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2007年10月17日 (水)

ブロンド美女の作り方空想を実現する最先端テクノロジー スー・ネルソン、リチャード・ホリンガム著

 朝日新聞の書評にも載っていましたし、先々月号の「本の雑誌 291号 ほおずき夜なべ号 (291) 」誌でも絶賛されていました。ワタシのような文系人間にもがわかりやすく、そしておもしろおかしく最新科学の様子が頭に入ってきます。

ブロンド美女の作り方 空想を実現する最先端テクノロジー  スー・ネルソン、リチャード・ホリンガム著  バジリコ 

  自分好みの完璧な美女をクローン技術を使って作り出すのは可能でしょうか?毎日の生活に便利な自分専用の家政婦ロボットを作る技術はいずれ開発できるのでしょうか? (この章、日本人だったら鉄腕アトムやドラえもんは作れるのか?っていう命題にするはず)物質転送機は?タイムマシンは?サイボーグになることは可能なの?(日本人ならターミネーターより009・・・そしてサイボーグの悲しみを知っているかも)?・・・などなど、ヒト・クローン、人工知能の開発、遺伝子操作、超ひも理論などなどの科学的知見を、笑いとくすぐりを交えて興味深く解説。いくら食べても太らないで、楽におなかを引っ込める方法・・・なんてちょっと切実な気分になってきました。著者はともにイギリスBBC で活躍するサイエンス・ジャーナリスト。私生活でもパートナーだとか・・・。文系の人にも楽しく読めるエンタメ・ノンフィクションですが、結局地道な生き方が一番なのよね。

ブロンド美女の作り方―空想を実現する最先端テクノロジー Book ブロンド美女の作り方―空想を実現する最先端テクノロジー

著者:スー・ネルソン,リチャード・ホリンガム
販売元:バジリコ
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 ロボットを作ったり、サイボーグになったり、ブラックホールや永遠の生命など、ちょっと昨日書いた『「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61) 』と私の中でかぶりました。(あくまでワタシの脳内でです。本の内容は違いますよ)

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『ありがとう、さようなら』瀬尾まいこ著

 映画にもなった『幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1)) 』など心にすーっと染み透るような小説を書く作家、瀬尾まいこさんが書評誌「ダ・ヴィンチ」にデビュー直後から3年半にわたって連載したエッセイをまとめた本。

『ありがとう、さようなら』 瀬尾まいこ著 メディアファクトリー

 瀬尾さんは今も京都府の久美浜の中学校で国語の教師をしておられるが、臨時採用の講師時代を含めて、中学生たちとの日常が、過剰な感情の露出なく、淡々と書き綴られています。こんな先生に習いたいなぁ、と思う中学生も多いのではないでしょうか。丹後という土地柄なのか、瀬尾さんの人柄なのか、多分両方相俟って、ということだと思いますが、わが子達の中学校や街中の中学校では考えられないほど、中学生たちの雰囲気もよさそう。ほほえましいエピソードが満載です。合唱コンクールだって、うちのあたりでは成立する学校なんてなさそうだし・・・。

ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス) Book ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス)

著者:瀬尾まいこ
販売元:メディアファクトリー
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ふむふむ、ニコニコ、うんうん♪という感じで、でもわりに淡々と読み進むうちに心の中にじわ~っと温かいものが広がっていくような、そんなエッセイです。「てる子」「サプライズ部」のエピソードにちょっと感激。鶏が食べられない私には、「鯖」のエピソードが身につまされました。

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『口は災い』リース・ボウエン著 

 2002年度の「アガサ賞最優秀長編賞」受賞作である本書は、ワタシ的には『夜明けのメイジー 』に並ぶ歴史ミステリの傑作だと思いました。

『口は災い』リース・ボウエン著 講談社(講談社文庫)

 20世紀初頭のアイルランド。イギリス人地主の息子にレイプされそうになった22歳のモリーは彼を蹴ったが、その弾みで後頭部を打った彼は死んでしまった。現代の私たちの基準から見れば地主の息子の方が悪くても、当時の力関係では、モリーは絞首刑は免れないだろう。アイルランド人の小作の娘は何もかも捨てて逃亡するほかなかった。モリーはリバプールで偶然同胞の女性キャスリーンに助けられ、肺病にかかって船に乗れない彼女の代わりに、彼女の息子と娘を、新天地アメリカで待つ夫のところに連れて行くことになる。

 三等船客として大西洋をわたる描写は「タイタニック」を思い起こさせる。アイルランド移民は皆、まだ見ぬアメリカに希望を羽ばたかせながら、このような不快な長旅を耐えたのだろう。モリーもキャスリーンノ子どもたちを庇いながら旅を続けるが、本物のキャスリーンを知るらしいオマリーという男に絡まれる。いざアメリカに付き、ニューヨーク・エリス島で長い入国審査を待っている時、夜中にオマリーが何者かに殺され、モリーや船中でモリーを何かと庇ってくれた青年・マイケルに嫌疑がかかるが・・・。

口は災い (講談社文庫 ほ 32-1) Book 口は災い (講談社文庫 ほ 32-1)

著者:リース・ボウエン
販売元:講談社
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 向こう見ずにも、自ら危険に飛び込み事件を解決に導いたモリーの強さ、時代と境遇に負けないモリーの溌剌とした元気の良さ、才気のきらめきが好感度大。次作では私立探偵として開業するようだ。ハンサムな警部ダニエルとの恋が始まる予感も楽しい。やさしいマイケル、人のいいキャスリーンの夫、かわいい子どもたち、イギリスに残されたキャスリーン・・・これからが気になる登場人物もいっぱい。アメリカではすでにシリーズ6冊目が出版されているそうなので、ぜひとも早く続編を翻訳・出版してほしい。

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2007年10月16日 (火)

『「世界征服」は可能か』岡田斗司夫著 

 マンガやアニメやヒーローものTV番組などで悪の組織が企む世界征服。それは現実に可能なことだろうか?実際に目指すとすればどんな方策があるだろうか?

