2019年7月15日 (月)

6月の読書

やはり、祝日がなかったりするとちっとも記事が書けませんね・・・

映画は何本か観たけど~

舞台もいくつかは観たけど~

 

とりあえず、6月に読んだ本を読書メーターからコピー

 

■あをによし、それもよし 2 (ヤングジャンプコミックス)
笑えました。山上さん、古代になじみ過ぎてる。そしてついに憶良になった(入れ替わった?)顛末も面白すぎる。憶良妻がミニマリスト&リアリスト過ぎる。長屋王の描き方が数ある歴史漫画と違い過ぎる。旅人はいつ立派な歌人に変貌を遂げるんだろうか?イメージと違い過ぎる。そして不比等は四兄弟を間違い過ぎる。とにかく楽しすぎる!
読了日:06月29日 著者:石川 ローズ
https://bookmeter.com/books/13781019

 

■図書館とゲーム―イベントから収集へ (JLA図書館実践シリーズ)
興味深い内容だった。その昔グループSNEのゲームや派生した小説が少年たちに流行ってころ=「ロードス島戦記」の初版が出ていたころ・・・1980年代後半から90年代前半かな?TRPGは現在以上に流行っていたが、それを図書館で取り入れるなんて発想はなかった。考えてみればTRPGは物語世界と親和性が高いし、ボードゲームやコミュニケーションゲームも含め図書館行事として違和感はなくなってきた。でもデジタルゲームイベントやボードゲームの貸し出しとなると、この本を読んでもなかなか発想の転換はしにくい。
読了日:06月29日 著者:井上 奈智,高倉 暁大,日向 良和
https://bookmeter.com/books/13233035

 

■弟の夫(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
旅行が楽しそうでよかった。カトやんのような生き方辛いやろな、でもきっと多数派なんじゃないかって気がする。いろいろ考えさせられる。3巻まで読んで、コミックとして(物語の内容として)もフラットな気持ちで楽しめるけど、教えられることも多いし、随所に挟まれるコラムもとても良いと思う。
読了日:06月28日 著者:田亀 源五郎
https://bookmeter.com/books/11172201

 

■弟の夫(2) (アクションコミックス(月刊アクション))
「叔父」としてまっすぐに受け止めてマイクを愛する夏菜ちゃんがすてきだし、逡巡しながらもマイクを受け入れ、弟への想いを馳せ理解を深めていく弥一さんがすてきだと思う。夏樹さんも素敵な女性なんだけど、弥一さんとの距離感がな
かなか私には理解しにくい。カズヤくんはマイクに会えて良かった。弥一の夢、誰しもわが子には幸せに(ものすごく幸せに)生きてほしいから、苦しみが深いかもしれない人生を選ぶ(というか生まれつく)と知ったら、差別する心はなくても、どうしたらよいのかドキドキオロオロしちゃうのも当然とは思う。

 

読了日:06月28日 著者:田亀 源五郎
https://bookmeter.com/books/10125060

 

■弟の夫(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
昨年のドラマがとっても良かったので、ずーっと原作を読んでみたいな・・・と思っていて、機会を得ました。実はそれ以前から友人に薦められていたのですが・・・正直なところ私にも偏見があったのですね。帯の「ゲイアートの巨匠」
という文字に、見たくないものを見せられるんじゃないかって(男女の恋愛ものもディープなのは好きじゃない方で)。でもドラマを通じてというきっかけでもこのコミックを読むことができて良かったです。お話自体はドラマとほぼ同じ
というかドラマが忠実に作られていたんだなと改めて感心しているところです。

 

読了日:06月28日 著者:田亀 源五郎
https://bookmeter.com/books/9699971

 

■南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる
南極越冬隊と言えば、ドラマの「南極大陸」とか映画の「南極調理人」とか、男ばかりの世界、調理師でも特別な経歴の人(海上保安庁にお勤めとか)というイメージしかなかったので、40代の女性が思い立って3回も試験を受けて実現させたことがまずインパクトあり。有能さと努力の結果なんだろうけど、すごいなぁ。南極での生活は淡々と描かれている。エッセイ(手記かな)のほかに、一口紹介的なコラムやレシピもあって楽しい。「南極リメイク料理術」が特に楽しい。写真がないのが残念だ。 
読了日:06月27日 著者:渡貫 淳子
https://bookmeter.com/books/13369327

