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2007年6月26日 (火)

『窓際OL 会社はいつもてんやわんや』

 北杜夫の娘=斎藤茂吉の孫=斎藤茂太の姪(ということは、遺伝的に文才は保証されたようなもの)による会社員エッセイ第2弾です。

『窓際OL 会社はいつもてんやわんや』斎藤由香著 新潮文庫

 父親の北杜夫の変人(社会不適応?)ブリを見て、作家なんて最低!サラリーマンがいい・・・とばかりにOLになった由香さんの会社でのドタバタぶりが楽しいエッセイです。こんなに暴露しても「書くな」という声がでたり、会社にいづらくならないなんてサントリーって懐の深い会社だなぁ・・・と感心してしまいます。まぁ、「窓際」と自称してらっしゃるとはいえきっと有能なOLなんでしょうし、失礼だけど父・祖父の七光りだけでも宣伝効果抜群なのだから、会社としては手放すに惜しい人材なのでしょうね・・・。この本を読んだあとは普段サプリメントやドリンク剤等に全く関心ゼロの私でさえ、薬局へ行ったついでにサントリーのマカを探してみましたもの。買わなかったけど・・・。それに、この楽しそうな会社の様子、確実にサントリーという会社の好感度アップに貢献していると思われます。

 マカ原産地ペルーへの出張やお台場への社屋引越し騒動なんて、書かない会社員にとっては何となく過ぎ去る(しんどいことはあったにせよ)仕事だけど、こうして筆力のある人に書かれると、大きなできごととしてたくさんの人々に読まれ、長く記憶にとどめられる・・・それってすごいことですよね。

窓際OL会社はいつもてんやわんや Book 窓際OL会社はいつもてんやわんや

著者:斎藤 由香
販売元:新潮社
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 でも、前作(感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/ol_75d9.html)『窓際OLトホホな朝ウフフの夜』ほどのキョーレツな面白みは感じられませんでした・・・。筆のすべりを押さえているのか、あれ以上のオモシロイ中身がもう無いのか・・・ちょっぴり残念!しかし、おかあさんと二人で旅行に行ったり、友人とハワイ旅行に行ったり優雅ですねぇ・・・。北杜夫氏の『孫ニモ負ケズ』を読んでなかったら、阿川佐和子さんや檀ふみさんと同様に独身かと誤解してしまいそうです。

↓第1作目の方は爆笑しました。2作目は時々クスっ・・って感じかな。読むのはスルスルと楽しく読めます。

窓際OL トホホな朝ウフフの夜 Book 窓際OL トホホな朝ウフフの夜

著者:斎藤 由香
販売元:新潮社
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2007年6月24日 (日)

『水底の骨』

 『水底の骨』アーロン・エルキンズ著 ハヤカワ文庫

 スケルトン探偵・ギデオン・オリヴァー探偵シリーズの最新作です。主人公のギデオンは形質人類学の大学教授。骨が専門で司法人類学者として、人骨の一部からその人物の性別・年齢・体格から死因に至るまでを警察当局にアドバイスし、検死に携わる人たちを教育指導するのも仕事のうち。遺されたあるいは発掘された人骨(の一部)から事件の謎を解くので、 「スケルトン探偵」という異名があります。『水底の骨』では、ハワイへバカンスに行ったギデオンと友人でFBI捜査官のジョン・ロウが、12年ぶりにハワイの環礁で発見された墜落した小型機に残った骨から、ジョン・ロウの友人一家の秘密を見つけてしまい・・・・。

 このシリーズを読むと、骨がこんなに多くのことを物語ることにびっくりしてしまいます。著者も人類学の修士号を持っているようです。知的で上質のミステリだと思います。

水底の骨 Book 水底の骨

著者:アーロン・エルキンズ
販売元:早川書房
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 このシリーズは90年代の前半から半ばにかけて、早川書房のmysterious press文庫から7~8冊でて、それから何年かに一度ずつぐらいでていたのですが、最近ではハヤカワ文庫にレーベルを変えて新刊や復刊がまぜて出ているんですよね。10年以上も前に夢中になって読んだシリーズなんだけど、ものすごく感銘したとか特徴のあるもの以外は題名を忘れているもんなんですよね(>_<)。だから、本屋さんでこの作家の本を見つけてもうっかり喜んで買ってはいけない。もう読んだものだったと言う可能性もあるし・・・。『水底の骨』を買ったきっかけは今月号の「本の雑誌」(2007年7月号)なんですよね・・・。「あの作家にアンコール」という特集で、読者アンケートにアーロン・エルキンズの新刊が読みたいって書いてあって、編集部が注記として「『水底の骨』(ハヤカワ・ミステリ文庫)が2007年4月に刊行されました。」と書いていてくれてあったのです。おかげさまで安心して『水底の骨』を買って楽しむことが出来、うれしかったです。。。。前回読んだこのシリーズは2年前に発売された『骨の島』。とすると次に新刊(アメリカでは刊行済み)を読むことが出来るのも2年後でしょうか・・・。

本の雑誌 289号 塩辛きもだめし号 (289) Book 本の雑誌 289号 塩辛きもだめし号 (289)

販売元:本の雑誌社
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骨の島 Book 骨の島

著者:アーロン エルキンズ
販売元:早川書房
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『WONDER』『のだめ』『紅匂ふ』ほか

 例によってたくさんのマンガを読みました・・・。また講談社のものが多いのですが。こうして記録すると、やはり講談社というのは大出版社だなぁと改めて感心してしまいます。

『のだめカンタービレ 18』 二ノ宮知子著 講談社KISSコミックス

 千秋がアパルトマンを引越し、来仏した三善征子(千秋の母)に「のだめちゃんと「うまくやんなさいよ」と注意を受けます。RUIは母との葛藤を経て、パリでコンサートにでようと決心し、のだめはサロンコンサートに出演します・・・。それぞれ新たな段階に一歩踏み出した感じのする巻でした

のだめカンタービレ #18 (18) Book のだめカンタービレ #18 (18)

著者:二ノ宮 知子
販売元:講談社
発売日:2007/06/13
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『WONDER 7』 河あきら著 双葉社 JOURコミックス

 やっぱり河あきらさんサイコー!です。この感動とこの笑い!人情モノ的なお話とギャグ漫画的要素がほどよく詰まって、ちょっぴり社会派的な感じもするコメディ。かおりさんは産後3ヶ月で職場復帰・・・。ということは育児休業は1ヶ月しか取らなかったッてことかぁ。会社にも家庭経済にもさまざま事情はあるでしょうが、そこはフィクションなのだからクリアしやすいだろうし、せめて半年ぐらいは育休を取得して欲しいところですね。かおりの義父が倒れて航太がかいがいしく介護をし、専門学校卒業後に専攻科で介護士の勉強も続けようと決心します。ワンダーは除霊(?)という新たな才能を発揮します。6巻で登場した父子家庭の姉弟も再登場。幸せになれそうな感じでホッ。航太たちは施設実習に出かけますが・・・。

 ところで4巻発行から5巻発行までや5巻発行から6巻発行までは1年もあったのに、6巻から7巻は2ヶ月しか開いてないのは何故でしょう?

