« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »

2006年11月30日 (木)

『簡単に断れない。』 ほか

『簡単に断れない。』土屋賢二著    しばらくツチヤ教授の文庫版エッセイが出ないなぁ・・・と思っていたら、出版社が違うとはいえ2冊も続けて出るとは!まったく教授らしい・・・。くどくて(事例や形容のことばの並列が多い)、屁理屈たっぷりの文体がなんともいえないいい味わいです。一度で良いから授業(はムリだろうから、講演でもいい)を聞いてみたい。ジャズライブでもいい。今回のエッセイの中でワタシ的にお気に入りは、176ページからの子猫の出てくるくだり。可愛い子猫と戯れる教授の姿(実物を存じ上げないので、私の脳内ではツチノコ教授の姿)を想像して、ほっこりしました。あと224ページのツチヤの法則、「どんなに時間があっても、仕事は時間内には終わらない」も身につまされました。ツチヤ教授はユーモアにくるめて書いておられますが、実際に、時間があるように思えてもその分仕事が降りかかってきて、つきることなく仕事がある・・・というのが現状のように思えます。

簡単に断れない。 Book 簡単に断れない。

著者:土屋 賢二
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『マンガ名作オペラ 3 椿姫』 里中満智子著  中公文庫版 「マンガ名作オペラ」シリーズの第2弾、ヴェルディの悲劇ばかり4編収められています。表題作のほか、「アイーダ」「リゴレット」「マクベス」。元の作品(ストーリー)が何年にもわたって楽しまれ、親しまれてきたものだけにとても面白く(悲劇だから笑う面白さではないですよ)読めました。しかし、4夜分とはいえ2巻を使って語られた「ニーベルングの指輪」ニーベルングの指環〈上〉序夜・ラインの黄金、第一夜・ワルキューレ ニーベルングの指環〈下〉第二夜・ジークフリート、第三夜・神々の黄昏 に比べると、解説コミで244ページの中に4話分はいっているこの巻は、読み応えがあるとはいえません。物語をさらっとなぞるだけになってしまっている点は否めないと思います。でも物語そのものは魅力的なので読む価値あり・・・。あらすじを丁寧に書いてあるジュブナイルの入門書(たとえばオペラ・ギャラリー50 )でもストーリーの理解はかわらないかも?いやいややっぱり・・・感想をまとめるのに堂々巡り・・・。例によって、解説が興味深く、イタリアオペラについて認識を新たにしました。P231にドイツ系のオペラはイタリア系のオペラに比べ「オーケストラが交響楽みたいに難解で素朴に楽しめない、筋が複雑」で、19世紀頃までは「多くの人々にとって」「楽しめない音楽だった」と書いてあるのですが・・・、そういえば、ミュージカル「モーツアルト!」で、ヴォルフガングが父レオポルドに「曲が複雑」云々とたしなめられるシーン(セリフ=歌詞)があったなぁなどと思い出してしまいました。私にとっては巻末の林真理子さんのコラムは蛇足。

椿姫―アイーダ/リゴレット/マクベス Book 椿姫―アイーダ/リゴレット/マクベス

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オペラ・ギャラリー50 Book オペラ・ギャラリー50

著者:山口 眞子,朝倉 めぐみ,石戸谷 結子,井辻 朱美,加藤 浩子,楠瀬 寿賀子
販売元:学習研究社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』上・下 さとうふみや まんが

 例によって子どもに借りて読みました。こども2人で上巻、下巻と分けて買ったのですが、ここで年上の方がズルをしました。自分が上巻を買ったから、先に上巻を読む権利を得て、年下の買った下巻も、先に上巻を読んでしまった方が先に読む流れになってしまいました。年上のほうははしっこいのですが、末っ子はおっとりなので・・・。

金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 上 (1) Book 金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 上 (1)

著者:天樹 征丸
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 このシリーズ、ストーリーはあれこれ批判はあってもやはり面白く読ませられてしまうのではないでしょうか?いつも、私が子どもの頃に読んでいたら、明智警視に「萌え~」だったかも知れないな、と当時の自分と友だちのマンガ談議を思い出してしまいます。(オタクではなかったのですが)

金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 下 (3) Book 金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 下 (3)

著者:天樹 征丸
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月29日 (水)

「ラ・アルプ」2006年12月号

「ラ・アルプ」(LaHarpe」)2006年12月号がとどきました。大阪四季劇場の次の演目が本決まりになったようですね。 「オペラ座の怪人」 楽しみです。 といっても、このブログの10月21日の記事で少し触れたように、団体予約用のチラシをみせてもらっていたので、我が家ではすでに「観にいこうね~」の大盛り上がり第1弾は終わっていたのですが。ですから、もはや予習段階に入っていて劇団四季版「オペラ座の怪人」と宝塚版「ファントム」CDを聴き比べたりしました。京都劇場で観たときは「まだ小さかったからよくわからなかった。」(byその時小学校低学年)、「話が難しかった」(byその時は中学1年)と子どもたちに不評だった(シャンデリアのスペクタクルのみ目を見張った)のだけど、心身ともに成長もしたことだし、映画でストーリーを完璧にマスターした今度こそはみんなで楽しめることでしょう。私が京都劇場で観たときは 1回目ファントム:高井治さん クリスティーヌ:村田恵理子さん ラウル:柳瀬大輔さん でした。 2回目に子連れで行って ファントム:村俊英さん クリスティーヌ:村田恵理子さん ラウル:鈴木涼太さんでした。子どもが鈴木涼太さんスキンブルシャンクスのファンだったので、それもよろこんでいましたが。今度はどんなキャストの方々と会えるのか、楽しみです。私ワタシ的には、北澤さんの舞台を拝見したことがないので、一度は北澤ラウルで観たいと思いますが。

 マンマ・ミーアも千秋楽のチケットが取れなかった時点でもうオワカレとあきらめていたけど、いよいよあと2ヶ月余りと思えば、もう一回観にいきたいなぁ・・・。

 観にいきたいといえば、「クレイジー・フォー・ユー」も、あと1回は観劇が決まっているんだけど、もう1回観にいかないとスタンプラリーのプレゼントがもらえないし・・・。

 どこかからチケット代が降って来ないものでしょうか。ワタシなんか2000円以上の服は買わない、正札で服も服飾雑貨も買わない、美容院は年4~5回をモットーに節約に励んでおりますよ。子どもその1の大学の学費が落ちないと困るしねぇ・・・。実際に今年の4月末、前期の学費が引き落とされた後、5月の初めのクレジットの引き落としの時には預金通帳がマイナスになっていたんですよ。。゚(゚T◇T゚)゚。。なけなしの定期預金があるから不渡り状態にはならずに済みましたが・・・。月々の仕送りもあるし(*´ヘ`)=з。大体大学の学費って何であんなに高いんでしょ。国立ですが、私の頃の約3.7倍、夫の頃の15倍もします。15倍って・・・・。他にそんなに値上がりしたものがあるでしょうか?卵や電話代を見習え!ッて言いたいです。一方私たちの賃金は父と比べてそんなにたくさん貰っているわけではありません。共働きですから何とか進学させて、仕送りもしてやっていけますが(-。-;) 。この上、国立大学の学費値上げが提案されているとか聞くとゾォーっとします。かてて加えて、我が家の場合は学資保険・生命保険を掛けていた保険会社の倒産という憂き目にも会ってるしね。あれが掛け始めたときのバラ色の金額のままならば、今受け取っている額(もちろん元本割れ)の3倍以上。学費がすべてまかなえたのに( ̄□ ̄|||) 、せめて普通の定期預金にしておけば(T_T)

 あ~暗くなっちゃった。明るい観劇話のはずだったのに・・・。

 じゃ、最後はすこし明るめの話題で・・・。劇団四季版「オペラ座の怪人」CDは2組持っています。どちらが良いかは好みでしょうが、ワタシは

オペラ座の怪人(日本語キャスト) オペラ座の怪人(日本語キャスト)

アーティスト:劇団四季ロングラン10周年記念キャスト
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:1999/04/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

今井清隆ファントム、柳瀬大輔ラウルよりも

オペラ座の怪人 ロングランキャスト Music オペラ座の怪人 ロングランキャスト

アーティスト:劇団四季ロングラン・キャスト,山口祐一郎,鈴木京子,石丸幹ニ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:1992/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 こちら(ロングランキャスト)の方の、山口祐一郎ファントムのパッション、石丸幹二ラウルの甘い歌声の方が好みです♡

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月28日 (火)

『さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記』 ほか

先月末、劇団四季のミュージカル「ジョン万次郎の夢」を観にいって以来、ジョン万次郎について知りたがっていた子どものために本を探していたのですが、高価だったり絵本だったり、良いと薦められたのは絶版だったりしてなかなかいいのがありません。http://chualacream-chan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_8860.html で書いたとおり漂流文学が好きなので私も読みたくて探しているのですが・・・。とりあえず、子どもには子ども向けの歴史読み物の中でちょっとだけ出てくる江戸の漂流民についての記述を読ませたりしています。

『さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記』 井伏鱒二著 新潮文庫 は未読でしたが有名な作品ですしすぐに思いつきました。でも井伏鱒二・・・こどもに読めるかどうかかなり懐疑的だったのですが、偕成社文庫にも『ジョン万次郎漂流記』というタイトルがあるので、読ませてみました。・・・・でも中学生が一人で読むには難しかったようです。なにせ昭和12年の作品。第6回の直木賞受賞作でしたよ・・・。私も読んで、面白かったことは面白かったですが、これが直木賞?と思うぐらい記録文学的でした。(それに井伏鱒二って純文作家だと思っていたんだけど・・・。)短編(中篇かな?)だけあって長の年月のことがあまりにもあっさり描かれていたし、近年の歴史・時代小説と比べると物足りない気がしました。

 表題作のもう1編「さざなみ軍記」は、平氏の都落ちから屋島の戦いまでに材をとったもので、「平家物語」が大好きな私にとっては、これを読む機会を図らずも得たことが大収穫でした。平家の若い公達の日記という形をとり(敦盛より1歳年下という設定。架空の公達かな?)、文体を変えることによって彼の成長をあらわしている、短いけれど手の込んだ小説(それに完成までの時間も長くかかっている)。彼は平家落人として後半生を生きたのでしょうか?

さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記 Book さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

著者:井伏 鱒二
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジョン万次郎漂流記 Book ジョン万次郎漂流記

著者:井伏 鱒二
販売元:偕成社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 日曜日(26日)懐かしい本を買いました。小学生のときに大好きだった漫画家さん、忠津陽子さんの『美人はいかが?』の第1巻が漫画文庫の新刊コーナーに並んでいたのです。当時の少女マンガはアメリカ又は国籍不詳の少年少女が登場するラブ・コメディが全盛。そのトップを走る作家たちの一角を占める一人だったと思います。私の友人の間でも、姉の友人の間でも大人気でした。今から思えばたわいなさ過ぎるようなストーリーですが、面白さは色あせていないのが不思議です。

美人はいかが?(1) Book 美人はいかが?(1)

著者:忠津 陽子
販売元:朝日ソノラマ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 書店に同行した高校生の子ども(むしろ彼女の「服買って~」コールに同行した私ですが)は、私がこの本を買うのを見て「わ~、昔の絵。古~ぅ!」などと言っていたのですが、あとでちゃっかり読んでいて、面白かったといっていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月26日 (日)

『一瞬の風になれ』1 ほか

 スポーツ少年の成長小説は、人気分野のひとつだと思いますが(マンガのスポコンものも、昔から)、ひと昔、ふた昔前のような「シゴキ」やムリな練習法を当然のものとして描くのではないものが、さわやかでいいですね。

『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』佐藤多佳子著  は、高校陸上競技部を舞台にした青春小説。球技ではなく陸部であるところが少し珍しいのですが、夫も子どもも全員が中学・高校陸上部(一番下はまだ中学生なので、高校はわかりませんが)という我が家にはうってつけの本です。といってもまだ、私と高校生の子どもの二人が、1巻目を読んだだけですが。これ、図書館で借りて読んだだけど、とても良かったし、夫や他の子どもたちにも読ませたいので3部作自分で買うか、サンタさんに頼もうかな、と思います。

一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- Book 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--

著者:佐藤 多佳子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  兄はJリーグからも誘いに来る、弟の目から見てもカッコイイ超高校級サッカー選手。両親も横浜マリノスのサポーターというサッカー一家。主人公の神谷新二は、自身も子供の時から少年サッカーチームに入り練習に汗を流してきたが、長じるにつれ、兄と比べて自分にはサッカーの才能が無いことを悟り、サッカーの強豪チームを有する高校への進学をやめて、自宅近くの公立高校に行く。中2で全中100M走に出場しその才能を属目されながら、練習嫌いのため陸上を続けなかった幼馴染の連も同じ高校だ。その知れ渡った才能のため、陸上部に勧誘される連と一緒に、陸上部に入った新二。次第に走ることに夢中になっていく・・・。部活仲間、心配りのある先輩、融通無碍な顧問、いやみな他校の顧問、ライバル、敵愾心、女子部員へのときめき、親友への苛立ち・・・。青春部活小説に必要なアイテムが全て揃った本。現役高校陸上部員&陸上部OB・OGはもちろん、部活で汗を流した(文化部で比ゆ的に汗を流した人も含め)経験のある人、みんなに読んでほしい本です。続きを早く読まなくちゃ(と思うとサンタさんではダメ?)

**** ****

 先日「別冊マーガレット」を14年間読み続けたと書きましたが、「月刊 LALA」はその上をいきます。創刊号から20年間余り読み続けました。大学生になり、就職をし、結婚し、お母さんになってもやめられなかった少女漫画。数年前から買うのはやめましたが、私のマンガ読書傾向に影響された子どもたちが時々白泉社コミックを買って来るので、借りて楽しく読んでいます。昨日2冊買ってあったので、夜中に借りて読みました。

 『ZIG・ZAG 5』 なかじ有紀著

 いつも前向きで明るく夢に取り組む主人公を描き続けているなかじさん。ラブコメ路線は少女漫画の王道。安心して読めるし、読むとスカっとします。子どもにも安心して薦められるマンガですね。いつも女顔の男の子(ヒーローであれ、脇役であれ)が出てくるのも人気の秘密でしょうか。今回のフラワーデザイナーをめざす少年という設定も型に捉われてなくて良いなぁと思う。高校のフラワーアレンジの全国大会ってほんとにあるのかな?あるとしても突然申し込んで出られるものなのかしら?  

ZIG・ZAG 5 (5) Book ZIG・ZAG 5 (5)

著者:なかじ 有紀
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『ペンギン革命 4』筑波さくら著 

 少女漫画ならではの作品だなぁ・・・と思います。文章で書いても面白くないのね、こういうお話は。ギョーカイものです。とうでもない事件が起こりそうで、以下次号でした。展開を確認するため雑誌が読みたくなるじゃないですか!、今日買い物ついでに本屋にも寄ったら、こどもがちゃっかり立ち読みをしてました。

ペンギン革命 4 (4) Book ペンギン革命 4 (4)

著者:筑波 さくら
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月25日 (土)

ミーハーな私

 本屋さんで「タカラヅカMOOK Le Cinq特別編集 ミュージカルオクラホマ!」という「ル・サンク」の増刊号形式の写真集(10月に日生劇場で宝塚歌劇団が行った公演の)をみつけて衝動買いをしてしまいました。表紙の轟悠さんがとてもカッコよかったので。

Book オクラホマ!―月組日生劇場公演

販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 実際の舞台で観たかったなぁ・・・とおもいつつページをめくって、嘆息しました。轟さんカッコイイ。カッコよすぎ。

 私は謹厳実直居士だった父に似てまじめ一本やりの性格。唯一父と違うのは怠け者で自分に甘いってことかな(/´。`\)。・・・そんな私ですから、芸能人に憧れたり、誰かのファンになってブロマイドを集めたり、アイドルのまねをしたりなんてミーハーなことは一切しなかった少女時代。

 30代頃からミーハー心が芽生えてきて・・・。 不思議ですね。こんな気持ちが10代の頃あったら、もっと違った青春時代だったかも知れません。

 でも、子どもの頃も、舞台を観に連れて行ってもらうことこそ殆ど無かったものの、TVで機会があれば宝塚や劇団四季の舞台中継録画放映を観ていました。昔は土曜日の6時ごろから、関西テレビで「ザ・タカラヅカ」って番組があったと覚えています。兄姉妹とのチャンネル争いにならなければ、いつも「ザ・タカラヅカ」を楽しみに観ていたものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「プラダを着た悪魔」その2

 昨日書いたように、楽しめる映画だったとはいえ、ストーリー展開がスッキリし過ぎてているところが気になっていたので、書店で原作本をチェックしてみました。ハヤカワ文庫で二分冊700ページ近い、となると、映画化するに当たって削ぎ落とした部分も少なくないかもしれませんね。ちらちら中身を見ると、エミリーとの会話が映画より多い気がします。まあ、小説は文章で語るところを、映像で語る映画では、表情などの演技で観客に伝えているものが大きいのでしょうが。・・・著者は「VOGUE」誌の編集長のアシスタント経験9ヶ月だそうで、原作小説は全米ベストセラーだとか。原作にも興味津々になってきました。年始の休日にでも読めればいいなと思います。読む、といえば、この「プラダを着た悪魔」の映画パンフレットは、読むべきところが多くて興味深い内容でした。「ELLE JAPON」編集長のコラムが特に面白かったと思います。

プラダを着た悪魔〈上〉 Book プラダを着た悪魔〈上〉

著者:ローレン ワイズバーガー
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月24日 (金)

「プラダを着た悪魔」 ほか

 勤労感謝の日、週の半ばに休日があるとうれしいですね。もう倒れこむように休日を迎えた私、久々に映画を観にいきました。前回の映画鑑賞(「夜のピクニック」)から2ヶ月ちかくも映画を観ていなくて、観たいのに見逃したものもたくさん。舞台をたくさん観にいった月は経済的にも、物理的(時間的)に映画を観にいけないです(T_T)。貧乏ヒマなしってことで、あ~、有閑マダムになりたいもんです。

 頑張ってキャリアアップする女性を描くストーリーが私好みだと予想して、「プラダを着た悪魔」を観にいきました。楽しい映画でした。主人公のアンディ(アン・ハサウェイ)の朝の身支度シーンから物語は始まります。アンディはファッション誌のカリスマ編集長の第2アシスタントの面接に行くのですが、アンディが目覚めてから雑誌社に着くまでのシーンに、別の女性たちの身支度・出勤シーンが数ショットずつ割り込みます。学生っぽさの抜けないアンディよりはるかにクールでキマッテいる女性たち・・・。それがファッション誌のキャリア・ウーマンたちの姿。その雑誌社の中で一人場違いな姿をしている彼女ですが・・・。(日本のリクルートルックの常識から考えても、アンディのかっこうは面接向きではないのですが、アメリカの学生や若者たちは普通どういった服装で入社するための面接に挑むのでしょうか?)