 

■おまじない (単行本)
人生になんらかの屈託を持って、しんどく感じている女性たちを主人公とした8つの短編。親しい人の、昔なじみの、ふと出会った誰かのたくまずして発せられたことばに辛さがほどけていく。どれも味わい深いし、共感できるものもあれば
それほどでもないものもあるが、彼女たちがこのあとも幸せに暮らせればよいと思う。私は「孫係」が一番好きだったし実人生に応用できそうに思った。係を果たす気持ちで、役割を演じる気持ちで気持ちが楽になるといいと思う。毒づきあ
える相手がいるとなお良いがそんな共犯者(?)はなかなか見つからないなぁ。
読了日:06月26日 著者:西 加奈子
https://bookmeter.com/books/12589925

 

■「みんなの学校」から「みんなの社会」へ (岩波ブックレット)
「自分がされていやなことは人にしない。言わない。」をたった一つの約束にしてすばらしい学校運営にあたって来られた大阪市立大空小学校の元校長・木村泰子氏と教育学の専門家・尾木直樹氏の対談。映画「みんなの学校」をもとにした
対談なので、映画か木村氏の著書『「みんなの学校」が教えてくれたこと』などでその実践内容を知ったうえで読んだ方が理解しやすい。「あいさつ運動」は私自身好きじゃないと思っていたので、我が意を得たりと思う部分が多かった。「文句を意見に変える」というのは大人の社会でも生かしたい考え方だ。

 

読了日:06月25日 著者:尾木 直樹,木村 泰子
https://bookmeter.com/books/13708227

 

■(P[こ]3-12)一鬼夜行 つくも神会議 (ポプラ文庫ピュアフル)
スピンオフ短編集。いろんな妖たちのいろんな想い、なかなかおもしろかった。妖たちにも文明開化の波は押し寄せる・・・あやかしの学校「化化学校」が名前も印象もかわいい。それにしても、どうやら喜蔵と綾子は三三九度を交わしたようなのに、綾子は2階で深雪と喜蔵は1階で小春と寝ているのかぁ・・・?続刊に期待。
読了日:06月24日 著者:小松 エメル
https://bookmeter.com/books/13543012

 

■傑作はまだ
作家・加賀野、独身、50歳ぐらい。文学賞にもノミネートされるそこそこの売れっ子作家で大きな家に一人で住み、必要最小限の買い物のほかはほとんど家を出ない。両親とも近所とも没交渉。そんな彼のもとにある日25歳の青年・智が訪ねてきた。彼は、写真でしか知らない実の息子。昔成り行きで一度だけ一夜を共にした女性がシングルマザーとして育て、加賀野にとっては月々10万円の養育費を払い、領収証のように子どもの写真が送られてくるという関係でしかなかった息子だ。智の出現により加賀野の生活は劇的に変化し、やがては作風にも…
読了日:06月22日 著者:瀬尾まいこ
https://bookmeter.com/books/13503974

 

■「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)
薦められてから3年ぐらい放置していた。ワンマン校長の自慢話だったらいややなと思っていたから。読んでみると想像とは全然違って、インクルーシブ教育の感動的な実践記録だった。保護者も教職員も地域の人たちもみんなが成長できる学校。「困った子」を「困っている子」として支援するところ、号令なしで並べる、子どもたちの主体性を育める学校。全校道徳も予告なしの避難訓練も画期的だ(いま、道徳を特別な教科として推進する立場の人、検定教科書を審査する人はこの本を読むべきだ)。
読了日:06月19日 著者:木村 泰子
https://bookmeter.com/books/9855578

 

■ぬけまいる (講談社文庫)
TVドラマがおもしろかったので・・・ お蝶の背景はTVドラマの方が一般的に受け入れやすいように変えてあったんだなと思ったり、ドラマとは異なるところもあったけど原作も楽しく読めた。静岡県内あたりから桑名まで一度に歩みが進んだので、ちょっと残念かな。物語のスピード感としてはもちろんそれが正解なんだろうけど、東海道中膝栗毛みたいにいろんな宿場で騒動があるのもおもしろいのでは?と思ったりして。
読了日:06月15日 著者:朝井 まかて
https://bookmeter.com/books/9020247

 

■赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD (5) (ビッグコミックス)
今巻はエリア・カザンに焦点が当てられている。約20年前のアカデミー賞名誉賞授与時に何か支障があったことはうっすらと記憶があるが、こういう事情があったとは。カザンの中の理屈がよくわかった。思想統制の時代は怖い。スターリニズムもマッカーシズムも。無論ファシズムもどんどネスカレーとして善良なはずの人間が巻き込まれていったり球団社になってしまったり。我々は、こういう愚行が繰り返されないように歴史(に基づいた創作も含め)に学ばねば、と思う。
読了日:06月15日 著者:山本 おさむ
https://bookmeter.com/books/13686732

 

■保育の自由 (岩波新書)
子どもに最善の利益を!子どもの権利条約の観点から保育について考えたことがなかったので、新鮮に感じたが、本来はあたりまえのこと。これは保育士や親(保護者)とその予備軍、祖父母、学生など保育や教育に興味のある人は必読だと思う。今の保育政策が実際は保護者や良心的な保育者の希望に合っていないことがよくわかる。なので為政者や議員、そして選挙で彼らを選ぶ立場の人たちも皆読むべき。私自身は以前から事業所内保育所には懐疑的で(結局乳幼児がラッシュ時の移動を強いられる)、公的保育の充実を願ってきた。その意を強くした。
読了日:06月15日 著者:近藤 幹生
https://bookmeter.com/books/13365339

 

■ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (講談社文庫)
映画の楽しさをもう一度!映画では細かに描かれなかった(読み取れなかった)心情などもきちんと描かれ、小説単体で読んでも(スターウォーズファンには)楽しく読めると思う。そして、エピローグが良い(映画には描かれてないよね、このシーン)、涙が出てくる。スター・ウォーズファンは絶対読むべし!
読了日:06月08日 著者:ムア・ラファティ,SPICE(柳川価津夫・大野裕介)
https://bookmeter.com/books/13616490

 

■百姓貴族(5) (ウィングス・コミックス・デラックス)
日本学校農業クラブ全国大会の取材が特におもしろかった。朝ドラ「なつぞら」で歌われていたFFJの歌、荒川さんも合唱していたのかな・・・

 

読了日:06月05日 著者:荒川 弘
https://bookmeter.com/books/12344328

 

■百姓貴族 (4) (ウィングス・コミックス・デラックス)
荒川の父がやっぱり強すぎる!すごいなぁ。どの話も面白かったが、エッセイコミックから離れた火星人編がサイコーだった。地球人たくましすぎる。農家婚活、みんなうまくいくと良いね。

 

読了日:06月05日 著者:荒川 弘
https://bookmeter.com/books/10218284

 

■やっぱりいらない東京オリンピック (岩波ブックレット)
チケットの抽選予約フィーバーを大きく取り上げた報道を聞きつつ、臍曲がりの私が読んだのはこの本。東京五輪とオリンピックそのものについての問題点を、その昔為政者が貧しい民衆の社会的不満を慰撫というかごまかすために催したサーカスにたとえ、短期間の熱狂のために我々が失うものはなにかという視点を持って批判的に分析する。経済的な逸失や競技場の建設のため居場所・命を落とした人たち「復興」につながっていない、経済効果と喧伝されるような利益は地元自治体や住民にもたらされない等々、オリンピック開催を根本から見直したくなる

 

読了日:06月02日 著者:小笠原 博毅,山本 敦久
https://bookmeter.com/books/13533079
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2019年5月13日 (月)

ライムライト

Photo_16   もう2週間以上前になってしまいましたが、シアタードラマシティに音楽劇「ライムライト」を観に行ってきました。いわずと知れたチャップリンの名作映画を舞台化したものです。ちょうどはがき大のカレンダーを配っていただける日でラッキーでした。チャップリンが演じた老コメディアン・カルヴァロを石丸幹二さんがバレリーナのテリーを実咲凛音さんが演じておられました。実咲さんはとても美しくて見入ってしまいました・・・。眼福という感じでしょうか。内容は、うーん、もちろんストーリーは良いのですが、私はもっとアリア的な歌があるかなと思っていて、ミュージカル的なアレンジに期待していたので少し当てが外れました。石丸さんの歌をたくさん、保坂知寿さんの歌ももっと聞きたかったというのが本音です。

Photo_15ロビーには石丸さんあての花束が、関係しておられる音楽番組から届いていました。

大昔にTVで見た映画版をもう一度観たくなり検索していたら

 

 

 

 