Book

WONDER! 7 (7)

著者:河 あきら
販売元:双葉社
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 『WONDER 6』の感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post.html

『紅匂ふ 4』 大和和紀著 講談社KCBL

祇園の売れっ子舞妓さん咲也(咲子)の幼少時から引退するまでを描いた物語の最終巻。原作(原案か・・)の終わりよりもすっきりしてちゃんと大団円になっていて良かったです。

紅匂ふ 4 (4) Book 紅匂ふ 4 (4)

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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 咲也(咲子)がけなげで可愛らしくて、また祇園の習俗が興味深くて夢中で読んでいた1~3巻。私は昔東山区にも住んでいたことがあるので、なんとなく地理勘もあるし、よその土地の人よりも楽しんで読んでいたと思うのです、が。先を早く知りたくて原案とされる本を読んで、ちょっとその内容のキョーレツさにげんなり・・・。

芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす Book 芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす

著者:岩崎 峰子
販売元:講談社
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  祇園の名物芸妓だった岩崎峰子さんの半生記、 『芸妓峰子の花いくさ』 。確かに面白く読みました。この『紅匂ふ』と別々の作品だったらもっと楽しめたのかもしれません。勝新太郎の浮気の話は、私が子どもの頃、母親たちがいやなスキャンダルだという語調で(多分中村玉緒に同情して)喋っていたのは覚えているのですが、何しろ子どもだったのでどんなウワサだったのか全く知りませんでしたし、この本を読んであのころお記憶がよみがえってきて、あぁ、そうだったのか・・・とふに落ちた、ということもあります。でも、この原案となった本のドロドロした中身と、かわいい咲ちゃんとは結び付けたくない。フィクションだったり、あるいは第三者の書いた伝記だったら小気味よい咲ちゃんの成功譚も、自伝となると素直に楽しめないものになってしまいます。まして妻子ある人との恋愛をこうまで自分のみに寄せて書かれたのではなにか読んでいてしらけていくものを感じずにはおれませんでした。

 その点『紅匂ふ』の方は竜吾さんとの恋もその終わりもとても巧く描かれていて、最後も納得のいく結末になっていました。

『春はあけぼの殺人事件』大和和紀著 講談社漫画文庫

 宮中で中宮定子を陥れようと藤原道長一派が暗躍。鬼騒動・呪詛騒動を起こします。清少納言が解決に乗り出しますが・・・。『あさきゆめみし』を執筆当時紫式部のライバル清少納言をモデルに描いた作品でこれまで単行本には未収録だったものだそうです。私の好きな清少納言が主人公なのでワクワクしながら読めました。清少納言と橘則光の掛け合いが面白いのですが、設定が設定だけに黒幕は最初からわかってしまっている感じでミステリの出来としてはちょっと不満です。もう少し長い物語として書いて欲しい材料でもあります。田辺聖子さんの『むかし・あけぼの』などを原作にしてもういちど清少納言の物語をコミックにしてくれないものでしょうか・・・。

春はあけぼの殺人事件 Book 春はあけぼの殺人事件

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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 併録は「レディー・ミツコ」・・・汎ヨーロッパ思想の提唱者クーデンホーフ・カレルギー伯の母、クーデンホーフ光子の伝記です。これは発表当時、雑誌で非常な感動をもって読んだ覚えがあり、まえにも単行本を買った覚えがあります。その時、クーデンホーフ光子がゲランの有名な香水・ミツコのモデルだということを知りました。

 『盗賊の水さし』今市子著 集英社

 『岸辺の唄』シリーズの3巻目。雰囲気的にはゴビ砂漠・タクマラカン砂漠周辺の水が得にくい地域を舞台にしているように思えます。主人公が旅をしているのでシリーズの中には大きな河のある町も出てきますが・・・。オリエンタルファンタジーのオムニバスシリーズです。この巻では表題作の「盗賊の水さし」が一番好きだったかな・・。中国ものファンタジーが好きな方々にはぴったりだと思います。「鬼人」・・・という存在の定義や出典があるのかどうかが気になるところですが・・・。

 

盗賊の水さし Book 盗賊の水さし

著者:今 市子
販売元:集英社
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ちなみにシリーズ第2弾はこれ↓

雲を殺した男 Book 雲を殺した男

著者:今 市子
販売元:集英社
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2007年6月23日 (土)

「壁抜け男」2回目観劇とラジオ

 もう一度石丸幹二さんデュティユルに会いたくて、ひっそり一人で京都劇場へ行って きました^^;。 「壁抜け男」 、予定外に2回目を見てしまいました。 娘にはKabenuke011「お母さんだけずるい」といわれつつ・・・。→ポスターです。石丸さんを前面に押し出しているデザインですね。  「石丸さんは素敵!、石丸さんは最高!」って感じです

 今回の席は一階席の割とうしろで、17日に観たときのようには舞台を間近で観る=俳優さんたち一人一人を間近で見つめるというわけにはいきませんでしたが、センター近くではあったので舞台全体と楽士の方々も見渡せました。出演のみなさまがたは楽士の方も俳優の方も、それぞれの配役も前回の観劇時と全く同じでした。プログラムを見ても、今回の公演ではもともと八百屋役の丹靖子さんだけがはにべあゆみさんとのダブルキャストになっているだけで、他のみなさんは(期間も短いからかな)ずっとお一人の人が演じる予定のようですね・・・。もう1回観にいきたいけど、もう資金的にムリかな(T_T)。今後も京都劇場は1~2ヶ月の短いスパンでの公演が続きそうですからその分の資金も必要ですし。

 舞台から離れた席から観ると、楽士さんたちの様子がよくわかって、特にパーカッションの方なんてお一人で腕2本で演奏しているなんて思えないぐらいあちこちの楽器を演奏しておられるのがよく見えました。八面六臂とはこのことですね。舞台下手(ピアノ・リード)の演奏者ピットにはメトロノームらしきものが置いてあるのを前回覗き込んで見えたのですが、上手のピットにもあるのでしょうか?演奏者ピットが上手と下手にわかれて設置されていて、指揮者もいなくて、どうしてあんなに(楽器同士も音楽と俳優も)ピッタリとあった演奏ができるのでしょうか?この謎は近くで見ても遠くから見ても解けません。教えていただきたいものです。ピアノの方(野口彰子さん)が舞台に向かって指揮をなさっているナンバーもありますが・・・。

 舞台のほうは今回もすばらしいです。前回は石丸さんばかり凝視してしまいましたが、舞台全体を見渡していると、前回気づかなかったところや、もう一度観たいところなども含めて、2回目で、別の位置からの観劇ということで、より楽しめたと思います。カーテンコールではもう楽譜を見ずに歌えましたし(*^。^*)。今回もカーテンコールでの高井治さんがお茶目でカワイらしくて良かったです☆☆☆☆ だけど、舞台が跳ねて帰途につく雑踏の中では、「わからなかった」「むずかしかった」という他人の感想も耳に入ってきます。原作が不条理な小説なので、たしかにわかりやすくはないかもしれませんが、「わからない」って感想はないんじゃない?と思わずにはいられませんでした。ふりむいてせつめいしてあげるわけにもいきませんし・・・。ストレートプレイの不条理劇は難解と感じられる向きも多いと思いますが、『壁抜け男』はミュージカル仕立てだし、コミカルな演じ方をしておられるので、難しいというよりは楽しい気持ちの方が先にたつように思うんだけどなぁ・・・。 (そういえば同僚が「オペラ座の怪人」を観にいったときも「わからなかった」「難しい」といってた人がいたらしいです。舞台を見慣れない方たちなのでしょうか?) 

 ところで、一昨日は地元京都のFM局(αステーション)の番組に石丸幹二さんがゲスト出演されました。3週連続の企画として、木曜日の18時過ぎに、先々週は渋谷智也さん、先週は坂本里咲さんがゲストで出演されたようですが、先週も先々週も仕事が長引いて聴くことができませんでした。石丸幹二さんご出演の今週こそは、できれば早引けして京都駅ビル内のカフェ チェントチェント (その番組の公開生放送が行われている場所)へいそげ!と思っていたのですが・・・やはり間に合わず、それでも退勤の車内で聴くことができました石丸さんは素のお声も甘くてとてもステキです❤❤会場とその周りは大変な混みようだったようですが、石丸さんのお姿を目の当たりに出来た方々がホントにうらやましいです。渋谷さんも会場内にいらしていたらしいですし。

 2日たってかなり内容を忘れていますが、ラジオでのインタビューの内容をちょっぴりご紹介しますね。DJさんは聴取者の方々の質問をモトにインタビューされています。録音したわけではなく私の記憶で書いていますので、表現などは異なっているかも・・・

DJ「最近何か美味しいものは食べられましたか?」 石丸さん「(ちょっと考え込まれて) お漬物。京都には東京には無いものがあるので、水ナスとか・・・」 水ナスをどういう風に食べますか?という質問に石丸さんは「そのまま」と答えられたので、DJは生姜醤油が美味しいですよ・・・と。この週末は石丸さんに水ナスのお漬物を差し入れする方がいるんじゃないでしょうか?!

