こんにゃく座「ピノッキオ」
オペラシアターこんにゃく座の新作オペラ「ピノッキオ」を観て来ました。小さな子どもがいっぱいでしたが、みんなとてもよく笑っていました。
舞台にはピアノ1台と一抱えもありそうな大きなドンゴロスの袋(ドラム缶半分ぐらいの容積・・・という感じで立っています)。アコーディオンやリコーダーらしきものもあります。後でわかるのですが、このドンゴロスの袋、ただものではありません。いやいや、個性的な舞台装置もこんにゃく座ならではです。
ピアノは伊藤多恵(以下敬称略)。途中片手にパーカッション、片手でピアノ伴奏という部分もあって、すごいとしか言いようのない演奏でした。
ピノッキオ役は井村タカオ。最近は若手男性主役は井村さんのことが多いですね。ピンクのピノキオ衣装があまりにもお似合いで、半ズボンから出る細い脚にびっくり。人形っぽい動きが良かったです。
大工・人形劇小屋の呼び込み・キツネ・おもちゃの国行きの馭者・太鼓つくりの5役にアコーディオンの演奏・伴奏も勤めるのが岡原真弓。芸達者で歌が本当に上手いし、関西人的コメディのセンス抜群です。終演後のロビーでの送り出しでも一番の人気者ですね。ステキです。
ジェペット爺さん・人形劇場の親方・ネコ、は佐藤敏之。お顔の演技がものすごい。とにかく笑えて笑えて仕方がない。特に岡原さんの関西弁のキツネと、佐藤さんの名古屋弁のネコという小悪党コンビは秀逸。面白すぎました。
材木のときのピノッキオの声・人形劇場の少女・農夫・女の人(妖精?、木)は田中さとみ。リコーダーの演奏もあります。可愛らしい若手です。ダンスも軽やか。
台本:山本清多、作曲:萩京子。昨年作られたばかりのオペラで、東京公演後、日本全国での公演に先駆けて東南アジアでのツアー公演を行ったとのこと。プログラムに書いてある台本作者の言葉によれば、東南アジアツアーを見越してピノッキオの原作の結末と、少し変えた部分があるそうです。その変えた部分のセリフは、井村タカオさんの好演もあり、とても胸に響きました。
全般的に楽しかったのですが、鯨のおなか(これも工夫がいっぱいという感じ)から出てくる野にかかる時間がちょっとだれ気味かなとは思いました今回は歌よりも、喜劇役者ぶりの印象が強すぎて、オペラ?という気はしないではありませんでしたが、良かったです。
こんにゃく座にはもっと頻繁に関西方面での一般公演をやって欲しいものです。
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オペラ「ピノッキオ」 アーティスト:オペラシアターこんにゃく座 |
一般販売に先駆けてCDも手に入れました。プログラムとCD両方にサインもいただきました。
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