 最新著作のダイエット実践論『いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227) 』がベストセラーになっているオタキング:岡田斗司夫氏が、「『現実に世界征服してみたらどうなるか?』を具体的にシミュレートしてみた本」(本書P21より)、『「世界征服」は可能か』 (筑摩書房 ちくまプリマー新書)が、結構いろいろな書評で話題になっていたので読んでみました。若者にも読めるように編まれた「プリマー新書」というレーベルだけあって、普通ならこのテーマにさほど興味がわかない私にもすらすら読めました。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61) Book 「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)

著者:岡田 斗司夫
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 第1章ではアニメやマンガなどに描かれた悪人や悪の秘密結社を元に「世界征服」の目的にはどういうものが考えられるかをまず考えます。第2章では、読者はどんなタイプの支配者なのか4つに分類してみます。第3章は「世界征服」の手順(目的の設定→人材=仲間or部下→資金・設備投資→組織管理→世界の支配者になってからの生き方)などをオモシロ真面目に論じつつ、第4章では現代社会・自由主義社会に置ける世界征服とは何かを解明しています。

 ちょっとムムムムッとひっかかる部分(EX.p143の3行目「ひょっとしたら大日本帝国やジオンのように『負けたから悪の汚名を着せられる』だけ・・・」とか、例示が不適切ではないかと思われる記述がちらほら)がないわけではありませんが結構興味深く読めました。10代20代の男の子からオジサンまで、男子が喜びそうな本だと思いました。女の子は「悪の秘密結社」よりも、正義を行う美しいヒロインたち(陰になり日向になり助けてくれるイケメンつき❤)がお好みだと思うので。

【6月号】特集8:オタキングを自称する若手文化人岡田斗司夫オ
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

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2007年10月15日 (月)

京都劇場 劇団四季「JCS・ジャポネスクver.」観劇記、その3

 二日続きで京都劇場で観た、ブログに書いた 劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」。でも、まだまだ興奮は冷め遣りません。CDを引っ張り出して聞きなおし(CDについてはコチラにも書いています→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_6429.html )たり、楽譜を見ながら一本指でピアノを弾いて、英語の歌詞で歌おうとしてみたり・・・。英語の歌詞と日本語の訳詞と見比べると、やっぱり上手に訳してあるなぁ・・・と感心して、プログラムを見直したら~~これも岩谷時子さんの訳詞なんですねぇ。天才的な翻訳じゃないでしょうか・・・。英語歌詞を見ると、四季版日本語歌詞の揺れの理由もよくわかります。

Jesus Christ Superstar Vocal Selections Book Jesus Christ Superstar Vocal Selections

著者:Warner Bros.
販売元:Hal Leonard Corp
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ↑この本なんですが、全曲は載っていなくて(歌詞だけ記載の曲もある)残念です。

 今日四季のHPに「『ジーザス・クライスト=スーパースター』ジャポネスク・バージョン開幕!」という記事が出ていましたね。その中に「さらに、今回京都での上演に伴い、『歌舞伎誕生の地』であるということに注目。当時の阿国歌舞伎を参考に、『安土桃山風俗』を盛り込んだ衣装に変更。」という文章がありました・・・。昨日、一昨日書いたヘロデ王と花魁の扮装の変化のことですね・・・。時代設定が変わったのは私の指摘のとおりでちょっと嬉しかったし、こういう意図での変更だということがわかって、なお興味深く感じました。ヘロデ王が乗ってくる人力車は、タカラヅカのベルばらを思わす透明アクリル製(だと思う)。ステキですがこれは変更ないんでしょうか?

 私の特にお気に入りのシーンは、すでに何度も書いているように、下村さん(今回シングルキャストのようですね)ヘロデ王のシーンですが、次は、というと最後の晩餐シーンかなぁ。使徒たちの合唱が(内容やシチュエーションは別として)耳に心地よいメロディですし・・・。ところで、使徒たちのうちで舞台上で名前をがついているのはシモンとペテロだけだけど、最後の晩餐が終わったあとのシーンで、使徒たちが寝たあとの暗闇でジーザスが呼ぶのは「ペテロ・ヨハネ・ヤコブ・・・・」なんでかな?私は関西人だからシモンは呼ばないの?とかマタイやバルトロマイはどこにいったの?とか突っ込みたくなります。

Jcss_4  私も娘も、パワー溢れる芝さんが大好きです。何度でも芝さんのユダを観たいです。でもプログラムで田中彰孝さんもユダのアンダースタディに入っておられるのを知ると、若者の熱いユダも、円熟してなお成長し続けるベテランのユダもどちらも観たくなってしまいます。もうジャポネスクバージョンのチケットは取っていないのですが・・・。あぁ、お金と時間がたっぷりの有閑マダムに憧れます。

写真は例によって京都駅コンコースの掲示物です。

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2007年10月14日 (日)

「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」2回目観劇!

 今日も京都劇場へ劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってきました。少し時間が早かったので、例によって京都駅コンコースの劇団四季掲示板・VTRコーナーを観ていると・・・

Jcss_5 ←こんなのを見ていた時に 、劇団or劇場職員と思しき人が寄ってきて、「当日券ありS席2枚」と書いた紙を掲示板に貼っていったのです。その席はMの19・20だったのですが、私の席よりいい席ではありませんか!会員先行予約初日に、なかなか電話もネットもつながらなくて、その時点で一番よさそうな席が、1階席のかなり後ろ、しかもセンターではないブロックしか取れなかったのに、なんでM列のセンターブロックが空いてんの~?!ジャポネスクバージョンはすごく舞台がせり出していて、E列が一番前だからM列といえばいわゆる「とちり席」・・・だれかご招待客がキャンセルでもしたのかしら?なんかちょっと不愉快・・・。