小説版なんていうのがあるんだというのがわかり

 

 

読んでみたくなりました。でも買うにはちょっと高いかなぁ・・もう少し考えよう。

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2019年5月 2日 (木)

2019年4月の読書

読書メーターよりまとめてみました。どんなもんかな。


■ヴラド・ドラクラ 2 (ハルタコミックス)
串刺し公の本領が発揮されてきた。吸血鬼ドラキュラのモデルとされる男の実像を描いていくようだが、手に入る史料も少ないのではないかと思われる中、理にかなった展開の歴史コミックになっていてすごい。しかしこの時代のオスマンとバルカン周辺の歴史もわからず、ウィキペディアを読んでさえもすっきり理解できない私には、人物関係がややこしい。もう一度一巻から読み直さねば。ヴラド3世と言えば、わたし的には映画「ドラキュラZERO」の苦悩するルーク・エヴァンスなのだが、この本のヴラドは苦悩するも、現実の中で運命を切り開くのだろう
読了日:04月30日 著者:大窪 晶与
https://bookmeter.com/books/13446449

■噛みあわない会話と、ある過去について
生半可なホラーより怖い4短編。「ナベちゃんのヨメ」。こんなに極端じゃなくても結婚と同時に異性の友だちは切ってくる人っているね。寂しいし難儀だが幸せなら良い・・・いや、どこかで破綻しそう。「パッとしない子」無意識に人を傷つけてる?でも実際に弟がどんな目に遭ったかはわからないので先生の方に同情してしまう。「ママ・はは」これは・・・むしろちょっと怪異入っているよね。毒親は消えるのか?「早穂とゆかり」私の子ども時代はどちらかいうとゆかり寄りだけど(成功者になってないけど)ここまで言う?と。人への言葉には要注意
読了日:04月29日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/12899921

■プリニウス(8): バンチコミックス
プリニウスたちは地中海を船旅でアレクサンドリアへ。アレクサンドリア図書館の知の集積に一行は圧倒される。女学生たちもおり、プリニウスは「やがては(中略)優秀な女性か亡く社が生まれるかも知れぬな・・・」とつぶやく。ここは作者はヒュパティアを念頭に置いているのかな、と思いつつ、映画「アレクサンドリア」(2009年、レイチェル・ワイズ主演)を思い出した。ローマ編(ポッパエアニヨルティゲリウス告発とポッパエアの死、ネロの恐慌・・・)を挟みながらプリニウス等はクレタ島へ。機械仕掛けのミノタウロスが現れ・・・。
読了日:04月28日 著者:ヤマザキマリ とり・みき
https://bookmeter.com/books/13629849

■神の棘II (新潮文庫)
この本は当初は早川書房からミステリとして刊行され、大藪春彦賞の候補にもなったそうだ。たしかに、最終部分近くアルベルトの行動の謎が解き明かされて、驚かされる。しかしやはりこの力強い歴史への視点と史実に沿った描写により大きく心を揺さぶられる。ムッソリーニ失脚後のイタリアへドイツ軍が侵略したことや、終戦後のアメリカ軍収容所でのドイツ人捕虜の扱いなど、これまで私がふれた映画や小説では描かれてこなかったことなども多く、思いは様々にめぐっていく。マティアスの生き方の強さ、アルベルトの実は不器用な生き方も心に残る。良作
読了日:04月27日 著者:須賀 しのぶ
https://bookmeter.com/books/9762690

■数字であそぼ。 (1) (フラワーコミックスアルファ)
超絶記憶力がいい男子が天才と呼ばれ吉田大学理学部(見るからにモデルは京大)に入学したものの・・・。おもしろかった。数学関連の解説には今やもはや我が脳はついて行かないけど。数学は理解してやるもの・・・とはいえ、中高では暗記の要素があったことは確かだったような。京都の風景が描かれるのも楽しい。
読了日:04月22日 著者:絹田 村子
https://bookmeter.com/books/13299571

■宇宙兄弟(35) (モーニング KC)
シャロン天文台、遂に!学んで進化していくブギーがすごい!月面に遺された二人のための生還ミッションは・・・
読了日:04月22日 著者:小山 宙哉
https://bookmeter.com/books/13627852

