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2007年9月28日 (金)

「プロデューサーズ」

 メル・ブルックス脚本・製作、スーザン・ストローマン監督・振付の傑作爆笑ミュージカル映画(ブロードウェーでの上演では、2001年のトニー賞12部門受賞)「プロデューサーズ」。昨年映画館でロードショーを観た時に大好きになって、廉価版が出たらDVDを買おうと楽しみにしていました。そしたらなんと、先日近所のスーパーで(ここでは数ヶ月前にCD店が撤退したばかりだからなのか)DVDのバーゲンがあり、コレクターズエディション初回版がなんと945円で手に入りました。出たばかりの廉価版よりお買い得です(今はアマゾンではどちらのDVDも品切れのようですね・・・。仕方がないので、下記ブルーレイディスクの画像で楽しさをご確認ください)ささやかな幸せ感で早速家で楽しみました。

プロデューサーズ (Blu-ray Disc) DVD プロデューサーズ (Blu-ray Disc)

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2006/11/03
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 元は凄腕、いまや落ち目のブロードウェーのプロデューサー・マックスは、プロデューサーのあこがれる気の弱い会計士のレオと、売れないミュージカルを企画して儲ける方法を思いつく。街中のおばあちゃんたちから資金を集め、最低の脚本(ヒトラー礼賛)と最低の演出家・最低の役者を揃えて一晩で興行を打ち切り、残りの資金を持ち逃げしようという計画だ。ところがショーは大ヒットしてしまい・・・。歌に踊りに個性的な俳優たちに・・・とにかく笑い転げてしまいます。

 

プロデューサーズ Music プロデューサーズ

アーティスト:サントラ
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2006/03/24
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 明るく楽しいミュージカルなのですが、子どもと観るには、メル・ブルックス特有のちょっとお下品?お下劣?っぽいシーン・せりふが多いのが気になるところ。親のワタシはちょっぴりドギマギしてしまいますが、子どもはちゃんと楽しい部分のみを味わっていました。それにしてもPC(politipolitical correctness・・・「政治的に正しい」)に引っかかりそうな表現ばかりなのに、堂々とヒット映画になるのだから、アメリカはやっぱり「自由の国」ですねぇ・・。

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2007年9月26日 (水)

ナスカ展

 「ふたりのロッテ」を観たあと、地下鉄に乗って烏丸御池へ。京都文化博物館「世界遺産 ナスカ展 地上絵の創造者たち」を見てきました。ナスカの地上絵といえば、昔、宇宙人が描いたとかオカルトがらみの・・・かなり「トンデモ」な説を子どものころに、読んだ記憶があるだけ。アメリカ大陸のどの辺りにあるかもまったく知らず、南アメリカの文化といえばマヤ・インカという学校時代の知識の残滓があるだけの私。アンデス文化にナスカ文化というカテゴリがあるのにまずびっくり。でも音楽ではフォルクローレがちょっと好きだったので(といっても民族楽器はケーナとチャランゴぐらいしか知らないのですが)、なんとなく親しみを持って見ることができました。ミイラや骨に外科手術、頭部の人工的な変形の跡が残っているのにもビックリ。

Photo_6 ←チラシの表と裏です。

「バーチャルで飛ぶ!ナスカの地上絵」と銘打たれたスクリーン映像は、実際に遊覧飛行をしているような映像だったのですが、いかんせん、自分で車を運転していてもたとえば老ノ坂や周山街道(ローカルなたとえで恐縮)のようなところでは毎回酔ってしまう私、この映像には最初の数分でgive up。娘はたいそう興味深かったそうです。わたしは、別のところで映されていた映像で、実際に航空から見たら、古代の地上絵よりも車の轍のほうがくっきりと見えることの方に衝撃を受けました。

 これは民族学や南米に少しでも興味のある方には一見の価値ありの展示でした。ミュージアムPhotoショップはさながらペルー物産展という感じ。地上絵のデザインはサル・シャチ・鳥など、どことなくかわいらしいし、 リャマのぬいぐるみやアルパカの帽子なども買いたかったけど財布と相談してあきらめて、「ナスカ金太郎飴」なるものを買ってきました。これは京都限定なのでしょうか?

TBSのHPに「ナスカ展」の公式サイトがあります。詳しくはそちらをどうぞ。瀬木貴将さん作曲のテーマ曲も良かったです。

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2007年9月25日 (火)

「ふたりのロッテ」京都劇場初日

この週末~連休はパソコンのハードディスクとルーターを取り替えたり、そのせいでソフトをまた一からインストールしなおしたりで、メールもネットもほとんど使わない4日間でした。それで、ブログもニュースな日記というより、旧聞の覚書になってしまっていますが・・・。読書記録も書くのが読むのに全然追いついていないし・・・、ためるとめんどくさくなって来ますよね。もっと一つ一つの記事をあっさりと終わらせたら良いのでしょうが・・・。

 「エビータ」2回目観劇http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post.html で紹介)から40日余り、今度は客層がガラッと違うだろうなと予想をしながら、9月22日、「ふたりのロッテ」京都劇場初日に行ってまいりました。

Photo_42 ←京都駅中央口を出て左側のコンコース上部のおなじみの広告です。予想通り小さな子どもさんが多かったのですが、騒ぎ出すようなこともなく小っちゃい子どもたちもかなり楽しく見ることができたんじゃないかなと思います。最初のシーン、ウィーンの子どもたちの元気なダンスで、子どもたちも舞台に食いついてきたんじゃないでしょうか?わたしも最近寝不足で、冗長な映画はもちろん、うっかりしていると楽しみにしていた観劇でもすぐ居眠りしてしまうor居眠りしそうになるのです。でもこの「二人のロッテ」では、昨日までの激務と寝不足にもかかわらず一瞬たりともそんな隙なし!

 私は原作も原作者のケストナーも大好きな上、この「ふたりのロッテ」と「雪んこ」がわたしの劇団四季・原体験。ついでに言えば作曲家のいずみたくさんの(たくさんの歌謡曲以外にも子どものための歌やミュージカルの曲、みんなで歌うのに適した歌をたくさん作っていらして、そのほうがどちらかというと好みです)曲想も好き。詳細はもう忘れてしまっているけど、私に「劇団四季」の存在を強く印象付けてくれたこの作品を再び目の当たりにできるこの日が、とっても待ち遠しくワクワクものでした。そしてっ!ン十年ぶりに観た「ふたりのロッテ」は期待にたがわず、楽しく・面白く・心の奥にしみゆく感動。すばらしかったです。まずは、原作がとってもとっても×10良いので、おかしな改変や翻案がない限り、内容が良いのはあたりまえ。原作のイメージを損なわず、舞台で観てわかりやすく楽しいものに作り上げられたこの作品の製作者(新旧の劇団関係者以外にも、作曲家等外部スタッフ、故人も含め)のみなさんに敬意を表さずにはおれません。ロッテのけなげさ、ルイーゼのいじらしさもそのままに、明るく健やかな子役を演じてくれた役者の皆さんも、もちろん個性的な大人を演じてくれたみなさんもすばらしかったです。

ふたりのロッテ (岩波少年文庫) Book ふたりのロッテ (岩波少年文庫)

著者:エーリヒ ケストナー
販売元:岩波書店
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↑原作、読んでくださいね。

9月22日11時30分公演のキャストです。

ふたりのロッテ・京都劇場
9/22 11時公演キャスト
ロッテ 吉沢梨絵
ルイーゼ 五十嵐可絵
パルフィー氏 勅使瓦武志
ケルナー夫人 武 木綿子
ムテジウス校長 奥田久美子
ウルリーケ先生 秋山知子
ペーター先生/
ベルナウ編集長
井上隆司
アイペルダウワー/シュトローブル博士 川地啓友
イレーネ 荒木美保
レージ 大橋伸予
マーサ 山下由衣子
オルガ 服部ゆう
メグ 是澤麻伊子
ヒルデ 梅崎友里絵
ローザ 灰田明日佳
ブリギッテ 河内聡美
シュテッフィ 小澤真琴
クリスチーネ 白澤友理
トルーデ/アンニー 木内志奈
モニカ 濱村圭子