 気を取り直して劇場に入ると、ロビーは昨日よりかなりにぎやかな感じ・・・。やっぱり昨日はご招待客が多そうだったもんねぇ。スタンプの所にもプログラムのところにも、昨日はなかった長~い列ができていました・・・。

 さて、昨日の今日ですが、マリアとアンナス、二人もキャストが入れ替わっていました(@_@)そんなこともあるんですねぇ・・・。また明戸さんの声が聞けるものだとばかり思っていたのでちょっとびっくりです。アンナスは声の質が阿川さんより明戸さんのほうが私のイメージにはあっている気がします。阿川さんのほうが若々しい感じの声なので、カヤパの義父という感じがしません。マリアは高木さんも西さんも甲乙つけがたいと思いました。私の同僚は「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ役での西珠美さんを絶賛していましたが、たしかに少しビブラートのかかった美しい声に聞き惚れてしまいました。 

10/13のキャスト 10/14のキャスト
ジ-ザス・クライスト       柳瀬大輔 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ       芝 清道 芝 清道
マグダラのマリア        高木美果 西 珠美
カヤパ(大司教)         飯田洋輔 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父)    明戸信吾 阿川建一郎
司祭                佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
佐藤圭一  
田辺 容  
川原信弘
シモン(使徒)          神崎翔馬   神崎翔馬  
ペテロ(使徒)          賀山祐介 賀山祐介
ピラト(ローマの総督)      村 俊英 村 俊英
ヘロデ王             下村尊則 下村尊則
     
【男性アンサンブル】 【女性アンサンブル】 アンサンブル・
大八車
(白子)は
13日のキャストと同じ
石 路 新子夏代
二見隆介 金平真弥
岩城雄太 金 寿恵
上出匡高 中井奈々子
佐藤晃仁 小島由夏
染矢 裕 福田麻理恵
武智正光 上田亜希子
松元 朋 倖田未稀
柿澤勇人 松尾千歳
中村 伝 西村麗子
鈴木 聡 稲垣麻衣子
森田利夫 上條奈々
松尾 篤  
赤間清人  
 
【大八車・人力車】
北村 毅
白瀬英典
大竹康平
斎藤准一郎
斎藤洋一郎
酒井良太
嶋野達也
竹内一樹
玉井晴章
西村侑剛
高橋 徹

 劇団四季による紹介文やプログラム、「ラ・アルプ」などにあるとおり、このジャポネスク・バージョンの演出は日本の伝統芸能の系譜、文物を取り入れながら、中東で誕生し、ヨーロッパの精神の源泉となったイエス・キリストの生涯(というか最期の七日間)を描くという東西融合の斬新なものだと思いました。しかも1973年の初演から、マイナーチェンジしながらの上演なので、古さを感じさせない普遍的な魅力にあふれていると思います。和楽器の音の中でも特に笛(篠笛?)と小鼓が効果的に感じたし、5台の大八車を使った舞台装置、傾斜をつけたり、八橋か回廊のように並べたり・・・、はたまた青竹の棒、ジーザスを担ぐ御輿になったり、兵士の武器(杖?槍?)になったり、竹矢来になったり・・・・、とても非凡だと思いました。ジーザスの処刑のシーンでの竹矢来につかまる群集の表情がまた凄い、いや凄まじいというべきか・・・。

 今日も、私の中では若衆姿のヘロデ王・下村尊則さんに大受け。もっと見ていたい。すばらしい。楽しい。美しい?!帰りの電車の中でもうっかり♪そう、君はクライスッ~~♪なんて歌ってしまっていました(~_~;) 歌舞伎の所作を取り入れた動きには、今日同行した娘(昨日は「おかぁさんズルイと言われつつも私一人)も思わず観劇中に「面白いなぁ・・・」とつぶやいていました。プログラムを見ているとこのシーン、昨日も書いたヘロデ王の扮装以外に、ヘロデ王に付き従う花魁たちの扮装も変わっていますね。前のバージョン(プログラムの写真)では、笄をいっぱい挿した立て兵庫か島田風の髪型に、振袖風の打掛姿(江戸時代中・後期の雰囲気)ですが、今回のバージョンでは、少し時代をさかのぼった兵庫髷。室町~江戸前期の雰囲気で打掛も着ていないように見えました。背景は和風文様ですが、こんなところも変わっているのでしょうか?それとも同じ? プログラムの写真ではわかりません。

ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD) ジーザス・クライスト・スーパースター 劇団四季 オリジナル 1976年 東京キャスト(CD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
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 変わったといえば、歌詞も初演のときからは変わっているのですね・・・。まっ、それは最近の「アイーダ」や「マンマ・ミーア」でもありましたけど HMVや大手CD店などで売っている1976年東京キャスト盤のCDでは、たとえば最初のナンバーでユダが歌う「私は今わかるのだ 明日のことがすべて 神の子と誰も彼を呼ばなくなればどうなる♪」の歌詞が「神の子」ではなく「神様」になっていたし、最後の晩餐シーンでジーザスが歌う「ワインとパンとで私のことを思い出すだろう 思い出すだと 私がみんなに求めているとは」は「思い出せだと 私は気が狂っているのか」になっていました。「見捨てる」⇔「裏切る」など、きっとほかにもあることでしょうね。新しいバージョンのCDを作ってほしいです。

35ステップス 劇団四季(CD) 35ステップス 劇団四季(CD)

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35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス 35ステップス〜劇団四季ソング&ダンス

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↑のCD(2枚組み)には、山口祐一郎さんの「ゲッセマネ」と沢木順さんの「スーパースター」が収録されています。こちらの歌詞は現バージョンと同じかと思われます。

私の初日観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/jcssver_15eb.html

 

 

 

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2007年10月13日 (土)

京都劇場 劇団四季「JCSS・ジャポネスクver.」初日

 京都劇場へ「ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスクバージョン」を観にいってまいりました。子どものときに観た映画がとても面白かったので、楽しみにしていったのですが、残念なことに今日も初日だというのに空席が・・・。ちょっとさびしい・・・。