 ファッション界のリーダー、顔の表情だけでデザイナーにもダメ出しをするカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントになるのは何百万人もの女性の憧れですが、ジャーナリスト志望で、ファッション誌関係の仕事はキャリアステップのための腰掛だと思っているアンディは、物怖じせず、下調べもせず面接に臨み、ひと悶着あるものの無事に採用。それからの猛烈な仕事量たるや・・・・。

 「ダサイ」容姿・服装のまま仕事をしていたアンディが、職場の先輩のアドバイスに一念発起してファッショナブルに。(ここんとこ、アン・ハサウェイの映画デビュー作「プリティ・プリンセス」を彷彿とさせますね。あと、大物女優とのWヒロイン的な形での共演という点も)どんどん着替えて見せてくれるブランド服がなかなか眼福でした。

 ファッショナブルな服装たちは誰の服も靴も着こなし方も、どれもこれもほとんど魅力的で、すてきでしたが、アンディが着ていたカルバン・クラインのワンピース(ノースリーブ、モスグリーン)だけは私の好みにどうしても合いません。デザイン的にオフィスに合う服装とも決して思われません(朝っぱらから、胸が大きく開きすぎ。そでぐりも大きい。ジャケットを羽織って欲しい。)。うちの子どもは「かわいいやん」と言っておりましたが、いや違うよ、それは・・・。

 「悪魔」と称されるミランダの働きぶりですが、同じ(と言ってしまうとおこがましすぎますが)働く女性としては、憧れる部分、共感する部分も大いにあります。演じているメリルが本当にステキでした。デフォルメされた意地悪さも良かったし。「メリルはさすがやわ~」と言ったら、「誰それ?あのおばちゃん?」とのわが子の返事にはちょっと閉口。 

 ストーリーには、もう一ひねりほしいところ。彼との関係があやしくなったりもするけど、主人公はほとんど困らないで大団円に。ちょっと順風満帆すぎに思えます。原作はどうなんでしょうか?何にもこれといった事件は起こらないのかな? それに、(ネタバレになりますが)あのタイミングでミランダを置きざりにしてしまうのは、いかがなものでしょうか?とりあえず目前のアシスタントとしての責任は全うしてから、次の道を歩まなくては。鬼上司に仕えるほどではないかもしれないけど、新聞社勤めも9to5の楽な仕事とはいえないはず。彼氏との関係はホントに好転するのか?と余計なことも考えてしまいました。総合的評価は星4つです。

 ところで、今日(11/23、もう昨日ですね)は寝坊をして9時ごろ朝食。予約しておいたチケットは11時40分の回ですから、昼食は映画を観ながら軽くホットドッグでも・・・と思っていたら、ちゃんと外食をしたいと言う子どもたち。映画館の近くの回転寿司が11時にあくのを待って「まだおなかが減らないなぁ」と思いつつ入りました。開店直後の回転寿司って初めて行きましたが、いいもんですねぇ。ぐるぐる回りっぱなしの皿なんてまだないし、ご飯(シャリ)もほんのり暖かくて、軍艦巻きの海苔も焼き立てで香ばしくて・・・。朝食から余り時間が無かったせいで、いつもは10皿以上ペロリの大食らいさんたちも、7皿ずつしか食べなかったし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月22日 (水)

ふたたび『レインツリーの国』(誤植発見)、ほか

 『レインツリーの国』有川浩著 を、マンガ狂のわが子(高校生)に「たまにはマンガじゃない本も読みなさいよ」と薦めてみました。めずらしくイッキ読み。面白かったそうです。「あさって数学の試験やのに・・・」と文句をいいつつも、細かいところまでよく読んでいるとみえて、誤植を発見していました。p128の1行目、「放言のせいもあるのか・・・」は「方言」ですね。感想を語り合う前にこれを言いたかったようです。私の持っているのは初版(多分第1刷)ですけど、もう改まっているのかな? わたしの言語感覚ではここは「方言のせい」より「関西弁のせい」にしていただきたいところですが(関西人だからか?)、先に方言と標準語についてひとみが述懐しているのでやはり「方言のせい」であるべきなのかな? 2回目のデートの映画=「フライト・プラン」説は子どもも支持してくれました。正解かどうか作者に聞いてみたいなぁ。 

 今週、通勤の友の音楽は「LIVE Beautiful Songs」 という、大貫妙子,奥田民生,鈴木慶一,宮沢和史,矢野顕子 の豪華メンバーコンサートライブCD。先日、近くのCDショップが閉店セールをしていたときに半額で手に入れたものです。大貫妙子さんの「ピーターラビットとわたし」だけが聴きたくて買ったんですけど、他の歌手の方、他の曲もいい感じで、買って正解でした。「ニットキャップマン 」(鈴木慶一・矢野顕子)なんてまったく知らない曲、鈴木慶一さんも存じ上げない方でしたが、サイコーでした。どの楽曲もノリだけではなく深く歌詞というより詩を味あわせてくれる感じ。2000年のアルバムですが、もう廃盤のようですね。多くの人にオススメできなくて残念です。CDも本も油断しているとすぐに品切れ、絶版になっちゃうから、たとえ積読になっても、気づいたときに買っておかなければ!と思ってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月21日 (火)

『レインツリーの国』ほか

『レインツリーの国』 有川浩著

 同じ著者の『図書館内乱』の中で物語のひとつの鍵となっていた本、「レインツリーの国」。『図書館内乱』では図書特殊部隊のヒロインの上司、小牧二等図書正が中途失調と言う障害を持つ幼馴染に薦めて問題になる本です。そのストーリーを著者自ら書き下ろし、違う出版社から発行するということで、「出版社の垣根を越えたコラボ」として大いに宣伝されました。内容は・・・『図書館内乱』を読んだ人ならある程度シチュエーションを想像できると思いますが、『図書館内乱』を読んでいない人は、真っ白な状態でこの『レインツリーの国』を読んだ方がいいかも。ブログやメールを介して恋愛が始まるというのが、いかにも現代的な(でも、ブログやメール・・・というものが後で別の意味を持って浮き上がってきます)恋愛小説です。最近流行の純愛もの(おばちゃんに人気の韓流も含めて)に、全然興味が湧かない私も、一気に読めて、ちょっとほろりとし、とってもステキな気分になれました。著者お得意のバトルシーンはありません。近未来とかでもありません。至極まっとうな恋愛小説です。コラボ作品だからといって、『図書館内乱』を読んでいないと楽しめないということは全くありません。独立した作品として、私の周りでは『図書館内乱』を読んだ人にも読んでいない人にも好評の一冊です。

 本筋には全然関係ありませんが、二人が2度目のデートで観る映画、P123で感想を話し合っている映画(「・・・総括すると『オカンはすげえ!』」って言っている映画)は、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」だと思うのですが、どうでしょうか?

レインツリーの国 Book レインツリーの国

著者:有川 浩
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『白いパイロット』 手塚治虫著

 長編冒険SFマンガ。アルプスが間近に見えるヨーロッパの小王国という絵柄の架空の国が舞台。秘密警察が「博士」とその妻を惨殺し、双子の赤ん坊を奴隷工場へと運ぶところから物語は始まります。途中双子の一人は女王に拾われ、秘密裡に女王の実子つまり王子として育てられます。もう一人は最下層の奴隷として、どういうわけか惨殺現場に現れて一緒に奴隷工場送りになった伴俊作ことヒゲオヤジに育てられます。ある日脱走を企てますが・・・・。

 すっごく面白い展開なのですが、最後が慌てて終わったというかんじで、なんだか物足りない、また主人公の運命も割り切れない気がしました。巻末の著者あとがきを読むと、「すこしでも人気が落ちると、ストーリイの中途だろうがなんだろうが、すぐ連載を中止させられるのです」とあり、中途半端な終わり方をせざるを得なかったたくさんの作品を悔やむようなことばが綴られています。巨匠手塚治虫にしてそんな仕打ちをうけていたとは! そういえば、手塚作品(長編)には、未完になっている作品、とってつけたような終わり方をしている作品が結構あって、ストーリーにぐいぐいひっぱられて読んでいるのに、あっけなく終わってしまって、楽しんで読み続けた割には読後不満の残る作品も多く思い当たります。雑誌の経営サイドの問題でそうなっていたのだとしたら、作者としてはさぞや悔しくストレスの多い創作活動であったことだと思いました。今となっては続編や改稿を望むべくもないのがとても残念です。

白いパイロット Book 白いパイロット

著者:手塚 治虫
販売元:秋田書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月20日 (月)

『鬼国幻想』

『鬼国幻想』 市川ジュン著

 昔私は、小学校5年生から結婚するまで14年間も「別マ」こと「別冊マーガレット」という少女漫画雑誌を購読し続けていました。「別マ」で執筆していた漫画家さんで、中高生の頃好きだった方の一人が市川ジュンさん。私が唯一無二、ファンレターを書いたことのある漫画家さんです。ファンレターを書いたのは中2の頃でしたが、ほどなくお返事をいただき、イラスト入りのお手紙で、文面も通り一遍のものではなく私の書いたファンレターのまさにお返事でした。とても感激して家族・友人みんなに見せて回ったのを覚えています。何年も大事に取っておいたのですが、結婚前に荷物を整理していて処分してしまったようです。あ~もったいないことをしてしまいました(≧▽≦)。 10年ほど前に、『陽の末裔』といういかにも平塚らいてう・婦権運動を思わせる題名の本が文庫で売り出されているのを見たときから、またしても市川ジュンさんファン♡・・と言う気持ちが復活。ほどよい社会派ぶりが魅力です。 陽の末裔 (1)

 特に歴史物、時代物。女性の視点で描かれているところがまた良いですねぇ・・・。著者は鎌倉に住んでおられるのでしょうか?鎌倉ゆかりの人物、エピソードがよくでてきます。今回読んだ『鬼国幻想』は、鎌倉末から室町初め、いわゆる「建武の中興」の時代を描いています。後醍醐天皇の皇子大塔宮護良親王、その妻、阿野廉子の少年少女時代から物語が始まるので、護良親王が主人公(表面上はその妻が主人公)かと思いきや、護良親王は2巻の終盤で処刑され、まだ物語は続く・・・。今後どういった展開になるのか(阿野廉子後醍醐天皇がどうなるのか、とか日本史上の教科書的な知識はあるけど、それがどう詳しく描かれるのか、または護良親王の妻子の伝説的なお話になるのか??、太平記をなぞっていくのか等々)とても楽しみです。足利直義の運命(兄との離反はどう描かれる?)も気になるし、早く続きを出版して欲しい~。