 実際にはちっとも似ていない吉沢さんと五十嵐さんですが、ちゃんと双子に見えますし、二人ともかわいい。すっごく適役です。吉沢さんは「夢から醒めた夢」のピコに続いて子ども役で拝見したわけですが・・・、あの可愛らしさ伸びやかさは天性のものでしょうか?ステキです。五十嵐さんも溌剌とした演技がとってもステキで、ワタシ的には、「マンマ・ミーア」でのソフィーの友人役よりこっちの方がよかったです。お二人とも四季の若手期待株なんでしょうね。ほかの子ども役の皆さんも、無理なく子どもに見えます。それぞれ細かい演技も楽しく見せていただきました。井上さんと川地さんも二役をされていて大変ですが、校長先生役の奥田さん、ウルリーケ先生役の秋山さんもパーティの客等に扮されていますし、ロッテ・ルイーゼ以外の子ども役の皆さんも、迎えに来た母親やパーティの客など大人の役にも早替わりされていてすごいのなんの。着替えが遅い人には役者は務まりませんね。井上さんはペーター先生に扮しておられるときは、短いズボンのせいか、先生というより少年かバイト学生のようです。

 「♪もしもママといっしょに暮らせたら♪~」・・・この歌は覚えてました。というか、聴いたとき「あぁ、知ってる!」と感激したそれにこの半音使いのメロディの流れはまさにいずみたくさんの特徴だぁとまた感激。4

 唯一残念だったのは、初日なのに当日券が結構残ってそうだったこと。 右の写真は京都駅コンコースに貼られたポスターですが・・・「当日券あり」の赤い白抜き字が悲しい・・・劇団四季ファンの皆さん!「ふたりのロッテ」はファミリーミュージカルとはいえとってもよくできた楽しいミュージカルです。原作が発表されたのは60年も前なのに、パパとママの離婚と子どもたちというとっても現代的なテーマの作品です。もちろん現代の現実の家族はこんな大団円を迎えられることはまずありません。だけどだけどやっぱり大人にも観てほしいです。四季ファンの人にはとにかく吉沢梨絵さんと五十嵐可絵さんのW主役での演技という話題性だけでも観にいかれたら、絶対収穫ありと思われますよ。今回、お二人それぞれシングルキャストのようですし、キャストボックスで確認できなくっても心配無用だと思われます。

 それにしてもキャストボックスの廃止、さびしいですよね。たとえ観にいくことができなくても、あぁ、あの役者さんはこんどはこんな役に挑戦しはるんやな~なんて感慨もファンの楽しみの一つだったのに・・・。

Photo_43 ←今回子どもにはこのようなファイルがプレゼントされます。「劇場入口にて「特製3Dクリアファイル」をプレゼントいたします。□対象 子ども料金チケットをお持ちの方全員」とwebページのイベント情報にあったので、子どもチケットを確認してのプレゼントかと思ったら、どうやら四季の職員さんが目視で子どもかどうかを判断して配布しておられるようでした。そのおかげで童顔の中学生であるうちの娘も、一般チケットにもかかわらず、ファイルをいただくことができました。ラッキーです。でも会場では関西おばちゃんたちの「大人にもくれたらええのにな」というような文句、結構あちこちで漂っていました。そうですよね。子どもチケットより大人チケットの方が高価なわけだし、せめて会員にはサービスがあるとか考えてみてほしかったと思います。

 あと、ロビーでのお楽しみは、ドイツ・オーストラリアの大きなイラストマップ(地図と解説)。ちゃんと、校長先生やウルリーケ先生、ペーター先生が案内してくれています。子どもが喜ぶように、記念撮影場所も設けられていました。

 

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2007年9月18日 (火)

「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」「華麗なるハリウッド映画衣装展」

 連休、「星影の人」を観に梅田まで出たついでに、大丸ミュージアムの大阪と京都をハシゴしてきました。

大阪は「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」です。モディリアーニ、というより学校ではモジリアニと習った気がしますが、細長い輪郭の顔、黒目部分や瞳の描かれていない・・・あるいは描かれていてもごく薄い印象の目・・・・というぐらいの知識しかなかったのですが、チラシにあるジャンヌのいかにも20世紀初頭の雰囲気を持った写真に惹かれていってみました。行ってみて初めて知りました。モディリアーニ夫妻の短くもドラマチックな恋と生と死。そしてモディリアーニが描く若い妻ジャンヌ。ジャンヌもやはり絵を描いていて・・・。

Photo_2 Photo ←チラシとチケット。裏と表です。

 アメディオ・モディリアーニはイタリア系とユダヤ系の血を引く32歳。18歳の画学生ジャンヌ・エビュテルヌとモンパルナスで出会い恋に落ち、やがて二人は共に暮らし始める。二人で絵を描き、子どもも生まれる。画家同士だからエキセントリックなところもあったと思うけれど、幸せな日々だったに違いない。しかし、ジャンヌが二人目の赤ちゃんを宿している時に、モディリアーニは子どもの頃に抱え込んだ病魔に冒され35歳でこの世を去る。その二日後、ジャンヌはアパートから投身自殺を図る・・・。

 この展覧会は彼等のドラマティックな半生を、遺された絵からたどる趣向で、歳の離れた恋人(夫)に教えを請いながら独自の世界で描き続け、そしてモディリアーニなしでは生きていけなかったジャンヌの生涯が興味深いと思いました。二人の人生は映画にもなっているんですね。

モディリアーニ 真実の愛 DVD モディリアーニ 真実の愛

販売元:アルバトロス
発売日:2006/01/07
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ちょっと観てみたくなりました。

 ジャンヌの伝記なんて出版されていないのかな、と調べたら、二人の間に残された娘のジャンヌ・モディリアニが書いた、アメデオ・モディリアニの伝記を見つけました。ちょっと高いので図書館で探してみようかなと思います。モディリアニの絵にも俄然興味が湧いてきたので、画集も観てみようっと。

Book モディリアニ 新装版―人と神話

著者:ジャンヌ・モディリアニ
販売元:みすず書房
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 大丸ミュージアム京都は「華麗なるハリウッド映画衣装展」です。映画で使われた華麗な衣装は、散逸してしまったものが多いそうですが、今回の展示ではレプリカも含めて実際に撮影に使われたもの、同デザインのものなど40点を展示、同時にファッション画等も展示されています。

Photo_3 Photo_4 ←チケットとチラシの表と裏です。このチラシのデザインにもなっている「マイ・フェア・レディ」のアスコット競馬場のシーンの衣装は残念ながらレプリカだそうです。

このほかには、古いところでは「裏窓 」のグレース・ケリー、「恋をしましょう 」のマリリン・モンロー、「ジャイアンツ」のエリザベス・テーラーとジェームズ・ディーン、「スター」のジュリー・アンドリュースなどの美しい衣装が飾ってありました。でも、みんな他の作品ではステキですばらしい俳優さんだってことを知っているのに、肝心の展示されている衣装の作品は観たことがないものばかりでちょっと残念でした。ジュリー・アンドリュースは特に大好きなので、「スター!」は絶対に観てみたいと思いました。

スター! 特別編 スタジオ・クラシック・シリーズ DVD スター! 特別編 スタジオ・クラシック・シリーズ

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/03/02
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 「大いなる遺産 」はグウィネス・パルトロウのドレス。ステキな薄いグリーン(に見えたけど・・・)の靴のサイズが結構大きくて、でも幅は狭くて・・・・同じような足型の私、グウィネス・パルトロウの美しさと比べる気は毛頭ありませんが、親しみを感じてしまいました。今webで彼女の足のサイズを調べたら27.5㎝でした。私より2.5センチも大きいのかぁ(*^。^*)これはいくら欧米人でもかなり大きい方ですよね。