Jcss_6 歌舞伎調の隈取に白塗り、大八車でできた舞台装置・・・等々どんなものか?違和感はないのか???と、心配していましたが、観だしたらそんな杞憂はすぐに吹き飛びました。鼓や太棹を効果的に使った音楽も私は十分に楽しめました。むしろ、洋楽のみのナンバーがいくつかあるのがもったいなかった。ちょっと中途半端な気がして・・・。詳しいことは、明日も観にいくつもりなのでまとめて書こうと思います。

 劇団四季HPの「昨日のキャスト」 (いつのまにかアンサンブルの皆さんの分も発表されるように変わっていますね・・・よかった、よかった)としての正式発表の前に、主要なキャストだけ少しご紹介を・・・。さすがに難しいナンバーを歌いこなせる、歌唱力に定評のある方々ばかりですね。(敬称略です)

ジーザス:柳瀬大輔(端正なお姿でした。お顔も体型も。ファルセットもステキ)

ユダ:芝清道(この上ないほどパワフルな歌声。期待通り。力強い所作も、能役者のようなすり足歩きのシーンもどちら良かったです。)

マリア:高木美果(本当に澄んだきれいな声で、高音も聞き取りやすかった)

カヤパ:飯田洋輔

アンナス:明戸信吾(明戸さんだと思わず、ずっと別の人だと思っていました。明日は良く見ようっと。)

司祭:佐藤圭一・田辺容・川原信弘

シモン:神崎翔馬

ペテロ:賀山祐介

ピラト:村俊英(この方の低音の魅力は格別ですね)

ヘロデ:下村尊則(すご~くステキ。もっとたくさん登場してほしい。)

ヘロデ王の髪型・衣装はこれまでの上演写真とはうって変った扮装です。アフロで傾いた(かぶいた)格好ではなく、若衆風。長い黒髪を総髪に結って、粋な旗本の若殿といってもいいかも。多分京都劇場で初お目見えのパターンなんじゃないでしょうか・・。これまでに何度も見た方でも、下村さんの若衆姿を見るだけでも、今回の観劇の価値ありだと思います。

 でも、クライマックスシーンが盛り上がりにくいので・・・キリストの復活で「スーパースター」の大合唱で終わる方がカタルシスになると思うんだけど・・・。

では続きは明日のJcss_7観劇後。(14日の観劇記はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_08ec.html

写真はいずれも京都駅コンコースの展示物を写したものです。白塗りメイクの柳瀬さん、眉目秀麗さが際立ちますね。

 

 

 

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2007年10月 7日 (日)

雪組「エリザベート」DVDほか・・・

 3連休が4週間の間に3回もあるとうれしいですね・・・。仕事ははかどらなくて困るけど、やはり休む期間が長いと癒されます。もう週休2日では疲れが取れない気がします。

 今日は、2週間前大劇場に行った折買ってきた、雪組「エリザベート」のDVDを観て関連の本(ムック)を読みました。エリザベート・デーです。でも家でDVDを観てると来客があったり電話がかかったりセールスが来たり・・・落ち着きません。やっぱり生の舞台や映画館で観る映画が一番だけど、「エリザベート」はチケットが取れなかったので仕方がない。見逃した舞台でも少し待てばDVDで再現されたのを観ることができるんだからそれを喜ぼうと思います。初演のころ、たいそう評判になってたくさんの関連図書が出ましたね。そのころは子どもたちが小さくて毎日あたふたしていて舞台に足を運ぶなんてできなかったんだけど、阪急の駅などで見るチラシやポスター・広告等に憧れて、原作やコミックでエリザベートの生涯をたどりました。特に森川久美さんのコミックは、このミュージカルを原作としていたので、私はこれを読んで「トート」という存在を知ったのでした。

 (1996~97年ごろ読んだエリザベート関連本・・・版は改まっていますが)

ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫) Book ハプスブルクの涙―皇妃エリザベート (集英社文庫)

著者:マリールイーゼ フォン・インゲンハイム
販売元:集英社
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マンガ皇妃エリザベート

Book マンガ皇妃エリザベート

著者:名香 智子,ジャン・デ・カール,塚本 哲也
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 名香 智子さんの描く大きなお目目の 『エリザベート』は正統派の伝記マンガです。トートの出てくるファンタジーとは違う事実に即したエリザベートを簡単に知りたい方にお勧めです。

エリザベート エリザベート
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

 森川久美さんの「エリザベート」は今は版元品切れのようです。寂しいなぁ。その原作も角川文庫から出てたんだけど・・・これも品切れのようです。

 あのころから10年以上過ぎて、やっと観ることができた「エリザベート」 。それだけでも感激ですが、かっこいい黄泉の帝王・水夏希さんのトート、気品があり美貌もその名声に恥じないし、歌もとってもお上手な白羽ゆりさんのエリザベート、DVDを観てその役の重要性がはじめてわかった狂言回し役のルキーニ、音月桂さん・・・みなさん見惚れるばかりです。彩吹真央さんのフランツ皇帝は威厳たっぷり、凰稀かなめさんのルドルフは哀愁たっぷりに魅せてくれますし、ゾフィーやマックスなど年長者を演じるベテランの皆さんもステキです。やっぱり大劇場で観たかったなぁ(>_<)。

エリザベート 2007 雪組(DVD) エリザベート 2007 雪組(DVD)

販売元:宝塚歌劇グッズの専門店〜宝塚アン
楽天市場で詳細を確認する

 「エリザベート」のような歴史上の実在人物を悲劇的に描いた作品では、どうしてもこの女性がもう少し後世から現代に生まれていたら・・・と考えずにはおれません。いや、『風と共に去りぬ』のスカーレットに対しても考えたから、歴史もの時代ものの場合といった方がよいでしょうか。旧弊なしがらみに、その才を絡めとられて苦しめられた女性たちは、身分の上下を問わずたくさんいたことでしょう・・・。

