先日も京都劇場へ劇団四季の「ウェストサイド物語」を観にいってまいりました。5回目です。今公演ではもう観る機会はなさそうですが、一応スタンプカードだけは押してもらってきました。
| 2008年8月初旬のキャスト |
| 【ジェット団】 |
| リフ |
松島勇気 |
| トニー |
福井晶一 |
| アクション |
西尾健治 |
| A-ラブ |
大塚道人 |
| ベイビー・ジョーン |
厂原時也 |
| スノーボーイ |
澤村明仁 |
| ビッグ・ディール |
萩原隆匡 |
| ディーゼル |
キム スホ |
| ジーター |
丹下 博喜 |
| グラジェラ |
恒川 愛 |
| ヴェルマ |
村上 智 |
| クラリス |
駅田郁美 |
| ポーリン |
ソン インミ |
| ミニー |
荒木 舞 |
| エニイ・ボディズ |
石倉 康子 |
| 【シャーク団】 |
| マリア |
苫田亜沙子 |
| アニタ |
団 こと葉 |
| ロザリア |
玉井 明美 |
| コンスェーロ |
加藤久美子 |
| テレシタ |
泉 春花 |
| フランシスカ |
室井 優 |
| エステラ |
高橋亜衣 |
| マルガリータ |
撫佐仁美 |
| ベルナルド |
望月龍平 |
| チノ |
畠山典之 |
| ぺぺ |
水原 俊 |
| インディオ |
神谷 凌 |
| アンクシャス |
徳永義満 |
| ファノ |
佐藤雅昭 |
| ニブルス |
斎藤洋一郎 |
| おとなたち |
| ドック |
石原義文 |
| シュランク |
勅使瓦武志 |
| クラプキ |
荒木 勝 |
| グラッド・ハンド |
丹下 博喜 |
今回は、ワタシ的に、ですが、「ウェストサイド物語」公演のなかでは初めてお目にかかったキャストの方が多かったです。上の表で、薄い水色のバックになっている方が、そうです。ドック役の石原さんはドックでは初めてですが、クラブキの役で拝見したことがあるので薄いグリーンで。逆に2月・3月・4月・5月・8月、私が観た5回の公演すべて同じ方だった場合の枠は薄い黄色がついています。松島さんと澤村さんは5回とも出演されていましたが、それぞれ、ベルナルドとA-ラブに扮しておられたときにも拝見しているので濃い黄色に分けてみました。濃淡の黄色をつけた方々は、私が観た時に限らず今公演出ずっぱりでいらっしゃるのでしょうか?底冷えのする京都の冬から例年よりひときわ暑い京都の夏(この夏、出張で南紀と関東に行ったけど両方今日と比べたら朝昼晩いつでもすごしやすくて涼しかった)という厳しい半年間を、健康でお元気に過ごしておられることにさすがはプロの役者さんと尊敬の念を覚えずにはいられません。若干皆さんお痩せになられたような気がしないでもないのですが・・・。どうぞ今後もお体にお気をつけて❤
さて、舞台&キャストの方々に対する感想です。
福井晶一さんは2002年~2003年の大阪キャッツでは、私が観にいった時にはいつもマンカストラップ。リーダー猫にふさわしい歌と演技だったので、トニーを演じられるのも楽しみに観にいきました。ラダメスでも観たかったのに1度も出会えなかったのです。とってもレアな友石ラダメスも観たのにねぇ・・・。福井さんトニーは予想通り、歌が上手くて少年役の人たちのリーダー的存在・・・一足先に不良少年を卒業した風情、みんなのお兄さんと言う雰囲気がよく出ていると思いました。今回私が観た3人のトニーの中では一番キリリっとした感じですね。でも、本来こういうトニーなら、リフにジェット団への一時的な復帰を頼まれても、マリアに決闘の制止を哀願されても、明日いは過ちを犯した後の警察への出頭を止められても、毅然と断ると言うか、自分の信念をもって説得するような気がしますが・・・。そういう意味では鈴木涼太さんのトニーのほうが優柔不断さが漂っていて、悲劇へ向かう道筋が理解できた気がします。