ムーラン・ルージュ 」のニコール・キッドマンの紺のベルベットのドレス。後に長く裾をひくデザインで、襟と裾の縁に茶色のミンクをあしらったシンプルに見えるけど豪華なドレス。マネキンがひときわ細く見えます。パンプスは・・・やっぱり大きめですね。隣にはユアン・マクレガーが着た衣装もあったはずなのに印象に残っていません^^;

「オーシャンズ11」からはジュリア・ロバーツの金ラメの豪奢なミニドレスと、ジョージ・クルーニーのダンディなタキシード。ドレスは間近で見ても本当にキラキラでした。

タイタニック 」は、あの有名な船の舳先のシーンの時のケイト・ウィンスレットのいかにも令嬢の旅行服らしい衣装と、レオナルド・デカプリオの庶民らしい服装。映画を観た時は気付かなかったけど、ステキな編み上げの靴を履いているのですね。この靴も結構大きい。

「Mr.&Mrs.スミス」はアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの黒のスーツですが・・・普通の服なので、ご本人じゃなくマネキンが着ていると、特に目を引く感じはありません。

マトリックス 」の黒ずくめの衣装もありました。これもふつうにstreetでも見られそうな服装ですが、キアヌ・リーブスの黒のロングコートがかなりカッコよく見えます。

風と共に去りぬ 」では幸せだった娘時代のパーティーにスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)が着ていた緑の小枝柄のドレス(残念ながらこれもレプリカだそうです)、レット・バトラー(クラーク・ゲーブル)のいかにも旧家の伊達男的なアスコットタイのスーツです。このドレスも印象的だけど、やはりスカーレットと言えば、カーテンドレスが見てみたかったように思います。

ラスト サムライ 」からはトム・クルーズの軍服と小雪の木綿のキモノ。

等々・・・スチール写真やDVD映像、もちろん映画の説明もあわせて展示されていました。とっても楽しんで見ることが出来ました。できればもっと広い会場でもっとたくさんの衣装や小物も見てみたいです・・・。デザイン画だけのものも、それはそれで見ごたえがありましたが、やはり実物がみてみたかった・・・。映画の衣装とか小物・小道具などは出演者の記念になったり、チャリティーに使われることもあると思いますが、今回の展示を観ていると行方不明になってしまったもの(盗難も含め)も結構あるのではないかと思われます。これらを映画会社ごとにでも、各国ごとにでも良いですから、散逸させないように管理して展示する博物館システムが出来ると良いと思いました。

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2007年9月17日 (月)

「星影の人」「Joyfull!!Ⅱ」「宝塚GRAPH9月号」

 雪組中日劇場「星影の人」宝塚歌劇、雪組の全国ツアー公演、ミュージカルロマン「星影の人~沖田総司・幻の青春」ダンシング・レビュー「Joyfull!!Ⅱ」を観にいってきました。梅田芸術劇場です。

残念ながら「エリザベート」のチケットが取れずに観にいけていないので、水夏希さんトップの晴 れ舞台は、私は今回がお初です。 「星影の人」 は新撰組の沖田総司の後半生(ッて言ったって25年しか生きてないんだけど)を祇園の芸妓玉勇との恋を軸に描いた物語・・・。水夏希さんはあくまでもカッコよく、夭折の美剣士を演じておられました。ただ、いかんせん、新撰組隊内(有名隊員中)一番年下の、坊や扱いのはずの沖田総司が、山南敬助(彩那音)や永倉新八(奏乃はると)などの幹部隊員、下手すると副長の土方歳三(音月桂)より貫禄あふれて見えてしまうこと。これはしかしタカラヅカで演じる以上仕方ないことかも知れませんねぇ。芸妓玉勇役の白羽ゆりさんは、姿は美しく、歌は気品あふれたお声ですばらしい。私の中では満点です。舞台は音月桂さん(土方歳三)の歌で始まって、終わりも音月さんの歌。音月さんのすばらしい歌声をレビュー部分も含めたくさん味あわせていただきました。尾上菊之丞さん・花柳萩さん・尾上青楓さんの振付された舞もすばらしく優雅で、日舞の舞台も堪能できたような気がしました。

 観ていて、あれれ???このお話は記憶にあるぞぉ??と思ってプログラムを読んだら、なんと初演は1976年汀夏子さんの主演ではありませんか!おぉっ!30年余り前。私は高校生でした(年齢を告白)。当時は「ベルサイユのばら」初演から程ない頃。タカラヅカ人気も汀夏子さん人気もかつてないほど高まっていた頃ではなかったでしょうか・・・。そしてまた、新撰組も数々の少女マンガに描かれ(木原敏江さんの天まであがれ! とか、里中満智子さんの浅葱色の風―沖田総司とか、和田慎二さんの『あさぎ色の伝説』とか・・・。みんなこの前後の時期だったんじゃないでしょうか?)、少女たちの間でもちょっとした新撰組ブーム。沖田総司派と、土方歳三派どっちがいいか(もちろん実像ではなく少女マンガの中のキャラでしかないんですが)言い争って楽しんでいた記憶もあります。(そして私は生真面目な父親に「新撰組なんて時代の見えない人斬り集団、テロ組織であってカッコよくもなんともない」と注意されましたε=(・o・*)いや、ご尤も。その通りなんだけどさ・・・。あくまで好きなのは虚構の中の新撰組の若者たちで、歴史上の人物としてはちゃんと竜馬も好きだったから)だけど、うちは貧乏だったので大劇場に連れて行ってもらったことはありません。きっと関西テレビでやっていた「ザ・タカラヅカ」でチラッと観たのか、劇評を読んだか、運良く劇場中継にめぐり合ったかしたんでしょう。

 それはともあれ。私自身はそうしてマンガや、歴史・時代小説や、時代劇などで十分幕末維新の歴史・新撰組の物語を熟知していますから、この「星影の人」も沖田総司伝説のひとつ(彼の恋物語も少女マンガの時代物の定番ですから)として楽しむことができました。でも同行の娘にはさっぱりストーリー展開がわからなかったそうです。たしかに、沖田総司の生涯・後半生についてある程度の予備知識がないとわかりにくいストーリーであることは確かだと思います。場面転換も多いし、登場人物も多い。宝塚ファンの皆さんがいっぱいお見えでしたが、タカラヅカ以外で演じられたのでは、これでは戯曲として成功しないんじゃないかと思いました。もちろん、タカラヅカにはタカラヅカなりの物語の作り方があるのでしょう。それはわかっていますが、やはり、ファンの裾野を広げるためにはスターや団員の魅力・魅せ方とともに、きちんと戯曲としてストーリーの理解が成り立つものでないといけないのではないでしょうか?柴田侑宏氏のような大家の作品に対して素人がナマイキですが、率直な感想です。池田屋騒動が音声と赤い照明だけで表現されるのがいかがなものかとも思いました。もうすこし話の流れを整理してほし いです。これから観にいかれる方は、新撰組に関する本を読んで予備知識を仕入れていかれることをオススメします。

Shou_2  ←公演チラシとパンフレットです。色々書きましたが、私自身は楽しみました。切れ長の眼差しがカッコイイ水さんは宙組にいらっしゃる時から大好きでしたけど、今回は特に白羽さんのお美しさに感動しました。途中新撰組若手団員の一人が舞台中央でドテッとこけたんですけどあれは演技か素なのか?ちょっと客席は楽しくざわつきました。

 祇園の言葉も上手にしゃべらはるわ~と思っていたら、ちゃんと「京ことば指導 祇園甲部紗代子」とプログラムに書いてありました。やっぱり本当の祇園の本職の指導を受けてはるんやな(*^。^*)