 ではまた関連書のご紹介を

エリザペートII (タカラヅカMOOK) Book エリザペートII (タカラヅカMOOK)

販売元:阪急コミュニケーションズ
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 この「エリザベート特集本 Ⅱ」は、買って大正解。保存版です!今回の雪組公演の写真を中心に、2005年の月組公演との比較や歴代トート、歴代エリザベートの衣装の推移など眺めるだけでも楽しいけど、出演者さんたちへのインタビュー記事や、ファンの投稿・質問コーナーなど読み物記事も充実。特に私が楽しめたのは、水夏希さん、春野寿美礼さん、瀬奈じゅんさんの3人の対談。それから「舞台裏ルポ~地下新聞」です。

 「レプリーク」のエリザベート特集の方は、冬に来日していたウィーン版の紹介が中心。でも雪組公演を前にした抱負を主な出演者の皆さんが語っていたり、ウィーン版・東宝版・タカラヅカ版の比較があったりして初心者にの私は感心することしきり・・・・。東宝版も観てみたいです。ぜひ・・・。次は2009年に大阪公演があるんですよね?朝海ひかるさんが涼風真世さんとWキャストでエリザベートを演じるとhttp://www.tohostage.com/elizabeth08_09/ に書いてありました。

レプリークBis 一冊まるごとエリザベート Book レプリークBis 一冊まるごとエリザベート

販売元:阪急コミュニケーションズ
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 この夏にはちゃんと発売していたのに、今はもう版元品切れとなっているのが、名香智子さん著の『マンガ皇妃エリザベート 』と同じ原作者で、水野英子さんが漫画化した『エリザベート』。皇妃エリザベートの孫の・・つまりマイヤーリンクで自殺した「うたかたの恋」のルドルフ皇太子の娘の、エリザベート・マリー・ペツネックが主人公です。あのルドルフに娘がいて、皇女として育ちながらも、身分違いの結婚によって皇位継承権から除外されたこと、ハプスブルグ家の崩壊からナチスの支配、第2次世界大戦の終結を個性的な行動とものの考え方で生き抜いたことなど初めて知りました。原作の方は今も刊行しているので、またいつか機会があれば読んでみたいです。

エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈上〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫) Book エリザベート〈下〉―ハプスブルク家最後の皇女 (文春文庫)

著者:塚本 哲也
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

水野英子他/エリザベート 水野英子他/エリザベート
販売元:HMVジャパン
HMVジャパンで詳細を確認する

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『幻月楼奇譚 2』

 何年前だったかなぁ・・・。文庫版で『百鬼夜行抄 (1) 』が出たとき、何の予備知識もなしに、単に和風の民俗的なお話(ただの怪談やホラーじゃなくて)らしいという思い込みだけで買ったんですよ。一読して絵も作中の雰囲気ももちろんストーリーも大好きだと思いました。面白くてのめりこみそうになりました。それから作者の今市子さんの、ほかの本も読んでいるんですが、東洋が舞台のものも、日本が舞台のものも、よやはり民間伝承的な雰囲気が漂っているのが面白いです。BL傾向の本は苦手なのでちょっとPASS。そういう意味では、この

『幻月楼奇譚 2』 今市子著 徳間書店 CHARA COMICS  という作品もビミョーなところがありますが、妖(あやかし)めいたディティール、不思議な魅力のキャラたち、ミステリ仕立てなのが面白いです

 老舗味噌屋のとぼけた若旦那・升一郎は、何でもできるが、何にもできない器用貧乏の典型。近所でも評判の「道楽息子」だが果たしてその実態は・・・。妓楼に通っていることは通っているのだが、目当ては変り種の幇間・与三郎。2巻の事件は幼馴染の女性の婚家でのごたごた、近くの大店の旦那の失踪事件、幼馴染の近所の店の若旦那たちとの遊郭通いとそれにまつわる事件等々・・・。私は若旦那のいとこの太郎さんが、鶴来屋のしっかり者の使用人の皆さんというキャラが好きです。

幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス) Book 幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス)

著者:今 市子
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

幻月楼奇譚 (キャラコミックス) Book 幻月楼奇譚 (キャラコミックス)

著者:今 市子
販売元:徳間書店
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2007年10月 5日 (金)

『パパとムスメの7日間』

 この夏に新垣結衣と舘ひろしが主演していたTVドラマの原作です。ドラマは観ていなかったんですが(観たかったんだけどな・・・)、予告編などで、ダンディな舘ひろしが女子高生なしぐさをするのが可笑しくって・・・。それで興味を持って原作を読みました。

『パパとムスメの7日間』 五十嵐貴久著 朝日新聞社刊

パパとムスメの7日間 Book パパとムスメの7日間

著者:五十嵐 貴久
販売元:朝日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 昔はパパっ子だったのに、近頃では口も聞いてくれない娘を思うとさびしくなる川原恭一郎47歳、化粧品会社勤務。新コンセプトの賞品開発プロジェクトのリーダーといえば聞こえはいいが、じつは各部署のお荷物社員を集めたチームをまとめていかねばならない辛い役どころでしかありません。ケンタ先輩と恋仲になることを夢見る川原小梅、17歳。イマドキのフツーの高校生、家ではママとはしゃべるけどパパはうざいだけ。母方の祖母の見舞いに行った帰りの電車で、ふたりは事故にあい、病院で気づくとお互いのココロとカラダが入れ替わってしまっていたのです!中身中年サラリーマンが女子高生の姿になってしまい、うら若き花の女子高生がオヤジすがたになってしまい、あたふたあたふた・・・。まんがのような展開ですが、そこは著者の筆力で、とても楽しく読めました。最後はちょっぴりホロリと。コメディが読みたい方々にお勧めです。

