「プロメテウス」
(ネタバレもありますのでお気をつけて、そして覚え違いがあったらすみません)
先週末、映画「プロメテウス」の先行上映に行ってきました。今夏はSF映画づいていますね・・・。ひゃーっ、と悲鳴を上げたいシーンもいくつもありましたが、前評判通りのスケールが大きい映画。私はこの作品と同じリドリー・スコット監督の映画「エイリアン」は観ていないのですが、きっと「エイリアン」を観ている人の方が楽しめると思います。でも観てなくても私のように十分楽しめますのでご心配なく
たぶん地球科学の研究者と思われるエリザベス(ノオミ・ラパス)は、同じく研究者で同僚(恋人)のチャーリー(ローガン・マーシャル=グリーン)とともに古代遺跡を調べていました。いくつもの異なる遺跡から人物が6個の星の連なり(星図?銀河?)を指し示す共通の洞壁画が発見され、それを地球人を創造した他の銀河の知的生命体から地球人へのメッセージ…招待状であるとエリザベスは解釈します。
巨大な宇宙船・プロメテウスの中で男性がたった一人、スポーツをしたり語学を学んだりしています。ほかの乗組員はコールドスリープ中。2年の航宙中精巧なアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)だけが起きていたのです。やがて目的地に近づき、出資者の巨大企業ウェイランドから派遣された監督官のヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)がまず目をさまし、デヴィッドに他の乗組員ら(エリザベスやチャーリーをはじめとする科学者や宇宙船の操縦スタッフ等)を起こすように命じます。ヴィッカーズは皆を集めてウェイランド社のトップである老人のビデオメッセージを見せます。この老人こそが、ウェイランド社の莫大な資金のプロメテウス号への拠出を決めた人物で、娘であるヴィッカーズはこのプロジェクト自体に否定的なのですが、出資にはビデオレター以上の意味があったことが後に明らかになります。
プロメテウス号は目的の星系の一つの星・・・大気が窒素と酸素でできていて二酸化酸素はない・・・ような構成だったと思う・・・にたどり着きます。さっそく探検を始めるエリザベス達。洞窟に入っていくと、中の空気はテラ・フォーミングされていて宇宙服のヘルメットを脱いでも呼吸できるのでした。この洞窟のシーンではデヴィッドが終始あやしい動きをしています。壁の文様に向かってなにやら手を動かすと、人影(ホログラム?ゴースト?)があらわれます。何かから逃げているような白い人影。1人の影がある壁の前で倒れ、それを追っていくと、下に首のない化石のような遺体が横たわっていました。その洞壁には古代文字が刻まれており、解読したデヴィッドが壁をボタンのように押していくと、その壁はドアのように開き、巨大な石の頭像が祀るようにおいてありました。足元にはさきほどの遺体化石の上部。エリザベスは頭部を持ち帰ろうとします。
宇宙船プロメテウス号に帰ったエリザベス達が調べると、大きな頭部はヘルメットで、その下に人間のような大きさの頭がありました。その頭から取ったDNAを鑑定すると、地球人と全く一緒だったのです・・・!エリザベス達は人類の起源を見つけたのでしょうか?!
これ以上書き続けると、ネタバレの連続になってしまうので、あらすじを書き続けるのはやめますが、サスペンスフルな映画でした。
最後、エリザベスの粘りと船長ヤネック(イドリス・エルバ)たちの英雄的行動も見どころです。デイヴィッドとエリザベスがさらなる起源を求めて旅立ちますが、この後どうなるのでしょうか?含みを残して終了?それとも続編もありかな?デイヴィッドは、チャーリーのアンドロイドの感情についての無神経な発言以前からチャーリーに敵意を持っていたみたいなので、エリザベスのことが好きなのかもしれませんね。アンドロイドとしてではなく、人間っぽい恋心で。
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