 「JoyfullⅡ」はダンス中心のレビュー。最初は娘役の皆さんも珍しく燕尾服姿での登場です。水さんが指揮棒を振りアカペラで合唱。まぁすてき。やがてオーケストラ(録音)の音楽も加わってダンスや歌が続きます。途中「カルメン」をアレンジした曲とダンスがあって、水さんと音月さん、どっちをホセに見立てどっちをエスカミリオに見立ててあるのか、それともその時々(曲)によって変えているのか、全く関係ないのか・・・かなり気になりました。わからなかった・・・。歌うシーンは音月さんが多く、水さんの歌は少なかったです。そのかわりダンスは熱演。

 私の隣の席の人が、その隣の席の人に、結構大きな声ですっごくコアな解説をしたはって、そんなに宝塚事情に明るくない私には面白かったです。曰く「小林さんの(歌劇団理事長の?)奥さんに気に入られたはる人にはいい役が付く・・・(その後いろいろなスター・団員・OGについての批評が続く・・・)」、曰く「柴田(侑宏)先生の作品は、TOPの一人だけにスポットライトを当てるようなんものではなく、たくさんの登場人物が生かされたストーリーですばらしい」等々・・・。勉強になりました。

 全国ツアー公演恒例のご当地出身者ご紹介では、専科の汝鳥伶さんがご当地もご当地、梅田のそばのご出身だと紹介されました。水さんのご挨拶では、水さんが最初ちょっとセリフをかまはったところがご愛嬌で、余計に満足しました。

 ショップでは色々売っていましたが、来週も宝塚に行くことだし、と思ってプログラム以外はがまんして帰りました。帰りがけ、大きな書店に寄ったら、地元の小さな書店ではすでに売り切れていた「宝塚GRAPH (グラフ) 2007年 09月号 [雑誌] 」があったので、これは来週では間に合わないのでかって帰りました。春野寿美礼さん関連の記事が結構多くて満足です。連載の「『おとめ』に歴史あり」は瀬奈じゅんさん。「波瀾爆笑?!わが人生」は遼河はるひさんです。

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新撰組の予備知識を得るためには・・・下記のマンガも良いですよ。

天まであがれ! (1) (秋田文庫) Book 天まであがれ! (1) (秋田文庫)

著者:木原 敏江
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天まであがれ! (2) (秋田文庫) Book 天まであがれ! (2) (秋田文庫)

著者:木原 敏江
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浅葱色の風―沖田総司 Book 浅葱色の風―沖田総司

著者:里中 満智子
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星影の人/Joyful!! II(DVD) 星影の人/Joyful!! II(DVD)

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2007年9月12日 (水)

『となりのクレーマー』を読みつつ、私もむしろクレーマーになりたいかも

 ベストセラーです。読んでる人は苦情処理を担当する人や、そんな部署がなくても常にお客様と接している人でしょうか?それともクレームのつけ方を研究(?)してる人? それともやっぱり私のように興味本位で読み始めるのでしょうか・・・?

『となりのクレーマー 「苦情を言う人」との交渉術』 関根眞一著 中公新書クラレ

 著者は西武百貨店で「お客様相談室」の係員・室長を何年も続けてきた苦情処理のプロです。本書の第1章では、まともな苦情とはわけて、「イチャモンを付ける人、理不尽な要求をする人、無理難題を言って楽しむ人」たちを「クレーマー」と定義し、あきれたクレームの実例からその処理、クレーム対応の実際を紹介しています。第2章・第3章では世相として「クレーム社会」がやってきたと述べ、百貨店等商売の現場以外(病院や学校や・・・それ以外の社会全体で)も踏まえた苦情・クレームへの対処の仕方を説きます。
 「格差社会」という言葉に代表される、ここ数年の社会構造の変化のせいでしょうか・・・社会全体が刺々しくなり、詐欺や恐喝とまではいかなくても、苦情の持込みかたが乱暴な詰問調になったり、居丈高になるということは増えているんでしょうね。昨日も『暴走老人!』という本の書評を読んで(私の心のウィッシュリストに加えたのですが未読です)、大人の方がキレル世の中になっているのだろうか、それとも世の中全体が幼稚化しているのだろうかと考えていたのですが。そんな「クレーム社会」のなかでは第2章・第3章も大いに役立てないといけないことでしょうが、この本が売れているのはやはり第1章のクレーマーと苦情処理係との丁々発止のやり取りが面白いからでしょう。コラムとして入っている、病院関係のクレーマーの話も含め、第三者として読めばこんなに面白い読み物はありません。2年前に買った毛皮に虫がついたからとか、10年来たブラウスに穴が開いたからと言って交換をせがむなどは「変な人もいるもんだ」と微苦笑交じりに読み、商品や対応に難癖をつけて金品をせしめようとするヤクザまがいの脅しにはハラハラドキドキという、スリルとサスペンスも味わえますし。でも自分が苦情処理をしなければならない立場になることを考えると・・・・苦情処理係でなくて良かったと思うほかありませんね。

となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244) Book となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244)

著者:関根 眞一
販売元:中央公論新社
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 しかし、本当に商品に問題があった場合でも、一般人にとっては苦情を言うほうも、それはそれでいやなもんです。愉快犯や詐欺師まがいのクレーマーは別として、われわれ普通の人間はクレームなど付けずにこしたことは無いと思っています。なのにずいぶんとぶしつけな対応をされること、ここの社員教育はどうよ・・・と思うことがあります。特にこちらにまったく瑕疵がないとき、初期不良の機器をつかまされたおかげでこうむった迷惑や時間的・物理的な損失を一顧だにしてくれずに「商品の交換」で済まされてしまう(「新しくしてやるのだから文句はないだろう」とでもいう態度)とムカムカきて「誠意を見せろ!」と怒鳴りたくもなります。ここ2ヶ月たらずの間に、運の悪い私は4回も初期不良品に当たってしまいました。個人商店・中堅大型店・大企業支店にクレームを付けましたが(クレーマーではありませんので、もちろん穏やかに)、一番対応が良かったのが個人商店、悪かったのが大企業支店です。思い出しても腹が立つので、この件については後述したいと思います。
 というわけで、この本は前半130ページあまりが実例を紹介した面白い読み物、後半50ページ足らずがそこから導かれる教訓というつくりになっています。すぐに読めます。結構オススメです。私はこの本のP194ページを、上述の対応の悪い大企業のみなさんに読んでほしいです。

  苦情処理・クレーマー関係の本では、宝島文庫から出ている「社長をだせ!―実録クレームとの死闘 」川田茂雄著 も、随分前に読んだんですが面白かったです。

 ところで『となりのクレーマー』の中に、『悲鳴をあげる学校―親の“イチャモン”から“結びあい”へ 』という本について言及した部分があるのですが、これにはちょっと首を傾げるご意見もありました。・・・。

***ここから下、書評ではなく私のゴタクです****

 さて、もうついでですから、最近クレームを付けた4件を紹介します。なんで買うもん買うもん不良品が続いたのか・・・、ホンマにいやになるわ~っ とほほん(/_;)つて感じでした。長文ですので興味のない方はスルーしてください。

 ひとつは家から少しはなれたところにある、行きつけではない個人商店。乾物を買った翌日に封を開けるとすでに湿っていました。電話をすると、こちらが恐縮するほど平謝り。後日交換してもらうために寄ったら、おまけを付けてくれるわ、電話代は返してくれるわ・・・・安い買い物なのに申し訳なくなってしまいました。お店の好感度大幅アップで、友だちにもここで買うように宣伝しましたとも。

 もうひとつ(というか二つだけど)は1つの買い物に2件もクレーム電話を掛けたのですが、Kというホームセンターチェーンです。組み立て式の棚を買ったのですが、家で組み立てようとするとネジも説明書も入っていません。電話をするとすぐに交換に来てくれました。ところが、組み立てていると今度はネジに不良品が混ざっています。もう一度電話をすると、平謝りですぐに届けてくれました。電話代は返してくれなかったけど対応は早かったので○。ただ、件の棚はそのチェーン店のプライベートブランド。発注先工場に問題ありなのでは?というギモンを感じましたが。