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『彩雲国物語 白虹は天をめざす』雪乃紗衣著

「彩雲国物語」の第14弾、本編は12冊目です。

『彩雲国物語 白虹は天をめざす』 雪乃紗衣著 角川ビーンズ文庫

 藍州に帰ってしまった楸瑛は?行方をくらました珠翠は?隼=司馬迅の正体は?十三姫は何を隠している?劉耀と十三姫はどうなる?紫宮を取り巻く陰謀は?そしてもちろん、秀麗の官吏としての活躍は?・・・・・等々、前巻からの気になるところがいっぱい。一部はこの巻で腑に落ちましたが、一方でますます深まる謎も・・・。ライトノベルなので、文章の巧拙、表現の仕方はどうよ・・・と思うことも無きにしも非ずですが、ストーリーは子ども向けとはバカにできない面白さです。それぞれの登場人物の仕事に対するプロ意識もなかなか・・・。

彩雲国物語白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫 46-14) Book 彩雲国物語白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫 46-14)

著者:雪乃 紗衣
販売元:角川書店
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 しかし、登場人物が多いので、この人はどんな人でどんな役所にいて~~というのがますます覚えていられなくなってきました。歳のせいでしょうか(T_T)。本の巻頭にある主な登場人物紹介と組織図はとってもありがたいのですが、主な人はあんまり忘れていないので、逆に脇役・端役・チョイ役の人の詳しい解説を付けてほしいです。絵入りの詳しい解説がついた総登場人物紹介ブックを出したら結構売れるんじゃないかしら、ってゆうか私がほしいです。普通挿絵なんか気になりませんが、この作品のイラストはとてもきれいだし、少女漫画大好きの私の趣味にピッタリ。子どもみたいorオタクっぽいかも・・・と思いつつも、この本の挿絵・口絵・表紙は楽しんでいます。付録のしおりについたイラストや4コマまんがもね。
 この作品は、いつも巻末に「のちに◎◎◎は・・・・」という形で、この物語の時代から数十年後の後日談(その人物がどのように大成し、国民から慕われたか、とか、その治世はどう評価されたか・・・等)が簡単に書かれていることが多いんですね。それも結構楽しみなんです。で、今巻はタンタンこと榛蘇芳の番。最初はいいかげんな坊ちゃんとして登場した彼も秀麗や浪燕青に鍛えられたのか、有能で人情味も人望も厚い、懐も深い吏員に成長するようです。良かったぁって気持ちで読み終えることが(たとえ、本編はまだ波乱含みでも)できるのも、この作品の魅力の一つですね。

  あ、そうそう・・「九彩江」があるからには藍州のイメージは四川省でしょうかねぇ。パンダもいるし・・・。

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2007年10月 4日 (木)

『諸葛孔明-時の地平線 14』 諏訪緑著

 孔明13歳の折から始まり、単行本コミックス発行ベースで7年かかったこの作品も、とうとう最終巻です。この14巻(最終巻)のなかに孔明のいわゆる「南蛮行」も、「泣いて馬謖を斬る」も、「秋風五丈原」も「死せる孔明、生ける仲達を走らす」もあって、読み応えのある1冊でした。

「諸葛孔明-時の地平線 14 」諏訪緑著 小学館プチフラワーコミックス

 ほかの「三国志演義」ものの調子で考えると、まだまだ15巻も16巻もあると思っていたので、1冊の中にいっぱいいっぱい詰まっている感じがします。2~3回読まないと自分の中でこの巻の内容を消化できませんでした。阿斗(劉禅)は暗愚ではなく、仲達は平和を愛する農民の雰囲気を持つ能吏(ネタバレですが、この本では仲達は諸葛孔明と図って、その最期を知って兵を退いたのです)~~。いい感じの最終話でした。

諸葛孔明時の地平線 14 (14) (プチフラワーコミックス) Book 諸葛孔明時の地平線 14 (14) (プチフラワーコミックス)

著者:諏訪 緑
販売元:小学館
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 戦に苦しめられ、戦を憎んだ孔明。戦の天才であり、たとえば赤壁で勝ってしまったことにより幾万人もの命を奪ってしまったことを生涯苦しみ続けた孔明・・・。そんな孔明は最後までまるで青年のような姿(髭もないし・・・少女漫画の主人公だからかな?)、考え方・・・。(ほかの「三国志」を知らない女の子がこれを読んだら、孔明は30代ぐらいで死んだんじゃないかと思ってしまいそうですね)。古代中国を舞台にした少女漫画を長年書いてきた作者らしく、三国志の物語・人物像を独自の解釈で描き、また女性(孔明の妻・黄英、劉備の妻たちのほか、孔明の妹・趙雲子竜の姉・龐統士元の妻なんて人たちも出てくる)の気持ちや行動も丁寧に描かれた作品でした。

 他の作品にも登場する仙人の安期生が出て来る(13巻)のもファンには嬉しいです。

諸葛孔明時の地平線 (6) (PFコミックス) 諸葛孔明時の地平線 (6) (PFコミックス)

著者:諏訪 緑
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諸葛孔明時の地平線 (8) (PFコミックス) 諸葛孔明時の地平線 (8) (PFコミックス)

著者:諏訪 緑
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著者:諏訪 緑
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諸葛孔明時の地平線 10 (10) 諸葛孔明時の地平線 10 (10)

著者:諏訪 緑
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諸葛孔明時の地平線 12 (12) Book 諸葛孔明時の地平線 12 (12)

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2007年10月 2日 (火)

「ラ・アルプ」2007年10月号

 「ラ・アルプ LaHarpe」2007年10月号、今日届きました。いろいろな演目についての記事ももちろん興味あるけど、やはり今月のアルプで読みたかったのはキャストボックス問題でしょう。web上でもいろいろなブログや掲示板サイトで物議をかもしていますし、先日公式HP上で発表された劇団四季・佐々木社長の「『キャストボックス」等の変更について」という長文のコメント(公式見解?)上の「正常でない観劇態度」とか「退会のご案内を差し上げ」云々の言辞には、いささか不快感を覚えたものですから。たしかに、たくさんのチケットを押さえ込んで、オークションサイト等で差益をあげている人は、普通のファンにとっても迷惑な存在だといえます。が、四季にとってはお客様のはず「正常でない」とはどういうことでしょう?

