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2010年11月 1日 (月)

宝塚星組「愛と青春の旅立ち」

 またまた間があいてしまいました。

あかんわ~~。この半年の間にも結構しょっちゅう観劇だの映画だのしてたのに、どうも体調がしっかりしないのと、家に帰ってもPC前で仕事ばっかりだったりで・・・。

 まぁ、またボチボチ書いていくのでお付き合い願えれば嬉しいです。

 久しぶりに大劇場に行きました。といっても、2週間前の話です。なんとラッキーなことに初めてコーナンの招待券があたりまして。宝塚初観劇の友を誘って、期待満々で(初めてSS観劇出来るかもナンテ)、チケット抽選をしたところが・・・・。S席最後列。昔だったらA席だよ~・・・と嘆く私に、友達は「マァマァ、今回は来れただけラッキーやったんやから」と慰めてくれましたが。

宝塚花の踊り絵巻 (CD)

 

まずは和モノレビュー『宝塚花の踊り絵巻-秋の踊り-』
(作・演出/酒井澄夫)

 歌舞伎界の大御所の振り付けだそうですが、ホント目に美しいショーでした。若衆髷風の髪型、凛々しくも美しい男役スターさんたち、愛らしい娘役さんたちと、さすがのベテランの日舞。でも、悲しいかなあまり歌舞伎や能の素養がない私たち(二人ともウン十年前は日本文学専攻の学生だったんだけどね)には、遠い舞台で起こっているショーの中の物語的世界がうまく理解できませんでした。出演者とは関係がなく、前の星組の「さくら」の方が好きだったなぁ・・・と思ってしまった。渋い「麦や節」や「おけさ」も若さが光る「毛槍」も、ひとつひとつは後ろからでもハッと目を惹かれるし、引き抜きのシーンも見ごたえがあります。でも、演目としては良かったとは言いがたい。ファンのみなさまには申し訳ありませんけど、歌謡ショーとどこが違うのか、と、自分の中でははずれ演目。眠くなってしまいました。もっとも、舞台直前で見ていたら、魅力的なスターの姿に魅入られて違う感想を持ったかもしれません。

ミュージカル『愛と青春の旅だち』脚本・演出/石田昌也

 トータルの感想としては、このミュージカルは宝塚ムキとは思わなかったけど、良い意味で予想を裏切られました。通俗的になりそうなところを、ちょっとひねって感動的な成長物語・ラブストーリーとして成功して衣類と思います。原作(主題歌を含む)の魅力もあって、ステキなミュージカルでした。私にとっては今回のレビューがイマイチだっただけに、駆け足でストーリーをなぞるのではなく、丁寧に描いて一本物のミュージカルにしてほしかったぐらいです。

 私たちが若かりしころ一世を風靡した映画が元になっておりますが、私は軍人嫌いなので見ておりません。映画好きの友人は、もちろん観たけどもう忘れた、とのこと。原題が邦題とはずいぶん違う「AN OFFICER AND A GENTLEMAN」だということも初めて知りました。世を拗ねたザックのような若者が、ただ軍人としてしごかれるだけではなく、良き仕官・紳士になる過でもあるんですね。

 今回は士官候補生が主人公ということで、主人公だけが美しい格好をするわけでも、宝塚独特の番手によって服の装飾が違うわけでもない点、しかも階段降りに羽がなかった点、宝塚初心者の友人にはあの独特さを感じ取ってもらえなくて残念でした。ただ、さっきも書いたようにミュージカル自体は秀作でした。ダンスじゃなくてジョッグや腕立て伏せなどが出てくるのも異色ですが、柚希礼音さん率いる星組にはぴったりな演目に思えました。柚希礼音さん、ホント、カッコいい。平和主義者の私ですが、宝塚を見ると軍服姿がかっこよく見えてしまうので要注意です。優男とか王侯貴族が似合うイメージの凰稀かなめさんの鬼軍曹っぷりもなかなか。涼紫央さんの生真面目な軍人もはまってたし、夢乃さん紅さんも、持ち味が生きてました。夢咲ねねさん、白華れみさんたちも、工場労働者の格好をしていても可愛いし、パーティーで歌っている衣装も可愛らしい。可愛いといえば、カウボーイ役の水輝涼さん。沈みがちなシーンを楽しく盛り上げてくれました。

 原作映画を観たくなりました。

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