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2008年5月 5日 (月)

「オペラ座の怪人」20周年

 4月29日に日本公演20周年を迎えたという劇団四季の「オペラ座の怪人」。20周年記念特別カーテンコールがあるというので、大阪四季劇場での公演1周年記念でもある5月3日に観に行ってきました。

 ハービスエント入り口や劇場入り口には記念週にあわせて 色々な装飾が施されてありました。公式サイトに写真が出ているオブジェの前では、それをカメラに収める人たちがたくさん。でも中には、自分たちも一緒に画面に収まるように記念撮影する人たちもいて、一組ゆ~っくりとその場に陣取って交代で撮り合っている家族もいて・・・オブジェのみを撮ろうとした人がキレていました。う~む・・・。発売開始後数十分で売り切れた日程だから、みんな相当なファンばかりだと思うんだけど・・・

Photo_8 劇場入り口で、赤い封筒をもらったので何かなと思ったら、大阪1周年記念のホロ・カードでした。先ほどの不快は消えて、ちょっと嬉しい気分に。劇場ロビーでは20周年記念グッズを買う人の列・・・・は、開幕当初ほどの人数ではなくて拍子抜けでしたが、いざ自分が買いに行ってみると、お目当てにしていた数々のグッズはすでに売り切れ・・・。和手ぬぐいほしかったなぁ・・・。せめて1周年記念日ぐらいまではグッズは取り揃えてほしかったよ・・・。ハットピンだけ買ってきました。
 今回は娘の希望と、チケット取りの時、出遅れたのとで2階席から観ることにしました。上を向かなくても舞台上部にいる怪人がばっちり見える場所ということで。大阪四季劇場の2階席はいつも感心するんだけど、うまく設計して作ってありますよね。2階席で観づらいということをほとんど感じたことがありません。

2008年5月3日マチネキャスト(敬称略) 2007/5/3Cast
オペラ座の怪人 高井 治 高井治
クリスティーヌ・ダーエ 木村花代 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 岸 佳宏 鈴木涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹 種子島美樹
メグ・ジリー 宮内麻衣 荒井香織
マダム・ジリー 秋山知子 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 寺田真実 寺田真実
ムッシュー・フィルマン 小泉正紀 青木朗
ウバルド・ピアンジ 半場俊一郎 半場俊一郎
ムッシュー・レイエ 斎藤 譲 深見正博
ムッシュー・ルフェイブル 勅使瓦武志 立岡晃
ジョセフ・ブケー                岡 智 佐藤圭一
    男性アンサンブル
男性アンサンブル 女性アンサンブル 増田守人
増田守人 阿賀佐一恵 小島正紀
畠山典之 小野さや香 見付祐一
見付祐一 田窪万理子 小倉佑樹
柏田雄史 是澤麻伊子 佐藤季敦
佐藤季敦 吉田郁恵 町田兼一
町田健一 梅崎友里絵 柏田雄史
金本和起 峰岸由佳 女性アンサンブル
  村瀬歩美 戸田真美
  木村智秋 華山ソナ
  白澤友理 蔵斗絢子
  鈴木友望 畠山馨
  松ケ下晴美 平田曜子
*吉田郁恵さんの「吉」は土に口* 劉微
園田真名美
世登愛子
中野聖子
吉田郁恵
チャ ミヨン
チェ ウンヨン

 キャスト表を見て、ラウルにガッカリだったのですが、まぁしかたがない。だけど、岸さんは2月に観たときよりは進歩されていたと思います。もう少し声に甘やかさがあって、舞台での姿に華が出てくると良いと思うんですけどねぇ・・・。