■神の棘Ⅰ (新潮文庫)
表紙の図柄から勝手に中世が舞台かと思って読み始めたので(下巻の表紙を見たらわかるのに・・・)意外な展開だったが、ぐいぐいと引き込まれて読んだ。1936年、ミュンヘンの路上でゴロツキに絡まれていた女性を救おうとしたため強かに暴力を振るわれたマティアス。瀕死の彼を救ったのは旧友にうり二つの神父だった・・・。上巻はそこから1940年まで。後に修道士でありながらナチスへの抵抗運動にも加わるマティアスと、その旧友でナチスの将校・アルベルトの運命を描く歴史大河小説。早く続きを読まねば!
読了日:04月21日 著者:須賀 しのぶ
https://bookmeter.com/books/9762689

■白妖の娘(1) (プリンセス・コミックス)
何で4巻なのに1巻と表示されてしまってるんだろう。レビ
ュー書く気が失せるなぁ・・・。殺生石伝説の意外な結末。凶悪に見えるあやかしに勝つのは強権的な力ではなかったところがとても良かった。
読了日:04月20日 著者:木原敏江
https://bookmeter.com/books/13558435

■スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)
良かった~!上巻のレビューに書いたとおり、キャラメルボックスの舞台に感動して読み始めたので、おおよその筋を知った上で読んだのですが・・・ホンマに良い物語を読んだなぁ・・としみじみ。もちろん、舞台には小説にない良さが(そして、この長い物語をよく2時間の舞台にまとめたなぁという感慨が)あったわけですが、小説には舞台になかったことも描かれていて、あのとき、この人は、こういう気持ちだったんだ、とか、一つ一つのエピが腑に落ちて、温かい気持ちになる。観劇を経てから読んだことで、より小説への感動が広がった気がします。
読了日:04月16日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/570029

■スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
先日この小説を原作にしたキャラメルボックスの舞台を観に行った。とても良い作品だったので、原作を読みたくなった。まだ上巻しか読んでいないが、小説を舞台化するにあたって、構成しなおしたところ割愛したところなど、うまいものだなぁと改めて感動した。そして小説は、やはり舞台より詳しくて面白い。舞台で見たから下巻の展開の要はわかっているのだが、ストーリーへの興味は尽きない。トキワ荘や梁山泊のように、若きクリエーター(とその卵)たちが夢を語り、人生を語りながら共同生活する「スロウハイツ」の人間模様。

読了日:04月12日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/570026

■都の昼寝物語 2 (フラワーコミックスアルファ)
えっ?ここで「完」?何にも話のまとまりがないやんか!内幕まんががシャレにならない…京町屋暮らしのお話、続き読みたいけどな。古本でも買う前に全巻分のレビュー読むべき…やったって自分の衝動買いを反省しなあかん感じやな
読了日:04月07日 著者:秋里 和国
https://bookmeter.com/books/9589432

■かげきしょうじょ!! シーズンゼロ (花とゆめCOMICS)
集英社版の「かげきしょうじょ!」は持っているので、買うべきかどうか迷ったけど、未収録短編が読みたくて・・・。短編もおもしろかったし、元タカラジェンヌとの対談・・・企画の凰稀かなめさんも美しくて好きな俳優さんだったので(さらさの憧れのオスカル様に扮されたときもマンガに負けず劣らずの美しさだったが、銀英伝のラインハルトの美しさも目を瞠ったものだ)損をしたとまでは思わないが、正直こういう商売の仕方はうれしくない。集英社版未読の方にはお薦めです。
読了日:04月06日 著者:斉木久美子
https://bookmeter.com/books/13526523

■火のないところに煙は
(おそらく)実話を装ったフィクションだけど、日常的に誰でも怪異に襲われるかもしれないと思わせられる不気味な怪談集。帯の惹句(「未体験の恐ろしさ」)ほどは怖くない。よくミステリオムニバスで最後に伏線が回収されるように、最終章でホラー短編集として不気味さが増す(「イヤだ、巻き込まれたくない、この本を読んだことで縁を作ってしまったのでは・・・」と思わせられる)作りになっているのはおもしろかった。裏表紙の血痕のようなシミ。老眼の私は虫眼鏡が必要でした。
読了日:04月06日 著者:芦沢 央
https://bookmeter.com/books/12886726