DJ「オフのときは何してすごされていますか?」 石丸さん「今回は昼公演が多いので、夕方鴨川を散歩したりそのまま床に上がったり・・・。お休みの日はもっと遠くへ出かけます」 鴨川で夕方ウロチョロしたり、川床のあるお店を覗いたりしたい人も増えるのでは?

DJ「ご自分を色にたとえると?」石丸さん「だいぶにごっていますからねぇ・・・・」DJ「会場の皆さんは石丸さんを色にたとえると・・・?  水色と言う声が多いですねぇ。大人の色という気がしますね、薄紫色とか・・・」石丸さん「夕暮れの色とか・・・、水色じゃないですけど」

DJ「石丸さんとデュティユルの似ている点は?」石丸さん「オジサンだってところぐらいでしょうか・・・」DJ「全っ然オジサンじゃないですよぉ・・・」

DJ「今回の作品は子どもには難しそうですが、小学生にも楽しめる作品はありますか?」石丸さん「子どもにも楽しめるミュージカルはたくさんあります。『壁抜け男』もこの前は一番前の席に小さなお嬢さんがいらっしゃって、うなづきながら観てくださっていました。」・・・これ、先週の日曜日6月17日のことじゃないかしら~。私が見入ったその日、1列目のセンターに4~6歳ぐらいの女の子がおかぁさんらしき人と一緒にいて、「いいなぁ、あんなに小さいときからあんなに良い席でみせて貰えるなんて」って羨ましく思いましたもの。2幕のはじめに、舞台前に出てきた有賀光一さんも明らかにその子の方を見つめて歌っていたもの。DJ「客席はよく見えるのですか?」石丸さん「お客様は舞台からよく見えます」

石丸さん「年配の方の反応が面白くて・・・・。私の人生、間違いではなかったという感想をいってくださる方がいました。人生、よかったと思っていただきたいです」「最後の終わり方がフランスのエスプリです、とフランス側のスタッフが言っていました」「自分の人生を楽しむことが一番です」

DJ「楽屋の様子は?」石丸さん「楽屋内は和気藹々としています。このカンパニーは人数が少ないので家族みたいに過ごしています。ご飯を一緒に食べたり・・・」

DJ「映画もよく観られるとか?」石丸さん「よく観ます。最近見たのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、『スパイダー・マン』とか・・・」DJ「アクション系がお好きなのですか?」石丸さん「ジョニー・デップが面白いと思って、どこかいただこうと思ったのですけれど、この作品には使えません・・・」

 前回の壁抜け男観劇の感想はコチラ→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_fd03.html

と、コチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_ff68.html

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2007年6月20日 (水)

「壁抜け男」観劇記 その2

 いい舞台を観た後は結構いつまでも思い出に浸ってしまいます。映画や本でもそうですが・・・舞台が一番その傾向が強いように思います。というわけでまた「壁抜け男」について書いてしまおう❤ でも灰色文字のところはちょっぴり苦言が入っています。失礼で不愉快なことも書いてしまっています。四季ミュージカルを愛するがゆえに気になってしまうのです。さきにあやまっちゃいます、ごめんなさい。すみません。不愉快になりそうだと思われる場合は読まないでね。

 石丸幹二さんのデュテイユルは、くたびれた公務員にしては容姿がずいぶんきらきら輝いて見えてしまいますが、まじめ一筋(といっても融通の利かない頑固さではなく優しく気弱な感じ)で図らずも独身のまま年を重ねてしまった人間の可愛らしさが感じられて、とってもキュート♡ あて書きか、と思うぐらいのはまり役です。石丸さんが・・・というより、デュテイユルという役がですが、ちょっと昨年流行った「電車男」的な魅力があるなぁ・・・とも思いました。暴力におびえる女性を助ける役でもありますし・・・。永遠の王子役・石丸幹二さんも、昨年観た「異国の丘」ではちょっと大学生役はもはやツライ感じがしてました。「オンディーヌ」のハンス役も「きれいな人」というオンディーヌのセリフが向けられるのに石丸さんほどふさわしい方はなかなか見当たらないと思いますが・・・、ラウルをはじめこういう若手が演じてきた役は行進に譲っていただいて、やはりこれからは大人の魅力の発揮できる役ばかりを演じて欲しいなと思います。

 高井治さんは、出演者一覧に役名として挙がっている部長・刑務所長・検事のほかに、壁抜け男釈放を要求するデモにメガホンを持って参加する市民の役でも出ておられますが、この時はヒゲがありません。たのしそうにデモをしておられます。これまではファントムでしか高井さんを拝見していなかったので、素顔は初めてです。ほかの男優の皆さんもですが、役の早替わりがたくさんあって大変そうです。歌は聞きほれるばかりです。特に部長のときは小柄な体で、軍人ごついあがりのゴツイ人間であろう役を大きな声と大きな身振りで力強く演じておられ、目を見張りました。カーテンコールの時にはついつい石丸さんばかりを観てしまっていましたが、ふと高井さんを見るとなんだかとてもチャーミングな表情をしておられました。不満があるわけでは決してないのですが、光枝明彦さんの部長・検事(ビデオでしか観たことがありませんが)と比べると、悪役ぶりが足りない気もします。素のお人柄がにじみ出るのか、すごく優しそうな夫に見えてしまいます。実際のDV男は表面は優男である場合も多いらしいですが、ここはカリカチュアだと思うので、まさに絵に描いたような暴力夫の風貌が(からだの大きな人のほうが)良いようにも思われます。刑務所長・ジュリオンはとてもしっくり来る感じです。

 坂本里咲さんは、ジリアンを演じておられて時にも思いましたが、とっても可愛らしくて、お綺麗で、ステキでした。年齢不詳の方ですねぇ。声もかわいいし。黄色いお花を髪に飾った姿なんかは、遠目では20代前半でも通りそうな可愛らしさです。でもっ、申し訳ないけど、他人とは口をきいてもいけないとまで夫に強制されるがまま・・・というほど可憐なイメージは漂ってきません。本来この役はもっと若い俳優の方が良いのでは?という疑念をぬぐいきれません。お顔立ちは十分にチャーミングなのですが、背中の辺りやはり年齢を感じさせられてしまうのです。話は飛びますが、70歳を超えた杉村春子がブランチを演じる「欲望という名の電車」を観て、がっくりきたことがあるんです。たとえ大女優といえど、その役を手放すべきときに手放しておいて欲しかった・・・。坂本さんが今期の後もイザベルやジリアンを演じていかれるのは、ちょっと観客に「イタイ」と感じさせてしまうのではないかと危惧してしまいます。そうなるまえにこれらの役を卒業させてあげて欲しいというのが劇団への私の注文です。ヒロイン役が若い女性ばかりなのはいかがなものか・・・とは思います。男性は壮年を過ぎてもエトワールやプリンシパル級の役が出来る舞台がたくさんあるのに、年齢を重ねた女性が主役や準主役をつとめることのできる舞台は少ないのではないでしょうか??ドナ・シェリダンのような大人女性のヒロイン~男性に助けられるお姫様役ではなく、自らの運命を自分で切り開いてきた、現代女性が憧れるようなヒロイン~がでてくるミュージカルをたくさん作って欲しいです。

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 丹靖子さんのパワフルさ、すっごくステキでした。気持ちに体がついていかない感じもよかったです。

 デュブール医師の歌詞はCDのときと変わっていますね。アイーダも大阪プレビュー公演と、1ヵ月後に観にいったときの公演とではメレブの歌う歌詞が変わっていたし、「マンマ・ミーア」もグリコのサイト公開されていた製作発表の頃の画像の歌詞と、関西公演で観にいったときの歌詞とでは変わっていたし・・・。訳詩は途中でも手を入れて改善していかれるのかな・・・?

