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2007年10月 1日 (月)

花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」ほか

 宝塚花組公演「ミュージカル・ピカレスク アデュー・マルセイユ」「グランド・レビュー ラブ・シンフォニー」、先週、9月23日に花組の公演を宝塚大劇場へ観にいって、1週間たちましたが、春野寿美礼さんの際立った伊達男ぶりが目に焼きついて離れません。ロングコートにソフト帽の立ち姿(スーツにソフト帽も)といえば、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガードの「ボギー・スタイル」、ダンディズムの極致です。春野さんがそのいでたちで登場されると、ダンディさと美しさに目を奪われ釘付けになってしまいます。このなんともいえないカッコの良さ!もう今作品で見納めなんてさびしすぎます(ToT)/~~~

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 「アデュー・マルセイユ」

 舞台は1930年代初頭の港町マルセイユ。美しい町並みに観光客も多いが、フレンチ・マフィアに支配された暗い面もあり、スコルピオ派とオリオン派がしのぎを削っていた・・・。

 幕が上がると、揃いのユニフォームに身を包んだマリアンヌ(桜乃彩音)たちアルテミス観光の女性ガイドたちが観光客を案内しているシーン。彼女たちは実は女性参政権を勝ち取る運動をしているアルテミス同盟のメンバーでもあり、威勢のいいダンスと歌を披露してくれます。そこへ女性参政権運動を快く思わない海の男たちが割って入りちょっとした騒ぎに・・・。舞台後方が明るくなると、そこはマルセイユ駅頭に見立てた大階段(この演出ステキ)。仔細ありげな男が歌いながら降りてきます。彼こそ主人公ジェラール・クレマン(春野寿美礼)、またの名をルイ・マレー、あるいはジョジョ。ゆえあってアメリカから故郷マルセイユに帰ってきたのだ・・・。

 今回ストーリーがかなりハイレベルに面白かったので(申し訳ないけど宝塚オリジナルのミュージカルのなかには宝塚のスターたちが演じるのでなければまったく面白くなかろうとか、ノベライズしても読まれへんなと思われる脚本があることは否定できません、そんなときは居眠りしかけたことも度々)、ぜひ詳しく紹介したいのですが、国際刑事警察機構(インターポール)ならぬ国際刑事機構も登場するミステリなので、遠慮して主な登場人物紹介だけにおきます。サスペンス風の物語としても良くできているし、適度な笑い・ギャグも、気楽な観劇にしんどすぎない程度の緊張感もあってとてもよかったです。

 ジェラールの幼馴染で、夜の帝王と呼ばれるオリオン派のボス・シモンに真飛聖さん、男気あふれた役ですが、お茶目なところも見せてくれます。シモンの彼女で鉄火肌の歌手・ジャンヌに愛音羽麗さん、娘役で登場です!ゴージャスなスター歌手の美しさと。マリアンヌの援助をするマルセイユの市会議員・モーリスに壮一帆さん(ネタバレですけど悪役です。いい人ぶった登場ですが下心やギマンありありに見えるように演じておられます。)・・・・。もちろん他の登場人物も魅力的な方ばかり、歌もダンスも最高です。

 最後はまた大階段を使ったマルセイユ駅頭のシーン。マリアンヌとジェラールは惹かれあいながらも別れていきますが、その時の台詞・歌がまたいいんです。この作品を以って宝塚を卒業される春野さんにぴったりで。

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 ベルばらを演じたタカラヅカで、フランスの女性参政権獲得にかかわるエピソードを演じるのは、なんだか感慨が湧いてきますね・・・。マリアンヌたちアルテミス同盟の行動はとても魅力的です。まじめでひたむきな劇中の役柄も、その歌もダンスも。実際にもこんな運動がたくさんあったことでしょうねフランス革命では女性たちが大活躍したのに(途中ナポレオン法典等で女性の権利の後退著しいこともあり)、意外にも「自由・平等・友愛」の国フランスでの女性参政権獲得は日本と同じ1945年なんですね。もっとも、日本ではもしシロタ・ベアテ・ゴードンさんがいなかったらもっともっと遅れていたことでしょうけど・・・。

 レビュー「ラブ・シンフォニー」の主題歌も「胸に蘇る 想い出と共に 新しい旅立ちに 愛を歌う・・・」と春野寿美礼さんのさよなら公演を意識した歌詞です。全身ラメの燕尾服など、華麗できらびやかなショーでした。

プチ・ミュージアムでは、ベルサイユのばら特集と、前回花組公演の「明智小五郎の事件簿ー黒蜥蜴」「タキシード・ジャズ」の衣装の展示でPhoto_3す。

会場にほぼ等身大の楽器を持つ春野さんの写真が展示してあり、とても魅力的でした。 →右の写真は、両作品の脚本。左は衣装です。 残念なことに、この公演は自分の日程と合わずに観にいけなかったんですよね・・・。最初希望日にチPhoto_4ケットが取れず、そのあとカード会社の優待日の連絡が来たんです が、すでに他の公演のチケットを取っていた日で・・・。あ~悔やまれます(涙

Photo_35Photo_36Photo_39 ←ベルばら関係の展示の写真です。美しいマリー・アントワネットとフェルゼンの衣装(ゴージャスなベルばらの世界を感じられます)・すてきなオスカルの部屋(細部のこだわりを感じさせられます)・最後のシーンの馬車Photo_37Photo_38(アンドレの純愛を彷彿とさせられます)・小公子と小公女のシャンシャン・かわいらしいステファン人形(少女のアントワネットと処刑前のアントワネットを見つめた人形はきっと何かを語りたかったに違いない・・・と思ってこころははるか18世紀のフランスへ)です。ステキですね。いつも衣装は触れないんだけど、説明書に布地見本のようなものが貼り付けられているのもあり、布の質感 は分かります。プチミュージアムの展示はいつも良い展示ですよ~。観たことのある作品の展示は格別ですが、観たことのないものでも俄然興味がわいてきて、DVDやオンデマンドなどを使って映像ででも見てみたい!!と強く感じます。

娘は羽を背おわせてもらったり、馬車に乗せてもらったりして記念撮影もしました。観劇もミュージアム鑑賞も大満足の一日でした。

 もちろんプログラムのほかに、雑誌や楽譜、グッズも買って帰りました。

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 夏に観てよかったので・・・。「マジシャンの憂鬱」の脚本を読んでいるとその時の楽しさが蘇ってきました。いつもはレビューの脚本なんて載ってなくてもさほど気にならないのですが、「MAHOROBA」は、全文載せてほしかったです。とってもよかったんだもん。

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 GRAPHの方でも「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」の記事(写真)を見て、満足。「梅田芸術劇場公演ルポ」として「あさきゆめみしⅡ」が載っていたので春野さんの美しい光源氏を見てさらに満足。「その先の・・・」は壮一帆さんで、壮さんは娘が大ファンのためこれも満足・・・でした。

私の「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」観劇感想はコチラ→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/mahoroba_3697.html と コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/httpchualacream.html

「あさきゆめみしⅡ」の観劇感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6199.html

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アデュー・マルセイユーマルセイユへ愛を込めてー/ ラブシンフォニー

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