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2012年11月18日 (日)

ミステリーを堪能「推理作家ポー 最期の5日間」

「推理作家ポー 最期の5日間」…10月は週末忙しい時が多くて、映画はこれ1本しか観られませんでした。舞台は2回観に行ったから仕方ないか・・・。

またまた、1か月以上も前の記憶から引っ張り出しているので

事実誤認があったらお許し願いたいのですが・

 ゴシック・ロマンや推理小説・探偵小説の名作を世に送り出し、ミステリ作家の草分けとしてのちの作家にも大きな影響を与えたアメリカの小説家、エドガー・アラン・ポーの不可解な死の謎を解き明かす、というか物語化したのがこの映画です。エドガー・アラン・ポーは雑誌編集者として働きながら、文筆家として名を挙げ、小説や詩を出版していたのですが、文壇で評価されることなく貧苦のうちに若くして妻を亡くし、自身も40歳で死亡したそうです。亡くなる前は譫妄状態で発見され、なぜそこにいたのか、なぜそのような状態なのかはわからないまま、謎の死を遂げたということです。亡くなる前の夜は「レイノルズ」と言う名をうわ言のように繰り返し呼んでいたとか・・・

 そんなわけで、その死の謎が描かれていきます。

story 1849年、ボルティモア。母と娘が残虐に殺される猟奇殺人が起こり、最初は密室殺人と思われたが、エメット・フィールズ刑事(ルーク・エバンス)がバネを使って開閉する窓の仕掛けに気づき、さらに、これがエドガー・アラン・ポーの小説(『モルグ街の殺人』)の中のトリック、殺人方法と酷似することに気づきます。その頃ポー(ジョン・キューザック)は酒浸りの自堕落な生活で困窮しており、酒場でも、自らが文芸評論を書いていた新聞社でもトラブルを起こしていました。若い恋人・エミリー(アリス・イブ)の父親チャールズ・ハミルトン大尉(『風と共に去りぬ』のスカーレットの最初の夫と同じ名前だけど、別に何のオマージュでもなさそうでした)(ブレンダン・グリーソン)もポーを嫌い、娘にはポーとの交際を禁じています。 エミリーは自分の誕生パーティーにポーを呼び、他の上流階級の人々の面前でポーがプロポーズすることによって、父の許しを得ようとします。ところがその頃別の殺人が起こっていました。殺されたのはポーのライバルである文芸評論家でやはりポーの小説になぞらえて殺されており、ポーに嫌疑がかかります。 さらに、誕生パーティーでエミリーが連続殺人犯にさらわれて・・・

 緊迫感と、謎解きの興味深さ、両方味わえるミステリ映画です。誘拐され閉じ込められたエミリーの恐怖が伝わってきますが、一方でエミリー、感心するほど強靭な精神力の持ち主です。気がふれてもおかしくない状況の中で気丈に耐え、闘おうとさえします。思い入れのできるヒロイン像です。伏線も効いているし、ポーと犯人との対峙など、息をもつかせぬ面白さですが、残虐なシーンが多いのは辟易です。そこまで直接血なまぐさい映像を見せなくても、ストーリーが十二分に面白いのですから、R15にならないような映像表現で作れたのではないでしょうか。残虐表現だけは私の中でマイナス評価。

 エピローグも気が利いてます。ポーの死後もフィールズ刑事は大活躍です。それこそ探偵小説の主人公のように。

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