Book 鬼国幻想 1 (1)

著者:市川 ジュン
販売元:あおば出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

Book 鬼国幻想 2 (2)

著者:市川 ジュン
販売元:あおば出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 2巻の巻末(あとがき)に著者が、唱歌「鎌倉」に護良親王のことが出ている旨書いています。私も「鎌倉」と言う曲、古い歌ではありますが小学校で習って以来結構好きで、中学の時には8番まで歌詞を覚えていたので嬉しくなりました。未だに行ったことのない鎌倉ですが、日本の古典や日本の歴史が好きだった私にとって、当時も行ってみたい町でしたので、観光案内と歴史紹介がない交ぜになったようなこの歌の情景・歴史的背景を想像することに浪漫を感じていたのだと思います。お琴を習っていて、日本的音階も大好きでしたからね。護良親王のことを歌ったのは、6番です。「鎌倉宮にもうでては、尽きせぬ親王のみうらみに悲憤の涙わきぬべし」ですね・・・(作詞者がなくなって50年以上たっているから引用しても大丈夫ですよね)。見たことのない土牢の様子を想像して、自分も涙を流した昔の私でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月19日 (日)

NHK芸術劇場

 先週(11/12)のNHK芸術劇場、録画しておいたものを、今日、やっと見ました。

最初は、海外音楽情報、次は東京文化会館の自主公演「日本オペラ絵巻」の紹介。もう少し長く聞きたかった・・・というか、むしろ劇場中継して欲しいぐらい興味深い内容ですね。日本発のオペラと言えば、なんといっても團伊玖磨作曲の「夕鶴」だとおもいますが、私自身、小学校の授業でレコードを聞かせてもらったという記憶(古い!)、TVで観た山本安英・・・という記憶しかなく、なぜか舞台で鑑賞する機会に恵まれないでいます。ぜひ今をときめく鮫島有美子さんのつうで生で観てみたい。・・・ネット情報などを見るとやはり文化に触れるには、関東・・・東京に住んでいないと~~~って気がしますよね(T_T)。田舎に住んでいるとね、どーもね・・・(;。_。) とりあえずTVでもいい!大体私は木下順二さんの作品が好きで夕鶴・彦市ばなし 他二篇―木下順二戯曲選〈2〉 をはじめ、けっこう読んでいるんですよ~。 あ~CD オペラ『夕鶴』〜上演600回記念ライヴ  や、楽譜(下記↓)   を買いたくなっちゃったなぁ~♪ デモオカネガナイ!

團伊玖磨 オペラ「夕鶴」ピアノ・ヴォーカルスコア Book 團伊玖磨 オペラ「夕鶴」ピアノ・ヴォーカルスコア

販売元:全音楽譜出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この番組で、日本の作曲家のオペラがあまり上演されていない現状を嘆くコメントがあったのですが、そのわりには「日本オペラ絵巻」で取り上げられた9人の作曲家のうちの一人林光氏が芸術監督を務める“オペラシアターこんにゃく座”についての言及が全く無かったのが腑に落ちない。こんにゃく座が、たとえば二期会などとは全く違う活動形態であるし、ゲストの鮫島有美子さんが出演されることの無いとはいえ、[新しい日本のオペラの創造と普及]を目的に掲げ(こんにゃく座HPより)ている劇団を、このテーマで紹介しないのはいかがなものかと思いました。グランドオペラでないものは関係ないという考えなのかな?何年も日本オリジナルのオペラ(原作戯曲は海外のもの「森は生きている」「三人姉妹」なども含め)をコンスタントに演じ続けているのに。

 この「日本オペラ絵巻」の特集(20分ほど)の後は、「蝶々夫人」をハイライトで。オール日本人キャストでしたが、ナカナカステキでした。タイトルロールの蝶々さんを演じた木下美穂子さんの熱演がとてもすばらしかったです。ブラーヴァ!と叫びたかったですね。ハイライトでの放送でしたが、かえって時間を気にせず視聴できて良かったですよ。木下美穂子

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月18日 (土)

『ヤマトナデシコ七変化❤』

『ヤマトナデシコ七変化❤』17巻 はやかわともこ著

 子どもに借りて読みました。最新刊です。あいかわらず、バカバカしくも面白くて、友情厚き台詞にはちょっとほろりと・・・。表題作もさることながら、作者の猫エッセイも猫好きの私たち親子は楽しみにしています。「ヤマトナデシコ七変化」って題名もうまいじゃないですか・・・。もしドラマ化されたら(映像的な難しさはさておいて)、美少年たちは誰が適任かしら・・・なんてミーハー的な想像も楽しいかもしれないですね(残念ながらタレントさんたちには疎い私には、この空想は難しい)。でもこれって、アニメ化されているんですってね。深夜の放送。・・・。う~む、聞くところによると平日深夜放送されているアニメは多いようですが、それを見ている人の生活は?と心配になってしまいます。私の若いコロはとか子どものころは・・・なんて話は誰も聞きたくない話の典型ですが・・・、アニメ事情(TV放送事情)はむかしの方が健全かな~~と思わざるを得ませんね。「のだめカンタービレ」もアニメ化されるそうですが、これも深夜ワクなの?

ヤマトナデシコ七変化 17 (17) Book ヤマトナデシコ七変化 17 (17)

著者:はやかわ ともこ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「のだめカンタービレ」といえば、毎週ドラマを面白く見ているのですが(そして演奏も楽しんでいるのですが)、マンガでは(ギャグ風味マンガの常として)千秋がのだめを殴る蹴るしていても、何にも気にならずに読めるのに、TVでは観るたび気になります。ドラマで人間が演じていると、実際に男性が女性に暴力を振るうデートDV(DV=ドメスティック・ヴァイオレンス 夫婦間ではなく恋人間の暴力をデートDVといいます)を思い起こしてしまうのです。暴力シーンというより、漫画的に非常にデフォルメされたシーンになっており、、現実の暴力ではないということがよく表現されているとは思います。でも、殴られても、吹っ飛ばされても平気でいるのだめを見て、人生経験の無い人が(少年少女ですね)、殴っても良いんだ、大丈夫なんだという、製作者の意図しないメッセージを受け取ってしまわないかと心配にもなります。それから、成人しているキャラとはいえ、「千秋さま」にはタバコを吸って欲しくない。マンガとドラマでは受ける印象が全く違ってしまうものだ、と改めて感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『ツレがうつになりまして』ほか・・・

 先日、若い友人が3年ぶりぐらいに訪ねてきてくれまして、もともと色白のべっぴんさんだったんだけど、ますます顔色が白くてびっくり。「どう、元気でやってる?」ときくと「死にかけて入院してました・・・・」。大病したのか事故にあったのかと心配するのですが、どう反応してよいのか・・・(=_=)困ってしまいました。こんなときに相手の望む受け答えができる性格だと良かったのですが。 だんだん聞いていくと、リスカ→拒食症→食べれなくって瀕死の状態→うつ→・・・・いまは小康状態・・・・、絵に描いたような経過でした。こんなとき何を言ったらよいのでしょう?根掘り葉掘り聞いていいのか、問わず語りに聞きっぱなしでいいのか、なにか役立ちそうなことを言ってあげられればいいのか・・・・。その人その人によって、またその日の状況によって違うのでしょうけど。なにか一番いい対応をしてあげたいのに、専門家じゃないからわからないし、不用意なことを(うっかり失言しがちなので)言っちゃいけないし、でも小康状態のときに訪ねてくれたのはとても嬉しいし・・・。

 学生時代の友達にも、精神状態が不安定で、連絡をつけるとかえってHighになってあとで疲れてしまうと聞いているので、電話やお見舞いもしてあげられない人がいるんですよね。仲良しグループの一員だったので、他のメンバーとは旧交を温めたりしているのですが、その子だけは呼べなくて残念な思いをしているのです。

 老いも若きも、私たちのような中年も、そして子どもたちも(連日の自殺報道、本当に心が痛みます)生き辛い世の中なのですね。精神的な病気に関する本、闘病記もたくさん出版され、話題になったり売れたりしているのも現在の社会状況をあらわしていると思います。私も昔から(大学の教養の「精神病理学」の先生の講義がとてもよかったのです)心惹かれる分野なので、そしてじぶんにも鬱的傾向があることがわかっているので読まずにはいられません。また、友人のようなケースもあり、不用意な一言を絶対に口の端に上らせないようにするためにも、知識が必要ですからね。(とは言っても、専門書は読めないですからね)

 最近読んだ本では『ツレがうつになりまして。』細川 貂々著 幻冬舎 2006/03出版 があります。
マスコミにもよく取り上げられていたこの本は、夫の過労うつ病の様子をマンガで書き綴ったものです。このご家庭の場合は、妻に仕事があったために、夫の過労うつ病による自殺を食い止められたのかもしれないと思いました。過労でうつになるまで働かねばならない社会はおかしい、間違っていると思いました。この「ツレ」さんの病気は労災として補償されないのかしら?と気になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月17日 (金)

『男たちの宝塚』

男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀 辻則彦著

 宝塚歌劇団に男性団員がいた!というのは、この本が上梓されたとき(2年ほど前)に話題になっていましたね。興味を引かれつつも、忘れるとはなしに忘れていたのですが、この本が「宝塚BOYS」という題名で舞台化される、また映画化ドラマ化の話もあるそうだということをネット上の情報で知りました。おお、それでは早めに読んでおかねば!