 渋谷智也さんが「モンマルトルの丘に~」と朗々と歌う歌、一番好きです。何時見ても若々しい感じの渋谷さんですが、ちょっとビデオの頃より貫禄のある体型になられて・・・貧しいけど夢は大きい街の絵描きというより、効なり名とげた画家に思えてしまいます。背も高くてよい体格をしておられるので体型的には高井さんと逆のほうがしっくりみえるかもしれませんね。体格のことを言うのは失礼だとは重々承知の上です。もうしわけありません。

 有賀光一さんは、半ズボンの新聞配達少年を可愛らしく演じておられてステキにチャーミングでした。・・・エンジェルのときもメレブのときもとにかくかわいい容姿が、かわいいキャラクターにしっくりとあう方ですね。でもこの役も若くないとキツイ役ですよね。数年後はどうなる?

 佐和由梨さんのC嬢の衣装。胸あきが広くてビックリ。デュテイユルにせまる歌のときにものすごくかわいい声色を使わはるのが楽しいです。

 久居史子さん、郵便局員のひッつめ髪にメガネのときと、コミュニストで登場のときとの落差にビックリ。メガネをはずし、髪をほどくと、同じ人とはおもえないほど美人さんで、良くマンガで優等生のメガネの女の子が、素顔になると実は美人で・・・・なんてパターンがあるけど、そんな感じでした。

 寺田真実さん、荒木勝さん、井上隆司さんたちはたくさんの役を早替りで演じ分けておられて、「すごい、すごい!」という他ないです。特に寺田さんの役は度の役も少し情けない役で、身をよじりながら演じておられるのがとっても楽しかったです。ボードビリアンみたい。

 愛国党員役ですが・・・これは観客にはわかりにくいですね。荒木さんがどうこうという意味ではなくて、役の造形が観客・特に若者には伝わりにくいのではないでしょうか?出演者一覧の役名「ファシスト」・・・では、どうしても日本人の常識としてファシスト=ナチスという連想が働いてしまって、検事の仲間?かと錯覚し、愛国党員のことだとは気づかないように思うのです。白服の右翼、というイメージもわれわれは持っていないですし、うちの娘も白い服を着て歌っている人はマルシャン通の商人の一人でパン屋さんかシェフだろうと思っていたようです。私は白服の汚れようから肉屋さんかな?肉屋さんが右翼と言うような何か意味があるのかな?とか色々考えていたのですがわかりません。とにかく愛国党と共産党という右翼と左翼がともに壁抜け男を弁護すると言うアイロニー的な面白さは伝わりにくかったと思います。元のフランス語の直訳を知りたいものです。あと、そのファシストが何故白い服なのかも。

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2007年6月18日 (月)

「壁抜け男」観ました!

Photo_46

昨日6月17日、やっと観ることができました、劇団四季のフレンチ・ミュージカル「壁抜け男」今回初日が平日だったので、なんでもない休日に席を取ったのですが、「ウィキッド」の初日と偶然同じ日だったからマニアの方々が不在だったのでしょうか、これまでにめぐり合ったことがないほど良いお席で、憧れの石丸幹二さんに間近でお会いできて(いえ、私が一方的に見つめているだけだということは重々承知の上でございます)、幸せなひと時でした

 ビデオだけで観ていたときは、何となく地味な感じがしましたが、やはり舞台はホンモノを観ないと魅力が伝わってこないことがよくわかりました。また、京都劇場では初めて生演奏で舞台を観ました。演奏家は3人だけですが(ピアノ野口彰子さん・リード竹村直哉さん・パーカッション小松玲子さん)舞台のすぐ前の下手側(ピアノ・リード)、上手側(パーカッション)オケピならぬPhoto_48小編成ピットがしつらえられているのにまず感激(^^)。開演前にその中を覗いてみると・・・、さまざまな木管や金管、あるいはマリンバ3種に小ドラムにさまざまな鈴・鉦の類・・・。開演後はとても3人で奏でているとは思えない音楽にさらに感動でした。

  2007/6/17のキャスト CD・VTRのキャスト
デュティユル 石丸幹二 石丸幹二
イザベル 坂本里咲 井料瑠美
C氏(公務員)/警官/刑務所長   青山明
部長/刑務所長/検事 高井 治  
部長/囚人/検事   光枝明彦
八百屋・娼婦 丹 靖子 丹 靖子
医師/警官2/囚人/弁護士 寺田真実  
医師/警官2/弁護士   喜納兼徳
B氏(公務員)/警官1/看守1/ファシスト 荒木 勝  
B氏(公務員)/看守1/ファシスト   川原洋一郎
画家 渋谷智也 渋谷智也
M嬢(公務員) 佐和由梨 佐和由梨
A夫人(公務員)/共産主義者 久居史子 横山幸恵
C氏(公務員)/乞食/看守2/裁判長 井上隆司  
乞食/看守2/裁判長   千野昌保
新聞売り 有賀光一 有賀光一

 ビデオでは、部長&検事役の光枝さんが、囚人役もやっていたのですが、昨日の高井さんは囚人役ではなく刑務所長役をやっていたので、あれっと思って一覧表にしてみました。男優の皆さんは配役の組み合わせがビデオとは少しずつ違っています・・・。なんでかな???キャストによって変えているのかしら?と思いつつよく見ると・・・ムムッ一人足りない!2000年の演出では出演者は12人なのに、今回は11人。2000年~2006年の間の何時変化したのでしょうか?リストラ策?まさかね。

 このミュージカルは、ダンスよりもミシェル・ルグランの音楽、歌を楽しむミュージカルですよね。第2幕の最初の曲なんか、往年のシャンソンの雰囲気たっぷりだし、訳詩も巧い!石丸さんや高井さんなど声楽畑の方々の本領発揮と言うところでしょうか。しばらくこのCDが通勤の友になりそうです。

Music 壁抜け男〜恋するモンマルトル

アーティスト:劇団四季
販売元:東芝EMI
発売日:2000/04/12
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「壁抜け男」CDと原作小説の感想はコチラに → http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_4fb1.html 

 特筆すべきはカーテンコール。楽しいです。幕の下から手を振ってくれたり、パフォーマンスも楽しいのですが(高井さんの表情もなんか可笑しい・・・)、楽譜が配られて一緒に歌うことが出来るのね。石丸さんの歌唱指導で。石丸さんは客席全体を見回しながら指揮してくれるので、私は石丸さんの視線を追いながら一生懸命歌いました(楽譜ばかり見ないですむように、あらかじめ歌詞と音を覚えておいた方が良いです)。2回も歌って(歌わせて)くださいました。もちろん石丸さんは客席全体に微笑を投げかけておられたのでしょうが、私としては、私のほうを見て微笑みかけてうなずいてくれたと思いたい(妄想・・苦笑)

 写真は京都駅コンコースの掲示物から引用させていただいております。

フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル フレンチミュージカル 壁抜け男・・・恋するモンマルトル

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2007年6月13日 (水)

『憑神』 浅田次郎著

  貧乏神(西田敏行)に追われて、妻夫木聡がなんともいえない困った表情を見せる映画「憑神」 (他に二人の厄神がでてきます。赤井英和の疫病神と森迫永依の死神)の予告編を観て、とても面白そうだったので、一足先に原作を読んでみました。ポスターの表情もいかにもイヤそうで、何がそんな顔をさせているのかと興味をうまく喚起していますよね。

 頃は幕末。努力家で人並み以上の剣の腕や勉学の才がありながら、婿養子に入った先を追い出され、兄の家で部屋住みとして逼塞している別所彦四郎。ある夜、屋台の親父に三囲稲荷に参って出世した御徒士の同輩の話を聞き、帰り道で見つけた破れ祠によった勢いで祈願します。たちまちに福福しい神が降臨しますが、なんとそれは貧乏神。早速災難が降りかかり、何とかそれをしのげば次には相撲取り姿の疫病神、はてはいたいけな少女の死神まで・・・。右往左往しながらも最後には毅然とした姿を見せる彦四郎。かなりおもしろい時代小説でした。

憑神 Book 憑神

著者:浅田 次郎
販売元:新潮社
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 最後の方で武士道が前面に押し出されすぎている嫌いはありましたが(帯には感涙必至とありますが)、それもむしろ面白い要素の一つでした。サイコーです。オモシロすぎます。絶対映画を観にいこうと心に誓い、公式サイトを見てみると、またそれぞれの配役がピッタリとはまっているではありませんか!