 とにかく腹が立ったのがケータイ大手のN。Dショップの店員の態度です。携帯電話の会社の決まりごとにも利用者本位でないものを感じます。

 7月末に買った最新型の携帯がちょうど1ヶ月目の夜に突然電源が切れて、入らなくなったんですね。もちろん充電が切れたわけではありませんが、念のため充電してみてもダメ。翌朝電源を入れたら20分間ほど復活したのですが、mailチェックしている間にまた切れてしまいました。水濡れも落下もしていません。磁石のそばにも置いていません。何でやのん(ー"ー )??その日はちょうど仕事も休みだったので、買ったところとは違いますが近くのショップへ持ちこみました。女性店員が色F1000019々検査してくれましたが、結局機器の故障としか考えられず、「交換しますが電源が入らないので中のデータは取り出せません」とのことでした。中にはこのようにかわいいうちの子の写真がたくさん入っております。まさか購入して1ヶ月でパァになろうとは予期していませんからバックアップを取っていません。幸いアドレス帖やスケジュールは以前のケータイの中にもほとんど残っていますので、消えたらイヤなのは、このように愛らしいうちの三女の写真だけです。 たとえば、私が自分でケータイを水中に落とした、と言うような失敗があったのならあきらめもつけやすいのですが、私に過失は見当たりません。あくまで機器の初期不良としか思えません。朝方一度、短時間でしたが電源が復活したこともあって「電話がないのは不便なので交換はして欲しいが、このケータイのデータがなくなるのはこまります。1~2日でいいので、この電話の電源が復活してデータのバックアップが取れるかどうか試させて欲しい」と頼みました。もちろん、新しいのと交換するのなら、壊れた機器のほうは返さなければならない道理はわかっています。ただこの壊れた機器はただの機械ではなく、私の固有の財産であるはずのデータが入っているのです。ただいま電源が入らないからと取り出す努力もしてもらえない、させてもらえないのはいかにも理不尽に思えました。女性店員はかなり同情的で、30がらみの男性店員に相談に行きました。この男性店員の態度が人を小ばかにしていてサイテーだったのです。とても客商売とは思えないような態度で「バックアップはとってらっしゃらないんですか?」「Dのお預かりサービスは利用なさっていないんですか?」・・・・ゞ(ーーメ)おいおい、今回、買ったばっかりの機械の故障のためデータが消えてしまうのは、私が悪いんですか?誰でも承知しているバックアップの大事さを顧客に説くよりも、問題解決の方法(電源が入らない機器からデータを取り出す方法は本当にないのか、機器の交換以外にこの客=私がケータイの機能を使いながら、この故障した機械からデータを取り出せるまで機械を貸しておく方法はないのか等)考えるのがお前の仕事やないのんか!!こっちは電話は使えん、メールは使えん、データは消失の危機、休日の朝から何時間もこんなとこで検査検査で時間をとられる・・・で迷惑しとんじゃ!誠意を見せろ!~~~と怒鳴れる性格ならよかったんですが、「この電話機に入っているデータは私の固有の財産である。『取り出せません』ですますのは納得がいかない。」と抗議するのが精一杯。泣きそうでした。私はクレーマーにはなれない、そんなパワーはない・・・ ムカつきながらも結局その日は壊れたケータイを持ち帰り、たとえひと時でも電源が復活するのを待つことにしました。

 そして待つこと1日。数分間ですが復活してくれました。全てのデータをマイクロSDに移し終えてホッ。あきらめないでよかったぁ!不便ですが交換を先に延ばしてよかったです。(でも交換を先に延ばせたのは、私に家電もパソコンmailも遠慮なく使える環境ががあったから。ケータイしか持っていなかったら、こんなわけに行かず泣き寝入りなんでしょうねぇ。すぐには難しくても、少し時間を置いてデータの取り出しに取り組んでみるなんてぐらいのこと、ショップのサービスのうちだと思うんだけど)翌日交換にDショップへ持っていったら、一昨日の経過が記録に残っているはずなのにまたまた1時間近く待たされやっと交換です。件の男性店員はこっちをチラッと見たきり知らん顔です。こんだけスッタモンダして待たされて・・・たしかに電話機本体は交換してくれたけど、バッテリーは古いもののまま。なんだかとっても理不尽だ。

 携帯電話会社(ショップ)各位のみなさんは、こんな時には代替の電話機を貸してくれて、古い電話機のデータの取り出しに真剣に取り組んでいただけないものなのでしょうか。繰り返しますが、水没等自分の失敗で壊れた、データが取り出せない・・・と言うような場合とはちがいます。あくまで初期不良は生産者・販売者側に責任があります。データを取り出す・保護する努力はするべきなのでは?むしろ努力と言うより、できるのが当たり前にしていただきたいです。少なくとも顧客に不快な思いをさせる不遜な態度はいかがなものでしょうか?どうもオバチャンは機械に疎いと侮られているような言い方にしか聞こえません。疎いと思うならなおさら親切にしないといけないのではないでしょうか?言葉遣いこそ丁寧ですが、慇懃無礼ってやつ。「バカモン!こっちはオマエが子どもン時からパソコンで仕事しとるんじゃぁ!ええらそうにバックアップの説明をするな~!!!機械の故障の責任を取れ~!迷惑したんはこっちじゃぁ~!プロならデータの復旧に努力しやがれ~」と怒鳴って暴れたかったです。そんなことの出来るはずもない私は、時間のロスとたくさんのストレスを抱えさせられただけです(T_T) まぁ恐喝をしたいとも思いませんが。こういう場合のきちんとした(金品のことじゃないですよ)対応を社として検討しなおして欲しいものです。

 機器の故障は直接はショップ店員のせいではないので、それを責める気は毛頭ありませんが、社としての責任・・顧客の大事なデータを損ない、大事な時間を費やしてしまっていることにたいする責任は、表で顧客と接する人間が体現しないといけないのではないでしょうか・・・。とにかくいやだったし、疲れました。

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2007年9月 8日 (土)

「シッコ Sicko」観てきました。

 今日はせっかくの休日なのに、末娘が試合のため早朝よりお弁当作り・・・・。7時に娘が出た後、二度寝したかったけど(なにしろこの1週間の平均睡眠時間が5時間をきっていましたからね)2階はもはや暑くて暑くて・・・・。低血圧なので、このままだと家で倒れこんでいるだけの半日になりそうだと思ったので、とにかく体を動かしさえすればなんとかなるはず、とばかりに、眠気覚ましに思い切って一人で外出。マイケル・ムーア監督がアメリカの医療問題をテーマにして、またもや物議をかもした「シッコ Sicko」を観てきました。

『シッコ』 マイケル・ムーア監督インタビュー
配給ギャガ・コミュニケーションズ powered by ヒューマックスシネマ
提供:@niftyコンテンツ

 恐ろしいドキュメンタリーでした。そんじょそこらのホラーなんてメじゃありません。なにせ本物の生命がかかっているんですから。私が見に行ったときは朝一番の回だったからか人影まばら・・・というか10人しか客がいなかったんだけど、この映画はぜひ見るべきです。思いテーマだけど、さすがjに上手なつくりで2時間余りを全く飽きさせません。重苦しい気分だけで終わるのではなく、告発の後には良識の勝利と、希望がほのかに見えるような結びになっています。しかも、今の日本の状況、映画のあおり文句じゃないけど、全く他人事ではありません。危ないです。以下、ネタバレバレでご紹介します。

 映画の冒頭は、事故にあってパッカリと裂けた自分の膝の傷口を自分で縫う男性の映像。あ~イタイ!もちろん彼は医師でも看護師などの医療専門職でもない。医療保険に入っていないから、病院にいくことができないのです。もう一人、無保険の男性の事例。電動鋸で左手の中指と薬指を切り落としてしまい病院へ。医師は言います。中指を継げば約720万円、薬指を継げば約144万円、どちらを選びますか・・・?と。彼は薬指を選び、お金さえあれば継ぐことが可能だった中指は欠損したまま・・・。先進国中唯一国民皆保険の制度がないアメリカ合衆国では6人に一人が無保険者。それは民間の医療保険に加入したくても審査が厳しく、支払いが余りにも高額だから。q(`O´)p

