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2007年4月16日 (月)

『たまゆら童子』

『たまゆら童子』2、3 佐藤絵里子著

 日本の伝説や古典文学、和モノ一般がお好きな方にオススメの短編コミックです。ヒトのようでヒトではない、神仙の類か、何かの精か・・・不思議な童子が主人公になったり、導き手になったりしながら語る、平安時代から室町時代頃を舞台にした御伽噺。伝説や昔話、説話集、古典文学などを題材にしていますが、独特の解釈が加えられており出店を知っていると2倍楽しめます(知らなくても十分楽しめます)。

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 1巻の表紙の絵をみるとよくわかりますが、コミック本編の中の絵も、絵巻物を思わせる技法が取り入れられており、純和風の美しさです。半端な知識しか持ち合わせていなくて、この絵の魅力を正確にご説明できないもどかしさを感じますが、炎・山・川・雪・・・、美術の教科書で見たような、大和絵(だったっけ?)のような日本古来の描き方です。特に梅の枝振りなんか、ホントに日本画みたいです。

たまゆら童子

 各巻の最後に著者による作品解題が添えられており、これがまた趣深い読み物になっています。どのお話もそれぞれのよさがありますが、私は2巻目の太宰府天満宮の梅の精のお話と、同じく蹴鞠のお話が好きです。また作者の解説にもあるように、1巻目の冒頭と3巻目の最後のお話が同じ蝉丸の話で連環しているのも、素敵な趣向だと思いました。

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