苫田亜沙子さんは地元の京都芸大出身ということで、関西公演にはよく出られるような気がして、親しみを感じます・・・。可愛らしくて、ティーンエージャーのマリアにピッタリだと思いました。特に「すてきな気持ち I Feel Pretty」が可愛くて良いですねぇ・・・。トニーの最期の時の「Somewhere」も涙を誘われました。
松島さん・西尾さん・澤村さん・萩原さん・恒川さん・団さん・・・などおなじみの方々は長丁場をすばらしいダンスと歌と演技で毎回魅了してくれました。特に松島さん、西尾さんらのカーテンコールのパフォーマンスはとても楽しい気分にしてくれますね。
望月さんのベルナルド・厂原さんのベイビー・ジョーンは、同行の娘にとっては初めて観る配役。帰りに「どうだった~~??」と聞いてもはかばかしい返事なし。え~っ・・と思っていたら、翌日、観劇直後は感激の余韻を噛み締めていたので口をききたくなかったとのことでした。厂原さんは本当に少年に見えますものね。
チノの畠山さんはまじめでやさしそう。民族差別を受ける環境でなければ好青年、ベルナルドが妹の恋人としてイチオシにしたい男だという雰囲気が伝わってくるような気がします。
ロザリアの玉井さんも、コンスェーロの加藤さんも初めての方ですが、良い感じでした。特に私は、加藤さんの目も口も大きめのはっきりした美貌に目を奪われました。加藤久美子さん、もっともっと活躍してもらいたい役者さんだと思いました。
石原さんのドックは暖かいお父さんと言う感じ。シュランクの勅使瓦さんはハードボイルドを気取った悪徳刑事ぶりでした。
何度目かのカーテンコールの終わりには、舞台上にクラブキの荒木さんのみ居残り。ちょっとしたおどけた表情やしぐさの後、舞台の上手側・下手側の上方を警棒でさして警笛をピッ、ピッ!幕が下りてきて、アンコールの拍手もおしまいとなりました。
今回は「ウェストサイド物語」では初めて舞台に比較的近い席。どのぐらい近いかと言うと、軽い近眼だけど車は裸眼で運転できる私が、メガネをかければドックの店のマガジンラックの中身が見えるという程度。「LIFE」と「POST」が何冊か、ディズニーの「チップとデール」、ベイビー・ジョーンが読んでいるのとは違う「スーパーマン」などがありました・・・。こんな細かいところにも凝っているんですね・・・雑誌の表紙などはちゃんと往時のものを模して作ってある(時代考証されている)んでしょうか??前方の席だと、役者の方の飛び散る汗や唾液まで見えて、舞台にかける熱情や息吹のようなものが如実に伝きてイイですね。
そして初めて「ウェストサイド物語」作品セミナーなるものにも参加させてもらいました。こういう会員向けイベントの経験は、「コーラスライン」のリハーサル見学会のみ。そのときも年末年始の休みを後に倒して参加できたのですが、今回もお盆休みの一部を前倒しして・・・という感じ。普段はとても平日昼間のイベントには参加できません。子どもは次世代育成事業関連だったかの何とかセミナーに参加させてもらったことがあるのですが・・・。会員のみのイベントでなくてもいいから、たまには勤め人向けにソワレ終演後のトークショーなども企画して欲しいなぁ・・・。
作品セミナー、面白かったです。役者さんたちの個性的なお話も楽しかったけど、豆知識が増えたし、役者さんたちが色々なことを学んで役作りに資しておられるのがよく分かりました。この作品豆知識の部分だけでも「ラ・アルプ La Harpe」に掲載してくれたらうれしいんだけどな。6回全部行けた果報者がそう多くはいると思えないし、知っているのと知っていないのとでは作品鑑賞の面白さがずいぶん違うから・・・抜粋だけでもいいので載せてほしいなぁ。。もっと早い段階で掲載してくれていたら、その場面を確かめにリピートしたくなる人が増えていたはずだと思うんだけど!