 でもこの映画が告発するのは、無保険者の問題ではなく、民間の医療保険による給付金支払い拒否(曲がりなりにも国民保険制度のある日本の尺度で考えると混乱します。日本の民間医療保険は、あくまで公的健康保険の補助的なもの。アメリカは公的な医療保険が全くない状況の中での民間の医療保険です)です。

 マイケル・ムーア監督はネットを使って保険会社とのトラブル事例を収集し(とんでもないほど多量の事例が集まったらしい)、その一部を紹介します。夫婦揃って十分な職歴を持っていたにも拘らず、慢性の持病を抱えてしまったために破産、持ち家を処分し、娘の家の地下室へ転がり込まねばならなくなった60代の夫婦。夫婦の慢性疾患をこの医療保険会社はカバーしてくれないのです。交通事故で気を失い、救急車で病院へ運ばれた若い女性に、後日保険会社から「事前申請をせずに利用した救急車の料金は保険ではまかなえない」旨の連絡が。病院が示した治療方針に保険会社が支払いを同意しなかった数々の事例。脳腫瘍の疑いのためのMRI検査、癌の化学治療、骨髄移植・・・それらの検査や治療を「不要だ」「実験的だ」「22歳では癌にかかるのに若すぎる」などと判断するのは保険会社で、保険会社から治療費が支払われなければ高額の治療は受けられない・・・。治療費さえ捻出できればあたら助かる命がどれだけ失われてきたことか・・・・。保険会社に雇用された医師らは支払い拒否のサインが多ければ多いほどボーナスがつくような仕組みになっていると、もと保険会社勤務の医師が贖罪のようにのべる・・・。本人も忘れている軽微な既往を申告しなかったとして、保険金の返還を求められた女性もいる。急病の娘が救急車で運ばれたのが保険会社の系列の病院でなかったため、治療を受けさせてもらえず手遅れになってしまったと語る母親・・・。自由と民主主義の国アメリカでは、診療もしていない保険会社が治療方針を決めるのでしょうか。国民には病院を選ぶ自由もないの?面白かったのは、娘の耳の疾患について、右側しか手術を認めてもらえなかった父親の事例。彼は保険会社に手紙を書きます、「今度マイケル・ムーア監督が保険会社についてのドキュメンタリーを作るために、保険金の不払いトラブル事例を集めている。私もこの件をレポートするつもりである。貴社のCEOに映画出演経験はおありか?」というような。すると即座に左耳の手術の許可も下りたとか・・・。

 アメリカにも国民皆保険制度を、と言った政治家がないわけではないようです。近年ではヒラリー・クリントンさん。けれども保守系の議員たちからモーレツなネガティヴ・キャンペーンを受けます。社会主義的であると。医療を国に管理されたいのか、と。やがて彼女は黙らされ、関係者からの献金も受け取っています。(もっともこの「SiCKO」公開後は、来年の大統領選挙に向けて、ヒラリーさんをはじめ何人かの政治家が国民皆保険制度の実施を唱え始めているようですが)。

 ミシガン州から川1本越えてカナダに行くと医療費はすべて無料。イギリスでもフランスでも・・・。西側自由主義諸国の健康保険制度とその考え方を、管理国家的ではないのかと国民皆保険制度に懐疑的なアメリカ人にもわかりやすく、ムーア監督は伝えます。カナダの人、イギリスの人、フランスの人・・・・色々な人へのインタビューにそれぞれ説得力がありました。イギリスで5本の指先をすべて電ノコで落とした男性の指を24時間かけて繋いだチームにいた医師が、中指か薬指かを選ばされたアメリカの事例を聞いて、イギリスの医師でよかったと答えていたのが印象的です。イギリスに比べれば不十分に思える日本の医療制度ですが、それでも日本の医師でも同じことを思うでしょうね。

 さて、アメリカでは9.11の悲惨な現場でレスキュー・ボランティアとして献身した、“英雄”である消防士・救命士たちがそのために体を壊したのに何の保障もなく、十分な医療を受けられずに苦しんでいる実情があります。一方9.11テロの容疑者たちはグアンタナモ収容所で十分なメディカル・ケアを受けている・・・・。

 そして物議をかもしたシーン。ムーア監督はこの映画で事例を語った“医療難民”ともいうべき人々を連れてグアンタナモ収容所へ向かう。そして海上から叫ぶ。「ここに9.11レスキューがいる。彼らにテロリストたちと同等の医療を受させてやって欲しい。」もちろん反応はありません。病人を連れているムーア監督は、しかたなく(?)キューバ領内で病院をさがします。ここは第三世界だから、と医療水準を危ぶみながら・・・。キューバと言えばアメリカの仮想敵国・・・の「仮想」ということばをとっても良いぐらいの国。でもここで彼らは、アメリカにいるよりも高度な医療をほぼ無料で受けることが出来ました。アメリカで1本1万4千円した喘息の吸入薬の小瓶が約6円。チェ・ゲバラの娘へのインタビューもあります。

 う~む(-_-#)です。

 日本でも国民保険料が払えなくて無保険の人が増えていると聞きます。私は勤め人ですから社保本人ですが、就職した頃は本人無料だったのに、いまは3割負担。出来るだけ医療費を賭けないために受診を控える人も増えているのではないでしょうか。お金の切れ目が命の切れ目、事故にあっても救急車は有料。なんてことになったらたまりません。アメリカの保険会社は虎視眈々と日本という市場を狙っているとも言われてますし、私たち日本人もフランス人を見習って、自分たちの命と子どもたちの未来を守るために、自ら行動をすべきなんじゃないのかしら・・・と思いました。 「シッコ Sicko」を観て、日本の医療保険・社会保障制度の変遷を見て、その時どの議員(政党)がどんな発言をしてどのように行動(賛成・反対も含め)をとったか、今後医療制度・社会保障をどうしようとしているのか、ちゃんと知って考えて投票もしないと危険です。それから、映画の中でも各国で行われていると言われている「予防医学」。日本でもメタボ対策として取り入れられつつありますが、そのためには労働時間を短縮して、一駅歩こうとかジムに寄ろうとか思える時間も作って欲しいもんです。もし勤務時間が本当に9時から5時まで、うち1時間昼休み・・・・、であったら日本人の国民病、糖尿病も絶対減ると思いますけどね。

 それにしてもアメリカの保険会社のやり口の悪辣なことと言ったら(ノー"ー)ノ ┫ ゜・∵。もっと怒れ!中流アメリカ人たちよ!・・・・わたしのがん保険も外資系なんだけど心配になってきたなぁ。。ゞ(+ヘ+)``。。。保険会社も製薬会社もロビイストを通じて国会議員たち(共和党だけでなく民主党の議員にも)に献金をし、自分たちに有利な制度・法案を維持したり作ったり・・・。これに貢献した議員たちは関連企業に上手に天下り・・・・え~~っ!日本の構図と似てるやん!!ちょっとぉ。痛くても苦しくても病院に行けない、保険がおりるかビクビクしながら治療をしないといけない、破産か命か選べ!(むしろ破産しても払えないかも)・・・なんて!ヽ(`⌒´メ)ノそんな社会はゴメンです!

 ちょっと、2年半前の猫の闘病生活を思い出しましたよ。腎臓リンパ腫で、発見から死んでしまうまで2ヶ月の治療費(若猫だったので進行が著しく早く、手の施し様がほとんどないとのことでしたので、入院せず・手術せず・化学療法せず・・・、つまり、治療と言ってもほとんどは一日でも長く生きながらえさせるための栄養補給だけの状態でも)が20万円を軽く超えました。こんな状態になるともう獣医になんてかけずに放置する人、捨てていく人も多いそうです。ペット保険があるけど、掛け金が高いしいざという時に給付されないトラブル事例も多いとか・・・(゚ロ゚;ノ)ノ。ここから類推して人間なら??どうなる??

