1回行ったことがあるだけで。なのでいつも以上にワクワクして出かけました。とある貸切公演での当日抽選席だったのですが、私、当日抽選席は数回経験があるんだけど、どういうわけか20番台の列の端ゾーンしか当たったことがないんです。まぁ2階席後方よりはましだと思うし、A席やB席じゃなくて良かったとは思うけれども、1~19列のセンター・サブセンターの方が20~25列端っこゾーンより席数が多いんだし、当選確率が高いと思うのに、なんでやろ~?普段は良い席に当たることはまずないのだから当日抽選の時ぐらいは~~と期待しているのにねぇ・・・。それはともあれ、初「大劇場での〝ベルばら″」は座席以外は舞台を堪能、宝塚の良さを満喫しました。男装の麗人に華やかなドレス、きらびやかな軍服・・・ベルばらは宝塚にぴったりの題材ですものね。

 月組は霧矢さんの退団公演以来なので龍真咲さんトップの公演も初めてです。すらっとした立ち姿が映える美しいオスカルでした。ストイックに悩む姿も似合っています。明日海りおさんのアンドレも美しくて、お二人とも劇画の中から抜けてきたようです。あれから40年近くもたつと人間の方が劇画の美しさに追いついてくるのかと思われるぐらい美しいお二人でした。まさにあの頃の少女たちが胸をときめかせた「オスカル様」という感じ・・・。なだけに、

Photo_2

 プロローグは小公子と小公女たちによる「ベルサイユのばら」。それから愛希れいかさんが赤い豪奢な赤いドレスを着て「ばらベルサイユ」を歌い、貴族と貴婦人たちが華やかに踊るシーン。そして舞台の真ん中にオスカルとアンドレの大きなイラストが据えてあって、その後ろから純白の軍服のオスカル(龍真咲さん)とアンドレ(明日海りおさん)が出てきて「愛あればこそ」を歌い上げるシーン~~その後ジャルジェ家の庭での二人の出会いシーンになります。お姉さま方みんな可愛らしいですが、やはりお母さま役の花瀬みずかさんの美貌がすてきです。汝鳥さんのジャルジェ将軍はマンガよりも優しそう。子どもオスカルとアンドレから大人オスカルとアンドレに代わると、もうオスカルのフランス衛兵隊配属前夜。オスカルの華やかな宮廷生活は出てきませんし、マリー・アントワネットも出てきません(私はプロローグのエトワールの愛希れいかさんがマリーを模していると勝手に思っておりますが) 。説明的なセリフはあるものの、この先もすごい端折り具合です。これでは原作を知らない人たちにストーリーが把握できるのか?と心配も湧いてきます。原作大好きなだけに・・・。

 そして衛兵隊の訓練場。「♪俺たちゃまぬけな衛兵隊~」の歌がなくて、緊迫感が増していた気がします。星条海斗さんのアランは強そうでオスカルたちとはまた別のカリスマがあります。憎々しげなブイエ将軍を演じる越野リュウさんもカッコイイ。パリ市内のベルナール(美弥るりかさん)とロザリーたち。衛兵隊の家族たち、フェルゼンとの別れ、ベルサイユ宮殿のシーンなどが続いて第一幕の終わり。

 第2幕は衛兵隊たちの心を完全につかんだオスカルが、平民を敵とみなすブイエ将軍の命に逆らい、父から叱責されジェローデル(珠城りょうさん)との結婚を命じられるところから話が始まります。いろんなエピソードが小刻みに描かれて、いよいよ有名な「今宵一夜」の場面。う~ん、美形二人だから絵になります。

 蜂起した民衆に銃を向けることを拒否して、市民を守ることが衛兵隊本来の任務であるからと、革命に加わるオスカル。女性の身で男性に伍して軍で働き、素直な目で王侯貴族の贅沢と民衆の苦しみとを見つめることができたオスカルであるからこそできた思い切った判断、「神と剣」を名に負うオスカルの真骨頂であり、『ベルばら』最大の見せ場です。コミックでもすごく好きなシーン。舞台でも「ラ・マルセイエーズ」を想起させる音楽に乗せた群舞に引き付けられ、手に汗握るシーンです。アンドレへの銃撃とその死、続くオスカルの狂おしい叫びと雄々しくも再びバスチーユ攻撃に向かうオスカル、そして銃弾に倒れる姿に涙し、そしてバスティーユの陥落の白旗を見ながら息を引き取るオスカルにまた涙・・・。

 

 舞台は一転してファンタジックに一頭立てのガラスの馬車が宙乗りで、天上よりアンドレがオスカルを迎えに来るという場面。空飛ぶ「愛あればこそ」です。すご~~い!

 フィナーレ・・・これがタカラヅカらしいところなんだとは思うけれど・・・もう少し短くして本編の物語を長く(わかりやすく)したり・・・という選択の余地はないのかな?まぁ、いきなりロケットだのパレードだの・・というわけにはいかないんでしょうけど。

 とはいえ、総じて大満足です。ちょっとトップ娘役さんの存在(ロザリー)が気の毒な演目ではありますけどね。

 

残念だったのは、何度かケータイの着信音やバイブ音が響いていたこと。貸切だけに観劇慣れしていない人も多かったんでしょうか?タカラヅカも四季ぐらいしつこく注意して回った方が良いのでは?

 

|

« 劇団四季「ライオンキング」@大阪 | トップページ | 『ベルサイユのばら』宝塚歌劇展 »

演劇・ミュージカル」カテゴリの記事

宝塚歌劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 月組「ベルサイユのばら」:

« 劇団四季「ライオンキング」@大阪 | トップページ | 『ベルサイユのばら』宝塚歌劇展 »