« 『チェーザレ 破壊の創造者』4 惣領冬実著 | トップページ | 『駆けこみ交番』 乃南アサ著 »

2008年1月 8日 (火)

『かるた』1,2 竹下けんじろう著

 先日の新聞でかるたクイーン、かるた名人の試合結果についての記事が出ていましたね。我が家でもお正月に百人一首は年中行事。私自身も幼児の時から、兄や姉に混じって1枚も取れなくて泣きながらも、少しずつ覚えて楽しんできました。

 わが子たちにもいろはカルタが出来るようになると同時に、少しずつ歌歌留多も導入。お風呂で暗誦して覚えさせたり、ドラえもんの百人一首CDや学習マンガも買ったりしました。子どものためというよりは、むしろ自分が百人一首が好きで楽しみたいから、子どもたちにもマスターしてほしかったのです。負けず嫌いの子どもたちを煽って、中学・高校で行われる百人一首大会の勝利を目指して特訓もしました。何を隠そう、私も子どものときは学校一になったこともあるし、天智天皇ゆかりの近江神宮で行われる全日本かるた協会主催の全国大会に出たこともあるのです・・・。なんて、ほとんど誰でも出れるんですけど。私は段位も持っていないようなへぼですが、とにかく親類・友人の中では負け知らず・・・だったんですが。もう長男長女には敵いません。まず、加齢による記憶力の劣化で手元の札が覚えられない(あんなに得意だったトランプの神経衰弱も負けてばかり)。そして運動能力の歴然たる差。札の発見が同時でも絶対負けます。悲しくなってしまうけど、家族そろって楽しんでいます。もっとも夫はすでに全員に負けるとわかっているので、もっぱら読み手にまわり、夫がいないときはCDをかけています。

 そんな、私の目にふと留まったのが(書店で「ブカツまんが」が平積みになっていたのです)、

『かるた』1.2 竹下けんじろう著 秋田書店刊 少年チャンピオンコミックス

 あまり好きな絵柄でもなかったのですが(少年漫画やゲーム小説等によくある。顔が子どもっぽいのに、やたらと胸や足腰を強調した女の子の絵が嫌いなんです)高校かるた部とくれば、読まねばなるまい・・・という感じです。

かるた 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス) Book かるた 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)

著者:竹下 けんじろう
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book かるた 2 (2) (少年チャンピオン・コミックス)

著者:竹下 けんじろう
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 主人公は「格ゲー」チャンピオンの軽部太一。高校2年生。学校の階段で幼馴染の由利子とふざけていて、かるた同好会唯一の部員、千歳に怪我を負わせてしまう。大会を控えた千歳に詫びるため、太一と由利子はかるた同好会に入会するが、二人は百人一首はまったくの素人。競技のやり方しか知らなかった。しかし太一はゲームで鍛えた勘とスピードで、由利子は驚異的な記憶力で競技かるたをマスターしてゆく・・・。

 読んでみると、そんなあほな、という突っ込みどころもあるけれど、源平戦のやり方が結構わかりやすくマンガで解説してあるし、試合の雰囲気(百人一首は優雅な遊びではなく、スポーツに近い感じ・・・というような)の描き方、ありえないような取り方やおかしな人物造型、ドラマ作りなどなかなか面白かったです。

 残念なのは、「諸般の事情」とやらで第2巻、なんだか中途なところで第1部完、とされているところ。そして第2部の登場は「いつの日か」らしい・・・。そんなぁ、こんな試合の途中で(涙)。なんでやのん?

かるた   1 かるた   1
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

かるた   2 かるた   2
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

 かるた部なんて地味なモチーフだから ウケなかったのかなぁ?かなり面白い方だと思うんだけど。我が家では夫を除き、男の子も女の子もおばちゃんもみんな楽しく読みました。

 百人一首を主題にしたマンガといえば、河あきらさんの「はーいとりました」 (別マ 1972年 1月号 掲載らしい)がありましたね。この作品を読んで、私は「かくとだに・・・」の札(さしもしらじなもゆるおもひを)が十八番になりました。主人公の女の子に、男の子がこの取り札(読み札だったかも)を差し出して恋心を伝えるシーンがあって、いつか自分もこの手を使ってみたいと、おませにも思ったものです。この作品は単行本収録されなかったのですが、もう一度読みたいと思っています。復刻出版してくれないかなぁ・・・。

CD ドラえもんの小倉百人一首

CD ドラえもんの小倉百人一首
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

↑うちで買ったのとは版が違いうようですが・・・、こどもは結構喜びます。ただ読み方のイントネーションがいまいち。

【CD】小倉百人一首 【CD】小倉百人一首
販売元:HMV Yahoo!店
HMV Yahoo!店で詳細を確認する

 うちのCDは細川俊之さん朗詠のものですが・・・もう売っていないようですね。

|

« 『チェーザレ 破壊の創造者』4 惣領冬実著 | トップページ | 『駆けこみ交番』 乃南アサ著 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『かるた』1,2 竹下けんじろう著:

« 『チェーザレ 破壊の創造者』4 惣領冬実著 | トップページ | 『駆けこみ交番』 乃南アサ著 »