司会役として登場したのは丹下博喜さん。前4回は川口雄二さんが司会をやっていたそうで、・・・てことはグラッド・ハンド役の人が司会をすることになっているんでしょうか?丹下さんを見たとたんエディ役で出演されていた「マンマ・ミーア」が思い出されて・・・あぁ「マンマ・ミーア」もう一回観た~い!と思ってしまいました
他には、望月さん・団さん・畠山さん・玉井さん・斎藤さん・室井さんの登場です。この日のテーマはシャーク団。これまでのテーマは何だったのでしょうか?気になります。やっぱりアルプに掲載して欲しい。抄録でもいい。
丹下さんの司会がなんだかしどろもどろになりがちで、すぐに望月さんが場を仕切ろう、仕切ろうとして、余計に混乱・・・という予期せぬ面白さもありました。二人ともたくまざるユーモアの持ち主です。望月さんは素でもリーダータイプなんですね。あとは団さん。素顔の団さんは可愛くてよくしゃべる。ほんまに可愛いねんけど、さすがに関西出身と見えて、ただしゃべるだけでなく話にオチをつけようとしているサービス旺盛な感じでますます好きになりました。
作品セミナーの主な話題は、アメリカのスタッフの方々に教わったという、作品の表面だけ見ていてはなかなか気づかない設定についてのようです。
まずは、望月さんからジェット団とシャーク団の違いとして、プア・ホワイト出身のジェット団の子どもたちは家庭的な問題を抱えていて、不良化、集団化してギャングになった。一方シャーク団の子どもたちは、人種差別による阻害の中で自分達の身を守るために身を寄せ合いギャングになった。家庭的には何の問題もなくて、血のつながりを大切にしている・・・というような趣旨の説明がありました。血のつながり:チノつながりということで話は畠山さんにふられます。チノはベルナルドたちのいとこなのだそうです。幼い頃からいっしょに育ってきた身内なので、マリアは「チノになんかなんにも感じないわ」と言うのですね。体育館のダンスパーティーでは、チノとロザリアはマリアのお目付け役。なのでダンスの間ず~っとマリアから目を話さないはずだったのに、つい二人とも白熱するダンスに夢中になってしまって・・・、その隙にマリアとトニーは目が会って惹かれあってしまったのでした・・・。ということは・・・「二人のせいで僕は死んでしまうのか!」と望月さん。団さんも全面賛同して、二人のせいだと非難。「じゃぁ今夜は二人に注意していれば、死なずに済むかもしれない」という望月さん。笑ってばかりの客席。
斉藤さんのニプルスという役は、その役がないバージョンもあるのだそうです。シャーク団の中では後からの移民で、だからプロローグのシーンはシャークとジェットとの1ヶ月間の抗争(最初はベルナルド一人で、だんだん仲間が増えていく)の中でも、最初のほうは出てこないし、仲間からも「誰だ、あれは?」みたいな目で見られるシーンもあるのだとか。
室井さんは私はフランシスカでしか観たこともないのですが、「アメリカ」のシーンでいつもロザリアの近くにいるマルガリータ役でも出ておられるらしく、マルガリータはロザリアの味方になってあげる役柄なのだという説明でした。
そしてロザリアは、実はコンスェーロの恋人・ペペに思いを寄せているそうです。だから体育館のダンスのシーンでは一生懸命ペペを見て、自分をアピールしているのだとか。その後の本番の時、いつもは素敵なダンスにばかり目を奪われているところを、ちょっとロザリアに注目すると、まさに説明してもらったとおり。やっぱり豆知識があるのとないのとでは舞台の楽しみ方がずいぶん変わってきますね。
「アメリカ」のシーンの直前に、アニタがベルナルドからその長~い本名を呼ばれる(長すぎてエトセトラ・エトセトラと略されていますけど)シーンがありますよね。そのシーンについて、団さんがスペイン系の名づけの仕方を説明してくれました。役作りのためにはいろんなことを学ばれているのですね。父系と母の父系を結合する姓の名のり方やピカソの長い名前の話は結構有名ですが、そこまでいろんな人の名前を盛り込むのは一般的だとは知らなかったので、興味深く感じました。長い名前を呼ぶベルナルドの心境も私にとっては想像に近いものでしたが、改めて時代性を説明してもらって、娘には良かったようです。
映画版との違いとして軍事会議後、シュランクに追い出されるシャーク団がアメリカ国家を口笛で吹きますが、映画版ではイギリス国歌。なんでイギリス国歌かというと、自分らも移民だけど、もとはお前たちも同じ移民だろ!という気持ちが込められているのだとか。この説明の時には二階席から口笛の演奏が聞こえました。どうやら西尾さんだったようです。一斉に後ろを振り向く受講者たちに、僕たちのほうを向いてとアピールする望月さんが可愛かったです。
質問コーナーも楽しく
、(望月さんがやたら読書読書と言っておられたのですが、『本は10冊同時に読め! 』を実践しているとか・・・。実際に読書好きなのかもしれませんが、要は売店で売っているブックカバーをPRしているようでした)全部紹介したいのですが、あまりに長くなりすぎましたのでこのあたりで。
最後に一つだけ。玉井さんへの質問で、その美貌を保つ秘訣は?というのがありました。玉井さんは「何にもやっていませんが・・・」と前置きして、高木美果さんから教えてもらっている方法として卵パックなるものを週2~3回しているそうです(玉井さんと高木さんはおうちをシェアしているようですね)。説明しあぐねている玉井さんのあとを団さんが引き取って卵パックの説明をしてくれました。またその説明が身振り付で楽しい!卵白を電動ミキサーであわ立ててそれで洗顔。卵黄はレモンとか蜂蜜とか色々混ぜてパックに。これだけやって、「『何にもしてない』ってことはないでしょ!」的なツッコミも楽しくてよかったです。
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