 ということで読み終えました。宝塚歌劇団の創始者小林一三氏は「少女歌劇」であった戦前から、なんどか男性団員の採用を考えていたようですね。少女歌劇を卒業した団員の受け皿として男女混成の劇団を考えたり、女性だけの舞台では物足りないのではないか、と考えていたようです。実際に何度か試みてもいたようですが、この本では第2次大戦が終わった1945年、復員してきた一ファンからの手紙によって、早くもその年採用された男性団員1期生から5期生までの足跡を中心に取材しています。

 一読した印象を一口で言えば、オペラ(musical)の舞台に憧れて入団した男性団員(研究生)たち、1度も大劇場の舞台に立つことなく、正式の団員として認知されることも無く、解散となった男性団員たちが気の毒だと感じました。宝塚歌劇団での男女混成公演が無理だとわかった時点で、すぐ別のミュージカル劇団(男女混成の)の結成を考えたら良かったのに・・・と思うのは今日の「劇団四季」等の隆盛を見ている現代人からの後知恵でしょうか・・・・。

 四期25人の男性団員(研究生)たちの中にはずっと俳優を続けている者もいれば、さまざまな職業に転進した者もいるそうですが、私も名前を知っている人は西野バレエ団(由美かおるが所属していたことで有名)の西野皓三氏だけでした。おどろいたのは、音楽学校にも1度だけ男子も対象にした入学試験があったと言うことです。これはトリビアでしたね。結局合格者は0人で、学則も再度変更されて、もう男子の入学試験はなくなったそうですが。

 舞台化作品には葛山信吾、吉野圭吾、柳家花緑(敬称略)らが出演予定。東京の他は名古屋・兵庫で公演予定だそうです。舞台はもちろん、ぜひ映画やドラマでも観てみたいです。

男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀 Book 男たちの宝塚―夢を追った研究生の半世紀

著者:辻 則彦
販売元:神戸新聞総合出版センター
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月15日 (水)

『エラいところに嫁いでしまった!』

一昨日から昨日、読んでいた本が重苦しい内容だったので、おもいきりバカバカしそうな本を読んでみました。

『エラいところに嫁いでしまった!』  槇村君子著

 表紙のイラストから挿絵から笑える本書。フリーライターの著者が学生時代からの腐れ縁的彼氏とフツーに結婚するつもりだったのが大誤算。彼の家が田舎の旧家で医者、婚約・結婚式・正月の帰省・お盆とカルチャーショックの連続・・・という様子を、自分自身の世間知らず(結婚式に300人招待しようとするなど)も含めて露悪的に面白おかしく描いている。でっかいブリをブリ雑煮にするくだりなんて気の毒やらおかしいやら・・・。

 でも、既婚女性なら多かれ少なかれ同じようなこと(無理やり夫の実家のしきたりにあわさせられること)を経験しているのではないでしょうか?それまでの生育暦が異なる二人が夫婦になるのだから、譲り合ったり、学びあったりしながら新たな家風を作っていけばいいと思うのに、いまだに「嫁にもらった」「婚家に入った」意識が抜けない人たちが多いのはなぜなんでしょう?そもそも今の結婚適齢世代の親世代だって、現行の憲法・民法の下で生まれたか、育ったかしている世代だと思うのですが。私の場合は、いつの間にか夫の家の宗教の信者になっているのがとても嫌なんです。もちろん、儀礼的なこと、冠婚葬祭などをきちんと家族の一員としてやるのがイヤなわけではありません。でも心の中にまで踏み込まれるのはいや。それに、夫は私と結婚したからと言って私の実家の宗教にあわさないといけないことも無ければ、葬祭は別として、盆彼岸などにお参りをしてくれるわけでもありません。不公平でしょう?

 だから、この本での著者のハチャメチャな嫁ぶりに快哉を叫ぶとともに、もっと改革をしなさいよ~、もっと自己主張しなさいよ~、帰省したくないならそれを貫きなさいよ~、著者夫磯次郎はもっと彼女に合わせなさいよ~、と自分には出来ないことをあおりたくなってしまうのです。

エラいところに嫁いでしまった! Book エラいところに嫁いでしまった!

著者:槇村 君子
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月14日 (火)

『心にナイフをしのばせて』

『心にナイフをしのばせて』 奥野修司著  ベストセラーになったのは、ショッキングな帯ゆえか?題名のつけ方のうまさか?と思っていたらTVでも紹介されたんですってね。 とにかく衝撃的な内容の本でした。どう評価していいのかわかりません。息子を、兄を殺された家族に感情移入てしまって泣いてしまうに違いない(涙もろいし感情の起伏が激しいので)・・・と思いつつも読んだのですが、あまりにもショッキングで泣けませんでした。ノンフィクションだと思うこともしんどい。被害者家族の苦しみは想像を絶するものでした。でもこの本での描き方の是非がよくわからない。混乱してます、私。いずれにせよ、犯罪被害者救済・支援の制度や社会的コンセンサスの向上を図っていく必要は強く感じました。現在は、往時に比べれば多少マシにはなっているそうですが。

心にナイフをしのばせて Book 心にナイフをしのばせて

著者:奥野 修司
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月12日 (日)

「本の雑誌」12月号・『桂枝雀爆笑コレクションⅠ』 ほか

 「本の雑誌」2006年12月号が届いたので、早速読んだ。今号の特集は「空想雑誌大会」。「こんな雑誌があったらいいな~」という思いを、いつものように編集サイドの数名(いつも思うけど座談会に出ている人は誰なんだろ)の座談会と、読者投稿で構成。笑える企画が満載で楽しい特集した。ほとんどの企画は実現しにくそうでしたが、お父さんのための育児雑誌・・・という企画は、よさそう。とはいえ、月刊で毎号買うお父さんはたいしていないだろうと思われるので、普通の育児雑誌の夏と冬の増刊号か別冊にしてあげたらどうでしょう?ベネッセなどの担当者が「本の雑誌」を読んでいるといいんですけどね。 今号も面白そうな本がいっぱい紹介されていて、読みたいのに時間が足りない・・・という欲求不満ないしは他のすべきこと・やりたいこととのジレンマが高じてきました。三橋暁氏が☆4つで推す毒杯の囀(サエス゛)り も、歴史ミステリの好きな私としては、あの「修道士カドフェル」シリーズに連なるものだと思って、発売後すぐ買ったのに未読(T_T)。  特に読みたいと思ったのは、北上次郎氏勧める完璧な赤―「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語15歳の夏―ハートランド物語〈1〉 わたしたちの家―ハートランド物語〈2〉  石堂藍氏勧める星々の生まれるところ でした。いつになったら読めるでしょう? 自分の読んだ本や、観た映画・演劇等の感想を書き残しておきたくて始めたブログですが、これも読書や睡眠のための時間を侵蝕しているので、「う~む」「う~む」です。

本の雑誌 282号 (282) Book 本の雑誌 282号 (282)

販売元:本の雑誌社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「本の雑誌」のことを書いていて思い出したのですが、昨日紹介した『漱石の孫 』の163ページに載っている、あるイベントで「漱石の食べていたのはどんなジャムだったのか?」という主旨の質問をされたというエピソードについて。どこかで聞いた話だなぁ、と思っていたのですが、きょう「本の雑誌」を読んでいてわかりました(思い出しました)。「本の雑誌 (2006-9) 」2006年9月号の冒頭に紹介された本『漱石、ジャムを舐める』河内一郎著のことです。紹介文によると、漱石(あるいは『吾輩は猫である』 の苦沙弥先生)が好んで舐めていたのはいったいどんなジャムだったのかを調査するなど漱石の生きた時代と食文化研究の本らしい。 夏目房之介氏に件の質問をした人物は、もしやこの河内一郎氏だったのでは?

『桂枝雀爆笑コレクションⅠ』  桂枝雀著 小佐田定雄監修・解題

 枝雀さんの落語、TVやカセット(CD)では散々聴きましたが、生の落語会に行く機会が無いままに黄泉の人となってしまわれました・・・。残念です。でも本で読んでも、あの口ぶり、身振り、お顔・・・と様子が想像できて十二分に面白いです。お風呂で読みながら声を出して笑って、変なお母さんになってしまいました。でもーゆ~っくり温まってリラックスできましたよ。続編も買おうと思っていま~す。

上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈1〉スビバセンね Book 上方落語 桂枝雀爆笑コレクション〈1〉スビバセンね

著者:桂 枝雀
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月11日 (土)

『漱石の孫』『窓際OLトホホな朝ウフフの夜』ほか

今週読んだ本+αです。偶然ですが、大文学者の孫が書いたエッセイを2冊読みました。

『漱石の孫』 夏目房之介著 夏目漱石の長男の子である房之介氏のが、TVの企画でロンドンへ漱石の足跡(下宿先など)を訪ねる。彼の地を経巡りながら、イギリスを嫌った祖父・漱石を思い、長く欧州に遊学した父・純一を思い、「漱石の孫」と呼ばれることを嫌った幼い日・若き日の自分を思う。漫画家を志すうえでの父のような存在手塚治虫を偲び、自らの仕事を語る。この内省的な文章はまさしく「漱石の孫」。 ・・・それにしても私がちょっとショックだったのは、大英図書館に漱石の本が無かったこと・・・世界では漱石は無名の作家だったとは! 漱石が1000円札の肖像になった時、家族というか遺族になんら許可のお伺いも、連絡すらも無かったとの記述にもびっくり。また、巻頭口絵は有名な、右手にこめかみを当てるように首をかしげたポーズの写真だが、このとき漱石は数えの46歳。何となく50台ぐらいの写真に思っていたのに・・・、よく考えれば漱石の享年は49歳なので50台の漱石のはずは無いのだが・・・。明治の男性は渋すぎるほど渋い!