■ある男
色々なインタビュー記事、ご発言から気になっていた作家さんの著書を初読みです。再婚し幸せに暮らしていた里枝。悲運にも夫が事故死し、絶縁状態だった夫の実家に連絡を取ってわかったことは、谷口大祐と名のっていた夫は戸籍上の「谷口大祐」とは別人だったことだ。途方に暮れた里枝は弁護士・城戸に相談する。城戸は「谷口大祐」と名のった男が本当は誰なのか詳しく調査を始めるが・・・。現代社会の様々な問題を内包しつつ、真実を探る謎解きも冴える傑作だと思った。小説のおもしろさとともに、読者はいろいろな問題意識を喚起させられる。
読了日:04月03日 著者:平野 啓一郎
https://bookmeter.com/books/13070212


▼読書メーター
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「キャプテン・マーベル」

次なる「アベンジャーズ」シリーズの前日譚として楽しみに見た。ニック・フューリーやコールソンが同じ俳優なのにちゃんと「若き日」に見えてすごいなーと思ったよ。ジュード・ロウは悪役に違いないと思って観てしまうのがどうも・・・(笑)。あまりものを考えすぎることなく気楽に見れてとても面白かったし、女性の友情が描かれているのも良いと思う

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キャラメルボックス「スロウハイツの神様」

約1カ月前になりますが、キャラメルボックスの舞台「スロウハイツの神様」を観に行ってきました。たまたま、私にこの作品の原作を熱心に薦めてくれていた人と同じ日(というより、お互いに開幕前ショート演劇が上演される日を選んだ結果だと思うが)になり、「原作読みましたか?」と聞かれて「ううん。まだ」と答えると、「いいなぁ・・・、新鮮な気持ちで楽しめて。」といわれました。彼女はこの作品が好きすぎるので原作を何度も読んだ上に、東京公演へも遠征したのだとか・・・。そんな強い推しの言葉を聞き、いやがうえにも期待度が大きくなっての観劇です。Photo_14

そして、実際観てみて、とても楽しめました。後半、オセロゲームの石が裏返っていくようにもしくは、パズルの残りが埋まっていくようにいろいろな出来事の説明がついていく様は痛快でした。なるほど、これは原作を知らない方が楽しめる話だったのかもしれません。

前述の作品ファン(辻村深月ファン)の知人とは、年齢がかなり離れているので手を取り合って感激を分かち合うのは気恥ずかしく、クールさを装って帰りましたが、心の中では少女のようにキャーキャー言いたかったです。

 

原作がとても読みたくなり、後日読みました。小説バージョンもとても面白くて、観劇に行った理由はキャラメルボックスが大阪で公演するから、だったけど、この作品が知れてよかったなと思う。そもそも『ハケンアニメ』(★★★★★)を読んでいたからチヨダ・コーキについて詳しく知りたい思いもあったし。そして、原作を読んで、さらにこの演劇の完成度やショート演劇の巧みさがすばらしさがわかって、キャラメルボックスがますます好きになった。

Photo_13

 

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2019年3月31日 (日)

グリーン・ブック

実話だそうです。アカデミー賞作品賞、助演男優賞受賞作ですね。

とても面白かったし、良い映画だったと思います。

娘たちも楽しんで感動して、そしていろんなことを考えたようです。

 

高潔なアラゴルンがあんな下品なおっさん役にもぴったりはまるとは!と驚いたけどとても良かった。重い物語をコメディタッチに描いたことが成功のもとか。本物のバレロンガ家の家族が、バレロンガ家の家族として出演していたのもリアルさが出ていたのかもしれない。脚本を書いたのが主人公の息子なので、お話が美化されている、白人に都合の良い話になっているなどの批判は当たっているのかもしれない。でも緩やかに描くことで映画がヒットしたのも事実だろう。緩やかな入口から黒人の苦難の歴史を知っていくのも良いのではないか?ドクター・シャーリーの苦しみも、その真実や、当時のアメリカの事情もこの映画だけでは理解できないだろう。でもここから理解が始まっていくのもありだろうと私は思う

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マスカレード・ホテル

めっちゃ前に観に行ったのに、書き忘れてました。

私はアイドル映画に興味がないので、観に行く予定はなかったのですが…その日は、家の床工事が入っていて、車をどかせてほしい(工事の人の車の駐車や外作業のため、家の駐車場が開いていた方が便利)と言われたので、外出することになって。

思ったよりもずっと面白かったので、今度原作やその続編を読んでみなくてはと思いました。

ホテルにはいろいろな人が出入りしますし、メインの事件のほかに、細かい事件がいろいろ起こってその一つ一つもミステリ的な謎解きが楽しめるのも良いですね。

 