 木村花代さんのクリスティーヌは・・・声楽の専門教育を受けてらっしゃらないのでいかがなものか、と思いつつ観たのですが、意外やすばらしい伸びのあるソプラノを聴くことができました。他の演目で見ていたときも美声だとは思っていましたが、こんなHighNoteもOKだとは!もう少ししっとりとした情感が声に加われば、きっとステキだと思います。体育会系な雰囲気で、可憐さは他のクリスティーヌに譲ってしまうだろうけど、スタイルも姿勢もいいし、「The Point of No Return」で黒衣の男がピアンジじゃないと気づいたときの演技などはとてもいいと思いました。考えてみたらファントムの仮面をいきなりはいでしまうようなクリスティーヌは、ただの可憐な娘じゃないはずですね。木村花代さん、ビジュアルは綺麗だし、ベルやマコでは好きだったんだけど、ポリーや愛玲では私のイメージより声が野太い気がするのと、演技に繊細さが欠けるような気がして苦手でした。でもこんなクリスティーヌが演じられるなら他の演目でももっと見てみたくなりました。

 あぁ・・・、去年はムッシュー・レイエは立岡さんでしたねぇ・・・。

 大阪公演の初日で観てからちょうど1年ぶりの高井治さんファントム。ステキな歌声を期待して行ったのですが・・・・、う~ん・・・。ほとんどの部分はステキでした。演技の方は、私は佐野正幸さんの熱い演技の方が好みですが、高井さんのスマートなファントムもかなり好きです。何より深みのあるお声が胸に響きます。でも・・・。かなりのお疲れ?喉の酷使のせい?理由は分かりませんけど所々声が割れたり歌が不安定。え~っそんなぁ・・・高井さぁん・・・。特に「The Music of the Night」の「心のおもむくまま」のところと、最後の「わが愛は終わりぬ」にギョッとしました。「The Point of No Return」のあとの「再び来るのだ光なきわが心の牢屋へ・・・・・」と舟を漕いで来るところ、演出上の都合で録音したものを使っているということを聞いたことがあるのですが?舟が着く間際歌がおかしかったような気がします。タイトルロールがこれでいいのか??ちょっとひどすぎないか?と思いました。もちろん、高井さんがすばらしい歌い手であることは十二分に認識していて、他の出演者との比較で言えば手厳しすぎる批判を書いてしまっているのですが・・・でもタイトルロールだし、それも高井治さんとなれば私の中の及第ハードルは他よりもぐんと高くなってしまっているので・・・。

 特別カーテンコールは、支配人二人が幕前に出てきてご挨拶。20周年と大阪1周年と。ファントム以外の名前のある登場人物たちが20周年の歴史を振り返りながら登場してきます。そして「あ、こりゃステキなパーティー」と歌い始め、マスカレード。客席にも仮装パーティーの衣装の俳優さんたちが。2階席には仮面の人のほかにジョセフ・ブケーもいて、通路側の人たちと握手も。やがて幕が上がりスモークの中にファントム登場!再び幕が閉まったあとには仮面をかたどった証明が・・・・。その後も何度もカーテンコールがあり、客席はほぼ総スタンディング状態のようでした。ワタシ的には特別カーテンコールは楽しかったけど、本編は今回はこれまでで一番気持ちが乗らなかったので、スタンディングしよう!という積極的な気持ちは持てなかったのですが、前が立ったんじゃ見えないから仕方がない・・・という感じはありました。大好きな作品なだけに完璧とは言わないまでも、ハイレベルとも言わないけど・・・納得のできる出来であってほしい。厳しい言いようかもしれないけど、最後の一節で余韻が台無しになるような舞台は、口汚く言えば「金返せ」レベルだと思います。ほほえましいとちりやちょっとした失敗とは言えないんですもん。あの熱狂的に開幕をした「オペラ座の怪人」がこんなことになろうとはこのチケットを予約したときには全く予想をしていなかっただけにとてもとても残念でした。しかし、そうは言ってもじゃぁ観にいかなかったら良かったのか、といわれるとそうでもないんですよね。自分で自分の心理を分析しかねてしまいます。

*5月10日追記:劇団四季公式ページの「今宵マスカレード! ―― 『オペラ座の怪人』大阪公演1周年」という記事を読むと・・・若干記念カーテンコールの記憶が曖昧だったことがわかりました・・・。マスカレードの前のバレエシーンはその時は感銘を受けていたけど、このブログを書く頃には記憶が薄れていた・・・って、私、物忘れ激しすぎ!とちょっとショックです。

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