 文句言いついでに・・・オークションサイトには時として、招待客しか行けないはずの(プレビューとか)日程のものが出ているときがあります。スポンサーへ提供された席の場合が多いそうですが・・・こんなこともついでに改善してほしいです。

 で、今月号の巻頭は「四季の話題」浅利慶太氏へのインタビューでしたが、webページですでに公開されたものと同内容であり、さらに、webでは「アルプ」に載っていない追加のインタビューも公開されています。会員のチケットの買い方について、世界中の誰もが見れるweb上で批判したのですから、会報では会員に対して、なにか会員外の方に対するものとは違った報告や呼びかけがあってもよいのではないでしょうか?「アルプ会員」なんてわけのわからないものの紹介だけではなくて。四季の会会員について「劇団四季のエネルギーの源泉ともいうべき存在」なんて書いていただいているのですから、会員に関することは会員向け広報誌できちんと説明してほしい。すなわち、「アルプ」では、HPには載っていないキャスト情報公表方法改変の事情をきちんと説明してほしかったです。

 キャストの公表に関してはいろいろな考え方があるかもしれません。しかし「作品主義」といっても、俳優は機械ではなく、各々個性を持った人間のやることですから、自ずから演ずる人によって違いが現れるでしょう。私にしてもご贔屓の役者さんはいるのですが、ロングラン公演などでは、その方を追い続けるよりもむしろ、いろいろな方がどう演じるのか、その違いをを観たい、という希望もあります。どうせなら、前回と違う人で観たい・◎○さんの(たとえば)ファントムは観たことがないから観てみたい、という動機で舞台を選択するのは「作品主義」と矛盾するとは思えません。ですから、あらかじめたくさんのチケットを確保しておいてから、キャスト・ボックス等を確認してご贔屓役者が出ないようであればその日のチケットは転売する、なんて人は論外ですが、キャスト表を確認してからチケットを買いたい人はあっていいんじゃないでしょうか?私はこの冬の「オペラ座の怪人」はまだ見たことがないファントムで観てみたかったので、先行予約しなかったのです。キャストボックスを廃止するなら予告しておいてくれたらよかったのに、と思いました。私は選んだわけじゃないけど、たまたま京都劇場でラウル役に当たったばかりの鈴木涼太さんと、大阪四季劇場で、ラウルとしての経験をかなりつんだ鈴木涼太さんを拝見し、比較することができて幸運だったと思うし、選べるならこれからもそういう見方ができればよいと思います。ベテランの方でも、初役の方でも、私の感性にあった方であれば褒めるし、芳しくないと思えば批判的な評になってしまいます。一定レベル以上だから出演させている、と四季幹部の方々はおっしゃいますが、実際には役にあっていなかったり、音程が何度も外れたりというキャストがいないとはいえません。四季のチケットは安いとはいえませんから、次にいくときのキャストが気になるのは、当たり前の心理だと思います。そんな普通の心理で観劇する四季ファンより、暴言を投稿したり、チケットの買占めや転売をする会員のほうが多いわけではないでしょう??もっと普通のファンの気持ちに寄り添った書き方、言い方はできないものなのでしょうか?

 ところで、公式HPの「四季の話題」2のインタビューの中で

   (インタビュアー)ディズニーも『ターザン』など、いろいろ新作があるようですが。

    浅利 『ターザン』と『メアリー・ポピンズ』は、謝辞させていただきました(笑) 

というくだりがありましたが、「謝辞」はお礼なり、お詫びなどのご挨拶のことですよね。ここは「拝辞させて・・・」or 「ご辞退させて・・・」or「遠慮させて・・・」が日本語として正しいのではないでしょうか? 

 webページでは、ステージガイドのなかのキャスト&スタッフページが縮小されて、「現時点における出演予定のキャスト情報」として、アンダースタディやアンサンブルキャストは記述がなくなってしまいましたし(ついこの前までのキャストボックスのようなイメージ)、前日のキャストが公開されていますが、これもメインキャストのみ。まだ大きな役をもらえていない役者さんの出演情報はまったくわからないのですね・・・。残念です。

 そのほかの記事では、京都劇場で12月から「ユタと愉快な仲間たち」、2月から「ウェストサイド物語」だというところを、地元民としてCHECK!読み物としては、「夢から醒めた夢」の「夢の旅日記」、「四季 第2章 松島勇気」「四季初心。飯田洋輔」がInterestingでした。 

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2007年10月 1日 (月)

花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」ほか

 宝塚花組公演「ミュージカル・ピカレスク アデュー・マルセイユ」「グランド・レビュー ラブ・シンフォニー」、先週、9月23日に花組の公演を宝塚大劇場へ観にいって、1週間たちましたが、春野寿美礼さんの際立った伊達男ぶりが目に焼きついて離れません。ロングコートにソフト帽の立ち姿(スーツにソフト帽も)といえば、映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガードの「ボギー・スタイル」、ダンディズムの極致です。春野さんがそのいでたちで登場されると、ダンディさと美しさに目を奪われ釘付けになってしまいます。このなんともいえないカッコの良さ!もう今作品で見納めなんてさびしすぎます(ToT)/~~~

アデュー・マルセイユ アデュー・マルセイユ
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 「アデュー・マルセイユ」

 舞台は1930年代初頭の港町マルセイユ。美しい町並みに観光客も多いが、フレンチ・マフィアに支配された暗い面もあり、スコルピオ派とオリオン派がしのぎを削っていた・・・。