 

 

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「偽義経冥界歌」

Photo_12 去る3月半ば、久しぶりに劇団新感線の公演を観に行きました。いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう」です。

頃は平安末期。奥州藤原氏を模した奥華家に匿われている遮那王牛若(早乙女友貴)。とても身勝手な若者でも貴種なので大切にされ威張っており、嫌がる娘にしつこく言い寄っていたところを奥華家次男次郎泰衡(中山優馬)らに注意され逆ギレ。奥華家の代々の先祖が木乃伊として祀られている祠まで汚そうとしたため、泰衡と決闘状態になったところを奥華家長男・玄九郎国衡(生田斗真)に討たれてしまいます。折から平氏に対して兵を挙げた頼朝に、遮那王を奉じて合力し、都への足掛かりにしようと思っていた奥華家。当主秀衡(橋本さとし)は遮那王の家来である武蔵坊弁慶(橋本じゅん)、常陸坊海尊(山内圭哉)らと謀って、賢くはないが戦の才はある国衡を遮那王の身代わりに仕立て、源九郎義経として黄瀬川へ送り込む・・・

 

休憩込みで約3時間半と長い舞台でしたが、時が過ぎるのも忘れて楽しめました。あーおもしろかった。殺陣もカッコよかったし、奥州藤原氏というのは魅力的なコンテンツだと思った。遮那王が開始早々死んでしまったので、「あれれ・・・?」と思っていたら、ちゃんと終盤出てきたし、コメディ要素もあり大満足。コメディ要素として義経が弥彦的発言をアドリブ的に入れてくるかな?と期待したが、それはなくてやや残念。Photo_11





開演前、物販で戯曲のサイン本があったけど、休憩時にはもうなくてちょっと残念だった。

 

 

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2019年3月18日 (月)

「イーハトーボの劇列車」

こまつ座の「イーハトーボの劇列車」、兵庫県立芸術文化センターで10日ほど前に観てきました。なんの予習もせずに行ったので、最初舞台に椅子が転がっているのを見たときには、教室なのか?と思い、以前「想稿・銀河鉄道の夜」を観たときの涙がよみがえってきそうでした。まさかの列車の椅子でした。

Photo 登場人物は
宮沢賢治 :松田龍平
宮沢政次郎(父)・伊藤儀一郎(刑事) :山西惇
宮沢イチ(母)・稲垣未亡人 :村岡希美
宮沢とし子(妹)・女車掌ネリ :天野はな
福地第一郎 :土屋佑壱
福地ケイ子・新藤ふさ :松岡依都美
西根山の山男 : 宇梶剛士
なめとこ山の熊討ち淵沢三十郎 :福田転球
人買いの神野仁吉・前田六郎 :中村まこと
人買いに売られた娘・編集者 :紅甘
Photo_2風の又三郎らしき少年 :小日向星一
赤い帽子の車掌 :岡部たかし
と、実在の人物と賢治の作中の人物、賢治の作中の人物から派生した人物が入り混じって出てきます。
賢治が上京した数回の車内と東京での出来事のエピソードだけで賢治のという人を綴り、最後にはなくなった近年の農民たちの述懐から日本の農業の問題(井上ひさしはコメ問題についてもたくさん発言していましたね)描く。面白くて、考えさせられて、賢治の愛読者だったころを思い出させてくれるいいお芝居でした。

ただ、3時間半の観劇の間だけでは私の理解は足りず、劇場プログラム(the座 99号)を読み、原作戯曲を読んで、やっと、舞台で描きたかったものの切れ端がつかめた感じです。ト書き部分を読まなければわからなかったところもあり、もう一度観たい(大阪公演もあるようだし)気持ちが湧いてきました。若い頃に何度も読んだ賢治の作品も随分忘れていますし、なめとこ山の熊討ちの話を思い出すのも時間がかかりました。ネタバレが嫌でなければ、これから見る方々には、一度戯曲で予習してから見るのもお薦めです。

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2019年3月17日 (日)

ファーストマン

とてもまっとうな伝記映画だった。まじめに描かれていたが、その分退屈に思えるところもあったのが残念。私がエンターテインメント性を期待しすぎた(SF映画のような)のが悪かったんだろうと思う。

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