漱石の孫 Book 漱石の孫

著者:夏目 房之介
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「漱石の孫」と呼ばれることに忸怩たる思いを持っている、房之介氏とは、全く違ったスタンスで父を語っているのが

『窓際OLトホホな朝ウフフの夜』 斎藤由香著 だ。祖父は精神科医にして大歌人の斎藤茂吉、父は元精神科医にして芥川賞作家、ユーモア小説・ユーモアエッセイでおなじみのどくとるマンボウこと北杜夫・・・しかも祖父・父とも精神状態に難あり。さらには伯父まで(斎藤茂太)まで医師を本業としながらも何冊も本を出している・・・という家族構成。でも彼女の文章は、題名からもわかるようにとても明るい。OLとして勤める会社(サントリー)ネタだど、本人が何度も本文中に書いている通り、「筆禍事件」として社内で問題にならないのが不思議なぐらい。あまり固いことを言わずに、会社の上司をおちょくるようなコラムを容認していたことで、読者によるサントリーの企業好感度は大幅にアップ間違いないと思われる。商品も彼女のおかげでずいぶんと宣伝効果があったはずだ。父の北杜夫に対してもけっこうキツイことを。いや、おもしろい。阿川佐和子・壇ふみなどエキセントリックな作家の娘は、ものすごく面白いエッセイを書いているが、同じ系統なのかしら・・・。と思いながら読み進むと、一人っ子であると書いてあるではないか? たしか北杜夫氏はずいぶん前に『孫ニモ負ケズ』というエッセイを書いていたはず。とすると? 私はこのエッセイの書き手を独身の若い女性と脳内設定して読んでいたのだが、実はすでにお母さんであって、しかも仕事を続けていたのか・・・。すばらしい。

窓際OL トホホな朝ウフフの夜 Book 窓際OL トホホな朝ウフフの夜

著者:斎藤 由香
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 今年は、夏目漱石の『坊ちゃん』発表後100年という記念の年であるせいか、漱石関係の出版物が多いような気がします。私も何冊か買って積読状態。今回の『漱石の孫』と夏に読んだ『うらなり』しか読み終えていません。

 『うらなり』小林信彦著 は、題名から推察できる通り、『坊ちゃん』の続編のようなものとして書かれた本。うらなりと山嵐が30年後に東京で出会う。うらなりは当時を思い起こすが、「坊ちゃん」と呼ばれた男の行動はうらなりにとっては不可思議で迷惑なものだった・・・。という『坊ちゃん』の話をうらなりの側から読み返してみると言う形を取った小説。読みやすく、面白かったので、読後時間がたってしまった本ですがあえてここで紹介。

うらなり Book うらなり

著者:小林 信彦
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『時をかけた少女たち』 かやまゆみ著

 巴御前、静御前、信長の妻・濃姫、お市の方などなど歴史小説などでもおなじみの女性たちの恋と結婚をあっさ~りと短編で描いたコミックシリーズ。歴史物の好きな私には食い足りないと思いつつも、でもやっぱり歴史物が好きなだけに面白く読める・・・かな?歴史物なのに本文中に外来語が(プロポーズ、とか)混じるのを、少女漫画ゆえのご愛嬌(^_^;)ととるか、ダメだ(ノ∀`;)っと思うべきか迷うところ。でもこどもたちにざっと時代に親しんでもらうにはいいかもしれない。総合的に考えて他の作品(だんだん時代が下ってくる、いまは幕末・新撰組の本が最新刊)も読もう、読みたいと思える本。(でも新刊を待ち侘びるというほどじゃない、ファンの人ゴメン)

時をかけた少女たち (平安~鎌倉編) Book 時をかけた少女たち (平安~鎌倉編)

著者:かやま ゆみ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

時をかけた少女たち (戦国(室町)編) Book 時をかけた少女たち (戦国(室町)編)

著者:かやま ゆみ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 8日 (水)

『図書館内乱』

 遅ればせながら、 『図書館内乱』 有川浩著 読みました。 面白かった~!! 雑誌「フォーカス」による少年事件実名報道事件も扱われているし。(日本図書館協会の見解は、ついこの前、もう少し踏み込んだものが出されたけどね) 読書好き・図書館好き・本に関する関係者にはたまらない面白さ。 それにしてもこの本、意外なほど話題になって売れましたね。マスコミでも色々紹介されたようで・・・。TVのランキングで紹介されて『図書館戦争』の続編が出たことを知ったんだけど、その後甲斐に言ったら、もう田舎のチッチャな本屋さんでは注文しても手に入らなくなっていて・・読むのが遅れました。どんなに待ちかねたか。(なじみの書店に頼んだ以上、大きな本屋さんで見かけたからって買うわけに行かないし) 最初『図書館戦争』が「本の雑誌」誌で話題になったときには、私自身興味はあるけど戦闘肯定系の小説は性に合わないと思って、興味はあるものの買うのを躊躇していたぐらい。でもやっぱり司書資格保持者としては「図書館の自由に関する宣言」をモチーフにした小説とあっては無視できない・・・なんて消極的な理由で買ったのだし・・・。ところが図書館戦争 を読み始めると、驚くほど面白いではないか。ライトのベルの類だと思われるのに、今回は民主主義とはどういうものか・・・なんて深遠なところまで考えさせられる話題満載でした。主人公・郁のルームメート・柴崎の今後の行動(活躍ぶり)がとっても気になる終わり方でした。

図書館内乱 Book 図書館内乱

著者:有川 浩
販売元:メディアワークス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月 7日 (火)

大好き!「マンマ・ミーア」

 大阪四季劇場へ「マンマ・ミーア」を観にいってきました。5回目です。5回目にして始めて平日夜公演でした。席がかなり空いていて、売店も空いてるし、タヴェルナの写真を撮るような人もいないしちょっとびっくりです。アンコールも客席照明が付いてからも熱心に拍手~って人がいなくて、ちょっとさびしい。前回も平日公演だったけど、昼で夏休み中だったから土・日の公演との差は特に感じなかったのだけれど(アンコールがあっさり目だったかもしれないけど、夏の特別アンコール期間中だったしさほど気にならなかった)。

 他にも初めてのことがいくつか ◎初めてサムが渡辺さんじゃなかったこと。今日のサムは荒川さんでした。荒川さんの歌声はSWEETですてきでした。もっとダンスシーン観たかったです。夏の特別アンコールのような男性バージョン「ダンシング・クイーン」をして欲しかったなぁ。あれは荒川さんのほうが似合ったと思う。 パパ候補の中では明戸さんのハリーだけ、他の人で観たことありません。もちろん、明戸さんのハリーは歌がとってもお上手で、役柄にぴったりですけど、ちょっとだけ他の人のハリーも観てみたいなぁって思わないでもないです。 ◎初めてエディが丹下博喜さんじゃなかったこと。他のお友だちやアンサンブルは度々違う方がたが演じておられてもあまり気にならなかったのですが、エディはず~っと丹下さんだったので、きょうはエディがいないようなすこし寂しい気がしてしまいました。

 若いカップルソフィとスカイは宮崎しょうこさんと玉城任さん。8月に観たときとと同じ2人でしたが、私の中の印象はずいぶん変わりました。前はなにかぎこちなく思えたのですが、今回はばっちり。素人の批評なので却って失礼かもしれませんが、「らしく」なられたと思います。

四季版のCD出して欲しいですぅ~。何で出ないのかな?版権の問題でしょうが・・・。もし出るのなら完全ライブ版で出して欲しいです。(でもでも、そのときのキャストは・・・私の思うベストバージョンでお願いしたいし・・・。)

↓英語版ももちろんいいんですけどね。やっぱり慣れ親しんでいるものの方が・・・。

マンマ・ミーア! Music マンマ・ミーア!

アーティスト:オリジナル・ロンドン・キャスト
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2002/11/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

アバ・ゴールド〈スペシャル・エディション・ベスト・オブ〉 Music アバ・ゴールド〈スペシャル・エディション・ベスト・オブ〉

アーティスト:アバ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2004/01/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ABBAは青春時代に聴いた曲なので・・・。本人たちが歌っているバージョンも聴きたくって買った一枚です。(2枚組みだけど)。ミュージカル「マンマ・ミーア」に使われている曲は全て入っているので、1枚(一組)買うならこのCDですよ。

 とりあえず、10月12日から続いた、私の「芸術の秋、幸せ観劇月間」はこれにて終了。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年11月 6日 (月)

『もしも願いがかなうなら』ほか

 土、日に読んだ本と観たDVDです。

『もしも願いがかなうなら』アン・マキャフリー著 SFの名著『歌う船』の作者による、とてもかわいいファンタジー。小さな村の領主夫人には不思議な力があって、水晶の助けを借りながら、村人たちの相談役になっています。問題が起こるたび「わたしに何ができるか考えてみましょう」と言って、本当に心優しく、たくみに解決してゆきます。その能力は主人公のティルザにも受け継がれています。(このあたり、微妙にフェミニズムがかってますね) ある日突然、隣国に攻め込まれて・・・・。明るい結末に意外な楽しみが待っています。 同じ東京創元社(創元推理文庫)から、最近同傾向のファンタジーを出している著者ですが、他の2作もオススメです。掌編といってもいいぐらいの長さですからすぐ読めます。天より授かりしもの  だれも猫には気づかない  。これらがお気に召したら 歌う船  のシリーズもどうぞ。

もしも願いがかなうなら Book もしも願いがかなうなら

著者:アン・マキャフリー
販売元:東京創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『その日仙境に龍はおちて』 白井恵理子著   一時 『三国志』に夫婦ではまったときがありました。それから十数年、子どもたちも横山光輝版『三国志』全60巻を読み終えたころ(2~3年前)、『GOGO!玄徳くん!! 』 という三国志ネタのギャグマンガを見つけてしまいシリーズをそろえてしまいました。この作家さんはギャグ漫画家だと思っていたのに、本屋さんの新刊コーナーで見つけましたよ、ストーリーマンガを。中国ネタマンガのお好きな方、三国志・史記関連の物語や前漢が舞台のものなどの短編集です。この手の本が面白いとなると、私もオタクかも・・・。

その日仙境に竜はおちて Book その日仙境に竜はおちて

著者:白井 恵理子
販売元:ホーム社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ドラムライン 本屋さんのついでに寄ったCD店で、ワゴンセールしていたからというだけの理由で買ってみたDVDです。ロードショー公開時の記憶が(評判とか)全く無いのですが、期待を大きく上回る作品でした。 大学マーチングバンドの新入生天才ドラマーの話なのですが、まず、マーチングバンドの演奏とチアダンスが楽しめる。そしてストーリーも私好みの成長物語で感動。主人公も最初主人公を嫌っている先輩(ライバル役)もちゃんと精神的に成長した姿を見せてくれるんですよ。子どもも若者も私のような親世代もみんなが楽しめると思います。 吹奏楽部員はみんなで鑑賞すべしッて感じ~~。