 

メイキング 憑神 DVD メイキング 憑神

販売元:東映
発売日:2007/05/21
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メイキングDVDなんてでているんですね。観てみたいなぁ・・・。

映画「憑神」の感想はコチラに→http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_450b.html 

貧乏暮らしの御家人(御徒士)のハナシと言えば、大和和紀の『にしむく士』(にしむくさむらい)を思い出してしまいました。もっともコチラの方は夫婦愛をコメディタッチで描いた、太平楽な物語で、全くイメージ違いますけど。彦四郎が気に食わないと思っているお金で御家人株を買った主人公たちですし。

にしむく士(さむらい) (1巻) Book にしむく士(さむらい) (1巻)

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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にしむく士(さむらい) (2巻) Book にしむく士(さむらい) (2巻)

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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にしむく士(さむらい) (3巻) にしむく士(さむらい) (3巻)

著者:大和 和紀
販売元:講談社
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2007年6月12日 (火)

『彩雲国物語』「MovieStar2007年7月号」

『彩雲国物語 青嵐にゆれる月草』 雪乃紗衣著 角川ビーンズ文庫

 第13作目、本編では11作目です。物語がさらに大きく膨らんでいます。藍楸瑛の庶妹・十三姫初登場。母の生家の生業ゆえか、めっぽう腕の立つ、秀麗と同様お姫様らしくないお姫様。良いですねぇ、強い女の子。王妃候補としての上洛ですが、なにやら恋路関係の秘密があるようです・・。

彩雲国物語―青嵐にゆれる月草 Book 彩雲国物語―青嵐にゆれる月草

著者:雪乃 紗衣
販売元:角川書店
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 秀麗は御史台で清雅による嫌味や妨害に耐えつつ、タンタンとともに熱心に仕事をしています。良いですねぇ、仕事に打ち込む女性の姿をこのようなローティーンから対象のYA文庫で描くのは。特に牢城の監察・・・コレだけで短編がかけるぐらいですね。そこへ、王妃候補・十三姫の護衛(身代わり)という仕事も・・・。まだまだこの事件は長い物語になりそうです。早く続きが出ないかな・・。子どものような気持ちで待ち望んでしまいます。

「MovieStar(ムービースター)2007年7月号」
 映画雑誌(洋画中心の)表紙登場頻度調査をしたら、ここ3年ほどは間違いなくジョニー・デップが1位なんじゃないでしょうか・・・。人気の証明かな。私ももちろんジョニーの姿に魅かれて、あやうく映画雑誌をあれこれ買いそうになりますが、懐具合も収容能力も限界に近いので、とりあえず「MovieStar」だけにとどめています。今月号も「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」を約30ページに亘り特集していて、かなり詳しいあらすじや人物紹介が掲載されています。すでに観ている私にも楽しめるものでしたが、かなり詳しい記事にもかかわらず、肝心な点でのネタバレがないので、さすがにプロのライターは違うと思いました。登場人物それぞれへのインタビュー記事も満足です。ほかにはカンヌ国際映画祭の取材など。

MOVIE STAR (ムービー・スター) 2007年 07月号 [雑誌] Book MOVIE STAR (ムービー・スター) 2007年 07月号 [雑誌]

販売元:イン・ロック
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 そういえば、一昨日行ったシネコンの「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」の入り口に、エンドロール後にも映像がある旨の張り紙がしてありました。2週間前に私が観にいった時はそんな張り紙はなかったためか、エンドロール中に席を立つ人が多かったのだけど・・・問い合わせが殺到したりしたのでしょうか?それとも全国の映画館でそういう張り紙をしてくれという要請があったのかな・・・だけど、3作目を観に来た人は、レンタルであっても1・2作目を観てるはずなのに、エンドロール後にも本編の続きがあるって気づかないものなのかなぁ。もっとも、1・2作目の場合のオマケのような映像とは違い、今回のはかなり主要登場人物の運命に踏み込んだ内容で、見逃した人は絶対に悔しがるに違いないものなんだけど。 私の「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」感想はコチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_2.html
 

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2007年6月11日 (月)

『失われた町』三崎亜記著

 2007年度本屋さん大賞の候補作(ノミネート10作品)のうち4作品は、見事大賞をいとめた『一瞬の風になれ』をはじめ、そんなに話題になる前から読んでいて、はずれなく面白かったのでので、他の本もチョットずつ読んでみようかと思って。それに去年も一昨年も、読んだノミネート作はみんな面白かったし。

 『失われた町』三崎亜記著 集英社刊。

 カバー(ブックジャケット)が・・・・・うまく作ってあって、人が生き生きと生活する景色と人間のみが消えてしまった町とをみることが出来ます。ちょっと、人だけを殺傷して都市インフラはそのまま使えるようにと開発された未来の兵器(中性子爆弾の進化形みたいな?)による被災都市を連想してしまいました。

 

失われた町 Book 失われた町

著者:三崎 亜記
販売元:集英社
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 異世界ファンタジーといっていいのでしょうか?30年に一度どこかの町が失われてしまいます。生活の跡はそのまま残っているのに、住民だけが忽然と消えてしまうのです。住民は消滅することがわかっていても避難しようというきがおこらなくなっています。町によって意識さえもコントロールされているのです・・・。町の消滅に関係するものは汚染されているとして忌み嫌われ、たまたま消滅耐性を持っていて生き残った者には厳しい差別と苦しみが待っています。30年後の次なる消滅を食い止めることは出来ないのでしょうか?!

 ちょっと難しい小説でした。町の消滅という設定に頭を馴染ませるのは何とかなりましたが、西域と音楽をうまくイメージすることが出来なくて・・・。古楽器は私の頭の中では二胡タイプの琴(キン)なのですが。。。流れ出てくる音楽はイメージできない。ひきつけられるようにぐいぐいと読んでしまいましたが・・・、私の心の琴線には触れなかったようです。

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2007年6月10日 (日)

「プレステージ」

 映画「プレステージ」を観てきました。すごい宣伝をしているので、かなり期待して観にいきました。が、ちょっと宣伝ほどはすごい映画ではなかったように私には思えます。

『プレステージ』公開記念イベント
©2006 TOUCHSTONE PICTURES All rights reserved.
提供:@niftyコンテンツ

  面白いには面白いし、よく出来た映画だと思います。B級だとも思わないし、水準以上に楽しめる映画だとは思いますが・・・私はちょっと物足りない気がしてしまいました。日本のマジシャンの皆さんたちが絶賛しているイリュージョンシーンも、生のステージで観たのであればものすごくビックリするだろうと思うし、TVのマジックショーでも目を瞠ってしまうと思います。でも、映画だし、いくらでも仕掛けがきくものだと思っていますから、それほどすばらしいものとは思いにくいのです。マジックを知らない素人ゆえ、却って映画の中のマジック・イリュージョン、あるいはそれらの失敗シーンの価値を判断できないのかもしれません。

