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2012年8月20日 (月)

「トータル・リコール」

 「トータル・リコール」2012年版を観ました。1990年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で一世を風靡した映画のリメイク版を、コリン・ファレル主演で作ったものです。原作はフィリップ・K・ディックの短編だということですが、未読です。シュワルツェネッガー版映画も、早川書房の解説をみると原作も、主人公は毎夜火星に立っている夢を見る・・・ということですが、コリン・ファレル版はまずその設定からして違います。シュワルツェネッガー版がコメディ色も濃かったのに対して、コリン・ファレル版はシリアスでサスペンスなSFアクションでした。

 (下記、ネタバレあります)

 近未来、化学兵器を大量に使った大戦のあと、ほとんど人間が住むことのできなくなった地球。住める場所は2ヵ所。現在のブリテン島にあるブリテン連邦(UFB)には富裕層が住み、現在のオーストラリアにあるコロニーには労働者層が住んでいました。コロニーの労働者はフォールという地球を貫いて走る(途中で地球の核付近を通るときには「重力ナントカが変わる」というアナウンスがあります)列車のような交通機関でUSBにある工場などに通勤しています。搾取されるコロニーを解放しようというテロ(USB側がしかけている?)も頻発。USBのロボット工場で働いている主人公ダグは、警官である美しい妻ローリー(妻が前作のように専業主婦でないのも現代的かも)と幸せに暮らしていますが、毎夜おかしな夢を見ています。見知らぬ女性と必死で追っ手から逃げる夢。ダグは夢が気になり、そして、毎日同じフォールで同じ席に座って通勤する日常にもいや気がさしていました。友達(同僚)のハリーは危ないからととめますが、工場に新入社した男の紹介もあり、記憶を操作してなりたい自分になれるというRekall(なんで「K」なんでしょう?前作でもそうでしてね)(コロニーにあります。超あやしげなビル)を訪れます。・・・・コロニーはごたごたした街で、漢字の書いた看板や提灯が至る所にあって、中国系の住民(商人?)が多いのか?と思わせられます。水路の多い地勢です。
 同僚の紹介があったので、あやしげな受付のさらに奥へと通されたダグ。諜報員へと記憶を書き換えようとして、Rekall社の長のような人がなぜかためらっている時に押し入ってくる警察官。ダグはこれまでの自分には出来そうもないアクションで警官を振り払い家に逃げ帰るが・・・、そこで待っていたのは豹変し、襲撃してくるローリー。ダグ・クエイドとしての人生、そしてローリーとの結婚も偽の記憶、ローリーは彼を監視する任務として妻役を演じていたというのでした。「出なければなんでこんなところに・・・」と心底コロニーとダグを憎むように言い放つローリー。更に押し入ってくる警官。ダグは逃げて逃げて、フォールに向かうが・・・・

 

 ドキドキハラハラの連続でした。私はコリン・ファレル版の方が好きかな。

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