ドラムライン DVD ドラムライン

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/08/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ファントム」CD

 土曜日に花組の公演に行ったついでに、春野寿美礼さん主演の(今夏上演の花組バージョンの)「ファントム」CDを買ったので、今週の通勤の友は「ファントム」です。眉目麗しいばかりでなく、歌もダンスも演技もサイコー!と、春野さんと桜乃さんの姿を思い起こしながら安全運転を心がけていたのですが、うっかりネズミ捕りに引っ掛かるところでした。あぶないあぶない・・・。でもCDのおかげでなかなか開かない踏み切りも、渋滞もイライラなしです(*^。^*) CDを聴いていたら、やっぱりDVDも欲しくなったので、家で「おかあさんは、サンタさんに『ファントム』のDVDを頼もうかなぁ(^^♪」と言うと、子どもたちが「じゃぁわたしは『パイレーツ・オブ・カリビアン2』のDVD」「じゃぁ、私は『フェルゼンとアントワネット編のDVD」(オスカル編DVDと両方のCDは持っているのです)、「じゃぁ、『王家に捧ぐ歌』も・・・」。おいおい、そんなにサンタさんは金持ちじゃないと思うケド(T_T)。

  職場の同僚で連休中に宙組公演「維新回天 竜馬伝!」を観にいった人がいました。懸賞で当たったんですって。ご夫婦ペアで。彼は春にも「ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編」をやはり懸賞で当てて観にいったと言ってましたよ~。ラッキーなひともいるもんですねぇ(゚◇゚)イイナ~。うらやましい。で、感想を聞いたら、「やっぱり赤毛モンの方がいい・・」とのことでした。よほど「ベルサイユのばら」に感銘を受けたらしいです。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 5日 (日)

「うたかたの恋」

 昨日、子ども二人を連れて梅田芸術劇場にて宝塚歌劇花組全国ツアー公演「うたかたの恋 エンター・ザ・レビュー」を観てきました。職場の先輩とそのおかあさん&ご親戚とも並んで観劇しました。 春野寿美礼さんが美しくも凛々しく、悲劇の皇太子ルドルフを演じておられ、「ファントム」に引き続き今回もすっかり魅入られてしまいました。あいにくと座席が後の方だったので春野さんの美しいお姿が、オペラグラスを通しても小さくしか観られなかったのが残念でしたが、どきどきするほど魅力的な低音の台詞と、声量たっぷりの歌声を堪能しました。劇中劇で春野さんが「ハムレット」の有名なシーンを演じられたときなどため息をつくばかりのカッコよさ。Coolでした。物語も、そしてほかの出演の皆様ももちろんいうことなしです。しかし、物語に酔いしれながらも、私が一番感動したシーンが母エリザベートのことば=母エリザベートがルドルフの私室を訪れて、マリー(桜乃彩音さん)を見つけた時、密会をとがめるのではなく、エリザベート自身が宮廷から旅へ逃げていて、母としてルドルフの理解者でいられなかったことを語り、マリーにルドルフのことをよろしく頼むシーンだったことに気づき、私はもはや“純愛”よりも“母もの”路線になって久しいことにちょっぴりさびしくなりました。 (この先文字色を変えます。未見でネタばれはダメと思われる方は読まないで。) 心中シーンの前にルドルフとマリーがかくれんぼなど無邪気な遊びを続け、次は何して遊ぼうかということになったとき、ルドルフが「怪人ごっこ」と言ってオペラ座に住むファントムがクリスティーヌをつかまえるというシーンを2人で演じようと提案して、マリーに悲鳴を上げさせるのですが・・・もちろん会場オオウケ。休憩時にはあちこちで、この夏春野さんたちが「ファントム」を演じたことを同行者に説明する声がきかれました。

うたかたの恋/エンター・ザ・レビュー(DVD)  レビューの方は色々な音楽色々なシーンが楽しめて、ダンスを習っている子どもたちは大喜び。私も楽しいには楽しいのですが、物語としての一貫性が無いステージはどちらかというと苦手。レビューのときは、特に歌がなくて、ダンスばかり続くとき、少し退屈が忍び寄ることもあります。ですから、宝塚の演目の中でも、第2幕もストーリーが続く大作の「ベルサイユのばら」や「ファントム」のようにレビューシーンが短いものの方が好きです。ごめんなさい。   今回のレビューはちょっとびっくりシーンがありました。それは(この先文字色を変えます。未見でネタばれはダメと思われる方、どんなことでも春野さんの悪口・・・は書いてないつもりだけど・・・のようなものは見たくない方は読まないで。) 春野さんが女装、じゃなくてドレス姿で歌われるのです。公演プログラムには「エトワール」としか書いてありません(第二場)。美人であることには間違いないのですが、前日にDVDで「ビクター/ビクトリア」 を観たせいか、どうも女装した男性(を装った女性、つまりあのミュージカルのビクトリア)に見えて仕方がありませんでした。ごめんなさい。でも、春野さん主演の「ビクタ/ビクトリア」を観てみたい!ジュリー・アンドリュースに十分張り合える!と心底思いました。 その女装姿(?)の春野さんが歌いながら客席に降りていき、1階席では笑いが巻き起こっていたのですが、われわれの席からは全く見えず、なにがそんなにウケているのか気になって仕方がありませんでした。

 アンコールは、大劇場の大階段ではないのですこしちいさな階段でしたので、羽飾りがいつもにまして大きく感じました。帰りに職場の先輩のお母様から「夢のような舞台を観せていただいてありがとう」と、(チケットの手配をしただけだけど)言って頂きました。こちらこそこんな後ろの席しか取れなくてすみません・・・とお返事しました。宝塚はやはり夢の舞台。うちの母も本当は連れて来たいのだけど、腰と足が悪くて辛いって言うんですよ・・・。DVDを買ってみせてあげようかな・・・。

うたかたの恋/エンター・ザ・レビュー うたかたの恋/エンター・ザ・レビュー

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年11月 4日 (土)

『葉桜慕情』『暴れん坊本屋さん』ほか

 この数日の間に読み終えた本です。

『葉桜慕情 口中医桂助事件帖』和田はつ子著  時代小説です。長崎で学んだ蘭方の口中医(歯科医)藤屋桂助が、幼馴染の飾り職人・鋼次ややはり幼馴染の医師の娘・志保とともに事件の謎を解く・・・シリーズの4作目です。最初、宮部みゆきの時代小説のような人情ミステリのように思っていたのですが、実は背後に幕府の屋台骨を揺るがす大きな秘密や、大掛かりな悪事が潜んでいるのが、次々とわかってきて、大変に面白いです。江戸時代には、痛む歯を抜くという大道芸のようなものがあったぐらいですから、めずらしい「口中医」が主人公というところに興味を惹かれて読み始めたのですが、江戸時代の歯科事情もわかるというおまけ付きの面白さです。この作家さんの著書で最初に良いなぁと思ったのは 『藩医 宮坂涼庵 』という、実在の江戸時代の医師建部清庵をモデルにした時代小説です。『葉桜慕情』にも、同じく東北地方の飢饉の際に民たちを救う食べ物の普及を目指す人が出てきます。

口中医桂助事件帖 葉桜慕情 Book 口中医桂助事件帖 葉桜慕情

著者:和田 はつ子
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『ま・く・ら』 柳家小三治著  もちろん、話芸は目で読むよりも耳で聞いたほうが(しかも、CDよりもちゃんと所作も目に入る方が)良いに決まっておりますが、なかなか落語会にもいけない身でありますれば(ここ数年は年に一度がやっとです。でも逆にいえば、年に一度は生で落語を楽しんでおります)、落語本を読むのも楽しみの一つです。この本は、柳家小三治さんの落語会での「まくら」ばかりを集めた本。「まくら」だけでも十分新作落語として通るほど面白いように思えるのですが・・・。私は残念ながら柳家小三治師匠の落語はTVでしか知りません。が、毎回まくらがこんなに長いとすると、独演会の会場は(会場職員の方々が)大変なのではないでしょうか?とっくにお客さんにお帰り願わねばならない時間なのに、まだまくら・・・、なんてことがあるのでは?と心配になってしまいます。私は、これをお風呂本(お風呂に浸かっている間に読む本)として、数日間ニヤニヤしながらお風呂で暖まって、楽しんで読みました。

ま・く・ら Book ま・く・ら

著者:柳家 小三治
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 『暴れん坊本屋さん 3』 久世番子著  著者は本屋さんで長くアルバイトをしている少女漫画家さん。本が好きな方は必読の本屋さん内幕・本音コミックです。「本の雑誌」で特集されたり、読者から寄せられる本屋さん事情、本屋さんの嘆き、あるいは図書館員の本音と通ずるものがあります。 昨秋発売の 暴れん坊本屋さん (1)  が新聞書評などで紹介されているのを見、また活字中毒仲間からの推薦もあって読み始め、親子で楽しんでいます。カバー(ブックジャケット)下の表紙や、カバー裏に漫画が載っているのは3巻目の最終巻にして始めて知りました。

暴れん坊本屋さん(3) Book 暴れん坊本屋さん(3)

著者:久世 番子
販売元:新書館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『マンガ名作オペラ1、2 ニーベルングの指環 上、下』里中満智子著 中公文庫コミック版

ずっと読みたかった『マンガ名作オペラ』のシリーズが文庫化され始めたので早速買いました。漫画で紹介されたストーリーはもちろん、オペラCDの紹介などの記事も充実していて楽しめました。3巻以降も楽しみです。

