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2007年6月24日 (日)

『WONDER』『のだめ』『紅匂ふ』ほか

 例によってたくさんのマンガを読みました・・・。また講談社のものが多いのですが。こうして記録すると、やはり講談社というのは大出版社だなぁと改めて感心してしまいます。

『のだめカンタービレ 18』 二ノ宮知子著 講談社KISSコミックス

 千秋がアパルトマンを引越し、来仏した三善征子(千秋の母)に「のだめちゃんと「うまくやんなさいよ」と注意を受けます。RUIは母との葛藤を経て、パリでコンサートにでようと決心し、のだめはサロンコンサートに出演します・・・。それぞれ新たな段階に一歩踏み出した感じのする巻でした

のだめカンタービレ #18 (18) Book のだめカンタービレ #18 (18)

著者:二ノ宮 知子
販売元:講談社
発売日:2007/06/13
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『WONDER 7』 河あきら著 双葉社 JOURコミックス

 やっぱり河あきらさんサイコー!です。この感動とこの笑い!人情モノ的なお話とギャグ漫画的要素がほどよく詰まって、ちょっぴり社会派的な感じもするコメディ。かおりさんは産後3ヶ月で職場復帰・・・。ということは育児休業は1ヶ月しか取らなかったッてことかぁ。会社にも家庭経済にもさまざま事情はあるでしょうが、そこはフィクションなのだからクリアしやすいだろうし、せめて半年ぐらいは育休を取得して欲しいところですね。かおりの義父が倒れて航太がかいがいしく介護をし、専門学校卒業後に専攻科で介護士の勉強も続けようと決心します。ワンダーは除霊(?)という新たな才能を発揮します。6巻で登場した父子家庭の姉弟も再登場。幸せになれそうな感じでホッ。航太たちは施設実習に出かけますが・・・。

 ところで4巻発行から5巻発行までや5巻発行から6巻発行までは1年もあったのに、6巻から7巻は2ヶ月しか開いてないのは何故でしょう?

Book

WONDER! 7 (7)

著者:河 あきら
販売元:双葉社
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 『WONDER 6』の感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post.html

『紅匂ふ 4』 大和和紀著 講談社KCBL

祇園の売れっ子舞妓さん咲也(咲子)の幼少時から引退するまでを描いた物語の最終巻。原作(原案か・・)の終わりよりもすっきりしてちゃんと大団円になっていて良かったです。

紅匂ふ 4 (4) Book 紅匂ふ 4 (4)

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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 咲也(咲子)がけなげで可愛らしくて、また祇園の習俗が興味深くて夢中で読んでいた1~3巻。私は昔東山区にも住んでいたことがあるので、なんとなく地理勘もあるし、よその土地の人よりも楽しんで読んでいたと思うのです、が。先を早く知りたくて原案とされる本を読んで、ちょっとその内容のキョーレツさにげんなり・・・。

芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす Book 芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす

著者:岩崎 峰子
販売元:講談社
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  祇園の名物芸妓だった岩崎峰子さんの半生記、 『芸妓峰子の花いくさ』 。確かに面白く読みました。この『紅匂ふ』と別々の作品だったらもっと楽しめたのかもしれません。勝新太郎の浮気の話は、私が子どもの頃、母親たちがいやなスキャンダルだという語調で(多分中村玉緒に同情して)喋っていたのは覚えているのですが、何しろ子どもだったのでどんなウワサだったのか全く知りませんでしたし、この本を読んであのころお記憶がよみがえってきて、あぁ、そうだったのか・・・とふに落ちた、ということもあります。でも、この原案となった本のドロドロした中身と、かわいい咲ちゃんとは結び付けたくない。フィクションだったり、あるいは第三者の書いた伝記だったら小気味よい咲ちゃんの成功譚も、自伝となると素直に楽しめないものになってしまいます。まして妻子ある人との恋愛をこうまで自分のみに寄せて書かれたのではなにか読んでいてしらけていくものを感じずにはおれませんでした。

 その点『紅匂ふ』の方は竜吾さんとの恋もその終わりもとても巧く描かれていて、最後も納得のいく結末になっていました。

『春はあけぼの殺人事件』大和和紀著 講談社漫画文庫

 宮中で中宮定子を陥れようと藤原道長一派が暗躍。鬼騒動・呪詛騒動を起こします。清少納言が解決に乗り出しますが・・・。『あさきゆめみし』を執筆当時紫式部のライバル清少納言をモデルに描いた作品でこれまで単行本には未収録だったものだそうです。私の好きな清少納言が主人公なのでワクワクしながら読めました。清少納言と橘則光の掛け合いが面白いのですが、設定が設定だけに黒幕は最初からわかってしまっている感じでミステリの出来としてはちょっと不満です。もう少し長い物語として書いて欲しい材料でもあります。田辺聖子さんの『むかし・あけぼの』などを原作にしてもういちど清少納言の物語をコミックにしてくれないものでしょうか・・・。

春はあけぼの殺人事件 Book 春はあけぼの殺人事件

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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 併録は「レディー・ミツコ」・・・汎ヨーロッパ思想の提唱者クーデンホーフ・カレルギー伯の母、クーデンホーフ光子の伝記です。これは発表当時、雑誌で非常な感動をもって読んだ覚えがあり、まえにも単行本を買った覚えがあります。その時、クーデンホーフ光子がゲランの有名な香水・ミツコのモデルだということを知りました。

 『盗賊の水さし』今市子著 集英社

 『岸辺の唄』シリーズの3巻目。雰囲気的にはゴビ砂漠・タクマラカン砂漠周辺の水が得にくい地域を舞台にしているように思えます。主人公が旅をしているのでシリーズの中には大きな河のある町も出てきますが・・・。オリエンタルファンタジーのオムニバスシリーズです。この巻では表題作の「盗賊の水さし」が一番好きだったかな・・。中国ものファンタジーが好きな方々にはぴったりだと思います。「鬼人」・・・という存在の定義や出典があるのかどうかが気になるところですが・・・。

 

盗賊の水さし Book 盗賊の水さし

著者:今 市子
販売元:集英社
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ちなみにシリーズ第2弾はこれ↓

雲を殺した男 Book 雲を殺した男

著者:今 市子
販売元:集英社
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