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2008年9月16日 (火)

映画「ダイブ!!」

 いつも同じことを書いていますが、 忙しいです。書くことは好きなのでブログを書くのも楽しいのですがつい熱中して書いてしまって、時間がかかり文章はくどすぎてしまう・・・。そして余計に忙しくなる・・・という悪循環です。気づけば8月17日から9月16日までの1ヶ月間で今日もあわせて4回しか書けていません。本や漫画は読むのに書くのが追いつかないので、いつかまとめて表にでもしようと思っているのですが・・・せめて映画と劇ぐらいは感想を書き続けていきたいと思っています。

 で、1ヶ月もさかのぼった7月に観た映画の感想を思い出があやふやになりつつも書こうと思います。(以下敬称略)

 ダイブ!! 通常版/林遣都[DVD]熊澤尚人監督・林遣都主演「DIVE!! ダイブ!!」・・・直木賞作家・森絵都の青春スポ根小説の映画化です。

 現在パラリンピックが行われている北京。1ヶ月前はいろいろな問題を秘めながら、あるいは露わにしながらオリンピックが開催されていました。北京オリンピックについては、関西在住の私は、もしこのオリンピックが大阪で行われていたら・・・ということを想像せずにはおれませんでしたが・・・・。また、日本人選手の期待どおりのor期待以上の活躍、あるいは期待はずれな結果・・・きっとJOCとしてもいろいろな総括があることだろうと思いますそれはともあれ、飛び込みという種目でこの北京オリンピックを目指す若者たちを描いたのが「DIVE!!」です。観にいったのは7月半ば。北京オリンピック3m.飛板飛込11位の寺内健も、飛込みの第一人者寺本健太郎役で特別出演していました。私は原作&原作者の作品が大好きなので、とにもかくにも観にいったのですが、映画館は私のような原作好きのおばちゃんor親子連れと、明らかに出演者のファンでしかないチャラチャラしたお嬢さん方(一組は大きな声でご贔屓役者の名前を連呼し、館内が空いているせいか、上映中もごそごそ動き回るし足は前の席の背もたれに上げているし・・・鑑賞態度がメチャ悪かった)の2層に分かれていて、しかも人数が少なかったので、はじめから当てが外れた感じでした。

 主人公の坂井知季には、「バッテリー 」の巧役の好演も記憶に新しい林遣都。彼の先輩、サラブレッド型天才でダイビングクラブのエースである富士谷要一に「夜のピクニック 」で主人公の親友弟役が印象的な池松壮亮。津軽の断崖を飛び込んで鍛えた沖津飛沫に溝端淳平・・・、そして彼らが所属するダイビングクラブの少年たちにもイケメン役者というかイケメン・ボーイズを揃え、3ヶ月にわたる合宿訓練でダイバーらしいたくましい筋肉を鍛えたそうです。脇役の豊かさやロケの様子を見ても製作に力が入っていることは確かだと思いました。若い人には面白い映画だと思うし、テーマから考えても、学校等の映画鑑賞教室などにも推薦できる作品だと思います。

 でも、原作ファンの私にはかなり期待はずれ。実際に飛び込む様子を目の当たりに出来ること、断崖の迫力などは、当然活字は映像に一歩も二歩も譲るわけですが、ストーリーの展開は・・・映画ではかなりムリムリ。原作の冒頭から目指すシドニー五輪までの時間に比べ、映画の冒頭から北京五輪代表選考会までの時間が短すぎるためか、少年たちの成長の過程の描き方がすごく浅く感じます。

 だめだめ知季がすごい選手になるまでの期間が、いかに「ダイヤモンドの瞳」(驚異的な動体視力)を見いだされたと言っても、短すぎて共感しにくく感じます。要一の年齢と選手としての大きさの差が描かれていないのも不満です。飛沫の苦悩が映画ではしっかり描かれていないので津軽での恭子との生活が、他の高校生たちと比べて浮いてしまっている気がします・・・。イケメンの若手男優を揃えただけの軽い映画になってしまっているように思えました。

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 原作をまだお読みでない方はぜひご一読をオススメします。もともと児童文学(YA文学)として書かれているのでとっても読みやすいです。著者自身「スポ根」といいつつも細かい心の襞も丁寧に描かれていて、文芸作品として優れていると思います。これからDVDも観ようと思っていらっしゃる方々は、順番としてはDVDを観てから原作を読まれることをオススメします。

 

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