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2012年11月25日 (日)

宝塚歌劇 星組公演「宝塚ジャポニズム~序破急~」「めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~」「Étoile de TAKARAZUKA]

 宝塚歌劇 星組公演「宝塚ジャポニズム~序破急~」「めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~」「Étoile de TAKARAZUKA」、観に行ってまいりました。私にしては珍しい3か月連続宝塚観劇です。数えてみれば私は2012年の公演は各組大劇場公演をちょうど1回ずつ5回観に行きました。期せずして上手に観に行ったなぁと自分で感心してしまいます宝塚のコアなファンはもちろん、多少なりともファンの方々にとってはの方々にとっては笑止な感想でしょうけど・・・。

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ともあれ、感想です。1年半ほど前に観た「めぐり会いは再び」の続編が楽しみで取ったチケットですが、いわゆる「豪華3本立て」、宝塚のいろいろな魅力が詰まった公演でもありました。

 「宝塚ジャポニズム~序破急~」は和物ショー。3つのパートに分かれたショーで、一つ目は「序 さくら幻想曲」と題されていて、おなじみの「さくら」の変奏曲(さまざまなアレンジがあったように思えましたが)を使って繰り広げられる華やかな感じのショー。二つ目は「破」。さらに「弥勒菩薩」と「千体仏」の2部に分かれていて「弥勒菩薩」では薬師寺の村上太胤師とお弟子さんたちの声明の中、松本悠里さんが舞われます。「千体仏」では「これでいいのか」「どうしたことだ」(うろ覚えで・・・このようなことばでしたが、間違ってたらすみません)と、天部や明王たちに扮したたくさんのジェンヌさんたちが舞台を右往左往される感じの振り付け。そこへ柚希礼音さんの大日如来、夢咲ねねさんたちの菩薩が現れます。あの「千手観音」のような振り付けもありましたが、あれは、ホンマのセンターから観ないと別に美しくも何とも感じないものですね。今まで映像でしか観たことがないのでわからなかったけど。ちなみに席はサブセンターです。三つ目は「急」。滝廉太郎の「荒城の月」をテーマにしたショーで、若衆の紅ゆずるさんが、朗朗と「荒城の月」を歌い上げる所から始まります。やがて場面は変わって天守閣を望む広場。仲睦まじい柚希さん扮する若侍と夢咲さん扮する姫が、戦いによって引き裂かれるというストーリー。そしてまた、紅さんの歌があって、最後に柚木さんを中心に勢揃いして踊る・・・・という流れのショーでした。個人的な感想としては、「さくら」は華やかで、これぞ宝塚の和物という感じ。美しいなぁ、と思いながら観ました。「弥勒菩薩」と「千体仏」は、なんとなく居心地の悪さを感じるショーだと思いました。宝塚の舞台に男声(声明)の太い声が響き渡るのは珍しいことだと思いますので、画期的なショーと感じる向きもあるかもしれませんが、長過ぎて聞いているのが辛かったというのが私の本音です。「千体仏」は光背や五色の彩雲を表現しているような背景に手前のバタバタした感じがどうにもなじめない。「荒城の月」は紅ゆずるさんの若衆がカッコよくて歌が思ったよりずっとお上手でちょっとびっくりでした。お城のシーンは見応えがあったのですが、これが大阪城での豊臣秀頼と千姫の別れの場面をあらわしていたとは、後でプログラムを読んで知りました。攻め手に葵の紋があったのはよく見えていたのですが、なにしろ音楽が「荒城の月」でしたから、仙台か会津かはたまた九州竹田城か・・・何のエピソードだろうと頭を悩ませてしまいました。序・破・急のうち「序」「急」は良かったのですが「破」だけは私の好みには合いませんでした。

 「めぐり会いは再び 2nd』は期待通りの楽しくて可愛らしいラブコメ。女子の胸キュンツボが押さえられていて、見終わってハッピーな気持ちが残る、少女漫画の王道的ストーリー、宝塚にピッタリの明るさを持った小品です。観客席は終始笑い声に包まれていました。前回の公演のメインキャストが同じ役を演じておられるので安心感がありましたし、組替えや退団等で不在の方々の役柄は、この場にいないのが納得できる説明が付け加えられててそれも楽しく感じられました。ドラント役の柚希礼音さんは、ハンサムでかっこいいのはもちろんですが、意地を張ってしまう感じもシルヴィアの真意をつかみかねておろおろする感じも、とってもキュートです。夢咲ねねさんのシルヴィアはカリカチュア的なわがまま姫を嫌みなく演じておられてチャーミング。コメディエンヌの素質ありますね。コメディエンヌと言えばブルギニョンを演じる紅ゆずるさん。実直で人の良い従僕をこのうえなく面白く演じておられます。劇中で「芝居は良いけどダンスは苦手」・・・という趣旨のセリフがあって、客席は大湧きだったのですが、あれは実際の本音なのでしょうか?役者で偽騎士のクラウス役の十輝いりすさん。長らく宙組を観に行ってなかった私は、役名のある彼女を舞台で観るのは初めてだと思うのですが、上背があるというのは良いですね。すごくかっこよく見えました。私はお芝居が好きでショーはおまけぐらい見ていることが多いのですが…45分とはいえ、このお芝居だけでもこの公演は満足といえるものでした。

 「Étoile de TAKARAZUKA」、は、これまた王道的なレビュー。幕が上がると夜空に見立てた瑠璃色の布が敷かれた大階段の真ん中に、キラキラの飾りのついた黒燕尾の柚希さんが立っておられて、ミルキーウェイの真ん中で歌を歌われています。そして左右から布が引かれ、白くてキラキラの大階段が姿を現します。そこを黒燕尾の男役さんたちが紅ゆずるさん、真風涼帆さんのお二人(やはりキラキラの黒燕尾)を先頭に降りてきて・・・。そのあとずっと星にかかわるストーリーや音楽とともにレビューが繰り広げられます。色々とカッコよかったり綺麗だったり楽しかったり目を見張ったりするところがありましたが、あとからプログラムや「歌劇」などを読んで、初めて意味が分かるシーンも多かったです。同じ公演を複数回観に行けば、もっと理解が深まっていろんなシーンが楽しめるのでしょうけど、私にはその習慣がないのでいつも「ショーを観る前に予習しておけばよかった」と悔やまれます。でも事前にさらっと読んでも頭に入らないのよ~。そんな中でも印象深かったのは次の2場面です。一つ目は「Gemini ふたご座」のシーン。紅さんが左は女性の白いドレス、右は男性の黒燕尾という衣装をまとって、女性の衣装が客席側を向いている時はソプラノで、男性の衣装が客席を向いている時にはテナーで歌って客席を沸かせます。もう一つは「Libra てんびん座」のシーンで、英真なおきさんが、英訳された「見上げてごらん夜の星を」を歌われます。

 今回はJCBの貸切公演でしたので、終演後にトップスター柚希さんのあいさつがありました。更にお得感が増した感じです。柚希さんも羽飾りのナイアガラ部分がバサッと前に落ちてくる豪快な礼をしてくださいました。

満足して帰ってきました。

 

 

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