ニーベルングの指環〈上〉序夜・ラインの黄金、第一夜・ワルキューレ Book ニーベルングの指環〈上〉序夜・ラインの黄金、第一夜・ワルキューレ

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ニーベルングの指環〈下〉第二夜・ジークフリート、第三夜・神々の黄昏 Book ニーベルングの指環〈下〉第二夜・ジークフリート、第三夜・神々の黄昏

著者:里中 満智子
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 3日 (金)

「ビクター/ビクトリア」

 今日は祝日でお休み。仕事が滞っていることを考えると、スナオに喜べないのが悲しいサガですが・・・。昼下がりはおやつを食べ食べこどもとDVD鑑賞しました。ジュリー・アンドリュース主演の(映画版の)「ビクター/ビクトリア」。5オクターブも出るジュリーの魅力満開のコメディです。ミュージカル映画といっても、街路で突然歌いだすなんてシーンは皆無、クラブのショーやオーディションなど歌うべき場所で歌うシーンがあるだけ・・・音楽映画といった方が通りがよいですよね。こどもと二人、ジュリー扮するところの、ショービズの成功者になるため女装するゲイもふりをする女性のショーに惹きこまれ、おかしな設定ゆえの騒動にたっぷり笑いました。

ビクター/ビクトリア DVD ビクター/ビクトリア

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2002/05/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↓こちらは、ブロードウェー版の映像だそうです。観たい!が、フトコロが・・・。

ヴィクター/ヴィクトリア DVD ヴィクター/ヴィクトリア

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2005/03/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「クレイジー・フォー・ユー」の楽譜

 Amazonで注文した「クレイジー・フォー・ユー」の楽譜が届きました。日本語版は発売されていないので、洋書、英語です。早速歌ってみました。もはや英語は「昔とった杵柄」などとはいえないぐらい錆付いていますが、まあぼちぼち歌えないほど、難しい言葉、早い曲でもないのでゆっくりぼちぼち楽しみました。ミュージカルに限らず、歌詞を上手に翻訳できる人ってすばらしい。 「クレイジー・フォー・ユー」は和田誠さんですから、韻もたのしく歌詞を作っておられるのが、英語と比較することでなおいっそうよくわかりますね。たとえば、「I got rhythm」で ♪I got rhythm♪を「このリズム♪」と訳すのは普通に思いつくことが出来るかもしれませんが、「この恋♪」と訳されているのは ♪I got my man♪とは、お見事としか言いようがないとおもいました。他の歌詞も他の曲の歌詞も流石は和田誠さんやなぁ・・・と感心することしきり。(*'-')//”パチパチ☆ 劇団四季版CDと比較しながら楽しみたいと思います。

 残念なのはわたしがピアノを弾けないこと(^^ゞ 右手だけでポツポツ弾くぐらいしか出来ません。 こどもたちには小さいころから習わしたので、大きい子達は時々お気に入りの曲を弾いて楽しんでいます。「The Phantom Of The Opera」(曲名)とか「Beauty and the Beast」 (曲名)とか・・・。 

Crazy for You: Complete Vocal Selections Book Crazy for You: Complete Vocal Selections

著者:George Gershwin,Ira Gershwin
販売元:Warner Bros Pubns
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この楽譜$18.95 の定価が付いております。京都劇場で売っているものと同じものかどうかはわかりませんが、もし同じものだとすると、京都劇場の価格設定は高いように思えますねぇ。1$=200円ほどの計算になりますか?洋書を扱うルートのある本屋さんではないからしかたがないのですかねぇ・・・。

 あしたは「うたかたの恋」(宝塚歌劇団花組全国公演)を観にいく予定です。エリザベートの子どものお話ですよね。古~い洋画にあったんじゃなかったでしたっけ?親から話を聞いたような・・・。・・・今調べてみたら、2回映画化されていますね、1935年と1969年。親が観たのは1935年のシャルル・ボワイエ主演のものが第2次世界大戦後公開されたときのでしょう。小説が元のようですが今では絶版のようでなんでもすぐに原作を読みたくなる性質の私にとっては、残念なことです。映画もDVDなどで販売はされていないようですね。リスト作曲のバレエにもなっているようです。原題は『Mayerling』。 春野寿美礼さんがどんなに美しいルドルフ皇太子を演じられるかと思うと、もうワクワクです。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月 1日 (水)

架空請求

 「民事訴訟裁判強制執行最終通達書」っていうハガキが送られてきました。なんじゃそれは~と思うような標題ですが(本文も意味が通じなかった)、ネット上でも山ほど話題になっている、架空請求です。文面に泡を食って、うっかり連絡先に電話をしたりするとドツボを踏むことになると言うあれです。世慣れない若者ならびっくりするかもしれませんが、関西のオバチャンにこんな手が通用すると思てんのかあ~~~!!!ッて一喝してやりたいようなシロモノ。 ハガキにある「裁判取り下げ期日」なるものは11月1日。電話受付時間は9:00~18:00。はがきが着いたのが今日、11月1日(消印は10/30)。帰宅してハガキを見たのが19時30分頃。うちじゃ、18時までに帰宅する者はいないも同然。ネコだけなんだよ。 ハガキ見た時点で期限切れだし。現代人の行動パターンもわかってないねぇ、この業者。 

 子どもといっしょにこの架空請求を調べ、ネット上の情報と全く同じ文面、同じ印刷であることにオオウケ。遅く帰ってきた夫が文面の意味がつかめないとマジメに首をひねるのでまたウケてしまいました。

 この前、回覧板でも「架空請求にご用心」というのが回って来ました。残念ながら通り一遍の注意で終わっていたので、こういう回覧板をまわすときには、たとえば、もし起訴されたら、こんな安っぽいハガキじゃなくて裁判所から特別の通達が本人手渡しで来るとか、「総合消費者民法特例法」なんて法律がないとか、悪質業者の名前などと言う情報ものせてほしいなぁ、と思いました。ネットではすぐに情報が得られるけど、IT環境にない人もいますからね。

 自分に送られてきた悪質メールに対し、その業者を「恐喝」で訴えて勝利した弁護士さんの記事をどこかで読みましたが、このようなハガキに対してもそういう措置は取れないものでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

劇団四季「ジョン万次郎の夢」

 劇団四季の「ジョン万次郎の夢」を観にいきました。もともと私は漂流物語(実話であれフィクションであれ)がとても好きで、結構愛読しています。ですから、このミュージカルもファミリーミュージカルとはいえ、大いに期待して観にいきました。そして観終わった感想は・・・。期待以上!!! テーマもよかったし、今まで観たファミリーミュージカルの中でも、ワタシ的には「ゆきんこ」に次ぐ第2位に位置づきそうです。(「ゆきんこ」は劇団四季初体験の、ファミリーミュージカル部門、不動の第1位ですから) もっとも会場の「高槻現代劇場」大ホールは観劇しづらいホールです。なにしろ前から12列目まで床がフラット。その後もあまり傾斜がありません。きっと土下座したジョン万次郎の姿が見えなかった、または見づらかった人がいっぱいだったと思います。中ホールのほうはとっても良いホールだと思いますが。

キャストの皆さんです

万次郎 石井雅登
ホイットフィールド船長/島津斉彬 吉原光夫
伝蔵親方/親藩藩主 西野 誠
重助/老中 内海雅智
寅右衛門/幕臣 高橋辰也
五右衛門/福沢諭吉 高橋卓爾
アリー(ジャーナリスト姉妹) 小佐野知香
ポリー(ジャーナリスト姉妹) 宇垣あかね
キン(瓦版屋姉妹) 関根麻帆
ギン(瓦版屋姉妹) 木村仁美
男性アンサンブル



(勝海舟は芹沢さん)
上出匡高
伊藤潤一郎
成田蔵人
藤山大祐
岸本功喜
芹沢秀明
羽根博司
横山大介
合田賢二
女性アンサンブル
   (ホイットフィールド船長夫人は新子さん?)
藤田晶子
新子夏代
山本志織
倉斗絢子
竹原久美子
西内いず美
三廻部結衣
上條奈々
松岡夏未

 とっても躍動感のあるアンサンブルで、若さも感じるしミュージカルの醍醐味をとくと味あわせてもらいました。特に、捕鯨船上のデッキブラシダンスは、「アニー」の有名なモップダンスや、(音は高くないけど)ストンプを思わす見応えでした。数えてみれば、アンサンブルの皆さんは男女合わせて18名。劇中を通じ、いろんな役を演じておられるので、もっともっとたくさんの人が出演しているように思えるから、すごいですよね。勝海舟は、TVドラマなどでは大物役者が演じることが多いので、芹沢さんのお顔がお若すぎるかのように思えたのですが、考えてみたら咸臨丸のころはまだ30代でしたね。

 吉原光夫さんは流石に声量がありますね。割と前の方で観ていたので、マイクを通さないお声も聞こえました。島津斉彬のソロはとっても難しいメロディラインと合わせ難そうな伴奏でしたが、特に最後の1音、長~く長~く息を継がず同じ声量で歌われたのには大拍手でした。 アンコールのときも吉原さんは手を四方八方に向かって振ってくださり、サービスのよい人だと思いました。これまでは「夢から醒めた夢」の暴走族役でしか拝見したことがなかったのでホイットフィールド船長のような包容力のあるいわば“大人 :たいじん”のような役があんなにしっくりくるのは失礼ながら意外でした。

 前述したように、とにかく後からでは観劇しづらいホールですから、前の方で観れてよかったのですが、最初の船出から難破までのシーンの波が前方下の一枚の水色の幕で全く隠されてしまってほとんど見えなかったのは残念でした。あれは2階席の方がよく見えたことでしょうね。

 とにかく平日、こどもは部活を休ませ、私は仕事を早退してムリして観にいったわけですが、その甲斐は十二分にありました。唯一の心残りは、ファミリーミュージカル恒例の歌唱指導がなかったことです。あ~ぁ、吉原さんにこっちを向いて歌唱指導してほしかったなぁ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年10月 | トップページ | 2006年12月 »