インディ・ジョーンズ4
「♪チャンチャチャンチャ~ン♪チャチャチャチャ~ン♪チャンチャチャンチャ~ン♪チャチャチャチャンチャンチャン♪」・・・いまや聞こえるとワクワクして顔がほころんでくるジョン・ウィリアムズ作曲のインディ・ジョーンズ・マーチですが、実は私は20代から30代前半の頃ほとんど映画館に行っていないので、最初のインディジョーンズシリーズのあの熱狂を知りません。なぜって大学に長距離通学してたから、勉強&部活で精一杯。就職してからも往復3時間以上かかっていたし、週1度しかないお休みは体を休めたかったし、デートなどのときも映画を見るよりしゃべったりしてたかったから。ついで結婚・妊娠・出産・育児、仕事も手を抜けず保育所や学童クラブの役員もして・・・となると映画館にはなかなか行けません。
スター・ウォーズにはまったのもエピソードⅠからです。ちょうどその頃から各地にシネコンがたくさん増えてきて、従来の映画館もきれいになって、トイレの近い私でも気分良く行きやすくなってきたのと、仕事の休みも増えてきたのと、末っ子も映画館でおとなしく見ることができるようになって来たので、映画館に結構通えるようになりました。
そんなわけで、前3作はビデオ等でしか観ていないんだけど、4作目は製作発表があってすぐの頃からかなり楽しみにしていました。
「インディジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」 スティーブン・スピルバーグ監督 ジョージ・ルーカス製作総指揮&ストーリー&原案
これも先月ですが、観にいってきました。ハリソン・フォードが演じるインディアナ・ジョーンズは、当たり前ですが、DVDで見る前3作より年齢を重ねています。で・も・老いてはいない。いや、映画の最初の方では、やはり「もはや若くないのか、インディ・・・」とため息が出そうなシーンがあるのだけど、そんな風にだまされかけていると突如として彼は本領を発揮、軽快なインディ・ジョーンズ・マーチも鳴り渡ります。物語上のインディの若さにも増して驚くのが、ハリソン・フォードの若さです。1942年生まれの彼は65歳を越えているはずなのに、全くそうは見えません。暦年齢と体力年齢はずいぶん差がありそうです。すてきですね。
今作の舞台は、前作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 」から19年後の1957年、ネバダ州の平原を貫く道路から始まります。軍用車が列を成して走る中、若者たちがからかいながら通り過ぎます。軍用車たちは基地内の立ち入り禁止区域に、制止する兵士を射殺しながら入って行きます。軍用車に乗っていたのは米兵を装ったソ連兵。軍用車の中には捕らえられたインディと友人のマック。ソ連兵のクールビューティーで冷徹な女性指揮官スパルゴ(ケイト・ブランシェット)はインディに、格納庫に隠されたある木箱を探せと命じますが・・・・
冷戦時代のネバダの砂漠と言えば核実験場、名優ジョン・ウェインのがんの原因にもなったといわれているが・・・ここで核実験を一つのモチーフにしたのはなぜでしょう?インディが核実験から辛くも逃れたというエピソードは、FBIに追われる原因になったという以外にも何らかの意味があるはずだと思うのは深読みのしすぎでしょうか??
大学教員の職を失ったインディはヨーロッパに行こうとしますが、FBIやKGBに追われます。そこへ昔馴染みのオックスリーが危ういという報を持った見知らぬ若者・マット(シャイア・ラブーフ)がバイクに乗って登場。インディとともに追っ手を振り切るべくバイクで大学街を走るシーンは前半の大きな見せ場です。
なんとか追っ手を振り切ったインディとマットはオックスリーを助け、クリスタル・スカルの謎を探るため南米へと旅立つ・・・。
次から次へと息をもつかせぬ冒険の数々。普通のアドベンチャー映画を3本ぐらいに相当する満足感があります。大団円も満足。「続編なんて・・・」と批判的な人もぜひ一度観てみてください。この映画は作られるべくして作られたストーリーだと納得がいくと思います。
劇場パンフレットにはインディの年譜つき。ヤング・インディ・ジョーンズシリーズのあっさり版の解説にもなっています。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 記事を更新しないと!(2020.08.27)
- 「キャプテン・マーベル」(2019.05.02)
- グリーン・ブック(2019.03.31)
- マスカレード・ホテル(2019.03.31)
- ファーストマン(2019.03.17)
コメント