「THE GREY 凍える太陽」
「プロメテウス」とリドリー・スコットつながりとは知らずに「THE GREY 凍える太陽」を観ました。この作品ではリドリー・スコットは監督ではなくて製作、弟のトニー・スコット(一昨日なくなったそうですね…)が製作総指揮と兄弟でプロデュース側です。監督はジョー・カーナハン。
とにかく「寒い」(しらけるって意味じゃなくて体感温度の寒さです)シーンばかりの映画だったうえに、映画館の冷房が効きすぎていてカーディガンを着ていても寒かったのですが、単に気温だけじゃなくて視覚から寒さを感じていたようにも思います。
あと、映画を観る前にこのブログを読んでくださる方がもしいらっしゃったらご忠告です。この映画もエンドロールが始まったら席を立つというようなことをしてはいけません。エンドクレジットの後のワンシーンを見逃してはいけません。
最愛の妻を亡くしたオットウェイ(リーアム・ニーソン)はアラスカの石油採掘場で働いています。射撃の名手であるオットウェイの仕事は労働者たちを狼などの野獣から守ること。ライフルで狼を撃ち殺します。オットウェイは喪失感に打ちひしがれていました。
ある夜、オットウェイは家族のもとに休暇で帰る採掘作業員とともに飛行機に乗ります。しかし飛行機は荒天によりアラスカの大雪原に墜落。生き残ったのはオットウェイほか計8名だけでした。その夜は飛行機の残骸の中で野宿をすることにし、飛び散った荷物の中から食料や焚火になるものを探します。ところがその晩のうちに1名が狼に襲われて死亡。翌朝、雪原で狼に脅かされながらのぞみの薄い救助を待つよりもはるかかなたに見える森を目指した方が賢明だというオットウェイの提案に従い、7名のうちこの意見に反対する1名を残し、森の方へと苛酷な歩を進めます。家族への形見にしようと、犠牲者から財布を集めた袋も持って。しかし、リーダーシップを発揮するオットウェイは墜落でライフルが使えなくなるし(雷管を取り出して持っていましたが)、みんなろくに食べ物も武器も持っていません。狼は絶え間なく彼らを襲おうと窺っています。狼に襲われて、あるいは冷気で呼吸困難になり・・・と次々仲間が命を落として生きます
みんな生きて!人間の生活している場所に早く着いて!と心の中で祈りながら映画を観ていましたが、裏切られどおしです。すさまじい大自然の脅威と狼の恐怖。サバイバルは成功するのか?!
感動するとか、面白い映画ではないですが、見応えありの作品です。でも私は大団円がちゃんと迎えられる映画の方が好きなので、「えーっ!こんなところで終わっちゃうの~~」という不満はありました。
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