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2007年11月18日 (日)

京都劇場「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」初日

 京都劇場に「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」を観にいってまいりました。初日です。今日は「当日券はありません」の張り紙が出ていました。ジャポネスクバージョンより人気があるってことなのかな?ほかの日もチケットもほとんど余ってないようですし。

Photo_26 エルサレムバージョンの舞台は岩がごろごろ、草木の一本とてない荒れ野を表した、かなり角度のある傾斜舞台。激しい動きのある場では、おそらく演出なのか転ぶ人もいるのですが、誰もが本気で転んでもおかしくないほど傾いています。今回はも~のすごく後ろのほうの席しか取れなかったので、この傾き具合を前のほうで確かめたかったと、残念に思いました。。

 狂乱のユダが死にゆくとき、ジャポネスクバージョンでは、大八車の舞台から転げ落ちていくという感じでしたが、エルサレムバージョンでは泥濘か流砂に吸い込まれ、引き込まれて行く感じです。

11/18のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       金森勝
(キムスンラ)
マグダラのマリア        西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          本城裕二
ペテロ(使徒)          賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英
ヘロデ王             大塚 俊
   
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】
岩城雄太 光川 愛
上出匡高 新子夏代
佐藤晃仁 金 寿恵
染矢 裕 倖田未稀
武智正光 金平真弥
松元 朋 松尾千歳
中村 伝 稲垣麻衣子
二見隆介 上條奈々
松尾 篤 小島由夏
鈴木 聡 美吉ヘレナ
森田利夫 木村智秋
赤間清人 新井裕美
北村 毅  
斎藤准一郎  
竹内一樹  
西村侑剛  
 キャストはジャポネスクバージョンのときと大きく違っていません。私が観た時(ジャポネスクバージョンの1日目 http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html で報告させてもらっています ・2日目http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_8557.html で報告させてもらっています)との大きな違いは、チェ、じゃなくてユダが芝清道さんだったのが金森勝(キムスンラ)さんに、ヘロデ王が下村尊則さんだったのが大塚俊さんに代わっているぐらいでしょうか・・・。もっともこのお二人もジャポネスクバージョンの途中からは交替してらっしゃったようなのですが。(ジャポネスクバージョンのプログラムにはヘロデ王のキャストは下村さんしか書いていなかったので、てっきり楽日まで下村さんのシングルかと思っていたのですが・・・。エルサレムバージョンのほうには下村さんのお名前すらありません。もしやうわさどおり下村さんも退団なのでしょうか?(T_T))

 今回もアンナスが明戸信吾さんではなかったので、ジャポネスクバージョンの初日に明戸信吾さんと気づかず注目していなかったことが悔やまれます。

 金森さん(というより私はやっぱりキムスンラさんのほうが呼びやすいんだけど)のユダは、芝さんほどのパワフルさは感じられないものの、声が若々しくて甘くて魅力的です。ユダでは、エネルギッシュな歌や動きは当然なのですが、場面によっては、パッションを内に秘めながらも抑制した表現もあり、狂おしいまでのジーザスへの愛を全身で力いっぱい表現する場面などとの使い分け、すばらしい演技と歌でホントにステキでした。もう5年も前の大阪キャッツでは、私はキムスンラさん(当時)演じるところのアスパラガス=グロールタイガー&バストファージョーンズが一番好きでした。

 ヘロデ王は大塚俊さんの歌声に聞きほれてしまいました。大塚さんを前に拝見したのは、京都劇場「アイーダ」のゾーザー。あの時も歌が上手~って感心したっけ・・・。大塚俊さんに何の不足もないけれど、ただ、舞台上の下村尊則さんにお会いしたかった私にとっては、下村さんではなかったというただその一点で残念に思えました。下村さんのドゥミキャラクテール的な、そして中性的な演技がヘロデ王にぴったりだと思こともありますし、若衆姿のジャポネスク・ヘロデがあまりにも下村さんにぴったりだったので・・・ね。

 アンサンブルの皆さんはとてもお若い方が多く、「ジーザス・クライスト=スーパースター」で初舞台・・・と紹介されている2007年入団・研究所入所の方たちも数名。ジャポネスクバージョンで見たときと入れ替わっている方々もいらっしゃいます。

2  さて、「ジーザス・クライスト=スーパースター」は両方のバージョンを見比べることが出来たわけですが、私はどっちもそれなりの魅力があると思いました。歌舞伎チックバージョンの海外の高い評価(という劇団四季の宣伝)も、ただもの珍しさゆえではないことが自分の目で確かめられましたし、比べてみるとあまりに普通・シンプルに見えるエルサレムバージョンも、普通さゆえに伝わる感動がありました。終わり方はエルサレムバージョンの方が明るい気分に転換できるので好きです。曲を流すだけでなく、全員でスーパースターを歌ってほしかったけど・・・。2バージョン連続上演はうれしかったけど、プログラムはちょっと、イエ、かなりの手抜きであきれるやら腹立たしいやら。文章部分が2バージョンともまったく同じなんです。写真がちがうだけ。会員は「ジャポネスク・エルサレム2バージョンご観劇キャンペーン」で、無料でもらうことが出来るからまだしも、お金を出して買ってこれだったら「詐欺だ~」ってぶち切れそう。少なくとも、カブキバージョンに対する海外の劇評は、エルサレムバージョンのプログラムには不要で、差し替えるべきだったんではないでしょうか?

 今日は初日のせいか社員章や名札をつけている人を何人も見かけました。招待客でしょうね?そういう人たちは概していつもアンコールの切り上げが早いように思います。初日のご招待は知事や市長、取締役クラスの大物だけのわずかな人数にしていただいて、スポンサー枠とかはプレビューや2日め以降に分散してご招待してほしいな。運良くとちり席より前に座れたときは、周りが熱心なファンのひとばかりと思われるので、だいじょうぶなのですが、わりと後ろのほうに座って、自分やり前の人や周りの人たちがたくさんアンコールの途中でバタバタ去っていくとなんだか気が散るし、さびしくなってしまいます。

 上の写真は2枚とも例によって京都駅コンコースで写したものです。柳瀬さんジーザス、本当に端正ですねぇ。

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