『プレステージ』スカーレット・ヨハンソンインタビュー
©2006 TOUCHSTONE PICTURES All rights reserved.
提供:@niftyコンテンツ
 それにっ! 「この映画の結末は、決して誰にも言わないで下さい」 という監督の言葉が映画冒頭にも各種宣伝物にも出てくるのですが・・・そのわりには、トリックはわりにすぐにわかってしまいます。冒頭、話が時間を行きつ戻りつするので、設定の理解に時間がかかりましたが、あとはあのシーンとこのシーンを結び合わせて・・・などと考えていけば、最後はきっとこう来るな・・・と察しがつくのです。伏線が多すぎて、アンジャーの方もボーデンの方も両方のトリック(ミステリとしてのトリック)がわかってしまいました。卿の正体も。いえ、まぁ、わかるのはいいんです。「私はわかったよ~!」という自己満足に浸れますから。でも結末が・・・、トリックが明かされて終わるだけなんだもん。(以下ちょっとネタバレです)ボーデンがなんでそんな結び方をしたのか、とか、ボーデンがいつから何をきっかけにそういう生き方を選んだのか、の答えが出てこない、動機が明かされないのが不満です。これが解き明かされないということが、この作品の評価を、私の中で押し下げているのだと思います。スッキリしない幕切れ・・・、そこにこそトリックがあって私が気がついていないだけかもしれませんが。もしかしたらエンドロールの後アンジャーが更なるトリックを持ってでてくるのかと期待していたのですが、それもありませんでした。う~ん・・・。あと、気になることは・・・妻を不慮の事故というより人為的な事故で亡くしてしまったアンジャーの悔しさは結局晴らされないままなのか?アンジャーがテスラに頼んだ代物は、これだったのか?物質電送機ではなかったのか?これはピカレスクロマンなのか? それと「I don't know」は重要なkeywordなんだけど・・・このこの和訳字幕で良いのか?というのも気になっています。

 「The PRESTIGE」という原題ですが、プレスティージのほうが発音は近いですよね? 今日映画を観て原題のspellを知るまで、「prestage」・・・(前座??)なんて単語があるのかと思ってました^^;。英語力が問われますなぁ。オハズカシイ。 「PRESTIGE」を字幕では「偉業」と訳されていましたが・・・普通に「名声」でよいのではないでしょうか?偉業って訳語があったかなぁと昔の英和中辞典をひきなおしてしまいました(私の古い研究社の中辞典にはありませんでした)。調べてみて、興味深かったのは、辞書にprestigeの形容詞形が載っていたことです。・・・prestigious①名声のある、有名な②(古語)手品の:欺瞞の・・・英語を深く知っていると(つまり英語圏の人だと)、「PRESTIGE」という題名のニュアンスがもっと伝わってくるのでしょうね。ちなみにprestidigitationは手品、奇術。prestidigitatorは手品師、奇術師でした。  

 おじさんなデビッド・ボウイにちょっとびっくり(◎o◎)!。

プレステージ コレクターズ・エディション プレステージ コレクターズ・エディション

販売元:楽天ブックス
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2007年6月 9日 (土)

『美童物語』『JUMP』『チェーザレ』

奇しくも、講談社のコミックばかりですが・・・。

 「モーニング」って雑誌は読んだことがないのですが、コミックスが新聞雑誌の書評に取り上げられる確率が高そうに思えますが・・・、どうなのでしょう。掲載誌別にコミックの新聞雑誌書評登場率を調べたら、おもしろいのではないでしょうか?ドラマ化・映画化率なども共に・・・。

『美童物語』比嘉慂著(みやらびものがたり ひがすすむ)モーニングKC

 雑誌の書評で興味を持って買いました。絵柄が好みじゃないので、店頭で見てだったら絶対に買わなかったと思います。第2次世界大戦のころの沖縄(の離島?)を舞台に、ノロ(巫女)の家に生まれたカマルという少女を主人公に描かれた短編連作集。作中でことさらに声高に主張するわけではないけれど、沖縄の人々のやさしさと、なめさせられた辛酸、苦衷、そして戦争がいかに非人間的なものか・・・ということがじわ~っと胸に染みてくる本です。オススメです。

美童物語 Book 美童物語

著者:比嘉 慂
販売元:講談社
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『JUMP! シッティングバレーボール物語 Vol.2』 森下薫著 KCKISS

 事故で片脚を失って失意の日々を送っていたひなたが、シッティングバレーボールと出あって、再び生き生きとした毎日を取り戻した1巻。続く2巻ではさらにパワーアップして競技に熱く取り組み、また持ち前の明るさと積極性で周りの人たちにも希望の光を分けていきます。監督の過去の哀しい思い出もでてきます。今後の展開も楽しみです。

  1巻の感想はコチラに→ http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/jump_70b5.html

JUMP!~シッティングバレーボール物語 2 (2) Book JUMP!~シッティングバレーボール物語 2 (2) 

著者:森下 薫
販売元:講談社

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『チェーザレ;破壊の創造者』 1~3 惣領冬美著 モーニングKC

 この作品、ほんッとに話題になっていますよね。新聞等にも取り上げられていますが、私の周りのマンガ好きの人(おとな)はほとんど持っていました。

チェーザレ 1―破壊の創造者 (1) Book チェーザレ 1―破壊の創造者 (1)

著者:惣領 冬実
販売元:講談社
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 退廃的というか耽美的というか・・・・外見の美しさと頭の良さ(しかも悪賢い方)以外では日本ではあまりよく描かれることの無かった、チェーザレ・ボルジアの、新たな視点での伝記です。狂言回しにアンジェロ・ダ・カノッサというフィレンツェ出身の世間知らずな若者を配し、彼を通して16歳にしてすでに頭角十分のチェーザレを描いています。1巻から3巻までの間に数ヶ月も経っていないように思えますから、今後チェーザレの一生が描かれるにはどれだけの時間と冊数ががかかることか・・・楽しみですが、それこそドラえもんのタイムマシンを使って、先の巻まで読んでしまいたいです。

チェーザレ 2―破壊の創造者 (2) Book チェーザレ 2―破壊の創造者 (2)

著者:惣領 冬実
販売元:講談社
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 歴史マンガは世界史の理解にも役立ちますよね。特に、学校の試験向けにルネサンス、ダ・ヴィンチ、コロンブス、メディチ家、神曲・・・なんて単語でしか覚えていない物事や人々が網の目のようにつながって、生き生きと頭の中に入ってきてくれると、本当に歴史って面白いな、人間ってすばらしいな(時におろかだな・・・ですが)と思えます。

 それに、この『チェーザレ』はすごく細かに考証してあるし、学者が監修しているし、絵も美しいし・・・、あとがきのような薀蓄や、対談も楽しいです。1冊読んで理解するのに普通のマンガよりも少し時間はかかりますが言うことなしの作品ですね。

 

チェーザレ 3―破壊の創造者 (3) Book チェーザレ 3―破壊の創造者 (3)

著者:惣領 冬実
販売元:講談社
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 チェーザレ・ボルジアをはじめルネサンスという時代に、これまで以上に興味津々です。

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「WONDER 6」「会長はメイド様」

 おそらく花粉症(イネ科)から来るアレルギー性の気管支炎に半月以上悩まされています。先週かなり軽快したので、2日ほど薬を飲まなかったら、またひどくなって・・・。きょうも一日寝たり起きたり状態です。子どもたちも試合だ、模試だと出かけてしまったので、独りの気楽さから余計にだらだらと・・・。本を読んでは眠り、マンガを読んでは眠り、DVDやテレビをみては眠り、部屋はごみため。

 そんな本日の読書録第1段(どんだけだらだらしてたか・・・、あとで冊数を合算するとビックリですよ~。でも、以前から続けて読んでいた本もあるし、なんども再読しているにおで、あえて記録するつもりのない本もあるし・・・)デス。

