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2012年5月 6日 (日)

「シレンとラギ」

先日梅田芸術劇場へ劇団☆新感線の「シレンとラギ」を観に行きました。

Photo

劇団☆新感線の舞台を生で観るのは初めてです。「ゲキ×シネ」では何度か観てるんですけどね・・・。「ゲキ×シネ」やDVDなどで観てぜひナマで観たいと思っても、なかなか上手にチケットを取ることができなくて・・・。北村有起哉さんと藤原竜也さんが観たくて(このお二人も生で観るのは初めてです)やっと取れた今回も座席は・・・2階5列という、「え?これがS席ですか?」「1階の前方席と同じ1人13500円ですか?」と悔しさ半分でした(「まぁ席が取れただけマシやん」と、自分では支払っていない娘に慰められつつ)。

 たしかに、たとえ席が悪くてもナマの迫力は映像とは比べ物にならないけど、前方席ならもっとド迫力だったはず。生で観たことと、劇の内容には満足して、観に行って良かった~とは思ったのですが・・・。前方席とは言わないまでもせめて1階20番台までの席で観たいなぁ。

 ストーリーは、若干難しい気がしました。誰にも感情移入しにくいというか、善人とも悪人ともつかない人たちばかり。というかみんな悪人ばかりな感じです。主人公たちにも上手に共感して応援するということができないもどかしさがありました。 オイデプス王的な悲劇が描かれるわけですが、特にそれを下敷きにしている感じはありません。「悲恋もの」とパンフレットには書いてありますが・・・悲恋を描きつつ、どこに話が落ちるのか、予想の難しい劇でした。
 永作博美さん演じるシレンの出身、狼蘭族というのは「蛮幽鬼」の「サジ」の出身でもありますね。暗殺者としての血筋の悲しみ苦しみがよく演じられているなぁと思いました。小さくて可愛くて童顔・・・のひとしかシレンはできませんねぇ。永作さんにアテガキなのでしょうか?ピッタリでした。

 藤原竜也さんは一本気でいろいろ苦しむ役ですが、殺陣と言い苦悩の表情と言い、若いながら場数を踏んできた役者さんだけのことはあってステキでした。私の友人が大ファンで「タツヤさま」といつも呼んでいるのですが、今回観劇に行った話をまだしてません。どう盛り上がるか語り合うのが楽しみです・

 高橋克実さんは朝の連続ドラマのお父さんと同一人物とは思えないほど悪人面でした。呆けたときの演技もさすが・・・。

 北村さん演じるシンデンは誠実で信用のおける感じ。とてもかっこ良い役です。でもなぜ悪人としか思えないゴダイに信奉しているのか・・・、ダイナンやキョウゴクとは一線を画す、筋の通った人間として、やはり誠実だからなのか?

 古田新太さん演じるキョウゴクの2面性もすごい。

Photo_2 そんなこんなで、結構頭を働かせながら観ないといけない劇でした。そんな中で、オトメな行動をとるダイナンこと橋本じゅんさん、とてもおもしろくて楽しかったです。古田さんとの掛け合いも笑えました。思いストーリーの中で、ギセン王の意外な行動とか笑えたり、ふっと緊張が解ける一瞬が何度かあるのも、新感線(いのうえ歌舞伎)の魅力ですね。

 ここにお名前を挙げていない皆さまもみな、素晴らしいと思いました。

ただ、しつこいですが、2階通路より後ろをS席で売るのはあざとすぎると思います。2階4列でも微妙だと思うのに・・・。

 写真は劇場前ポスターと、劇場入り口2階ロビーの大看板。写真を撮るのにすごい列でした。

 

 

 

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