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2008年1月15日 (火)

大沢たかお「ファントム」初日 その3

 しつこいようですが、昨日書ききれなかったことのつけたし。

 カルロッタがクリスティーヌに毒を盛るシーン。カルロッタが、クリスティーヌがますますあがるように不安を煽りながら“ハーブで出来た、気持ちを落ち着かせる薬”を飲むまねをすると、この鈴木勝秀氏演出版では、クリスティーヌのほうから「飲ませてください」と頼んでいます。これでは、だまされたとはいえ、自ら求めて毒薬を飲まされたことになってしまいます。いちいち比較するのも品のないことかもしれないけど、宝塚版ではカルロッタに強く勧められて飲んだことになっていますから、あくまでクリスティーヌに落ち度はありません。他にも、鈴木勝秀氏演出版で省略されたのか、それとも宝塚版で付け加えられたのか、もともとのアーサー・コピット上演台本(脚本)orモーリー・イェストンの歌詞ではどうなっていたのか・・・わかりませんが、概して宝塚版台本・演出の方が筋が通っていると思いました。~~普通はむしろ宝塚版の方が、男役スターの魅せ場作りのために不条理に改変されている方が多いような気がするのですが・・・・

 まぁ、私としては今回ルカス・ペルマンさんの美しいお姿を拝見し、すばらしい歌声を(1曲だけど)拝聴できたのが収穫と思うことにします。昨年来日した「ウィーン版エリザベート」、とても見たかったのになぁ(涙)。近いうちに再来日してくれないかなぁ。

 1月16日追記:びっくりするほどこの記事へのアクセスが多かったので、そんなに話題になっているんだと初認識。ググつてみると、「大沢たかおが主演舞台「ファントム」で圧倒的歌声披露 拍手10分間鳴りやまず」 ・・・というスポーツ報知の見出しが・・・。もう、新聞の劇評は信じられない。

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演劇・ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

私もファントムを見て来ました~。
私は純粋に大沢たかおファンなので行ってきたのですが、
そんな私でも前から2列目でたかお様を見たこと以外、
ホントにもったいない買い物だったと思った内容でした。
たかお様の歌には正直に言って全く期待はしておらず・・・。
ただ脇を固める出演者の方達がそれなりなら、
何とかなるかな~と思って見に行ったのですが、
始まって10分、粗探しばかりし始めてしまう私が居ました(^^ゞ
あまりにひどすぎる・・・。
クリスティーヌは天使の歌声の持ち主だったはず・・・。
最初はまだ何もレッスンを受けていないから、声も小さく盛り上がりもないのかと思っていましたが、
レッスン後も上手くはならずに、盛り上がるのか!と思う手前で声が出ずに、抑え気味な歌い方?
大西ゆかりも上手いけど、ディーバがこぶしをまわしたらダメだろうって感じで・・・。
正直派手好きおばちゃんが、カラオケ衣装を着ているかのようにチンチクリンに見えました。
コメントにもありましたように、出演者の人数も少ないので
全員出演していても、華やかさにかけ・・・。
最後のシーンでロープが出てくるシーンでも、不自然に最初からロープが垂れている、使った後は不自然に撤収される。
カルロッタの私室のシーンで使われたドレッサーは、
学芸会の大道具のようにちゃちく見えるし。
管理者さまより辛口批評ですが、
いくら大沢たかおファンとは言え、ミュージカルなど演劇大好き人間としては、
ホントに残念、ただただ残念な作品でした。
たかお様の全作品のディファイルドはなかなか良かったので、もうミュージカルの出演は断ってぇ~と思う私でした^_^;

投稿: まるちゃん | 2008年1月19日 (土) 14時34分

 まるちゃんさま、ご来訪ありがとうございます。
そうですか、大沢たかおさんファンでも、辛口批評になってしまわれたのですか・・・。ご指摘のとおり、後ろの方の座席から見ていても、ロープの存在と出演者のロープの扱いが不自然に見えました。なんでフィリップがロープを支えたり回収するのに手を貸すのか??と思ったりして。出演者の歌唱力の問題と演出の問題、両方感じました。私は、映画等でも大沢さん主演のものは観た覚えがなかったので、せっかくなら、もっと大沢さんのよさが生かされる役でお会いしたかったような気がします。
 私もミュージカルは大好きなので、よろしければまたご訪問ください。