シッコ DVD シッコ

販売元:ギャガ・コミュニケーションズ
発売日:2008/04/04
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2007年9月 7日 (金)

『変身』 嶽本野ばら著

『変身』 嶽本野ばら著 小学館刊
 13歳で竹宮惠子著『風と木の詩』に出会って、その耽美な世界にすっかり傾倒してしまった星沢皇児が主人公。一人称で物語が語られます。彼は少女漫画家になろうと決意して、30歳の現在まで唯美主義なマンガを描き続けてきました。マンガ編集部に投稿し、持ち込み、しかし認められない日々。5年前からはストリートで『エルドラド』という自費出版の長編マンガを売り続けているのですが、愛読者はただ1人、とんでもなく不細工な柔道の達人ゲロ子だけ・・・。コンビニのアルバイトで糊口をしのぐ日々でした。ところが、「ある朝、星沢皇児が妙に気がかりな夢から目を醒ますと、自分が寝床の中で見知らぬ恐ろしくハンサムな男に変わっているのを発見した、のです。」・・・・。「そんなアホな・・・・・・」!この冒頭の一文はもちろん、カフカの『変身 (新潮文庫) 』(高橋義孝訳)の「ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。」のパロディですね。
 子泣き爺に似ているからとカゲで「コナジジ」と呼ばれ、とんでもなく不細工だからと馬鹿にされ気持ち悪がられている星沢皇児ですが(親にまであきれられるほどの筋金入り)、どういうわけだか一夜にして超絶美形になり、いつもは売れない『エルドラド』も完売。とんとん拍子にデビューの話まで。写真集は売れに売れ、『エルドラド』は映画化され、アイドルに言い寄られ・・・でも外見は変わっても換わることのできない彼の中身、彼のこだわりは置いてけぼりのまま・・・・。

変身 Book 変身

著者:嶽本 野ばら
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫) 』と同じテイストのコメディと言う宣伝文句をどこかで見たので読んでみたのですが・・・。発想はとっても面白かったのです、少女漫画的で。ブスと呼ばれた女の子がおしゃれ指南をされて、美少女に変身。周りはちやほやしてくれるけれどどことなく居心地が悪くなり、顔の表面の美の追求よりもっと大切なこと(もの、人etc.)に気づく~~って、昔ながらの少女漫画の王道ストーリーじゃないですか。それをもっとキョーレツに描いた感じの小説で。なかなか笑わされたのですが、『下妻物語』の方がもっと突き抜けたパワーがあって面白かったし、おばかな話の展開もそれなりに納得が出来た気がします。星沢皇児のこだわりが、桃子のこだわりほどは、エンタテインメント小説として機能していないと思いました。コム・デ・ギャルソンでもコム・サ・デュ・モードでもどうでも良くなってくる。ましてやカルーセルなんか・・・!としまえんに行く機会があったら見てみようとは思うけれども・・・・(実際、ネットでは画像検索してみました。やはり有名建造物のようで、ネット上でたくさんの写真が公開されていました。ついでに薀蓄も・・・。だけど年季の入ったものだけに、やはり塗装がはげていたり、尻尾が取れていたり・・・痛みも激しいようで、初デートの人に「乗ろう」って誘われたらかなりひくかも。安全面で、特に。)途中でだれてきたし、もっと短くても良いのでは?と思いました。

 ちょうどこれを読んでいる途中で、著者が大麻所持で逮捕されたと言う報道があったので、このなんだかスッキリしない読後感との関わりがちょっと気にかかりました。
 それからギモンですが、星沢皇児、顔はものすごいハンサムになったと書いてあるけれども、スタイルの変化はないよう。身長170cm.程度の中肉中背・・・・のままではここまでもてないのではないかしらん?女の子の背も高くなってきているし、180cm.まではいかずとも、せめて175㎝は欲しいところ。体型はマッチョがいいか細身がいいかは好みの分かれるところでしょうが、すくなくとも中肉は?? イエ現実の男性の体型をどうこうと失礼なことを言うわけではありません。あくまで超絶美形として、中身関係ナシで売り出すことを考えれば、当然スタイルも超絶美形タイプでなければ・・・と思ったのです。

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ちょっとだけ、グルメと展覧会の日々・・・?その②

 もう半月以上前になる、夏休み(お盆休み)話の続きです。経済的にも時間的にも旅行にいけなかったので近場で楽しんだという話です。

  Photo_2 Photo花火の話は前にも書いたけど、今年はなんと25年ぶりぐらいに大文字も見に行きました!すご~い。私にしては快挙です。

 快挙がもうひとつ!はじめて貴船の川床に行きました。鞍馬・貴舟のハイキングは若い頃に何度もいったことがありますが、川床だなんて贅沢、私には無縁かと思っておりました。でも、すきやきならば比較的安価で(なんとか4桁の金額で)食べられると言うので、真夏に戸外ですきやき??なんぼ山の中でもなぁ・・・??と危ぶみながらも予約してもらって、同僚たちと出かけて行った猛暑の日。連日の最高気温が37℃とか38℃とかが続いていたその日、京福電車(叡電)の貴船口の駅を降りると、期待していたほど涼しくない(涙)。駅のそばから見る貴船川の滝Taki_2 はいかにも涼しそうですが・・・・。驚いたのは、たくさんの人が貴船口で降りて、その人たちを次々とお料理屋さんのお迎えの車が来て乗せていくこと。料亭の名前を書いた大きなうちわを持って誘導するおじさんも。すご~い。こんなにたくさんの人が涼を求めて集うんだぁ、貴船の川床へ!この人たちは遠くからの観光客が多いのか、私たちのような近辺からの客が多いのかどっちなんだろ?そうこうするうちに私たちのお迎えも到着して、狭い、離合の難しそうな道を川をさかのぼるようにしてのぼって行くと心なしか料亭の門前では涼しくなったような気がします。冷房のきいた店内を通って川床へ降りたらば、あ~らフシギ。水のおかげかフィトンチッドのおかげか涼しいではありませんか!吹き抜ける風のさわやかなことと言ったら。あ~、出町柳駅辺りでは暑さにくじけそうになったけど、やっぱり来て良かった

Photo つきだしも、別途お願いしてもらった鮎の塩焼きもとっても美味しかったけど、真夏の戸外でのすき焼きがこんなにも気分よく食べられるとは、予想外のうれしいオドロキでした。全然暑くないんですよ、ここでは。川に足を浸したりして(冷たくて気持ちイイ!) 童心に返って楽しみましたし。毎年の恒例行事にしたいです。

 あんまり会食に行かない私ですが(飲まないし、お金もないし、仕事の日の昼食はたいていお弁当だし・・・)、この8月半ばには、川床のほかに2回も会食をしました。2回目は新風館のたわわ で仕事仲間とランチ。ここには、前に宴会でも来たことがあって、値段の割りにおいしくて(さすがにサラダやおつけものは抜群!)もう一度来たいとずっと思っていたのですが、やっと果たせました。ランチセットがすご~くお得な感じでビックリ!わたしは竹炭入りの衣のポークカツ、赤じそソース添えがメインディッシュのランチだったのですが、ランチについてくるサラダバーだけでも十分この価格で満足できるぐらいでした。サラダは、さすがに八百屋さんだけのことある美味しい野菜たち(トマトがサイコー)もさることながら、豆腐がとっても美味しいんです。自家製の豆腐のようですが、豆腐のテイクアウトをしたいぐらいです。ドレッシングも美味しいです。これにコーヒー、デザートも付いてくるんですからすばらしい!竹炭入りの衣も赤紫蘇ソースも珍しくて美味しかったのです。

