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2007年5月25日 (金)

『ニューヨークの魔法使い』『赤い靴の誘惑』

 「(株)魔法製作所」シリーズ、1『ニューヨークの魔法使い』・2『赤い靴の誘惑』 シャンナ・スウェンドソン著 東京創元社(創元推理文庫)を続けて夢中で読みました。

 私は、いつもは2~3冊並行して読む(居間で読む本・寝る前に読む本・お風呂で読む本・電車の中で読むためにおいてある本等々)ことが多いのです。というより長編をズ~ッと読んでいると、飽きてくる(気が多くて、他の本も気になっちゃう)か、飽きないときはその世界に入り込んでしまうので、そんなようなことを防止するためでもあります。が、とにかく読みたくてたまらない本がある時は別で、この2冊も久しぶりに「手放したくない!」「読み終わるのが惜しい」と思わせられた小説です。

Book ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所>

著者:シャンナ・スウェンドスン
販売元:東京創元社
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 何しろ帯に「魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』」なんて惹句があったら昨年来の私の読書傾向としては、絶対読みたくなってしまうじゃありませんか・・・・。どこにでもいる平凡な女の子(テキサス出身<で、田舎者コンプレックスを感じている>・26歳・嫌な上司にこき使われ、仕事をまっとうに評価してもらえないOL・親の反対を押し切って都会に出てきた・合コンに誘われてもうまくいったためしなし)が主人公で、仕事も恋も(紆余曲折ストーリーはあったとしても)上昇気流に乗っちゃうという黄金パターンの物語。ニヤニヤしながら読み進んでしまいます。

 主人公ケイティは、ニューヨークに来て以来、羽のある人や地面の少し上を歩く人、尖った耳の人などを街で見かけますが、都会の人は変わったファッションをしているのだと思い込んでいます。他の人たちも何も気にしていないようだし、不審を問いただして田舎モノだと思われるのもゴメンです。でも、教会の屋根にガーゴイルがいるときといないときがあるのはちょっとおかしい・・・。会社では気まぐれで無能な上司にムカつく毎日。そんなある日地下鉄の駅でとてもステキな若者と、ステキだとは思えないのに周りの女性ほとんどから秋波を送られている若者にであってから、運命が変わります。破格の条件でヘッドハントされた先の会社はなんと魔法使い(や魔法の使える他の種族・・・ノームとか妖精とかエルフとか)が、魔法使いのために経営している会社、CEOはあのマーリン!ケイティは魔法の影響を全く受けない体質(免疫者・・・イミューン)のため、魔法使いの取引相手の目くらましや邪悪な魔法から、会社を守るために雇われることになったのでした・・・。

 裏表紙に「おしゃれでキュートなファンタジー」とありますが、まさにその通り。ロマンティックだし、普段ファンタジーなんか読まない大人の女性も、絶対ハッピーな気分で読み終えることが出来ると思います。

 それに、ケイティの仕事に向かう姿勢も、やっぱり嬉しく読めるんですよ。

赤い靴の誘惑 Book 赤い靴の誘惑

著者:シャンナ・スウェンドソン
販売元:東京創元社
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 続編の『赤い靴の誘惑』でのケイティは、両親がやってきたり、恋愛関係の騒動があったり、会社の中に敵のスパイがいるのを探したり・・・と、さらに大忙しです。ルームメイトたちとの友情も、イーサンとのデートの結末も良い感じ。最後のひとことも気が利いていて、早くラブリーなオーウェンとの続きの話を読みたいものです。本国アメリカではこの5月に第3作が出版されたそうですので、翻訳家さん出版社さん頑張って早く出してね。

この2作を読んで連想したのは『ブリジットジョーンズの日記』のほかに『プラダを着た悪魔』と昔の田辺聖子のハイミスOL小説の数々。と思っていたら「活字倶楽部 2007年 06月号 [雑誌]」(4月2日発売の2007春号)にも、『赤い靴の誘惑』の書評があって、そこにも『ブリジット~』や『プラダ~』を連想させる旨の評が書いてありました。・・と言ってもストーリーが似ているとかではなくて、たぶん、同じ読者層にウケそうな小説だと思われるのです。読んだあとの幸せな読後感が似ていて。

活字倶楽部 2007年 06月号 [雑誌] Book 活字倶楽部 2007年 06月号 [雑誌]

販売元:雑草社
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