投稿: えくれーる☆ | 2008年1月19日 (土) 17時27分

大沢ファントム感想を見てとても共感しました。
私も観て来ました。私は、ただどこまで舞台の板の上で
ファントムが息づくか、クリスティーンが天使の歌声で答えるか観たかっただけ。ファントムやクリスティーンを誰が演じて
いようと、関係ない。歌声でその世界に入り込みたかった。。。。しかし、無残にも歌が、主役2人?の歌が。。。
2人が歌った後にぱらぱらと拍手。やはり。

しかし、大沢たかおが最後に挨拶にきた時にドド--ッと嵐
のように観客は立ち上がり、スタンディング鳴り止まない拍手。????これってどうなんだろう?

大沢ファントム芝居では泣かされました。うまい。しかし、
ミュージカルにこの人を使うのはなぜ?ヒロインはまるで
演技すら現代っ子・あの時代の娘には見えない。

ミュージカル初挑戦同志でこんなにも有名な演目を高いお金
を払わせて見せるとは・・・・

初挑戦なのに頑張りましたとかだけで許されるようなら
その道で舞台の真中狙って日夜努力しているミュージカル俳優の卵の人や本業の人に失礼な事ではないのか?
疑問に思えてなりません。

宝塚版の演出なんかは?の面もありましたが役者さんは
さすがその道のプロ確かにそこにファントムとクリスティーン
は存在しました。立ち振る舞いからもう違う。

ファントム『オペラ座の怪人』は大好きなのでとても残念な
舞台でした。無名でも、大抜擢でも構わないからミュージカルというからには歌える人をキャストするのが大前提ではないのでしょうか?
あまりに人寄せパンダ的です。ルカスさんの扱いもあまりに
もったいない。
やはり、商売的にはこういうやり方になってしまうのでしょうか?顔の売れた人たちを揃えとけばどうにか採算取れるだろうってことなのでしょうか?作る側に納得いかない今日この頃です。

思わず熱く長くなってすみませんでした。今度からはこのHP
見てから観劇したいぐらいですっ。


投稿: pan | 2008年1月25日 (金) 01時15分

panさま、ご訪問ありがとうございます。
 そうですよね~っ~。panさまと手を取り合ってうなづきあいたいぐらいコメントに共感しました。私は作品・音楽が好きで観にいったので、本当にがっくりきました。
 

投稿: えくれーる☆ | 2008年1月25日 (金) 21時07分

私もファントム、観ました。
大沢たかおさんを観れたのは満足。ですが同じ感想で歌はそんなに上手くなかったですね。クリスティーヌも・・・。宝塚花組のファントムも観に行きましたがやはり歌唱力が圧倒的に違いますよね。。。同じ曲なのに・・・。でも俳優さんであれだけの声量で舞台で歌えたことはとても素晴らしいと思いました。努力されたのはとてもよくわかりましたし大沢たかおさんが演じるファントムということで私はよかったと思いますよ。

投稿: | 2008年1月31日 (木) 00時00分

 ご来訪&コメントありがとうございます。そうですね。私が観たのは初日で2階席でしたし、いつ観たか、どこで観たかによっても感想は変わってくると思いますが・・・。ミュージカル・プロ劇団の公演でも、初演のプレビューでは力任せに歌っていただけと言う印象だった方が、1ヶ月後に観にいったら、かなり情感が出ていて印象が変わった~~ということも経験していますし。でもでも、プレビューならともかく、通常公演でこんな思いをさせられるのはいかがかな、と。
 ただ、別の見方をされる方のご意見は参考になりますし、良かったらまたご訪問・コメント等くださいな。