 3回目はイタリアン。 「リストランテ バッサーノ デル グラッパ」という店でディナーです。Photo_2 白い大きな器に上品に盛られたお料理たち。美味しかった~。私は飲めないから試せなくて残念だったんだけど、たぶんこの店の名前についている「グラッパ」ってお酒の名前ですよね。ものすごく強いブランデーの一種だったと思うんですが・・・。私がむかし愛読していたミステリ、女性私立探偵・V.I.ウォーショースキーのシリーズで、主人公ヴィクの隣人ミスタ・コントレーラスが愛飲していたお酒がこれですよね。お店のテーブルにグラッパの瓶がたくさんディスプレイされているのが目を引きました。

サマータイム・ブルース (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 104‐1)) Book サマータイム・ブルース (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 104‐1))

著者:山本 やよい,サラ・パレツキー
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑これが一作目のヴィクです。タフさが魅力。

 どのお店のどのお料理も美味しくて、胃袋が広がるほど詰め込んでしまいました。この夏わたしは確実に太った(moreって意味です)気がします。

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2007年9月 6日 (木)

ちょっとだけ、グルメと展覧会の日々・・・?その①

 長男(大学生)が帰省して、パソコン前を独占していたり、二女の夏休みの宿題(レポートを3教科分!(泣)を手伝うのにかかりっきりになったり、長女の文化祭準備のためのあれやこれやに翻弄されたりで、半月ほどパソコンにゆっくりと向かう時間や気力がありませんでした。

 その間のことをちょびっとずつ書き足そうと思います。本も結構読めたし。

 お盆休み(夏休み)。お金がなかったり時間がなかったりで、旅行も遠出も出来ませんでしたが、ほんのちょっぴりグルメをしたり展覧会を観にいったりして楽しみました・・・って、普通の週末とあんまり変わりませんけれども~~~。

 その①は展覧会について。展覧会は4つ行ってきました。

ひとつは大丸梅田店の「アインシュタインLOVE」です。タイムスリップなどのSF小説が好きなので・・・特殊相対性理論等にも興味はあるのですが・・・子ども向けの入門書やマンガ(たとえば『』『』)なども読んだのですが、根っからの文型頭でちっとも理解できないのです(@_@;)・・・、で、この展示をみたらすこしは理解が深まるかしら・・・と期待していたのですが、やはり博士の物理学的な研究内容については全くダメ(T_T)。来日した時の様子とか、人文的な伝記要素の展示内容については、興味深く観ることが出来ました。とくに、心ならずも原爆開発に関与してしまう結果になってしまったことへの後悔とパグウォッシュ会議・ラッセル=アインシュタイン宣言等について、改めて原資料つきで知ることが出来たことは収穫でした。

 二つ目は大丸京都店の「長新太展」 。『キャベツくん 』シリーズや『ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば) 』のようなナンセンスな絵本がわが子たちは大好きでした。もちろん寺村輝夫作の物語に絵を付けた『おしゃべりなたまごやき 』や『ぞうのたまごのたまごやき (日本傑作絵本シリーズ) 』なども大好き。私自身はあまりナンセンスすぎる物語は苦手ですが、とぼけた味の絵は結構好きでした。

 もともとは漫画家さんなのだということをはじめて知りました。やはり独特の味のあるマンガで、額に納められた原画に向かって、ニヤニヤしながら読んでいる人多数。細かい文字までつい一生懸命読んでしまって、京都店の大丸ミュージアムは狭いのに、観て回るのに結構な時間がかかりました。灰谷健次郎が文を書いた絵本『ろくべえまってろよ 』や、今江祥智の長編の童話(『ぼんぼん 』シリーズとか)の挿絵なども長さんの絵だったんだ~と心のなかで「へぇ~」っとさけんだり。小学校の図書館で愛読した(「どんだけ昔やねん!」と一人ツッコミ) 『いたずらラッコのロッコ (日本の創作児童文学選) 』シリーズも長さんの挿絵と知って感慨にふけったり。

 3つめは京都市美術館で「フィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術」。これはかなり良い(私の好みに合致した・・・という意味です)作品の集まった展覧会でした。

Photo_2  ←この絵(ルノワールの「ルグラン嬢の肖像(部分)」がポスターになっている展覧会です。愛好家の多いコロー・クールバ・マネなどの写実主義の画家から始まって、多くの人が好きにならずにはおれない印象派の画家たちの作品の数々、つい顔もほころんでしまいます。マネの海戦の絵はとても迫力があったし、ロダンの有名なブロンズもこの場で観るとまた新たな感慨がありました。ドガの踊り子のブロンズには鋳造所オリジナルのスカートがはかせてあったので、できるものなら手で触れてみたかったです。ドガの「室内」という絵には、室内の明かりがくつろいだ雰囲気を出しているというような説明が付いていましたが、むしろ男女二人の暗い関係乃至冷たい関係・・・が表情から読み取れるので首を傾げてしまいました。なかなか理解しがたいものがある現代美術も、ピカソの「三人の音楽師」、クレーの「魚の魔術」、カンディンスキーの「円の中の円」、デ・キリコの「占い師の報酬」、ジョアン・ミロの「馬、パイプ、赤い花」などなど、本当に私にも理解できそうなずっと見つめていたいような作品が多かったように思えます。

Cha1030 「アメリカの美術」と題された作品群は、美術の教科書ではお目にかかれないような作家ばかりでしたので、とても新鮮な思いで観ることが出来ました。なかでも私が気に入ったのは右の絵、フローリン・ステットハイマーの「ベンデルの春のセール」です。プレタポルテですから現代のスーパーよりはお上品でしょうが、バーゲン会場でワゴンの服を引っ張り合ったり何着も試着する女性たちは100年近くたっても変わりませんね。苦虫を噛み潰したようなおじさんの顔におもわずふきだしそうになります。左下にちょこんとお行儀よしこさんしているワンちゃんがご愛嬌。赤を基調とした画面が明るくて楽しくて・・・この画家の絵を他にも見たいのですが、どうも寡作な人のようですね。

 残念なことにまたもやギモンな展示解説を発見。オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ・リリー」。この解説に「所々緑がかった白いユリの花びらには・・・」とあるけれど、「Calla lily」を日本語に訳せば「カラー」か「かいう(オランダかいう)」。「lily」とついていても百合の仲間ではなく、サトイモ科。水芭蕉の仲間です。まぁ、美術の専門家は語学や植物は専門外かもしれませんが、かいう(カラー)はふつうに花屋さんやブーケなどで見かける花だし、ちょっと調べてみてほしかったなぁ・・・。「lily of the valley」(鈴蘭)をバルザックの小説の題名と混同して谷間に咲く百合の花だと思う人も多いようですが、その間違いよりもひどい気がします。

印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から Book 印象派から20世紀名画に隠れた謎を解く!―フィラデルフィア美術館の至宝から

著者:吉岡 正人
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4つ目は特別展ではありませんが、開館以来気になっていた京都国際マンガミュージアムに初めて行きました。小学校の跡地だけあってなんだかとてもステキな空間でした。新風館にいくついでに短時間立ち寄っただけなのであまりゆっくりみれませんでしたが、自由に閲覧できるマンガがいっぱいあって、時間さえあれば通いつめて読みふけりたい気分でした。時間がなかったので2冊しか読めなかったのが残念。その2冊とは・・・少女時代から大好きな河あきらさんの『さびたナイフ』と『ゆがんだ太陽』。どちらもマーガレット・コミックス。大昔、「別冊マーガレット」に掲載されていたものですが、今はもう手に入らない作品集です。四半世紀ぶりぐらいに読んだんじゃないでしょうか・・・。当時は大泣きの感動作でしたが、今でもちょっと泣けました。もういちど復刊して欲しいなぁ。あと、「地球へ・・・」のコーナーもあって、アニメ台本や竹宮惠子さんの仕事場の再現展示などもありました。竹宮さんのマンガも昔から好きだったので見入ってしまいました。そういえば、竹宮さんはここの運営母体である京都精華大学の教授ですよね。

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

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地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー) Book 地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

著者:竹宮 惠子
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 紙芝居コーナーや子ども向けワークショップなどもあって楽しい施設でした。大人にも子どもにもオススメです。

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