 『WONDER! 6』 河あきら著

 『ちゅらさん』を読んだときの記事 http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_f5b1.html にも書いたけど、もと別マ(別冊マーガレット)族である私は、少女時代河あきらさんのファンでした。絵の上手な幼なじみと二人合作で河さんのようなマンガ(学園コメディ)を描きたいと、高校時代にマンガ研究会(私は絵は全くダメなのですが)の立ち上げにも加わったことがあるぐらいです。

 その河さんの新作が『WONDER』。主人公は幼い頃に母を人為的な事故で亡くした航太、今は保育専門学校生。その航太を引き取った若い叔父・大洋と妻のかおり、ふたりの娘のみや。かおりの母とその夫。フシギな犬のワンダー。この家族が出会うのはそれぞれに悩みや問題を抱えた家族たちですが・・・。適度な問題意識と持ち前のギャグとで楽しくも感動的なお話が展開されていきます。

Book WONDER! 6 (6)

著者:河 あきら
販売元:双葉社
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 6巻は父子家庭の幼い姉弟をめぐるお話と航太の保育園実習が中心です。そしてみやの弟・千洋もめでたく誕生・・・。

 「ご町内のミナさん」では、ご本人の町内会体験が基になって描かれたと言われていましたが、この「WONDER」はどうなんでしょう?もしやご自身の子育て経験とかあるんでしょうか?プライベートなことなので、知りたがったりするのは非常識かもしれませんが、「ちょっと気になります。かおりさんのような母になれたらいいなぁ、と思うんですけどね・・・。母としても女性としても、人間としても、かおりさんに憧れマス。で、航太のような息子が欲しいく(;´ー`)。

『会長はメイド様!』1、2 藤原ヒロ著

 もちろん!!! (強調!)ムスメのマンガです。こんなん、いいオバチャンが読んだことを告白することさえハズカシイカモシンナイ。でも可笑しい・オモシロイ・・・。疲れた脳には心地よい笑いを提供してくれました。ちょうどマスコミ等で、メイド喫茶なるものの隆盛ぶりが報道されてきた頃連載開始したらしい漫画です。むさくるしい男ばかりの高校で、スーパーな生徒会長として、学校全体を仕切っている美咲。だけど家計を助けるためみんなには内緒でメイド喫茶でアルバイトをしていて・・・・。設定は現代風で個性的だけど、中身は昔ながらの少女マンガの王道。頑張る女の子・体力でさえ男をしのぐ実力・それでもピンチの時には超カッコイイ男子がどこからともなく助けに現れ・この男子に最初は反発を感じるものの・・・。楽しいねぇいいねぇ、少女マンガ

会長はメイド様! 1 (1) Book 会長はメイド様! 1 (1)

著者:藤原 ヒロ
販売元:白泉社
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会長はメイド様! 2 (2) Book 会長はメイド様! 2 (2)

著者:藤原 ヒロ
販売元:白泉社
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2007年6月 8日 (金)

『クジラの彼』『妖怪アパートの・・・』

『クジラの彼』有川浩著 角川書店刊

 『図書館戦争』のシリーズがとっても面白かったので、いつもの私の読書傾向とはかなり違いますが読んでみました。
 正直言って、自衛隊小説・・・というものになんだか違和感を覚える私ですが、それにもかかわらず読んでてとっても楽しかった1冊です。「いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」・・・著者あとがきの第一行目ですが、同感です。同感ですとも。死にオチの純愛小説よりず~~っといいです。仕事に頑張る女の子たち、女性たちっていうのも、私のツボにピタリです。でも自衛隊なんですよね、みんな。・・・だれかにオススメするのはチョットフクザツ。特に現在報道されている、陸自による市民監視という姿からは。

クジラの彼 Book クジラの彼

著者:有川 浩
販売元:角川書店
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 6編の短編連作集です。合コンで出会った彼が潜水艦勤務だった、「クジラの彼」。恋するふたりには遠恋以上の試練ですね。航空設計士として基地に出向くと、男子トイレが通路になっていた「ロールアウト」。こんな最先端なところ(部署・会社・機内)でも・・・とイロイロ思いました。 たくましすぎる女性の恋愛とそれを支える同期の男性「国防レンアイ」イイッ!カワイイッ!こんなすぐからんでしまう女性をバーンと受け止められる夏木さん、すばらしいと思った「有能な彼女」。望ちゃんうらやまし。こういうこともあるのね「脱柵エレジー」。ほんのり哀愁。女性が専門職として第一線で活躍し続けるのは、男性よりも困難だと常々思っていましたが、こんな職業は想像の埒外でした、「ファイターパイロットの君」家族との幸せと両立は、夫にかかっていますよね。
 物語は良いのですが、作家としての言葉遣いが問題だと思います。口語調だとか、若者ことばの多用などは別に良いのですが、66p「さらしあげ」・・・「つるしあげ」のこと?「さらしもの」のこと?、181p「おどけてぶった口調」・・・「おどけた」または「おどけたような」で良いのでは?、というようなあきらかな間違い(造語?)は編集者がきちんと正すべきではないのでしょうか?角川書店さん、いかがですか?

表題作の「クジラの彼」はこの↓アンソロジーにも入っています。

Sweet Blue Age Book Sweet Blue Age

著者:有川 浩,角田 光代,坂木 司,桜庭 一樹,日向 蓬,森見 登美彦,三羽 省吾
販売元:角川書店
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 「妖怪アパートの幽雅な日常 6」  香月日輪 講談社
両親を亡くした高校2年の夕士が下宿した先は、なんと人間と、人間ならぬものが同居する、妖怪アパート。世にも美味なるまかないは、手だけの妖怪ルリ子さん担当。住民の人間もひとくせありそうな人ばかり・・・。とっても楽しい設定のファンタジーシリーズ第6弾です。高校生活もたくさん描かれるので学園ファンタジーといっても良いかもしれません。あやしげな魔物や幽霊や妖怪がたくさん出てきますが全然ホラーじゃありません。気楽に読める、とってもオモシロイ、タノシイシリーズです。10代向けのレーベル「YA!ENTERTAINMENT」からでています。

妖怪アパートの幽雅な日常 6 Book 妖怪アパートの幽雅な日常 6

著者:香月 日輪
販売元:講談社
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 今回は 夕士の修学旅行でのエピソードが中心。毎回、ストーリーの端々に今時の社会が抱えるいろんな問題も織り込まれていますが、シリーズを通して読んでいくと、案外奥深い根が隠れていそうな気もします。続きが待ち遠しい。

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2007年6月 6日 (水)

『クッキングパパ 92』、「日本の青空」感想その2

『クッキングパパ 92』 うえやまとち著

 とにかく江口君の実家の山のたけのこが美味しそうでした。我が家の近くもたけのこ農家がたくさんあるんですけど・・・、残念ながらお知り合いがいません。今年も旬のたけのこは2回しか食べられませんでした。朝掘りではありますが、朝とって売ってあるのを買って帰って夜食べるのがせいぜいです。足でさわって掘ってみるっていうのをしてみた~い!そして掘りたてのたけのこを食べてみた~い!

