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2012年8月 5日 (日)

「アナザー」(映画)

 映画「アナザー(Another)」を観に行ってきました。学園ホラーだし、アニメもやってたし・・・ってことで、若い子が多いかな?と思っていたのでしたが、アラフォー以上の人も散見され、やはり原作者の綾辻行人さんにひかれて観に来ている方々もいるのかなぁ・・・と。

 私は原作は未読でしたので、最後までキーマンがわからないハラハラ感を楽しみました。特に人形が不気味な雰囲気を醸し出していて、映像ならではの恐怖感です。
 舞台は中学ですので若い役者さんばかりです。まぁ、ちょっとみんな中学生と言うより高校生と言う感じには見えますが・・・。田舎の中学生だと、きっともうちょっと幼い印象なんじゃないかと言う感じはします。まぁいいけど。

下記、ネタバレになりますので、読んでくださる方はご注意を

 主人公の榊原恒一(山崎賢人・・・17歳ですね…撮影時は16歳かな?)は東京に住んでいた、父の海外赴任のため亡き母の実家(田舎)の祖母宅に住むことになり、「夜見山北中学」に転校する。ただ、4月早々に気胸で入院し、1学期の途中から3年3組に通いだすことになった。さっそく親しく話しかけてくれるクラスメートもあり、新しい学校での恒一の生活は順調に滑り出したかと思えたが、教室の後ろ隅の席に眼帯をした不思議な少女を見て驚く。左目に白い眼帯をかけたその少女は、恒一が入院中に、人形を抱いて霊安室に入っていった少女と瓜二つだったのだ。その少女のことをクラスメイトに聞こうとすると、「あの席は空席だよ」と言われる。クラス全体がその席の「見崎鳴」の存在を無視しているのだ・・・。     
 (この、転入して来たばかりの時に、心霊現象とかオカルトとかを信じるか?と言うような問いが男子生徒から恒一に発せられるが、恒一は信じないと答えている。これが男子生徒らはクラスのルールとそのいわれをなかなか恒一に説明しなかった理由だろうか。本ならもっと詳しく書いてあるのかな?)
 眼帯の少女・見崎鳴(橋本愛・・・美人さん♪)の不思議な雰囲気に惹かれる恒一は、クラスの重苦しい雰囲気を押し破って彼女に近づこうとする。恒一が廊下で鳴に話しかけた時、それを快く思わないクラスの女子が恒一に文句を言う。が、その時無残な事故が起こる・・・。
 このクラスメイトの死に方と、別のクラスメイトの姉である看護師さんの死に方は、映像ならではの恐ろしさでしたね。でも担任の死に方はコワイには怖いけど、滑稽な感じもしました。3件とも現実に偶発的にはありえない。超常的な悪意が働いているというところでしょうか。

 3年3組には、26年前から「呪い」がかかっており、その呪いをかわすためのルールが受け継がれている。そのルールが破られるとクラスの生徒のみならず家族も次々と不可解な死が襲うのだ。巧妙な記憶操作でクラスにもぐりこんだ「死者」のせいで・・・
 
  最後はバトルロワイヤル的展開になるかと思ってハラハラしました。そうじゃなくて良かった。でも、だれもが鳴のような能力を持っているわけじゃないし、連続死を避ける方法を後輩に託したところで呪い除けにはならないと思うけど・・・。それよりこんな田舎の中学で関係者が次々死んだら、さすがに大問題になって、マスコミとか来るんじゃない?3年3組の生徒はもっとパニックになって、むしろ呪い除けより、教室自体を使わないとか、2組までになるように校区を割るとかするのでは?とツッコミたいこともあるんだけど
 とりあえずホラーなんだけど、ところどころに伏線となるような映像もあり、「死者」はだれか?と謎を解こうとするシーンあり、さすが本格推理の綾辻氏、と思いました。原作、長そうで敬遠してたけど読むべきかしらね・・・。

 見崎鳴がなぜ霊安室に入って行ったのか、という謎も映画では解かれていなかったし、キリカさんの人物像も気になるんだけど・・・。

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