 幕が上がると、揃いのユニフォームに身を包んだマリアンヌ(桜乃彩音)たちアルテミス観光の女性ガイドたちが観光客を案内しているシーン。彼女たちは実は女性参政権を勝ち取る運動をしているアルテミス同盟のメンバーでもあり、威勢のいいダンスと歌を披露してくれます。そこへ女性参政権運動を快く思わない海の男たちが割って入りちょっとした騒ぎに・・・。舞台後方が明るくなると、そこはマルセイユ駅頭に見立てた大階段(この演出ステキ)。仔細ありげな男が歌いながら降りてきます。彼こそ主人公ジェラール・クレマン(春野寿美礼)、またの名をルイ・マレー、あるいはジョジョ。ゆえあってアメリカから故郷マルセイユに帰ってきたのだ・・・。

 今回ストーリーがかなりハイレベルに面白かったので(申し訳ないけど宝塚オリジナルのミュージカルのなかには宝塚のスターたちが演じるのでなければまったく面白くなかろうとか、ノベライズしても読まれへんなと思われる脚本があることは否定できません、そんなときは居眠りしかけたことも度々)、ぜひ詳しく紹介したいのですが、国際刑事警察機構(インターポール)ならぬ国際刑事機構も登場するミステリなので、遠慮して主な登場人物紹介だけにおきます。サスペンス風の物語としても良くできているし、適度な笑い・ギャグも、気楽な観劇にしんどすぎない程度の緊張感もあってとてもよかったです。

 ジェラールの幼馴染で、夜の帝王と呼ばれるオリオン派のボス・シモンに真飛聖さん、男気あふれた役ですが、お茶目なところも見せてくれます。シモンの彼女で鉄火肌の歌手・ジャンヌに愛音羽麗さん、娘役で登場です!ゴージャスなスター歌手の美しさと。マリアンヌの援助をするマルセイユの市会議員・モーリスに壮一帆さん(ネタバレですけど悪役です。いい人ぶった登場ですが下心やギマンありありに見えるように演じておられます。)・・・・。もちろん他の登場人物も魅力的な方ばかり、歌もダンスも最高です。

 最後はまた大階段を使ったマルセイユ駅頭のシーン。マリアンヌとジェラールは惹かれあいながらも別れていきますが、その時の台詞・歌がまたいいんです。この作品を以って宝塚を卒業される春野さんにぴったりで。

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 ベルばらを演じたタカラヅカで、フランスの女性参政権獲得にかかわるエピソードを演じるのは、なんだか感慨が湧いてきますね・・・。マリアンヌたちアルテミス同盟の行動はとても魅力的です。まじめでひたむきな劇中の役柄も、その歌もダンスも。実際にもこんな運動がたくさんあったことでしょうねフランス革命では女性たちが大活躍したのに(途中ナポレオン法典等で女性の権利の後退著しいこともあり)、意外にも「自由・平等・友愛」の国フランスでの女性参政権獲得は日本と同じ1945年なんですね。もっとも、日本ではもしシロタ・ベアテ・ゴードンさんがいなかったらもっともっと遅れていたことでしょうけど・・・。

 レビュー「ラブ・シンフォニー」の主題歌も「胸に蘇る 想い出と共に 新しい旅立ちに 愛を歌う・・・」と春野寿美礼さんのさよなら公演を意識した歌詞です。全身ラメの燕尾服など、華麗できらびやかなショーでした。

プチ・ミュージアムでは、ベルサイユのばら特集と、前回花組公演の「明智小五郎の事件簿ー黒蜥蜴」「タキシード・ジャズ」の衣装の展示でPhoto_3す。

会場にほぼ等身大の楽器を持つ春野さんの写真が展示してあり、とても魅力的でした。 →右の写真は、両作品の脚本。左は衣装です。 残念なことに、この公演は自分の日程と合わずに観にいけなかったんですよね・・・。最初希望日にチPhoto_4ケットが取れず、そのあとカード会社の優待日の連絡が来たんです が、すでに他の公演のチケットを取っていた日で・・・。あ~悔やまれます(涙

Photo_35Photo_36Photo_39 ←ベルばら関係の展示の写真です。美しいマリー・アントワネットとフェルゼンの衣装(ゴージャスなベルばらの世界を感じられます)・すてきなオスカルの部屋(細部のこだわりを感じさせられます)・最後のシーンの馬車Photo_37Photo_38(アンドレの純愛を彷彿とさせられます)・小公子と小公女のシャンシャン・かわいらしいステファン人形(少女のアントワネットと処刑前のアントワネットを見つめた人形はきっと何かを語りたかったに違いない・・・と思ってこころははるか18世紀のフランスへ)です。ステキですね。いつも衣装は触れないんだけど、説明書に布地見本のようなものが貼り付けられているのもあり、布の質感 は分かります。プチミュージアムの展示はいつも良い展示ですよ~。観たことのある作品の展示は格別ですが、観たことのないものでも俄然興味がわいてきて、DVDやオンデマンドなどを使って映像ででも見てみたい!!と強く感じます。

娘は羽を背おわせてもらったり、馬車に乗せてもらったりして記念撮影もしました。観劇もミュージアム鑑賞も大満足の一日でした。

 もちろんプログラムのほかに、雑誌や楽譜、グッズも買って帰りました。

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 夏に観てよかったので・・・。「マジシャンの憂鬱」の脚本を読んでいるとその時の楽しさが蘇ってきました。いつもはレビューの脚本なんて載ってなくてもさほど気にならないのですが、「MAHOROBA」は、全文載せてほしかったです。とってもよかったんだもん。

宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌] Book 宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 10月号 [雑誌]

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 GRAPHの方でも「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」の記事(写真)を見て、満足。「梅田芸術劇場公演ルポ」として「あさきゆめみしⅡ」が載っていたので春野さんの美しい光源氏を見てさらに満足。「その先の・・・」は壮一帆さんで、壮さんは娘が大ファンのためこれも満足・・・でした。

私の「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」観劇感想はコチラ→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/mahoroba_3697.html と コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/httpchualacream.html

「あさきゆめみしⅡ」の観劇感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6199.html

アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD) アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー(DVD)

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アデュー・マルセイユーマルセイユへ愛を込めてー/ ラブシンフォニー

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