クッキングパパ 92 (92) Book クッキングパパ 92 (92)

著者:うえやま とち
販売元:講談社
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 さて、映画「日本の青空」 について誰かと語り合いたい私。同僚にも宣伝しまくっているのですが、なにしろロードショー公開ではないので、みんな観にいきにくい・・・と。残念、いい映画なのになぁ。同僚の中には私と同じようにカンパの気持ちでチケットを買った人もいるようなのですが・・・・。こういった映画をたとえ1週間でも連続して上映してくれる映画館ってないものなんでしょうかねぇ? あと、私の語り方が偏っているのか、話した人はみんな、白洲次郎氏役を宍戸開氏が演じていて、とってもダンディだった~という点にコメントしてくれます。白洲次郎ご本人の写真を本などで見て、たいそうな伊達男だった点を。

 昨日は3日に買って帰ったパンフを隅々まで熟読しました。すると、沙也可が派遣されている雑誌社の若手編集部員・吉村達也の役をやっている頼三四郎という役者さんは加藤剛さんの息子さんだと言うことが判明。親子で出演されていたのですねぇ・・・・ ネットで調べたら大岡越前のスペシャルドラマや俳優座の舞台でもたくさん親子で競演なさっているのですね。しらなかったわたしがぼんくらなんですねぇδ(⌒~⌒;ι)  そう思って写真を見たら、ほんとうによく。似ておられます。 

 日本女性の恩人・ベアテ・シロタさん役の、キュートなデルチャ・ミハエラ・ガブリエラさんはパンフには何も書いていなかったけど、日本のタレント事務所に所属していはるのですね。「笑う大天使」にもシスター役で出演していたようですね(そして、お名前がミハエラ・ガブリエラ~だなんてかぶりすぎてうれしくなっちゃう)。こういうことがすぐにわかると、インターネットって便利だなぁ、とあらためて感心してしまいます。

 「日本の青空」の感想その1はコチラ → http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_548d.html

 

   

  

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2007年6月 5日 (火)

『中浜万次郎の生涯』中浜明著

たまたま図書館で、古~い古~いジョン万次郎の伝記を見つけたので読んでみました。昔から私は大黒屋光太夫やにっぽん音吉など江戸時代の漂流譚を基にした漂流記小説をよく読んでいたのですが、

http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_8860.html

にも書きましたとおり、劇団四季のファミリーミュージカルを観て以来、ジョン万次郎についての読み物を探していたのです。今回読んだのは 、万次郎の孫・中浜明氏が書いた『中浜万次郎の生涯』冨山房、1976年発行です。子孫が書いているだけあって、私信なども取り入れられたわかりやすい、そして温かみのある伝記でした。巷間伝えられてるウワサではなく、万次郎の真実の姿・真意をつたえようという姿勢が読み取れました。子どもでも読めるような読みやすい文体でよかったです。おもしろいことに、著者中浜明氏の父上・中浜東一郎氏(万次郎の長男)も同じ出版社から1936年に万次郎の伝記を出版しているし、万次郎のひ孫(とういうことは明氏のご子息?)である中浜博(中濱博)氏も、同じ出版社(冨山房インターナショナル)から2005年に出しておられるようです。

次はそれ↓を読んでみたくなりました。

中浜万次郎―「アメリカ」を初めて伝えた日本人 Book 中浜万次郎―「アメリカ」を初めて伝えた日本人

著者:中浜 博
販売元:冨山房インターナショナル
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 3代目の著書と4代目の著書とを比較して、どんな新事実が明らかになったのか、とかものの見方とか比べてみたいです。図書館には無かったので取り寄せてもらおうかな・・・。

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2007年6月 4日 (月)

「日本の青空」感想その1

 日本国憲法施行から60年の節目の年にふさわしい映画、「日本の青空」(大澤豊監督作品)。昨日、午前中仕事だったので帰りに観にいきました。企業などのスポンサーのつかない、自主制作・自主上映の映画を封切り(?正確にはどういうのか知りませんが?)で観たのは初めてです。なにしろ独立館(ミニシアター)系の映画だってほとんど観ない、「ハリウッド超大作」的な映画の好きな私ですから。友人が“「日本の青空」製作協力券”というのをヤマほど持っていて「売れなかったら自腹や」というので、ほとんど友人に対するカンパの気持ちで購入したのでしたが・・・。ほとんど同志社大学寒梅館への興味だけで、映画自体は堅苦しくて眠くなるのを覚悟で観にいったら、予想外の感動作でした。うれしいビックリです。(同志社大学のウワサの寒梅館のホールは立派でした。ウワサのレストラン・セカンドハウスが貸切で利用できなかったのはとっても残念です)

  ストーリーは日本国憲法誕生秘話、というところ。雑誌編集部の派遣社員・沙也可(田丸麻紀)が、編集長から他の編集者と同等に、憲法特集として編集する雑誌の企画を出せ、と言われ、正社員への昇格のチャンスとばかり張り切るところから物語が始まります。母親(岩本多代)から、小学校教師だった祖母が憲法学者・鈴木安蔵の娘を教えたこと、鈴木安蔵が現在の日本国憲法の草案のもとを作ったのだと言っていたことを聞いた沙也可は、鈴木安蔵の娘たちを体当たりで探し始めます。運良く鈴木安蔵の娘たち(水野久美・左時枝)を探し当てた沙也可。娘たちから鈴木安蔵の話を聞き、ノートを借りて調べ始めますが・・・。

 沙也可が恋人・修介と共に鈴木安蔵の調査をする姿と交互に、鈴木安蔵(高橋和也)が京都学連事件(1925年)で投獄されてから、戦中を苦労して生き抜き、戦後、高野岩三郎(加藤剛)らとともに憲法研究会で、草案を練り上げ、GHQに提出。非民主的な政府案に対して、GHQが憲法研究会の草案を元にGHQ草案をつくり、日本政府側と共に現在の日本国憲法の条文を練り上げていくまでが描かれます。最後のシーンではちょっとウルッときてしまいました。歴史を語る場面では、当時のホンモノの映像も使われていて、リアリティがありました。白洲次郎役の宍戸開が、実物もこんなだったんだろうと思われるダンディさで印象的でした。鈴木安蔵の妻役の藤谷美紀も聡明で抑制のきいた役ですばらしかったし、日本国憲法に女性の人権について盛り込んでくれた、若きベアテ・シロタ役のデルチャ・ガブリエラがとても美しく、強い力を持った大きな瞳が、この役柄にふさわしいと思えました。ナレーターは山本圭。

 鈴木安蔵という人のことは、全く知りませんでしたが、大学時代一般教養で自由民権の私擬憲法について、結構頑張ってレポートを書いた経験のある私としては、大いに興味が湧きました。

 

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2007年6月 1日 (金)

「ラ・アルプ」2007年6月号

「La Halpe ラ・アルプ」2007年6月号がとどきました。表紙は「ジーザス・クライスト=スーパースター」です。東京公演のスケジュールは、ジャポネスク、エルサレムとも発表されていますが、京都劇場のスケジュールはまだですね・・・。エビータは9月30日から全国公演が決まっているようなので、京都劇場の公演が延びるということもなさそうだし・・・・。どうなんでしょう?

 「舞台裏の四季」という新連載は、劇団四季公式ページでの同題の新コーナーと全く同じ。まさに舞台裏の内容でした。別ページの服部良子さん追悼記事と合わせて、昨年3月の「人間になりたかった猫」のトリバー役で拝見したときにはもう「不治」との診断が下っていて、それでも舞台では溌剌とした姿を見せてくれていたんだ・・・と改めて感慨が湧きました。また、中国・韓国出身俳優の新芸名についての記事もありました。キムスンラさんが金森勝さんという芸名を持つようになっておられたとは!中国・韓国出身俳優の方々が日本人風の芸名をつけることが広がったということらしいのですが~でも、この記事にもあるように創氏改名という困った歴史を思い起こされてしまって、なんだか微妙です。・・・ところで「舞台裏」という言葉の響きを考えれば、せっかくなら会員だけが知りうるページとして一般に公開される(劇団が一般に周知したい)ものとは別の記事(または、より詳しい記事)が載っていたりすると、会員誌としての値打ちがグッとアップすると思うのですが・・・。

 「ウェスト・サイド物語」12年ぶりの再演(この記事も、レイアウトが違うだけで公式HPと全く同じものですが)。関西にも来てくれるのかしら?京都劇場は、「美女と野獣」以降小刻みに演目をかえているので(そして、半年公演だった「アイーダ」「クレイジー・フォー・ユー」はいずれも後半集客がかなり厳しそうなので) 、「ウェスト・サイド物語」上演の可能性は低くないと期待しているのですが。

 「エクウス」公演。この時期ちょうどハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフが英国の舞台上演を過激に成功させて、世界的な話題(日本の映画雑誌にも軒並み紹介されていました)になっているのでGoodTimingな感じです。

 

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