「源氏物語 千年の謎」
日本文学専攻だった私、「源氏物語」の映画化に喜び勇んで観に行ったものの・・・大外れでした。
(ネタバレあります)
まず、原作が『源氏物語』じゃなかった。『源氏物語 千年の謎 (角川文庫)
』って、田辺聖子の『新源氏物語 (上) (新潮文庫)
』みたいな現代語抄訳(超訳)とかじゃなくてたぶん源氏をモチーフにした別の小説なんですよね・・・。これは
「源氏物語」と銘打ち「紫」式部が出てくるのに、紫の上登場せず、若紫の段は全く無視?それはないわ~。
須磨帰りどころではないぐらい、ホンのさわりだけでおしまい。現実世界とのつながりもオカルト仕立てもビミョー。
生田斗真さんの光源氏とか、東山紀之さんの藤原道長とか、中谷美紀さんの紫式部とか、源氏の妻や恋人たち、窪塚さんの安倍晴明も含めて・・・その他それぞれどの役者さんもよかったし、セットや衣装も絢爛で~~、ストーリー以外はよかったんですけどねぇ~。
残念でした。でも逆に、この映画の本当の原作も読んで映画と比較したくなりましたよ。
あ~そういえば思い出したけど、10年ぐらい前に天海祐希主演の源氏物語の映画もあったなぁ・・・期待して観に行ったけどあれもハズレだった。大体あの大長編を短くまとめるのはムリだよね。3部作ぐらいで作ってほしいわ~。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 記事を更新しないと!(2020.08.27)
- 「キャプテン・マーベル」(2019.05.02)
- グリーン・ブック(2019.03.31)
- マスカレード・ホテル(2019.03.31)
- ファーストマン(2019.03.17)
コメント