投稿: えくれーる☆ | 2008年2月 1日 (金) 17時37分

初めまして。
本日、青山劇場でファントムを観てきたzumaと申します。
全体的に共感できるご意見ばかりで、チケット代が高いのは大沢君へのギャラなのだろうなと(笑)思った次第です。
だいたいこういう感想になるだろうなとは思っていたのですが、ファントムマニアとしては(笑)観ずにいられないもので・・・。
スズカツさんは、宝塚やALWと違い、ファントムは普通の男だ、というのを見せたかったようですが、それも中途半端な演出だったなぁという気がしました。
日本のミュージカルは、歌より演技より、ネームバリュー先行の世界なので、大沢君でなければこんなにチケット売れなかったんだろうなと、ちょっと思いました。

あ、私もルカス・ペルマンさんは良かった!と思いました。彼のコンサートが東京であるようだったら、ぜひ1度行って見たいと思いました。

お邪魔しました!

投稿: zuma | 2008年2月 9日 (土) 23時40分

zumaさま、はじめまして。ご来訪・トラックバックありがとうございます。zuma
さまのサイト・ブログも見せていただきました。本当に『オペラ座の怪人』がお好きなんですね。
昨日四季の「オペラ座の怪人」を久しぶりに観にいって、やっぱりファントム(佐野正幸さんでした)は歌が他の人よりうまくないとね・・・、とあらためて感じました。zumaさんのサイトには佐野さんのファントムは見てみたいけどまだ見ておられない・・・と言うようなことが書いてあったと思うのですが、今も未見でいらっしゃるのでしょうか。佐野さんのファントム、とってもよかったですよ。
 

投稿: えくれーる☆ | 2008年2月10日 (日) 17時50分

こんにちは、はじめまして。
私も大沢たかおさんの『ファントム』を見てきた一人です。
元々劇団四季の『オペラ座の怪人』にはまり、あとは小説をいろいろ読み漁っていた人間なので、アーサー・コピット版ははじめて。
アンドリュー・ウェバー版と違う描かれ方をされたファントムをとても楽しみにしていきました。

ストーリーはとても楽しかったとは思うのです。
が、なにせ主役二人の歌唱力が…orz
とても不満の残る感じでして。
こういう思いを抱いたのが自分だけじゃなかったってわかってホッとしています。
前日に見に行った知り合いは大沢たかおの大ファンだそうで、大沢たかおがかっこよかっただけで満足していたみたいですし…。
私は東京公演の2日目だったんですが、確かにアンコールとか10分くらい拍手がやみならなかったんですけど、作品に対する拍手というよりは大沢たかおさんなど役者への拍手や掛け声が多くて…って感じでした。

私はあんまりミュージカルとか見に行くことがなくて、ミュージカルで見たといえば、劇団四季か宝塚なんですよね。
どちらもとてもレベルの高い公演ですので、そういうものかと思ったら、今回のことがあって、四季や宝塚は別格なんだなってつくづく思いました。

ちなみに私はカルロッタのあのこぶしがきいた歌は好きな感じでした。確かにオペラ歌手か…って言われたら違うんですけど、そもそもオペラ座とは思えない舞台…雰囲気、ストーリーの中ではマッチしていたかなって(笑)

私もルカスのエリザベートは見に行ってみたかったです。再来日して欲しいですよね~。
あと、トラックバックさせていただきました~♪

投稿: Yuka | 2008年2月29日 (金) 16時07分

Yukaさま、ご来訪&コメントありがとうございます。Yukaさまのブログ&サイトにもお邪魔してきました・・・。あの、現在のところ、Yukaさまからのトラックバックはついていないようなんですけど・・・。またご確認くださいませ。
 私も大西ユカリさんの歌は、上手で迫力があって好きだと思いましたよ。でもあくまでも大西ユカリさんの歌、です。カルロッタとしてのキャスティングがすごく悪いとも思いませんけど、はまり役とは言いにくいと思いました。

投稿: えくれーる☆ | 2008年2月29日 (金) 20時24分

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受信: 2008年2月17日 (日) 08時40分

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